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1 2017.10.25

JISD9301(一般用自転車)改正及びD9303(スポーツ専用自転車)、D9313(自転車−試験方法)制定対比表(抜粋)

No 現行JISD9301:2013 JISD9301改正案 JISD9303案 JISD9313−1∼7案 一般用自転車 一般用自転車 スポーツ専用自転車 自転車−試験方法 〔改正案のポイント〕 ・JISD9301(一般用自転車)のISO4210:2014(パート1∼9)への整合化。 ・JISD9301は要求事項に特化する。 ・マウンテンバイク及びレーシングバイクをスポーツ専用自転車(JISD9303)として規格化する。 ・試験方法をパート1∼7に分けて別規格(JISD9313)とする。 ・自転車の試験方法の名称を統一する。 ※現行規格と同じ箇所を黒色、現行規格から変更した箇所を赤色、削除した箇所は緑色、“削除”で、規定がない箇所は、 “−”で示す。 JIS D 9313-1 自転車−第 1 部:試験条件通則及び部品等の 試験方法 JIS D 9313-2 自転車−第 2 部:制動装置の試験方法 JIS D 9313-3 自転車−第 3 部:操だ装置の試験方法 JIS D 9313-4 自転車−第 4 部:車体部の試験方法 JIS D 9313-5 自転車−第 5 部:走行装置の試験方法 JIS D 9313-6 自転車−第 6 部:駆動装置の試験方法 JIS D 9313-7 自転車−第 7 部:座席装置の試験方法 1 1 適用範囲 この規格は,JIS D 9111 の規定で分類される一般用自転車 (以下,自転車という。)について規定する。 なお,一般用自転車とは,スポーツ車,シティ車,実用車, 子供車及びコンパクト車をいう。 1 適用範囲 この規格は,JIS D 9111 の規定で分類される一般用自転 車(以下,自転車という。)について規定する。 なお,一般用自転車とは,スポーティ車,シティ車,小 径車,実用車及び子供車をいう。 1 適用範囲 この規格は,JIS D 9111 の規定で分類されるスポーツ専用 自転車(以下,自転車という。)について規定する。 なお,スポーツ専用自転車とは,マウンテンバイク及びレ ーシングバイクをいう。 1 適用範囲 この規格は,JIS D 9111 の規定で分類される一般用自転車 及びスポーツ専用自転車の試験条件通則及び部品等の試験 方法について規定する。 〔JIS D 9313-1 の場合〕 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表 す記号を,次に示す。

ISO 4210:1996, Cycles − Safety requirements for bicycles (MOD)

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を 表す記号を,次に示す。

ISO 4210-2:2014,Cycles−Safety requirements for bicycles− Part 2: Requirements for city & trekking, young adult, mountain and racing bicycles(MOD)

〔JIS D 9301 と同じ〕 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表 す記号を,次に示す。

ISO 4210-3:2014,Cycles−Safety requirements for bicycles− Part 3: Common test methods(MOD)

〔JIS D 9313-1 の場合〕 2 2 引用規格 JIS A 1481 建材製品中のアスベスト含有率測定方法 JIS D 9101 自転車用語 JIS D 9111 自転車−分類及び諸元 〔JIS D 9411 など自転車 JIS 25 規格を引用〕 2 引用規格 JIS A 1481-2 建材製品中のアスベスト含有率測定方法− 第 2 部:試料採取及びアスベスト含有の有無を判定す るための定性分析方法 JIS D 9111 自転車−分類,用語及び諸元 JIS D 9313-1∼7 自転車−第1部:試験条件通則及び部品 等の試験方法∼第7部:座席装置の試験方法 〔JIS D 9411 など JIS D 9111 が引用する規格は削除〕 2 引用規格 JIS D 9111 自転車−分類,用語及び諸元 JIS D 9313-1∼7 自転車−第1部:試験条件通則及び部品等 の試験方法∼第7部:座席装置の試験方法 2 引用規格 JIS D 9111 自転車−分類,用語及び諸元 JIS D 9301 一般用自転車 JIS D 9303 スポーツ専用自転車 3 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS D 9101 によるほ か,次による。 3.1 セイフティフック ∼ 3.21 サスペンションホーク 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS D 9111によ る。 〔削除 JIS D 9111 に規定〕 3 用語及び定義 〔JIS D 9301 と同じ〕 3 用語及び定義 〔JIS D 9301 と同じ〕 4 4 構成及び部品 5.1.1 主要寸法 自転車の長さ,幅及びサドル最大高さ(図 1 参照)は,JIS D 9111の箇条 4(諸元)による。 4 主要寸法及び構成部品 4.1 主要寸法 自転車の長さ,幅及びサドル最大高さは,JIS D 9111 の 箇条 4(諸元)による。 5 4.1 構成 自転車は,走行上及び安全上必要な表 1 に示す部品で構成 し,スポーツ車,シティ車,実用車,子供車及びコンパクト 4.2 構成部品 自転車を構成する部品は次による。 a) 自転車は,走行上及び安全上必要なJIS D 9111の箇条 −

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2 車の車種に応じて部品を選択して組み合わせる。 4.2 部品 自転車の部品は,表 1 に示す日本工業規格によるか,又は これらの日本工業規格に定めるものと品質が同等以上のも のを用いる。ただし,表 1 に示す部品で,適用する日本工業 規格がない部品を用いる場合には,走行上及び安全上必要と する品質をもつものでなければならない。 2 b)の表 2に示す部品で構成し,スポーティ車,シテ ィ車,小径車,実用車及び子供車の車種に応じて部品 を選択して組み合わせる。 b) 自転車の部品は,JIS D 9111の表 2に示す日本工業規 格によるか,又はこれらの日本工業規格に定めるもの と品質が同等以上のものを用いる。ただし,JIS D 9111 の表 2に示す部品で,適用する日本工業規格がない部 品を用いる場合には,走行上及び安全上必要とする品 質をもつものでなければならない。なお,自転車部品 の互換性寸法は,附属書 JC による。 5 安全性(性能,構造及び形状・寸法を含む) 5 安全性(性能,構造及び形状・寸法を含む) 4 要求事項 4 試験方法〔JIS D 9313-1〕 6 5.1.2 先鋭部 自転車には,通常の乗車走行及び取扱操作で人体に危害を 及ぼすおそれがある鋭い角,とがり,ばり,かえりなどがあ ってはならない。 5.1.1 先鋭部 通常の乗車走行及び取扱操作で人体に危害を及ぼすお それがある鋭い角,とがり,ばり,かえりなどは,面取り, つぶす,丸める等の方法で処理しなければならない。 4.1.1 先鋭部 〔JIS D 9301 と同じ〕 7 5.1.3 突起物 組立後,長さ 8 mm 以上の露出した硬い突起物(軟らかい ゴム及びプラスチックは含まない。)は,端部が半径 6.3 mm 以上に丸められ,更に,断面が長方形の場合には 12.7 mm よ り大きい長辺寸法で,かつ,3.2 mm より大きい短辺寸法で なければならない。 サドル先端からサドル前方 300 mm までの間で,フレーム の上パイプ,メインパイプなどに突起物があってはならな い。ただし,直径 6.4 mm 以下のコントロールケーブル及び 厚さ 4.8 mm 以下の材料で作られたケーブルクランプは,上 パイプに取り付けてもよい。また,ねじ類は,おねじが締付 け相手部分(ナット面など)から,ねじの外径以上に長く突 き出してはならない。 なお,チェーン引きなど調整を必要とするもの,及びキャ ップなどで覆われているものは,この規定を適用しない。 図 2−突起物試験円筒(参考) 5.1.2 突起物 この要件は,使用者が自転車の突起物又は剛性のある構 成部品(例えばハンドル,レバー)により人体への損傷及 び皮膚の刺し傷を引き起こす危険に対処することを目的 としている。 使用者への刺し傷の危険を引き起こすフレームのパイ プ及び剛性のある構成部品の露出した突起物は保護しな ければならない。端部保護のための寸法や形状は,規定し ていないが,人体の損傷を避けるため適切な形状としなけ ればならない。刺し傷の危険を引き起こすねじ類は,おね じが締付け相手部分(ナット面など)から,ねじの外径以 上に長く突き出してはならない。 なお,機能を発揮させるのに必要な構造又は外観上の突 起にあってはこの限りではない。チェーン引きなど調整を 必要とするもの,及びキャップなどで覆われているもの は,この規定を適用しない。 4.1.4 突起物 〔JIS D 9301 と同じ〕 8 5.1.4 ワイヤ ブレーキワイヤ,ディレーラワイヤなどの長さは,操作上 必要な長さとし,著しいたるみがあってはならない。 なお,インナの末端は,ほつれないようにワイヤキャップ 5.1.3 ワイヤ ブレーキワイヤ,ディレーラワイヤのインナの末端は, ほつれないようにワイヤキャップなどによって処置し,ワ 〔4.2.3 に規定〕 −

