• 検索結果がありません。

セラマージュ システム スタンダードセット(取扱説明書)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "セラマージュ システム スタンダードセット(取扱説明書)"

Copied!
28
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

光重合型歯冠用硬質レジン

使 用 説 明 書

ご使用に際しては、添付文 書などをご参照ください。

(2)

はじめに

このたびはセラマージュ システム スタンダードセットをお買上げいただ きありがとうございます。本材を正しくお使いいただくために、ご使用前 に本説明書をよくお読みください。また、お読みいただいた後は、いつで も見られるところに大切に保管してください。 セラマージュは、長年の経験に基づいた歯冠用硬質レジンの操作性と審美 性を更に発展させ、「快適な築盛操作を可能にするペースト性状」、「陶材 に匹敵する天然歯色調再現性」、「臼歯部咬合面での使用に耐え、かつ対合 歯に優しい物理的特性」を実現しました。 セラマージュ プラスオペークは、従来品と比較して「金属色隠蔽性」、「ペ ースト操作性」を向上させるとともに、金属接着性プライマー「メタルリ ンク」との組み合わせにより、非常に高い「金属接着性」を発揮します。 本材は、前歯部の高度審美修復から、長期耐久性を要求される臼歯部修復 まで幅広い症例にご使用いただけます。 セラマージュ アップはセラマージュに比べ流動性を高めたコンポジットレ ジンです。高い機械的強度を有しているため、セラマージュと同じ部位に 使用することができます。 高い流動特性により、ブリッジのポンティック内部の充填、インレー窩洞 内や指状構造の微調整など、セラマージュでは築盛しにくい部位にも使い やすく、また、気泡を混入させた場合の修正も容易に行うことができます。

(3)

①安全上の警告、注意

①-1 使用上の注意−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  3 ①-2 重要な基本的注意−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  3 ①-3 使用方法に関連する使用上の注意−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  4 ①-4 その他の注意−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  4 ①-5 禁忌・禁止−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  4

②製品の概要

②-1 使用用途−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  5 ②-2 特長−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  5 ②-3 種類と色調−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  5 ②-4 商品構成と用途−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  6 ②-5 色調構成−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  8 ②-6 包装−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  9

③使用前の準備に関する事項

③-1 硬質レジンジャケットクラウン製作の場合−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  10 ③-2 硬質レジン前装冠製作の場合−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  10 ③-3 インレー・アンレー製作の場合−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  10

④一般的な使用方法とその注意事項

④-1 フローチャート−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  11 ④-2 基本築盛図−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  12 ④-3 硬質レジンジャケットクラウンの築盛手順−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  15 ④-4 硬質レジン前装冠の築盛手順−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  16 ④-5 インレー ・アンレーの築盛手順−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  18 ④-6 形態修整・研磨・完成−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  19 ④-7 修復物接着面の処理−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  20

⑤特殊な使用方法とその注意事項

⑤-1 セラマージュ アップの使い方−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  21 ⑤-2 オペークデンティンの使い方−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  22 ⑤-3 モデリングリキッドの使い方−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  23 ⑤-4 セラマージュ オキシバリアーの使い方−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  23

⑥技術仕様

⑥-1 重合時間−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  24 ⑥-2 硬化深度−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  25 ⑥-3 物性表−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  26 ⑥-4 接着強さ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  26

(4)

①安全上の警告、注意

(1) 本材またはメタクリレート系モノマーに対して発疹、皮膚炎等の過敏症の既往歴のある患者には使用しないこと。 (2) 本材またはメタクリレート系モノマーに対して発疹、皮膚炎等の過敏症の既往歴のある術者は使用しないこと。 (3) 不正咬合やブラキシズム(クレンチング、グラインディング、タッピング)の習癖を伴う症例への適応はしないこと。 (4) セラマージュ スペーサーは、天然ゴムを含有しているため、天然ゴムによるアナフィラキシー症状の既往歴が   ある歯科医療従事者の使用は禁止。

① -1 使用上の注意

●本材は可燃性であるため、必ず火気を避けて使用す ること。 ●本材を使用する際には、適切な換気(1時間当たり数 回の換気)がなされている場所で使用すること。 ●本材を使用した硬化物の研磨作業等の際には粉塵 による人体への影響を避けるために、局所吸塵装置、 公的機関が認可した防塵マスク、保護眼鏡等を使用 し、粉塵を吸入しないこと。 ●本材は②-1に記載の用途以外には使用しないこと。 ●本材は歯科医療有資格者以外は使用しないこと。 ●包装、ラベルに記載の使用期限を越えて使用しない こと。

