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1 題材名つくろう! マイ三ツ星ごはん & みそ汁 第 5 学年家庭科学習指導案 指導者 1 組担任大懸謙一男子 18 名女子 20 名計 38 名 2 題材について本題材では 日本の伝統的な食事とも言える米飯とみそ汁を取り上げ 米飯とみそ汁作りの調理に関する基礎的な知識や技能を身に付け 日常生活で

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第5学年 家庭科学習指導案

指導者 1組担任 大 懸 謙 一 男子18名 女子20名 計38名 1 題材名 つくろう! マイ 三ツ星 ごはん&みそ汁 2 題材について 本題材では、日本の伝統的な食事とも言える米飯とみそ汁を取り上げ、米飯とみそ汁作りの調理に関する基 礎的な知識や技能を身に付け、日常生活で実践していくことをねらいとしている。子ども一人一人に日本の子 どもとして、おいしい米飯とみそ汁のよさを学び、調理する技能を身に付けてほしいと願っている。それは、 栄養面での自己管理能力を身に付けるためだけでなく、日本の伝統的な食文化を次世代へ継承していく上でも 意義深いことと考えるからである。 しかし、子どもたちの食生活の実態は、レトルト食品やファストフードを食べる機会も多く、化学調味料の 味を「おいしい」と感じる子どもも多いことが予想される。そこで、今回の学習では、「おいしいごはん」と「お いしいみそ汁」とは、どのようなものであるかを体験し、実感させたいと考えた。そのため、栄養教諭等の協 力の下、米飯とみそ汁の食べ比べや、調理のポイントを探り実験する活動を通して、おいしい米飯の調理のた めに必要なポイントやおいしいみそ汁を調理するためのポイントを発見的に学ばせたい。 今回、子どもたちが学習する米飯とみそ汁は、食材の数も少なく、調理の手順も基礎・基本はシンプルであ る。しかし、シンプルであるからこそ、おいしく調理するためには、工夫やこつが必要になってくる。この調 理における基礎的な工夫やこつを三ツ星ポイントとしてキーワード化することで、子どもたちに分かりやすく 意識付けながら学習の課題を追究させたいと考える。 本学級の子どもは、明るく素直で、どの学習にも意欲、関心をもって取り組む子どもが多い。5年生になっ て始まった家庭科の学習について、ほとんどの子どもが「好き」と答えており、自分で作ったり、作ったもの を使ったり、食べたりする学習には、どの子どもも意欲的である。 「見つめてみようわたしと家族の生活」の学習では、家庭の中に多くの仕事があること、そして予想以上に 多くのことを家族にしてもらっている自分に気付いた。そして、家族に感謝の気持ちをもち、自分にできるこ とや家族のために役立つことを増やしたいという願いをもつことができた。 「レッツ チャレンジ! クッキング」の学習では、初めてガスコンロや包丁をさわった子どもや初めて調 理をした子どもが多かった。しかし、子どもたちにとって「初めて」の活動は、大きな感動があり、「1つでき ることが増えた」という喜びや「また、やってみたい。今度は、違ったものを作ってみたい」といった意欲を 与えてくれるものであった。また、お茶の入れ方からゆで卵、ゆで野菜サラダ作りへと実習の経験を重ねるう ちに、ガスコンロや包丁等の扱いにも慣れと自信が見られ、準備から調理、試食、片付けへと活動の見通しを もって互いに協力できるようになってきた。 「目指せ!スッキリ名人」の学習では、整理・整頓のよさや大切さを考え、確認することから学習を始めた。 そして、自分の引き出しの整理・整頓の体験を通して、基本的な手順の理解と技能を身に付け、それらを生か して、グループごとに校舎内の施設の整理・整頓に取り組んだ。その後の家庭での実践では、家の中の整理・ 整頓が必要な場所を自分で見付け、家族のことを考えながら整理・整頓の仕方を工夫することができた。 また、学習したことを家庭でも実践する「生活ウォッチング」では、卵や青菜、ブロッコリーとキャベツの 「ゆでる」調理体験を基に、家庭でもサンドウィッチやサラダ等に挑戦する姿が見られた。サンドウィッチに 適した卵のゆで時間に注意しておいしく調理した実践や、ジャガイモをゆでてポテトサラダ作りに挑戦した実 践、学校で作ったサラダをもう一度自分一人で作ってみる実践等が見られた。 学習したことを生かして家庭の仕事を実践することで、家族との関わりや家族のために役立てる自分への気 付きを促すことができた。 このように、1学期間を通して、初めての事柄にも経験を繰り返す中で、「できる」「分かる」といった自信 を獲得しながら、学習したことを活用して生活の課題をよりよく解決しようとする子どもの成長が見られた。 5年―1

