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1 1 策定の趣旨 2 2 計画の位置付け 2 3 計画の期間 盛岡市スポーツ推進計画の達成状況と課題 5 2 スポーツを取り巻く新たな課題 スポーツ基本法から 26 2 健康づくりの観点から 27 3 まちづくりの観点から 28 4 東日本大震災からの復興への取組から

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(1)

盛岡市スポーツ推進計画改訂(案)

平成 25 年度(2013 年度)~平成 34 年度(2022 年度)

改訂(平成 30 年3月)

(2)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

1 策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2 計画の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3 計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

1 盛岡市スポーツ推進計画の達成状況と課題・・・・・・・・・・ 5

2 スポーツを取り巻く新たな課題・・・・・・・・・・・・・・・23

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

1 スポーツ基本法から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

2 健康づくりの観点から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

3 まちづくりの観点から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

4 東日本大震災からの復興への取組から・・・・・・・・・・・・28

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

1 基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

2 基本的施策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

・・・・・・・・・・・・・・・・37

1 施策の体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

2 スポーツを「する」環境づくり・・・・・・・・・・・・・・・39

3 スポーツを「支える(育てる)

」環境づくり・・・・・・・・・ 48

2016「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」の遺産の継承

・・・ 54

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60

1 計画の推進体制(連携・協働)・・・・・・・・・・・・・・・61

2 計画の評価・見直し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61

(3)

1

1 策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・ 2

2 計画の位置付け・・・・・・・・・ 2

3 計画の期間・・・・・・・・・・・・・ 3

(4)

2

1 策定の趣旨

2 計画の位置付け

本市では,総合的かつ計画的にスポーツ施策を進めるため,平成 15 年3月に盛岡市ス ポーツ振興計画を策定し,「生涯にわたり楽しめるスポーツライフの実現」を基本目標と し,スポーツに親しむ環境づくりと学校体育の充実を施策の柱として,各種スポーツ施 策を推進してきました。 本市のスポーツを取り巻く環境は,平成 15 年の計画策定から今日に至るまでに,旧玉 山村との合併,本市をホームタウンとするプロスポーツチーム等の誕生,各スポーツ施 設の老朽化など大きく変化したことに加え,平成 24 年 4 月にスポーツに関する施策を総 合的に進めるため,スポーツに関する事務の所管が教育委員会から市長部局に移りまし た。 また,平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災からの復旧・復興に取り組む中で, 平成 28 年には,「希望郷いわて国体」及び「希望郷いわて大会」が開催される予定とな っています。 一方,国においては,スポーツ振興法を 50 年ぶりに全面的に改正し,平成 23 年8月 にスポーツ基本法を施行し,また,同法に基づきスポーツ基本計画を定め,平成 24 年度 からスポーツ立国の実現を目指し,国家戦略としてスポーツに関する施策を総合的かつ 計画的に推進することとしており,本市においてもこれに呼応したスポーツ施策の展開 が求められています。 本計画は,本市のスポーツを取り巻く環境の変化や国の動向等を踏まえながら,「スポ ーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは,市民の権利」であるという認識のもとに, 今後のスポーツ施策を総合的かつ計画的に推進するため,新たに策定しようとするもの です。 本計画は,スポーツ基本法第 10 条に規定する地方スポーツ推進計画として策定するも のであり,国のスポーツ基本計画を上位計画として,地域の実情に即した計画として策 定するものです。 また,盛岡市基本構想及び盛岡市教育ビジョンを上位計画とし,盛岡市高齢者保健福 祉計画・第5期介護保険事業計画,盛岡市障がい者福祉計画,もりおか健康 21 プラン等 を関連計画とする本市のスポーツ推進の基本となる計画です。 なお,本計画でのスポーツの定義を,スポーツ基本法の前文にある「スポーツは,心 身の健全な発達,健康及び体力の保持増進,精神的な充足感の獲得,自立心その他の精 神の涵養のために,個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動・・・」と捉え, ルールに基づいて勝敗や記録を競うスポーツだけでなく,健康づくりのために行うウォ ーキングや自然に親しむハイキング等,目的をもった身体活動のすべてをスポーツとし て扱うこととしています。

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3 ■本計画の位置付け (上位計画) (関連計画)

3 計画の期間

本計画の期間は,平成 25 年度(2013 年度)から平成 34 年度(2022 年度)までの 10 年間とします。 なお,総合的で包括的な計画とする観点から,今後 10 年間を見通した基本方針のもと, スポーツを取り巻く環境の変化に適切に対応し,施策の見直し等に結びつけるため,平 成 25 年度から5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策を体系化し,5年経過後におい ては,その時点での計画の進捗状況や社会情勢の変化等に応じて,必要な見直しを行う ものとします。 ■国のスポーツ基本計画との関係 (国) スポーツ基本計画 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 (盛岡市) スポーツ推進計画 具体的施策 基本方針 基本方針 具体的施策 具体的施策 具体的施策 (見直し) (見直し) スポーツ基本法 盛岡市スポーツ推進計画 (平成 25 年度~平成 34 年度) 盛岡市基本構想 (平成 17 年度~平成 26 年度) スポーツ基本計画(国) (平成 24 年度~平成 33 年度) 盛岡市教育ビジョン 盛岡市障がい者福祉計画 盛岡市高齢者保健福祉計画・第5期介護保険事業計画 もりおか健康 21 プラン 盛岡市生涯学習推進計画

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4

1 盛岡市スポーツ推進計画

の達成状況と課題・・・・・・・ 2

2 スポーツを取り巻く

(7)

5

1 盛岡市スポーツ推進計画の達成状況と課題

(1) 盛岡市スポーツ推進計画の概要 計画期間:平成25年度から平成34年度まで(10年間) 基本方針:スポーツの力が盛岡の未来を創る 施策体系:次のとおり 基本方針 「 ス ポ ー ツ を 通 じ て 幸 福 で 豊 か な 生 活 を 営 む こ と は , す べ て の 人 々 の 権 利 」 で あ り , す べ て の 市 民 が ス ポ ー ツ に 親 し み , ス ポ ー ツ を 通 じ て 健 康 で い き い き と 暮 ら す こ と が で き る 盛 岡 の ま ち づ く り を 目 指 し ま す 。 基本的施策 スポーツを 「する」 環境づくり スポーツを 「支える (育てる)」 環境づくり スポーツ施設の整備充実 2016 「希望郷い わて国体」 ・ 「希望郷い わて大会」 への取組 スポーツ団体等との 連携強化 ライフステージに応じた スポーツ活動等の推進 競技力向上への取組 市民協働による大会運営 開催関連施設の整備 「希望郷いわて大会」の 運営支援 プロスポーツ等との連携 子どもたちのスポーツ推進 働く世代のスポーツ推進 高齢者のスポーツ推進 障がい者のスポーツ推進 生涯にわたるスポーツ推進 新たな施設の整備 既存施設の整備改修 ユニバーサルデザインの推進 盛岡市体育協会との連携強化 スポーツ推進委員との連携強化 障がい者団体との連携強化 総合型地域スポーツクラブ等との連携 強化 企業,大学等との連携 情報共有によるスポーツの普及促進 チーム力強化への支援 市民に愛されるチームづくりへの支援 選手・指導者の人材確保 市民意識の醸成 大会開催施設の整備改修 組織体制の整備 競技団体等との連携強化 市民総参加の組織構築 練習施設の整備改修 競技練習環境の整備 市民意識の醸成 計画的なスポーツ施設の整備 具体的な施策 ~ ス ポ ー ツ の 力 が 盛 岡 の 未 来 を 創 る ~

