公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2016 年度(前期)指定公募 「市民の集い開催への助成」 完了報告書
指定テーマ
「在宅医療」知っていますか?家で最期まで療養したい人に
平成
29 年 7 月 8 日(土) 13:30~16:00 開催
【プログラム 】 13:30 開会 主催者ご挨拶 名古屋市がん相談情報サロン・ピアネットご紹介 13:40 基調 講演 「その時を自分らしく過ごすために」 みずほ在宅支援クリニック院長 家田秀明さん 14:25 パネルディスカッション 「あんしんの在宅医療を地域連携でささえる」 コーディネーター:地域緩和ケアネットワーク代表 下山理史さん (愛知県がんセンター中央病院 緩和ケア部 部長) パネリスト:かわな病院 医療福祉相談室 MSW 吉田芽衣子さん 訪問看護ステーション ゆめの葉 代表 篠原宏翠さん ホスピス研究会 OKAZAKI 代表 金田亜可根さん 16:00 閉会 申請者:杉浦美紀 所属機関:特定非営利活動法人ミーネット 提出年月日:平成29 年 8 月 17 日私たちは、がん患者・家族の団体としてピアサポート活動に取組む中で、病いを得て 一定の治療を終えたあと、住み慣れた家で自分らしく療養の時を過ごしたいというニー ズが高いことを把握している。一方で病院を離れ、在宅医療を受けながら療養すること について、当事者には、まだまだ不安や戸惑いがあることも感じている。 今回、在宅医療・在宅療養の実際を知ることで、当事者には安心を、在宅医療を支え る専門職には「当事者ニーズをすくいあげ、よりよい在宅医療の実現に向けての機会と する」ことをテーマとして、互いの立場で学び合い共に考えるフォーラムを実施した。 参加者は71 名。患者・家族の立場と在宅医療関係者の比率は、ほぼ同数であった。 基調講演は、緩和ケア病棟勤務を経て在宅クリニックを開設した医師が、その経験を踏 まえて「その時を自分らしく過ごすために」と題して話し、パネルディスカッションは 在宅医療を支える多様な職種ならびに在宅医療の普及につとめる市民団体の代表者な どが登壇した。 結果、当事者にも在宅医療関係者にとってもバランスのよい構成となり、アンケート の結果は「とても参考になった」「参考になった」が96%と高い支持を示した。 アンケートの自由記述欄にも多くのコメントが寄せられ、一般参加者の「医療者は医 療者の考え、患者には患者の考えがある。それぞれに勉強したり、集いに参加はしてい るが一方通行のことは多いと感じていた。お互いに考えられるこういう場は大切だと思 う」「ケアマネジャーに相談するとよいことがわかった。独り暮らしでも上手に利用し ながらやっていけることがわかった。今日のフォーラムに来られた方たちのような出会 いがあればいいと思いました」というコメントが印象的であった。 また、在宅医療関係者からも「一般も対象にした内容なので、ご家族の気持ち等も学 べることができた」「在宅医療を支える立場として心づもりが出来たように思う」とい うような意見が多数寄せられた。 こうした意見を受け、今後、医療機関や公的な施設で、がん患者・家族の相談支援に あたるピアサポート活動を通して私たちが更に在宅医療関係者と顔の見える関係づく りを進め、患者・家族に向けて、在宅医療の正しい情報を伝え、在宅医療の普及に貢献 したいと思う。 この集いは公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成により実施されました。
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36July
2017
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参加者
71 名
●回答者
57 名
80.3% Q1 あなたは? ①性別 人数 構成比 男 15 26.3% 女 42 73.7% 合計 57 100.0% ② 人数 構成比 がん体験者 19 33.3% 患者家族 4 7.0% ピアサポーター 7 12.3% ケアマネジャー 4 7.0% 看護師 9 15.8% 薬剤師 8 14.0% その他医療福祉関係 者 5 8.8% その他 1 1.8% 合 計 57 100.0% Q2 年代 人数 構成比 20代 2 3.5% 30代 7 12.3% 40代 7 12.3% 50代 14 24.6% 60代 20 35.1% 70代以上 6 10.5% 不明 1 1.8% 合 計 57 100.0% 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 フォーラム「在宅医療」知っていますか?