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事前に子どもたちに家庭での米飯とみそ汁、食事の好みに関するアンケートを行った。(38 人に実施) ①朝食によく出る主食は何か? ごはん 15 人(約40%) パン 23 人(約60%) ②ごはんを、炊いた経験の有無は? あり 26 人(約68%) なし 12 人(約32%) ③みそ汁は好きか? 好き 36 人(約95%) 嫌い 2 人(約5%) ④みそ汁を食する頻度は? ほぼ毎日28人(約74%) 時々0 人(0%) あまり食べない10人(約26%) ⑤好きな食事は何か? 洋食28 人 (約74%) 和食8 人 (約20%) 中華1 人 (約3%) イタリアン1 人 (約3%) 上記の結果から、子どもたちにとって、米飯とみそ汁は日常的な食事であり、そこに目新しさや特別感を抱 きにくいと考えられる。そこで指導の手立てとして、おいしい米飯とみそ汁の調理の仕方を学んでいこうとす る意欲を高めるために、導入で、五大栄養素の種類と働き、栄養のバランスがとれた食事の大切さについて、 自分の食生活を振り返りながら学習する。合わせて、低脂肪で低カロリー、食物繊維が多いなど、世界的に「体 によい食事」として見直されている和食の素晴らしさを知ることで、伝統的な日常食である米飯とみそ汁に対 する見方を改め、調理方法を学ぶ意欲につなげたいと考える。 また、子どもたちが主体的に追究活動に取り組むために、子どもたちが分からないことや困ったことを自分 たちで相談したり質問したりできるような学習環境を整えたい。栄養教諭による栄養指導や助言等、食の専門 家によるバックアップ体制を整え、米飯やみそ汁について各家庭で調べたことを紹介し合う場を設定する。こ れにより友達のよさを学びながら、「おいしいごはんとみそ汁を作りたい」という意欲を持続させていきたい。 そして、継続して実践していこうとする意欲を育むために、四次では、家族のためのマイ・三ツ星みそ汁を 考える。ねぎともう一つ自由な実を選択させ、五大栄養素や基本的な調理方法等、学習したことを生かしたみ そ汁づくりを家庭で行い、その感想を家族からもらう。この実践をきっかけに、「家族に喜んでもらえた自分」 や「家族のために役立てる自分」「成長した自分」を自覚し、「また、作ってみたい」「今度は、家族と○○を作 ってみたいな」など、次の実践への意欲を高めたいと考える。 3 題材の目標 ・ 毎日の食事や使われている食品に関心をもち、栄養を考えた食事をしようとする。 (家庭生活への関心・意欲・態度) ・ 米飯とみそ汁の調理に関心をもち、おいしく作るにはどのように調理をすればよいか考えようとする。 (家庭生活への関心・意欲・態度) ・ 米飯やみそ汁の調理の仕方について、自分の願いに合うように考えたり、自分なりに工夫したりする。 (生活を創意工夫する能力) ・ 米飯とみそ汁の調理ができる。 (生活の技能) ・ 五大栄養素の種類と働き、食品の栄養的な特徴を知り、栄養を考えて食事をとる大切さについて理解する。 (家庭生活についての知識・理解) ・ 米飯やみそ汁の調理の仕方について理解する。 (家庭生活についての知識・理解) 4 題材の評価規準 ア 家庭生活への 関心・意欲・態度 イ 生活を創意工夫する 能力 ウ 生活の技能 エ 家庭生活についての 知識・理解 題 材 の 評 価 規 準 ・毎日の食事に使われている 食品に関心をもち、栄養の バランスの調和を意識し ようとしている。 ・米飯とみそ汁の調理に関心 をもち、おいしく作るには どのように調理をすれば よいか考えようとしてい る。 ・必要な分量や使用する調理 用具を考えて、米飯とみそ 汁の調理計画を自分なりに 工夫している。 ・みそ汁の実の取り合わせ方 を工夫している。 ・調理器具を正しく使って、 調理計画に沿って、安全・ 衛生に留意しながら米飯と みそ汁の調理ができる。 ・米飯とみそ汁の調理の仕方 を理解している。 ・五大栄養素と食品の体内で の働きが分かり、食品の分 類の仕方について理解し ている。 5年―2

