認定遊技機整備士試験
(CGM試験)
補助テキスト(第九版)
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CGM試験(Certificated Gaming machine Maintenance officer)
<<ご案内>> 本テキストは、弊社が運営する『認定遊技機整備士試験(CGM試験)』のご受講生様向け に、学習用教材として編集しております。本テキストの内容等に関するお問い合わせは、 下記宛てご連絡下さい。 株式会社オフィスジャパン 統括部 〒110-0005 東京都台東区上野7-2-8 岡田ビル6F TEL:03-5830-0171(代表) FAX:03-5830-0072 Mail:info@officejapan.net URL:www.officejapan.net <<もくじ>> 1. パチンコ台の基礎知識 2ページ <パチンコ台からホールコンピュータに送られるデータとは…> 2ページ <パチンコ台からホールコンピュータに送られるデータの種類> 3ページ <5つの信号からわかること…> 4ページ <5つの信号の意味> 6ページ <パチンコ台の異常を見抜く> 7ページ 2. 様々な計数の意味 8ページ <ホールコンピュータ・メーカー毎の項目名比較> 10ページ <各計数項目の意味> 11ページ 3. 遊技機の整備を行なう意味と、計数の関係 34ページ <遊技機整備のポイント> 34ページ <遊技機整備と計数の関係> 35ページ 4. スロットに関する基礎知識 35ページ
2 1.パチンコ台の基礎知識 <パチンコ台からホールコンピュータに送られるデータとは…> 当たり前のことですが、パチンコホールは、お客様にパチンコ台で遊んでもらうことをサー ビスとして提供しています。お客様がパチンコ台で遊ぶと、パチンコ台から様々なデータが ホールコンピュータに送られてきます。コンビニやスーパーに例えるなら、お客様が買った 商品をPOSレジで“ピピッ”とバーコードを読み取れば、どの商品がいつ何個売れたかがコ ンピュータで集計されているのと同じようなものです。 コンビニやスーパーでは、そのコンピュータに集計されたデータをもとにして、いつどんな 商品がどんなお客様層に売れているのか、売れていない商品は何か、在庫がなくなりそう で発注しなければならない商品は何か、曜日別や時間帯別の売れ筋傾向はどうかといっ た様々な営業戦略を立てて、日々の営業を組み立てています。 それでは、“トータルの売上金額と販売個数”しか興味を持っていないマネージャーさんと、 “商品別や曜日別・時間帯別・天候別・お客様層別の売れ筋・死に筋”など様々な視点でデ ータを把握してフル活用しているマネージャーさんがいたとしたら、それがコンビニやスー パーなら、どちらのお店が繁盛しているでしょうか? では、パチンコホールについてはどうでしょうか?“お客様の生の声”や“クレーム”“ご意 見・感想”などもとても大切な情報です。みなさんはどのようにしてその情報を集めて、分析 して、営業に活かしておられますか?そして、お客様が“声に発しなくても”わかる情報…つ まりパチンコ台から送られてくるデータを、どれくらい“最大限フル活用しよう!”とされてま すか? そうです…パチンコ台やパチンコホールを活かすも殺すも、そこで働く“人の意識”次第で す。ホールコンピュータで見ることのできる様々な計数も、“人の意識”次第では、『単なる 結果報告のための数字の羅列』にしかなりません。大切なことは、その計数の“意味”をし っかりと理解し、“結果としての数字”をどう分析し、“数字を生み出した原因”をどう追及す るかです。 そして、今の自分自身の“計数の活用度合い”に決して満足せず、常に向上心を持ち続 けて謙虚に学び続けることこそが、これからのパチンコホールスタッフに求められる素養で はないでしょうか。
3 <パチンコ台からホールコンピュータに送られるデータの種類> 代表的なデータには次のようなものがあります。 ① アウト(稼動数) お客様がパチンコ台で打ち出した玉数のことです。パチンコ台の性能としては、1分 間に打ち出せる上限が100発までと定められています。打ち出された玉は、スター トチャッカーや他入賞口・アタッカー・ハズレ穴などに入ったあと、パチンコ台の裏側 にある“アウトボックス”に落ちます。“アウトボックス”の底には“アウトメーター”とい うセンサーがついていて、そのセンサーを通過した玉数が“アウト(稼動数)”信号と してホールコンピュータに送られます。ちなみに、“アウトメーター”は10玉ずつ数え る仕組みになっています。 ② セーフ(払出数) お客様がパチンコ台で打ち出した玉がスタートチャッカーやアタッカーなどの入賞口 に入ることによって払い出される玉数のことです。パチンコ台の裏側の上部に“セー フタンク”という箱がついていて、パチンコ台で払い出しがあると“セーフタンク”に玉 が補給されます。“セーフタンク”にも“セーフメーター”というセンサーがついていて、 そのセンサーを通過した玉数が“セーフ(払出数)”信号としてホールコンピュータに 送られます。セーフも10玉ずつ数える仕組みになっています。 ③ スタート セブン機(デジパチ)や権利モノにあるスタートチャッカーに玉が入ると、メインデジタ ルが回ります。メインデジタルが停止するたびにホールコンピュータに送られるデー タが“スタート”信号で、この信号を数えたものが“スタート”というデータになります。 “スタート”は通常『1分間に何回メインデジタルが停止したか』という平均値で表現さ れています。厳密に言うと、お客様は止め打ちしたりしますから、“1分間当たり”で はなく“アウト100発当たり”ということになります。“スタート”には2種類あって、メイ ンデジタルが停止した回数のことを“有効スタート”と言い、保留玉4つを超えてスタ ートチャッカーに入賞した玉数まで合わせたものを“実入賞スタート”とか“実スター ト”と言います(島設備やホールコンによって実スタートデータがとれない場合もあり ます)。羽根モノの場合は始動口1・2がスタートチャッカーの代わりとなります。 ④ 特賞 メインデジタルの抽選に当たって大当りが発生すると、パチンコ台はその大当りの 間ずっと“特賞”信号をホールコンピュータに送り続けます。この“特賞”信号が送ら れてきた回数をホールコンピュータで数えると、“特賞回数”になります。 ⑤ 確率変動 大当りが確率変動図柄だった場合、大当り終了後に確率変動状態になります。また、 確率変動図柄でなくても時短状態になる機種もあります。このような“確率変動状 態”や“時短状態”になっている間ずっと“確率変動”信号がホールコンピュータに送
