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本講義のすすめかた n 情報検索 n Semantic Web コンピュータが Web ページの意味 (Semantic) を理解し 組み合わせて問題解決にあたれるようにするための方法論 Description Logic 概念の定義 表現に優れた論理 オントロジーの記述言語への論理的な裏づけ 標準

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(1)

知識ベース特論 第

5回


Semantic Web(2)―

(2)

本講義のすすめかた

n 

情報検索

n 

Semantic Web

–  コンピュータがWebページの意味(Semantic)を理解し、

組み合わせて問題解決にあたれるようにするための

方法論

•  Description Logic

–  概念の定義・表現に優れた論理 –  オントロジーの記述言語への論理的な裏づけ

•  標準化技術

n 

授業資料(火・金曜日の午後には公開)


http://www-kb.ist.hokudai.ac.jp/~yoshioka/kb/

n 

質問・レポートはメールで


yoshioka@ist.hokudai.ac.jp

(3)

前回の答

n 

Dublin Coreのタームを使って以下の情報をRDF

で記述せよ。

n 

http://www.hokudai.ac.jp/というサイトは、「北海

道大学

Hokkaido University」というタイトルであ

り、日本語で記述されている。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
 <rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" 
 xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xml:lang="ja">

 <rdf:Description rdf:about="http:// www.hokudai.ac.jp/">   <dc:title>北海道大学 Hokkaido University </dc:title>   <dc:lang>日本語</dc:lang>

 </rdf:Description> </rdf:RDF>

(4)

前回の質問

n 

なぜ、主語、述語、目的語の書き方が受け身

なのか?

n 

RSSを用いるとトラフィックが減るのはなぜで

(5)

オントロジーの記述のために

n 

概念の定義が推論可能な形で行える必要性

–  概念カテゴリーの同一性の判定

–  抽象・具体の関係

–  実際のインスタンスの情報からの概念カテゴリーの

推定

Description Logic

(6)

Description Logicの背景:意味ネットワーク

n 

意味ネットワーク

–  一般的な知識を人間の直感に即したノードとリンクの

ネットワークとして表現したもの

•  概念階層

母親 父親 人間 子供

(7)

Description Logicの背景:フレーム

n 

フレーム

–  概念表現の手法

–  フレーム:属性スロット+他概念へのリンク

花子

性別 女

父親 太郎

母親 良子

太郎

性別 男

父親 市蔵

母親 芳江

(8)

Description Logicの背景:KL-ONE

n 

KL-ONE

–  意味ネットワークとフレームに基づく知識表現言語 –  概念階層のネットワークを構造化して表現 •  概念階層:継承による構造化
 概念分類(taxonomy)ともいう –  主要な表現要素は概念 •  プリミティブ概念:システムが用意した根源的な概念 •  定義された概念:プリミティブ概念を継承したり、制約として利 用したりすることによって定義される概念 –  オブジェクトを中心にした知識表現 •  表明(assertion)と記述(description)

•  一般概念(generic concept)と個体概念(individual concept) –  分類(classification)

•  KL-ONE記述が与えられたとき、それを継承ネットワークの適 切な位置(その概念を包摂する記述の下、かつその概念が包 摂する概念の上)に配置する。

(9)

Description Logic: DL言語

n 

KL-ONEの流れをくむ知識表現言語

–  数理論理的な方向ではなく、知識・概念指向の論理

•  e.g.,一階述語論理

–  高い表現可能性がある –  充足可能性の判定は決定可能ではない »  冠頭標準形や有限変数などの制限の導入 »  表現力の低下

–  記述の表現能力を分析

–  実装可能な推論アルゴリズムを持つ論理体系の構築

を目指す

(10)

DL言語の応用領域

n 

DLを用いて行われる推論タスク

–  概念の充足可能性や概念間の包摂関係を導く

•  概念の充足可能性


知識記述の制約の元で、ある条件を充足する概念

が存在するかどうかを調べる

•  概念間の包摂関係


異なる概念間の包摂関係(概念の一般化・具体化

の関係:「人間」概念は「動物」概念に包摂される)