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3 などによって処置し,ワイヤキャップなどはプッシュプルス ケールで引っ張り,20 N の離脱力に耐えなければならない。 イヤキャップなどは,20 N の離脱力に耐えなければならな い。 9 5.1.5 各部の固定 自転車の各部を固定するねじ類は,十分な固定力が得られ る長さではめ合い,使用中に容易に緩まないように締め付け なければならない。 c) ブレーキの取付け キャリパブレーキのフレーム組付 部は,ばね座金,ロックナットなどによって緩み止めを 施した構造でなければならない。 5.1.4 連締結部品の安全性及び強度 5.1.4.1 ねじの安全性 サスペンション機構,ダイナモ,制動装置及びどろよけ をフレーム体又は前ホークに取り付けるためのねじは,ロ ックワッシャ,ロックナット,ねじ緩み止め接着剤,剛性 ナットなどの適切な緩み止めを備えなければならない。ハ ブブレーキ及びディスクブレーキの組み付けに使用する 締結部品には,5.2.6.2 のブレーキの耐熱性の規定を満たす ものを備えなければならない。 なお,ハブダイナモの取り付けねじは除外する。 注記 1 ボルトの機械的性質は,JIS B 1051 を参照。 4.1.2 安全関連締結部品の安全性及び強度 4.1.2.1 ねじの安全性 〔JIS D 9301 と同じ〕 − 10 5.3.3 引上げ棒の強度 引上げ棒は,JIS B 4652 に規定するトルクツールによって 製造業者が推奨するねじ締付けトルク値(範囲が示されてい る場合には,その最大値)よりも 50 %大きなトルクで締め 付けたとき,異常があってはならない。 5.1.4.2 ねじの強度 ハンドルバー,ハンドルステム,バーエンド,サドル, 及びシートポストを固定するねじは,製造業者が推奨する 締付けトルク(範囲が示されている場合には,その最大値) の 120 %で締め付けたときに破損してはならない。 4.1.2.2 ねじの強度 〔JIS D 9301 と同じ〕 − 11 5.7.2 構造 クイックレリーズ装置を使用したフレーム及びハンドル ステムの折り畳み及び分割機構は,多重機構(2 動作以上の 操作で装置が解除される機構)によって不意にレバーなどの 固定装置が解除されないような構造でなければならない。 5.1.4.3 折り畳み機構 自転車に折り畳み機構を装備するものにあっては,自転 車を使用するときに簡単で安定した安全な方法で固定で きるよう設計されており,又,折り畳んだときにケーブル を傷付けてはならない。乗車走行中,固定装置が車輪及び タイヤに接触することがなく,又,折り畳み機構の固定が 解除されてはならない。さらに,クイックレリーズ装置を 使用したフレーム及びハンドルステムの折り畳み及び分 割機構は,多重機構(2 動作以上の操作で装置が解除され る機構)によって不意にレバーなどの固定装置が解除され ないような構造でなければならない。 4.1.2.3 折り畳み機構 自転車に折り畳み機構を装備するものにあっては,自転車 を使用するときに簡単で安定した安全な方法で固定できる よう設計されており,又,折り畳んだときにケーブルを傷付 けてはならない。乗車走行中,固定装置が車輪やタイヤに接 触することがなく,又,折り畳み機構の固定が解除されては ならない。さらに,クイックレリーズ装置を使用したフレー ム及びハンドルステムの折り畳み及び分割機構は,多重機構 (2 動作以上の操作で装置が解除される機構)によって不意 にレバーなどの固定装置が解除されないような構造でなけ ればならない。 − 12 − 5.1.5 亀裂の検出方法 試験の適合判断基準として目に見える亀裂が指定され ている場合は,標準化された方法を用いて亀裂の存在を目 立たせることが望ましい。 注記 浸透探傷試験は,JIS Z 2343-1∼JIS Z 2343-4 を参 照。また,繊維強化樹脂材料の検知には,白色塗料の使用 又は表面処理を施すとよい。 4.1.3 亀裂の検出方法 〔JIS D 9301 と同じ〕 − 13 − 4.1 試験条件の通則 4.1.1 ブレーキ試験の定義 4.1.4 に示す精度要件が適用されるブレーキ試験は,一般 用自転車が JIS D 9301 の 5.2.2∼5.2.4,スポーツ専用自転車 が JIS D 9303 の 4.2.1∼4.2.6,並びに JIS D 9313-2 の 4.2 及 び JIS D 9313-2 の 4.6.3.3 に規定するブレーキ試験を意味す る。

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4 14 − 4.1.2 強度試験の定義 4.1.4 に示す精度要件が適用される強度試験は,一般用自 転車が JIS D 9301 の 5.3∼5.7 及び 5.11.1 スポーツ専用自転 車が JIS D 9303 の 4.3∼4.7 及び 4.10.2 規定する静的試験, 衝撃試験又は疲労試験の負荷を含む強度試験を意味する。 15 − 4.1.3 強度試験用試料の数及び状態 一般に,静的試験,衝撃試験及び疲労試験については,新 しい試験試料を対象に各試験を実施しなければならない。た だし,試験試料を 1 つしか使用できない場合には,その同じ 試料を対象に疲労試験,静的試験,衝撃試験の順にこれらの 試験すべてを実施してもよい。 同じ試料を対象に 2 つ以上の試験を行うときは,試験順序 を試験報告書又は試験記録に明記しなければならない。同じ 試料を対象に 2 つ以上の試験を行う場合,先に行う試験が後 続の試験の結果に影響を及ぼす可能性があるので注意しな ければならない。また,2 つ以上の試験にかけて試料が不合 格とされた場合,単一試験の場合と直接比較を行うことはで きない。 全ての強度試験において,試料は完全に完成した状態でな ければならない。 16 − 4.1.4 ブレーキ試験及び強度試験の試験条件の精度公差 特に指定のない限り,公称値に基づく精度公差は次のとお りとする。 力及びトルク 0/+5 % 質量及び重量 ±1 % 寸法 ±1 mm 角度 ±1 ° 経過時間 ±5 s 温度 ±2 °C 圧力 ±5 % 17 − 4.2 疲労試験通則 疲労試験における試験力は,10 Hz を超えない範囲で徐々 に負荷し除荷する。締結具の締め付けは,試験開始後 1 000 回未満は製造業者の推奨トルクにより締め直してもよい。 (これは,締結具がクランプとして使用されている全ての構 成部品に適用される。)試験機器は,4.1.4 で示した動的要求 精度を満たさなければならない。 注記 適切な試験方法の例は,ASTM E467 を参照。 18 − − − 4.3 繊維強化樹脂製部品の疲労試験通則 繊維強化樹脂製部品の疲労試験では,試験中の最大たわみ 量(p-p 値)の初期値は,試験開始後 1 000 回を超え 2 000 回未満に測定する。 19 − − − 4.4 衝撃試験通則