① - 2 重 要 な 基 本 的 注 意

●本材の使用により発疹、皮膚炎などの過敏症状が現 れた患者には使用を中止し、医師の診察を受けさせ ること。 ●本材の使用により発疹、皮膚炎などの過敏症状が現 れた術者は使用を中止し、医師の診察を受けること。 ●本 材 の 未 重 合 物 は 直 接 素 手 で 触 れ な い こ と。プ ラスチック手袋や保護眼鏡などを着用して、皮膚 に付着させたり、目に入らないように注意するこ と。接 触 に よ る 過 敏 症 を 防 ぐ た め、皮 膚 に 付 着 し た 場 合 は す ぐ に ア ル コ ー ル 綿 な ど で 拭 っ た 後、 大量の流水で洗浄すること。万一目に入った場合に は、すぐに大量の流水で洗浄し、眼科医の診察を受 けること。 ●セラマージュ スペーサーは天然ゴム成分を含有し ています。天然ゴムは、かゆみ、発疹、蕁麻疹、むくみ、 発熱、呼吸困難、喘息様症状、血圧低下、ショックなど のアレルギー性症状をまれに起こすことがあります。 このような症状を起こした場合には、直ちに使用を 中止し、医師に相談するなど適切な処置を施すこと。 ●天然ゴムと接触する機会の多い方々は天然ゴムアレ ルギー発生のハイリスクグループと考えられるため、 セラマージュ スペーサーの使用に関しては注意す ること。 禁忌・禁止

(5)

① - 3 使用方法に関連する使用上の注意

●本材は使用後、速やかにキャップを確実に閉めること。 ●プレオペーク、オペークに使用する筆は使い分ける こと。また、塗布後は筆をセラマージュ クリーナー で洗浄すること。 ●窓際や技工用ライト直下等の明るい場所で築盛する とペーストが硬化することがあるので、強い光の当 たらない場所で使用すること。 ●気泡の混入、および材料特性の低下を防ぐため、歯 冠用コンポジットレジン同士、あるいは歯冠用コンポ ジットレジンと他の材料を混ぜて使用しないこと。 ●ディスポディッシュ、またはペーパーパッド上に取り 出した本材は遮光カバーで遮光すること。 ●最後臼歯の咬合接触部はメタルでサポートをする こと。 ●セラマージュ セップは使用前に容器を振って、沈殿 物を分散させてから塗布すること。 ●セラマージュ スペーサーは使用後、速やかにキャッ プを閉じること。キャップをはずしたまま放置すると 内容物が固化する原因となります。

① - 4 そ の 他 の 注 意

●完成して、患者に装着した歯冠補綴物は、食習慣等 にかかわって口腔内で着色したり、プラーク付着す ることがあるため、患者に対して口腔内の日常清掃 を指導すること。

① - 5 禁忌・禁止

●ブラキシズム(クレンチング、グラインディング、タッ ピング)などの咬合悪習癖を伴う症例への適用は避け ること。

(6)

② - 1 使 用 用 途

●前臼歯ジャケット冠、前臼歯前装冠、インレー、アンレ ー、ラミネートベニア、インプラント上部構造体 ●歯冠修復物および欠損補綴物の修理

② - 3 種 類 と 色 調

② - 2 特 長

●快適な操作性 ●豊富な色調と天然歯類以の色調再現性 ●臼歯部での使用に耐える強度と対合歯にも優しい 物理的性質 ●セラマージュ アップによる、細部築盛や修正、色調調 整が容易 ●メタルリンクと、オペーク(プレオペーク)により貴 金属合金を含むあらゆる金属に強固に接着

②製品の概要

種 類・分 類 色 調 メタルリンク(

5mL

セラマージュプラスオペークプレオペーク(

1

色、

2mL

セラマージュプラスオペークオペーク

27

色、各

2mL

WO

W2O

W3O

A1O

A2O

A3O

A3.5O

A4O

B1O

B2O

B3O

B4O

C1O

C2O

C3O

C4O

D2O

D3O

D4O

rootAO

R2O

R3O

R3.5O

MO

BGO

GO

GUM-O

セラマージュ(

79

色、各

4.6g

2.6mL

))

サービカル

8

AC1

AC2

BC1

BC2

CC1

CC2

DC1

DC2

オペークデンティン

20

ODA1

ODA2

ODA3

ODA3.5

ODA4

ODB1

ODB2

ODB3

ODB4

ODC1

ODC2

ODC3

ODC4

ODD2

ODD3

ODD4

ODrootA

ODR2

ODR3

ODR3.5

ボディー

24

A1B

A2B

A3B

A3.5B

A4B

B1B

B2B

B3B

B4B

C1B

C2B

C3B

C4B

D2B

D3B

D4B

rootAB

R2B

R3B

R3.5B

W0B

W1B

W2B

W3B

インサイザル

6

56

57

58

59

60

61

トランスルーセント

10

T

HVT

LVT

T-Glass

BG

GT

CT-A

CT-B

CT-R

GUM-T

コンセントレイト

11

MI

WE

OC

AM-Y

AM-R

AM-V

MY

MP

GUM-L

GUM-D

GUM-Or

セラマージュアップ(

26

色、各

5g

サービカル

1

AC1

オペークデンティン

4

ODA1

ODA2

ODA3

ODrootA

ボディー

4

A1B

A2B

A3B

rootAB

インサイザル

4

56

57

58

59

トランスルーセント

2

T-Glass

GUM-T

コンセントレイト

11

W

GUM-Or

GUM-V

GUM-DP

GUM-Br

GUM-LP

GUM-R

GUM-P

GUM-L

GUM-SP

GUM-D

セラマージュモデリングリキッド(

6mL

(7)

