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(1)

はじめに第一章七二年法制定以前の救済制度1コモン・ロー上の救済2’九五六年労働者災害補償法による救済3社会保障給付第二章七二年法の制定経緯1絶対責任委員会とその報告書2王立委員会とその報告書3法制化第三章七二年法の概要1対象者の範囲2補償の対象となる事故

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)

ニュージーランドにおける労働者災害補償

3給付内容4財源5コモン・ロI、一九五六年労働者災害補償法上の請求権との関係第四章七三年法、七四年法、八二年法による修正1七三年法による修正2七四年法による修正3八二年法による修正第五章補償対象となる「労働災害」1事故による身体傷害2職業病

おわりに

大場敏彦

(2)

ニュージーランドは、一九七二年に事故補償法(弓声のシCD苞の日○・日ご目印目。□缶。ご召画・以下七二年法)を制定し、事故による身体傷害につき、その事故原因を問うことなく、同一の給付を行う制度を作り上げた。そこでは、事故が業務上災害であるか否かに関係なく、さらには自動車事故や医療事故であった場合にもまったく同一の給付を行うこととされたのである。この意味で、「ニュージーランドにおける労働者災害補償」といっても、同国に労働災害に関す

る独立の立法があるわけではないのである。ところで、多くの国々では、使用者という帰責者が存在する業務上災害の場合と、そのような帰責者が存在しない業務外の場合とで、その救済方法を異にするというのが一般的である。また、業務上災害に対する救済と、自動車事故・医療事故に対する救済とでは、同じく帰責者が存在し、不法行為責任を基礎とするものであるとはいえ、別の制

度で行うというのが一般的である。この意味で、ニュージーランドの制度はきわめてユニークなものであるというこ

そして、このような業務上であるか否かにかかわりなく同一の給付を行う制度については、①業務上・外の判断基準をどのように設定し、個々の具体的事案についてどう適用するかという、日本をはじめ多くの国々で困難な問題となっているものが、もはや無用のものとなるのかであるとか、

②業務上災害についての使用者責任の存在と、業務外とされた場合の使用者責任の不存在といった、使用者責任

とがで黄-よう。

そして、こ( はじめに 法学志林第九十二巻第一号

(3)

といった点が興味を引くことになる。

そこで以下では、この一一点を中心に、ニュージーランドにおける業務上災害に対する補償制度を概観することとする。 なお、ニュージーランドでは、既に述べたように、自動車事故等による身体傷害をも含めた制度となっており、こ のことが自動車事故に対する救済、従来不法行為責任にもとづく損害賠償として処理されてきたもの、の「社会保障 化」を行うものとして多くの論者の関心を集めてきたところであ匙狸、本稿の目的との関係で、自動車事故等に関す

る部分については検討の対象とはしない。 の有無を制度の財源上どのように処理するのか、

社会保障制度によって行われていた。

この章では、七二年法の制定耐

点を抱えていたのかを概観土塞。 第一章七二年法制定以前の救済制度 七二年法制定以前の業務上災害による身体傷害に対する救済は、コモン・ロー上の損害賠償、労働者災害補償制度、

身体傷害については、コモン・ロー上のネグリジェンス訴訟が認められていた。加害者に過失が存在した場合に、

ニュージーランドにおける労働者災害慰慎(大過四三 1コモン・ロー上の救済

七一一年法の制定理由を明らかにするために、これらの制度がどのようなものであり、どういった問題

(4)

②過失責任の原則は、コモン・ロー上の救済を論理的に正当化するものではなく、運用に際して一定の方向性を持たず、予見不可能なものである。③この救済は、ごく少数の被害者に対して完全な補倣を与え、少数の者に多少の補値を与える。しかし、残りの

者に対してはまったく補償を与えない。④制度としては、煩雑で、非効率なものである。勝訴した場合の六○ドルにつき四○ドルを経費等として浪費す

といった問題点が指摘されてL煙。

このようなことから、後述するウッドハウス・レポートは、「(コモン・ロー上の救済は)現在の社会的要請に応え

ることが不可能になっている。今やよりよい制度が何であるかが見いだされなければなら煙哩・」と結論づけている。

効果的役割を果たさない。

法学志林第九十二巻第一号四四

不法行為にもとづく損害賠償請求が認められていたわけである。それは、賠償額の算定にあたって被害者側が被った全損害を考慮に入れることによって完全な賠償を可能にするものであると同時に、身体傷害を引き起こせば、時間的・経済的負担等を強いられることになる訴訟を提起されかねないということによる事故抑制の効果をもつものでもある。

こういった長所がある一方で、①当事聖有対抗主義(をとる損害賠償請求訴訟)は、事故後の被害者の社会復帰を妨げ、また、事故防止になんら

(5)

ニュージーランドでは、イギリスの一八九七年労働者災害補償法にならって、一九○○年に労働者災害補償法が制定された。その後数次にわたる改正をへて、七二年法制定が議論されていた当時には、’九五六年法によって、業務上災害を引き起こした者の過失の有無にかかわりなく、補償を行っていた。この制度による保護の対象とされていたのは、労働契約または徒弟契約のもとに使用される労働者および小作農などの一定のグループであった。そして、「業務遂行中の、業務に起因する事故による身体傷害(□の厨・目]旦巨ミヨロ・・区の員凰の冒閃・具。甘且ご夢の8pH印の。扁冨、の曰己]・量目の貝)」および職業病に対して金銭給付を行っていた。その内容は、一時的・永久的労働不能に対して、その程度に応じて労働者の災害前の所得の一定割合を給付すると

いうものであった。しかし、、毎週の補償額に低額の上限が設けられてい漫伽、補償がなされる期間について最長六年 という上限が設けられてL越等、きわめて貧弱なものであった。 なお、金銭給付にはこの他、妻および子などの被扶養者についての、少額の一律付加給付も行われてL樫。 また、保険料は使用者の負担とされて払埋、保険会社が制度の運用を行っていた。

そして、業務上災害による身体傷害を受けた労働者は、この労働者災害補償法にもとづく請求と、コモン・ロー上

の損害賠償請求との両方を請求し、最終的にどちらか一方を選択することができたので虹塞。

この労働者災害補償制度について、ウッドハウス・レポートは次のような問題点をあげている。

①業務上・外の認定基準の圃錘

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)四五 2一九五六年労働者災害補償法による救済

(6)