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5 垂直衝撃試験では,おもりを自由落下速度の 95 %以上の 落下速度となるよう落下させなければならない。 注記 附属書 B を参照。 20 − − − 4.5 合成樹脂製部品の試験の室温 合成樹脂製部品の強度試験では,試験前に 2 時間の慣らし 時間を設け,室温が 23 ℃±5 ℃で試験を行なわなければな らない。 21 5.9.1.4 合成樹脂製ペダルの耐寒性 合成樹脂製のペダルの耐寒性は,7.11.4の試験を行ったとき, ペダル体に著しいひび割れ,折損などがあってはならない。 5.1.6 合成樹脂製部品の低温衝撃強度 合成樹脂製部品の低温衝撃強度は次による。 a) 合成樹脂製ペダル体は,JIS D 9313-6 の 4.8.2(低温試験) の試験を行ったとき,ペダル体に著しいひび割れ,折損 などが生じてはならない。ただし,ペダルリフレクタの レンズは,この限りでない。 4.8.2 低温試験(合成樹脂製ペダル) 〔JIS D 9313-6 に規定,試験方法は変更なし〕 5.10.2.3 耐寒性 耐寒性は,7.12.3 の試験を行ったとき,各部が破損してはな らない。 b)合成樹脂製サドルは,JIS D 9313-7 の 4.6(サドルの低温 衝撃試験)の試験を行ったとき,各部が破損してはなら ない。 − 4.6 サドルの低温衝撃試験 〔JIS D 9313-7 に規定,試験方法は変更なし〕 c) 合成樹脂製キャリヤは,JIS D 9313-1 の 4.9.2(キャリ ヤの低温衝撃試験)の試験を行ったときに,キャリヤの 機能又は安全性に影響を与える損傷・変形が生じてはな らない。 4.9 合成樹脂製部品の衝撃試験 4.9.2 キャリヤの低温衝撃試験 合成樹脂製キャリヤを温度−20 ℃に最低 3 時間保冷し た後,直ちに,最も影響があると思われる方向で 1 m の高 さからコンクリートの床に落下させた後,異常の有無を調べ る。 d) 合成樹脂製バスケットは,JIS D 9313-1 の 4.9.3(低温 衝撃試験)の試験を行ったときに,破損又は亀裂が生じ てはならない。 4.9.3 低温衝撃試験 合成樹脂製部品を,−20 ℃に 30 分間保冷した後,直ちに, 厚さが 10 mm 以上の表面が平らな木台の上に置き,部品上 1 m の高さから JIS B 1501 に規定する呼び 20 mm の鋼球を部 品の 3 ヶ所に各 1 回ずつ落下させ異常の有無を調べる。 e) 合成樹脂製どろよけ体は,JIS D 9313-1 の 4.9.1(どろよ け体の低温衝撃試験)の試験を行ったとき,破損しては ならない。 − 4.9.1 どろよけ体の低温衝撃試験 〔JIS D9411 9.3 耐寒性試験を規定,試験方法は変更な し〕 f) 合成樹脂製ドレスガードは,JIS D 9313-1 の 4.9.3(低温 衝撃試験)の試験を行ったときに,破損又は亀裂が生じ てはならない。 上記の 4.9.3 g) 合成樹脂製チェーンケースは,JIS D 9313-1 の 4.9.3(低 温衝撃試験)の試験を行ったときに,破損又は亀裂が生 じてはならない。 上記の 4.9.3 22 − − − 附属書 A(参考) 完成車の構造上の安全性 23 − − − 附属書 B(参考) 自由落下速度の検証 5.2 ブレーキ 5.2 制動装置 4.2 制動装置 4 試験方法〔JIS D 9313-2〕 24 5.2.1 一般 自転車は,前車輪及び後車輪のそれぞれを制動する別系統 のブレーキを装備しなければならない。アスベストを含有す 5.2.1 ブレーキシステム 自転車は,前車輪及び後車輪のそれぞれを制動する別系 統のブレーキを装備しなければならない。これらのブレー 4.2.1 ブレーキシステム 自転車は,前車輪及び後車輪のそれぞれを制動する別系統 のブレーキを装備しなければならない。これらのブレーキシ −

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6 るブレーキ部材を使用してはならない。 なお,アスベストの有無は,JIS A 1481 の箇条 7(一次分 析試料による定性分析方法)によって確認する。 キシステムは拘束されることなく作動し,5.2.5 の制動性能 の規定を満たさなければならない。アスベストを含有する ブレーキ部材を使用してはならない。 なお,アスベストの有無は,JIS A 1481-2の箇条 7(二 次分析試料による X 線回析分析方法による定性分析方法) によって確認する。 ステムは拘束されることなく作動し,4.2.8 の制動性能の規 定を満たさなければならない。アスベストを含有するブレー キ部材を使用してはならない。 25 5.2.2 手動ブレーキ 手動ブレーキは,次による。 なお,ブレーキ補助レバーを備えている自転車の場合,通 常のレバーでの試験に加えて補助レバーも試験を行わなけ ればならない。 a) ブレーキレバーの配置 ブレーキレバーは,一般に,前 ブレーキ用をハンドルバーの右,後ブレーキ用をハンド ルバーの左に配置する。 5.2.2 手動ブレーキ 手動ブレーキは,次による。 なお,自転車にブレーキ補助レバーを備えているものに あっては,通常のレバーでの試験に加えて補助レバーも試 験を行わなければならない。 a) ブレーキレバーの配置 ブレーキレバーは,一般に, 前ブレーキ用をハンドルバーの右,後ブレーキ用をハ ンドルバーの左に配置する。 4.2.2 手動ブレーキ 4.2.2.1 ブレーキレバーの配置 製造業者は,取扱説明書にどのレバーが前ブレーキ及び後 ブレーキを作動させるかを明記しなければならない(6 e)も 併せて参照)。ブレーキレバーは,一般に,前ブレーキ用を ハンドルバーの右,後ブレーキ用をハンドルバーの左に配置 する。 − 26 b) ブレーキレバーの開き ブレーキレバーの外側とにぎ りの外側との距離(ブレーキレバーの開き d)は図 3 に おいて,A∼B 間では 90 mm,B∼C 間では 100 mm(子 供車は A∼C 間で 85 mm)をそれぞれ超えてはならない 1) なお,図 3 の寸法 L は,レバー支点中心からレバー先 端までの距離とする。 注1) 調節できるブレーキレバーでは,規定の範囲に調 節できれば,使用してもよい。 図 3−ブレーキレバーの開き b) ブレーキレバーの開き 1) Aタイプ又は B タイプのブレーキレバー 乗員の指との接触を想定した部位内の,ブレーキレバ ーの外面とグリップ(又はハンドルバー,その他のカバー リング部)の間の寸法 d が,JIS D 9313-2 の 4.1.1(A タイ プ又は B タイプのブレーキレバー)によって測定したと き,図 3 a)及び b)に示すように少なくとも 40 mm の長さ にわたって,サドル最小高さが 635 mm 以上の自転車では 90 mm以下,サドル最小高さが 635 mm 未満の自転車では 75 mm.以下でなければならない。 なお,調整できるブレーキレバーは,当該寸法が得ら れるよう調整してもよい。 注記 1 サドル最小高さは 9 f)を参照。 a) Aタイプ b) Bタイプ 4.2.2.2 ブレーキレバーの開き 〔JIS D 9301 と同じ〕 4.1 ブレーキレバーの開き 4.1.1 Aタイプ又は B タイプのブレーキレバー 図 1 に示すゲージを,面 A がグリップ(又は製造業者が グリップを装着していない場合はハンドルバー)及びブレー キバーの側面と接触するよう,図 2 に示すように装着する。 ゲージによってブレーキレバーがグリップの方へ動かされ ることなく,面 B がブレーキレバー上で乗員の指との接触 を想定した部分を覆っていることを確認する。乗員の指との 接触を想定した部分の端部からレバー端までの距離 a を測 定する。測定は,完成車のみを対象に行う。 図 1−A タイプ及び B タイプのブレーキレバーの開き寸法 ゲージ a) Aタイプ b) Bタイプ 図 2−ブレーキレバー及びハンドルバーへのゲージの装 着方法