4 り続けられます。確率変動状態では、次の大当りの確率が通常状態よりも大幅にア ップします。また、ミニデジタルが停止するまでの時間が短縮されて、電チューの開 放確率も大幅にアップし開放時間も長くなるので、結果的にセーフが増えて通常時 よりも玉が減りにくくなります。時短状態では、次の大当りの確率はアップしません が、それ以外は確率変動状態と同じです。 パチンコ台の機種によっては、以上の5つ以外にも送られてくる信号(データ)があります が、通常はこの5つの信号の意味や仕組みをしっかり理解していれば十分ではないでしょ うか。ホールコンピュータで見ることのできる“パチンコ台の遊技性能や結果”に関する計数 のほとんどは、この5つの信号をもとに計算しています。 つまり、この5つの信号の意味や仕組みを正しく理解することが、計数活用の『初めの一 歩』なのです。 <5つの信号からわかること…> これまで説明した5つの信号で、パチンコ台の1日の動きを読み取ることができます。 この図は、左側から順を追って、1日の流れを表しています。最初の大当りは確変ではな い通常大当りです。二回目大当りは確変大当りで、3連荘です。最後の大当りは通常大当 りです。さて、さきほどの5つの信号の4つ目の“特賞信号”と5つ目の“確変信号”ですが、 なぜこのように通常状態と特賞状態と確変状態の3つにわけて、パチンコ台の動きを把握 する必要があるのでしょうか………? 通 常 状 態 ① 特 賞 状 態 ① ( 通 常 大 当 ) 確 変 状 態 ① 通 常 状 態 ② 特 賞 状 態 ② ( 確 変 大 当 ) 確 変 状 態 ② 特 賞 状 態 ③ ( 確 変 大 当 ) 確 変 状 態 ③ 特 賞 状 態 ④ ( 通 常 大 当 ) 確 変 状 態 ④ 通 常 状 態 ③ 特 賞 状 態 ⑤ ( 通 常 大 当 ) 確 変 状 態 ⑤ 通 常 状 態 ④
5 まず最初に大切なことは、お客様は通常状態から遊び始めるということです。その時、お 客様にとって重要なことはどれくらいたくさんメインデジタルが回るかということです。つまり、 さきほどの5つの信号の中でも“スタート信号”の回数が、お客様にとって最も気になるデー タだということです。ところが、“スタート信号”は特賞状態や確変状態の時にも送られてき ます。特賞状態の時にはメインデジタルの抽選も行なわれませんし、確変状態の時には通 常状態の時よりもメインデジタルの抽選回数が大幅に増えてしまいます。だから、通常状 態の時だけの“スタート信号”の回数をひろいださなければならないのです。そして、同じよ うに通常状態の時だけの“アウト信号”をひろいだして、100発当たり(つまり1分間当たり) にどれくらいスタートが回っているかを把握しなければならないのです。 さて、通常状態でないパチンコ台は、特賞状態と確変状態の2種類と見ることができます。 なぜ2つの状態にわけなければならないのでしょうか?その理由は、お客様にとって、それ ぞれの状態の時の出玉が重要だからです。2つの状態の時は、通常時とは明らかに出玉 の量が違います。特に、特賞状態の時の出玉にお客様は大きな期待をしています。確変 状態の時の出玉もお客様が気になることです。ところが、パチンコ台にとってはどちらも同 じ出玉として“セーフ信号”を送るだけにすぎません。そこで、特賞状態と確変状態の2つに わけて“セーフ信号”を集計すれば、それぞれの出玉が管理できるのです。参考までに、ホ ールコン側では、確変状態は大当りが終った瞬間から始まるのではなく、通常5~15秒ほ ど間隔をあけてから確変状態に入ったと認識するようになっています(ホールコンの設定で 秒数を変更できます)。大当りの最後のラウンドが終ってアタッカーが閉じても、特賞状態 の時に入賞した玉に対する払い出しが全て出きっていないからです。 また、特賞状態でないパチンコ台は、通常状態と確変状態の2種類と見ることができます。 なぜ2つの状態にわけなければならないのでしょうか?その理由は、お客様にとって、どれ くらい連荘するかが重要だからです。ホールコンでは、大当りの回数は“特賞信号”の発生 回数を数えて管理しています。さきほどの図で言うならば、特賞信号の発生回数は“5回”、 つまり大当り5回という意味です。しかし、5回の大当り全てをお客様が“通常確率”で自力 で引き当てたわけではありません。そのうち2回は確率変動中の“甘確率(高確率)”という 特典で引き当てた連荘によるものです。つまり、この日お客様が“通常確率”で自力で引き 当てた大当り(“初当たり”と言います)は3回で、そのうち1回は3連荘だった……といった ことを管理しなければならないわけです。そのためには、それぞれの大当りが“通常状態” で引き当てたものか、“確変状態”で引き当てたものかを管理すればよいわけです。 これらのことから、次のことがわかります。 一日の総アウト=通常状態の総アウト+特賞状態の総アウト+確変状態の総アウト 一日の総セーフ=通常状態の総セーフ+特賞状態の総セーフ+確変状態の総セーフ 一日の総スタート=通常状態の総スタート+特賞状態の総スタート +確変状態の総スタート
6 ただし、一日の総スタートは、普通は通常状態の総スタートと確変状態の総スタートを合 計したものとして考えます。特賞状態の時のスタート信号はメインデジタルの停止を伴なわ ない(つまり大当り抽選しない)からです。パチンコ台のランプに表示されているスタート回 数は、この総スタートを表しています。 <5つの信号の意味> さて、これまでは“5つの信号が出る仕組み”と“なぜ5つの信号が必要なのか”について 説明しました。次に、“5つの信号が持つ意味”について考えてみましょう。 ① アウト お客様が打ち出した玉数です。と言うことは、お客様がたくさん遊技して頂ければ、そ の分アウトは増えるわけです。自店と他店のアウトを比較すれば、お客様がどれくら い自店をひいきにしてくれているかのバロメーターになります。自店の中でも、異なる 機種どうしのアウトを比較すれば、機種毎の人気度のバロメーターにもなります。つま り、“アウト”はお客様の支持率を量る指標なのです。また、例えば13時間営業のパ チンコホールの場合、朝一から閉店までパチンコ台が休むことなく100%稼動したと すると、1分間に100発のアウトが規定アウトですので78,000発が最大値となりま す。その最大値に対する実際のアウト数は、パチンコ台の“稼働率”としてとらえること ができるわけです。 ●“稼働率(%)” = 実際のアウト数 ÷ 店舗の最大アウト数 × 100 ② セーフ パチンコ台が払い戻した玉数です。パチンコ台の整備内容によってスタートチャッカー やアタッカーや他入賞口への入賞個数が変わってきますし、大当りの回数によっても 大きく変わります。なによりも、お客様がたくさん遊技したのかそうでないのか、つまり アウト数に大きく影響されるわけです。セーフ数が多いからたくさん出たとか、少ない から出なかったとかは、アウト数に対して考えない限りあまり意味を持たないのです。 そこで、次のような視点でアウトとセーフを見る必要がでてくるわけです。 ●“差玉” = アウト - セーフ どれくらい玉が出たのか(店舗にとってはマイナス差玉)。 または、のまれたのか(店舗にとってはプラス差玉)。 ●“出玉率(%)” = セーフ ÷ アウト × 100 打ち込んだ玉(アウト)に対してどれくらい払い出し(セーフ)が 期待できるのか。(店舗にとっては100%未満ならプラス差玉 100%を超えればマイナス差玉) ●“ベース(玉、もしくは%)” = 通常時セーフ ÷ 通常時アウト × 100