法学志林第九十二巻第一号四六ニュージーランドでも、業務起因性と業務遂行極」との二要件主義がとられていたが、具体的なケースでの判断をめ

ぐって、法的紛争が生じていた。

②障害の程度についての査定の困難型

全面的労働能力喪失の場合はともかく、労働能力喪失が部分的なものである場合、どのような障害がどの程度の労働能力喪失をもたらすかについて、明確かつ正確な査定を行うには相当な困難が伴う。(吃)③コストと運用の問題ニュージーランドの労働者焚害補償には、保除一会社の関与が認められていた。そして、保険料の約三○%が、こう

した保跨{会社の経費と利益に当てられていた。

補償が一律的に行われることから、真の損害額の補償が行われなかった。さらに、補償給付期間の上限が六年間とされていたために、長期または重度の傷害を被った労働者の補償が十分に行われず、深刻な問題を生じていた。

⑤リハビリテーションが行われず、また、労働災害防止に対して無策であっ浬・

1.2の給付がなされる場合であっても、医療給付は社会保障給付として行われた。すなわち、業務上災害による傷病についても、私傷病と同様、公費負担による公立病院での無料の治療が行われた

のである。ただし、私立病院で受けた治療に対しては、その療養費の一部を現金で本人に還付することとされてL煙。 ④不完全な撒蝿

3社会保障給付

(7)

その結論は、絶対責任の導入を否定するものであったが、この報告書のなかで、委員長のワイルドは、少数意見として次のように述べている。「……新たなアプローチが必要とされている。この(交通事故に対する救済という)問題には、個々の不法行為に対する損害賠償よりも災難に対する補償が必要とされている。今日の交通事情のもとでは、事故の責任は社会にある。社会が輸送による利益を享受している以上、社会に原因がある損害に対して、社会が補償

すべきで延塞・」

身体傷害に対する金銭給付としては、前記1.2による救済を受けられない場合について、社会保障給付としての金銭給付がなされた。すなわち、ミーンズテストおよび一二カ月の居住調査にもとづいて、疾病給付等が支給される

こととされていたので錘謎。

一九六二年、ニュージーランド司法長官によって、自動車事故による死亡・身体傷害について、絶対責任の導入に

よる救済の可否を検討するための、絶対責任に関する委具筆が設けられ、翌年六月に絶対責任の導入を否定する内容

の報告書が提出された。

また、報告書自体も、「社会が公平な費用負担をし、過失の有無にかかわらず被害を被ったすべての者を保護対象と

ニュージーランドにおける労働者災婁補償(大場)四七

第二章七二年法の制定経緯

1絶対責任委員会とその報告書

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法学志林第九十二巻第一号四八

する事故保践{スキ1ムが必要な場合がある。」ことは認めてL煙。

このように、委員会報告は、自動車事故による死亡・身体障害について、絶対責任導入による補償はできないとしたものの、他里々法による補償の必要性を指摘していたのである。

業務上災害に対する労働者災害補償制度の内容は、前述したように、非常に不十分なものであった。このことは、 一九六四年の労働者災害補償修正立法に関する議会での議論でも問題とされた。そして、同年にILOが採択した業 務上災害の場合における給付に関する一二一号勧告が、この問題に重大な影響を与えた。というのは、当時のニュー ジーランドでは、同勧告が規定した業務上災害に対する給付を大きく下回る補償しか行っていなかったので延饗・ そこで、政府は一九六六年に、業務上災害による死亡・労働不能に対する補償についての調査・勧告を諮問事項と する、王立委員艶(ウッドハウス委員会)を設けた。 ところが、ウッドハウス委員会は、翌一九六七年に業務上・外を問わない、包括的な補償制度創設の勧告等を含む

調査報告書(ウッドハウス・レポート)を提出した。このウッドハウス・レポートは、次の五つの事項を、新たな補償制度の指導原理として掲げていた。

①社会責任(○○日目巨巳q『のmbopの百房旨)②包括的な受給資格(○.曰已『の可のロ⑪どののロ昌一の日の貝)③完全なリハビリテーション(○・日ロ]の芹の『の冨亘胃昌目) 2王立委員会とその報告書

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ウッドハウス・レポートは、事故原因を問うことなく補償を行うこととした点で、画期的な意味を持つものであり、

労働法の分野で捉えられていた労災補償を、社会保障法の分野へと移行させるものであったとも言える。しかし、疾病を補償対象外としつつも、職業病については、従来の労災補償制度との関係で、補償対象とせざるを

得なかった点や、就労者補償スキームの費用負担者を使用者としている点で、従来の労災補償制度の枠組みを完全に

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)四九 か、ウッドハー出されている。 ④現実的補償(用の四一8日口目のg一・コ)⑤運用上の効率(シ・ヨーロ回国ロぐの①[[目のロo『)そして、就労者であると非就労者であるとを問わず、「事故による身体傷害」に対して、事故の翌日から労働不能の全期間を通じて補償を行うこととしたのである。その補償内容は、労働能力の全不能については、従前の所得の八○%、一部不能については、適切な割合の補償とされていた。

また、財源に関しては、就労者補償スキームの場合、賃金の一%を負担金として使用者が支払うこととされていた。

なお、ウッドハウス・レポートは、疾病を適用対象事故から除外していた。これは、疾病に対する補償費用の統計

が必要であるとされたことや、「二つのステップが取られようとしているときに余り大々的な飛躍をすることは賢明

ではない。」とされたからで延謎。

このように、ウッドハウス・レポートが疾病を補償対象から除いたことに対しては、「疾病が事故に起因するか、ま

たは事故によって悪化したものであるか否かの判断をせまられるという問題が生じることを見逃してL蕊」であると か、ウッドハウス・レポートが掲げた五原則からはずれたものであって、論理的に説明でき輕哩といった批判が後に

(10)

法学志林第九十二巻第一号五○壊したということはできない。また、職業病以外の疾病を補彼対象外としたことは、批判されるような解釈上・運用上の問題点を残したことになり、「包括的な」受給資格を与えたとは言い難いものとなっている。