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7 27 2) Cタイプのブレーキレバー JIS D 9313-2の図 3 に示す寸法ゲージを,ブレーキレバ ーがハンドルバーの方へ動かされることなく,図 3 c)に示 す点 B と点 C 間の少なくとも 1 カ所でブレーキレバー(又 はブレーキ補助レバー)及びグリップ又はその他のカバー リング部の上に装着できしなければならない。JIS D 9313-2の 4.1.2(C タイプのブレーキレバー)によって測定 したとき,寸法 d は 100 mm を超えてはならない。なお, 調整できるブレーキレバーは,当該寸法が得られるよう 調整してもよい。 c) Cタイプ 図 3−ブレーキレバーの開き寸法 4.1.2 Cタイプのブレーキレバー 図 3 に示すゲージを,面 A がグリップ(又はハンドル バー)及びブレーキバーと接触するよう,図 4 に示すよ うに装着する。円筒面 B を乗員の指との接触を想定した グリップのその部分と接触させ,要件が満たされている か確認する。 図 3−C タイプのブレーキレバーの開き寸法ゲージ 図 4−C タイプのブレーキレバー及びハンドルバーへのゲ ージの装着方法 28 c) ブレーキの取付け キャリパブレーキのフレーム組付 部は,ばね座金,ロックナットなどによって緩み止めを 施した構造でなければならない。 製造業者の指示どおりに組み立てたとき,ブレーキワ イヤ締付けねじがワイヤを切断してはならない。万一, ブレーキワイヤが切断したような場合でも,ブレーキ装 置のどの部分も車輪の回転を妨げてはならない。 c) ブレーキ及びワイヤの取付け 製造業者の指示どお りに組み立てたとき,ブレーキワイヤ締付けねじがワ イヤを切断してはならない。万一,ブレーキワイヤが 切断したような場合でも,ブレーキ装置のどの部分も 車輪の回転を妨げてはならない。 4.2.3 ブレーキ及びワイヤの取付け 製造業者の指示どおりに組み立てたとき,ブレーキワイヤ 締付けねじがワイヤを切断してはならない。万一,ブレーキ ワイヤが切断したような場合でも,ブレーキ装置のどの部分 も車輪の回転を妨げてはならない。 なお,ブレーキワイヤ,ディレーラワイヤのインナの末端 は,ほつれないようにワイヤキャップなどによって処置し, ワイヤキャップなどは,20 N の離脱力に耐えなければなら ない。注記 締結具については 4.1.2 を参照。 29 e) ブレーキの調整機能 ブレーキの調整機能は,次によ る。 1) ブレーキは,ブレーキブロック,ブレーキライニング などの摩耗,ワイヤの伸びなどが生じたときに,制動力を 維持するための調整ができる構造でなければならない。 e) ブレーキの調整機能 ブレーキの調整機能は,次によ る。 1) ブレーキは,ブレーキブロック,ブレーキライニン グなどの摩耗,ワイヤの伸びなどが生じたときに,制動 力を維持するため,調整ができる構造であり,かつ,摩 擦材が定期交換時期又は磨耗による交換時期まで,工具 を使用する又は使用しないに限らず適切な位置に調整 できなければならない。 4.2.5 ブレーキの調整機能 1) 各ブレーキは,摩擦材が定期交換時期又は磨耗による 交換時期まで,工具を使用する又は使用しないに限らず適 切な位置に調整できなければならない。 −

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8 30 5.2.3 コースタハブ コースタハブは,ギヤクランクを逆転したときに 60°以 内で制動が効き始め,正転したときに直ちに制動を解除しな ければならない。 なお,クランク逆転角度は,任意のクランク位置からクラ ンクに 14 N・m 以上のトルクを加えて測定する。 5.2.3 コースタハブ コースタハブは,ギヤクランクを逆転したときに 60°以 内で制動が効き始め,正転したときに直ちに制動を解除し なければならない。 なお,クランク逆転角度は,任意のクランク位置からク ランクに250 N以上のペダル踏力を加えて測定する。この 力は各位置において 1 分間保持しなければならない。 4.2.7 コースターハブ 〔JIS D 9301 と同じ〕 31 5.2.4 ブレーキの強度 5.2.4 ブレーキの強度 4.2.7 コースターハブ 32 7.2.2 コースタハブの強度試験 コースタハブ付き自転車では,ブレーキ系統が正しく調整 されていることを確認し,図 8 のようにクランクを水平にし た状態で,左ペダルの踏面の中心に 1 500 N の力を静かに加 え,15 秒間維持する。これを 10 回繰り返し行ったときに, ブレーキ系統及びその構成部品の異常の有無を調べる。 − 4.5 コースタハブの強度試験 コースタハブを装備した自転車では,ブレーキ系統が正し く調整されていることを確認し,図 6 のようにクランクを水 平にした状態で,左ペダルの踏面の中心に 1 500 N の力を静 かに加え,1分間維持する。これを 10 回繰り返し行ったと きに,ブレーキ系統及びその構成部品の異常の有無を調べ る。 33 5.2.5 制動性能 7.2の試験終了後,必要に応じてブレーキの再調整を行っ た自転車を供試車とし,7.3 の制動性能試験を行ったときに, 制動性能は表 2 に規定する該当速度で,安全,かつ,円滑に 該当距離以内で停止しなければならない。 5.2.5 制動性能 5.2.5.1 一般 制動性能を測定する方法として 2 つの試験方法がある。 一方の試験方法はブレーキの制動距離を直接測定する走 路試験である。これに代わるもう一方の試験方法は,制動 力を測定し,制動性能値を算出する試験機による試験であ る。ブレーキの比例性を直線性測定により確認し,最後に 簡単な走路試験で安全円滑に停止できるかを確認する。2 つの試験方法から選択し,5.2.5.1.1 又は 5.2.5.1.2 に従わな ければならない。 注記 JIS D 9313-2 の 4.6.5.7 h) (簡単な走路試験) を参照。 4.2.8 制動性能 4.2.8.1 一般 〔JIS D 9301 と同じ〕 34 表 2−制動性能試験における速度及び制動距離 条件 走行速度 制動距離 乾 燥 時 GD 5 m以 上a) 25 km/h 5.5 m以内 GD 5 m未 満a) 16 km/h 5.5 m以内 水ぬれ時 16 km/h 9 m以内 注a) 最大歯数比における GD(歯数比距離)とする。 5.2.5.1.1 走路試験 自転車は,JIS D 9313-2 の 4.6.3(走路試験方法)の試験 を行ったときに,表 1 に示す要件を満たさなければならな い。 表 1−制動試験の速度及び制動距離 車種 条件 速度 (km/h) 使用ブレ ーキ 最大制動 距離(m) スポーテ ィ車,シ ティ車, 小径車, 実用車 乾燥時 25 両方 7 後のみ 15 水ぬれ 時 16 両方 5 後のみ 10 子供車 乾燥時 25 両方 7 後のみ 15 水ぬれ 時 16 両方 5 後のみ 10 4.2.8.1.1 走路試験 自転車は,JIS D 9313-2 の 4.6.3(走路試験方法)の試験を 行ったときに,表 1 に示す要件を満たさなければならない。 表 1−制動試験の速度及び制動距離 車種 条件 速度 (km/h) 使用ブレ ーキ 最大制動 距離(m) マウン テンバ イク 乾燥時 25 両方 6 後のみ 10 水ぬれ時 16 両方 5 後のみ 10 レーシ ングバ イク 乾燥時 25 両方 6 後のみ 12 水ぬれ時 16 両方 5 後のみ 10 − 35 7.3 制動性能試験 4.6.3 走路試験方法

(9)