② - 4 商 品 構 成 と 用 途

■メタルリンク  歯科用金属とレジン材料との接着性を増強させるた めの金属接着性プライマーです。  貴金属合金、非貴金属合金および純金属の表面に塗 布することにより、接着性が向上します。 ■セラマージュ プラスオペーク プレオペーク  前装冠製作時に一層目のオペーク材として用い金 属の色調を遮蔽します。流動性が高く、維持装置の 細部まで確実に侵入させることができ、また硬化深 度が深いため、深部の確実な光重合により強固な維 持力を発揮します。 ■セラマージュ プラスオペーク オペーク  金属色やジャケット冠の支台歯の色調を遮蔽するた めのオペーク材です。基本色の他に下記の特殊色 を用意しました。  

MO

…マージンオペーク   マージン付近のオペーク色の浮き上がり防止や、  歯頸部の色調調整に使用します。  

BGO

…ブルーグレーオペーク   透明感が必要な部分に使用します。  

GO

…グレーオペーク   透明感が必要な部分や、オペークの明度調整に使用します。  

WO

…ホワイトオペーク   オペークの明度調整に使用します。  

GUM-O

…ガムオペーク   歯肉色用のオペークです。 ■セラマージュ  サービカル   歯頸部付近の色調を再現します。  オペークデンティン   不透明性の高いデンティン色です。歯頸部の色調  再現や、築盛層の薄いデンティン部に用います。 ボディ  デンティン色を再現するのに用います。 インサイザル  エナメル色を再現します。 トランスルーセント  透明感のある色調を再現します。  

T

…トランスルーセント   透明感の再現に使用します。  

HVT

…ハイバリュートランスルーセント   明度の高いトランスルーセントです。  

LVT

…ローバリュートランスルーセント   明度の低いトランスルーセントです。   ( 透 明 感 は LVT > T > HVT の 順 に 設 定 し   ています。)  

T-Glass

…T−グラス   最も透明度の強いトランスルーセントです。  

BG

…ブルーグラス   淡い青色のT−グラスです。  

GT

…グレートランス   グレー色のトランスルーセントです。  

CT

…サービカルトランス   歯頸部用のトランスルーセントです。  

GUM-T

…ガムトランス  歯肉色用のトランスルーセントです。

CT-A

… A系統色(オレンジ系の色調) に使用します。

CT-B

… B系統色(黄色系の色調)に使用 します。

CT-R

… R系統色(赤みがかった色調) に使用します

(8)

コンセントレイト 各種特殊色です。

MI

…ミルキー  不透明な白色のペーストです。エナメル質の白 濁表現に使用します。

WE

…ホワイトエナメル  やや不透明な白色のペーストです。臼歯部辺縁 隆線や前歯の隣接部に使用します。

OC

…オクルーザル  やや不透明な白色のペーストです。臼歯の咬合 面などに使用します。  ( 不 透 明 感 は MI > WE > OC の 順 に 設 定 し ています)

AM

…アンバー  透明感のあるアメ色のペーストです。

MY

…マメロンイエロー  指状構造を再現する不透明なペーストです。 (イエロー系)

MP

…マメロンピンク  指状構造を再現する不透明なペーストです。 (ピンク系)

GUM

…ガム  歯肉色用のペーストです。 ■セラマージュ アップ  細部まで填入可能な流動性を盛ったペーストです。 高い機械的強度を有しているためセラマージュと 同じ部位に使用できます。ブリッジのポンティック 内部の充填、インレー窩洞内や指状構造の微調整な ど、セラマージュでは築盛しにくい部位にも使いや すく、また、気泡を混入させた場合の修正も容易に 行うことができます。 ■セラマージュ モデリングリキッド  歯冠用コンポジットレジン築盛用に用いる光重合型 追加築盛液です。予備重合の終わったコンポジット レジンの表面に塗布し追加築盛する場合や、研削材 で形態修整した後に塗布し再築盛する場合に用い ます。 【関連商品】 ■セラマージュ オキシバリアー  最終重合前にコンポジットレジン表面に塗布し、レジ ンの未重合層を抑制する空気遮断材です。 ■セラマージュ セップ  石こうとセラマージュの分離材です。ジャケットクラ ウンやインレーの製作時に使用します。 ■セラマージュ スペーサー  セメントスペースを確保するためのスペーサーで、 ジャケットクラウンやインレーの製作時に使用します。 ■セラマージュ クリーナー  筆の洗浄に使用する洗浄液です。

②製品の概要

AM-Y

…アンバーイエロー(イエロー系)

AM-R

…アンバーレッド(レッド系)

AM-V

… アンバーバイオレット (バイオレット系)

GUM-L

…ガムライト(ライト色)

GUM-D

…ガムダーク(ダーク色)

GUM-Or

…ガムオレンジ(オレンジ色)

(9)