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6 (2) 達成状況と課題 盛岡市スポーツ推進計画を見直すために,平成 28 年度までの取り組みについて達成状 況と課題を抽出しつつ,スポーツを取り巻く環境の変化や国の動向を踏まえながら,整 理します。 1 基本的施策 スポーツを「する」環境づくり ア ライフステージに応じたスポーツ活動等の推進 イ スポーツ施設の整備充実 〔施策目標〕 市民の誰もが,それぞれの体力や年齢,技術,興味,目的に応じて,いつでも,どこで も,いつまでも,安全にスポーツに親しむことができるよう,(公財)盛岡市体育協会,盛 岡市スポーツ推進委員協議会,総合型地域スポーツクラブ等のスポーツ団体等と連携し, スポーツ活動を推進します。 また,ユニバーサルデザインの考え方に基づく施設利用環境の改善とともに,寒冷・積 雪地帯に位置する本市においては,全天候型(人工芝)や通年型(屋内化)に配慮した整 備を進める必要があることから,適切な配置計画に基づく施設の改修や整備を行います。 〔達成状況〕 【成果指標】 成人の週 1 回以上のスポーツ実施率【%】 H23:28.1% → H28:27.3% 中間年度目標 H29:50.0 以上 成人肥満者(BMI25 以上)の割合(40 歳以上)【%】 H23:男性:31.9% → H28:33.0% 中間年度目標 H29:30.0 未満

女性:23.4% → H28:23.7% 中間年度目標 H29:20.0 未満 〔課題〕 計画に盛り込んだ施策については,概ね実施しましたが,成果指標の成人の週1回以上 のスポーツ実施率は下降傾向にあり,中間年度である平成 29 年度の達成は困難な状況とな っています。市民がライフステージに応じたスポーツ活動を日常生活の中に取り入れた行 動を促す仕組みや取り組みを検討する必要があります。 また,これまでスポーツに関わってこなかった人が気軽にスポーツに親しめるような取 り組みを検討する必要があります。 市民が,スポーツに興味をもち,スポーツに参画できるよう,各種スポーツに関する情 報の発信等やスポーツ施設の予約システムの構築など,市民のニーズに応じた情報システ ムの利便性の向上に努める必要があります。

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7 具体的な施策 1-ア-(ア)子どもたちのスポーツ推進 〔達成状況〕 ・「もりおかこどもスポーツクラブ」は小学3・4年生を対象に,前期・後期(各5種 目ずつ)に分けて年2回開催しました。(H26:108 人,H27:120 人,H28:63 人) ・各プロスポーツチームが地域に出向き教室・講習会を実施しました。 ・Jリーグ及びBリーグのプロチームのホームゲームを行ったほか,全国大会等も実施 しました。 ・子ども会やPTAなどが行うスポーツ・レクリエーション行事にスポーツ推進委員等 を派遣したり,総合型地域スポーツクラブが実施するスポーツ教室等への共催・後援 を行い,スポーツを楽しめる機会を提供しました。 ・教育委員会の協力を得て,小学校を中心としたスポーツ少年団員募集のチラシの配布 を実施しました。 ・市内小学校全校(42 校)にSAQトレーニングを導入し,児童の運動能力の実態把握 に努めました。 ・「盛岡市ジュニアスポーツ医科学勉強会」を開催し,指導者や保護者のスポーツ活動 の知識の習得に努めました。(H26:156 人(6回),H27:160 人(5回),H28:84 人 (3回)) ・各種スポーツ大会やスポーツ教室等について,保護者も一緒に参加できるスポーツ機 会の提供に努めました。(川下り/H26:1,506 人,H27:1,706 人,H28:1,570 人,啄 木マラソン/H26:2,377 人,H27:2,099 人,H28:2,269 人) ・小学校体育連盟及び中学校体育連盟への運営費補助金の交付事業を継続して行いまし た。 ・市内の小・中学校の体育課程や小学校体育連盟等が主催する大会のスポーツ施設の使 用料の減免を行いました。 ・岩手県中学校総合体育大会等へ参加する代表選手の派遣事業補助金の交付事業を継続 して行いました。 ・総合型地域スポーツクラブが,学校からの要請により小学校の体育授業の支援や中学 校の部活動にコーチの派遣を行いました。 〔課題〕 ・もりおかこどもスポーツクラブについて,主管である(公財)盛岡市体育協会と事業 内容(事業主体,開催場所,参加人数等の拡大)について見直しする必要がある。ま た,スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブとの連携について検討する必要があ ります。 ・今後もプロスポーツチームや全国大会の試合観戦の機会拡大に向けて,継続して誘致 活動に取り組む必要があります。

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8 ・子どもたちに対して,今後も継続してスポーツに親しむ機会の提供に努めていく必要 があります。 ・SAQトレーニングについて,各学校での取り組み状況の把握や指導している教職員 の資質向上のための研修会等を行っていく必要があります。 ・医科学勉強会について,選手や指導者が興味を持つテーマを検討する必要があります。 ・小学校体育連盟及び中学校体育連盟に対して,今後も継続して運営費助成を行ってい く必要があります。 ・市内の小・中学校の体育課程や小学校体育連盟等が主催する大会のスポーツ施設の使 用料について,今後も継続して使用料の減免を行っていく必要があります。 ・地域の指導者を活用した部活動の推進については,教育委員会の関係課と連携しなが ら進めていく必要があります。 具体的な施策 1-ア-(イ)働く世代のスポーツ推進 〔達成状況〕 ・学校体育施設開放について,市内 62 校の小・中学校の校庭や体育館を開放し市民にス ポーツに親しむ場の提供を行いました。 ・夜間や休日のスポーツ教室については,(公財)盛岡市体育協会や総合型地域スポー ツクラブで様々なスポーツ教室を実施しました。 ・市民体力テストについて,年2回,春と秋(秋はファミリー健康体力向上事業と併催) に実施しました。(H26:55 人,H27:69 人,H28:99 人) ・スポーツ行事予定表をホームページに掲載し,スポーツに取り組むきっかけづくりに 努めました。 ・月1回大型ショッピングセンターとの共催で体力テスト等を行い,きっかけづくりに 努めました。 ・玄米にぎにぎ体操をはじめ,各種軽体操を地区別及び全市対象に実施しました。 【64 歳以下】 H26: 586 人(健康教育【軽体操等】138 回) H27:1,187 人(健康教育【軽体操等】169 回) H28: 890 人(健康教育【軽体操等】145 回) ・「つなぎウォーキング大会」について年2回,春と秋に実施しました。(H26:462 人, H27:441 人,H28:692 人) 〔課題〕 ・学校体育施設開放について,既に利用団体数は飽和状態であり,新規団体の利用が困 難な状況となっているので,公平な利用の確保に努める必要があります。 ・今後も継続して連携を行い,スポーツに親しむ機会の提供に努める必要があります。