9 制動性能試験は,次によって行ったときに,安全かつ円滑 に該当距離以内での停止の有無を調べる。 7.3.1 試験走路 〔以下省略〕 4.6.3.8 試験結果 a) 乾燥時での制動 試験用走路の傾斜に応じて,試験結果は,4.6.3.5 の表 1 の試験結果の補正制動距離(4.6.3.6 参照)の平均値とする。 一般用自転車は,JIS D 9301 の 5.2.5.1.1 の要件に適合す るため,上記の平均値は JIS D 9301 の表 1 に規定する制動 距離を上回ってはならない。スポーツ専用自転車は,JIS D 9303 の 4.2.8.1.1 の要件に適合するため,上記の平均値は JIS D 9303の表 1 に規定する制動距離を上回ってはならな い。 b) 水ぬれ時での制動〔乾燥条件と同様〕 36 − 5.2.5.1.2 試験機による試験 自転車は,JIS D 9313-2 の 4.6.5(試験機による試験方法) の試験を行ったときに,表 2 に示す要件を満たさなければ ならない。 表 2−制動力 車種 条件 使用ブレー キ 最小制動力 Bp(N) スポーティ 車,シティ 車,小径車, 実用車 乾燥時 前のみ 340 後のみ 220 水ぬれ時 前のみ 220 後のみ 140 子供車 乾燥時 前のみ 204 後のみ 132 水ぬれ時 前のみ 132 後のみ 84 4.2.8.1.2 試験機による試験 自転車は,JIS D 9313-2 の 4.6.5(試験機による試験方法) の試験を行ったときに,表 2 に示す要件を満たさなければな らない。 表 2−制動力 車種 条件 使用ブレー キ 最小制動力 Bp(N) マウンテン バイク 乾燥時 前のみ 425 後のみ 280 水ぬれ時 前のみ 220 後のみ 140 レーシング バイク 乾燥時 前のみ 425 後のみ 260 水ぬれ時 前のみ 220 後のみ 140 4.6.5 試験機による試験方法 4.6.5.1 一般 試験機は,ドラム又はベルト上の前及び後ブレーキの個々 の制動力の測定値から計算できるようにするものである。 4.6.5.4 試験機 試験機にはタイヤとの接触によって供試車輪を駆動する システム,及び制動力の測定手段が組み込まれていなけらば ならない。2種類の試験機の代表例を図 14 及び図 15 に示す。 図 14 はローラが個々の車輪を駆動する試験機を示し,図 15 は駆動ベルトが両方の車輪に接触する試験機を示す。次 に規定する特定要件と 4.6.5.5 及び 4.6.5.6.に規定する要件を 満たしていれば,これ以外のタイプの試験機でもよい。 特定要件は次のとおりである。 a) タイヤの直線的表面速度は 12.5 km/h で,±5%の範囲内 で制御する。 b) 試験中,車輪の動きを拘束する手段は,制動力の測定に 影響を及ぼさないものを使用する。 c) レバーとの接触幅が 5 mm 以下で,図 5 に規定した位置 でブレーキレバーに力を負荷する手段を装備しなけれ ばならない。コースタハブの場合は,ペダルに力を負荷 する手段も要求される。 − − a) 前ブレーキの試験方法 b) 後ブレーキの試験方法 図 14−制動性能試験機(シングルドラムタイプ)

(10)

10 図 15−制動性能試験機(駆動ベルトタイプ) 37 − 5.2.5.2 安全円滑な停止特性 自転車は,意図した用途及び使用予定者を考慮して安全 で円滑に停止しなければならない。 a) 走路試験の場合,安全な停止とは次のいずれの事態も 引き起こすことなく要求される距離内で停止しなけ ればならない。 1) 過度の激しい振動 2) 前車輪のロック 3) 自転車の横転(後車輪が制御不能で持ち上がる) 4) 乗員による制御の喪失 5) 制御を保持するため乗員が地面に足をつかざるを 得ない過度の横滑り コースタハブはさらに,JIS D 9313-2 の 4.6.4(コースタハ ブ直線性試験)の直線性要件も満たさなければならない。 b) 試験機による試験の場合,安全で円滑な停止特性と は,JIS D 9313-2 の 4.6.5.3(直線性)に規定する直線性 要件を満たし,かつ,JIS D 9313-2 の 4.6.5.7 h)(簡単 な走路試験)の試験を行い,a) 1)∼5)の事態を引き起こ してはならない。 4.2.8.2 安全円滑な停止特性 〔JIS D 9301 と同じ〕 4.6.5.7 試験方法 c) 性能試験 1) 乾燥時の試験方法 手動ブレーキについては,供試車輪のタイヤのスリッ プを防止するのに十分な鉛直力を自転車に負荷した状 態で,駆動機構を規定速度まで上昇し,次に,操作力を 40 N∼180 N(又は 700 N 以上の制動力を得るのに必要な 力のいずれか小さい方)まで 20 N 刻みで増加させながら 連続して負荷する。ただし,車輪がロックした場合,考 え得るブレーキ過負荷防止装置が作動した場合,又はブ レーキレバーがハンドルバーと接触した場合には,操作 力をそれ以上増加してはならない。負荷する操作力を増 加するたびに 3 回測定を行い,各測定間に 1 分間冷却す る。次のレベルの操作力を負荷する前にブレーキを 1 分 間冷却する。 コースタハブについては,供試車輪のタイヤのスリッ プを防止するのに十分な鉛直力を自転車に負荷した状 態で,駆動機構を規定速度まで上昇し,次に,操作力を 100 N∼350 N(又は 400 N 以上の制動力を得るのに必要 な力のいずれか小さい方)まで 50 N 刻みで増加させなが ら連続して負荷する。ただし,車輪がロックした場合, 又は考え得るブレーキ過負荷防止装置が作動した場合 には,操作力をそれ以上増加してはならない。負荷する 作動力を増加するたびに 3 回測定を行い,各測定間に 1 分間冷却する。次のレベルの操作力を負荷する前にブレ ーキを 1 分間冷却する。負荷する操作力は所定の操作力 の±10 %以内とし,4.6.5.4 c)に規定するとおり負荷し, ±1 %の精度で記録し,制動開始後 1 秒以内に完全に負 荷する。 操作力を増加するたびに,制動開始から 0.5 秒∼1.0 秒 後に測定を開始し,2.0 秒∼2.5 秒間,制動力値 FBr recを 記録する。この測定時間中の平均制動力として FBr recを 記録する。 制動力の測定を開始するタイミングは操作力の負荷速

(11)

11 度に関係する。制動開始後 0.5 秒以内に操作力を完全に 負荷した場合は,0.5 秒後に測定を開始する。しかし, 制動開始後 0.5 秒∼1.0 秒の間に操作力を完全に負荷した 場合は,操作力を完全に負荷した時点で測定を開始す る。 2) 水ぬれ時での試験方法 試験方法は,4.6.5.7 c) 1)に定めるとおりとし,さらに, 制動開始より 5 秒以上前にブレーキシステムへの水の噴 霧を開始し,測定時間終了まで続ける。 e) 試験結果 記録から,各車輪組合せ(前又は後)及び各試験条件 (水ぬれ又は乾燥)における最大出力制動力 FBr maxを選び 出す。 制動性能値は,次式を用いて計算する。

M

m

F

B

p

=

Brmax

×

(3) p

B

:制動性能値 (N) max Br

F

:FBr averageの最大値(N)

m

:標準的な総質量で,一般用自転車(子供車を除く) 及びスポーツ専用自転車が 100 ㎏,子供車が 60 ㎏と 定義 (kg);

M

:一般用自転車は JIS D 9301,スポーツ専用自転車は JIS D 9303で規定される製造業者によって指定され た最大総質量 (kg); 製造業者が指定する最大総質量(自転車の質量,乗員体 重及び積載する荷物の質量との合計)が 100 kg(子供車は 60 kg)を超える値 M を積載できる場合は,M の値を合計 質量とする。 38 − 5.2.5.3 水ぬれ時及び乾燥時の制動性能間の比率 水ぬれ時及び乾燥時両方の制動の安全性を保証するた め,制動性能比率は,水ぬれ時が乾燥時の 40 %以上でな ければならない。 この比率の計算方法を,走路試験については JIS D 9313-2の 4.6.3.8 c)(水ぬれ時及び乾燥時の制動性能の比 率),及び試験機による試験については JIS D 9313-2 の 4.6.5.7 g)(水ぬれ時及び乾燥時の制動性能の比率)に示 す。 4.2.8.3 水ぬれ時及び乾燥時の制動性能間の比率 〔マウンテンバイクは適用、レーシングバイクは適用外〕 4.6.3.8 c) 水ぬれ時及び乾燥時の制動性能の比率 一般用自転車及びマウンテンバイクは,水ぬれ時及び 乾燥時の制動距離は異なる試験速度で測定されるため, 制動距離を単純に比較しても意味がない。従って,次式 (2)を用いて計算された相当値で比較を行う。 D c W c

S

S

2 2

25

:

16

(2) D c

S

:乾燥時の補正制動距離 (m) W c S :水ぬれ時の補正制動距離 (m) 4.6.5.7 g) 水ぬれ時と乾燥時の制動間の比率 一般用自転車及びマウンテンバイクは,測定された乾燥 時制動力(FD Br average)が 200 N を超える操作力(Fop)に ついては,測定された水ぬれ条件での制動力(FW Br average)

(12)

