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Section1 住 宅 リフォーム 市 場 の 概 況 1. 住 宅 リフォーム 市 場 規 模 年 住 宅 リフォーム 市 場 規 模 1 - 公 益 財 団 法 人 住 宅 リフォーム 紛 争 処 理 支 援 センター 調 べ- 公 益 財 団 法 人 住 宅 リフォーム 紛

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公益財団法人住宅リフォーム・紛争 処理支援センター調べ 1.22013年住宅リフォーム市場規 模② 25 株式会社矢野経済研究所調べ 2.既存住宅流通 2.1既存住宅流通量 26 <FRK既存住宅流通量推計による> 一般社団法人不動産流通経営協会 2.2既存住宅流通 27 <不動産流通業に関する消費者動向 調査による> 一般社団法人不動産流通経営協会 3.耐震リフォーム 3.1地方公共団体における耐震改修 促進計画の策定予定及び耐震改 修等に対する補助制度の整備状況 34 <地方公共団体における耐震改修促 進計画の策定予定及び耐震改修等 に対する補助制度の整備状況について> 国土交通省 3.2耐震診断 35 <耐震診断調査データによる> 日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 4.バリアフリーリフォーム 4.1高齢者等のための設備がある住宅 37 <平成25年住宅・土地統計調査(速 報集計)結果による> 総務省統計局 4.2サービス付き高齢者向け住宅等 の登録状況 38 <サービス付き高齢者向け住宅情 報提供システムによる> サービス付き高齢者向け住宅情報 提供システム 株式会社リクルート住まいカンパニー 5.省エネ・創エネリフォーム 5.1省エネ等の設備がある住宅 41 <平成25年住宅・土地統計調査(速 報集計)結果による> 総務省統計局 5.2ネット・ゼロ・エネルギー・ハウ ス支援事業 42 <ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 支援事業調査発表会2014による> 経済産業省資源エネルギー庁、一般 社団法人環境共創イニシアチブ 5.3再生可能エネルギーの固定価格 買取制度 44 <再生可能エネルギーの固定価格 買取制度による> 経済産業省資源エネルギー庁 5.4断熱改修による健康指標の改善 効果 46 <健康長寿エビデンス取得委員会 研究結果による> 一般財団法人ベターリビング 6.住宅リフォームに関する相談・要望 6.12013年度住宅相談の状況につ いて 47 <住宅相談統計年報2014による> 公益財団法人住宅リフォーム・紛争 処理支援センター 6.2訪問販売によるリフォーム工事 の相談 50 <消費生活相談データベースPIO-NETに寄せられた相談による> 独立行政法人国民生活センター

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住宅リフォーム市場規模(増築・改築工事費 及び設備等の修繕維持費の合計)は、2013 年で 6 兆 1,000 億円、広義のリフォーム市場規模は、 7 兆 4,900 億円である。 1.1 2013 年住宅リフォーム市場規模①  -公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター調べ- 出典:公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅リフォームの市場規模」 参照:http://www.chord.or.jp/tokei/pdf/re-shijokibo2013.pdf 図 1-1 住宅リフォームの市場規模の推移

Section1住宅リフォーム市場の概況

1.住宅リフォーム市場規模

公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、「建築着工統計年報」(国土交通省)、 「家計調査年報」(総務省)、「全国人口・世帯数・人口動態表」(総務省)等により、住宅リフォーム 市場規模(増築・改築工事費及び設備等の修繕維持費の合計)の推計を行っている。なお、広義の リフォーム市場規模とは、住宅着工統計上「新設住宅」に計上される増築・改築工事と、エアコン や家具等のリフォームに関連する耐久消費財、インテリア商品等の購入費を含めた金額を言い、推 計した市場規模には、分譲マンションの大規模修繕等、共用部分のリフォーム、賃貸住宅所有者に よる賃貸住宅のリフォーム、外構等のエクステリア工事は含まれていない。