③使用者が就労者補償スキームに対して支払う負担金の額を、産業・職業別に区分された一定割合とする、

④労働不能に対するA」鰹による補償は第二週からとする。ただし、業務上災害については、第一週についても、

使用者が賃金の一○○%を支給する、

ウッドハウス・レポートを受けて、政府は、一九六九年に多省間委員筆を設け、レポート実現の可能性を検討した・

同委員会は、財源問題等の、ウッドハウス・レポートの具体化をめぐる検討を行った後、一九七○年にウッドハゥ

ス・レポートの実施を勧告する乢鞭を提出した。その後、議会の特別委貝艶での審議、趣錘慧を経て法案が作成され

という修正が加えら延樫・

そして、一九七一一年一( このような審議、勧告によってウッドハウス・レポートに、①非就労者を補償の対象外とする、②就労者を対象とする就労者補償スキームと、自動車事故の被害者を対象とする自動車事故補償スキームを設け 3法制化

一九七二年一○月二○日、七二年法が成立した。

(11)

七二年法は、前述したように、就労者補償スキームと自動車事故補償スキームとの二つのスキームから成り立っていた。そして、それぞれのスキームで対象者を規定していたわけであるが、ここでは本稿の目的との関係で、就労者補値スキームについてのみ取り上げることとする。就労者補償スキームの適用対象となるのは、ニュージーランドに、必ずしも継続的でなくともよいが、一二ヵ月以上居住している「労働者および自営業者」である(m・函・印・ョ(房))。ここで労働者とは、ニュージーランドで肉体労働、事務労働および専門職あるいはその他の仕事において、使用者と労働契約または徒弟契約を結んで労働し、対価として賃金、俸給その他を受け取っている者である(使用者とは労働者に対して賃金を支払う、あるいは支払う責任のある者とされている)。さらに、労働者については、事故発生前に一六○時間または八週間以上の有償労働に従事していたこと、あるいは少なくとも一週間に一○時間は常に有償労働に従事するか、または年間少なくとも五○○ドルの賃金を受け取ってい

ることが必要とされていた。労働者についてこのような条件がつけられた結果、パートタイム労働者等は、就労者補償スキームの適用対象外と

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)五一

第三章七二年法の概要

1対象者の範囲

(12)

七二年法の補償の対象となるのは、’九七四年四月一日以降に生じた「事故による身体傷害(勺の『8目一目臣ご耳凹on丘の貝)」である。もっとも、七二年法自体は「事故による身体傷害は、本法の第六五条から第六八条の下での疾病に関して補償が拡張される範囲で、職業病から生ずる労働不能を含む。」(m・貝】))と規定しただけであったので、一九七四年に事故補償修正法(しno丘のョ(○・日ロのロ⑩目目ショの目白の貝鈩o巨召←)が制定され、「事故による身体傷害」に

ついての定義規定がおかれることになった。広く「事故による身体傷害」を補償対象としたのであるが、二条一項の規定中の「職業病」であるとか、第一週補償が支給される条件としての「業務上」といった概念が残されており、従来の労災補償制度における業務上・外認定基準が無用化したとはいえないものとなっている(詳細については後述する)。 補値を行うこととした。

また、自営業者とは、

なお、このように事坐 また、自営業者とは、ニュージーランドの国内で、独自にまたは他の者と共同で事業を営んでいる者とされている。なお、このように事故補償法は、労働者と自営業者とを一つのグループとして扱っている。そこで以下では労働者

と自営業者との両方を合わせた概念として「就弘都」を用いることとする。

法学志林第九十二巻第一号五二なる。そこで、法はそのような者に対しては、業務上災害にあたる場合についてのみ、「業務上災害適用」制度による

3給付内容 2補償の対象となる事故

(13)

七二年法による給付内容の概略は以下の通りである。①医療およびその関連給付

医療およびその関連給付の対象となるのは次のものである。

a医師、歯科医等の治療費

b治療またはリハビリテーションを受けるための搬送費または交通費等 C歯(事故によらない損傷を除く)、および、事故によって被った、義肢・人工補助具・衣類等の損害

d理学療法その他のパラメディヵルな治療

これらが、公立病院で行われた場合にはその全額が、私立病院で行われた場合には、「ニュージーランドの基準によ り合理的と判断された限度において」、ACCから支払われる。

②労働能力喪失に関する所得補償

労働能力喪失に関するACCによる所得補償は、原則として第二週以降に行われる。その額は、ACCが査定する

労働能力喪失による損失の八○%である。

ただし、業務上の事故に対しては、使用者による、賃金の一○○%補償(時間外手当は除かれる)が事故当日を含 めた第一週について行われる(第一週補償)(「業務上」の意義については後述)。 この他、潜在的所得能力喪失に対する補償も行われる。

③非経済的損失の補償

日本における財産上の損害に対する精神的損害の慰謝料に相当する規定である。

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)五三

(14)

法学志林第九十二巻第一号五四a身沃蔵機能の永久的喪失または身ユ姪障害について、一括払捕撒哩が支払われる。b容貌の損傷を含め、生活を楽しむ能力の喪失および神経性のショックおよび神経症も含めた痛みないし精糊的苦痛に対して、その者の症状が算定をなすのに可能なほど固定したとACCが認めた後できるだけ早い時期か、事故の日から二年経過後のいずれか早い時期に、ACCが適当と判断する一時金が支払われる。④所得に関連しない金銭的喪失の補償a事故による傷害または死亡にもとづく現実的合理的出費として妥当であり、かつその傷害または死亡から必然的に生じた損害であるとACCが認める額。b家族構成員へのサービスができなくなった場合、それによる数理的に計算できる損失の補償。C受傷者のための介護およびそのための設備などの出費に対する補償。d被害者の死亡に伴う必要な行為を行うための費用で証明ができ、現実的合理的なもの、または損失の補償。および死亡により退職金・恩給。年金が減少・終了する場合、被扶養者が被った損害の補倣⑤死亡時の補償

b配偶者に対する所得補償

c未成年の子に対する補償d被扶養者とみなされる一定の者に対する補償 a葬祭料

(15)