② -5 色調構成

(1)クラシカルシェード

(2)NCC シェード

(3)ホワイトニングシェード

シェード

A1

A2

A3

A3.5

A4

B1

B2

B3

B4

オペーク

A1O

A2O

A3O A3.5O A4O

B1O

B2O

B3O

B4O

サービカル

AC1

AC2

BC1

BC2

オペークデンディン

ODA1 ODA2 ODA3 ODA3.5 ODA4 ODB1 ODB2 ODB3 ODB4

ボディー

A1B

A2B

A3B

A3.5B

A4B

B1B

B2B

B3B

B4B

インサイザル

58

59

60

57

58

59

60

シェード

C1

C2

C3

C4

D2

D3

D4

オペーク

C1O

C2O

C3O

C4O

D2O

D3O

D4O

サービカル

CC1

CC2

DC1

DC2

オペークデンティン

ODC1 ODC2 ODC3 ODC4 ODD2 ODD3 ODD4

ボディー

C1B

C2B

C3B

C4B

D2B

D3B

D4B

インサイザル

58

59

60

59

60

59

シェード

rootA

R2

R3

R3.5

オペーク

rootAO

R2O

R3O R3.5O

オペークデンティン

ODrootA

ODR2 ODR3 ODR3.5

ボディー

rootAB

R2B

R3B R3.5B

インサイザル

60

58

59

シェード

W0

W1

W2

W3

オペーク

WO

W2O

W3O

ボディー

W0B

W1B

W2B

W3B

インサイザル

56

57

(10)

②-6 包装

【セット構成】 ■セラマージュ システム スタンダードセット (8色セット:A1、A2、A3、A3.5、A4、B2、B3、C3) メタルリンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5mL、1本

セラマージュ プラスオペーク プレオペーク ・・・・・

2mL、1本

セラマージュ プラスオペーク オペーク

 (

A1O

A2O

A3O

A3.5O

A4O

B2O

、  

B3O

C3O

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2mL、8本

セラマージュ サービカル

AC1

AC2

BC1

CC1

) ・・・・・・・

4.6g

(2.6mL)、4本

オペークデンティン

ODA1

ODA2

ODA3

ODA3.5

ODA4

ODB2

ODB3

ODC3

) ・・・・・・

4.6g

(2.6mL)、8本

ボディー

A1B

A2B

A3B

A3.5B

A4B

B2B

B3B

C3B

) ・・・・・・・・・

4.6g

2.6mL

)、

8

本 インサイザル (

58

59

60

) ・・・・・・・・・・・・・

4.6g

2.6mL

)、

3

本 トランスルーセント (

T

HVT

LVT

T-Glass)

・・・・・

4.6g

2.6mL

)、

4

本 セラマージュ アップ ボディー (

A3B、rootAB

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5g

2本

インサイザル (

59

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5g、1本

セラマージュ モデリングリキッド ・・・・・・・・

6mL、1本

<付属品> セラマージュ オキシバリアー ・・・・・・・・・・・・

10mL、1本

セラマージュ セップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7mL、1本

セラマージュ スペーサー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7mL、1本

ユニブラシ No. 4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

(柄

1

、筆先

10

) ディスポディッシュ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10

枚 ペーパーパッド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

冊(

50

枚綴) 遮光カバー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

個 セラマージュ アップ チップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10

個 カラーテーブル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

枚 使用説明書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

冊 ガムカラービルドアップガイド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

【単品包装】 メタルリンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5mL

セラマージュ プラスオペーク プレオペーク ・・・・・

2mL

セラマージュ プラスオペーク オペーク (

WO、W2O、W3O、A1O

A2O

A3O

A3.5O

A4O

B1O

B2O

B3O

B4O

C1O

C2O

C3O

C4O

D2O

D3O

D4O

rootAO、R2O

R3O

R3.5O

MO

BGO

GO

GUM-O

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各

2mL

セラマージュ サービカル (

AC1

AC2

BC1

BC2

CC1

CC2

DC1

DC2

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各

4.6g

2.6mL

) オペークデンティン

ODA1

ODA2

ODA3

ODA3.5

ODA4

ODB1

ODB2

ODB3

ODB4

ODC1

ODC2

ODC3

ODC4

ODD2

ODD3

ODD4

ODrootA

ODR2

ODR3

ODR3.5

) ・・・・・・・・・・・・・各

4.6g

2.6mL

ボディー

A1B

A2B

A3B

A3.5B

A4B

B1B

B2B

B3B

B4B

C1B

C2B

C3B

C4B

D2B

D3B

D4B

rootAB

R2B

R3B

R3.5B

W0B、W1B、W2B、W3B

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各

4.6g

2.6mL

) インサイザル (

56

57

58

59

60

61

) ・・・・・各

4.6g

2.6mL

) トランスルーセント (

T

HVT

LVT

T-Glass

BG

GT

CT-A

CT-B

CT-R

GUM-T

) ・・・・・・・各

4.6g

2.6mL

) コンセントレイト (

MI

WE

OC

AM-Y

A

M-R

AM-V

MY、MP、GUM-L、GUM-D、GUM-Or

) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各

4.6g

2.6mL

) セラマージュ アップ

AC1

ODA1

ODA2

ODA3

ODrootA

A1B

A2B

A3B

rootAB

56

57

58

59

T-Glass

GUM-T

W

GUM-V

GUM-Br

GUM-R

GUM-L

GUM-D

GUM-Or

GUM-DP

GUM-LP

GUM-P

GUM-SP

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各

5g

セラマージュ モデリングキッド ・・・・・・・・・・・・・・・

6mL

<関連商品の単品包装> セラマージュ オキシバリアー ・・・・・・・・・・・・・・・・

10mL

セラマージュ セップ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7mL

セラマージュ スペーサー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7mL

セラマージュ クリーナー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

100mL

②製品の概要

(11)

