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背景と現状分析 国際アート・カルチャー都市構想|豊島区公式ホームページ

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Academic year: 2018

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背景と現状分析

①歴史的背景ー多様性・受容性に富んだ歴史風土

豊島区は、江戸時代には江戸の園芸文化を開花させ、明治期以降は、関東大震災、戦争という大きな災厄を乗り越えて急激な人口増加を経験する中で、多様性に富 む豊かな文化資源を生み出してきました。

ここでは、まず、豊島区の最大の特色である多様性を育んできた歴史を振り返ります。

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1. 江戸郊外の農村に街道集落や門前町が発展 ⇒

園芸文化の拠点 染井吉野桜発祥の地

豊島区は、当初はほぼ全域が農村地帯でしたが、江戸と地方を結ぶ中山道や清戸道沿いなどに街道集落、鬼子母神周辺などには門前町が形成され、純農村としての 村姿も変容しはじめます。江戸時代の染井(現在の豊島区駒込地域)は植木の里として知られ、多くの植木屋が軒を連ねていました。日本を代表する桜・ソメイヨシ ノは、江戸末期から明治にかけて、染井村の植木職人が、エドヒガンザクラとオオシマザクラの品種を改良して作ったと言われています。

2. 鉄道網の発達、教育機関の開設で市街地化が進み、人口流入の受皿 ⇒

文教地区として文人、芸術家が暮らすまち、

池袋モンパルナスの成立

明治 18 年、日本鉄道会社品川 - 赤羽間開通により目白駅開業、以降山手線整備に伴い池袋・大塚・巣鴨各駅(明治 36 年)、駒込駅(同 43 年)が開業し、大正期に は東上鉄道、武蔵野(現西武)鉄道も開通し、現在の巨大ターミナル池袋につながる原型がつくられました。また、明治 30 年明治女学校の巣鴨村移転に端を発し、学 習院、豊島師範が開校、大正期には立教大学、自由学園、東洋音楽学校(現東京音大)、大正大学も開校し、文教地区としての姿が整うのに伴い、周辺農地の宅地化が進 み、アトリエ村のような学生や若者向けの借家群も形成されました。東京の市域拡張に伴い、近郊農村から郊外都市へと変貌する時期であり、特に関東大震災後、下 町地域から大量の人々が移住してきました。 

3. 繁華街池袋を形成した戦後ヤミ市のエネルギー ⇒

ヤミ市、自由文化都市の息吹

戦後、池袋駅の東西駅前に形成された復興マーケット(ヤミ市)は、食糧難にあえぐ人々の生活を支える場であり、虚脱状態にあった庶民にある種の活力をもたら す一方、無法地帯化した存在は都市として発展していく上で障害にもなりました。昭和 36 年の西口マーケット取り壊しでその歴史を閉じたヤミ市ですが、猥雑さの 中で多様な人々がひしめき合い、放出されたエネルギーは現在の繁華街・池袋の形成につながっています。

4. 急激な人口増に対応し高密な住宅地形成 ⇒

トキワ荘から開花したマンガ文化

戦後復興から高度成長期にかけては、地方から東京への人口流入の受皿として、37 万人を超える人々が住む超高密都市となりました。豊島区は、近代以降、常に外 からの人口流入を受容しながら発展してきた都市と言えます。

戦後の人口ピーク時の 1965 年国勢調査で豊島区は人口密度全国 1 位でした。そうした急激な人口増に対応し、現在の木密地域にあたる高密な住宅地が形成され、 トキワ荘のような木造アパートも数多く建てられました。さらに、高度成長期のオリンピック景気を受けたマンションブームへと続き、共同住宅が 8 割を占める現在 の住宅ストックにつながっています。そうした住宅ストックの面でも、若者たちが流入しやすい都市と言えます。

5. 副都心の発展と商業・文化の集積 ⇒

国際的演劇祭の開催、アニメ・コスプレなどサブカルチャーの発信

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4

駅周辺 駅周辺 高

楽 楽

業業 地

業業 地 地

2.