補償の財源にあてられる。 就労者補償スキームの財源に関しては、使用者および自営業者が負担金を支払うこととされていた。具体的な額は

総督令(Caの『ご○・自己)によって、就労者・産業・職業ごとに定められてしま。

また、ACCは、事故の発生状況によって、通常の場合の率の一○○%以内の範囲で負担金を加重したり(b2m-q『gの・国の。)、通常の率の五○%以下の範囲で割引いたりすること(『8口(のロ『具の・臣のご)ができるとされている。この使用者および自営業者が支払った負担金は、業務上・外を問わず、事故による身体傷害を受けた就労者に対する

七二年法と、コモン・ロ1や一九五六年労働者災害補償法上の請求権とに関しては、五条の鍵罐によって、一九七

四年四月一日以降に発生した、ニュージーランド国内における事故による死亡・身体傷害、事故補償法によって保護

されるニュージーランド国外での事故による死亡・身体傷害について、コモン。ロ-による損害賠償を請求することは禁止された。また、一九五六年労働者災害補償法上の請求も廃止された。法の制定経緯、趣旨および規定されている給付内容からすれば、当然のことであると考えられるが、コモン。ロ1

との関係で、従来認められていた懲罰的損害賠償が、五条の影響を受けるかについて議論が分かれてL饗。

5コモン・ロI、一九五六年労働者災害補償法上の請求権との関係 4財源

ニュージーランドにおける労働著賦火害補償(大場)五五

(16)

七三年法による修正でまず注目されるのは、保謹対象者としての労働者についての限定、居住要件と所得要件、が削除されたことである。これによってパートタイム労働者等の、これまで保護対象者からはずされていた者も就労者

補償スキームによる保謹を受けることになった。このような修正がなされた要因であり、同法による最も重要な修正でもあるのは、補足補償スキームの創設である。これは、一九七二年に実施された総選挙で、主婦などの非就労者をも事故補償法の対象者とすることを公約として(妬)掲げた労働党が政権をとったことによってなされたものである。これにより、ウッドハウス・レポートの勧告で保護対象とされていたにもかかわらず、法制化の過程で、七二年法の保護対象から除外された非就労者についても保護対象とし、これらの者の保護を行う補足補償スキームが創設されたのである。また、補足補償スキームによる補償のための基金として、国庫負担による補足補償基金が創られた。

七二年法は、制定以後、数次にわたる修正を受けてL謎。これらの修正のうち、本稿の目的との関係で重要なのは、

七三年、七四年と八二年の修正である。そこでこの章では、この一一一つの修正を概観することとする。

第四章七三年法、七四年法、八二年法による修正

1七三年法による修正 法学志林第九十二巻第一号

(17)

害病

oiv 、iii

b前号に定めるものを除き、次のものを含まない。i心臓血管系疾患または脳血管系疾患を原因とする身体または精神への損傷。

ただしその事故が、その者にとって異常、過度または変則的な努力、緊張、ストレスの結果生じたものであり、かつ、

その努力、緊張、ストレスがその者の労働者としての業務に起因し、業務遂行中に生じている場合は除く。

ニュージーランドにおける労働者災婁補償(大場)五七 いなかった。 七二年法は、既に述べたように、補償の対象となる「事故による身体傷害」について具体的な定義規定をおいてはそこで、七四年法が制定され、次のような定義規定が置かれた(の・画(ご)。『事故による身体障害』は、i事故もしくは身体傷害の身体的、精神的影響。Ⅲ内科的、外科的、歯科的処置または応急処置に伴う事故。

、本法第六五条から第六L蝉により疾病または職業上の聴力障害に関して保謹が拡大されている範囲での、職業

、または職業上の聴力障害から生じる労働不能。Ⅳ一九七四年事故補償修正法第六条により追加された、本法第一○五B条に定める条件の人身に対する現実の侵 a次のものを含む。 2七四年法による修正

(18)

第一週補倣については、従来使用者による、時間外手当を除いた従前の賃金の一○○%補彼とされていたものが、時間外手当を含めた八○%補償へと変更された。 基金の整理統合は、従来設けられていた就労者補償基金、自動車事故補償基金および補足補償基金を統一する形で行われた。しかし、使用者、自営業者が支払った負担金(従来の就労者補償基金にあてられていたもの)が、就労者

補償スキームでの補彼にあてられることは従来通りで延塞。

また、事故による身体傷害の定義をしている一一条一項a号iの規定から「労働者としての(四の①ヨロー。『の①)」という語句を削除し、自営業者についても心臓血管系疾患または脳血管系疾患を原因とする身体または精神への損傷に対す 下げたことである。 八二年法による修正のポイントは、補償を行う基金の整理統合が図られたことと、心臓血管系疾患または脳血管系疾患を原因とする身体または精神への損傷に対する補償を自営業者にまで拡大したこと、および第一週補償の割合をる補償を行うこととした。

第一週補便については、 法学志林第九十二巻第一号五八㎡疾病、感染、もしくは老化によってのみ生じた身体または糖神への損傷。」この規定により、労働災害や医療事故、交通事故、さらには犯罪による身体傷害と、いわゆる職業病に対して保護が与えられることとされたわけである。しかし、職業病以外の疾病については、依然として保護の対象から外されていた。

3八二年法による修正

(19)

以上ニュージーランドにおける事故補償法を概観してきたが、以下ではこの事故補償法制度によって保護の対象と

なる業務上災害の範囲がどのように変化したかについて検討する。

なお、事故補償法では、職業病も「事故による身体傷害」に含まれている(の凸(』)参照)。しかし、以下では、検討

の都合上、職業病と、それを除いた「事故による身体傷害」とを分けて検討する。

「事故」による身体傷害については、一九五六年労働者災害補償法でも、「業務遂行中の、業務に起因する『事故に

よる身体傷害』」であれば補償の対象とされていた。

ここで、「事故」とは、「通常一般的な意味で用いられているものであり、予期せぬ、または意図せぬ不測の災難、 望まぬ出来事を意味する」とされてL蕊・本人が意図しなかった出来事-1「任意であると強制されてであるとを問 わず、外的要因が加わることなく行われた身体動作によって傷害が発生したとき」や、本人の意図したのと異なる結 果となった出来事--傷害を生じさせる外的要因が加わった」梨が、「事故」であるとされていたのである。 予見不可能であったことが必要とされていたわけであるが、この点に関しては事故補償法上も、故意に自己に加え