7 遊び率とも言われ、通常時に打ち込んだ玉(アウト)100玉に対し て、どれくらい払い出し(セーフ)があるかという平均値。アウトに 対する比率(%)でもあり、玉数でもある。ベースが高ければお客 様にとって遊びやすい機械になる。 ③ スタート メインデジタルが停止した回数です。これもセーフと同じように、アウト数に対して考え る必要があります。お客様にとっては、同じアウト数ならできるだけスタートが多い台 の方が好ましいわけです。ホールコンでは、通常状態の総アウトに対する総スタート の比率をアウト100発単位で表すのが一般的です。 ●“スタート” = 通常状態の総スタート ÷ 通常状態の総アウト × 100 ④ 特賞状態 大当りの回数に直結します。その回数には確変大当りも含まれます。通常は“特賞回 数”と言います。この特賞回数も、単に“多い”“少ない”だけではお客様の印象を量る ことはできません。つまり、お客様にとっては“何回メインデジタルの抽選が行なわれ て、そのうち何回当たったのか”が重要なのです。この大当りを引き当てる確率のこと を、一般的に“特賞確率”と言います。ただし、確率と言っても“%”で表すのではなく、 特賞1回を引き当てるのにかかった総スタート数の平均値で表すのが、ホールコンで は一般的になっています。 ●“特賞確率” = 通常状態及び確変状態の総スタート ÷ 特賞回数 また、通常確率で自力で引き当てた初当たり(つまり通常状態の時に引き当てた大当 たり)の確率も、お客様にとって重要な指標の一つとなります。 ●“初当確率” = 通常状態の総スタート ÷ 初当回数 ⑤ 確変状態 この信号の発生回数をただ数えたなら、“確変・時短状態に何回突入したか”というこ とになるわけですが、例えばフルスペックの機種ならば、それは特賞回数と同じ数値 となりますから、あまり意味をもちません。この信号は、“大当り終了後のパチンコ台 の遊技性能はどの程度か”を量るために活用されています。平たく言えば『確変・時 短中の玉持ち具合』です。これは、“確変ベース”とか“変動ベース”とか“甘ベース”と か“BA”などと言われ、アウト100発単位で表されます。 ●“確変ベース” = 確変状態の総セーフ ÷ 確変状態の総アウト × 100 ④の“セーフ”の項でも触れた通り、ベースは“出玉率”を表す計数でもありますので、 “確変ベース”は“確変中の出玉率”と理解することができます。 <パチンコ台の異常を見抜く> パチンコ台から送られてくるこのような信号を理解して、計数データをしっかり見ることが できるようになる目的の一つに、“パチンコ台の異常を見抜く”ことがあげられます。例えば、
8 ホールコンで個別台のチェックを日々行なう時に、営業時間中であっても閉店後であっても、 故障や不正などをいち早く発見しなければならないからです。その時に大切なことは、『結 果として出てくる数値の異常は発見できても、その異常を生み出す原因を追求できなけれ ばなんの意味もない。』と言うことです。 例えば、こんな原因で、こんな異常数値が発生します……。 ① アウトメーター等の異常 アウトメーターが機能しなくなってしまったり、玉こぼれなどが発生したりすると、ホー ルコン上では異常にアウトが少なくなったり、アウトに対して差玉が増え過ぎたり、ス タートやベースが上がったりします。パチンコ台に故障がなければ、不正が行なわ れていなかったかどうかをチェックする必要も出てきます。 ② セーフメーター等の異常 異常にセーフが少なくなったり、差玉やスタートやベースの異常値が発生したりしま す。また、特賞がかかっても出玉がカウントされなかったりといった現象にもつなが ります。 ③ スタート等の異常 命釘の釘折れなどによって、差玉やスタートやベースの異常値が発生したりします。 2.様々な計数の意味 これまで、パチンコ台からホールコンに送られてくるデータについて解説してきました。ホ ールコンでは、送られてきたデータをさらに様々な計数に加工して、営業戦略を立てるため の指標として活用できるようになっています。この章では、それら様々な計数について紹介 します。 ところで、それら様々な計数について紹介する前に、事前に知っておかなければならな いことがあります。それは、『パチンコ台から送られてくるデータだけではどうしても把握でき ない情報がある』ということです。実は、当然のことですが、お金(つまり売上)に関するデ ータは、パチンコ台からではなくサンドからデータを集めなければなりません。サンドからは、 普通、お金が投入されると100円単位(このことを、1パルス=100円と言います)でホー ルコンに信号が送られます。サンドから送られる大切なデータは売上に関する信号ですが、 もう1つ、ホールコンでは断線信号というものも検知するようになっています。これは、ホー ルコンがサンドの動作状況を常に監視していて、異常があった場合に警告を発するための ものです。この機能が正常に働かなければ、お客様が実際に投入したお金とホールコンで 計上されているお金が合わなくなる、いわゆる“金庫誤差”が発生してしまいます。 もう1つ、パチンコ台からだけではどうしても取れない情報があります。ジェットカウンター
9 に流した玉数です。これも、お客様がパチンコ台で遊技したことによって最終的に獲得した 玉数(ここでは“獲得玉”と呼びます)と、実際にジェットカウンターに流す玉数(ここでは“景 品玉”と呼びます)が現実には異なるため、どれくらい違うかを把握するためにもジェットカ ウンターから直接データを取らなければならないのです。他店からの持ち込みや店内での 不正発見のためにも、とても大切な情報です。 次ページでは、いくつかのホールコンメーカー毎の計数項目名の照合表を紹介致しま す。
10 <ホールコンピュータ・メーカー毎の項目名比較> 本テキスト ダイコク 大都 サン電子 エース アイ電子 平和 アウト (稼動数) アウト 打玉 アウト 入玉 打込数 アウト セーフ セーフ 出玉 セーフ 出玉 補給数 補給 差玉 差 差玉 差引 差玉 差数 差 有効 スタート スタート S% 始動数 S 入賞率 S1 実スタート S1 BY BY ベース ベース α 遊び率 G 遊び率 ベース1 BA BA Kα 高確中 出玉率 変G 変動中 遊び率 ベース2 T1Y T1Y δ 特賞出玉 特出1 特賞数 TY TY Tδ 特出2 TY T1S T1S 特賞 始動数 確1 確率B TS TS SF 確2 確率A TS 玉単価 玉単価 玉単価 玉単価 玉単価 玉単価 玉単価 玉粗利 玉粗利 玉粗利 玉粗利 玉粗利 玉粗利 玉粗利 機械割数 機械割数 機械割数 機械割数 機械割数 機械割数 機械割数 景品割数 景品割数 景品割数 景品割数 景品割数 景品割数 景品割数 出玉率 出玉率 出玉率 出玉率 出玉率 出玉率 出玉率 客滞率 客滞率 客滞率 客滞率 客滞率 客滞率 客滞率
※注:各社とも機種によって項目名が違う場合がありますのでご注意下さい。
