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定電圧定周波数電源設備

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∪.D.C.る21.31d.722.1+る21.31d.72る

Constant Voltage and Frequency Power Source Equipment

美*

KatsumiFujiki KeijiSaito 内 概 各種産業の急速なる発展に伴い,各種機器の能率化とともに正確さが強く要求され,その動作電源に ほ良質の電気,すなわち電圧,周波数ともに安定した電源が必要とされている現状にかんがみ・その一 般制御方式について説明し,一一例として最近納入した電源設備の概要と試験結果について報告した○ 本設備中,直流発電機の制御回路にダライン/ミー(ガラス製水銀整流器),および電子管を用いた制御 系においてほ,交流電源電圧土10%,周波数-6%∼+4%変動にたいし,交流発電機の出力電圧変動 はほとんど認められず,周波数変動は士0.1%以下なる結果を得た。 1.緒 言 工業ならびに文化が高度になるに従がい,良質の電気, すなわち一定電圧,-一一定周波数の電気の 多くなる傾向にある。すなわち各種産 要がますます 機械から 務機 械まで,その能率化とともに高性能が要求され,これら の電源として,一般の配電網より受電したのでほ,その 源電圧,周波数の変動が大きいため,その性能を十分 に発揮できないばかりでなく,まったく動作不能の状態 におちいることもありうる。 日立製作所では長年の自動制御に関する 験を生か し,これらの需要に対して十分に満足しうる電源設備を 多数製作納入し,現在好調のうちに稼動中であるが,こ こに定電圧定周波数電源設備についてその概要を述べ, ▲例として最近製作納入した などについて 源設備の概要,試験結果 ,大方の御参考に供したい。

2.定電圧定周波数電源の必要性

周知のごとく,配電線路の電圧変動ほ主として負 流の大小と線路互長の長短およぴ,電線の太さ,低圧に おいては変圧器などによる変動 が大きく影響する。 わが国における需要家の電圧変動は,電力系統全般に わたりかなり大きな変動を示している。全国から抜き取 りにより一般の配電線について配電線ごとに需要家の電 圧変動範囲を調査した結果を弟l表に示した(1)。 これによると,電圧変動が16∼18Vおよび18、20V が最も大きな割合を示している。 電圧と同様に電力の質を示す二大要 の一つとして周 波数がある。周波数は連系々統においてはその定常状態 でほ唯一であって電圧調整に比すれば周波数調整ほ実施 しやすくかつその効果は大きいのであるが,各電力会社 においては自動周波数制御がようやく試験の域を脱した 現状で,実用されつつあるがまだ全面的に採用されてほ * 日立製作所日立工場 第1表 需要家電圧変動範囲 一* * 大都市とは人‖200,000以上の都†】iをいう。 いない。 このようにわが国における電力系統の電圧,周波数と もにその変動はかなり大きな状態である。したがってこ れを,良質の電気を必要とする装置の電源として,その まま使用すると穐々不都合を生ずることがある。

3.定電圧定周波数電源装置の一般方式

3.1交流発電横の周波数制御 一般に定電圧電源を得るには,配電網より給 気を誘導電圧 した電 整器,可飽和リアクトルなどにより自動 電圧調整を行えば,負荷 動などによ 圧変動をきわ めて少なくすることは可能であるが,周波数は,さきに も述べたように定常状態ではその電力系統で唯一であり 簡単に電圧のように一定に制御することは困難である。 そのため定周波数を得るにほ,その電力系統から電気的 にきりはなした交流発電機をもうけて回転数を一定に制 御してやらなければならない。すなわち,配電網からの 電力をいったん機械的 力に変換し,この機械的動力に

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488 昭和33年4月 1M DCG DCM Ex ACG 機機機機機 動電動磁電 竃発電励発 導流流流流 誘直直肯∵交 PG AVR AF虫 MA 指 連 発 電 機 自動電圧調整器 自動周波数調整器 増 幅 器 第1区1ワードレオナード〃式 月r入¶ 第2図 静1トレオナードノナ式 〔記号ほ第1図参照ノ 月C入T「 t一!、 、・-‥ -説 明 磁 接 手 他の記号ほ第1図参照 第3国 電磁接手〟式 より交流発電機を駆動して,そのf_ⅠけJを給電するように せねばならない。 その方法には (1)ワードレオナード方式 (2)静止レオナード方式 〝 J r 口 00 :(バ描β■丁