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9 ・市民体力テストについて,参加者を増やすための周知方法等の検討を行っていく必要 があります。 ・市民ニーズを把握しスポーツ行事予定表の見直しを検討する必要があります。 ・軽体操の普及促進について,働き盛り世代(壮年期)の参加者数をさらに伸ばすため 教室開催時間や内容等について具体的に検討する必要があります。 ・つなぎウォーキング大会について,つなぎ地区及び関係団体との連携を図っていく必 要があります。 具体的な施策 1-ア-(ウ)高齢者のスポーツ推進 〔達成状況〕 ・玄米にぎにぎ体操をはじめ,ロコモティブシンドローム予防を目的とした軽体操を地 区別及び全市対象に実施しました。 【65 歳以上】 H26:1,484 人(健康教育【軽体操等】138 回) H27:1,930 人(健康教育【軽体操等】169 回) H28:1.760 人(健康教育【軽体操等】145 回) ・高齢者が誰でも簡単にできる体操として,はなまるシニア筋力アップ教室のプログラ ムが広報で紹介されました。(タオル体操) ・地域に出向き,高齢者の体力や身体能力を踏まえたプログラムによる筋力アップ教室 を開催し,気軽にスポーツに親しむ機会を提供しました。 ・Jリーグのチームでは 65 歳以上を対象としたシルバー割引,Bリーグのチームでは 60 歳以上を対象としたシニア割引を設け,試合観戦の機会の拡大を行いました。 ・運動能力を競うスポーツ祭典やニュースポーツを地域に広める講習会の開催の他,地 区ごとにスポーツ大会を実施する場合に事業費の一部を助成しました。また,健康増 進や介護予防のため,太極拳教室や筋力アップ教室を開催しました。 ・「盛岡市スポーツ・レクリエーション大会」について,年1回実施しました。(H26: 116 人,H27:136 人,H28:152 人) 〔課題〕 ・軽体操の普及について,地域での自主的な活動に育てていくためのしくみづくりを進め る必要があります。 ・対象者の年齢構成やテーマの要望に対応できるよう,開催内容や周知媒体の充実を図 る必要があります。

今後も継続してスポーツに対する興味を高めるような仕組みづくりを検討する必要が あります。 ・各事業実施に当たっては,関係団体やボランティアの協力が不可欠であり今後も連携 を図っていく必要があります。

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10 ・盛岡市スポーツ・レクリエーション大会の種目が固定化されているので,種目変更等 の見直しを検討する必要があります。 具体的な施策 1-ア-(エ)障がい者のスポーツ推進 〔達成状況〕 ・「盛岡市障がい者スポーツ大会」について,年1回実施しました。(H26:315 人,H27: 374 人, H28:360 人) ・年4回程度,「車いすバスケットボール教室」等のスポーツ教室を実施しました。(H26: 延 190 人,H27:延 146 人,H28:延 212 人) ・健常者と分け隔てなく大会を実施しました。 ・中核市を対象に市で行うスポーツ大会について実施状況の把握に努めました。(H28) ・市障がい者スポーツ大会において,参加者アンケートを実施しニーズの把握に努めま した。 〔課題〕 ・一部に参加者の固定化が見られるため,新たな参加者を掘り起こす必要があります。 ・今後もスポーツを通じての交流が図られるよう継続して各種大会を開催していく必要 があります。 ・参加者からのアンケートの回収率が低く,当初の想定より多くの声を拾うことはでき ませんでした。今後,ニーズ把握の方法について検討する必要があります。 具体的な施策 1-ア-(オ)生涯にわたるスポーツ推進 〔達成状況〕 ・ウォーキング教室について,地区別及び全市対象に実施しました。地区で開催した教 室では,地区ごとに作成したウォーキングマップを見直し,修正を行いました。(H26: 256 人/14 回,H27:208 人/14 回,H28:175 人/11 回) ・各種健康教室について,対象者の年齢を 64 歳以下及び 69 歳以下に設定し,夜間コー スを設け実施しました。【全市対象健康づくり教室】H26:220 人/12 回,H27:358 人 /21 回,H28:280 人/21 回) ・各種レクリエーション講座について,中央公民館開催の「希望郷いわて国体競技種目 体験講座」を始め,13 館の公民館において,22 種類のスポーツ関連講座を開催しまし た。 ・参加者に高齢者が多いことに配慮し,通常の登山とは逆の,「山下り教室」など,工 夫を凝らした講座を開催しました。 ・町内会等が実施するスポーツ教室や大会に,スポーツ推進委員を派遣し支援を行いま した。

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11 ・指定管理者制度を導入している体育施設においては,施設利用者アンケートを実施し, 利用者ニーズの把握を行ったほか,開館期間や開館時間の延長等の要望があった場合 には対応を行いました。 ・直営体育館においても,開館期間や開館時間の延長等の要望があった場合には,その 都度対応を行いました。 ・学校ごとに学校体育施設開放運営委員会を設置しており,継続して委託料を支出しま した。 ・校庭の夜間照明施設については,毎年不点調査を行い,維持管理に努めたほか,修繕 計画に基づき修繕を行いました。 〔課題〕 ・運動教室等の各種健康教室について,テーマや会場によって参加申込数にばらつきが あることから,実施時期や会場,周知方法について検討する必要があります。また, 働き盛り世代(壮年期)の参加者数を増やすため,教室開催の具体的な方法について 検討する必要があります。 ・各種レクリエーション講座について,対象者が「親子」や「高齢者」であるものが多 く,勤労青年層が参加できる講座が少ない。受講者の年齢層を拡充するためにも,内 容や時間帯を工夫する必要があります。 ・町内会について,今後も継続して支援を行っていく必要があります。 ・今後も利用者アンケート等を実施し,市民ニーズの把握に努め,市民ニーズに即した 施設の管理運営ができる環境を整えていく必要があります。 ・学校体育施設開放運営委員会は学校体育施設開放に欠かせない組織であることから, 今後も継続して支援していく必要があります。 ・夜間照明施設については,今後も継続して修繕計画に基づき修繕を行っていく必要が あります。 具体的な施策 1-ア-(カ)情報共有によるスポーツの普及促進 〔達成状況〕 ・ホームページを活用した各種大会等の運営スタッフの募集を行いました。 ・市または指定管理者による体育施設のホームページを整備し,情報の発信及び市民か らの声を受け入れる体制を整えました。 ・体育施設に関する予約システムの構築に関し,指定管理者及び直営体育館へ(公財) 盛岡市体育協会が所有する現行予約システムの移行について意見聴取を行い,導入の 可否について整理を行いました。

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12 〔課題〕 ・サークル・クラブ等の活動やスポーツ指導者の情報提供が図られてこなかったため, 今後市民が求めている情報の把握に努め,提供内容等について検討を行っていく必要 があります。 ・中央公民館の「学びの循環推進事業」の指導者一覧や岩手県広域スポーツセンターの 岩手県スポーツリーダーバンクの活用について検討を行う必要があります。 ・ホームページによる情報発信のほか,SNS等を活用して施設の利用状況等をリアル タイムでお知らせできる情報発信ツールの導入について検討を行う必要があります。 ・予約システムの導入可否の整理に伴い,施設ごとの予約方法の特性や操作する職員確 保等の課題が明らかとなったことから,対策を講じる必要があります。 具体的な施策 1-イ-(ア)計画的なスポーツ施設の整備 〔達成状況〕 ・平成 26 年3月に,平成 26 年度(2014 年度)から平成 35 年度(2023 年度)までの 10 年間を計画期間とした「盛岡市スポーツ施設適正配置方針」を策定し公表を行いまし た。 ・もりおか元気応援寄附金(ふるさと納税)を導入し,スポーツ振興基金の拡充を行い ました。 〔課題〕 ・上位計画とする「公共施設保有の最適化と長寿命化のための基本方針(アセットマネ ジメント)」との整合性を図りながら,計画策定から5年が経過する平成 30 年度に適 正配置方針の見直しを行う必要があります。また,岩手県は平成 28 年度から今後の県 営スポーツ施設のあり方について検討を進めており,市内にある県営体育施設の今後 の整備計画を把握するなどし,今後の適正配置方針へ反映させていく必要があります。 ・今後も財源確保のために,市民や企業だけでなく,全国に向けて幅広く働きかけを行 っていく必要があります。 具体的な施策 1-イ-(イ)新たな施設の整備 〔達成状況〕 ・通年利用ができる屋内のスケートリンク及びカーリングシートを整備し,平成 27 年9 月に「盛岡市アイスリンク」の供用を開始しました。 ・地元の自治会や体育振興会及び利用団体等で構成する「都南東部地区スポーツ施設整 備促進連絡会」と,施設の規模及び整備場所等について合意を図り,都南東部地区へ 体育館を整備することとしました。