11 <各計数項目の意味> 前ページでは、いくつかのホールコンメーカー毎の計数項目名の照合表を紹介致しまし た。本テキストでは、照合表の一番左の列にある項目名を使用して解説を進めてまいりま すので、皆さんが現場でお使いのホールコンの項目に合わせて読みかえて理解下さい。本 章では、代表的な計数項目について解説します。 1. アウト(稼動数) これまでにも解説しましたが、お客様がパチンコ台で打ち出した玉数です。通常は1日・ 1台当たりの平均で表されます。アウトメーターは10玉単位でデータを送る(“1パルス 10玉”と言います)ので、『アウト=40,000』を『アウト=4,000』と表記するホールコ ンもあります。前述の通り、アウトは以下の3つにわけられます。 通常時アウト(BO) 特賞中アウト(特賞1回当たりはT1O、初当たりひとかたまり当たりはTO) 確変中アウト(ホールコンによっては特賞中アウトに含まれている場合もあります) 2. セーフ(払出数) 同じくこれまで解説しましたが、パチンコ台が払い出した玉数です。1日・1台当たりの 平均で表されます。アウトメーターと同様にセーフメーターも10玉単位でデータを送る ので、『セーフ=40,000』を『セーフ=4,000』と表記するホールコンがあります。ア ウトと同様に以下の3つにわけて考えられます。 通常時セーフ 特賞中セーフ 確変中セーフ 3. 有効スタート スタートチャッカーに入賞することによってメインデジタルが回り、とまった回数のことを 言います。通常、アウト100玉に対する平均で表されます。例えば、アウト=20,000 玉で有効スタート総数が1,200回だとすると、 有効スタート = 有効スタート総数(1,200) ÷ (アウト(20,000) ÷ 100) = 6.0(回) となります。ホールコンによってはアウト1,000玉に対する平均で表されるものもあり、 その場合は、 有効スタート = 有効スタート総数(1,200) ÷ (アウト(20,000) ÷ 1,000) = 60.0(回) となります。 普段、『1分間当たりのスタート回数』として理解することも多いのですが、リーチアクシ ョンの際にお客様が止め打ちしたりすることも多いので、アウト100玉に対する平均で
12 あることを正しく理解しましょう。パチンコ台上部のナンバーランプに表示されるスタート 回数は、この有効スタートの1日の総数となります。 4. 実スタート(実入賞スタート) 有効スタートとは違って、実際にスタートチャッカーに入賞した玉数のことを言います。 セブン機の場合は保留玉が最大4個までとなっているので、それを超えて入賞したもの はメインデジタルの抽選がされず、有効スタートの対象とはなりません。あとでまた解説 しますが、BY(他入賞)とベース(遊び率)とスタートの関係を理解する上で、実スタート は大切な考え方になります。パチンコ台からは、有効スタートとは別の配線を使用して データを送らなければならず、また、ホールコンによっては実スタートが取れないものも あります。例えば、アウト=20,000玉で実スタート総数が1,260回だとすると、 実スタート = 実スタート総数(1,260) ÷ (アウト(20,000) ÷ 100) = 6.3(回) となります。ホールコンによってはアウト1,000玉に対する平均で表されるものもあり、 その場合は、 実スタート = 実スタート総数(1,260) ÷ (アウト(20,000) ÷ 1,000) = 63.0(回) となります。また、実スタートは有効スタートと同じかそれ以上となります。 実スタート ≧ 有効スタート 5. ベース(遊び率) 前述の“特賞状態”と“確変状態”以外の状態、つまり“通常状態”の時のセーフ(払出 数)のことで、アウト100玉当たりの平均で表されます。ベースはパチンコ台から直接 データとして送られてくるのではなく、ホールコンで計算してわりだされます(このような 計数のことを、これ以降『ホールコン計算値』と呼びます。)。例えば、前項までの例で通 常時の総セーフ数が4,000玉だとすると、 ベース = 通常時総セーフ数(4,000) ÷ (通常時総アウト数(20,000) ÷ 100) = 20.0(玉) となります。ベースの単位は“玉”となりますが、アウト100玉に対する“%”と理解した 方が良いでしょう。つまり、この例だと、『お客様が通常遊技している時には、打ち出し た玉数に対して20%払い出しがある』ということになります。つまり、 通常時総セーフ数 = 通常時総アウト数 × ベース(%) ということです。 6. 差玉 お客様が玉を打ち込み、パチンコ台が玉を払い出すことによって、結果的に“玉が出た のか出なかったのか”を、アウトとセーフの差で表すホールコン計算値です。前項まで
13 の例では、通常時の差玉は、 (通常時)差玉 = 通常時総アウト数(20,000) - 通常時総セーフ数(4,000) = 16,000(玉) となります。お客様の立場に立って見ると、この状態は『玉を飲まれた状態』『マイナス の状態』と言えるのですが、ホールコンはお店側の立場から差玉を見ますので『プラス の差玉』となります。このことから、 ①通常時の差玉はプラス差玉(黒差玉) ②大当たり中の差玉はマイナス差玉(赤差玉) ③確変中の差玉は①②ほどの差がでず、ほぼトントン となるのが一般的です。この①と②と③を全て合計すると、1日の総差玉になるわけで す。ちなみに、後述しますが、②の差玉のことをT1Y(特賞出玉)やTY(初当出玉)と言 います。 7. BY(他入賞) スタートチャッカーの入賞に対する払い出しのうち、保留玉を超えて入賞したもの(いわ ゆるオーバーフロー)に対する払い出し玉数と、他入賞口の入賞に対する払い出し玉 数を合わせた払い出し玉数で、アウト100玉に対する平均で表されるホールコン計算 値です。つまり、前項までの例では以下のような計算になります。 BY = ベース(20.0(玉)) - (有効スタート(6.0) × スタート賞球数(3玉)) = 2.0(玉) BY(他入賞)が2.0玉ということは、アウト100玉に対して、スタートチャッカー入賞に よる払い出しと他入賞口入賞による払い出しを合わせたものが2.0玉だということです。 見方を変えると、BY2.0玉のうち、スタートチャッカー入賞による払い出しと他入賞口 による払い出しを別々に計算することができない……ということになります。近年、遊技 機メンテナンスの精度を高めなければいけないという意識が高まってきていて、BYのう ちスタート入賞と他入賞をわけて把握したいというニーズが高まり、前述の“実スタート” という計数項目が登場してきたわけです。実スタートから有効スタートを差し引けば、ど れくらいオーバーフローによる払い出しがあるかがわかります。また、ベースから実スタ ート入賞による払い出しを差し引けば、他入賞口だけの払い出し数も把握できるように なるわけです。 閉店保証で、アタッカーに手で玉を入れて払い出しさせたりすると、このBYが通常より も多くなり、結果としてベースも多くなります。ホールコンの帳票を見る際に知っておか なければならない大切なことです。 8. BA(確変ベース) 前述の“通常状態”と“特賞状態”以外の状態、つまり“確変状態”の時のセーフ(払出