③使用前の準備に関する事項

③-1 硬質レジンジャケットクラウン

製作の場合

■作業模型の製作  通法により作業模型を製作します。

③-2 硬質レジン前装冠製作の場合

■メタルフレームの製作  通法により作業模型を製作しワックスアップした後、 前装部の窓あけ作業を行い、リテンションビーズ150 で 維 持 装 置 を 付 与 し ま す。鋳 造 後、メ タ ル フ レ ー ム の調整を行います。 ■メタルフレーム前装部の前処理  メタルフレーム前装部をアルミナサンドブラスト処 理し、スチームクリーナーまたは超音波洗浄器で水 洗し、乾燥させます。

③-3 インレー・アンレー製作の場合

■作業模型の製作  通法により作業模型を製作し、窩洞の状況によりブ ロックアウト、リリーフを行います。 アルミナサンドブラスト処理終了後の メタルフレーム

(12)

④-1 フローチャート

硬質レジン前装冠

硬質レジンジャケットクラウン

インレー・アンレー

形態修整・研磨・完成

作 業 用 模 型 の 製 作

(アンダーカット等の修整)

セラマージュ スペーサーの塗布

セラマージュ セップの塗布

メタルフレームの製作

セラマージュ プラスオペーク

プレオペークの塗布・重合

セラマージュ プラスオペーク

オペークの塗布・重合

セラマージュ・セラマージュ アップ

の築盛・重合

セラマージュ モデリングリキッド

追加築盛・重合

メタルフレームの前処理

メタルリンクの塗布

支台歯の前処理

④一般的な使用方法とその注意事項

(13)

④ -2 基本築盛図

■支台歯形成ガイドライン 【臼歯部】 小臼歯1.2mm以上 大臼歯1.5mm以上 小臼歯1.2mm以上 大臼歯1.5mm以上 小臼歯1.2mm以上 大臼歯1.5mm以上 1.2mm以上 ジャケットクラウン 2.0mm以上 前装冠 1.2mm以上 0.8mm以上 1.0mm以上 インレー・アンレー 0.8mm以上 ジャケットクラウン 前装冠 インレー・アンレー 歯頸部

0.8mm

以上

0.8mm

以上

0.8mm

以上 小窩裂溝部

1.2mm

以上

1.2mm

以上

1.0mm

以上 咬頭部 大臼歯小臼歯

1.2mm

1.5mm

以上以上 小臼歯大臼歯

1.2mm

1.5mm

以上以上 小臼歯大臼歯

1.2mm

1.5mm

以上以上 咬合面幅

2.0mm

以上 窩縁斜面部 付与しない その他 マージン部はラウンデッド ショルダーまたはディープ シャンファーに形成します。 マージンはショルダー、ま たはラウンデッドショル ダー形成します。 メタル の 厚さは

0.3mm

以上 (メタルの厚さを含めた数 値を記載しています。) マージン部はディープシャ ンファー形成します。窩縁 部に斜面は付与しません。 窩洞はボックス形成とし ます。窩洞外形は丸みを持 たせます。窩縁は対合歯と 接触しないようにします。

(14)

【前歯部】 前歯ジャケットクラウン 前装冠 1.5〜2.5mm 1.2mm以上 0.8mm以上 0.8mm以上 1.2mm以上 ジャケットクラウン 前装冠 歯頸部

0.8mm

以上

0.8mm

以上 唇側面部

1.2mm

以上

1.2mm

以上 舌側面部

1.2mm

以上

-切端高

1.5~2.5mm

1.5~2.5mm

その他 唇舌側部はラウンデッドショルダー、隣接 部はディープシャンファー形態に形成する。 メタルの厚さは

0.3mm

以上 唇側部のマージンはショルダーまたはラウ ンデッドショルダー、隣接部および舌側部 はディープシャンファー形成とします。 (メタルの厚さを含めた数値を記載してい ます。)

④一般的な使用方法とその注意事項

(15)

前装冠 インレー・アンレー ■築盛例(基本層構成) ジャケットクラウン インサイザルは、唇側面で 歯冠部中央(1/2)まで築盛 インサイザルは、唇側面で 歯冠部中央(1/2)まで築盛 インサイザルは、唇側面で 歯冠部中央(1/2)まで築盛 インサイザル ボディー サービカル オペーク メタルフレーム

(16)