(15)

13 〔課題〕 ・特に夏季における県外からの貸切り利用者の増加が著しく,一般利用者の利用時間と の調整を図る必要があります。 ・供用開始後において,競技団体から常設観客席の設置やショートトラック用防護マッ トの設置など新たな施設整備への要望がでており,利用者サービスの向上に向けた更 なる施設整備の検討を行う必要があります。 ・都南東部地区の体育館整備にあたり,整備内容について,地元とより具体的に合意形 成を図り,早期の供用開始を目指す必要があります。 具体的な施策 1-イ-(ウ)既存施設の整備改修 〔達成状況〕 ・アイスアリーナは,総合アリーナとして更に多くの利用者へ活用されるよう,空調設 備の設置や通年においてフロアを全面使用できるよう床の改修工事を行うとともに, 多目的に利用できるよう床の養生シートやプロバスケットボールの試合にも対応でき るバスケットゴール等の備品の購入を行いました。 ・都南体育館は,平成 25 年度に耐震診断を実施したが,既存の体育館を存続する場合は, 基礎や鉄骨部の全てにおいて,補強が必要との結果でありました。 ・既存市営野球場に代わる新野球場の整備について,平成 35 年度の供用開始を目指すも のとし,平成 29 年2月に「盛岡南公園野球場(仮称)整備基本構想」を策定し公表を 行いました。 また,老朽化が著しい岩手県営野球場の機能を持ち合わせた施設規模と すること等について,岩手県との共同整備を視野に入れた協議を進めました。 ・太田テニスコートは,平成 26 年度に駐車場の整備工事を実施しました。(駐車台数: 整備前 150 台,整備後 380 台) ・渋民運動公園は,地元との協議を行い整備内容について合意形成を図り,運動公園敷 地内にある全ての競技施設(陸上競技場,体育館(耐震改修含む),野球場,屋内相撲 場,B&Gプール)の改修工事を行ったほか,陸上競技場への照明設備の新設や各種 備品の整備を行いました。 〔課題〕 ・各種スポーツ利用のみならず,催事や興行等更に多目的な利用ができる会場として, アリーナ照明のLED化や大型映像装置の整備等を行い,機能向上を図る必要があり ます。 ・耐震診断の結果を踏まえ,盛岡市公共施設保有最適化・長寿命化中期計画において飯 岡体育館との複合化による建替えの検討について,各地域の意見をまとめ,早期に場 所や規模等の方針を決定する必要があります。 ・厳しい財政状況の中で新野球場の整備を進めなければならないため,費用負担をでき るだけ削減できるよう努めなければならない状況である。このため,民間活力による

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14 整備手法を基本とし,財源を起債のほか民間資金を活用した手法(PPP/PFI)や公共 施設等運営権制度(コンセッション)などの導入について検討することとしており, 市と県の共同整備において最も適した整備手法を選択することとしている。また,岩 手県との共同整備を行う上での新たな課題の整理が,今後必要となってきます。 ・既存市営野球場の将来的な在り方について,老朽化が著しい岩手県営野球場の動向や, 将来的な野球人口の推移を見極めながら検討を行う必要があります。 ・各種テニス大会等において活用されており,今後も適正な維持管理に努める必要があ ります。 ・各競技施設を整備し機能向上が図られたことから,更に施設を最大限に活用した利用 増進に向けての取り組みを行う必要があります。 具体的な施策 1-イ-(エ)ユニバーサルデザインの推進 〔達成状況〕 ・平成 26 年3月に策定した「盛岡市スポーツ施設適正配置方針」に基づき,武道館や松 園テニスコートのトイレを洋式化し,また,太田テニスコートに多目的トイレを設置 するなどバリアフリー化に努めました。 ・岩手県が定めた「人にやさしいまちづくり条例」に従い,盛岡市アイスリンクの新設 にあたっては,ピクトグラム表示を行いました。また,ほとんどの体育施設において, 建物入口近くへ車いす使用者専用駐車場を設けるなどユニバーサルデザインに配慮し た管理運営を行いました。 〔課題〕 ・今後も計画的に体育施設の整備に取り組むこととし,各種改修等に合わせてアメニテ ィ設備であるトイレの整備(水洗・洋式化や障がい者対応トイレの整備等)や段差の 解消等について,バリアフリー化の整備を進める必要があります。 ・今後も計画的に体育施設の整備に取り組むこととし,新設や建替えに合わせてすべて の人が使いやすいユニバーサルデザインに配慮した施設整備を進める必要があります。 2 基本的施策 スポーツを「支える(育てる)」環境づくり ア スポーツ団体等との連携強化 イ プロスポーツ等との連携 〔施策目標〕 スポーツ団体等と連携して各種事業を展開し,市民のスポーツ活動を推進してきました が,さらに今後は,市,(公財)盛岡市体育協会,競技団体,スポーツ推進委員,総合型地 域スポーツクラブ等のスポーツ団体等の役割を明確にして,市民のスポーツ活動がより活 発に展開されるようスポーツ団体等との連携を強化し,スポーツを支える環境づくりを進 めます。

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15 また,市は,市民が地元のプロチームやプロ選手を応援し,誇りと感じることができる ようコーディネートする役割を担うこととし,プロチームやプロチームを支援する市民と の連携により,スポーツを通じた元気なまちづくりを進めます。 〔達成状況〕 【成果指標】 市が共催・後援する事業の数【事業】 H23:170 → H28:199 中間年度目標 H29:220 スポーツパルの登録者数【人】 H23: - → H28:400 中間年度目標 H29:5,000 総合型地域スポーツクラブの数【団体】 H23:4 → H28:5 中間年度目標 H29:12 プロチーム等のチーム会員数【人】 H23:J3:428 → H28: 831

B2:804 → H28:1,000 中間年度目標 H29:10,000 〔課題〕 計画に盛り込んだ施策については実施し,成果指標は概ね上昇傾向にあるものの,スポ ーツパルの登録者数やプロチーム等のチーム会員数は,中間年度である平成 29 年度の達成 は困難な状況となっています。登録者数や会員数の拡充については,市をはじめ,競技団 体やプロスポーツチームと連携を図りながら仕組みづくりを検討する必要があります。 総合型地域スポーツクラブについて,自己財源や人材確保が課題となっていることから, 運営継続に向けて地域拠点型スポーツ施設に係る指定管理業務等の支援,学校のクラブ活 動への支援や地域における健康増進活動などの連携施策について検討する必要があります。 具体的な施策 2-ア-(ア)(公財)盛岡市体育協会との連携強化 〔達成状況〕 ・(公財)盛岡市体育協会事務局の管理運営費補助金の交付事業を継続して行いました。 ・国民体育大会選手派遣事業は,継続した競技力の維持・向上を推進する観点から補助 額を増額しましたが,岩手県民体育大会派遣事業については廃止しました。 ・(公財)盛岡市体育協会の機能を最大限活用し,各種スポーツ大会等を運営しました。 ・スポーツ少年団指導者講習会について,年1回程度開催し,指導者の育成に努めまし た。 〔課題〕 ・体育・スポーツ振興の推進には(公財)盛岡市体育協会の協力が不可欠であることか ら,運営事業費補助は継続していくが,自主事業の拡充等の協会の経営努力について 検討する必要があります。