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25 2013 年の住宅リフォーム市場規模は、前年比 12.4%増の 6 兆 9,606 億円と大幅増であった。住 宅リフォーム市場は、「10㎡超の増改築工事」・ 「10㎡以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関 連」・「家具・インテリア等」の 4 分野で構成さ れているが、「増改築に関わる費用(10㎡超 +10 ㎡以下)」は前年比 9.0%増、住宅に関する「設 備修繕・維持関連費」が同 15.7%増、「家具・イ ンテリア」が同 4.2%減となった。 2013 年からの株高、国内景況感の回復、消費 増税前の駆け込み需要等を背景に水回り設備リ フォーム等の設備修繕維持だけでなく、大規模 リフォーム等の高額リフォーム市場が活性化し たことが大幅増につながったものと考える。 1.2 2013 年住宅リフォーム市場規模② -株式会社矢野経済研究所調べ- 出典:株式会社矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査結果2014」(2014年7月22日発表) 参照:http://www.yano.co.jp/press/pdf/1271.pdf 図 1-2 住宅リフォーム市場規模推移 株式会社矢野経済研究所では、住宅リフォーム関連事業者等を調査対象とし、専門研究員による 直接面談、および文献調査併用により住宅リフォーム市場の調査を実施している。本調査における 住宅リフォーム市場とは、「10㎡超の増改築工事」・「10㎡以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関 連」・「家具・インテリア等」の 4 分野をさす。調査期間は 2014 年 4 月~ 2014 年 6 月。

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(1)全国における既存住宅流通量の推計 下図は、全国ベースで行った既存住宅流通量 の推計結果を示したものであり、従来の推計方 法で行ってきた結果では平成 23 年推計値が 484 千戸と推計されている。 今回の推計方法では、非住宅ストック棟数に 工場等を含み、従来の推計方法より建築物ス トックに占める住宅比率が高くなっているた め、平成 23 年推計値は 454 千戸となる。 (2)都道府県別既存住宅流通量の推計 都道府県別既存住宅流通量(H23)の推計を 行った結果が下図である。 出典:一般社団法人不動産流通経営協会「既存住宅流通量の地域別推計について」 2.1 既存住宅流通量< FRK 既存住宅流通量推計による> 表 2-1 各推計ケースによる既存住宅流通推計量、既存住宅流通比率の推計結果(全国) 図 21 都道府県別既存住宅流通推計量、既存住宅流通比率(H23 推計値) 今回の推計方法 -一般社団法人不動産流通経営協会では、既存住宅の流通量およびFRK既存住宅流通指標(既存 住宅流通比率)を推計し、継続的に発表している。

2.既存住宅流通

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27 (1)住宅購入資金の内訳 自己資金についてみると、「親からの贈与」は 既存住宅購入者で 14.9%(前年度比 0.2 ポイン ト減)となった。 借入資金等についてみると、既存住宅購入者 では「フラット 35」または「フラット 35S」の利 用率が 8.2%となった(図 2-2)。 2.2 既存住宅流通<不動産流通業に関する消費者動向調査による> 図 2-2 各資金の利用者平均額の変化/既存住宅購入者 不動産流通業に関する消費者動向調査は、一般社団法人不動産流通経営協会が、居住用不動産取 得者の取得行動、種々のサービス等の利用実態・評価を時系列把握することで、不動産流通に対す る消費者の行動を捉えることを目的に、1991 年から隔年で、2001 年からは毎年実施している調査。 調査対象は首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で、平成 25 年 4 月 1 日から平成 26 年 3 月 31 日の間に購入した住宅の引渡しを受けた世帯を対象としている。これらの調査対象者 の抽出にあたっては、会員会社の協力を得て、住宅タイプ(新築戸建て、新築マンション、既存戸 建て、既存マンション)のバランスに配慮し、対象を抽出。調査期間は平成 26 年 6 月 6 日~ 6 月 27 日。発送総数 2,280 票、回答数 1,124 票。