12 と測定された乾燥条件での制動力(FD Br average)の比率が 40 %以上でなければならない。 FD Br averageが 200 N を超える各 F opについて,当該要件が 満たされているかどうかを次の式(4)を用いて確認する。 FW Br average: FD Br average > 4:10 39 − 5.2.6 ブレーキの耐熱性 5.2.6.1 一般 この試験は全てのディスクブレーキ及びハブブレーキ に適用される。リム部を制動するブレーキについては,そ れらが熱可塑性樹脂材料で作られているか,又はこれを含 むことが分かっているかそう疑われる場合にのみ適用さ れる。 自転車上の各ブレーキは個々に試験しなければならな いが,前後のブレーキが同一の場合は一方のブレーキのみ を試験すればよい。 4.2.9 ブレーキの耐熱性 4.2.9.1 一般 〔JIS D 9301 と同じ〕 4.7 ブレーキの耐熱性試験 4.7.1 耐熱性試験 4.6.5.5に規定した試験機を使用し,車輪及びタイヤアセン ブリを,後方への冷却用空気速度 12.5 km/h±10 %,速度 12.5 km/h±5 %で駆動する。表 2 に示す総制動エネルギー (E) が 生み出されるように,ブレーキをかける。試験継続時間は 15分間±2 分間とする。ブレーキを室温まで冷やし,その後, 試験サイクルを繰り返す。1 回の試験サイクルにつき最大 10 回の中断が,それぞれ 10 秒間を上限として許容される。 次の式(5)から制動エネルギーを計算する。 E=FBr x VBr x T (Wh) ここに FBrは制動力(N) VBr:タイヤ外周の線速度(12.5 km/h=3.472m/s)(m/s) T:各試験サイクルの継続時間(h)(中断を除く)を表す。 (15 分間=0.25 時間) 40 − 5.2.6.2 要求事項 JIS D 9313-2の 4.7.1(耐熱性試験)の試験全体を通して, ブレーキレバーとグリップが接触することなく,操作力は 180 N を超えず,かつ,制動力も 60 N∼115 N の範囲外に 逸脱してはならない。 JIS D 9313-2の 4.7.2(性能試験)の試験を行ったときに, ブレーキが,JIS D 9313-2 の 4.6.5.7 c)(性能試験)1)及び 2)で使用された最も高い操作力において記録された制動 性能の少なくとも 60 %に達しなければならない。 4.2.9.2 要求事項 〔JIS D 9301 と同じ〕 表 2 ― 総制動エネルギー量 単位 Wh 車種 一般用自転車 スポーツ専用自 転車 スポーティ車, シティ車,小径 車,実用車 子供車 マウン テンバ イク レーシ ングバ イク 総制動エネ ルギー,E 55 55 75 75 4.7.2 性能試験 4.7.1の試験完了後,ブレーキを室温まで冷却し,4.6.5.7 c) 1) 及び 4.6.5.7 c) 2)に規定する試験の該当する項目を行う。 なお,ブレーキシステムは,取扱説明書に従って調整しても よい。 41 − − − 附属書 A(参考)制動性能の直線性に関する最良適合線お よび±20%限界線を求めるための最小二乗法に関する説明 5.3 操縦部 5.3 操だ(舵)装置 4.3 操だ(舵)装置 4 試験方法〔JIS D 9313-3〕 42 5.3.1 操縦安定性 操縦安定性は,次による。 a) 操縦回転部には,きしみ,当たりなどの不円滑及び著し いがたがあってはならない。 5.3.1 操だ(舵)安定性 操だ(舵)安定性は,次による。 a) 操だ(舵)回転部には,きしみ,当たりなどの不円滑 及び著しいがたがあってはならない。 4.3.5 操だ(舵)安定性 操だ(舵)角度は,正しく調整されているとき,まっすぐ 前を向いた位置から左右どちらの側にも 30° 以上自由に向 きを変えることができ,また,窮屈な箇所があったり,ベア (5) (4)

(13)

13 b) サドルを最後方位置にし,適応乗員体重2)の±5 kg の乗 員がその最後方部に座乗して,両手でハンドルにぎり部 をつかんだときに,自転車及び乗員の合計質量の 25 % 以上が前車輪にかからなければならない。 注 2) 取扱説明書に明示された適応乗員の体重をい う。 c) サドル最大高さとなるよう固定したサドルに乗員が座 乗して,最小目盛値が 1°以下の角度測定器によって左 右の操縦角度を測定したとき,操縦角度は左右それぞれ 60°以上でなければならない。 b) サドルを最後方位置にし,適応乗員体重の±5 kg の乗 員がその最後方部に座乗して,両手でハンドルグリッ プ部をつかんだときに,自転車及び乗員の合計質量の 25 %以上が前車輪にかからなければならない。 注記 操だ(舵)装置の幾何学的配置に関する推奨事 項は,附属書 A を参照。 c) サドル最大高さとなるよう固定したサドルに乗員が 座乗して,最小目盛値が 1°以下の角度測定器によっ て左右の操だ(舵)角度を測定したとき,操だ(舵) 角度は左右それぞれ 60°以上でなければならない。 リングが堅かったり又は緩かったりしてはならない。 サドルを最後方位置にし,乗員がその最後方部に座乗し て,両手でハンドルグリップ部をつかんだときに,自転車及 び乗員の合計質量の 25 %以上が前車輪にかからなければ ならない。 注記 操だ(舵)装置の幾何学的配置に関する推奨事項 は,JIS D 9301 の附属書 A を参照。 43 5.3.2 ハンドル 5.3.2.1 一般 a) ハンドルの全幅は,600 mm 以下とする。 5.3.2 ハンドル 5.3.2.1 一般 a) ハンドル(グリップなどを含む)の全幅は,350 mm 以上600 mm以下とする。 4.3.1 ハンドルバーの寸法 ハンドル(グリップなどを含む)の全幅は,マウンテンバ イクが 350 mm 以上 1 000 mm 以下,レーシングバイクが 350 mm以上 600 mm 以下でなければならない。 44 b) ハンドルステム又はポストには,容易に消えない方法で ホークステムとの最小はめ合い長さを表す,はめ合せ限 界標識を付けなければならない。ただし,最小はめ合い 長さが確保できる構造のものは,この限りではない。 なお,最小はめ合い長さは,ステムの最下端からステ ム径の 2.5 倍以上でなければならない。また,はめ合せ 限界標識の位置は,ステムの完全円周部の下端からステ ム径以上で,かつ,この標識によってステムの強度を損 なってはならない。 b) ハンドルステムは,ホークステムへの安全なはめ合い 長さを確保するため,次の 1)又は 2)を備えなければな らない。 1) ハンドルステムのホークステムへの最小はめ合い長 さを表す,はめ合わせ限界標識を付けなければならない (図 4 参照)。はめ合わせ限界標識は,ステム径以上の長 さの容易に消えない方法で表示し,ハンドルステムの下 端からステム径の 2.5 倍以上の位置で,ステムの完全円 周部がステム径以上の長さがなければならない。 2) 上記の 1)に規定した最小はめ合い長さが確保できる構 造(例えば,ホークステムからの引き抜きを防止でき る止め具が組み込まれ,かつ,意図せずに抜けない構 造)でなければならない。 〔JIS D 9301 と同じ〕 − 45 d) ハンドルをはめ合わせ限界標識まで引き上げ,サドルを 固定可能な最低位置まで下げたときに,ハンドルバーの にぎり最上部とサドル座面中央部との高さの差は,400 mm を超えてはならない。ただし,車体部が折り畳み又 は分割できるものには,これを適用しない。 d) ハンドルをはめ合わせ限界標識まで引き上げ,製造業 者が指定するサドル最小高さまで下げたときに,ハン ドルバーのグリップ最上部とサドル面がシートポスト 軸と交差する点までの垂直距離は,400 mm を超えては ならない。(図 5 参照) 4.3.3 ハンドルステムのはめ合わせ限界標識 〔JIS D 9301 と同じ〕 46 e) ハンドルバーの両端は,にぎり,エンドキャップなどで 覆わなければならない。また,にぎりは,7.6.1 の試験 を行ったとき,100 N 以上の離脱力に耐えなければなら ない。エンドキャップなどは 7.6.2 の試験を行ったとき, 70 N以上の離脱力に耐えなければならない。 e) ハンドルバーの両端は,グリップ,エンドキャップな どで覆わなければならない。また,グリップ,エンド キャップなどは,JIS D 9313-3 の 4.1.1(低温試験)及 び 4.1.2(温水試験)の試験を行ったとき,離脱力に耐 えなければならない。 4.3.2 グリップ及びプラグ 〔JIS D 9301 と同じ〕 − 47 − − 4.1 グリップの離脱力試験 4.1.1 低温試験 グリップ,エンドキャップ又はエンドプラグを装着したハ ンドルバーを室温の水に 1 時間浸せきする。次にハンドルバ ーを冷凍庫に入れ,温度が–5℃未満になったらハンドルバー