(18)

16 ・今後も継続して国民体育大会選手派遣事業の支援を行っていく必要があります。 ・今後も継続して連携を強化していく必要があります。 ・指導者の指導力向上が図られるテーマについて検討する必要があります。 具体的な施策 2-ア-(イ)競技団体等との連携強化 〔達成状況〕 ・スポーツを推進するために,積極的に共催や後援を行いました。(H26:200 件,H27: 195 件,H28:199 件) ・年2回程度,スポーツ推進審議会を開催し,スポーツ推進事業の実施状況や事業の計 画進捗状況等について報告を行いました。 ・(公財)盛岡市体育協会や総合型地域スポーツクラブ等に対して,競技団体の実施す る指導者等講習会や岩手県が開催する講習会等の情報提供を行い,指導者の資質向上 に努めました。 〔課題〕 ・今後も継続して共催・後援を行い,スポーツの推進を図っていく必要があります。 ・進行管理や成果指標の達成状況を定期的に示し,計画管理を図っていく必要がありま す。 ・今後も継続して講習会等の情報提供を行い,指導者の資質向上を図っていく必要があ ります。 ・スポーツ指導者リストの作成に至っていないことから,今後,中央公民館の「学びの 循環推進事業」の指導者一覧や岩手県広域スポーツセンターの岩手県スポーツリーダ ーバンクの活用を検討する必要があります。 具体的な施策 2-ア-(ウ)スポーツ推進委員との連携強化 〔達成状況〕 ・協議会の活動の一部として,運営費補助金の交付事業を継続して行いました。 ・機関誌を作成し体育施設等に配布したり,市のホームページで役割や活動状況の周知 を行いました。 ・月 1 回大型ショッピングセンターとの共催で体力テスト等を行い,活動について周知 を行いました。 ・全スポーツ推進委員に講習会等への参加を促すために情報提供を行い,スポーツ推進 委員の資質向上に努めました。 ・全国スポーツ推進委員研究協議会は下記のとおり開催されました。 開催日時:平成 26 年9月 25 日~26 日 場所:主会場/盛岡市アイスアリーナ,分科会/盛岡市民文化ホール,岩手県民会館, 岩手県公会堂,盛岡劇場,参加者数:3,178 人

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17 ・スポーツ活動に意欲を持った人材を確保するために公募委員枠の拡大を行いました。 ・地域推薦委員は盛岡市コミュニティ活動推進地区(30 地区)から人口割により各地区 の推薦枠を決定し委嘱を行いました。 〔課題〕 ・地域スポーツの推進のため必要な組織であることから,今後も継続して支援していく 必要があります。 ・今後もスポーツ推進委員の活動状況について継続して周知を図っていく必要がありま す。 ・平日に開催されることも多く,参加するスポーツ推進委員が固定されている状況であ る。資質向上のため多くの委員が参加できるよう主催者に働きかけする必要がありま す。 ・公募について,今後も継続して公募枠の拡大を行い,人材を確保する必要があります。 ・地域推薦委員数については,地域推薦枠の人口割や公募枠等を勘案して検討する必要 があります。 具体的な施策 2-ア-(エ)総合型地域スポーツクラブ等との連携強化 〔達成状況〕 ・より多くの市民に総合型地域スポーツクラブの活動を理解してもらうために,ホーム ページや広報等で周知を図りました。 ・積極的に共催・後援を行い,事業の支援を行いました。 ・ホームページ等でより多くの市民に,総合型地域スポーツクラブが実施するスポーツ 活動の情報提供を行いました。 ・共催による活動場所の利用料の軽減等を行い,事業運営への支援を行いました。 ・スポーツパルは,平成 28 年3月に創設され,400 人を超える会員登録となりました。 ・スポーツ施設の利用及びボランティア活動におけるポイント付与を行いました。 ・メールマガジンの配信を毎月1日と 15 日に行いました。 〔課題〕 ・今後も地域の活性化が図られるよう,総合型地域スポーツクラブの活動状況について 継続して周知を行っていく必要があります。 ・今後も総合型地域スポーツクラブのスポーツ推進事業を支援するにあたり,継続して 共催・後援を行っていく必要があります。 ・今後もスポーツ活動の促進のため,継続して情報提供を行っていく必要があります。 ・今後も継続して共催による活動場所の利用料の軽減を行うほか,地域拠点型スポーツ 施設に係る指定管理業務の拡大を図っていく必要があります。 ・スポーツパル事業を盛岡広域スポーツコミッションへ移管し,広域化を検討する必要 があります。

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18 ・ポイント付与施設の増加,ポイント交換メニューの充実を図っていく必要があります。 ・協賛企業の募集,拡大を図っていく必要があります。 具体的な施策 2-ア-(オ)障がい者団体との連携強化 〔達成状況〕 ・各種団体等で開催するスポーツ大会について情報収集し,広報に掲載し周知を図りま した。 ・平成 29 年1月に設立した岩手県障がい者スポーツ協会と連携し,障がい者スポーツの 情報発信に努めました。 ・盛岡市スポーツ推進委員を派遣し協力を行いました。 〔課題〕 ・今後も継続して岩手県障がい者スポーツ協会と連携を図り,情報発信を行っていく必 要があります。 ・今後も継続して障がい者スポーツ大会等への協力を行っていく必要があります。 具体的な施策 2-ア-(カ)企業,大学等との連携 〔達成状況〕 ・スポーツ医科学勉強会への講師派遣,スポーツ教室の指導者派遣,スポーツ大会の運 営ボランティア等の派遣依頼を行いました。 ・川下り大会は,大会実行委員会や協賛等への参画はあるが,啄木マラソン大会では協 賛はあるものの実行委員会への参画には至っていません。 ・市立高校に特色のある部の創設には至っていません。 ・平成 29 年3月 28 日に盛岡広域スポーツコミッションを設立し,①スポーツによる交 流人口の拡大,②地域スポーツの推進,③東京オリ・パラなどメガスポーツイベント への取組を基本施策として,盛岡広域8市町等での活動を開始しました。 〔課題〕 ・今後も継続して大学との連携を図っていく必要があります。 ・大会の規模により企業への協賛依頼を行っているが,大規模な大会については企業か らの協賛をいただけるように周知に努めていく必要があります。 ・今後も継続して,市立高校に特色のある部活動について検討していく必要があります。 ・盛岡広域8市町のそれぞれの自立性を尊重しつつ,相互に連携・協調して,スポーツ ツーリズムの取組を進めることが必要であります。 具体的な施策 2-イ-(ア)チーム力強化への支援 〔達成状況〕 ・練習場所としてスポーツ施設を優先的に利用できるよう支援を行いました。

