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Textbooks-教科・領域教育専攻 言語系(英語) 安 田 佳 世 コース 1. はじめに
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世紀になり、ニューヨークで、の同時多発テ 口、アフガニスタンでの戦闘、イラク戦争など、 歴史に残るような大事件が起こっている。この ような事件の背景には人種や宗教などが絡んだ 「文化摩擦」が大きく影響を与えているように 思える。日本においても同様であり、急速に多 文化化、多国籍化、多民族化、多言語化しつつ ある。このような現状を踏まえて英語教育にお ける「文化jというものを捉えなおす必要があ るのではないだろうかb 今日の高等学校における英語教育では、オー ラルコミュニケーションと同様に異文化的側面 が強調されている口とし、うのは、「コミュニケー ションとは、言語上の問題侠語の運用力)の みならず、相手の行動様式(文化)を理解して しもかとしづ問題も含んでいるJ(塚越;1995) からである。 英語の授業において大きな役割を果たすのが 樹ヰ書である。本論文では現在高等学校で使用 されている「英語 1Jの教科書を対象とし、そ のなかで最も掲載頻度の高いアメリカ文化に焦 点を当てる。さらに、教科書分析の結果をもと に、老婦ヰ書を通してし1かにアメリカ文化理解を 行うことができるかを考察する口 2.概要 第I章では、「文化とは何;O¥Jということを 軸に、英語教育における文化理解の必要性につ 指 導 教 官 前 回 一 平 いて論じている。世界には多種多様な文化が存 在し、そのことを諮哉することが重要である。 しかし、世界中の文化を英語の授業に取り入れ ることは不可能である。そこで、本論文では、 初ヰ書において最も多く取り上げられており、 英語を公用語とする国であるアメリカ文化を異 文化瑚卒の切り口とする。アメリカ文化が他文 化に与えている影響について提示し、英語教育 にアメリカ文化理解を導入する際にどのような 方法が考えられるかについて論じているロ 第E章では、今や英語学習耕オとして頻繁に 利用されている映画に焦点を当てている。映画 は音楽、文学、歴史、科学などあらゆるジャン ルにわたる総合郵貯で、あり、文化理解におし、て も最適な耕オになると考えられる。まず、映画 を利用した授業の現状について述べている。実 際映画を利用した英語の授業は年々増加し、さ まざまな授業が紹介されているが、文化瑚卒に 焦点を置くというよりもむしろ、リスニングや コミュニケーションに重点を置いたものが 大半であるように思われる。次に、映画を授 業に利用する際の利点・問題点を提示してい る。 第E章では、現在高等学校で使用されてい る20冊の「英語1Jの教科書を分析してい る。ここでは、教科書において、どのような アメリカ文化の側面がどのように紹介され ているかを把握するために、教科書において ρ h u n H d nノ ω扱われている頻度の高いトヒ。ック (1.映画 と音楽、 2. 地理的なこと、 3. 歴史、 4. 人種、 5.スポーツ、 6.他の文化との比較、 7. その他)に絞って分析している。授業に おいてアメリカ文化を取り扱う際に教科書 の情報量だけでは不十分であるように思え る。また、朝市と生徒の間には世代の差があ るので、ひとつの物事に対しても捉え方に差 が生じる場合もあるし、意識度の差も生じる だろう。例えば、多くの教科書で『タイタニ ック~ (1