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14 を取り出し,ハンドルバーの温度が–5℃に達するのを待っ て,図 1 に示すようにグリップ,エンドキャップ又はエンド プラグに対して抜ける方向に 70 N の力を負荷する。ハンド ルバーの温度が+5 ℃に達するまでこの力を保持する。エン ドキャップ又はエンドプラグには,図 2 及び図 3 に示すよう に引張具を取付けられるように穴をあけてもよいが,その穴 でハンドルバーとプラグの保持に影響を与えてはならず,又 試験中に引張具がハンドルバーに接触してはならない。 48 7.6.1 にぎりの離脱力試験 試験用ハンドルバーににぎりを取り付け,60 ℃±2 ℃の 温水に 4 時間以上浸せきする。試料を取り出し,30 分以上 経過後 2 時間以内に図 16 のような引張具によって,にぎり の元の部分を引っ張り,にぎりの離脱力を調べる。このとき, リングと試験用ハンドルバーとの径の差は,0.2 mm 以下と する。また,完成車の試験においては,試験用ハンドルバー に換えて実際に装着するハンドルバーを用いてもよい。 試験用ハンドルバーは,JIS G 4303 に規定する SUS304 の 丸棒の表面を,JIS R 6252 又は JIS R 6253 に規定する研磨材 の粒度 P320 の研磨紙,又は耐水研磨紙によって仕上げなけ ればならない(表 8 参照)。 表 8−試験用ハンドルバー寸法(参考) 単位 mm にぎりの内径 の呼び 試験用ハンドルバー の外径 (φ) 許容差 16 15.9 0 19 19.1 −0.15 22 22.2 図 16−にぎりの離脱力試験 4.1.2 温水試験 グリップを装着したハンドルバーを,60 ℃の温水に1時 間浸せきする。試料を取り出し,30 分間経過後,図 1 のよ うな引張具によって,グリップを外す方向に 100 Nの力を 1 分間負荷する。このとき,リングとハンドルバーとの径の差 は,0.2 mm 以下とする。また,グリップの試験においては, 試験用ハンドルバーを用いてもよい。 試験用ハンドルバーは,JIS G 4303 に規定する SUS304 の 丸棒の表面を,JIS R 6252 又は JIS R 6253 に規定する研磨 材の粒度 P320 の研磨紙,又は耐水研磨紙によって仕上げな ければならない(表 1 参照)。 表 1−試験用ハンドルバー寸法(参考) 単位 mm グリップの内 径の呼び 試験用ハンドルバー の外径 (φ) 許容差 16 15.9 0 19 19.1 −0.15 22 22.2 図 1−グリップの離脱力試験 49 − f) ハンドルステムの取付け部上端とホークステム延長 部分が取り付けられているホークステムの上端との 距離 g が 5 mm 以下でなければならない(図 6 参照)。 ホークステム延長部分がクランプされているホー クステムの上部はネジを切ってはならない。また,寸 法 g は,操だ装置の適正な調整ができなければならな い。 4.3.4 ホークステムを固定するハンドルステムの要求事項 〔JIS D 9301 と同じ〕

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15 注記 アルミ製及び繊維強化樹脂製ホークステムにつ いては,ホークステムの内側面を傷つけるおそれのあ る内部装置(例えばアンカーナット)は避けることが 望ましい。 50 − 5.3.2.2 ハンドルバーとステムの片側曲げ強度 5.3.2.2.1 ハンドルステムの片側曲げ強度 この試験はハンドルバーを製造していないステム製造 業者を対象とする。 JIS D 9313-3の 4.2(ハンドルステムの片側曲げ試験)の 試験を行ったとき,ハンドルステムに亀裂又は折損がな く,かつ,試験力の負荷点で試験力の方向に測定された永 久変形量が 10 mm 以下でなければならない。 ハンドルステムは,ハンドルバーの試験の合否に影響を 与えるが,通常ハンドルバーは,ステムの試験の合否に影 響を及ぼさない。従って,ハンドルバーは常にステムに装 着して試験するが,ステムはハンドルバーの代わりにテス トバーで試験してもよい。 4.3.6 ハンドルバ−とステムの片側曲げ強度 4.3.6.1 ハンドルステムの片側曲げ強度 〔JIS D 9301 と同じ〕 4.2 ハンドルステムの片側曲げ試験 ホークステムに挿入するためのステム軸を備えたハンド ルステムは,ステム軸を最小はめ合い長さ(一般用自転車は JIS D 9301の 5.3.2.1 b),スポーツ専用自転車は JIS D 9303 の 4.3.3 参照)で固定具に固定する。ホークステムの延長部 分に直接固定するハンドルステムは,取扱説明書に従ってハ ンドルステムをホークステムに取り付け,このホークステム を適切な高さに合わせて固定具に固定する。試験用ハンドル バーをハンドルステムに組み付け,表 2 及び図 4 に示すよう に,ステム軸から d の距離に F1の力を負荷する。この力を 1分間保持する。 表 2−ハンドルバーへの負荷力及び距離 車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車 スポーティ 車,シティ 車,小径車, 実用車 子供車 マウンテ ンバイク レーシ ングバ イク 力, F1 N 600 600 1 000 1 000 距離, d mm 300 300 300 230 図 4−ハンドルステムの片側曲げ試験 51 5.3.2.2 片側曲げ強度 片側曲げ強度は,7.5.1 の試験を行ったとき,著しい変形及 び破損があってはならない。 5.3.2.2.2 ハンドルバーとステムの片側曲げ強度 この試験は,ハンドルバー及びステムを製造する製造業 者及び自転車製造業者を対象とする。 JIS D 9313-3の 4.3(ハンドルバーとステムの片側曲げ試 験)の試験を行ったとき,ハンドルバー,ステム又は取り 付けボルトに亀裂又は折損がなく,かつ,試験力の負荷点 で測定された永久変形量が 15 mm 以下でなければならな い。 4.3.6.2 ハンドルバーとステムの片側曲げ強度 〔JIS D 9301 と同じ〕 52 7.5.1 片側曲げ強度 ハンドルを図 10 のようにハンドルステムの最小はめ合い 長さで固定し,ハンドルバーの片側の端から 40 mm の位置 に,108 N・m に相当する力を加えたとき,著しい変形及び破 − − 4.3 ハンドルバーとステムの片側曲げ試験 ハンドルバーとステムが溶接やろう付けなどによって恒 久的に接合される場合を除き,製造業者の取扱説明書に従っ てハンドルバーとステムを組み付け,ハンドルバーのグリッ

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16 損の有無を目視によって調べる。ホークステムを外側からク ランプする構造のハンドルステムでは,ホークステムと同じ 外径をもつ適切な長さの丸棒にハンドルステムを固定して 試験を行う。 単位 mm 図 10−片側曲げ強度試験 プ部をステム軸に垂直な面内で位置合わせする(図 5 a),図 6 a)参照)。ホークステムに挿入するためのステム軸を備え たハンドルステムは,ステム軸を最小はめ合い長さで固定具 に固定する。ホークステムの延長部分に直接固定するハンド ルステムは,製造業者の取扱説明書に従ってハンドルステム をホークステムに取り付け,このホークステムを適切な高さ に合わせて固定具に固定する。表 3,図 5 及び図 6 に示すよ うに,ハンドルバーの末端から 50 mm の距離にホークステ ム軸に平行に F2の力を負荷する。この力を 1 分間保持する。 表 3−ハンドルバーへの負荷力 単位 N 車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車 スポーティ 車,シティ 車,小径車, 実用車 子供車 マウンテ ンバイク レーシン グバイク 力, F2 600 600 1 000 1 000 a) 調整可能なハンドルバーの位置決め 図 5−ハンドルバーとステムの片側曲げ試験 図 6−ハンドルバーとステムの片側曲げ試験(レーシング バイク) 53 5.3.2.3 ステムの前方曲げ強度 ステムの前方曲げ強度は,7.5.2 の試験を行ったとき,折 損してはならない。 5.3.2.3 ハンドルステムの前方曲げ強度 次に示すとおり,同じアセンブリを対象に 2 段階の試験 を行う。 5.3.2.3.1 第 1 段階の要求事項 JIS D 9313-3の 4.4.1(第 1 段階の試験方法)の試験を行 4.3.6.3 ハンドルステムの前方曲げ強度 〔JIS D 9301 と同じ〕