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19 ・ホームゲーム開催に向けて,スポーツ施設を優先的に利用できるよう支援を行いまし た。 ・市のホームページで試合日程の周知に努めました。 〔課題〕 ・今後も継続して練習会場の優先利用について支援を行っていくが,他の利用団体と重 複した場合の調整について整理する必要があります。 ・今後も継続してホームゲーム開催に向けて支援を行っていくが,他の事業と重複した 場合の利用について整理する必要があります。 ・今後も継続してホームページで試合日程の周知を行い,試合観戦の機会拡大に繋げて いく必要があります。 具体的な施策 2-イ-(イ)市民に愛されるチームづくりへの支援 〔達成状況〕 ・市が主催する各種行事や地域活動等に積極的に参加しました。 ・市のホームページや広報で,試合日程や活動状況の周知を行いました。 ・チーム会員拡大の支援のほか,市のホームページで試合日程の周知を行いました。 〔課題〕 ・今後も継続して各種行事や地域活動への参加を促進していく必要があります。 ・今後も継続して広報やホームページで試合日程や活動状況の周知を行い,試合観戦の機 会拡大に繋げていく必要があります。 ・小学生の無料招待等については,競技団体やプロチームと支援の可能性について検討す る必要があります。 3 基本的施策 2016「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」への取組 ア 市民協働による大会運営 イ 開催関連施設の整備 ウ 競技力向上への取組 エ 2016「希望郷いわて大会」の運営支援 〔施策目標〕 2016「希望郷いわて国体」及び「希望郷いわて大会」の成功を目指し,市民総参加のも と,企業,団体,ボランティア等の多様な主体が参画し,全国から訪れる方々をおもてな しの心でお迎えし,感動と友情の輪を広げ,豊かな自然や歴史と文化に育まれた盛岡の魅 力を全国に伝えます。 競技施設や選手強化のための施設整備を進め,競技力の向上と生涯スポーツの環境づく りに努めます。

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20 〔達成状況〕 【成果指標】 国民体育大会天皇杯得点順位【位】 H23:41 → H28:8 成果 H28:2 国体開催に協力した人の延べ人数【人】 H23:- → H28:300,000 成果 H28:281,273 〔課題〕 2016「希望郷いわて国体」成功のために組織された団体を一過性のものでなく,継続的 に市民協働のまちづくりに活かせるような仕組みづくりを検討する必要があります。 具体的な施策 3-ア-(ア)市民総参加の組織構築 〔達成状況〕 ・平成 24 年5月に「第 71 回国民体育大会盛岡市準備委員会」設立しました。 ・平成 25 年 10 月に「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会盛岡市実行委員会」に改組 し,平成 27 年からのリハーサル大会,平成 28 年の国体・大会の運営を行い,平成 29 年3月をもって,実行委員会を解散しました。 ・平成 26 年1月「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会盛岡市庁内推進本部会議」を設 置し,平成 27 年2月に「希望郷いわて国体・希望郷いわて大会盛岡市実施本部」に改 組し,全庁的な組織体制とし,リハーサル大会,本大会の競技会運営を円滑に行いま した。 ・昭和 45 年の岩手国体の成功を目指して組織し,活動を継続してきた「あすを築く盛岡 市民運動実践協議会」とロータリークラブ,町内会,老人クラブなど地域組織が一緒 に,「クリーンアップ運動」や「花いっぱい運動」など,おもてなしの心でお迎えす る活動を展開しました。 ・希望郷いわて国体のボランティアを「モリモリサポーターズ」として募集し,2,096 人 が登録,リハーサル大会,冬季大会,本大会合わせて,延べ 1,925 人の方が活動しま した。 ・花いっぱい運動,クリーンアップ活動,繭細工手づくり記念品制作,小中学生による 手づくり応援のぼり旗制作,学校観戦等,多くの市民が何らかの形で国体・大会に参 加できる仕組みを構築しました。 ・国体・大会の趣旨に賛同いただける市内及び近郊の企業,団体から啓発物品や大会運 営に要する物品を協賛としていただき活用しました。 ・県が行う募金活動について,合同で活動したり,募金箱の設置などにより協力しまし た。 ・ボランティア活動の継続を「スポーツパル事業」で行ったり,地域のクリーンアップ 運動を継続して行うなど,国体終了後も継続した運動を展開しました。

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21 具体的な施策 3-ア-(イ)市民意識の醸成 〔達成状況〕 ・広報誌「とふっち国体だより」や「広報もりおか」により市民運動や選手の活躍の様 子を広報するとともに,ホームページやフェイスブックによる広報を積極的に行いま した。 ・パブリシティを活用した広報に心がけ,テレビ,新聞に取り上げられるよう活動しま した。 ・一般の方が簡単に情報を得られるよう写真・イラスト,動画を効果的に取り入れ,フ ェイスブック等のSNSによる発信が出来るホームページとしました。 ・選手・監督,役員が競技会場のアクセスや競技結果が分かるようなホームページとし ました。 具体的な施策 3-イ-(ア)大会開催施設の整備改修 〔達成状況〕 ・テニスコートの2面屋内化,人工芝張替え,クラブハウス改修を行い,国体競技開催 に向け整備を行いました。 ・総合プールの屋外プール(飛込プール,サブプール)に仮設テントによる覆いを設置 し,国体開催期間中の天候(気温,風)に左右されない競技会を開催しました。 具体的な施策 3-イ-(イ)練習施設の整備改修 〔達成状況〕 ・繋地区に国体選手強化及びスポーツ振興のため人工芝のつなぎ多目的運動場を整備し ました。 ・人工芝のため天候の影響が少なく,国体終了後も多くの大会,合宿に活用しました。 具体的な施策 3-ウ-(ア)選手・指導者の人材確保 〔達成状況〕 ・平成 25 年度から平成 28 年度まで 12 名のスポーツ枠による職員採用を行い,国体にお いて優勝や入賞を果たしました。国体終了後も選手や指導者として活躍することによ り,継続した競技力向上に貢献しました。 具体的な施策 3-ウ-(イ)競技練習環境の整備 〔達成状況〕 ・国保連が所有する「ひまわり荘」を改修し,平成 26 年4月から宿泊・研修可能な「つ なぎスポーツ研修センター」として供用を開始し,競技水準の向上に寄与しました。

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22 ・「アイスリンク」の整備,「アイスアリーナ」の総合アリーナ化等,国体開催後も各 種競技会や合宿等に利用され,競技力向上のために施設が活用されました。 具体的な施策 3-エ-(ア)組織体制の整備 〔達成状況〕 ・実施主体の岩手県と市の国体実施本部とが連携を図り,円滑な競技会運営を行いまし た。 具体的な施策 3-エ-(イ)市民意識の醸成 〔達成状況〕 ・国体の周知と合わせて,大会の周知を行い,ホームページやフェイスブックなどで, 大会情報の発信を行いました。

(25)

23

2 スポーツを取り巻く新たな課題

平成25年3月の盛岡市スポーツ推進計画の策定後,東京2020オリンピック・パラリンピ ック,ラグビーワールドカップ2019TMの日本での開催が決定するなど,スポーツを取り巻く 状況が大きく変化してきたことに伴い,次のような新たな課題への対応が求められており ます。 (1) 2016「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」の遺産の継承 「東日本大震災復興の架け橋」をスローガンとする2016「希望郷いわて国体」・「希 望郷いわて大会」は大成功を収めたが,この遺産を確実に未来に引き継いでいく責任が ある。このような中,盛岡広域市町がそれぞれの自立性を尊重しつつ,相互連携・協調 してスポーツツーリズム等の取組を通じた盛岡広域圏の魅力の発信と賑わいの創出を図 ることを目的とした盛岡広域スポーツコミッションを平成29年3月に設立した。今後は, 国内合宿の誘致,プロスポーツとの連携,スポーツ施設の共有化・適正配置,ラグビー ワールドカップ2019TM,東京2020オリンピック・パラリンピック,2018平昌冬季オリンピ ック及び2022北京冬季オリンピックへの取組,地元オリンピアンの輩出等の取組を推進 する必要があります。 また,県及び県スポーツコミッションと大会誘致や施設整備について連携による取組 を推進する必要があります。 (2) ホストタウン交流事業 カナダを相手国とするホストタウンとして,事前キャンプの誘致・受け入れによる, まちの活性化やスポーツの推進・競技力向上,国際理解の促進,教育文化の向上,観光 振興,市民のオリンピック・パラリンピックに対する一体感や機運の醸成を図る必要が あります。 (3) スポーツ施設の整備 既存のスポーツ施設(32施設)は,平成24年度以降に改築・建設された施設を除き, 建設から10~70年以上が経過しており,施設の老朽化が進行し,修繕やメンテナンスが 必要な状況となっております。 また,合併建設計画に基づく施設整備への対応があることから,盛岡市スポーツ施設 適正配置方針や盛岡市公共施設保有最適化・長寿命化中期計画に基づき計画的な整備を 行う必要があります。