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第40巻 第4一号 ACG Ex COS VAR LO】 LO望 FR 交 流 発 直 流 励 磁 機 自動手動切替開閉儒 電圧設定抵抗器 不飽和リアクいレ 飽和リ アクト ル 界 磁 抵 抗 器 MA DD RECT CI R T r 磁 気 増 幅 器 乱 調 防 止装置 セ レ ン 整 流 コ ン サ 抵変 抗 J.モミ 舘 第4国 交流発電機のl′†動電圧調整装屑概略結線関 (ミ 整柑〔ヨ 第5図 検rH器特性 電磁接手方式 その他方式 などがあげられる〕各力式の概略結線図を第l,2図お よび弟3図に示した。 ワードレオナード装置でほ交流発電機は直流電動機に より駆動されるので,負荷,温度,電源などのいかなる 擾乱にたいしても直流電動機の速度を→定に維持するこ とが必要である。 直流分巻捲電動機の速度を日動制御するにほ り)電動機の界磁制御 (2)電機子回路の昇圧機の電圧制御 (3)各個電源方式で発電機の電圧制御 などがあげられるが,それぞれ一長一短あり,いずれ ぷかは負荷状態制御範開,精度,容量などを考慮して

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設一

決定する必要がある。比較的容量の大きなものに適する。 静止レオナード方式ほダラインバーなど水銀整流器の 制御格子を位相制御することにより直流電動機の電圧を 制御して定速度制御すなわち定周波数制御を行ってい る。この方式は速応性が大である電磁技手による方法は 電磁接手の励磁電流制御により行っている(2)。機器の数 が少なく簡易安価であるが精 の点で前二者に劣る。そ の他の方式には整流子電動機による方法, 電動機の 二次抵抗による方法などがあり,安価であるが,速応惟 の点で劣っている。 3.2 交流発電検の電圧制御 交流発電機の電圧制御回路結線図の一例を第4区に示 した。すなわち,検出器により整定電圧と交流発電機電 圧との偏差を検出するが,検出器は飽和リアクいレから なる非直線インピーダンス回路と,リアクいレよりなる 直線インピーダンス回路からなっており,特に交流発電 機の周波数により整定電圧が変動しないよ■うに周波数補 隈を行っている。 第5図はこの検H器の特性を示したものである。 この検出器からの偏差を磁気増幅器2段,直流励磁機 により増幅し,交流発電機の電蛙制御を行っている。 3.3 定電圧基準電源 一般に自動制御の精度を高くするには制御系のルーフ ダーンを高くすること,壬憂乱を少なくすること,安定に して精度の高い基準値を与えることなどが必要である。 ループダーンを高くすることは時定数との関係で乱調 の原因となるので,ある限度を有する。したがってまた 基準値はその系の精度を左右するものできわめて ある。 要で 基準値を与える方法には種々あるが操作部としては (1)可飽和リアクトルによる方法 (2) 子管回路による方法 (3)誘導電圧調整器による方法 などがある。また検f_恥部としてほ (1)直線非直線抵抗による方法 (2) ランプ式定電流装置による方法 (3)定電圧放電管による方法 (4)標 水晶発振器によるカ法 などがあげられる。以下それらのうち最も多く使われて いる方式につき説明する。 3.3.1可飽和リアクトルによる方法 弟d図に概略結線図を示した。非 ンプを, 直線要 としてラ として純抵抗を使用した検出器を用 い,電圧の偏差の大小,正負にしたがって,磁気増幅 結の制御巻線に 流を流す。これを磁気増幅器により 増幅し可飽和リアクトルの直流励磁を変化せしめ,リ アクトルに加わる電圧を制御することにより出力電圧 第6図 吋飽和リアクトル方式日動電圧 調整器概略結線牒 第7国 電子管「l動電圧調整器原理図 を一定に保っている。 3.3.2 電子管l_廷l路による方法 舞7図は木方式の原理図である。この回路の動作は 出力電圧を基準値と比較し,その偏 を増幅し 子管 T2の制御格子にその信号を与えてT2の内部抵抗を 生し,入力電圧 動のいかんにかかわらず出力 圧を 一定に保持している。 T2にほ陽極凋大の少ない6V6,6L6,6Y6G,6B4な どが用いられ,容量不足のときには電子管を並列に接 続すればよい。 いま,入力電圧の微少変化△且iによる出力電圧の 変化△且0との関係は(1)式で表わされる(3)。 △五官_1十〃2一β∬1/∠2 △Eo l+〃2r ただし 〃2:電子管T2の増幅率 β= /J・ 点1+屈2 ∬1=-/Jl 月3 ゆ十月3 〃1:電子管Tlの増幅率 手管Tlの内部抵抗 咋 r= 咋+R3 (1) Gの値は1段増幅で 300∼1,000,2段増幅器で最大