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5 研究主題・仮説との関連 研究主題 家族の一員として、生活をよりよくしようとする子どもの育成を目指して - 身近な生活の課題を見付け、解決していく授業の創造 - ○ 家庭生活を大切にする心情の育みとストーリー性のある指導計画(2学年間の目標の提示) 5年生にとって、初めての家庭科の学習となる「見つめてみようわたしと家族の生活」では、自分たちの家 庭生活の振り返りを行った。洗濯や食事等、家庭生活を営む上で必要な仕事を出し合い、それらを家族の誰が 行っているかを振り返った。そして、家庭の中には多くの仕事があること、家族がこれらの多くの仕事(家事) を行い、自分が支えられていることに気付くことができた。そして、2学年間の家庭科の学習を通して、これ らの家庭の仕事ができるようになることを目標に、5年生では、「レッツ・チャレンジ!(挑戦しよう!)」を キーワードに、自分ができることを増やすことを1年間の目標とした。 このように、子どもたちは、衣食住に関わる多くの家庭の仕事の存在を知り、それらを意識しながら1年間 の学習を進めていく。また、2学年間の学習内容を示した成長マップを活用し、1年後、2年後の自分の成長 をイメージする。そうすることで、子どもたちは目的意識をもって学習に取り組み、自分にもできるようにな った達成感を味わい、自分の成長を自覚することができると考える。 ○ 子どもの意識の流れを生かした学習展開の工夫(学習の動機付けと意識をつなげる工夫) 本題材では、四次の「家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を考えよう」で、子どもたちが家族のた めに思い思いのみそ汁の調理方法を考える。ここで期待する子どもの姿は、一次で学習した栄養のバランスに 留意する姿や二次、三次に習得した調理の手順とその理由を根拠によりよい調理方法を考える姿、また、家庭 でのみそ汁ウォッチングの気付きや発見を調理に生かす姿である。活用の場となる四次で、このような子ども の姿を見るためには、一次から三次までの学習に必要感があり、意識のつながりがあることが大切と考える。 そこで、一次では、「なぜ食べることは必要なのか」という、素朴な疑問から学習を始める。ここでは、「生 命の維持や成長のため」「体が弱って病気になりやすくなるから」「食べると幸せな気持ちになるから」など、 子どもの生活体験から、様々な反応が期待できると考える。そして、「栄養」という視点を挙げることで、自分 の食生活を栄養面から省み、栄養のバランスがとれた食事への関心を高めたいと考える。また、日本の伝統的 な日常食である米飯とみそ汁は、栄養のバランスがとりやすく、給食でも献立の基本となっていることを紹介 することで、米飯とみそ汁の学習への関心を高めたい。 二次、三次の米飯とみそ汁の学習では、食べ比べの活動を導入に位置付ける。それは、子どもたちが、自分 たちで味や食感の違いを感じ、見つけ、実感することが、おいしい米飯とみそ汁作りへの動機付けになると考 えるからである。おいしさの違いを感じることから、その違いの理由である調理方法の秘密の追究へと子ども の意識をつないでいきたい。また、三次の終わりに「家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁作り」を提示し、家庭の みそ汁ウォッチングを行う。これにより、作り手の意識から家庭のみそ汁を見つめ直すことができ、みそ汁を 作る際にもいろいろな思いや工夫があることを知ることができると考える。 これらの学習を通して、栄養面や調理の技能面、家族への思いを生かしながら、「家族が喜ぶマイ 三ツ星み そ汁」を作ることができると考える。 ○ 基礎的・基本的な知識及び技能の明確化とその確実な習得への支援(指導内容の確認とキーワード化) 学習する題材のねらいと指導内容、他の題材とのつながりを確認するために、2学年間を通した指導内容の 一覧表と評価規準を作成する。本題材では、栄養を考えた食事、米飯とみそ汁の調理の仕方について学習する。 みそ汁は、家庭的な料理であるゆえに、みその種類や実の選択、調理のこつ等、その家庭独自のものがある。 そのため、子どもたちが調べてくるおいしい米飯とみそ汁の作り方にも様々な違いがあることが予想される。 そこで、習得すべき知識・技能を明らかにするために、大切な手順や方法を三ツ星ポイントとしてキーワード 化する。これにより、調理の仕方を分かりやすく整理でき、覚えやすく、基礎的な知識や技能を活用でき、子 どもたちの追究活動もスムーズに行えると考える。 仮説1 2学年間を見通して育てたい子ども像を明確にし、家庭や生活に対する心情に働きかける指導計画 を工夫することにより、主体的に学習に取り組むことができる。 5年―3