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(2)消費税に対する意識 平成26年4月から実施された消費税率の引き 上げが住宅購入に与えた影響についてみると、 「住宅の購入時期を早めた」が前年度から 11.1 ポイント増えて新築住宅購入者全体の 57.3%を 占めている。特に「29 才以下」の新築住宅購入 者では「住宅の購入時期を早めた」が占める割 合は 73.7%(前年度比 9.4 ポイント増)と最も多 くなっており、若い世代ほど多くの世帯が影響 を受けている(図 2-3)。 消費税率の引き上げについては「そもそも住 宅に消費税がかかるのはおかしい」もしくは「住 宅購入は特別で、現行のまま据え置くべきであ る」が全体の 43.2%を占めており、世代別にみ ると各世代とも 4 割程度を占めている(図 2-4)。 図 2-3 平成 26 年4月から消費税率の引き上げが今回の住宅購入に与えた影響(新築住宅購入者) 図 2-4 世帯主の世代別にみた消費税に対する考え

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29 (3)既存住宅購入に対する意識 既存住宅購入者の購入理由は、「希望エリア の物件だったから」(60.9%)、「手頃な価格だっ たから」(52.1%)、「良質な物件だったから」 (42.4%)が上位 3 位を占めており、立地や価格 の手頃さに次いで、住宅の質が購入の決め手と なっていることがうかがえる。また、「新築には こだわらなかったから」との回答が年々減少して きている(図2-5)。 図 2-5 既存住宅を購入した理由 <既存住宅購入者> 図 2-6 既存住宅を購入しなかった理由<新築住宅購入者>

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(4)既存住宅購入にあたっての建物検査の実 施状況等 既存住宅購入者における不動産会社等によ る住宅保証の利用状況をみると、住宅保証の 利用率は 40.3%となっており、うち建物保証の 利用が 31.5%を占めている。建て方別に「建物 保証」、「住宅設備保証」の利用状況をみると、 既存戸建てでは建物保証を利用した購入者が 41.8%を占めており、既存マンションでは「建 物保証のみ利用」と「住宅設備保証のみ利用」の 割合が同程度となっている(図 2-7)。 不動産会社等による住宅保証が今回の住宅購 入に多少なりとも影響したとの回答は、住宅保 証利用者の 75.7%を占めており、特に建物保証 及び住宅設備保証を利用した場合は、81.2%を 占めている(図 2-8)。 既存住宅購入者における「既存住宅売買かし 保険(国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人 が提供する保険)」の利用率は 8.0%であったが、 利用者について「既存住宅売買かし保険」が今 回の住宅購入に与えた影響度をみると、多少な りとも影響したとの回答は 70.0%を占めている (図 2-9、図 2-10)。 ※ 不動産会社等による建物保証及び「既存住宅売買か し保険」の利用にあたって実施された検査、ならびに それ以外におこなった民間の建物検査(ホーム・イ ンスペクション)。 図 2-7 不動産会社等による住宅保証の利用状況<既存住宅購入者> 図 2-8 不動産会社等による住宅保証の住宅購入への影響<既存住宅購入者> 図 2-9 「既存住宅売買かし保険」の利用状況<既存住宅購入者> 図 2-10 「既存住宅売買かし保険」の住宅購入への影響<既存住宅購入者>

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31 不動産会社等による住宅保証もしくは、「既 存住宅売買かし保険」を利用する際に実施さ れた検査以外におこなわれた民間の建物検査 (ホーム・インスペクション)の実施率※は、 「既に売主がおこなっていた」が 7.9%、「売主に 依頼しておこなってもらった」が 3.8%、合計 11.7%となっている。既存住宅の購入にあたっ て何らかの建物検査をおこなった購入者は、既 存住宅購入者の 46.2%を占めており、特に既存 戸建て購入者では 53.5%となっている。 ※ 不動産会社が提供する無償のインスペクションサー ビス(主に買主側の購入申込前に実施)がおこなわれ た場合を含む。 (5)住宅購入前後のリフォーム実施状況 住宅購入前後のリフォーム実施率は、59.8% (前年度比 2.0 ポイント減)であった。「リフォー ム済み住宅」は約 14.5%(売主が不動産会社の 場合:7.9%、個人売主の場合:6.6%)、「自らリ フォームした」は 47.3%(前年度比 1.2 ポイント 減)となっている(図 2-12)。 なお、リフォーム実施率とは、「リフォーム済 み住宅」を購入もしくは「自らリフォームした」 購入者の割合であり、重複回答を除く。また、 「リフォーム済み住宅」とは、売主が販売(売り 出し)にあたって、リフォームを施したものを 指す。 図 2-11 建物検査(ホーム・インスペクション)の実施状況 <既存住宅購入者> 図 2-12 住宅の建て方別購入した既存住宅のリフォーム実施状況