14 数)のことで、アウト100玉当たりの平均で表されるホールコン計算値です。例えば、確 変時の総アウト数が2,000玉で、確変時の総セーフ数が1,800玉だとすると、 確変ベース = 確変時総セーフ数(1,800) ÷ (確変時総アウト数(2,000) ÷ 100) = 90.0(玉) となります。ベースと同様に、アウト100玉に対する“%”と理解した方が良いでしょう。 機械要件の変更によってスタート入賞払い出しが3個返しになって、通常時のベースが 低くなり、大当たりした時の期待感がより一層ふくらんできている状況ですので、特にこ の確変ベースの数値に繊細な注意を払い、大当たり時の玉持ち感(玉減り感)を意識し た遊技機メンテナンスが求められています。 9. 特賞回数 “ホールコンへ送られる5つの信号”のところで触れましたが、1日の全ての大当たりの 総数です。確変中に甘確率(高確率)で引き当てた大当たりも数えます。パチンコ台上 部のナンバーランプに表示されている大当たり回数は、この特賞回数です。3個返しの 要件になってから、『突然確変』という機能を持つ機種が出てきましたが、この『突然確 変』が大当たり信号を送り出すために、出玉がない大当たりとして特賞回数に上乗せさ れるケースが発生しています。 10. 初当回数 特賞回数とは違い、通常状態中に通常確率で引き当てた大当たりの総数となります。 機械メーカーが発表している“大当たり確率”は、この初当回数をもとに計算されます。 11. T1Y(特賞出玉) 前述の“通常状態”と“確変状態”以外の状態、つまり“特賞状態”の時の出玉を表すホ ールコン計算値です。注意すべきは、“セーフ(払い出し)”ではなく“差玉”だということ です。つまり、“大当たりで玉がどれだけ払い出されるか”ではなく、“大当たり中に打ち 込むアウトを差し引きすると結果的にどれだけの差玉になるか”ということです。特賞状 態中の差玉を、全ての大当たり回数(特賞回数)で割って平均値を計算したものがT1Y (特賞出玉)になります。ただし、この場合の差玉はお客様から見てプラスかマイナスか という立場で計算されています。 T1Y = (特賞中総セーフ数 - 特賞中総アウト数) ÷ 特賞回数 3個返しの要件になってから、『突然確変』も特賞回数に上乗せされるケースが発生し ているため、ホールコンで計算されるT1Yが、機械メーカーが発表しているT1Yよりも 少なくなるケースがあります。 12. TY(初当出玉) T1Yに対して、特賞状態中の差玉を、全ての初当回数で割って平均値を計算したもの
15 がTY(初当出玉)になります。3個返しの要件になってからは連荘率(継続率)がアップ したために、大当たりの平均継続回数が機種毎にマチマチになってきています。一撃で どれくらい出玉があるかを把握するには、T1YよりもTYの方が向いていると言えます。 TY = (特賞中総セーフ数 - 特賞中総アウト数) ÷ 初当回数 13. T1S(特賞確率) “特賞状態”以外の状態、つまり“通常状態” と“確変状態”の時に、合わせて何回メイ ンデジタルの抽選が行なわれて、そのうち何回大当たりしたか、という確率のことです。 T1S = (通常時総有効スタート数 + 確変時総有効スタート数) ÷ 特賞回数 通常は“総有効スタート数”というと“通常時”と“確変時”を合わせたものになりますの で、以下のように理解しておけば十分でしょう。 T1S = 総有効スタート数 ÷ 特賞回数 14. TS(初当確率) “特賞状態” と“確変状態”以外の状態、つまり“通常状態”の時に、合わせて何回メイ ンデジタルの抽選が行なわれて、そのうち何回大当たりしたか、という確率のことです。 通常状態の時に通常確率で引き当てる大当たりの確率として、機械メーカーが公表し ている“大当たり確率”が、このTSに相当します。 TS = 通常時総有効スタート数 ÷ 初当回数 確変中の大当たりを含む全ての大当たりの確率は、T1Sと呼ばれています。 T1S = 総有効スタート数 ÷ 特賞回数 15. 貸玉料金(貸メダル料金) パチンコホールがお客様に玉を貸す際の価格のことです。風適法(風俗営業等の規制 及び業務の適正化に関する法律)の施行規則第29条1項二号では、 『それぞれ次に定める金額を超えないこと』 イ ぱちんこ遊技機 玉一個につき四円 ロ 回胴式遊技機 メダル一枚につき二十円 と定められています。つまり、パチンコなら1玉4円以内、スロットなら1枚20円以内で あれば、いくらでお客様に貸しても良いということになります。現在は、ほとんどの店舗 が規定の最上限である『パチンコ4円、スロット20円』で営業しています。 16. 売上金額 貸玉サンドからホールコンに送られてくる売上金額のデータで、前述の通り100円単位 で送られます。お客様がいくらお金を投入したかしかわかりませんので、利益がいくら になったかは、次項のジェットカウンターから送られてくる景品金額がわからないと計算 できません。もしくは、パチンコ台の差玉から計算しなければなりませんが、その場合 は実際にジェットカウンターに流れる玉数と差異がありますので、推測値となります。
16 17. 景品金額 お客様が景品交換をする際に、ジェットカウンターからホールコンに送られてくる景品玉 数のデータをもとに、1玉当たりの単価をかけてわりだした金額です。言い換えれば、 『お客様が景品交換した金額』と言えます。そのように考えると、例えば40個交換(1玉 2.5円)のお店で、ある日、全てのお客様がジェットカウンターに流した総景品玉数が2 00万玉だったとすると、 景品金額 = 景品玉数(200万玉) × 交換率(2.5円) = 500万円 ということになります。これは、お客様が実際に得た特殊景品の金額となります。 ところが、ここで、とても大切なことがあります。それは、実際のホールコンでは、上の計 算のようにお客様が実際に得た特殊景品の金額ではなく、貸玉金額である“1玉4円” をかけて景品金額を計算している………ということです。つまり、 景品金額 = 景品玉数(200万玉) × 貸玉金額(4円) = 800万円 となります。 さて…………お客様が得た特殊景品の金額は500万円のはずなのに、どうして800 万円という計算にしなければならないのでしょうか…………????? パチンコ業界の経験が長い人ほど、長年、『景品金額はとにかく4円をかけるんだ!』と 先輩や上司から教え込まれて、それが理屈ではなく身体に染み込んで、後輩や部下に 教える時も同じように『景品金額はとにかく4円をかけるんだ!』…………と、何の疑問 も持たずにやってないでしょうか? なぜこのような計算をするのかは、後述の“獲得金額”と“獲得玉”のところで解説しま す。ここでは、『ホールコンの景品金額は、1玉当たりの交換金額ではなく、貸玉金額の 4円をかけるんだ』とおぼえておきましょう。 18. 交換率 お客様が特殊景品に交換する時にいくらで交換できるか、ということです。交換率の表 し方は2通りあります。1つは、“何玉で100円分の特殊景品と交換できるか”という表 し方で、“33個交換”とか“40個交換”というような表現になります。お客様に対しては、 この表現を使っているホールが多いようです。もう1つは、“1玉は何円分の特殊景品と 交換できるか”という表し方で、“2.5円交換”とか“3.3円交換”というような表現にな ります。 さて、ここでもとても大切なことがあります。どちらの表現方法でも意味は同じですが、