④-3 硬質レジンジャケットクラウンの築盛手順

(1) セラマージュ スペーサーおよびセラマージュ セップの塗布 作業模型の築盛部(支台歯)にセラマージュ スペーサーを塗布(マージンを除く)し、その後、マージン部にはセラ マージュ セップを塗布し乾燥させます。(乾燥後、セラマージュ スペーサーは透明になります。) セラマージュ スペーサーの塗布直後 セラマージュ スペーサーの乾燥後 オペークの塗布 セラマージュ セップの塗布 ●セラマージュ セップは容器を振って、沈殿物が無くなるまで充分に混ぜてから塗布すること。  またセラマージュ セップおよびセラマージュ スペーサーは揮発成分を含んでいるため、使用後は速やかにキャップ を閉めること。特にセラマージュ スペーサーはキャップをはずしたまま放置すると内容物の固化の原因となります。 (2) オペークの塗布・光重合 オペークをユニブラシで塗布し、 光重合します。オペークは薄く塗 布し、2〜3回の塗布・光重合を繰 り返し、色調の調整を行います。 (3) サービカルの築盛・光重合 サービカルを歯頸部から歯冠中 央部にかけて移行的に築盛し、予 備重合します。 ●筆の洗浄について…オペーク塗布後のユニブラシはセラマージュ クリーナーで洗浄してください。 常温重合レジン液での洗浄はできません。 ●オペークの光重合について…オペークは、仮重合できません。必ず重合器で所定時間重合してください。

④一般的な使用方法とその注意事項

(17)

(4) ボディー、インサイザルの築盛・光重合 ボディーを築盛し、形態を整え予備重合します。次に、インサイザルを築盛し、歯冠外形を整えたあとに最終重合しま す。このとき必要に応じて、セラマージュ オキシバリアーをコンポジットレジン表面に塗布してから最終重合します。 (「⑤-4セラマージュ オキシバリアーの使い方」参照)

④-4 硬質レジン前装冠の築盛手順

(1) メタルリンクの塗布 メタルフレームの前装部にメタルリンクをユニブラシで塗布し、約10秒間乾燥します。 ●メタルリンクは揮発しやすいので、採取後は、ただちにキャップを閉じてください。また、採取物は速やか に使い切るようにします。金属面処理後の前装部には水分、油分などが付着しないように気をつけてください。筆の洗浄について…メタルリンク塗布後のブラシは、セラマージュ クリーナーで洗浄してください。常温 重合レジン液での洗浄はできません。 (2) プレオペークの塗布・光重合 リテンションビーズのアンダーカ ット部にプレオペークをユニブラ シNo.4で塗布し、アンダーカット 部に完全に入り込むようにして光 重合します。 ボディーの築盛 ボディーの築盛後 インサイザルの築盛後 プレオペークの塗布・光重合… リテンションビーズのアンダーカット部まで確実に塗布し 重合する。

(18)

(3) オ ペ ー ク の 塗 布・光 重 合 光重合したプレオペーク上にオ ペークをユニブラシで塗布し光 重合します。薄く塗布し、2〜3度 塗布・光重合を繰り返し、下地の 金属色が隠れるまで行います。 (4) サービカルの築盛・光重合 サービカルを歯頸部から歯冠中 央部にかけて移行的に築盛し、予 備重合します。 (5) ボディー、インサイザルの築盛・光重合 ボディーを築盛し、形態を整え予備重合します。次にインサイザルを築盛し、歯冠外形を整えた後、最終重合します。 このとき必要に応じて、セラマージュ オキシバリアーをコンポジットレジン表面に塗布し最終重合します。 (「⑤-4 セラマージュ オキシバリアーの使い方」参照) オペークの塗布・光重合 サービカルの築盛・光重合 ボディーの築盛 ボディーの築盛後 インサイザルの築盛後 ●筆の洗浄について…メタルリンク、プレオペークに使用したユニブラシは、使用後速やかにセラマー ジュ クリーナーで洗浄してください。メタルリンク、プレオペーク、オペークの筆の併用は避けてくだ さい。常温重合レジン液での洗浄はできません。

④一般的な使用方法とその注意事項

(19)

セラマージュ スペーサーの塗布 セラマージュ セップの塗布 ボディーの築盛 インサイザルの築盛 (マージン部への塗布はしない)

④-5インレー・アンレーの築盛手順

(1)セラマージュ スペーサーおよびセラマージュ セップの塗布 窩底部隅角など作業模型の必要 な部分にセラマージュ スペーサ ーをマージン部を避けて塗布し ます。その後、窩洞内面および周 辺にセラマージュ セップを塗布し 乾燥させます。 (2) ボディー、インサイザルの築盛・光重合 ボディーを築盛し、形態を整え、予備 重 合 を 行 い ま す。次 に イ ン サ イ ザルを築盛し歯冠外形を整え、最 終重合します。この時、必要に応 じてセラマージュ オキシバリア ーをコンポジットレジン表面に塗 布し、最終重合します。 (「⑤-4 セラマージュ オキシバリ アーの使い方」参照)

(20)

④-6 形態修整・研磨・完成

(1) 形態修整 最終重合後、カーボランダムポイ ント、ダイヤモンドポイント、フィッ シャーカーバなどを用いて、形態 を整えます。 ●セラマージュ オキシバリアーを用いて最終重合した場合は、水洗除去してから形態修整します。 (2) 中仕上げ カーボランダムポイントやダイヤ モンドポイントにて唇面表徴や形 態細部を調整した後、シリコンポ イント HR2タイプで中仕上げを行 い ま す。ま た、前 歯 部 唇 側 面 や 臼 歯部咬合面の細部の中仕上げには、 ピボットブラシ SCやデュラポリッ シュを付けたピボットブラシで研 磨します。 ダイヤモンドポイントファインによる研削 シリコンポイント HR2による研磨 ピボットブラシと デュラポリッシュによる研磨 フィッシャーカーバによる研削 ピボットブラシ SCによる研磨