家で最期まで療養したい人に
平成29年7月8日(土)開催
アンケート集計結果
<その他医療福祉関係者内訳> MSW2名、PSW・クリニック事務長、介護職 各1名男
26%
女
74%
がん体験 者 33% 患者家族 7% ピアサ ポーター 12% ケアマネ ジャー 7% 看護師 16% 薬剤師 14% その他医 療福祉関 係者 9% その他 2% 20代 3% 30代 12% 40代 12% 50代 25% 60代 35% 70代以 上 11% 不明 2% 1 / 2 ページQ3 フォーラム「の内容はいかがでしたか? ①基調講演 人数 構成比 とても参考になった 28 52.8% 参考になった 24 45.3% 参考にならなかった 1 1.9% 合計 53 100.0% ②パネルディスカッション 人数 構成比 とても参考になった 25 50.0% 参考になった 23 46.0% 参考にならなかった 2 4.0% 合計 50 100.0% とても参 考になっ た 53% 参考に なった 45% 参考にな らなかっ た 1.9% とても参 考になっ た 50% 参考に なった 46% 参考に ならな かった 4% 2 / 2 ページ
1 3年前に利用した在宅医療に比して、かなり幅広い範囲での対応がされていると感じた。 2 父も肺がんで亡くなっていて、最後の3日間は病院であったが、それまでは自宅で過ごしていました。高校生と中学生 であった私と妹、母は本人(父)が自宅で寝ている状態を見ていてとてもつらかったことが思い出されます。本人より も家族の覚悟がとても必要でした。本当に大変だったなあと、思い返されます。一人では何もできません。家族の協 力あるのみです。 3 アニマルセラピーの話を聞きたかったです。家田先生のクリニックに伺いたいと思いました。 4 日々、仕事として行っていることを振り返ることができたし、明日からも頑張って仕事をしていこうと思いました。 5 時間軸-改めて再認識できた。 6 精神科の患者さんが、がんや身体疾患を併発するので勉強にきました。大変勉強になりました。ありがとうございまし た。 7 その時を自分らしく過ごすために、自分はどのように生ききりたいかを考え、まとめ、家族に伝えていきたいと思った。 8 緩和ケア病棟の雰囲気が少しわかりました。緩和ケア病棟は1度入ると亡くなるまで出ないものだと思っていました。 9 在宅医療がどんどん進化していくことで、家族と寄り添う時間が多くなることで、家族がまた一緒に頑張ると思うことが できる。 10 その人にあった死というのものを選んで苦痛のない死を、ということが、やっぱりその方の選択肢。延命ばかりがいいもの ではない。 11 いつもありがとうございます。家田先生にはこれからもお話を聞かせてください。今日はそれぞれの担当区があることを 理解できました。 12 がんになったらくよくよせず外出してストレスをためないこと。脳にがんがありますが、毎日外出して楽しんでおります。 13 少しずつ前に進むために参考になりました。 14 ①「訪問医療」と②「在宅医療」との明確な違いが理解できた。①は親の時にお世話になりましたが、最期が休診 日のため、死亡診断は別の医療機関でした。②が地域にできることを望みたい。 15 緩和ケア病棟の入院期間の制限などわかりました。 16 ミーネットの講演会を受け始めさせていただいて10年以上経ちました。初めの頃は「生きる」…話が心に重かったで す。こういった、今日のようなお話が聞けて嬉しかったです。 17 死ぬ2週間くらい前から急に増す特徴的な症状(腹水、呼吸困難など)がよくわかった。 18 訪問診療と往診の違いをよくわかっていなかったので理解できた。家田先生の訪問診療をいずれ利用したいと思った が、緑区に自宅があり利用できず残念です。 19 アニマルセラピー、がん哲学外来、催眠療法…気になることがたくさんです。 20 実経験が少ないため、緩和ケアについての知識を拡充させたい。 21 その時、自分らしく、フレールの状態など、興味深い言葉がたくさんあり、また、楽しく聞かせていただきました。 22 自分の意志ではできない治療の限界の後のことを考えるきっかけになった。 23 とても勉強になりました。訪問看護の話が聞けてよかった。 24 家田先生とは連携させていただき、お看取りもさせてただいている看護師です。素晴らしい先生のお考え等知ること ができ、今後の連携に勉強させていただきました。 25 在宅プランとはその患者としてみることもあるが、在宅でその人が背負っている立場、役目も含めてプランを立てる。そ の話は医師との信頼、関係性を深めた。在宅の知識をこれからも発信してほしい。私の周囲の人は知るきっかけ、 機会が少ない。 26 家田先生のお考えの在宅医療の理念がよくわかりました。
ご意見・ご感想 <基調講演>