背景と現状分析

②地理的背景

豊島区は巨大なターミナルである池袋駅を始め、区内のほとんどの地域で徒歩圏に鉄道駅が立地するなど公共交通網が発達しています。池袋駅周辺は、首都機能の 一翼を担う商業、業務、文化、産業、情報発信など多彩な機能が高度に集積しています。

環状6号線・山手通りの内側は、利便性が高い一方、職住が近接しています。

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5

出典:各社ホームページより

下板橋1.5万人 6.4万人

千川

要町3.7万人

3.6万人 0.9万人 2.7万人 3.7万人

9.5万人

15.4万人 9.3万人 2.7万人

北池袋

板橋

西巣鴨

大塚

東池袋 新大塚2.3万人

10.6万人

3.6万人

1.6万人

7.6万人 雑司が谷

目白 椎名町1.9万人

4万人 東長崎

落合南長崎

巣鴨 駒込 南北線 駒込

三田線 巣鴨

池袋 258.6万人 JR 110.1

48.4 47.7 52.4 西武 西武 メトロ 211.8

205.0 203.1

188.3 187.9 183.5 183.4 179.8

163.8

143.6

120 130 140 150 160 170 180 190 200 210 220 (人/ha)

S60

(1985)(1990)H2 (1995)H7 (2000)H12 (2005)H17 (2010)H20 (2015)H27

豊島区 区 区 区 区 区 文 区 区 区 区

(各年1月1日現在・住民基本台帳)

○日本一高密なまち

人口密度は、23 区中でも高い水準で推移し、近年は荒川区、 中野区を上回り、全国一になっています。

○多くの人口が流入するまち

豊島区の人口回帰が始まった平成 9 年から人口の流出入を示 す社会動態が増加に転じ、出生死亡による増減を示す自然動態 を上回りました。

年齢別の人口構成を見ると大学進学、就職期である 20 歳から 49 歳までの階層が大きくなっています。

○日本有数の巨大ターミナル

池袋駅の1日乗降客数(JR、私鉄、地下鉄の合計)は平成25年度は259万人となっています。 JR 駅では、新宿についで2位となっています。

発達した公共交通ネットワークを通して、都心・副都心等と相互に連携しながら、東京の中 心的な役割を担うとともに、東京西部および埼玉方面に広がる後背圏の生活や交流を支える多 様な都市機能を有しています。副都心線の相互乗り入れにより、神奈川県からも直接訪れるこ とができるようになりました。

0

5,000 10,000

15,000 0 5,000 10,000 15,000

(平成27年1月1日現在・住民基本台帳)

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豊島区 豊島

キワ

キワ

豊島

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背景と現状分析

③豊島区の文化資源〜豊島区全体マップ

区内には、それぞれの地域に根付いた特色ある文化資源が数多くあり、地域の歴史を継承する祭事・催事等が行われています。そして、そうした地域固有の文化資 源を活用した新たなまちづくりも各地で展開され始めています。また、劇場・映画館などの文化拠点も数多くあり、さらに近年、池袋を中心に、マンガ・アニメ関連 施設が続々と集積してきています。

熊谷守一美術館 長崎獅子舞 御嶽神社 大塚阿波踊り とげぬき地蔵

子母神参道 (大門ケヤキ並木)

子母神堂 法明寺

雑司が谷旧宣教師館 東京芸術劇場

東京よさこい ふくろ祭り

自由学園明日館

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背景と現状分析

③豊島区の文化資源〜池袋駅周辺マップ

TO S H I M A

プ プ

・ 池袋 ・

池袋 〜

〜 池袋 文化

・ ・ 池袋 池袋文化 流文化 流

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池袋 池袋

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池袋 池袋

山 手 線 ・ 埼 京 線

埼 京 線 東 武 東 上 線

首 都 高 速 中 央 環 状 線

メトロ

副都心 山手線

首都 高速

5号 池袋

立教通り

西武池袋線

フェスティバル / トーキョー

Ⓒ Ryosuke Kikuchi

東京よさこい

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背景と現状分析

③豊島区の文化資源〜多様な資源・活動の紹介

豊島区は、「池袋モンパルナス」や「トキワ荘」に象徴されるように、多くの芸術家を育み、創造的な活動を生み出してきた歴史があります。

また、それぞれの地域には、寺社や近代建築物、民俗芸能など有形無形の個性ある文化資源が数多く存在し、大塚阿波踊りやふくろ祭りなど区民主体の様々な文化 活動が繰り広げられています。特に、池袋副都心では、東京芸術劇場をはじめとする文化芸術施設が集積し、国際的舞台芸術祭であるフェスティバル/トーキョーなど 多彩な文化イベントが開催されています。