られた身体傷害を補値の対象外としている(印.g・条文は八二年法のもの。以下同じ)ことに示されるように、同様に解釈

ニュージーランドにおける労働者災毒補償(大場)五九

第五章補償対象となる「労働災害」

1事故による身体傷害

(20)

④第三者の非行・過失、動物などの出現といった自然の力により生じた事故であっても、労働者がその業務に付随しない行為によって、直接的・間接的に事故の発生を誘発し、または発生に寄与したものではない場合。 事故であった場合。 ②食事や休憩といった労働の一時中断中の事故であっても、それが、使用者の占有する施設内、業務のために労働者が立ち入る権限を有する施設内、使用者の明示・黙示の承認によって休憩することが認められている施設内での ①業務遂二発生した事故。 また、第一週補償との関係で、八二年法の下でも業務遂行性、業務起因性が問題となるが、八二年法は、業務遂行性・業務起因性の定義規定を設けていない。そして基本的には、従前と同様の解釈がされているが、七二年法が第一

週補償について使用者による賃金の一○○%補倣としてL樫ことが、業務上の認定を従前より厳しいものにしている との指摘もなされてしま・しかし、後述する職業病についてはともかく、それを除いた「事故による身体傷害」につ

いては、従前とさほど変化はみられない。

というのも、八二年法五七条七項が、従来の規定・解釈を再確認する規定をおいているのである。すなわち、以下

のものについて業務起因性、業務遂行性があったとみなすこととしているのである。

①業務遂行中に、業務に関する法令、使用者の指示に違反したり、使用者の指示なく行動したりしている場合に

③労働者の就業{

る間に起こった事故。

されてL型。

労働者の就業中の施設内、立ち入る権限がある施設内およびそれらの施設・場所を合理的な経路で移動してい 法学志林第九十二巻第一号

(21)

⑤違法な労働契約、徒弟契約の下での就労中の事故。

なお、いわゆる通勤災害については、一九五六年労働者災害補償法は、業務上災害とはしていなか工挫。しかし八

一一年法では、直接的に、あらゆる事情を考慮して合理的な経路を往復する間の事故について、業務起因性・業務遂行性を認めている(切望(『)の)。このように八二年法は、労働者災害補償法において補倣の対象とされていた「事故」の範囲を基本的に踏襲すると

ともに、それを拡大しているともいえる。

ある。

とされてL誰。

すなわち、ともに、「補償される疾病は、『就労者が使用されるあらゆる雇用の性質による』ものでなければならない」とされているのである。ここで、「雇用の性質による」とされるためには、①労働者が従事する労働が、特定の疾病を引き起こすか、それを悪化させる固有の傾向を有していること、②このような傾向、特質、特性は、雇用一般にみられるものではなく、当該労働に特徴的なものであること、③この傾向、特質、特性は、労働者の労働の全期間を通じて存在している必要はなく、特定の時期、特定の場所

ニュージーランドにおける労働者災害補侭(大場)一ハー 以上のような「事故による身体傷害」についての規定・解釈と事情を異にするのが職業病についての規定・解釈で一九五六年労働者災害補償法上の職業病の定義と、七二年法以降の事故補償法上のそれとは基本的には同一である 2職》菱病

(22)

とされている。このように、少なくとも規定上は、両者にそれほど重大な相違はないともいえる。しかし、その適用をめぐってさまざまな問題が生じている。従来であれば労災補償制度による補償を受けられた事

案であるにもかかわらず、ACCが、労災補値を行っていた「保険会社が採用していたものよりも厳格な基準をとっ

てL謎」ためか、事故補償法による補彼を受けられないといったことが起きているのである・

これを、その保護がもっとも問題とされてきた心臓血管系疾患または脳血管系疾患についてみてみると、労働者災

害補償法のもとでは、当該労働者にとって異常、過度または変則的な努力、緊張、ストレスを受けたか否かにかかわ

らず、当該労働者の死亡・身体傷害が、労働の性質によるものであることを証明できれば、補償を受けることができ

嫁←つまり、同法のもとでは、「異常な緊張または努力が存在しなかったことに重要性を与えるべきであるとは考えな い」とされていたので延饗・

具体的な事案では、通常の労働に従事しているときに大動脈破裂によって死亡した労働者について、いつどこで死

亡しても不思議ではない状態にまで心臓病が悪化していたことが明白であり、当該労働が当該労働者の死亡の要因で

あったとして労災補償を認めたものが筵譲。

また、冠状動脈疾患の既往症のあった労働者の、通常の労働中の死亡についても、労災補償が認められていたので

近輩。このように、基礎疾患があった場合でも、業務が発作を引き起こしたという事実、換言すれば、当該業務を行

わなければ発作が起こらなかったという事実を証明すれば、補償を受けられたのである。ところが、事故補償法のもとでは、「その事故が、その者にとって異常、過度または変則的な努力、緊張、ストレス 法学志林第九十

で存在していれば足匹蕊、

第九十二巻第一号一ハーー

(23)

①労働に伴う努力、緊張、ストレスの結果として発作が起きたこと、②その努力、緊張、ストレスが通常の業務に比べて異常、過度、変則的なものであったこと、

の二つを証明しなくてはならないのである。このような規定・解釈の結果、例えば、冠状動脈疾患を有していた労働者(警備員)が、通常の労働と異なる作業(激しい雨のなか、計量のため数百メートルを往復した)を行った直後に死亡した場合につき、異常、過度または変則

的な努力、緊張、ストレスによるものではなく、本人の有していた基礎疾患から生じたものであるとされてしま・

そして、このように一一条一項b号iに該当しないということになれば、当該労働者ないしその遺族は、事故補償法による保護を受けられないことになってしまうのである。

ニュージーランドにおける労働者災室蒲償(大場)一ハーーー の結果生じたものであり、かつ、その努力、緊張、ストレスがその者の業務に起因し、業務遂行中に生じている場合」でなければ補償を受けることができないのである(m・号(】))。そしてこの「その者にとって異常、過度または変則的な努力、緊張、ストレスの結果生じたものであ」るか否かの判断は、当該労働者の普段の勤務中の努力、緊張、ストレ

スと、心臓発作が起きたときのそれらとを比較するものとされてL型。また、発作が就労中に起きたことは、立証上 は全く意味を有しないとされてL製(従来は、それにより、業務が発作の要因であったとする根拠とされていた)・こ