④一般的な使用方法とその注意事項

(21)

④-7 修復物接着面の処理

支台歯との接着面がセラマージュの場合は、口腔内に接着する前に、修復物の接着面を約0.1〜0.2MPa(約1〜2kgf/c㎡) のゲージ圧でアルミナサンドブラスト処理を行います。この時、マージン部のチッピングなどに注意してください。その 後、スチームクリーナーまたは超音波洗浄器で水洗し乾燥させ、松風ポーセレンプライマーで処理を行います。 ●艶だし研磨は、ピボットブラシでデュラポリッシュ ダイヤを塗り付けるように研磨し、その後フェルトホイー ルで拭き取るようにします。 (3) 艶だし研磨 専用研磨材デュラポリッシュ ダイ ヤをピボットブラシやフェルトホイ ールに付け、ていねいに艶だし研 磨します。 (4) 完成 前歯部ジャケットクラウン 臼歯部ジャケットクラウン 臼歯部インレー 前歯部前装冠 フェルトホイールと デュラポリッシュ ダイヤによる研磨

(22)

歯頸部の築盛 薄く伸ばしながらの築盛

⑤特殊な使用方法とその注意事項

⑤-1 セラマージュ アップの使用用途

セラマージュ アップはセラマージュ に比べ流動性を高めたコンポジット レジンです。高い機械的強度を有し ているため、セラマージュと同じ部 位に使用することができます。 高い流動性をもつ操作特性により、 ブリッジのポンティック内部の充 填、インレー窩洞内や指状構造の微 調整など、セラマージュでは築盛し にくい部位にも使いやすく、また、気 泡を混入させた場合の修正も容易に 行うことが出来ます。 ■使用用途 ・ 歯冠部の作成 ・ 歯肉部の作成 ・ インレー(窩洞壁面) ・ ポンティック内部の穴埋め ・ 微調整(指状構造、気泡の修正) シリンジから直接築盛 歯肉部の作成例 指状構造間の透明層築盛 (1) セラマージュ アップの使用方法 • セラマージュ アップを築盛する際には、必要な箇所に直接ペーストを取り出し、筆(レジン用筆、ユニブラシNo.5 等)、インスツルメントを使用して形態を付与していきます。(シリンジから直接築盛することも可能です。) • セラマージュ アップは従来の歯冠用コンポジットレジンと比較して流動性があるため、築盛の際は適宜、光重合 (予備重合)を繰り返しながら形態を付与していきます。 •セラマージュ アップはそれぞれを混合して色調を調整することが出来ます。ペーパーパッドに任意の色調を取り出 し、筆やインスツルメントを使用して混合します。 ●セラマージュ アップを混合する際は、気泡の混入を避けるように混ぜてください。

(23)

⑤-2 オペークデンティンの使い方

セラマージュ・セラマージュ アップのオペークデンティンはボディーと同色でやや不透明に設計されています。舌側面 や歯頸部付近、切端部のボディーの築盛スペースが少ない部分などに、オペークの反映を遮蔽するために使用します。 歯頸部色として 唇側面歯頸部から 移行的に築盛 舌側面部に築盛 唇側切端部に築盛 インサイザル ボディー オペークデンティン サービカル オペーク メタルフレーム (2) セラマージュ アップを用いた歯冠部築盛手順 • オペーク操作までは、「④-4硬質レジン前装冠の築盛手順」の(1)メタルリンクの塗布〜(3)オペークの塗布・重 合を参考に作業を行います。 • セラマージュ アップの築盛は適宜、光重合(予備重合)を繰り返しながら、筆(レジン用筆、ユニブラシNo5等)や インスツルメントを用いて歯冠外形を作成します。(シリンジから直接築盛することも可能です。) • 築盛終了後は、「④-6形態修整・研磨・完成」と同様の手順で作業を行います。 ボディーの取り出し ボディー形態の付与 予備重合 (サブライトV)

(24)

⑤特殊な使用方法とその注意事項

⑤-3 モデリングリキッドの使い方

モデリングリキッドはセラマージュ・セラマージュ アップの追加築盛時に使 用します。予備重合の終わったコンポジットレジン表面、もしくは形態修整後 のコンポジットレジン表面へなじみ液として塗布することにより、追加築盛 を容易にします。

⑤-4 セラマージュ オキシバリアーの使い方

セラマージュ オキシバリアーはセラマージュ・セラマージュ アップの最終重 合時に用いる空気遮断材です。セラマージュ・セラマージュ アップの表面に 塗布することで、未重合層を抑制し、形態修整・研磨作業を容易にします。 (1) 予備重合後に追加築盛を行う場合(必要に応じて行います。) モデリングリキッドを追加築盛面に一層薄く塗布し、セラマージュ・セラ マージュ アップのペーストを追加築盛した後、重合を行います。 (1) 臼歯部咬合面への適用 臼歯部咬合面にセラマージュ オキシバリアーを一層塗布することで、レジ ン表面が確実に重合し、その後の形態修整および研磨作業を容易にします。 (2) 形態修整後に追加築盛を行う場合(必ず行なってください。) 追加築盛面が中仕上げ研磨、もしくは最終仕上げ研磨後の場合は、カーボ ランダムポイント、ダイヤモンドポイントなどで、表面を粗造にし、超音波洗 浄を行います。その後、モデリングキッドを追加築盛面に塗布し、セラマー ジュ・セラマージュ アップを追加築盛し重合します。 (2) マージン部への適用 築盛層の薄くなりやすいマージン部にセラマージュ オキシバリアーを適 用することで、形態修整が容易になります。 モデリングリキッドの塗布 セラマージュ・セラマージュ アップの 追加築盛 咬合面への適用 マージン部への適用