25,000位までとり得るので,きわめて高い精度の電圧を

得ることができる。

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490 昭和33年4月 第2衷 回 転 機 仕 様 第40巻 第4号 一 覧 表 ご//βご郎 、∼β 記 号 ACG IM DCG DCM Ex PG OCB WR SR FFB AVR AFR C t t O.C.Ry 第8図 定`副l三定周波数電源設備概略結線牒=その1)

4.定電圧定周波数電源設備の実例

定電圧定周波数 源として最近某所に納入した装置に ついて,その設備の概要と 4.1設備の概要 験結果について報告する。 本装置はIBM,気象観測機器用,その他特殊機器の電 源として設備されたもので3セットからなりたってい る。1セットほ180kW誘導電動機により駆動される150 kW直流発電機を電源とし,25,50,30kVAの各交流発 電機を全磁気増幅器により制御しており,1セットは同 機機織機機機器器終 電動電動磁二竃断抗抗 発電発電励発遮抵転 流導流流流速人体動 交誘直直直精油液超 フューズブリーフ'レーカー 自 動電圧調整器 自動周波数調整器 電 磁 接 触 器 過 流 継 電 器 様の制御方式により110kW誘導電動機で90kW直流発 電機を駆 し,これにより 30,40kVAの各交流発電機 を駆動している。 他の1セットは特に高い精度の電源を必要とするた め電子管,ダラインバーおよぴ,磁気増幅器を併用し, 各個発電方式により 20kVA交流発電機を制御してい る。舞2表をこ本装置の回転機仕様を弟8,9図および弟 10図にその概略結線図を示した。以 F第】0図の制御 方式について述べる。 4.1.1基準電源部 ご柑

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∬肌′、柑\ ト α/ ∴∴ ・、●J■ ACG IM DCG DCM Ex PG OCB WR SR FFB AVR AFR C t t O.C.且y 第9図 足電圧定周波数電源設備概咤結線図(その2) 機機磯磯機機器二器∴器 電動電動磁電断坑杭 発電発電励発遮抵抵 流導流流流速人体動 交誘直直低精油液起 フューズフリープレーカ、一 自動電圧調整器 自動周波数調整器 電 磁 接 触 器 過 電 流 継 電 器 記 号 IM DCG Ex DCM PG ACG AVR C t t O.C.Ry 第10図 定電圧定周波数電源設備概略結線図(その3) r 〃 r⊃

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> 万 基 誘 導 電 動 機 直 流 発 電 機 直 流 励 磁 機 直 流 電 動 機 指 速 発 電 機 交 流 発 電 機 自動電圧調整器 電 磁 接 触 器 過電流継電器 第11国 電子管式自動電圧調整器概略結線図 電線部は3.3.1にて述べた可飽和リアクトル僚 川の建電圧装置を用いて変動を少なくし,これに3.3.2 にて述べた 手管式完電圧装置を縦 接続して用い 1自J い精度の基準値を得ている。 弟11図に電子管式定電圧装置の結線倒を示した。 4.1.2 定周波数制御 交流発電機の周波数制御ほ駆動直流電動機の速度を 直流発電機の雫圧制御によっている。 管管抗サー すなわち4.1.1にて述べた基準値と指速発電機の出 力電圧を比較し,その偏 を電子管により1段増幅し, そののち逆極性に接統された2個の の 手管回路の一つ 子管の制御格子に動作信号を加え,その内部抵抗 値を変化することにより位相を変え,ダラインパーの 格子に与えている。 ダラインバーの出力電圧ほ指連発電機と基準値との 偏差に比例して変化するようになる。