1 / 3 ページ1 連携の流れの説明があるとベスト 2 地域で在宅治療を支援する機関があり、かつ、まめの細かいフォローをされていることは、ここで知ることができた。 3 がん患者は医療保険しか使用できないと言われましたが、がん末期の方は介護保険が申請できます。40歳以上 65歳未満が対象となります。もう少し詳しく介護保険の仕組みを説明されていただけたらと思いました。わりとあいま いな説明になったと思いました。 4 具体的な質問でわかりやすかった。母が死なないというのが印象的でした。オランダのボランティアの知識はどのように 得ているのか質問したかったです。 5 下山先生の進行、話の振り方がとても上手で皆さんからいろんな話が聞けてよかったです。 6 在宅を支える制度はある程度整っているとはいうものの、それを支える家族側も少人数であり、現実は厳しい面も 多々あると思う。自分らしい最期をどこで過ごすかを決めるときには、本人も家族もそれなりの覚悟が必要と思う。 7 実際の話が聞けてよかった。メールで思いを聞ける、吐ける時代になったことは心強い。 8 参考にして、動けるうちに具体的な情報収集をしていこうと思います。 9 精神、独居、老々などケースについての問題提起がよかったです。今後、どう対応していくか改めて検討が必要だと 感じました。 10 費用や保険制度のこと、はじめて知りました。手続きのことも勉強になりました。医療・医療者に求めすぎることはした くない。しかし、いい医療者、いい人を今日知ったので、何かの時は相談したいと思いました。よろしくお願いします。あ りがとうございます。 11 在宅の医療・看取りについて可能性を感じることができました。 12 医療にはちょっと不安がある。 13 在宅支援を昔やったことがあり、そうだなあと思いました。家で死にたくても家族の協力?介護がないとほぼほぼ病院 でした。現在は違います。自宅ということを考えていても、施設になったり、家族の拒否だったりで自宅以外になる場 合もありますが、在宅医療を支える制度が整ってきたと感じました。 14 迷ったら一度やってみる。熱い人はたくさんいるというのが頼もしかった。 15 それぞれの人達が、それぞれに熱い気持ちで接しているのがとても嬉しく思いました。 16 充実を望みます。 17 ホスピス研究会OKAZAKIの金田さんのお話が胸を打ちました。教えられること、うなずくことがたくさんありました。あり がとうございました。 18 「在宅医療を地域で支える」なのに介護支援専門員が出場しないのはなぜか。ディスカッションを聞いていて不思議 でした。 19 実際のところ65歳未満のがん末期患者に対してはケアマネに依頼があればケアマネが申請手続きを行い、福祉給 付手続きを行うことが可能です。特に訪問診療の先生の協力があればスムーズに要介護の査定を受けることができ ます。訪問看護も大切ですが、最期を迎えるご本人、ご家族が支払い心配のない生活を送ることができるように支 援していく、また、ご本人の自分らしい生活(希望)を叶えてあげることを提供していくのがケアマネの使命です。 20 特に訪問看護師さんの話で痛みのコントロールはできるとの言葉が嬉しかったです。わかりやすかったです。訪問看護 師さんの仕事がわかってよかったです。生きること、看取ること、死ぬこと…よかったです。 21 患者本人の死生観に添った在宅医療、「死生観」を持つこと、「死生観」を体得していることが大切。 22 金田さんが伝えられた「がん」になった人がどう生きるか考えていくことが大切。社会として、どう死について考えていくの か…。ただ実際は心の準備・覚悟へのサポートが乏しいと思う。そのため、医療者の考えで進められてしまうことが多 い。
ご意見・ご感想 <パネルディスカッション>
2 / 3 ページ23 医療者は医療者の考え、患者には患者の考えがある、それぞれに勉強したり集いに参加はしているが一方通行のこ とは多いと感じました。お互いに考えられるこういう場は大切だと思いました。私自身がん患者はとは考えておらず、人 としてみるのでそういう視点で物事は考えないのですが、がん患者さんはそういうふうにみられたくない気持ちの中で、 でも分かち合うためにそういう場に参加する。それが意識してしまう要因でもあり、でも必要なことで…とっても心のケ アは難しいなと感じました。自分自身を振り返るいい機会になりました。ありがとうございます。 24 3人の人がそれぞれの立場からの話が聞けてよかったです。質問に答えていただけたこともよかったです。 25 ケアマネジャーに相談するとよいことがわかった。独り暮らしでも上手に利用しながらやっていけることがわかった。今日 のフォーラムに来られた方たちのような出会いがあればいいと思いました。 26 独居の人にも希望が持てました。 27 一般も対象にした内容なので、ご家族の気持ち等も学べることができた。 28 金田さんの「見える医療者」のお話は非常にわかりやすく、考えさせられました。患者さん・ご家族の想い、見える世 界をしっかり把握していくことの大切さがよくわかりました。 29 在宅医療を支える立場として心づもりが出来たように思います。ありがとうございました。 30 パネルディスカッションで65歳以上であれば介護保険(40歳以上、特定疾患は利用可能)を利用するようにすす めるのは、退院時は病院のケースワーカーが制度利用をすすめるべきである。 マイクが聞き取りにくかった。声が小さかった。ありがとうございました。 3 / 3 ページ