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○ 主体的な学び合いのための学習活動の工夫(導入の工夫と繰り返しを意識した学習展開) 二次の米飯、三次のみそ汁作りでは、4種類の米飯、みそ汁の食べ比べから学習を始める。子どもたちの食 べ比べの気付きや感想から、学習のねらいとなる調理方法のひみつを3つのポイントでキーワード化する。そ して、調理方法の学習では、ワークシートを活用して、調理の手順や具体的な留意点、その理由を確認し、共 有化した後、班ごとに調理計画を考え、調理実習を行う。食べ比べから始めることのよさは、学習への関心が 高まることがあると考える。また、「ごはんが柔らかくて食べやすいよ。」「ごはんがぱさぱさした感じがする。 水が少ないのかな?」「ごはんが焦げていて、苦い味がした。火加減が強過ぎたのかな?」など、子どもの素朴 な気付きや感想、疑問を学習に生かすことができ、友達と感じたことを共感しながら、どの子どもも楽しく学 習に参加することができると考える。そして、自分たちの発見、気付きが、学習のポイントとして、キーワー ド化されることで、学習への関心や必要感も高まり、実感を伴った理解にもつながると考える。また、この① 食べ比べ→②調理のポイントに気付く→③調理方法を学ぶ→④調理計画を立てる→⑤調理実習の同じ学習の流 れを炊飯とみそ汁作りの学習で繰り返し行う。これにより、子どもたちは、活動の見通しをもつことができ、 炊飯での学習経験を生かしながら、みそ汁作りでは主体的な学習ができることを期待している。 ○ 考えの積み重ねが分かる書く活動の工夫と幅広い表現力を培う言語活動(板書やワークシートの工夫) 子どもたちが学習に主体的に参加するために、学習の課題やまとめ、考える視点が分かりやすい板書を工夫 する。そのために、学習の課題とそのまとめを色枠で囲むことやキーワードを分かりやすく明示すること等、 板書のパターンを決め、1時間の学習の流れを振り返ることができる構造的な板書を計画する。 また、子どもたちにとって、書きやすく、学習に生かしやすいワークシートの活用にも留意したい。本題材 では、四次で、家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を考える。ここでは、一人一人の子どもに、みそ 汁に込める思いや願いをもたせ、それを表現するための調理方法とその手順等を主体的に考えさせたい。その ため、ワークシートには、みそ汁に込めた思いや願い、実の種類と選んだ理由、切り方とその理由等、項目を 具体的に挙げる。そして、ワークシートに従いながら学習を進めることで、願いに合わせたみそ汁を自分で考 えることができるように留意した。そして、二次、三次の炊飯とみそ汁の学習では、四次の学習につながるよ うに、調理の手順や方法に対応して、その理由も書き込めるワークシートを作成した。これにより、子どもた ちが調理方法をより根拠立てて理解することができ、四次の学習に効果的につながると考える。 ○ 成長マップの作成と自分の学び・よさの見つめ(自信と意欲を育むための評価の工夫) 2学年間の学習を見通した成長マップを活用し、題材ごとに学習の成果や気付きを記入する。それにより、 できることが増えている自分の成長を確かめ、評価すること(自己評価)ができると考える。また、学習での 反省や課題も記入することで、6年生で同じ内容の題材を学習する際の目標を立てる上でも役立てることがで きる。そして、成長マップへの教師の朱書きを通して、子ども一人一人のよさや成長を認め、励ますことがで き、子どもが気付かなかった自分のよさや学びにも気付かせることができると考える。 ○ 家庭での交流の場と多面的な評価の設定(家庭での実践と多面的評価) 本題材では、四次で家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を考える活動を行う。学習したことを生か して家族のために実践する機会を位置付け、その反応や感想を家族からもらうことで、自分のがんばりや成長 を家族に認めてもらうこと(家族の評価)ができ、継続的な実践への意欲にもつながると考える。 また、家庭での実践の報告会を開くことで、子ども同士の評価(相互評価)とよさの学び合いが行えると考 える。子どもたちが自分の三ツ星みそ汁の工夫やそこに込められた思いや願い、完成したみそ汁の写真、家族 の感想を紹介し合い、交流することで、自分の実践をまた違った視点で振り返る機会になり、新たな発見の場 にもなると考える。 仮説2 生活と関連付けた問題解決的な学習や、家庭と連携した実践的・体験的な活動、書く・話すなどの 言語活動を充実させることにより、主体的な課題解決を図ることができる。 仮説3 成長マップによる振り返りや評価方法を工夫することにより、自分の成長を自覚し、生活の営みを 大切にしようとすることができる。 5年―4

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6 指導と評価の計画(全11時間)

次 時

ね ら い ・ 学 習 課 題 ・ 学 習 活 動

学習形態

子 ど も の 意 識 の 流 れ

教 師 の 支 援

評 価 規 準

観 点

具 体 的 な 内 容

評 価 の 方 法 (★)

家 庭 生 活 へ の 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 生 活 を 創 意 工 夫 す る 能 力 生 活 の 技 能 家 庭 生 活 に つ い て の 知 識 ・ 理 解 生 活 を 見 つ め る 一 次 1 〈ねらい〉 食事の目的や大切さについて考え、毎日の食事への関心を高める。 ○ なぜ、食べることは必要なのか考えよう 一斉 ・ どうして食品を食べるのかを話し合う。 ・ 給食の献立表から、毎日とっている食品の種類や数の多さに気付く。 ・ 3つの食品グループをバランスよく食べることの大切さを知る。 ・食品を食べる理由を考えることで、食事が生 命維持や成長に密接に関わっていることに 気付かせる。 ・給食に使われている食品の種類や数の多さを 確認することで、食事や栄養への関心を高め る。

・給食の献立を例に食事の大切さについて考える ことで、食品の栄養的な特徴に関心をもつこと ができる。(関心・意欲・態度) ★(ワークシート) ★(発言) ・食品に3つの主な働きがあることを知り、栄養 を考えて食事をとることの大切さを理解して いる。(知識・理解) ★(ワークシート) ★(発言) 課外 ・ 1日にどんな食品を食事でとっているかを調べる。(家庭) ・1日のメニューと食品を記録させる。 2 一斉 〈ねらい〉 食品に含まれる栄養素について理解することができる。 ○ 栄養のバランスがよい食事について学び、学習の見通しをもとう ・ 栄養教諭から給食の献立を立てる時に、栄養のバランスに考慮している話を聞く。 ・ 五大栄養素の種類と働きを知る。 ・ 1日の食事に使われている食品調べを3つの食品グループに分けることで、自分の食事のとり方 を振り返る。 ・ 米飯とみそ汁に代表される日本の伝統的な食事のよさを知る。 ・栄養教諭が給食の献立を例に挙げて話をした り、食品を3つのグループに分けたりしなが ら、いろいろな食品を組み合わせて食べるこ との大切さを理解できるようにする。 ・自分の1日の食事を3つの食品グループに分 けて振り返ることで、栄養のバランスを考え た食事への意識が高まるようにする。 ・家族へのみそ汁作りにつながるように、旬の 野菜は、栄養価が高いことも紹介する。 ・栄養教諭から、米飯とみそ汁に代表される日 本の伝統的な食事は栄養がとりやすく、身体 にも優しいことを話してもらい、子どもたち が米飯とみそ汁のよさを知り、関心をもてる ようにする。