また、近年は、マンガやアニメなどのサブカルチャーの発信拠点が誕生し、多くのイベントも繰り広げられています。

1. マンガからアニメ・コスプレ

2. 芸術・文化に触れ合えるまち

○マンガ文化

昭和 30 年代、椎名町の「トキワ荘」では若きマンガ家、手塚治虫、石 ノ森章太郎、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、赤塚不二夫などが創作 活動を行い、現在のわが国のマンガ文化の源流として歴史に記憶され ています。(コラム P39)

また、横山光輝の仕事場があり、ト キワ荘から転居後の手塚治虫が暮ら し、「鉄腕アトム」や「火の鳥」を創作し た並木ハウスなども現存しています。

○池袋モンパルナス

長崎・池袋西口界隈は、昭和初期に多くの芸術家たちが住んだことから、 パリのモンパルナスにちなみ、詩人の小熊秀雄が「池袋モンパルナス」と名 づけています。(コラム P39)

今日、区立熊谷守一美術館が往時をしのば せるほか、区立郷土資料館では関連資料を展 示しています。多くの芸術家が、未来に向けて 発展させ『新池袋モンパルナス西口まちかど回 遊美術館』が開催されています。(コラム P41)

○サブカルチャーの聖地

アニメイトをはじめ J -ワールド、ナンジャタウ ン、ニコニコ本社、エヴァストア(エヴァンゲリオン 公式ショップ)、ポケモンセンターメガトウキョー、 ANi ★ CUTE(日本アニメーション公式ショップ)な ど、いわゆるサブカルチャーの拠点が続々と誕生し ています。店舗の集中している地域は「乙女ロード」 と呼ばれ、コスプレパレードが行われるなど、多くの 若者が訪れています。(コラム P41)

○多くの文化資源

区立の文化施設として、あうるすぽっと(舞台芸術交流センター)・豊島 公会堂・豊島区民センターなどがあり、都立の文化施設には東京芸術劇場が あります。 区立熊谷守一美術館をはじめ、古代オリエント博物館や切手の 博物館などの美術館・博物館、区立郷土資料館、雑司が谷旧宣教師館などの 資料館をはじめ、民間のギャラリー・画廊も多く、池袋副都心の賑わい創出 と文化土壌の形成に貢献しています。

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3. 伝統・演劇・音楽 新たな区民の活動

○社寺、お祭り

大塚、巣鴨、駒込、雑司が谷、目白、高田、長崎地域は神社仏閣が多 い地域です。長崎神社に伝わる獅子舞の「長崎獅子舞」は、豊島区に残 る郷土芸能として、区の無形民俗文化財第 1 号に指定されました。

また、古くから信仰に支えられてき た「御会式」「巣鴨高岩寺縁日」のよう な伝統ある行事や、近年地域の活力の 源となっている「大塚阿波踊り」「ふく ろ祭り」「東京よさこい」などのお祭り が区内各所で行われています。

○音楽のまち

豊島区には私立音楽大学ではわが国最古(明治 40 年)の歴史と伝統 を誇る東京音楽大学があります。

また、数多くの音楽スタジオがあるほか、 池袋西口公園野外ステージでのライブ演 奏や、おおつか音楽祭、池袋ジャズフェス ティバルなど、数多くの音楽イベントが行 われています。

○演劇のまち

池袋、大塚周辺を中心として、劇場や演劇スタジオが数多く点在し ています。

また、多くの演劇人を輩出した舞 台芸術学院や著名な劇団もあり、「演 劇のまち」としての特長を活かし、 「池袋演劇祭」や国際的な舞台芸術の

祭典「フェスティバル/トーキョー」が 開催されています。

(コラム P41)