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リフォーム箇所は、「内装」が戸建て(81.5%)、 マンション(84.8%)ともに最も多く、次いで「水 まわり設備」が多くなっている(図 2-13)。 この他、戸建てでは「冷暖房設備」「外装」「建 具」が、マンションでは「建具」「冷暖房設備」「間 取りの変更」のリフォーム実施率が高い。 戸建て・マンションともに、築 5 年以内の場 合はリフォーム費用 300 万円以上の比較的高額 なリフォームは見られず、50 万円未満が半数を 占めている(図 2-14,図 2-15)。 戸建ての場合、築年数が古くなるにつれ 300 万円以上の比較的高額なリフォームの割合が大 きくなる傾向があり、築 20 年超でリフォーム 費用 300 万円以上の割合が 54.6%を占めている (図 2-14)。 マンションの場合、100 万円以上のリフォー ムの割合は築年数が古くなる程大きくなってお り、築 10 年を超えると 6 割以上を占める。また 300 万円以上の比較的高額なリフォームの割合 は築 20 年以内では 2 割未満であるが、築 20 年 を超えると 44.4%を占める(図 2-15)。 図 2-13 住宅の建て方別リフォームの具体的内容

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33 出典:一般社団法人不動産流通経営協会「第19回(2014年度)不動産流通業に関する消費者動向調査」 参照:http://www.homenavi.or.jp/frk/about/teigen/14shouhisha_doukou.pdf 図 2-14 築年数別リフォーム費用 <戸建て> 図 2-15 築年数別リフォーム費用 <マンション> 図 2-16 住宅の構造別リフォーム費用

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出典: 国土交通省「地方公共団体における耐震改修促進計画の策定予定及び耐震改修等に対する補助制度の整備状況について」 参照:http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000502.html 3.1 地方公共団体における耐震改修促進計画の策定予定及び耐震改修等に対する補助制度の 整備状況 図 3-1 耐震改修促進計画の策定状況と補助制度の整備状況(概要) 国土交通省は、地方公共団体における建築物の耐震改修の促進に関する法律第5条に基づく耐震 改修促進計画の策定予定と、耐震改修等に関する補助制度の整備状況について平成 25 年4月1日現 在の状況を公表し、そのフォローアップ調査として、平成 26 年4月1日現在の状況を取りまとめ公 表した。

3.耐震リフォーム

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35 (1)診断案件のうち現行の耐震基準に適合し ない住宅が 9 割以上 耐震診断を受診された建物のうち、91.71%の住 宅が耐震基準を満たしていなかった。アンケート 回答結果に基づく耐震補強工事の平均施工金額 は約149 万 6,428円、工事全体の施工金額中央値 は120万円だった。 新しい住宅ほど耐震性が高まるが、現行の建築 基準が適用される前(平成12 年5月までに)に着 工された木造在来工法の住宅をリフォームする際 には、耐震性のチェックが欠かせないといえる。 3.2 耐震診断<日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 耐震診断調査データによる> 図 3-2 耐震診断結果 平成18年4月1日から平成26年10月31日まで(8年7 ヶ月)に木耐協で実施した耐震診断のうち、 木耐協で耐震診断結果の詳細を把握している 20,676 件の耐震診断結果を分析したもの。 耐震診断結果(評点)により 4 段階で評価(①倒壊しない②一応倒壊しない③倒壊する可能性が ある④倒壊する可能性が高い)。①及び②の住宅が現行の耐震性を満たしている住宅となる。 [参考]建築基準法では、耐震計算する際に想定する地震を大地震と中地震の 2 段階に分けてい る。大地震とは建物が建っている間に遭遇するかどうかという極めてまれな地震(数百年に一度起 こる震度 6 強クラスの地震)のこと、中地震とは建物が建っている間に何度か遭遇する可能性のあ る地震(震度 5 強程度)のことである。「大地震時には人命を守ること」「中地震の場合には建物とい う財産を守ること」を目標とするのが、建築基準法の考え方である。これに対し、耐震診断では人 命を守ることに重点を置き、「大地震時に倒壊しない」ための耐震性確保を目標に据えることを明 示した。大地震・中地震という 2 段階を設定する建築基準法と異なり、耐震診断では大地震への対 応という 1 段階で考えることになる。