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17 ったとき,目に見える亀裂又は折損がなく,かつ,試験力 の負荷点で試験力の方向に測定された永久変形量が 10 mm以下でなければならない。 5.3.2.3.2 第 2 段階の要求事項 JIS D 9313-3の 4.4.2(第 2 段階の試験方法)の試験を行 ったとき,目に見える亀裂又は折損が生じてはならない。 54 7.5.2 ステムの前方曲げ強度 ハンドルを図 11 のようにハンドルステムの最小はめ合い 長さで固定し,2 000 N の力をテストバー又はハンドルバー 取付部に加えたとき,折損の有無を目視によって調べる。た だし,2 000 N の力に耐えられないものは,ハンドルステム の曲がり角度が 45°に達する前に折損してはならない。こ の場合,ハンドルステムに加えた力の最大値は,1 600 N 以 上でなければならない。ホークステムを外側からクランプす る構造のハンドルステムでは,ホークステムと同じ外径をも つ適切な長さの丸棒にハンドルステムを固定して試験を行 う。 図 11−ステムの前方曲げ強度試験 − − 4.4 ハンドルステムの前方曲げ試験 4.4.1 第 1 段階の試験方法 ホークステムに挿入するためのステム軸を備えたハンド ルステムは,ステム軸を最小はめ合い長さで固定具に固定す る。ホークステム延長部分に直接固定するハンドルステムに は,ホークステムを適切なテストバーに固定し,バーを固定 具に固定する。この場合,バーの突出長さは重要ではない。 図 8 に示すように,ハンドルバー取付点を通って前方下向 きに,ステム軸又はテストバーの軸に対して 45°の角度で表 4の F3 の力を負荷し,この力を 1 分間保持する。試験力を 解除し,永久変形量を測定する(一般用自転車が JIS D 9301 の 5.3.2.3.1,スポーツ専用自転車が JIS D 9303 の 4.3.6.3.2 参 照)。 ハンドルステムが一般用自転車が JIS D 9301 の 5.3.2.3.1, スポーツ専用自転車が JIS D 9303 の 4.3.6.3.2 の要件を満た していたら,第 2 段階の試験を行う。 図 8−ハンドルステムの前方曲げ試験 55 4.4.2 第 2 段階の試験方法 第 1 段階(4.4.1)と同様にハンドルステムを取り付けた状 態で,試験力が表 4 の最大値 F4に達するまで,又はハンド ルステムが試験力の負荷点で試験力の方向に測定して 50

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18 mm湾曲するまで,4.4.1と同じ位置で同じ方向に徐々に負荷 する。ステムがそれ以上曲がらなくなった,又は曲がり続け なくなったら,その力を 1 分間保持する。 表 4−ステムに負荷する力 単位 N 車種 一般用自転車 スポーツ専用自 転車 スポーテ ィ車,シテ ィ車,小径 車,実用車 子供車 マウン テンバ イク レー シン グバ イク 第 1 段 階 力, F3 1 600 1 600 1 600 1 600 第 2 段 階 力, F4 2 000 2 000 2 600 2 300 56 5.3.2.4 ハンドルバーとステムとの固定強度 5.3.2.4 ハンドルバーとステムとの固定強度 4.3.6.4 ハンドルバーとステムとの固定強度 57 7.5.3 ハンドルバーとステムとの固定強度 ハンドルをハンドルステムの最小はめ合い長さで固定し た状態で,図 12 に示すように,ハンドルバーとハンドルス テムとの組付部に最大トルクが生じる方向及び位置に,片側 につき,220 N の力をハンドルバーの左右同時にかかるよう に加えたとき,ハンドルバーのステムに対する動きを目視に よって調べる。ただし,最大トルクがハンドルバーの末端で 生じる場合には,末端から 15 mm 以内の最も末端に近い位 置に加える。ホークステムを外側からクランプする構造のハ ンドルステムでは,ホークステムと同じ外径をもつ適切な長 さの丸棒にハンドルステムを固定して試験を行う。 なお,ハンドルバーとハンドルステムとの組付けがクラン プによる場合,締付けねじを 20 N・m 以下の適切なねじ締付 けトルクで締め付ける。 図 12−ハンドルバーとステムとの固定強度試験 − 4.5 ハンドルバーとステムとの固定試験 取扱説明書に従って,ハンドルバーをハンドルステムに適 切な締め付けトルクで組み付け,ハンドルステムを最小はめ 合い長さで,ステム軸を垂直にして固定具に固定する。ステ ムクランプの中心線を中心にして T1 のトルクを負荷する。 表 5 にトルクを示す。ハンドルバーの両側に垂直下向きの力 を負荷することによってトルクを均等に分割し,これらの力 を 1 分間保持する。トルクの正確な負荷方法はハンドルバー のタイプによって異なるため,参考例を図 9 に示す。 表 5−ハンドルバーへの負荷力 単位 Nm 車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車 スポーテ ィ車,シテ ィ車,小径 車,実用車 子供車 マウンテ ンバイク レーシン グバイク トルク, T1 60 60 80 60 図 9−ハンドルバーとステムとの固定試験 58 5.3.2.5 ハンドルステムのホークステムへの固定強度 5.3.2.5 ハンドルステムとホークステムとの固定強度 4.3.6.5 ハンドルステムとホークステムとの固定強度 59 7.5.4 ハンドルステムのホークステムへの固定強度 − 4.6 ハンドルステムとホークステムとの固定試験

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19 ハンドルステムをフレームのホークステムにはめ合せ限 界標識の位置で組み付け,引上げ棒を 20 N・m 以下の適切な ねじ締付けトルクで締め付けた状態で,図 13 のようにテス トバー又はハンドルバーに 25 N・m のトルクを加えたとき, ハンドルステムのホークステムに対する動きを目視によっ て調べる。 図 13−ハンドルステムのホークステムへの固定強度試験 取扱説明書に従って,ハンドルステムをホークステムに適 切な締め付けトルクで締め付けて固定し,ホークステム/ハ ンドルステムの軸に垂直な面内で考え得る各回転方向に T2 のトルクを 1 回ずつ負荷する。表 6 にトルクを示す。各トル クを 1 分間保持する。トルクの正確な負荷方法は異なること があるため,参考例を図 10 に示す。 表 6−ハンドルステムへの負荷力 単位 Nm 車種 一般用自転車 スポーツ専用自転車 スポーテ ィ車,シテ ィ車,小径 車,実用車 子供車 マウンテ ンバイク レーシン グバイク トルク, T2 40 40 50 40 図 10−ハンドルステムのホークステムへの固定試験 60 5.3.2.6 ブレーキレバーの固定強度 レバー付き形ハンドルのブレーキレバーの固定強度は, 7.5.5 の試験を行ったとき,レバーと“はと”との結合に動 きを生じてはならない。 〔従来どおり残す〕 61 7.5.5 ブレーキレバーの固定強度 レバー付き形ハンドルは,ブレーキレバーの端から 40 mm の位置に 150 N の力を図 14 のように加えたとき,レバーと “はと”との結合の動きを目視によって調べる。 単位 mm 図 14−ブレーキレバーの固定強度試験 〔従来どおり残す〕 62 − 5.3.2.6 バーエンドとハンドルバーとの固定強度 JIS D 9313-3の 4.7(バーエンドとハンドルバーとの固定 試験)の試験を行ったとき,バーエンドがハンドルバーに 4.3.6.6 バーエンドとハンドルバーとの固定強度 〔JIS D 9301 と同じ〕 4.7 バーエンドとハンドルバーとの固定試験 ハンドルバーを適切な固定具に固定し,バーエンド製造業 者の取扱説明書に従ってバーエンドをハンドルバーに組み

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