17 “33個交換は何円交換か?”とか“3.3円交換は何個交換か?”といったことを考えよ うとすると、時々それがわかりにくいと感じる人がいるということです。どのように考えれ ば良いのかを、しっかり理解しましょう。 ※33個交換は何円交換か? ⇒ 33個で100円分の特殊景品と交換するという意味ですから、 100円 ÷ 33個 = 3.030303………円 3円交換と言ったりしますが、正確ではないですね…。 ※3.3円交換は何個交換か? ⇒ 1玉3.3円で特殊景品と交換するという意味ですから、“○○個交換”という 表現に変えるには、“何玉で100円になるか”を考えれば良いので、 100円 ÷ 3.3円 = 30.30303………玉 これもまた、正確ではないですね…。本当は30個交換です。 このように、“○○円交換”という表し方は、交換率によっては割り切れない場合がある ということを理解しましょう。ホールコンのデータを手計算で確認する時などは、次のよ うな端数が出てくることを十分に注意して、“玉数表記”の交換率を使うようにしましょう。 ※お客様がジェットカウンターに2,000玉流した時に獲得した特殊景品の金額は、 計算①: 3,000玉 × 3.3円 = 9,900円 計算②: 3,000玉 × 1玉当たりの交換単価(100円 ÷ 30個) =3,000玉 × 100円 ÷ 30個 =10,000円 正しい考え方は、計算②の方です。 19. 売上玉 玉数に関するデータではありますが、実はパチンコ台から送られてくるデータではあり ません。貸玉サンドから送られてくる売上金額のデータを、玉数に計算し直したホール コン計算値になります。例えば、お客様が1,000円投入したとすると、貸玉料金が1玉 4円であれば250玉の売上玉ということになります。 売上玉 = 売上金額(円) ÷ 貸玉料金(円/1玉当たり) = 1,000(円) ÷ 4(円/玉) = 250玉 次に解説する景品玉もそうですが、なぜ、このように、売上金額などの“お金”のことを “玉”で表現しなければならないのでしょうか?なんの必要性があるのでしょうか? 理由は………後ほど詳しく解説しますが、“金額”では“出玉感”がわからないからです。 つまり、
18 ①お客様は、いくら使って、いくら戻ってきたか ⇒ 金額 ②お客様は、どのくらいの玉を元手に遊技して、どのくらい玉を獲ったか ⇒ 出玉感 を、それぞれ“金額”と“出玉感”で表現して、理解する必要性があるのです。出玉感を 考える時の視点の1つとして、お客様が買った玉数(売上玉)に対する、獲得して交換し た玉数(景品玉)を見れば良いわけです。 20. 景品玉 売上玉は貸玉サンドから送られてくる売上金額のデータをもとにしていますが、景品玉 はジェットカウンターから送られてくる玉数のデータです。お客様が実際に景品交換す る玉数となります。 21. 獲得玉(持ち玉) 獲得玉(持ち玉)は、基本的には景品玉と同じでお客様が景品交換する玉数のことです。 ただし、景品玉と全く違う点は、“パチンコ台と貸玉サンドから送られてくるデータをもと にしたホールコン計算値”だということです。例えば、 ①お客様が1,000円貸玉サンドに投入すると、250玉の売上玉が出てくる。 ②その250玉を100玉打って、払い出しが20玉あった。 ③その時点でお客様が遊技をやめて景品交換した。 以上のような時、お客様が獲得した獲得玉は、 獲得玉 = 売上玉(250玉) - アウト(100玉) + セーフ(20玉) = 170玉 となります。少し見方を変えると、 - アウト(100玉) + セーフ(20玉) は、100玉引いてから20玉足してますので、次のように -( アウト(100玉) - セーフ(20玉) ) と、最初にアウトからセーフを引いても同じことになります。“アウト-セーフ”は“差玉” ですので、獲得玉は、 獲得玉 = 売上玉(250玉) - 差玉(80玉) と考えることができます。この獲得玉の考え方(計算式)が、後に解説する“割数”を理 解する上で非常に大切な事柄になりますので、しっかり理解しましょう。 22. 獲得金額 お客様が景品交換する金額で、既に解説した“景品金額”とは違ってお客様が実際に 得た金額を意味しています。ですから、“景品金額”の項での例では次のようになります。 獲得金額 = 獲得玉(200万玉) × 交換率(2.5円/1玉当たり) = 500万円
19 しかし、ここで気をつけなければならないことが1つあります。それは、『お客様が実際 に得た金額は、獲得玉から計算した金額よりも少なくなる。』ということです。理由は簡 単で、ジェットカウンターに流すまでに、床に玉を落としたり、下皿に忘れられた玉があ ったりするからです。反対に、もし獲得玉から計算した金額よりも多かったとしたら、お 客様が他店から玉を持ち込んだりした可能性があるということになります。 23. 仕入金額 景品交換をお客様の立場から見ると“獲得”した金額になりますが、パチンコホールの 立場から見ると“仕入金額”になります。コンビニやスーパーで商品を仕入るのと同じこ とです。パチンコホールの特殊景品の場合は、以下のような仕入関係ができています。 特殊景品の流れ お金の流れ 上図の仕入関係のことを“3店方式”と言いますが、パチンコホールが納品業者から特 殊景品を仕入れる際に手数料がかかります(ちなみに、この手数料が納品業者の収益 になります)。例えば、パチンコホールが100円の特殊景品を納品業者から仕入れる 際に、手数料が1%かかるとすると、 仕入金額 = 特殊景品の価格(100円) + (特殊景品の価格(100円) × 1%) = 特殊景品の価格(100円) × 101% = 101円 さて、もし等価交換の店舗だったら、上のケースだと、101円で仕入れて100円で売る ことになるので、いつも赤字のような気がします(もちろんお客様が玉を買った分だけお 店が玉を出せばの話しですが…)。ところが、パチンコホールはお客様に対して100円 の特殊景品を100円で交換していないお店がたくさんあります。例えば、40個交換の お店の場合は、玉を借りる時は25個で100円ですが、景品交換の時は40個で100 円です。お客様にしてみれば100円の特殊景品は最初から40分の25の価値しかな いということです。 裏を返すと、パチンコホールにしてみれば40分の25の原価率ですむということになり ます。この原価率のことを景品交換原価率と言います。忘れてはならないのは、納品業 ホール 納品業者 換金所 お客様 特殊景品仕入 特殊景品換金
20 者への手数料が必ず1%発生しますので、40分の25の原価率に対して1%分の原価 が上乗せされる(101%をかける)ということです。 景品交換原価率 = (100% + 納品業者手数料率(1%)) × 100円当りの貸玉(25玉) ÷ 交換個数(40玉) ×100 = 101% × 25玉 ÷ 40玉 × 100 = 63.125(%) 40個交換のパチンコホールにとっては、常に『100円のものを63.125円で仕入れて 販売している』状態と言えます。 お店の方針等によっては、ホールコン上でこの景品交換原価率に納品業者の手数料 を加えていない場合もあります。その時は、 景品交換原価率 = 100円当りの貸玉(25玉) ÷ 交換個数(40玉) ×100 = 25玉 ÷ 40玉 × 100 = 62.5(%) となります。 24. 粗利額 コンビニやスーパーなら、粗利額とは、いくらで商品を仕入れて、いくらで売ったかによ って、その差額が粗利額になります。パチンコの場合は、お客様がいくら使って、いくら 景品に交換したか、その差額が粗利額になるわけです。つまり、これまでの例を使って、 売上金額が800万円だったとすると、 粗利額 = 売上金額(800万円) - 獲得金額(500万円) … 交換率で計算 = 300万円 となります。粗利を計算する時に“景品金額”を使ってしまうと、 粗利額 = 売上金額(800万円) - 景品金額(800万円) … 貸玉料金で計算 = 0円 となってしまい、おかしいですよね? そうです………ホールコンでは、この“景品金額”をもとにした粗利額を計算する場合、 前項で解説した“景品交換原価率”を加味して計算しているのです。例の場合は40個 交換ですから、景品金額を仕入れ金額に直すと、 仕入金額 = 景品金額(800万円) × 景品交換原価率(62.5%) = 500万円 と、このように、仕入金額と獲得金額が同じ金額になるわけです。ただし、実際には、前 述の通りこぼれ玉などがありますので、仕入金額は獲得金額よりも少なくなるのが一般 的です。