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24 (4) 障がい者スポーツの推進 2016希望郷いわて大会などの成功をふまえ,障がい者スポーツを通じて障がい者への 理解・共感が促進され,障がい者が,スポーツを通じて社会参画することができるよう 庁内関係部署や関係団体との連携による取組を推進する必要があります。 (5) スポーツによる健康づくり スポーツを楽しみながら適切に継続することで,生活習慣病の予防・改善や介護予防 を通じて健康寿命の延伸を図るとともに,スポーツを通じた健康増進により健康長寿社 会の実現に向けて庁内関係部署や関係団体と連携した取組を進める必要があります。

(27)

25

1 スポーツ基本法から・・・・・26

2 健康づくりの観点から・・・27

3 まちづくりの観点から・・・28

4 東日本大震災からの

復興への取組から・・・・・・・28

(28)

26

1 スポーツ基本法から

スポーツ基本法の前文では,スポーツの価値や意義,スポーツの果たす役割の重要性 を次のとおり示しています。 【スポーツは,世界共通の人類の文化である】 スポーツは,世界共通の人類の文化である。 【スポーツは,心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠なものである】 スポーツは,心身の健全な発達,健康及び体力の保持増進,精神的な充足感の獲得, 自立心その他の精神の涵養等のために個人又は集団で行われる運動競技その他の身体 活動であり,今日,国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む上で不 可欠なものとなっている。 【スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは,すべての人々の権利である】 スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは,すべての人々の権利であり,す べての国民がその自発性の下に,各々の関心,適性等に応じて,安全かつ公正な環境 の下で日常的にスポーツに親しみ,スポーツを楽しみ,又はスポーツを支える活動に 参画することができる機会が確保されなければならない。 【スポーツは,人格の形成に大きな影響を及ぼす】 スポーツは,次代を担う青少年の体力を向上させるとともに,他者を尊重しこれと 協同する精神,公正さと規律を尊ぶ態度や克己心を培い,実践的な思考力や判断力を 育む等人格の形成に大きな影響を及ぼすものである。 【スポーツは,地域社会の再生に寄与する】 スポーツは,人と人との交流及び地域と地域との交流を促進し,地域の一体感や活 力を醸成するものであり,人間関係の希薄化等の問題を抱える地域社会の再生に寄与 するものである。 【スポーツは,長寿社会の実現に不可欠である】 スポーツは,心身の健康の保持増進にも重要な役割を果たすものであり,健康で活 力に満ちた長寿社会の実現に不可欠である。 【日本選手の活躍は,国民のスポーツへの関心を高める】 スポーツ選手の不断の努力は,人間の可能性の極限を追求する有意義な営みであり,

(29)

27 こうした努力に基づく国際競技大会における日本選手の活躍は,国民に誇り喜び,夢 と感動を与え,国民のスポーツへの関心を高めるものである。 【スポーツは,国民経済の発展に広く寄与する】 スポーツは,我が国社会に活力を生み出し,国民経済の発展に広く寄与するもので ある。 【スポーツは,我が国の国際的地位の向上に極めて重要な役割を果たす】 スポーツの国際的な交流や貢献が,国際相互理解を促進し,国際平和に大きく貢献 するなど,スポーツは,我が国の国際的地位の向上にも極めて重要な役割を果たすも のである。 【スポーツに係る多様な主体の連携と協働がスポーツの発展を支える好循環をもたらす】 地域におけるスポーツを推進する中から優れたスポーツ選手が育まれ,そのスポー ツ選手が地域におけるスポーツの推進に寄与することは,スポーツに係る多様な主体 の連携と協働による我が国のスポーツの発展を支える好循環をもたらすものである。 【スポーツ立国の実現は,我が国発展の不可欠な重要課題である】 国民生活における多面的にわたるスポーツの果たす役割の重要性に鑑み,スポーツ 立国を実現することは,21 世紀の我が国の発展のために不可欠な重要課題である。

2 健康づくりの観点から

国における本格的な健康づくり対策への取組は,昭和53 年からの第一次国民健康づく り対策が始まりとされており,その後昭和63 年からの第二次国民健康づくり対策を経て, 平成12 年には「21 世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21)」が策定され,平成 14 年には「健康日本 21」を中心とする国民の健康づくり・疾病予防をさらに積極的に推 進するための法的基盤として健康増進法が制定されています。 この「健康日本 21」は,壮年期死亡の減少及び健康寿命の延伸等を目的として,生活 習慣を改善して健康を増進し,生活習慣病等を予防する一次予防に重点を置いて対策を 強力に推進しているものであり,これを踏まえて,平成18 年には,生活習慣病の予防対 策として,「健康づくりのための運動指針2006~生活習慣病予防のために~」(エクササ イズガイド2006)が策定されています。 また,平成24 年 10 月には,近年の高齢化の進展に伴う介護予防の重要性が増してい ることを受け,これまでは生活習慣病の予防を第一として60 代までを対象とした「エク

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28 ササイズガイド 2006」を 70 代以上も対象としたものに改定する方針を決め,スポーツ による健康づくりを推進しようとしているところです。 このような国の取組からも分かるように,人間が健康で長生きするための第1の要素 として,広い意味でのスポーツの重要性が認識されているものと考えます。

3 まちづくりの観点から

国では,平成23 年にスポーツツーリズム推進基本方針を策定し,観光立国日本の実現 に向けて,スポーツを有効な観光資源として捉え,スポーツツーリズムを推進しようと しているところであり,近年,各都市においては,都市マラソンを開催して旅行客の増 加を図り,観光振興やまちの活性化に結びつけている事例が見受けられています。 また,日本におけるスポーツが,学校と企業を中心に発展してきた歴史がありますが, 学校を卒業するとスポーツに親しむ機会が減少する傾向にあることから,国では,ヨー ロッパを先進国とする地域住民が主体となって運営する総合型地域スポーツクラブの設 立を推進しています。文部科学省が平成22 年度に行った「総合型地域スポーツクラブに 関する実態調査」によると,「地域に世代を超えた交流が生まれた」,「地域住民間の交流 が活性化した」,「地域の連帯感が強まった」等の成果が挙げられています。 このように,スポーツを通じて,観光振興や地域社会の活性化に向けたまちづくりへ の貢献が期待できます。