のような限定が加えられたのは、従前のように規定すると、「法の保護対象を疾病の領域にまで広げることになってし

まうからであろう」と説明されてL型。

このように、心臓血管系疾患または脳血管系疾患の発作による死亡・傷害について、事故補償法による補伎を受けるためには、

(24)

ニュージーランド事故補償法は、労災補傲という、歴史的にみて労働法領域に属するとされてきたものと、交通事故や医療事故といった、専ら不法行為の領域に属していたものとを区別することなく補償の対象とした法律である。また、その補償内容は従前の所得の一定割合を労働不能の全期間にわたって補償するものであり、医療関係の給付

や被扶養者に対する給付等も行われている。

このような、補償対象事故の広範性や給付内容からすれば、事故補償法は、労災補彼給付を社会保障給付化したも

法学志林第九十二巻第一号六四このようなACCの解釈・連用は、従来よりも業務起因性を相当厳格に解呈状するものであるといえる。プレァーがいうように、事故補償法が疾病を保謹対象外としたことから、保謹対象外である基礎疾患の発症としての発作と、業務上である発作とを峻別する必要が生じたための限定であろう。しかし、それが従来の保護範囲を著しく狭めるものであること、さらには、ウッドハウス・レポートが掲げた五原則中の「包括的な受給資格」を相当程度否定するものであることから、問題といわざるをえない。なお、学説中には、「第二条一項aが、第二条一項bに優先し、労働に起因する心臓・脳疾患に罹患した労働者についてはまず第二条一項a、によって判断される。これは、労働に関連する

心臓・脳疾患に関しては、第二条一項biを無効にすることを意味するものである。」とするものまでみら延璽・

しかし、このような解釈は、条文からかけ離れすぎており、無理があるといわざるを得ない。この問題の根本的な解決は、疾病を法の保護対象とすることによってのみ図られると思われる。

おわりに

(25)

このような、「限定的な」社会保障化の下にあっても、いくつかの注目すべき点がみられる。

第一に、補倣の費用負担者である。労災補償を行う就労者補値スキームの費用負担者は、依然として使用者とされ ているのである。労災補償が、使用者の責任保険的色彩が強い制度によって行われている場合は当然としても、社会 保障化した制度にあっても、労災補償の費用は使用者が負担することとされていることは、労災補償制度の将来を考

えるにあたって参考となろう。第二に、「業務上判断基準」の必要性についてである。

ニュージーランド事故補償法にあっても、依然として業務上・外判断が必要とされている。そして、この「業務上

災害」の認定をめぐって、法的紛争が生じていることは既にみたところである。

もっとも、このような事態は、疾病を補償対象外とし、労災補償の優位性を認めているという事情--社会保障性 の限定lから生じているものであることは明らかである.ただ、限定されたものとはいえ社会保障化が進んだニニ ージーランド事故補償法の下でも、労災補償の優位性が認められているのは注目すべきであろう。そして、この労災

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場)六五 ア。。 われるのである。

のと位置づけることがで藝墾・ しかし、労働災害に対する補償の優位性は依然として残されている。心臓血管系疾患や脳血管系疾患に対する補償 は、就労者の「業務上災害」についてのみ行われるのであり、第一週補彼も労働者の「業務上災害」についてのみ行

この意味で、労災補償の社会爆陣化がなされたといっても、完全な社会遅陣化とはいい難い面も残っているのであ

(26)

法学志林第九十二巻第一号一ハーハ

補償の優位性を認めるかぎりは、業務上・外判断の必要が残ることになろう(優位性の内容が、単なる給付水準の高

さという形に変わることはあるとしても)。第三に、「業務上判断基準」の使われ方である。

ニュージーランド事故補償法でも業務上判断が必要とされていることは既に述べたが、そこでの業務上判断は、従 来と異なり、第一週補彼の有無決定に用いられる。従来は補償対象該当性判断、言い換えれば労災補償の対象となる 事故・疾病であるかの判断、として業務上判断が行われていたのである。 このような意味での業務上判断基準は、労災補彼の優位性との関係で、労災補償の一つの方向を示すものといえよ 労災補償制度の将来像を考える上で、非常に参考になるニュージーランド事故補償法であるが、本稿では十分な内 容の検討を加えることができなかった。一九九二年の新法の検討も含めて他日を期したい。

》つ◎

(1)邦文のものだけでも、奥山誠「ニュージーランドにおける新しい事故補償法(目冨毎月区のロ一DC己己の口②自○ヨシ。ご自画)につい

て」オーストラリア研究紀要別冊一号(一九七五)一○八頁以下、鈴木義男「ニュージーランドおよびオーストラリアにおける災害補

償制度の新動向」法律のひろばこ八巻六号(一九七五)四五頁以下、飯塚和之「ニュージーランドにおける事故補値法と自動車事故」ジュリスト六○九号(一九七六)八六頁以下、伊藤高義「ニュージーランド事故補値法運用上の問題点」ジュリスト六九一号(一九七

九)一一○○頁以下、林ひろ子「ニュージーランドの一九七二年事故補償法--人的傷病に関するコモン・ロ-の廃止」熊本商科大学海

外事情研究三巻一号(一九八五)一頁以下、飯塚和之「ニュージーランドにおける事故補償--一九七二年事故補償法の経験」小樽商

科大学商学討究二九巻二号(一九八八)一一一六頁以下、浅井尚子「ニュージーランド事故補償法とその連用実態」加藤雅信縞著『損害賠 倣から社会保障へ』(一九八九)四一頁以下、同「ニュージーランド事故補償法の改革と生計維持システムの統合」家族・労働・福祉

刊行委員会編『家族・労働・福祉』(一九九一)四六一一一頁以下等がある。

(27)

(嘔)各治療について、|・二五ドルとされていた。(焔)詳細については、の①◎索『の『で巴ョg8・呉ロ◎(のP『~ぬの表等参照。(Ⅳ)『ずの○.日日芦[の①◎曰シワの。]員の巨回三一】々・