21 25. 粗利率 売上金額に対する粗利額の割合が粗利率です。これまでの例で言うと、 粗利率 = 粗利額(300万円) ÷ 売上金額(800万円) × 100 = 37.5% となります。 26. 誤差玉 “獲得金額”や“粗利額”の項でも触れましたが、パチンコ台と貸玉サンドから送られてく る“パチンコ台の実際の動き”に関するデータと、その実際の動きの結果としてお客様 がジェットカウンターに流した玉数の間には『誤差』が出てきます。繰り返しになります が、こぼれ玉や台に放置された玉や他店から持ち込まれた玉などが影響するからです。 では、なぜこの『誤差』に注意を払わなければいけないのでしょうか?それは、他店か らの持ち込み玉が増えれば、その分自店の売上が減ってしまいますし、通常のこぼれ 玉以上の誤差が出れば、他店へ持ち込まれたり補給などの設備の故障なども考えら れるからです。このような“不正”や“異常”をいち早く発見して問題に対処するために、 『誤差玉』をしっかり管理することが大切なのです。 誤差玉を理解するポイントは、 ①お客様が玉貸サンドにお金を投入して借りた“売上玉”の総数は何玉か? ②“売上玉”をもとに、お客様はどれくらい遊技したのか?(総アウト数は何玉か?) ③お客様が遊技中、払い戻しはどれくらいあったのか?(総セーフ数は何玉か?) ④遊技の結果、パチンコ台の動きから見ると、お客様が景品交換するはずの玉数 (獲得玉)の総数は何玉か?(①と②と③の玉数から計算する理論値) ⑤実際にジェットカウンターに流された玉(景品玉)の総数は何玉か? (ジェットカウンターから送られてくるデータ) ⑥④(獲得玉)と⑤(景品玉)の玉数の差(誤差玉)は何玉か? という順番で玉の動きを考えていくことではないでしょうか。誤差玉には『プラス(黒)の 誤差玉』と『マイナス(赤)の誤差玉』があり、“獲得玉-景品玉”を計算すると、普通はこ ぼれ玉などが原因で“獲得玉”の方が多くなりますから“プラスの誤差玉”になりますし、 他店からの持ち込みなどが発生すると“景品玉”の方が多くなりますから“マイナスの誤 差玉”になる可能性が高くなります。 ※売上玉200万玉、総アウト数1,000万玉、総セーフ数1,120万玉、ジェット カウンターに流された景品玉総数319万7,000玉の場合 獲得玉 = 売上玉 - 差玉 = 売上玉 - (総アウト数 - 総セーフ数) = 200万玉 - (1,000万玉 - 1,120万玉) = 200万玉 - (-120万玉) = 200万玉 + 120万玉 = 320万玉 誤差玉 = 320万玉 - 319万7,000玉 = 3,000玉
22 つまり、誤差玉を求めるには、 誤差玉 = 獲得玉 - 景品玉 = 売上玉 - 差玉 - 景品玉 と、このように理解すれば良いわけです。 27. 誤差金額 “誤差玉”を“金額”で表したものです。ホールコンでは通常、貸玉料金4円をかけて計 算しています。これまでの例で言うなら、 誤差金額 = 誤差玉(3,000玉) × 貸玉料金(4円/1玉当たり) = 12,000円 となります。 28. 割数 パチンコホールの営業を管理する上で、最もよく使うのがこの割数です。割数で営業状 況を把握することは、パチンコ業界が始まってから脈々と続いているならわしにもなって います。割数には次の2つの目的があって、それを1つの数字を見るだけで把握するこ とができる便利な計数なのです。 ①利益率を把握する ②出玉感を把握する それぞれの目的については、のちほど“機械割数(営業割数)”“景品割数(閉店割数)” “損益分岐割数”の項で解説します。 ここでは、割数の表現の仕方の特徴について解説します。 さきほど『売上に対する粗利の割合』が利益率であると解説しました。このことは、裏を 返すと、『売上に対する原価の割合』とも言えます。パチンコホールにとっての原価は景 品金額です。つまり、『売上に対する景品金額の割合』を計算したものが割数です。 割数 = 景品金額 ÷ 売上金額 例えば40個交換のお店で、景品金額が1,280万円、売上金額が800万円だったと すると、 割数 = 景品金額(1,280万円) ÷ 売上金額(800万円) = 1.6 通常、割数は『○○割』という表現をします。これは、野球のバッターの打率などを表現 する時と同じ(例えば『3割バッター』なら『10打数3安打』ということ)で、上記の例だと 割数 = 1,280万円 ÷ 800万円 × 10 = 16.0割 となります。『10』をかけると『○○割』という表現になりますし、『100』をかけると『%』 という意味になります。つまり『16割』は『160%』ということですね。現在の多くのパチ ンコホールでは『%』でなく『割』で割数を表しています。
23 29. 機械割数(営業割数) 誤差玉の項などで解説してきましたが、パチンコホールには、『パチンコ台とサンドから 送られてくるデータ』から計算される計数と、『ジェットカウンターから送られてくるデー タ』から計算される計数があります。この“機械割数”は前者の『パチンコ台とサンドから 送られてくるデータ』から計算した割数です。前項で解説した通り、割数は“売上金額” と“景品金額”の比率です。ところが、パチンコ台とサンドから送られてくるデータでは 『売上金額』はわかりますが、『実際にお客様がジェットカウンターに流した玉数のデー タ』はわかりませんので、次のように、『パチンコ台の玉の動き』から計算して求めます。 景品金額 = (景品玉数) × 貸玉料金 = (売上玉数 - 差玉) × 貸玉料金 = (200万玉 - (-120万玉) × 4円/玉 = 320万玉 × 4円/玉 = 1,280万円 機械割数 = 景品金額 ÷ 売上金額 × 10 = 1,280万円 ÷ 800万円 × 10 = 16割 ところで、この『景品金額』も『売上金額』も、『玉数』に『貸玉料金4円』をかけて計算さ れたものです。つまり、“算数”になりますが、『貸玉料金4円』をかけたものどうしで割り 算をしているわけですから、両方の『貸玉料金4円』をそれぞれかけずに、最初から『玉 数』だけで割り算をしても同じ結果になります。 機械割数 = 景品玉数 ÷ 売上玉数 × 10 = 320万玉 ÷ 200万玉 × 10 = 16割 さて、この『16割』という数字は、いったい何を意味しているのでしょうか………? さきほど、割数には『①利益率と、②出玉感の、2つの視点でホールの営業状況を1つ の数字で把握する』目的があると、解説しました。上記の例をわかりやすい方から解説 しますと、まず出玉感についてですが、『お客様はお店全体で800万円使って200万 玉借りた。それに対して、結果的に320万玉の玉を獲得して景品交換した。』ということ がわかります。200万玉借りて、320万玉獲ったわけですから、単純に玉数の増減だ けみると、1.6倍……つまり、16割(160%)に増えたわけですね。これが、『16割』と いう言葉のもつ1つ目の意味、『16割の出玉感』ということです。 2つ目の意味、“利益率”についてはどうでしょうか?実は、この例は40個交換の例で すので、“景品金額”ではなくお客様が実際に獲得した“獲得金額”は、 獲得金額 = 320万玉 × 交換率(100円 ÷ 40個)