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(2)旧耐震基準建物の 98%が「耐震性に問題 あり」 旧耐震基準建物(昭和 55 年以前に建てられた 建物)のほぼ全てが現行の耐震基準を満たして いない結果となった。平均施工金額は約 169 万 3,287 円、施工金額中央値は 150 万円となった。 (3)新耐震基準建物の 85%が「耐震性に問題 あり」 新耐震基準建物(昭和 56 年以降に建てられた 建物)でも、8 割以上が現行の耐震基準を満た していないという結果となった。耐震補強工事 の平均施工金額は約 134 万 6,704 円、施工金額中 央値は 110 万円となった。 出典:日本木造住宅耐震補強事業者協同組合「木造住宅耐震診断調査データ 2014年12月調査データ」 参照:http://www.mokutaikyo.com/data/201412/141217.pdf 図 3-3 耐震診断結果(旧耐震基準建築物) 図 3-4 耐震診断結果(新耐震基準建築物)

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37 出典:総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果の要約」 参照:http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/yoyaku.pdf 高齢者等のための設備がある住宅が初めて半数 を超える 高齢者などに配慮した住宅設備のある住 宅は 2,655 万戸で、5 年前に比べ、2.2 ポイント (240 万戸)上昇し、住宅全体に占める割合は 50.9%。 設備の中でも、「手すりがある」が 5 年前に 比べ、3.5 ポイント(272 万戸)上昇。 図 4-1 高齢者等のための施設がある住宅の割合ー全国(平成 20 年、25 年) 表 4-1 建築の時期,高齢者等のための設備状況別住宅数―全国 表 4-2 建築の時期,高齢者等のための設備状況(手すりがある)別住宅数―全国 4.1 高齢者等のための設備がある住宅  <平成 25 年住宅・土地統計調査(速報集計)結果による>

4.バリアフリーリフォーム

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サービス付き高齢者向け住宅の登録状況 サービス付き高齢者向け情報提供システムに よると、平成 26 年 12 月末時点のサービス付き高 齢者向け住宅の登録状況は16万6,279戸である。 4.2 サービス付き高齢者向け住宅等の登録状況<サービス付き高齢者向け住宅情報提供シス テムによる> 図 4-2 サービス付き高齢者向け住宅の登録状況(H26.12 末時点) 出典:サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム 参照:https://www.satsuki-jutaku.jp/doc/system_registration_01.pdf

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39 (1)「バリアフリーリフォーム」の実施状況 バリアフリーリフォームの実施率は、全体で 39.2%。20 ~ 40 代では 36.4%、50 代以上では 40.3%となり、年代による差は 3.9P。 バリアフリーリフォームの実施理由として、 20 ~ 40 代では「同居している家族の為に必要 になったから」(43.8%)。50 代以上では、「今後 の自身の為に必要だと思うから」(53.6%)。 4.3 バリアフリーリフォームへの意識< 2014 年 リフォーム実施者調査による> 図 4-3 「バリアフリーリフォーム」実施の有無 図 4-4 「バリアフリーリフォーム」の実施理由 株式会社リクルート住まいカンパニーは、リフォーム実施者のリフォーム選択における意識や 行動の把握を目的としリフォーム実施者調査を実施。 20 歳以上で、300 万円以上のリフォームの 3 年以内実施者で、「主にあなたが検討した」「主では ないが、検討には関わった」と回答した全国の男女を調査対象とし、本人または家族が住宅メー カーまたは販売、不動産・建設関連、広告代理店・市場調査関連の職業の者は除外した(スクリー ニング調査対象:106,106 人、本調査有効回答数 620 サンプル)。調査方法はインターネットリサー チ(調査実施機関:株式会社マクロミル)、 調査期間はスクリーニング調査が 2014 年 8 月 18 日~ 2014 年 8 月 25 日、本調査が 2014 年 8 月 23 日。