ニュージーランドにおける労働者災害補償(大場) 〈皿)。ご・&一・つ閏口・】g・(⑫)◎ロ.n房ロ四国・』旨・(週)。p、景已、『P面]一・(皿)。b・◎辱・ロ閏口・函さ。 (、)三○.こず。巨印⑩幻のつ。『一つ四3。]震. (5)週あたり、従前の所得の八○%を上限としていた。ただし、その額は、一九六七年で週二五ドル、一九七三年でも週一一一二ドルを超えないものとされていた。弓◎○号◎巨②の宛のロ。『戸冨『四・四白(ロ)・等参照。(6)この期間制限は、永久的労働不能の場合にも適用された。その結果、永久的労働不能の場合でも、横償額は一○、○○○ドル(一九七三年)に、扶養手当を加えたものにすぎなかった。なお、長期にわたる給付については、通常、その総額が一時払いされていたとされる。勺・幻・【巴目’○画目]POoヨロ日島このめ◎・愚一勺。}】。『色回Qmog巳のの。冒芦]’シ弓のローCO巨昌目印目。『・〕召四・褐.(7)一九六九年で、配偶者、第二子に対してそれぞれ週一一一ドルとされていた。勺・力・宍凰目‐Cgeの6℃.◎宴9.(8)保険料は、職業ごとに、一六○以上のランクに分けて定められていた。その最高の保険料率は、法律(両日ロー&の『㎡巨号冒莨ロの巨『‐目8”の由昌島:)で、賃金の約一%と定められていた。(9)の①。或円の『で四一ヨの『壱○.ヨロのロのg】。p【。『勺の厨。。画一』己巨『雪印鈩勾のCEの目【。『言の○.ヨョopFC宗「旨z①名国の四一四ヨニ・巴シヨ・]・○.ヨロ. (4)■す)ロ。 (2)法制定の経緯については、林・前掲、浅井・前掲に詳しい。特に浅井・前掲は、七二年法制定までの議論や、その後の法改正の鐸羅についても非常に詳細な検討を加えている。(3)幻のご◎耳。〔島の”◎百一no昌旦いい】opC富月日『]・OCBロの口②自◎回(。『での『⑪。。巴閂ロ旨『目ロヱの二N8】四目》(]患『)・息『回・弓』・以下言。。□,す。扇の幻の□◎1として引用。なお、本稿でのドル表示は、すべてニュージーランド・ドルによっている。(]。『『)・》PC

六七

(28)

二○条一項)。(皿)河。望巳CO(犯)ご『。。□す2(羽)]◎四口言・]四口』CmPPC隙(型)の①。勲円の]句巴日の『・ぎぎ員四四℃□のロ日8房の三。。□す。臣⑫の幻のロ。『亀・Zの詞『Nの巳囚ロ。P四三]CEgE・ロのnoSm]。、g・(關)冒扁aのゼロ円【目の。戸○.ヨヨ昌耳の①.(妬)旧の日。p巳冒〕巨司]‐シ○.ヨョの口圃『]○口旨の幻のロ◎1.『言の冗○望凹一DC日日厨酌】◎ロ。『旨旨『]ごsCoヨロのご印g】。p{。『宅の厨Cロ巴冒)巨昌 (ぬ)。p》(別)二による)。まず、

(羽)シ目苣の貝○○日己の口の目。目○.冒目⑭⑭】◎P(事故補償委員会)の略称。事故補償法の運営を行う組織である。八二年法により、シ8-‐□の貝○.冒己のロ⑩農80.『□。『:◎ロ.(事故補衝公団)と改称されている。(釦)宅凹冒目の門。。□・ロ詳口。(の恩・留鈩(皿)原文では、の色目の『. (”)の⑩一のRooヨョ】耳のの。【言の四.巨の⑩。閂幻の官朋のロ[四ばくの助opoOヨロの口団愛。p『。『宅の『励。p巴旨〕巨具・(邪)”のbC1o帛印の一のgoo日日】茸ののopoo目ロのロ8毎.ロ[。『勺①風。□巳冒旨ヨヨヱの劃『Nの四盲目。。】巴Qopsの司凹ワ』の。【言の■CEmの。[”のご‐ 法華志林第九十二巻第一号六八

(旧)宛のロ◎民。『夢の○.ヨョ言のの。ロシケの。一員の口:】}ご・旨昌1目②一『】の肴。『四・両・○・二三]・も:E、.ただし、同レポートの入手ができなかったため、の8年図で巴ョの『・CO目己のロ⑫四はopmo『百日己四。】ご’少の白。『。{Fロ三目ロ⑩CD区O冨口的①冒三の虫「Nの巳目□自旦鈩巨、‐耳巴旨,(]の己)》臼より引用した。(ぬ)。ご・、芦日日S・同梯の理由により、旨□・(卯)一二一号勧告が定めた給付の概要は以下の通りである(労働省編「ILO条約・勧告集(第六版)』労務行政研究所・’九九三年

『の⑩のロ戸口ごくのP ごZの肴凹の巴ロロロ. まず、一時的・永久的労働不能について、従前の所得の三分の二を下回らない額を補償する(九条a号)。また、所得能力の喪失、身体機能の相当喪失が二五%以上の場合には、当該喪失が継続する全期間にわたって定期金支払いをする

河。望巳CCB日賦巴。ヨョロ巳q・ご『。。□す。自の①丙のつ。『房己凹園P②②。(二・]◎四口》【》【四←すの⑩opOop】己のロ印凹二.己『。『で自切。。白]】。旨qごZの尋凶の巳四口。旨(の日田臣。p巴gQoo日□い『色丘『のF四肴C巨四ュの『一]。

(29)