24 = 800万円 です。つまり、お客様が使ったお金は800万円で、獲得したお金も800万円なのです。 この『16割』という状態は、『40個交換のお店にとって利益ゼロ円の営業状態』を意味 しています。同じ売上玉と景品玉で、32個交換だとしたらどうなるでしょうか? 獲得金額 = 320万玉 × 交換率(100円 ÷ 32個) = 1,000万円 32個交換の時は、『同じ出玉感だと200万円の赤字』になってしまうわけですね。この ように、昔からの業界慣習で、『40個交換の店の損益分岐割数は16割』などと言って、 お店の交換率に応じて“何割がプラスマイナス・ゼロか”を意識して、それより多かった か少なかったかで営業状態を理解・把握しているのです。最初はなかなかとっつきにく い考え方ですが、パチンコ業界の一般常識になっていますので、しっかり理解するよう にしましょう。 30. 景品割数(閉店割数) “機械割数”が『パチンコ台とサンドから送られてくるデータ』から計算した割数であった のに対して、“景品割数(閉店割数)”は『ジェットカウンターから送られてくるデータ』から 計算される計数です。営業時間中はジェットカウンターに玉を流さずに持ち玉として持っ ているお客様がほとんどのため、営業時間中に『今どれくらい玉(景品玉)が出てるの だろう…?』ということが知りたくても、ジェットカウンターから送られてくるデータではわ かりません。つまり、閉店して全てのお客様がジェットカウンターに玉を流し終わらない と、ジェットカウンターから送られてくるデータは正確な数値にならないのです。しかし、 お客様が実際に景品交換した玉数としては、『パチンコ台とサンドから送られてくるデー タ』をもとに計算した“獲得玉”よりも正確な数値になるわけです。ジェットカウンターから は“景品玉数”のデータが送られてきます。 景品割数 = 景品玉数 ÷ 売上玉数 × 10 = 景品金額 ÷ 売上金額 × 10 1つ注意事項です。機械割数と景品割数の意味をよく理解すると、パチンコホールの営 業状態が普通であれば、景品割数は機械割数よりも小さくなることが多いはずです。な ぜなら、 機械割数 = 獲得玉数 ÷ 売上玉数 × 10 です。この時、機械割数も景品割数も“売上玉数”は全く同じ数値で割り算をします。と ころが、こぼれ玉などによって景品玉の方が獲得玉よりも少なくなってしまうのが平常 状態です。そのような理由から、景品割数は機械割数よりも小さくなるのです。これがも し逆の状態になった時は、不正や設備の異常に気を配らなければなりません。 31. 損益分岐割数 “機械割数(営業割数)”の項でも解説しましたが、パチンコホールにとって利益がゼロ
25 となる割数のことです。 損益分岐割数 = 交換数(個) ÷ 100円当たりの貸玉数(25個) × 10 = 交換数(枚) ÷ 100円当たりの貸メダル数(個) × 10 となります。 参考までに、各交換率毎の損益分岐割数をご紹介しておきます。 等価交換(P25個/S5枚) ⇒ 10.0割(100%) 等価交換(P28個/S5.6枚) ⇒ 11.2割(112%) 等価交換(P30個/S6枚) ⇒ 12.0割(120%) 等価交換(P33個/S6.6枚) ⇒ 13.2割(132%) 等価交換(P40個/S8枚) ⇒ 16.0割(160%) 等価交換(P42個/S8.4枚) ⇒ 16.8割(168%) ただし、この損益分岐の考え方には、特殊景品を仕入れる時に支払う納品業者に対す る手数料などは含んでいませんので、注意して下さい。 32. 出玉率 ここで言う“出玉率”とは、“売上玉”に対する“獲得玉や景品玉”のことを意味するので はなく、お客様が何玉打ち出して何玉払い出されたか、つまり“アウト”に対する“セー フ”の比率を意味しています。それを“%”で表します。 出玉率(%) = 総セーフ数 ÷ 総アウト数 × 100 スロットの場合、スロット攻略雑誌などで“機械割数”と表現されているものは、正しくは この“出玉率”と表現するのが正解です。 割数では『売上玉に対する景品玉』の比率を見ていました。つまり『玉数から見た投資 回収率』のようなものですね。 これに対して出玉率は、『パチンコ台の機械性能としての出玉率』と理解できます。つま り、お客様が打ち出した玉数(アウト)のうち“どれくらいが自分で買った玉(売上玉)な のか”といったことは度外視して、ただ純粋に“このパチンコ台で遊技するとどれくらい の比率で玉が出るのか”を表した計数なのです。 少しわかりにくくなってきましたか? 参考までに、勘違いしやすい点について、もう少し詳しく解説しておきます。 『結局どれくらい出たのか?』を考える時、2つの視点があるということなのです。例える なら、“同じアウト50,000玉でも、売上は2,000円の時もあれば20万円の時もあ る”ということです。もう少しわかりやすく考えてみましょう。 ※売上1,000円の時 お客様がサンドに1,000円投入しただけですから、売上玉は250玉ですね。 お客様が100玉打って、30玉払い出されたとすると、差玉は
26 差玉 = アウト(100玉) - セーフ(30玉) = 70玉 です。 その時点でお客様が景品交換したとすれば、結局どれくらい出たかと言うと、 獲得玉 = 売上玉(250玉) - 差玉(70玉) = 180玉 となります。玉の動きに従って表すと、まず最初に売上玉250玉を使って100玉打 ち出すわけですから、 売上玉(250玉) - アウト(100玉) = 150玉 そこに、払い出しが30玉あるわけですから、 150玉 + セーフ(30玉) = 180玉 ………同じことですね。 ところが、“出玉感”を考えた時にはだいぶ違ってきます。この項で解説した“出玉 率”を求めてみると、 出玉率 = セーフ(30玉) ÷ アウト(100玉) × 100 = 30.0% となります。つまり、大当たりしないで景品交換したから当然ですが、このパチンコ台 の性能は、この日は“30%しか出なかった”ということになってしまうわけです。 しかし、割数を見てみると、 割数 = 獲得玉(180玉) ÷ 売上玉(250玉) × 10 = 7.2割(72.0%) となり、結果的にはお客様の損失はそんなに出てないのです。 パチンコ台の機械性能で見ると30%の払い出ししかないのに、お客様の回収玉数 は72%になるわけです。 ここで最も大切なことは、『出玉率だけ見ていても、どれくらい出たと感じるかはわか らない』ということです。出玉感の指標としての割数も大切な視点です。出玉率と割 数の両方をしっかりおさえましょう。 もう1点………。実は、売上玉と獲得玉、そしてアウトとセーフ、それぞれの差が『同 じ差玉になる』ということです。そうです……、売上玉と獲得玉、そしてアウトとセーフ は、差玉を通じてつながっているのです。 差玉 = 売上玉 - 獲得玉 = アウト - セーフ この関係をしっかりと理解しておくことが、誤差玉や不正や機械異常などを見る時に 重要です。 33. 玉単価 この計数では、『お客様が遊技するのに、その単価はいくらかかっているか』もしくは『お 客様が遊技すると、1玉当たりいくらくらいの売上になるのか』を見ています。つまり、お 客様の打ち出し玉数(アウト数)に対する売上金額を、1玉当たりの金額にしたものです。 売上12,000円で総アウト数10,000玉だったとすると、