・食品をグループに分けることを通して、食品の 栄養的な特徴や食品の組合せに関心をもって いる。(関心・意欲・態度) ★(ワークシート) ★(発言) ・五大栄養素の種類と働きについて理解し、栄養 を考えて食事をとることの大切さを理解して いる。(知識・理解) ★(ワークシート) ★(発言) 生 活 の 課 題 を 見 付 け る 二 次 3 〈ねらい〉 米飯の食べ比べを通して、おいしい米飯の炊き方への関心を高める。 グループ・一斉 ○ 米飯の食べ比べを通して、おいしい米飯の炊き方のポイントを見付けよう ・ 題材名を知り、学習の見通しをもつ。 つくろう!マイ 三ツ星 ごはん&みそ汁 ・ 三ツ星ごはん(A)と比較しながら、吸水無し(B)・水の分量が多い(C)・火加減が一定(D) の米飯を試食し、気付いたことを話し合う中で、米飯を炊くための3つのポイントに気付く。 ・前時の日本食のよさを振り返りながら題材名 を提示し、学習の見通しをもたせる。 ・Aの三ツ星ごはんと比較することで、B~D の米飯の味の違いや炊き方に関心が高まる ようにする。 ・それぞれの米飯の違いがより明確に分かるよ うに、炊きたてではなく、少し冷めた米飯を 試食させる。 ・話合いを通して、おいしい米飯を炊くための ポイント(洗い方と吸水・水加減・火加減) の3つを提示し、この3つがそろって、三ツ 星ごはんとすることを確認する。

・米飯の食べ比べを通して、炊飯の一連の操作や おいしい米飯の炊き方に関心をもっている。 (関心・意欲・態度) ★(ワークシート) ★(発言) Bのごはんは、ぱさぱさし て、硬い感じがする。米に水が 吸い込んでないのかな? Cのごはんは、おかゆみたい で、軟らか過ぎる。水が多過ぎ るのかな? Dのごはんは、茶色くて焦げ ているよ。火力が強過ぎたんじ ゃないかな? どうしたら軟らかいごはんが 炊けるのだろう?(洗い方・吸水) どれくらいの水の量がよいの だろう?(水加減) 炊くときの火の強さは、どれく らいがいいのだろう?(火加減) 和食や日本の伝統的な食事は、 病気になりにくい健康食だね。 食品には、3つの働きがある んだね。 ぼくの食事は、ちょっと栄養の バランスが偏っているかも? 給食には、たくさんの食品が使われていて、すごいな。 よく考えると、食べることはとても大事だね。 何に注意して食事をとればいいのかな?もっと栄養について知りたいな。 おいしい三ツ星ごはんの炊き方を知りたいな。 元気に生活するために、栄養のバランスを考えた食事は大切だね。 五大栄養素について、名前だけではなく、その働きが分かったよ。 ごはんとみそ汁って体によくてすごい!本格的な作り方を知りたいな。 5年―5

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生 活 の 課 題 を 解 決 す る 生 活 の 課 題 を 見 付 け る 生 活 の 課 題 を 解 決 す る 二 次 4 〈ねらい〉 米の特徴や炊飯の仕方を理解し、調理計画を立てることができる。 一斉 ○ おいしい米飯の炊き方を知り、調理計画を立てよう ・ 教科書やワークシートを用いて、炊飯の一連の操作について確認する。 ・炊飯の仕方や注意点を全体で確認し、米飯の 三ツ星ポイント(吸水・水加減・火加減)を 中心に共有化する。 ・炊飯の手順とその操作の理由が確認できるワ ークシートを工夫する。 ・米と吸水した米を提示するなど、実物を示し ながら炊飯の手順の理由を理解させる。

・米の特徴や炊飯の一連の流れを理解し、調理計 画を立てることができる。(知識・理解) ★(ワークシート) ★(発言) 5 〈ねらい〉 炊飯の仕方を理解し、米飯を炊くことができる。 グループ ○ 炊飯の3つのポイントをクリアして、おいしい三ツ星 ごはんを炊いてみよう ・ 米の動きや米が米飯になっていく様子や鍋の中の水分の変化について、観察しながら米飯を炊く。 ・ 炊いた米飯を試食する。 ・前時に学習した炊飯の手順を掲示物にまとめ ておき、想起しながら調理ができるようにす る。 ・透明な鍋で調理することで、五感を使いなが ら、炊飯の様子を観察できるようにする。 ・炊飯の様子を観察し、まとめることができる ワークシートを工夫する。