(犯)所得一○○ドルにつき、○・二五~五ドルとされていた。(翌同条は次のように規定する。(■)のEワ)の。(8号のロ『。『】い】Cロ。【一三印、の、【一.口・ミラの『の②ご『ロ⑦日。p⑪巨蔀の厨己の『⑪。p四一旨]巨吋くす『四CD己のロ(旨zの頭「いの的]⑪己。。【巳のの口⑩四N⑪⑪巨戸。【ロの勗。。四二己巨昌⑫◎の巨朝の『両。.。『ミゴの『の色ロ]□の『鰯Cpm巨魚の厨。巨庁⑩己のzの君国の巴田口・ロの厨。。巴ご旨『]ケョ⑪8己の貝】ロ30の。①。【。『ミヨロゴロの可四の。◎ぐの『ロコユの『一宮⑫シgo『sの⑪凹め■Hのの巳(。『己の『、。曰巳冒旨『『⑪。②巨魂の『の二・口。己8。①のニヨ、、[月旦凹曰凹由の⑩、。の‐ごms『の⑥二『◎回ロロ時のg】『◎員。(岳の冒旨『〕。『□3房い:――ずのご『o巨、言ご目冤ooE尽日Zの急頃の巳:□旨□のロの且目巨望。〔警一②少。←ニヨゴの【すの副ワ望(ず四芹己の『⑪。。。『田口『。(すの『ロロ価。p・色ロ・弓どの一彦の『巨曰Qの列四目量『臣}の。命]色二三.『回ロ『のロ四.亘曰のロ戸(函)ご一声百.巨(]日ロ】(】口埆斤言の、のロの門口一一一]。『のこす⑩の、二.ロ(」)。、(す一切いのローopC芹豈の色。《】。。『。『一○⑪⑪。〔の①円く】。①の(穴ロ。三口四m(すの印。[一○コ己の『p口CQ②の『『茸一口『ロ回『曰一⑫』()四目□芹。①。■巨印①◎(四.露。p『。円-。②叩。[。◎回の。『(一回ロ】(宍。◎三口囚②一彦の四.二.ヨロの『DEC。。。p②。『ごロゴ】回ローm芦)色『のロ円:]:○房ゴの。.(以下略)なお、この規定は、八四年法では二七条となっている。(鈍)E2いく・しPご四目幻の四口巳鈩巨so1蔓(ごg)・因貝冨凰「。『曽○巳『『の己F閨「.g』・は、懲罰的損害賠侭を認めた。なお、ご画く己口・ロ。一一旨い.勺『◎8日冒閉『。『で目旨『の口凹目凹、の②旨昏の宛の四目の。[缶。。己の。【OC日ロ目⑭自oPzのご園⑩巳自」]◎巨『息]・言旦]召の』認・等

(妬)この癖璋騨について吟(辺八二年法によって、(犯)八二年法一九条二冠(釦)句の己。曰く・『ず。ユの》勗麗で●も示されている。 (鋼)最近の、かつ最も大幅な「修正」が一九九一一年になされている(シ8区のロ芹宛⑦冒す畳冨酋。。:QooBbのロ⑫呉】◎ロヨ目『目8シg皀圏)。法のタイトルからもうかがわれるように、「修正」というよりは、新法の制定というべきものである。しかし、同法については、資料人手が間に合わなかったために、今回の検討の対象とはできなかった。いずれ機会をあらためて検討したい。なおへ九二年法の概要は、浅井尚子「『’九九二年事故のリハピリテーシ圏ンおよび補償に関する保険法』の制定lニニージーランド事故補償法の変容T-L学会誌社会保障法八号三三頁以下に一紹介されている。(妬)この経緯については、の8廟『の『勺四一ョ図6℃.。】日。訂ぬき・等参照。(師)八二年法によって、それぞれ二八条、二九条となった。(犯)八二年注一九条二項a号参照(釦)句の己。曰く・『ず。1巴(』のg).シ○○一色・同様の定義が、DCE『(。[シ己冨逼一ごめ8『こく・名の巨己臼。。四cmロ一国』国〕四a(]し旨)・zNF幻. 参照。

ニュージーランドにおける労働者砿火腎彌値(大場)六九

(30)

(“)但し、使用着の提供する輸送手段による通勤中の災害については、業務上としていた。宅・宛.【巴目‐◎凹巳]の.◎己・ロ一一口。(のペ・『の。(妬)ロ囚ご苞]OCS『目の》○2℃島。p旦口一m田切の目ニレ8己の貝○.ヨロの己の島oPzの肴園の巴目。F皇二.臣『息←ののつど『P四囲・同旨、勺四目の『6℃・9日。(の闇.g・他。(妬)レロロ8]し巨昏o1qDのn国。p旨のロ『oF(】召『)・]三Nシ”・函どのロロぐ丘〕COS『目のによる要約も冒口・(妬)勺四一目の気◎己‐ロ笄ロgの呂・さ・(灯)シ・シ・勺・二己]『・勺の厨◎己色一百一巨旦□忌少月己の目戸zの三国①巳凹p9F2ご]CEg巴・ロの。・己「⑪。『『『・(妃)○一.『①『Qど[。p:Qooぐ・■巨瞥の⑪(屋ご).シ○。■亀・この立場は、冨昌『『・〕O園巨]BpFa(】①g)》zNP勾匿の・のとるところとなり、ニュージーランドでも法規範性が認められた。(⑬)]四日の③く・勺凹ユユロの]。pの②ロロロ]◎ずロ勺呉SpPa・・9国ご「DC閨『『..(別)丙のシ『◎すの旬(」のご)・酉zいシ幻呂・(皿)シ・勺・囚昌n日ロの㎡月邑の貝go{色豈の四『[田[国、寿・Z①安「園田一画ロロト凹名]oEHp巴・」巨曰の』①馬・函9.(顕)幻①⑩凹巨ヨロの『⑰(后g)・●三国シ○(]①g)・の&・(調)シ・少・句・言苣『6℃・呉ロ。(の負ヨゴ・等。(剛)労災給付の社会保障給付化の判断指標については、拙稿「労災曝陳給付と損害賠償」法苧一志林九○巻二号(一九九二年)四三頁以下参照。 繭)浅井・前掲一四六頁。  ̄、グヘ←、

424140

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翌使用者の不満が強かったこともあり、本文中にも述べたように、八四年法によって八○%補償へと変更された。しかし、パーマーは、職場の安全への動機づけになるとして、このような規定に好意的である。閻一ョ目シ8己の員○.ヨロ目印員-.回冒三の三国8一回目酌弓戸の国厨(目君◎国の国風鴎少日の臥・目〕]oEg巳。{0.ョ冨国はぐの伊凹裏題。なお、七二年法の下での第一週補個の弊害について、伊藤・前掲二○三頁参照。 ご】伜 法堂志林第九十二巻第一号 宍・P⑪色目&。『□》での『筋。■凹巨曰冒qす]シ8画のコデヱの君田の口]ロロロF里三】◎臣『息』・句呂・后9.⑫P 七○

参照

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