○ NPO 等によるアート活動の展開と区民による文化活動

にしすがも創造舎が文化芸術創造活動を展開するほか、みらい館大 明など、NPO との協働を推進しています。

また、地域文化創造館、地域区民ひろばなどを拠点に、区民の誰もが 参加できる文化活動が展開されています。(コラム P41)

ソメイヨシノプロジェクト、南大塚都電沿線まちづくり、トキワ荘 通り協働プロジェクトなど区民が主 体となった文化活動がまちづくりと 一体となって展開されています。

平成 26 年には、雑司が谷がやがや プロジェクトが日本ユネスコ協会連 盟の未来遺産に登録されました。(コ ラム P40)

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2.

背景と現状分析

④豊島区と世界をつなぐ3つの潮流

豊島区が長らく取り組んできた文化を基軸とするまちづくりは、広く目を転じれば、東京都での取り組み、日本全体の取り組み、さらには世界各地で取り組みが進 んでいる大きな流れと一致しています。

豊島区は、日本の、世界の一員として国際アート・カルチャー都市づくりを推進していきます。

① 文化政策の国際的な動向~文化を触媒とした都市づくり~

世界では、文化を「都市が変化するための触媒」として位置づけたまちづくりが進んでおり、観光客の増加等の直接的な効果のほかに、都市インフラの整備、クリエ イティブ産業の集積、雇用の拡大、都市イメージの向上、まちに対する市民の誇り・愛着の高揚などの波及効果を生み出しています。

② 日本の成長戦略 ~マンガ・アニメなどクールジャパンで日本の魅力を発信~

「クールジャパン」を代表するマンガ・アニメやコスプレ等のサブカル

チャーをはじめとして、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食、伝統的 な技が生かされたものづくりなど、日本独自の文化は、新たな成長分野とし て世界の注目を集めています。

また、羽田空港からの都心直結線も検討されており、実現されれば池袋は 世界と直結された芸術文化拠点となります。

③ 首都東京の一員として ~文化ビジョンの一翼を担う~

東京都は、日本経済のエンジンとして、世界に開かれたグローバルビジネ ス都市づくりを進めており、都心型 MICE ※などのビジネス拠点の整備及 び都市観光の推進を図ることとしています。

また、2020 年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた文化プ ログラム※2(P12)が、リオ大会終了後の 2016 年秋から展開されます。

その文化プログラムを先導する「東京文化ビジョン(素案)」(2015 年 1 月)には、理念の第一に「東京の芸術文化のオリジナリティ溢れる多様性を 発信する」ことが掲げられています。また、世界戦略として「多彩な文化拠 点の魅力向上により、芸術文化都市東京の発信力を強化する」としており、 芸術文化拠点のひとつとして、上野に並び「池袋」があげられています。

※MICEとは、Meeting(企業等の会議)、Incentive travel(報奨・研修旅行)、 Convention(国際機関等が行う会議)、Exhibition(イベントや展示会)の総 称です

地図の出典:東京文化ビジョン(素案)

池袋

高円寺 下北沢 三軒茶屋

渋谷 原宿 恵比寿

六本木

品川

臨海部 神楽坂

副都心 池袋

◆この地で演じられ、発信される最先端のアート・ カルチャーで世界から人や産業を惹きつけるまち ◆まち全体が舞台の、誰もが主役の劇場都市

上野

秋葉原

両国 深川 東京駅

周辺

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2.