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(2)「バリアフリーリフォーム」の実施箇所 バリアフリーに対応した主な箇所は、「風 呂」、「トイレ」、「廊下」。実施した内容は「手す りの設置」、「段差解消」。 図 4-5 「バリアフリーリフォーム」の実施箇所(バリアフリーリフォーム実施者のみ) 出典:株式会社リクルート住まいカンパニー「2014年 リフォーム実施者調査」 参照:http://www.recruit-sumai.co.jp/press/141201_reform2014.pdf

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41 太陽光を利用した発電機器の普及率は、5 年前 に比べ、3 倍増 太陽光を利用した発電機器がある住宅は157 万戸で、住宅全体の 3.0%、そのうちの 94.2% (148 万戸)が持ち家。 太陽光を利用した発電機器の普及率は、5 年前(52 万戸)に比べ、3 倍増。 5.1 省エネ等の設備がある住宅<平成 25 年住宅・土地統計調査(速報集計)結果による> 出典:総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果の要約」 参照:http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2013/pdf/yoyaku.pdf 図 5-1 住宅の所有者の関係別太陽光を利用した発電機器がある住宅数-全国(平成 15 年~ 25 年) 表 5-1 住宅の所有の関係、構造、省エネルギー設備等 (7 区分 ) 別住宅数―全国

5.省エネ・創エネリフォーム

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(1)ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業要件 (2)ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 平成 24 ~ 26 年 3 年間の推移 5.2 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 <ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業調査発表会 2014 による> 図 5-2 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業要件 図 5-3 年度別 交付決定件数 一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)では、平成 24 年度から「ネット・ゼロ・エネルギー・ ハウス支援事業」を執行し、今年度で 3 年目を迎える。新築・既築住宅のネット・ゼロ・エネルギー 化の普及促進のためには、どのような取り組みが有効であるか平成 24 ~ 26 年度の補助事業の推移 や傾向、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの導入について調査、分析を行った。

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43 図 5-4 エリア別 交付決定件数 図 5-5 太陽光発電システムの容量 出典: 経済産業省資源エネルギー庁、一般社団法人環境共創イニシアチブ「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会 2014」 参照:http://zero-ene.jp/zeh26/meti/file/doc_1208.pdf

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(1)再生可能エネルギーの固定価格買取制度の 概要 再生可能エネルギーの固定価格買取制度は、再 生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、 バイオマス)を用いて発電された電気を、国が定め る固定価格で一定の期間電気事業者に調達を義 務づけるもので、2012年7月1日にスタートした。 電気事業者が調達した再生可能エネルギーに よる電気は、送電網を通じて私たちが普段使う 電気として供給される。このため、電気事業者 が再生可能エネルギーによる電気の買取りに要 した費用は、電気料金の一部として、使用電力 に比例した賦課金という形で国民負担となる。 図 5-6 再生可能エネルギーの固定価格買取制度のイメージ 表 5-2 固定価格買取制度導入の状況(平成 26 年 10 月末時点) 5.3 再生可能エネルギーの固定価格買取制度 <再生可能エネルギーの固定価格買取制度による>

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45 (2)平成 26 年度の買取価格・期間等 調達価格や調達期間は、各電源ごとに、事業 が効率的に行われた場合、通常必要となるコス トを基礎に適正な利潤などを勘案して定められ ている。具体的には、中立的な調達価格等算定委 員会の意見を尊重し、経済産業大臣が決定する。 図5-7 平成26年度の買取価格 出典:経済産業省資源エネルギー庁「再生可能エネルギーの固定価格買取制度とは」 参照:http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/index.html バイオマスの例 【メタン発酵ガス】下水汚泥・家畜糞尿・食品残さ由来のメタンガス 【間伐材等由来の木質バイオマス】間伐材、主伐材※ 【一般木質バイオマス・農作物残さ】製材端材、輸入材※、パーム椰子殻、もみ殻、稲わら 【建設資材廃棄物】建設資材廃棄物、その他木材 【一般廃棄その他のバイオマス】剪定枝・木くず、紙、食品残さ、廃食用油、汚泥、家畜糞尿、黒液 ※「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」に基づく証明のないものについては、建設資材廃棄 物として取り扱う。