を調べる

(11)

DL言語の基本要素

n 

DL言語の基本要素

–  概念

•  ある特徴をもった個体の集まり

•  一階述語論理における単項述語

–  ロール

•  概念が持つ属性

•  一階述語論理における二項述語

–  論理結合子

•  ⊓(連言)、 ⊔ (選言)、¬(否定)

–  量化子

•  ∀(全称記号)、 ∃(存在記号)

(12)

DL言語による概念定義

n 

定義の例

–  Female ⊓ Human 「女の人」

–  Human ⊓ (∃has-child.Human) 「人間の親:人間の子

供がいる(

has-childという関係を持つ人間)が存在す

る人間」

–  Human ⊓ ∀has-child.Male 「女の子供を持たない人:

子供を持つ場合に、その子供が全て男」

–  男の子供だけを持つ、父親の記述は?

(13)

ALC

Language

n 

ALC言語における概念の表現


Concept Representation in ALC

–  概念名の集合CN、ロール名の集合RN

–  A∈CN、R∈RNを考え、一般的な概念としてC,Dを考え

るとき


A|¬C|C ⊓ D|C ⊔ D| ∀R.C| ∃R.C

–  解釈I

•  対象領域Δ

I

   

•  解釈関数•

I –  全ての概念名に対してΔI の部分集合を割り当てる –  全てのロール名に対してΔI × ΔI の部分集合を割り当てる

(14)

ALC

ConstructorとそのSemantics

Constructor

Syntax

Semantics

概念

C

C

I

Δ

I

ロール

R

R

I

Δ

I

×Δ

I

連言

C ⊓ D

C

I

∩D

I

選言

C

⌴ D

C

I

∪D

I

全称記号

∀R.C

{

x∈Δ

I

| ∀y.(x,y)∈R

I

→ y∈C

I

}

存在記号

∃R.C

{

x∈Δ

I

| ∃y.(x,y)∈R

I

∧y∈C

I

}

Top

T

T

I

= Δ

I

Bottom

I

=

φ

否定

¬C

Δ

I

-

C

I

(15)

DL言語における知識

n 

2種類の知識

–  T-Box(Terminological knowledge) •  内包的知識

•  概念定義


Parent ≡ Human ⊓ (∃has-child.Human) Mother ≡ Parent ⊓ Female

•  以下の2つの概念定義の違い
 Employee ≡ Worker ⊓ ∀ has-boss.(Employee ⌴ Employer) Employee ≡ Worker ⊓ ∃has-boss.(Employee ⌴ Employer) –  A-Box(Assertional knowledge) •  外延的知識 •  個体名INに関する知識
 Female(YOSHIKO) has-child(YOSHIKO, HANAKO)

(16)

DL言語による推論

n 

推論タスク

–  T-Boxに対する推論

•  概念の充足可能性

•  概念間の包摂・同値関係

–  A-Box

•  無矛盾性

•  概念のインスタンス

(17)

タブロー法

n 

充足可能性判定のためのアルゴリズム

–  対象とする概念の構造を分解して、矛盾を導き出すかモデルを構 築するアルゴリズム

•  概念の構造の分解

–  NNF(Negational Normal Form)による表現
 概念名の直前にのみ否定が現れる –  完備化規則 •  矛盾の発見 –  {x:A, x:¬A} –  概念の包摂関係(C ⊑ D)の判定への応用 •  C,Dを基本的な概念A∈CNにより置き換え、 C’,D’を得る。 •  C’ ⊓ ¬D’をNNFに変形しタブロー法に適用 –  充足不可能な場合:包摂関係が満たされる

(18)

n 

制約集合

S

i

の完備化規則

タブロー規則

規則名 条件 変換方法 ⊓-規則 x: C1 C2 ∈Si {x: C1, x:C2}∉Si Si+1=Si∪{x: C1, x:C2} ⊔ -規則 x: C1 C2 ∈Si {x: C1, x:C2} ∩ Si Si+1=Si∪{x: C1} or Si+1=Si∪ {x:C2} ∀-規則 x: ∀ P.C, (x,y):P∈Si y: C∉Si Si+1=Si∪{y: C} ∃-規則 x: ∃P.C∈Si {z|z: C, (x,z):P∈Si} =φ