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492 昭和33年4月 ∠7 β β

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l 存 行方 斤 源 】 第12岡 プラインバー格子制儲回路 第13図 走電圧定周波数電源制御装超(写真その1) 第14国 定電圧定周波数電源制御装置(写真その2) 第40巻 第4号 第3表 40kVA ACG電圧,周波数特性 擾 乱 電源電凸三しⅤ)l電源周波数(∼) 川力一電J王(Ⅴ) 2,850 3,000 3,150 3,300 3,375 3,450 H力周波数(∼) 200.O L 200.0 ; 200.2 l 59.10 59.20 59.30 59.40 59.45 59.45 上記制御回路を第12図に示した。この汁り]電圧を 直流発電機の界磁に加えて周波数Ili臓1を行っている。 4.2 制御装置の特長および試験結果 第13図および策14図は本制御装置の写真を示した。 本装置の特長は ぐl)制御系は静止器を使用し,接触器などによる断 続制御ほしていないので制御‖滑,保守符易である。 また摩耗部分がないので寿命ほ半永久的である_ノ (2)制御系は精度および速応性ともに良好である。 〔3J手動で全系 転 H∫能である。 などがあげられる。 次に,本設備の工場における 呆の一例として, 直流電動機の界磁制御による周波数制御,および交流発 電機の電圧制御を行ってし,、る40kVA交流発電機の負荷 を50から0%まで急激に変化したときのオシログラム を策15図に,電源電圧および周波数を同時に変化した ときの試験結果を第3表に示した。 すなわち, ‡■■望・‡ご 覇廃蔓藁率__ ⊇ 叢 蓋・・箋.嘉竃蔓■妻-三 …亭 ノ■-シ■壷■或鎚蔽滋・J 仁子ぎ■誓:○-票を≡:■二 書 : 。 董要素菱・書芸■さ紡澄=轟き≒ ;害; ■ぎ宗.:㌫ 亘:_童≡ 亀嵩盈 ⊥三■・通 亘還遥表姦壷設票 司 空輩・弧堅三 ■⊆_豊常き輝誉≡≡モー_=・ ≡芸事≡.■票■■空き㌻-・′ 薫・壬山.・た. ヒ美名■♀■登綴守一: 姦 鱒 索空転、 =■-- ゝ、¥更■ィ・三 ノ;・な、t・訂・E:城・y.1ぎー,烹ノ京竜一プ吏 分量妥 ㌻.ミ芸護細筆・要一

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(7)

圧 定

源 設 重く三宅:_・‡ ・ : 三- 和琴綴:・望竿焚誉三三■無類・: ヱ・さ・卓■ミミ 挙碗転義一筆≡… .一三汚._ ≡ ら・:1く‡ 三菱諺_;≡三 三 玖彗萱「萱 ⊂)≡トス ≡ミ; ‡料}謹= = - す1 rく・⊃r⊇∼=⊃S ■……空襲襲…主・。■さ

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5.緯

最近,原子炉,テレビ 言 務機械などの電線として定電 圧定周汲数電源の必要性が痛感されているが,その一般 訂 、ぜこ〉言く= 操車緻無 払湧 ・蔓嚢煮豆 蕪瀕嗅 豪打拓諏斬 巌 絹 +十++十莞窄笠琴誓㌘響 荷変動オシログラム 的制御方式につき記述し,一例として最近納入した定電 圧定開披数電瀕について,その設備の概要と試験紙呆に ついて報告した.〕 本装閻工納入後すでに二箇年あまり商用運転し,その 性能ほ予想どおり優秀で各櫨特殊機器の電源として追憶 なくその性能を発揮している。 終りにあたり,御指導せいただいた日立製作所日立工 場稲本部長,泉副部長,斗川l課長にあつく感謝する次第 である。 参 薯 文 電気学会:「電気学会技術報告」第10号 藤木,麻年:[】立評論39′199叩て32-2〕

Mc Graw-Hill:Electricaland Electronic En.

gineering Sevies Electron-tube-Circuits p.303

∼312 正 本誌第40巻第3号中に下記のとおり誤りがありましたので訂正いたします。 記 題名:ワイヤスプリング・リレーの実用化 訂正を要する箇所: (1)第2図(P.69)と第13図(P.73)の写賞のみ人れかえる。 (2)第40図(P.飢)の横軸「動作同数-Jの単位(回)ほ(万同)とする。

(8)

(第30貢より続く)

最近登録された日立製作所の特許および実用新案

(その3)

参照

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