(25)

⑥-1 重合時間

注)重合時間(照射時間)は「アクセルキュア」および「ソリディライト V」を用いた 場合を記載しています。他の歯科用重合器等を使用する場合は、その機器の添 付文書などを参考に本材に適した光量を確保して使用してください。 工 程 アクセルキュア ソリディライト

V

プレオペーク重合

30

60

オペーク重合

90

180

セラマージュ予備重合

30

60

セラマージュアップ予備重合

30

60

ポンティック部重合

120

180

最終重合

120

180

⑥技術仕様

(26)

⑥技術仕様

⑥-2 硬化深度

種類 色調 重合時間(ソリディライト

V

)硬化深度(

mm

プレオペーク

60

1.6

オペーク

A1O

180

0.24

A3O

180

0.21

A4O

180

0.20

セラマージュ サービカル

AC1

60

- 180

1.3 - 1.8

AC2

60

- 180

1.0 - 1.4

オペークデンティン

ODA1

60

- 180

1.8 - 2.5

ODA3

60

- 180

1.5 - 2.1

ODA4

60

- 180

1.2 - 1.6

ボディー

A1B

60

- 180

2.5 - 3.4

A3B

60

- 180

1.8 - 2.6

A4B

60

- 180

1.8 - 2.5

インサイザル

56

60

- 180

4.2 - 6.8

59

60

- 180

4.0 - 5.8

61

60

- 180

3.8 - 5.5

トランスルーセント

T

60

- 180

5.5 - 8.6

T-Glass

60

- 180

6.2 - 9.6

コンセントレイト

MI

60

- 180

2.4 - 3.4

OC

60

- 180

3.7 - 6.3

AM-Y

60

- 180

3.2 - 4.6

MY

60

- 180

1.6 - 2.4

GUM-D

60

- 180

1.4 - 2.0

セラマージュアップ サービカル

AC1

60

- 180

1.3 - 1.8

オペークデンティン

ODA3

60

- 180

1.5 - 2.1

ボディー

A3B

60

- 180

1.8 - 2.6

インサイザル

59

60

- 180

4.0 - 5.8

トランスルーセント

T-Glass

60

- 180

6.2 - 9.6

コンセントレイト

GUM-D

60

- 180

1.4 - 2.0

(27)

⑥-3 物性表

⑥-4 接着強さ

金銀パラジウム合金に対するせん断接着強さ(MPa)―サーマルサイクル(4℃-60℃各1分間浸漬)2,000回後

セラマージュ セラマージュアップ ソリデックス 試験方法 ビッカース硬度(

HV0.2

74

40

43

JIS6517

ISO10477

による 曲げ強度(

MPa

146

140

75

JIS6517

ISO10477

による 曲げ弾性率(

GPa

10.7

6.4

5.7

JIS6517

ISO10477

による 歯ブラシ摩耗量(

vol%

0.43

0.69

0.39

自社試験方法による 対合エナメル質摩耗量(μ

m

3.2

1.3

4.8

アラバマ式摩耗試験による 衝突回転摩耗自己摩耗量(μ

m

41

13

41

アラバマ式摩耗試験による 環境光安定性 ※キセノンランプ8000Lx

5

分以上

5

分以上

5

分以上

JIS6517

ISO10477

による メタルリンク+       +セラマージュ メタルリンク+       +       試験方法 せん断接着強さ

MPa

28.0

28.0

JIS6717

ISO10477

による セラマージュ プラスオぺーク プラスオぺークセラマージュ セラマージュアップ

(28)

参照

関連したドキュメント

FEED キーを押しながら LINE キーを押します FEED キーを押し. ながら LINE

 ︐      2︑實験 成 績

はたらき 本機への電源の供給状態、HDC-RH100-D またはツイストペアケーブル対 応製品との接続確立、映像信号の HDCP

ICレコーダーの本体メモリーには、ソフトウェアSound Organizer 2が保存されて います。Sound Organizer 1.6をお使いの方も、必ずSound Organizer

THIS PRODUCT IS LICENSED UNDER THE VC-1 PATENT PORTFOLIO LICENSE FOR THE PERSONAL AND NON-COMMERCIAL USE OF A CONSUMER TO (ⅰ) ENCODE VIDEO IN COMPLIANCE WITH THE VC-1

パソコン本体の電源を入れます。 ワイヤレス受信機(FMV-K600 シリーズは、パソコン本体背面)のコネク

Scival Topic Prominence

Jabra Talk 15 SE の操作は簡単です。ボタンを押す時間の長さ により、ヘッドセットの [ 応答 / 終了 ] ボタンはさまざまな機