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一般財団法人ベターリビングは、高齢期にご自 身の住まいで安心して暮らす為の一助となるよう 2011年度より「健康長寿住宅エビデンス取得委員 会」を設立。住まいの暖かさと“健康”との相関を 明らかにすることで、ストック住宅の断熱化が高 齢者の健康寿命を延伸させる為にも有効であるこ とを科学的に証明した。 (1)実験概要 健康長寿住宅エビデンス取得委員会(委員長: 髙橋龍太郎)では、「断熱改修による健康指標の改 善効果を実証すること」を目的に、平成23 ~ 26年 に53人の高齢者の協力を得て、実証実験を行っ た。実際に高齢者が暮らす住宅に対し、日中の大 半を過ごす居室に内窓の設置および壁や床の断熱 強化(オプションとして床暖房設置)などの断熱改 修を実施し、改修前と後で血圧の測定および健康 や温度感覚に関するアンケートを行った。尚、本研 究では血圧を最も重要な指標と位置付けて、ある 1日の30 分ごと24時間測定する方法と、4 週間毎 日5回(起床後、毎食後、就寝前)自己測定する方 法の2 種類の方法を用いた。 (2)主な結果 1)断熱リフォームにより収縮期血圧、平均 血圧の値が有意に低下(図 5-8) 実証実験の結果、断熱リフォーム後はリ フォーム前と比べて日中(午前8時から午後9時 まで)の収縮期血圧、平均血圧の値が有意に低 下することが分かった。 2)断熱リフォームにより「起床後の血圧上 昇」が抑制(図 5-9) 断熱リフォーム後の温熱環境改善度を2群に 分けたところ、改善度が高い群において、「起床 後の血圧上昇」が有意に抑制されていることが 分かった。 出典:一般財団法人ベターリビング「“部分断熱リフォーム”が高齢者の“健康”に好影響 3年間に及ぶ実証実験でその相関を実証」 参照: http://www.cbl.or.jp/slc/file/20150120.pdf http://www.cbl.or.jp/slc/file/20150120PPT.pdf 5.4 断熱改修による健康指標の改善効果 <健康長寿住宅エビデンス取得委員会研究結果による> 図 5-8 24 時間連続血圧計測結果 図 5-9 起床後の血圧上昇結果

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47 (1)電話相談 1)相談件数の推移 2013 年度における新規相談件数は、24,216 件 (前年度比 17.6%増)となり、うち「新築等住宅 に関する相談」(新築等相談)は 15,203 件(前年 度比 14.6%増)、「リフォームに関する相談」(リ フォーム相談)は 9,013 件(前年度比 23.2%増) となった(図 6-1)。なお、継続相談も含めた電 話相談全件数は、32,806 件となった。 6.1 2013 年度住宅相談の状況について<住宅相談統計年報 2014 による> 図 6-1 相談件数の推移 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、国土交通大臣による「住宅紛争処理支 援センター」の指定を受けて、2000 年 4 月に電話による住宅相談業務を開始し、業務開始からの累 積相談受付件数は 2014 年 3 月末で 18 万件弱となった。 『住宅相談統計年報 2014』では、電話相談、専門家相談、住宅紛争処理について相談内容等の統計 的整理をしたものを掲載している。また、特集として新築住宅に関する電話相談において、相談の 対象となった住宅に着目し、「評価住宅」、「保険付き住宅」及び「評価・保険付き以外の住宅」の三区 分での相談内容の傾向について比較分析したものを掲載している。

6.住宅リフォームに関する相談・要望

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2)電話相談の内容 2013 年度における「新築等相談」、「リフォー ム相談」の相談内容は、図 6-2、図 6-3の通りで ある。「住宅のトラブルに関する相談」が最も多 く「新築等相談」では 67.8%、「リフォーム相談」 では 59.7% を占める。また、「新築等相談」に比 べ、「リフォーム相談」の方が「知見相談」の割 合が多い。 (2)相談内容の傾向 1)トラブルに関する相談件数 2013 年度の電話相談におけるトラブルに関 する相談は 18,017 件となり、そのうち「新築等 相談」が 12,045 件、「リフォーム相談」が 5,972 件である(図 6-4)。 図 6-4 トラブルに関する相談件数の推移 図6-3 相談内容(リフォーム相談) 図6-2 相談内容(新築等相談)