背景と現状分析

⑤豊島区の多様性

TO S H I M A

ここまで述べてきた、豊島区の歴史的・地理的背景や文化資源について、キーワードを抽出し、本区の特性をまとめてみると、幅の広い多様性に特徴があることが わかります。

High Culture

Sub Culture

さくらが丘パルテノン

アニメイト  大塚

サンシャインシティ 防災公園 都電荒川線

グルメエリア 東武デパート

トキワ荘通り

西武デパート

  パルコ あうるすぽっと

鬼子母神 豊島公会堂 にしすがも創造舎

新庁舎

サンシャイン 60 通り 電気街

大型書店 ターミナル ニコニコ本社 新文芸座

池袋演芸場 ロサ会館

みどりが丘・ひかりが丘アトリエ村

谷端川沿いアトリエ・立教小学校西アトリエ つつじが丘アトリエ村

すずめが丘アトリエ村

グリーン大通り 東京芸術劇場

   池袋西口公園

立教大学

学習院大学

東京音楽大学 雑司が谷

巣鴨 とげぬき地蔵

東急ハンズ

駒込

住宅街

住宅街 住宅街

住宅街

住宅街

飲み屋街

乙女ロード

平成

21century

オシャレ

Cool

Calm

Modern

昭和

20century

猥雑

Mess

Noisy

Nostalgia

染井霊園

雑司ケ谷霊園

染井吉野桜

  ルミネ

小劇場・ライブハウス

小劇場・ライブハウス     小劇場・ライブハウス

        小劇場・ライブハウス

女子栄養大学

帝京平成大学  大正大学

目白

◆人の多様性

1 日 250 万人以上もの乗降客を数える池袋駅と副都心を中心に、周囲に魅力的な住宅街が広がる利便性の高い高密都市の中で、 多くの新しい出会いが生まれています。

◆まちの多様性

住み、働き、学び、楽しみ、憩いなど様々な個性あるまちがモザイクのように集まり、多様性にあふれる都市を形成しています。

◆文化の多様性

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背景と現状分析

⑥豊島区の課題

豊島区の多様性・受容性に富んだ歴史風土、地理的背景、豊富な文化資源を踏まえ、国際アート・カルチャー都市を実現するに際しての課題を整理すると、文化の 連携・発信力やまちの魅力・安全性がまだ不足していることが見えてきました。

① 文化資源の連携

区内の様々な地域で多様な文化活動が展開されているにもかかわらず、それぞれの活動が個別の地域や領域の中にとどまり、相互のつながりや域外への発信力に 欠ける状況が見られます。

② 安全安心のさらなる向上と魅力あるまちづくり

豊島区の顔である池袋駅の周辺では、老朽化したビル群が立ち並び、毎日多くの自動車が行きかう空間となっており、歩行者がゆったりと歩いたり、イベントを開 催するスペースが不足しています。今後、来るべき首都直下地震に備えて、災害に強い街並みの整備を進めると共に、自動車優先の空間から人間優先の歩行者空間へ の転換を図る必要があります。

また、国際都市として、無料 Wi-Fi、多言語対応の案内板などの基盤整備を急ぐ必要があります。小さなお子さんから高齢者、外国籍の方々まで、安心してゆっくり 過ごすことができる空間の整備を進め、より高い安全性を基本に、人と環境にやさしく、文化を軸とした活力あふれる副都心へ脱却することが求められます。

③ 世界に向けての発信力の強化

東京の中で大きな存在感を発揮する都市としての発信力が不足しています。あらゆる媒体に取り上げられることが必要であり、そのためには、豊島区の魅力、まち の特色などを官民挙げてオールとしまで積極的に発信していく必要があります。

○オリンピック・パラリンピック文化プログラム始動

オリンピック・パラリンピックはスポーツだけではなく文化の祭典です。

先のロンドン大会の時には、2008 年北京大会終了後から 4 年間にわたり、「カルチュラル・オリンピアード」が展開され、期間中開催された文化イベント数 18 万件、参加者数は 4,340 万人にのぼりました。

アンリミテッドという障害者の大規模なアートフェスティバルも開催されました。これはパラリンピックの精神に則ったもので、スポーツと同様、芸術の世 界でも障害者にはアンリミテッド、無限の可能性がある、ということを賞賛するものでした。

豊島区はリオ大会終了後の 2016 年秋から始まるオリンピック・パラリンピック文化プログラムへの参加をまっ先に表明し、演劇、音楽、マンガ・アニメ、 コスプレ、障害者アートなど、多様な表現活動の舞台を提供していきます。

参照

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