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会長就任のご挨拶

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Academic year: 2021

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会長就任のご挨拶

東京工業大学

森村

英典

今回会長に選任され,その責任の重さゆえに, 正直のところ困惑致しております.吉山前会長は じめ歴代の会長とは較べようもな L 、小物の小生が 会長の席に座っていたので、は,学会の発展を妨げ るおそれすらあるのではないかと心配です.しか し,皆様のご信任をいただいて選任された以上, できる限りの努力をいたす所存で、すので,会員の 皆様のご協力を心からお願い申し上げる次第で す. 日本オペレーションズ・リサーチ学会は昨年創 立30周年を迎えました.ということは,小生は 30 年以上この学会にご厄介になっていたことになり ます.その問,多くの先輩諸先生から沢山のこと をこの学会の場を通して教えていただきました. そのご恩返しの意味からも,この学会の発展のた めには,いささかなりともお役に立ちたし、とは念 じております.それで,今までも幹事・理事・監 事・委員等として学会の仕事のお手伝いはさせて いただいてまいりました.今回会長候補者として ご指名を受けたのもその延長上のことと思ってお ります.つまり,会長候補者指名委員会のご意向 としては,国際化や公的地位の拡大などいわば対 外的な面での基礎はできたので,ここしばらくは 長期的視野に立った学会運営の見直し等いわば内 部固めをする時期と判断し,そのためには学会運 営の雑事には比較的知識があるはずの人聞を起用 するのがよかろうという判断をされたので、あろう と推察しております. ここ 2-3 年は,小生は学会運営の仕事にタッ チしておりませんでしたが,その間,創立 30周年 記念事業の一環として企画された長期計画の策定 に関し,ワーキング・ク*ループの主査として,そ

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(2) の取りまとめの作業を仰せっかりました.そし て,皆様から出された希望やアイデアを,ほとん ど和集合の形で並べたうえ,将来の学会執行部に 対し,それらのうちの実行可能な施策を実行して くださいという注文をつけて答申をしたのでし た.ここまでは,気楽な作業です.しかし,実際 に実行に移すには,人・金・時間などのさまざま な資源の制約のもとで,可能解,できれば最適解 を求めていかなければなりません.そのご苦労を すべて将来の学会執行部にゆだねたわけで、す.そ れゆえ,今回のご指名は「まず鴎より始めよ」と の「天の声」によるものかとも思っております. コンドラチェフを持ち出すまでもなく,経済に せよ技術にせよ,外方的な時代と内方的な時代と をくり返しながら発践をすると聞いております. 学会活動にもそれに似た事情がありそうです.た とえば,若手研究者にとっては悲願ともいえる科 学研究費の分科新設問題にしても,学術会議の研 連という「外方的」成果をノミネにして分科新設を 実現したいのですが, そのためには申請数約 300 以上という実績が必要なようです.会員の皆様の ご協力でそのような「内方的」成果が得られれば, 次の「外方的」成果として分科新設が期待できる でしょう.こうして 1 歩 1 歩進みながら, OR 学 会が発展するよう努力いたしたいと思います. 最後にもう一度会員の皆様のご協力をお願いし て,会長就任のご挨拶とさせていただきます. オベレーションズ・リサーチ © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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