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49 2)主な苦情の相手方 トラブルに関する相談における主な苦情の 相手方は、「新築等相談」では「施工業者」が最 も多く 57.4%、次いで「売主」が 23.5% を占め る(図 6-5)。「リフォーム相談」では「リフォー ム事業者」が最も多く 82.0% を占め、「新築時 の施工業者」が 8.4%を占める(図 6-6)。 3)相談者の解決希望内容 トラブルに関する相談における相談者の解 決希望内容は、「新築等相談」では、「修補」が 55.1% と最も多く、「修補と損害賠償」を加えた 「修補」を含むものの合計は 60.9% を占める(図 6-7)。「リフォームの相談」では、「修補」を含む ものの合計が 48.1% となり、「新築等相談」と比 べ「修補」以外の解決希望内容が多い傾向がみ られる(図 6-8)。 出典:公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2014」 参照:http://www.chord.or.jp/tokei/pdf/soudan_web2014.pdf 図 6-5 主な苦情の相手方 (新築等相談 n=11,022) (リフォーム等相談 n=5,718)図 6-6 主な苦情の相手方 図 6-7 解決希望内容 (新築等相談 n=10,632) (リフォーム等相談 n=5,295)図 6-8 解決希望内容

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(1)電話相談件数の推移 リフォーム工事の相談の中で訪問販売が目立つ。 訪問販売によるトラブルの中には、雨漏りすると脅か されて契約したケースや、高齢の親が契約したこと を家族が不審に思い、相談したケースなどもある。 ここでいう「リフォーム工事」は、「屋根工事」「壁 工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」の 合計であり、PIO-NETでいう「判断不十分者契約」 とは、何らかの理由によって十分な判断ができない 者の契約であることが問題である場合をいう。 (2)相談事例 下記は、相談者の申し出内容をもとにまとめ たもの(抜粋) ・ 訪問販売で雨どいの清掃を契約した。その 際に、屋根工事等を勧められ契約した。その 後、書面の内容に不安な点があり、クーリン グ・オフをしたが、業者から書面の受け取り 拒否をされた。今後の対応方法を知りたい。 ・ 火災保険を利用した屋根工事の契約を勧め られ、保険申請の委託契約をした。その後、 業者は契約解除に応じたが、本当に解除で きたのか心配だ。 ・ 母が経営する自宅兼アパートの外装工事を業 者に発注した。契約書がなく、工事内容が曖 昧なので心配だ。クーリング・オフできるか。 ・ 「大雪による屋根の修理は保険金を使って 工事できる」と業者に言われ、「誓約書」に サインをした。だが保険金額は業者の見積 額の半額なので解約したい。 ・ 来訪したリフォーム業者に中古住宅の屋根 工事の見積もりを依頼した。申請書に勝手 に名前を書くなど、業者に不審を感じたの でやめたい。どうしたらよいか。 ・ 屋根と外壁の塗装工事を依頼した。約束通り の塗装をせず、仕上がりも悪くてやり直しばか りして、工事が終わらない。減額して欲しい。 年度 2009 2010 2011 2012 2013 2014 相談件数 5,777 6,055 6,401 6,490 7,282 4,801(前年同期 4,911) 上記相談件数のうち 判断不十分者契約 278 313 286 286 344 247(前年同期 229) 相談件数は 2014 年 12 月 31 日現在 表 6-1 PIO-NET に寄せられた相談件数の推移 6.2 訪問販売によるリフォーム工事の相談   <消費生活相談データベース PIO-NET に寄せられた相談による> 出典:独立行政法人国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事」 参照:http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/reform.html PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)とは、独立行政法人国民生活センターと 全国の消費生活センターをネットワークで結び、消費者から消費生活センターに寄せられる消費生 活に関する苦情相談情報(消費生活相談情報)の収集を行っているシステム。 独立行政法人国民生活センターでは、リフォーム工事の中で相談の目立つ訪問販売によるリフォーム工 事について、PIO-NETに寄せられた相談件数の推移を公表し、合わせて最近の事例も公表している。

参照

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