4 東日本大震災からの復興への取組から

平成23 年3月 11 日,国内の観測史上最大となるマグニチュード 9.0 を記録した東日 本大震災は,岩手県,宮城県,福島県の沿岸部を中心に,地震と大津波により甚大な被 害をもたらしました。 岩手県では,沿岸部の各都市で多数の建物が損壊し,また,多くの人命が失われ,被 災者にとっては,今もなお厳しい生活を余儀なくされています。 このような状況の中で,スポーツ界では,震災直後からトップアスリートたちが,被 災地を訪れ,炊き出しやスポーツを通じて,被災者に元気と笑顔を届ける活動が行われ ています。 また,盛岡市スポーツ推進委員協議会でも,盛岡市内の避難所でのスポーツ活動やオ リンピアンと連携して被災地を訪れ,スポーツを通じて心と体のケアに取り組みました。 このように,私たちは,復興への取組を通じて,スポーツの持つ力を再認識したとこ ろであり,地域の一体感や活力を醸成し,地域社会の再生に大いに貢献するものとして, 長期間にわたる復旧・復興への取組において,重要な役割を担うものと考えます。

(31)

29

1 基本方針・・・・・・・・・・・・・・・23

2 基本的施策・・・・・・・・・・・・・25

(32)

30

1 基本方針

~スポーツの力が盛岡の未来を創る~

「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは,すべての人々の 権利」であり,すべての市民がスポーツに親しみ スポーツを通じて 健康でいきいきと暮らすことができる盛岡のまちづくりを目指します。 国では,平成 23 年に制定したスポーツ基本法において,「スポーツを通じて幸福で豊 かな生活を営むことは,すべての人々の権利」であることなど8項目にわたって基本理 念を定めるとともに,国,地方公共団体は,基本理念にのっとり,スポーツに関する施 策を策定し,実施する責務を有することを明記しました。 さらに,この法律に基づくスポーツ施策の総合的・計画的な推進を図り,国がスポー ツ立国戦略に掲げた基本的方向性を踏まえて平成 24 年度から 10 年間を計画期間とする 新たなスポーツ基本計画を策定しました。 一方,本市では,2016「希望郷いわて国体」及び 2016「希望郷いわて大会」を市民・ 企業・団体・行政が一丸となり,成功に導くことが重要な課題となっています。 特にも,今回の国体は,東日本大震災からの復興に取り組む中で開催されるものであ り,市民の絆を深め,地域の一体感や活力の醸成,地域社会の再生に貢献するものと考 えています。 以上の状況を踏まえて,国体の成功に向けた取組を進めるとともに,国のスポーツ基 本法,スポーツ立国戦略及びスポーツ基本計画に呼応し,『スポーツの力が盛岡の未来 を創る』を基本方針として,国体を契機に市民へのさらなるスポーツの定着化を図り, すべての市民がスポーツに親しみ,スポーツを通じて健康でいきいきと暮らすことがで きる盛岡のまちづくりを目指します。

(33)

31 ■基本方針実現に向けた仕組みのイメージ

連携・協働

スポーツ指導者 盛岡市体育協会 教育機関 盛岡市スポーツ 推進委員 競技団体等 総合型地域 スポーツクラブ プロスポーツ チーム 企業 地域団体 医療機関 障がい者団体 盛岡市

「スポーツを通じて幸福で豊かな生活

を営むことは,すべての人々の権利」

~スポーツの力が盛岡の未来を創る~

市民が

スポーツに親しみ,

スポーツを楽しみ,

スポーツを支える(育てる)

環境づくり

岩手県 広域市町 盛岡広域スポー ツコミッション 市町 いわてスポーツ コミッション

(34)

32

2 基本的施策

平成 25 年3月に策定した基本方針の実現に向け,基本的施策を次のとおり見直し,そ れぞれ成果指標を設定します。 【基本的施策】 (1) スポーツを「する」環境づくり 市民の誰もがライフステージに応じてスポーツ活動に参加するために,教室や大会 の開催などのソフト面と,開催場所となるスポーツ施設などのハード面とのバランス の取れたスポーツを「する」環境づくりが重要です。 これまで本市では,市のスポーツ施設をはじめ岩手県及び民間の施設等が比較的多 く配置されているという条件を生かしながら,(公財)盛岡市体育協会をはじめ関係 機関・団体等との連携によりソフト面の充実を図ってきた結果,市民は,年齢や体力, 季節に合わせて競技スポーツから健康づくりまでいろいろな形でスポーツに親しむこ とができるようになりました。 しかし一方では,市民ニーズの多様化に加え,既存施設の老朽化が進行しているこ とから,ソフト,ハード両面でのさらなる充実を図り,より多くの市民が主体的にス ポーツに親しめるよう,スポーツを「する」環境づくりを推進します。 ア ライフステージに応じたスポーツ活動等の推進 生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営むうえで,市民がライフステー ジに応じたスポーツ活動に取り組むことが不可欠であり,市民が各自の自発性のも と,各々の興味・関心・適正等に応じて日常的にスポーツに親しみ,スポーツを楽 しむことができる環境の整備を図る必要があります。 (1) スポーツを「する」環境づくり ア ライフステージに応じたスポーツ活動等の推進 イ スポーツ施設の整備充実 (2) スポーツを「支える(育てる)」環境づくり ア スポーツ団体等との連携強化 イ プロスポーツ等との連携 (3) 2016「希望郷いわて国体」・「希望郷いわて大会」の遺産の継承(平成 30 年3 月改訂) ア スポーツによる交流人口の拡大 イ Tokyo2020 などメガスポーツイベントへの取組 ウ 広域的な地域スポーツの推進及び県との連携

(35)

33 また,障がい者が自主的,積極的にスポーツ活動に取り組めるよう,障がいの種 類や程度に応じた配慮をすることが必要です。 このため,「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは,すべての人々の 権利」であるという基本理念のもと,すべての人々がスポーツに参画することので きる機会が確保できるようにさらなるソフト面での充実を図り,各世代のニーズに 応じてすべての市民がスポーツに親しみ,楽しめるスポーツ活動等を推進します。 イ スポーツ施設の整備充実 本市が設置している既存のスポーツ施設の中には,老朽化やユニバーサルデザイ ンに対応する改修が必要な施設がある一方で,市民ニーズに対応した新たな施設の 整備を進める必要があります。 このことから,※アセットマネジメントの考え方を踏まえながら,適切なスポーツ 施設の配置及び整備・改修を行います。 ※ アセットマネジメント 施設,設備を資産として捉え,その損傷・劣化などを将来にわたり予測することや管理運営に おける費用対効果を詳細に把握しデータ化することなどにより,効果的かつ効率的な維持管理を 行うための方法のことをいいます。 【成果指標】 指標 単位 平成 23 年度 平成 34 年度 成人の週 1 回以上の※1スポーツ実施率 28.1 65.0 以上 成人肥満者(BMI25 以上)の割合(40 歳以上) % 男性 31.9 女性 23.4 ※2男性 28.0 未満 ※2女性 19.0 未満 ※1 スポーツには,競うスポーツだけでなく,健康づくりのために行うウォーキング(散 歩等を含む)やラジオ体操等の運動も含みます。 ※2 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成 24 年7月 10 日 厚 生労働省告示第 430 号)別表第5に掲げる数値を参考としたものです。 (2) スポーツを「支える(育てる)」環境づくり スポーツを「する」環境づくりとともに,もう一つの重要な要素として,スポーツ を「支える(育てる)」環境づくりが挙げられます。 スポーツ教室や大会では,企画や運営に携わるボランティアスタッフや監督やコー チのような指導者の存在が,また,地域におけるスポーツ活動では,スポーツ推進委 員や総合型地域スポーツクラブのスタッフがスポーツ行事の企画運営や指導に当たる など,スポーツを「支える(育てる)」人たちの存在が不可欠です。 また,盛岡市をホームタウンとするプロスポーツチームやプロを目指すチームが誕

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