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検査・予測・監視の統合化設備診断技術

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Academic year: 2021

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(1)2 主要な研究成果 プロジェクト課題 - 設備運用・保全技術の高度化. 検査・予測・監視の統合化設備診断技術. 背景・目的. 主な成果. 国内の火力発電所は累積運転時間10万. 設備を安全かつ合理的に運用・管理する上で. 時 間 を 経 過した 経 年 火 力 が 8 0 % 程 度 を 占. は 、従 来にもまして 信 頼 性 の 高 い 設 備 診 断. めており、特に運転時間が20万時間を超え. 技術が必要とされる。. る発電所では高温機器での損傷の顕在化が. 本課題では、これまでに当所が進めてきた. 懸念されている。一方、高い熱効率を有する. 超音波を用いた先進的な非破壊検査技術お. 超 々 臨 界 圧 火 力 発 電 所にお いては、9 C r 鋼. よび損傷の進行を高精度に予測する解析技. などの高クロム鋼製蒸気配管の溶接熱影響. 術を高度化するとともに、各技術の特徴に基. 部(HAZ)においてクリープ損傷に起因する. づき、それらを適切に組み合わせた統合化設. 様々な不具合が発生している。これらの発電. 備診断技術の構築を目指す。. 1. 溶接金属の形状推定技術の開発. 溶 接 部 の クリー プ 損 傷 の 進 行 は 溶 接 部. そこで 、溶 接 部 からの 超 音 波 散 乱 波を計 測. 開先形状の影響を受けることから、クリープ. することにより、再 溶 接 まで 含 め て 溶 接 金. 損 傷 を 適 切 に 評 価 す るた め に は 溶 接 金 属. 属 の 形 状と幅 を 非 破 壊 的 に 推 定 で き る 方. の 形 状に関する正 確 な 情 報 が 必 要である。. 法を開 発した( 図 1)。. 2. 溶接施工時の温度履歴の推定. 多 層 溶 接 下における材 料 の 強 度を適 切. 仮定する溶融部分の形状を決定した(図2)。. に評価するためには、第一段階として、溶接. この溶融部分の形状を溶接シミュレーション. 施 工 に 起 因した 複 雑 な 温 度 分 布 と各 点 で. に適用することにより、9Cr鋼製大径管溶接. の 温 度 履 歴 を 定 量 的 に 把 握 する 必 要 が あ. 部のHAZ幅と各点での温度履歴を推定する. る。そこで 、9 C r 鋼 溶 接 施 工 時 の 温 度 実 測. ことが可能になった。. 結 果 に 基 づ い て 、溶 接 シミュレ ー ション で. 3. 内 圧 応 力 条 件 下 の 長 手 溶 接 配 管 のクリープ 強 度 の 評 価. 多 数 の 小 型 長 手 継 手 管( 外 径 : 6 0 m m ). 肉厚内部で顕著に発生する傾向が観察された。. および実機寸法配管試験体1体 (外径:686mm). さらに、実機寸法配管試験体においては、破. に対して内圧クリープ試験を実施した結果、. 断直前まで試験体の変形量も僅かであったが、. 内 圧 条 件 下 に お け るクリー プ 寿 命 は 単 軸. 破断時には長手溶接HAZの貫通き裂の形成. データと同等またはやや短寿命側となる傾向. とともに大きな 変 形をともな い な がら急速. が 観 察された( 図 3 、図 4 )。クリー プ 損 傷 の. に破壊する挙動が見られた(図5)。. 実態であるボイドは、内圧下では外表面よりも. 4. 44. クリープ 寿 命 評 価 法 の 提 案. 実 験 結 果から明らかとなった溶 接 部 の 損. 提 案したクリー プ 寿 命 評 価 法を9 C r 鋼 およ. 傷 挙 動とそ の 解 析 的 検 討に基 づ いて、応 力. び 1 2 C r 鋼 の 各 内 圧クリー プ 試 験に適 用し. 多軸性の影響を考慮できる高クロム鋼長手. たところ、長 手 溶 接 部 の 寿 命 が 高 い 精 度 で. 溶 接 部 のクリー プ 寿 命 評 価 法 を 提 案した 。. 予測されその妥当性が実証された(図6)。.

(2) (a) 実物の切断写真. (b) 超音波による断面画像. 図1 溶接金属の形状推定 超音波の溶接部からの超音波散乱波を計測すること により、溶接金属の形状と幅を2mm以内の誤差で 推定することが可能となった (材質:9Cr鋼) 。. 図2 9Cr鋼の溶接シミュレーション 被覆アーク溶接の多層パスに起因した複雑な温度 履歴と温度分布を定量的に再現することができた。. 図3 9Cr鋼溶接継手のクリープ試験の結果. 図4 12Cr鋼溶接継手のクリープ試験の結果. 図5 破壊した9Cr鋼実機配管試験体の外観 (温度:650℃、破断時間:約8600時間). 図6 クリープ寿命評価法の適用結果. 45.

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