・手順を確認しながら、米飯を炊くことができる。 (技能) ★(ワークシート) ★(行動観察) 三 次 6 〈ねらい〉 みそ汁の食べ比べを通じて、みそ汁やその調理方法への関心を高める。 グループ・一斉 ○ みそ汁を食べ比べて、おいしいみそ汁の作り方のひみつを見付けよう みそ汁 だし 実 A あり あり B なし あり C あり あり(硬め) D Aを長く煮たもの〈みそ〉 ・ 4つのみそ汁の食べ比べから、味や風味について気付いたことを話し合う。 ・どのみそ汁も同じくらいの温度や塩分濃度に なるように用意する。 ・三ツ星みそ汁であるAと比較しながら、B、 C、Dのみそ汁を試飲し、それぞれの味や風 味の違いに気付かせる。 ・話合いを通して、おいしいみそ汁のポイント を(だし・実・みそ)の3つとし、この3つ がそろって、三ツ星みそ汁とすることを確認 する。 ・かぶは、根、茎、葉の全てが食材として使え、 それぞれの部位に要する加熱時間が異なる ことを確認する。このかぶを使うことで、実 の種類や部位に応じた切り方や加熱時間に ついて学習させる。

・みそ汁の食べ比べを通して、みそ汁の作り方や おいしさの違いに関心をもち、進んで調べよう としている。(関心・意欲・態度) ★(ワークシート) ★(発言) 7 ・ 8 〈ねらい〉 みそ汁作りの一連の流れを理解し、みそ汁を作ることができる。 ○ おいしい三ツ星みそ汁を作ろう グループ ・ 教科書やワークシートを使って、みそ汁作りの手順を確認する。 ・ 実習グループごとに調理計画を立てる。 ・ かぶと油あげを使った三ツ星みそ汁を作って、試食する。 ・ 調理実習の振り返りを行い、次時の予告を伝える。 ・家庭でのみそ汁調べを生かしながら、みそ汁 作りの手順を確認する。 ・教科書のねぎと油あげのみそ汁作りを参考に しながら、かぶと油あげを使ったみそ汁を作 る。 ・かぶは根、茎、葉の部位の違いによって、適 切な加熱時間が異なり、入れるタイミングが 違うことを確認する。また、ゆで野菜サラダ の学習を想起させることで、同じ実でも目的 に応じた切り方や入れるタイミングがある ことを確認する。 ・四次の好きな実を使ったみそ汁作りに生かせ るように、10月~11月が秋かぶの旬であ ることにふれて、一次の栄養素の学習を想起 させる。 ・みそ汁の作り方とその操作の理由が確認でき るワークシートを工夫する。 ・次時から家族が喜ぶマイ三ツ星みそ汁を作る ことを伝え、みそ汁ウォッチングを行う。

・みそ汁を作るための手順を理解している。(知識・理解) ★(ワークシート) ★(行動観察) ・手順を確認しながら、みそ汁を作ることができ る。(技能) ★(ワークシート) ★(行動観察) 米を手早く洗って、吸水 させることが大切なんだね 計量カップや量りを使って、水の量 を正確にすることが大切なんだね。 炊飯の途中で火加減を調整して、 最後に「蒸らす」のがポイントだね。 だしを取った後の煮干し は、味がしないね。うま味が だしになって出たんだね。 かぶは、根、茎、葉の部分 で加熱する時間が違うから、 入れるタイミングが違うね。 みそは、最後に入れるよ。 沸騰したら、すぐに火を消す んだよ。 Aと比べて、Bは汁がし ょっぱい感じがして、何か 物足りないよ。 Aと比べて、Cは実のかぶが 硬いよ。もっと軟らかい方が食 べやすくておいしいよ。 Aと比べて、Dは汁のみそ が濃い感じがするよ。煮詰ま って、おいしくないよ。 汁に何かひみつがあるの かな?「だし」の違いかな? 「実を入れるタイミング」に ひみつがあるのかな? 「みその扱い方」にひみつ があるのかな? これで三ツ星ごはんが炊けるよ。早く作ってみたいな。 ポイントを守って炊いたら、おいしい三ツ星ごはんができたよ。 おいしい三ツ星みそ汁の作り方を知りたいな。 おいしい三ツ星みそ汁ができたから、家でも作ってみたいな。 今度は、違った実を使ってみそ汁を作ってみたいな。 家族が喜ぶ三ツ星みそ汁を作ろう。 おいしいみそ汁を作って、 家族を喜ばせたいな。 どんな実を入れたら、喜ん でくれるのかな? お母さんがどんな工夫をし ているのか聞いてみたいな。 5年―6

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生 活 に 生 か す 課外 ・家庭のみそ汁ウォッチングを行う。 ・マイ三ツ星みそ汁の調理計画に生かせるよう に、観点を示したワークシートを工夫する。 9 〈ねらい〉 家族のためのみそ汁作りに関心をもち、調理計画を考えることができる。 ○ 家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を考えよう 個人 ・ 家庭のみそ汁ウォッチングからの発見を紹介し合う。 ・ 誰のための、どんな願いや思いを込めたみそ汁を作りたいかを考えさせる。 ・ ねぎともう一つの実を入れたみそ汁の調理計画を考える。 ・ ねぎの特徴を確認する。 ・前時のみそ汁作りを振り返り、その成果や課 題をマイ 三ツ星みそ汁作りにつなげるよ うにする。 ・みそ汁の実は、ねぎと自由な食品1つを選ば せる。 ・ねぎは、みそ汁の実から香味付けとしても多 用途に使え、目的に応じた切り方や加熱時間 を考える必要がある。子どもたちが関わり、 学び合えるようにするために、ねぎを共通食 品とする。 ・生肉や生魚を使わないことや今までの学習を 生かして考えるように助言する。 ・「誰のために」「どんなみそ汁にしたいか」を はっきりと押さえることで、実の選び方や調 理の仕方に必要感をもたせる。 ・調理方法の手順の理解や工夫を確認するため に、実の選択や調理の手順とその理由をワー クシートにまとめる。

・みそ汁に込めた願いに合うように、実の選択や その調理の仕方を工夫している。(創意工夫) ★(ワークシート) ★(発言) 課外 ・ マイ 三ツ星みそ汁の計画に従って、家庭で試作してみる。 ・考えた調理計画に従ってみそ汁を試作し、よ い点や課題に気付けるように促す。 10 〈ねらい〉 話合いを通して、家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理計画を自分なりに工夫することが できる。 ○ 家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を工夫しよう グループ・個人 ・ 自分の考えた三ツ星みそ汁の調理計画を紹介し合う。 ・ 友達の計画のよさや助言を生かして、自分の計画を改善する。 ・事前に家庭での試作を通しての気付きをワー クシートに記入させておく。 ・「みそ汁に込めたい思いや願い」「選択した実 とその調理の方法」「ねぎの調理方法」を中 心に紹介し合うことで、互いの工夫やよさを 捉えやすくする。 ・調理方法の工夫や実の選択では、その理由も 説明させる。 ・栄養面や色どり、実の切り方、加熱時間等の 工夫と理由を意図的に取り上げ、そのよさを 全体に広めるようにする。 ・変容を明らかにするために、見直したところ とその理由を赤で記入させる。

・みそ汁に込めた願いに合うように、みそ汁の調 理計画を見直している。(創意工夫) ★(ワークシート) ★(発言) 四 次 課外 ・ 家族のためのマイ 三つ星みそ汁を家庭で作ってみる。(家庭) ・写真や図、家族からのメッセージ、自分の感 想が書けるワークシートを工夫する。 11 〈ねらい〉 自分の取組に自信をもち、家庭で継続して実践しようとすることができる。 ○ 家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の報告会をしよう グループ・一斉 ・ 家庭での実践の感想や家族からのメッセージを紹介し合う。 ・写真や図等を用いることで、家庭での実践を 分かりやすいようにする。 ・家族からのメッセージを基に、家族との関わ りを語るように促す。 ・互いの取組のよさを認め合い、自信を深めら れるようにする。 ・レシピや実践カードを掲示して、互いの実践 のよさを学び合えるようにする。

・自分の取組に自信をもち、家庭で継続して実践 していこうとしている。(関心・意欲・態度) ★(ワークシート) ★(発言) 家族のために栄養満点の みそ汁を作りたいから、旬の 野菜を使ったみそ汁にした いな。ねぎの栄養素とのバラ ンスを考えてみよう。 みそ汁の実としてねぎを使 うから、ねぎは斜めに大きめに 切るよ。加熱する時間は、しっ かりと火が通って軟らかくな るように長めにしよう。 家族みんなが好きなさつま いもとねぎでみそ汁を作る よ。ねぎは小口切りにして、 軟らかくなり過ぎないように 最後に入れるよ。 栄養満点のみそ汁にした いから、ねぎの栄養素を補う 実を組み合わせたよ。 おばあちゃんが食べやすいよ うに、実を小さく切って、軟ら かくなるように工夫したよ。 作ってみたら、ねぎが硬くて 食べにくかったよ。どうしたら いいのかな。 ねぎも軟らかくなって、さ つまいもとの取り合わせも よくなったよ。 色どりもよいから、家族のみ んながおいしそうと喜んでくれ たよ。 実を薄く切って、軟らかくなる まで加熱したから、おばあちゃん も食べやすいって言っていたよ。 栄養のバランスだけでな く、色どりもよいみそ汁を考 えてみよう。 加熱時間の工夫は考えてなか ったな。実を入れるタイミングを もう少し考えてみよう。 ねぎが軟らかくなるように、切 り方を小口切りにして、香味付け に使ってみよう。 実の選択や切り方、加熱時間等、いろいろな工夫があるね。もっと工夫してみたいな。 マイ 三ツ星みそ汁を家族のみんなが喜んでくれるといいな。 家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁を作りたいな。 また、家族のためにおいしいごはんとみそ汁を作ってみたいな。 5年―7 ( 本 時 )

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7 本時の学習(10/11時) (1) ねらい ・ 話合いを通して、家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理計画を自分なりに工夫することができる。 (2) 展 開 学習活動と予想される子どもの反応 教師の支援・資料 評価 1 課題を確認する。 2 自分が考えたマイ 三ツ星みそ汁の工夫や試作しての感想を紹介し合う。 3 友達の工夫やよさを生かして、自分の調理計画に取り入れる。 4 見直した調理計画を発表し、感想を書く。 思いや願い 栄養満点のみそ汁 おばあちゃんが食べやすいみそ汁 見た目も味もよい旬なみそ汁 追加した実の調 理の工夫(理由) ・ワカメ(ねぎにない栄養素 を補うため) ・豆腐(軟らかくて、食べやすい から) ・さつまいも(旬でおいしく、 色どりもよいから) ねぎの調理の 工夫(理由) ・香味付けに小口切りにし最 後に入れる。(ねぎの香りを失 わないため) ・斜めに切って、早めに入れる。(よ く加熱して、軟らかくするため) ・さつまいもが軟らかくなった 後に入れる。(食品や切り方に適 した時間でゆでるため) 試作した結果 ・栄養のバランスはよいけれ ど、色どりがさみしく感じた よ。 ・実を薄く切ったから、ねぎも軟 らかくて食べやすかったよ。 ・実のねぎが大きくて、さつま いもと合わない感じがしたよ。 ・事前にワークシートに調理計画や試作後の結果、感想をまとめさせる。 ・「~したいので、・・・すると、~と分かりました」のように、願いと工夫、試作しての 結果をつないで発表させる。 ・話し合う観点を、みそ汁に込めた思い・願い、実の選択、調理の工夫(実の切り方、加 熱する時間、加熱を加える順番等)に焦点化して板書することで、願いや工夫、その理 由を分かりやすく示し、話合いに関わりやすくする。 ・目的(思いや願い)と方法(調理計画)が適当であるかを吟味し、助言し合うようにす る。 ・加熱時間の長短が、実の軟らかさに影響することを発言の中で確認する。 ・実の切り方の資料を用意し、子どもの発言に合わせて提示し、実の切り方の違いによる 効果(食べやすさ、加熱時間、見た目等)を確認する。 ・効率のよい調理手順についても、子どもの実態から意見が出れば、紹介する。 ・変容を明らかにするために、調理計画のワークシートに、見直したところとその理由を 赤で記入させる。 ・ 見直した個所とその理由を発表させる。 (3) 本時の視点 子どもたちのマイ 三ツ星みそ汁をよりよくするための話し合う場の設定やワークシート等の教師の支援は適切であったか。 家族が喜ぶマイ 三ツ星みそ汁の調理の仕方を工夫しよう ◆生活を創意工夫する能力 みそ汁に込めた願いに合うように、自分のみそ汁の調理計画を工夫している。 (ワークシート・発言) ねぎの緑色に合うように、油 あげに実を変更しよう。 食べやすくするために、実の切り方の 他に加熱時間を考えることも大事だね。 ねぎを小口切りにして、香 味付けに使ってみよう。 おじいちゃんに元気でいてほしいから、実の組 合せを考えて、栄養満点のみそ汁になったよ。 実の切り方を小さくして、実の大きさも揃え たから、小さな妹でも食べやすくなったよ。 友達の意見を基に工夫したら、マイ 三ツ星みそ汁がもっとおいしくなりそうだよ。見直してみよう。 おいしい三ツ星みそ汁を考えたよ。早く作ってみたいな。家族は喜んでくれるかな。 色どり 加熱時間 切 り 方 「 5年―8

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レッツ・チャレン ジ!クッキング つくろう! 三ツ星 ごはん&みそ汁 くふうしよう 朝の生活 くふうしよう 楽しい食事 ~めざせ!こん だてデザイナー 9 11 11 11 卵 青菜 ゆで野菜サラ ダ お茶 米飯 みそ汁 三色野菜の油 いため スクランブル エッグ じゃがいもを 使った料理 1食分の食事 D(2)ア A(2)イA(3)ア A(3)ア ア  食事の役割 ◎ ○ ○ イ  楽しい食事への工夫 ◎ ア  栄養素の種類と働き ◎ ○ ○ イ  食品の栄養的な特徴と組合せ ○ ○ ◎ ウ  1食分の献立 ○ ◎  調理計画 ○ ○ ◎ ◎  計量 ◎ ◎ ○ ○  材料の洗い方 ◎ ○ ○ ○  材料の切り方 ◎ ◎ ○ ○  味の付け方 ○ ○ ◎ ○  盛り付け方 ○ ○ ○ ◎  配膳 ○ ◎ ○ ◎  後片付け ◎ ○ ◎ ○  ゆでる ◎ ○ ○  いためる ◎ ○ エ  米飯とみそ汁の調理 ◎  用具や食品の安全で衛生的な取り扱い ◎ ○ ○ ○  こんろの安全な取り扱い ◎ ○ ○ ○ 5年-9 ウ オ (3) 調 理 の 基 礎 ア 関連した内容 (1) 食 事 の 役 割 (2) 栄 養 を 考 え た 食 事 イ 実習題材 B「日常の食事と調理の基礎」における題材配列と指導内容(◎重点指導項目 ○指導項目) 学年 5年 6年 題材名 時数

参照

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