(19)

概念の包摂関係の判定

Mother ⊑ Human

Mother ≡ Parent ⊓ Female

Parent ≡ Human ⊓ ∃has-child.Human Human ≡ Male ⊔ Female

Mother

⇒ Parent ⊓ Female

⇒ Human ⊓ ∃has-child.Human ⊓ Female

⇒ (Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)) ⊓ Female

(Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)) ⊓ Female ⊓ ¬(Male ⊔ Female)

(Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)) ⊓ Female ⊓ (¬Male ⊓ ¬Female)

(20)

概念の包摂関係の判定(続き)

S0={x:(Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)) ⊓ Female ⊓ (¬Male ⊓ ¬Female)}

S1= S0{x:(Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)) ⊓ Female, x: (¬Male ⊓ ¬Female)}

S2= S1{x:(Male ⊔ Female) ⊓ ∃has-child.(Male ⊔ Female)), x: Female}

S3= S2{x:(Male ⊔ Female), x: ∃has-child.(Male ⊔ Female))}

S4= S3{x: ¬Male x: ¬Female} S5= S4{x:Female} S5= S4{x: Male} ⊓-規則 ⊓-規則 ⊓-規則 ⊓-規則 ⊔ -規則

(21)

ALC

Language Family(1)

n 

数量限定

N

–  高々n個の関係を持つ ≤nR •  ≤3has-child ⊓ Male 多くて3人までの子供を持つ男 –  少なくともn個の関係を持つ ≥nR •  ≥3has-member ⊓ Team 少なくとも3人のメンバーを持つチーム n 

制限つき数量限定

Q

–  高々n個のCとの関係を持つ ≤nR.C •  ≤3has-child.Male ⊓ Male 多くて3人までの男の子を持つ男 –  少なくともn個のCとの関係を持つ ≥nR .C •  ≥3has-member.Female ⊓ Team 少なくとも3人の女性のメン バーを持つチーム

(22)

ALC Language Family(2)

n 

ロール演算子 R

–  同時に二つのロールが成り立つ

R

1

R

2

•  (has-parent ⊓ has-Teacher).Male

 

男親を先生に持

n 

逆ロール

I

–  関係Rと逆の関係

R-

•  has-parent

-

≡has-child

•  has-parent

-

.Female ⊓ Human

女の子を持つ人

n 

One-of

O

–  列挙した個物により定義される概念{a

1 ,

a

2 ,

,

a

n

}

•  {Spring, Summer, Autumn, Winter}

(23)

DL Processor

n 

CLASSIC

–  AT&Tのベル研で作成されたDLの処理系

–  現在、あまりちゃんとメンテナンスされていない

n 

Semantic-Web用ツール群

–  OWL(Web Ontology Language)

–  DAML (DARPA Agent Markup Language) +OIL

(Ontology Interface Layer)

n 

オントロジー記述用ツール群

–  例:RACER 

http://www.sts.tu-harburg.de/~r.f.moeller/racer/

• ALCQHI

R+

+(D)-

(24)

RDFスキーマ

n 

RDFで用いる語彙の定義

–  クラス階層の定義 •  rdfs:Resource RDFスキーマにおける基本クラス(全てのクラスの親クラスであ るクラス)であり、 rdfs:Classのインスタンスである •  rdfs:Class RDFスキーマで定義するクラス •  rdfs:Literal リテラル(文字列や数字)をあらわすクラス •  rdfs:Datatype データ型をあらわすクラス •  rdf:XMLLiteral XMLで表現されたリテラルを表すクラス •  rdf:Property プロパティをあらわすリソース

(25)

RDFで用いるプロパティ(1)

n 

プロパティに対する制約

–  rdfs:range

プロパティがとりうる値を制限するための記述

•  例:P rdfs:range C

PはCのインスタンスでなければならない

•  複数個の制限がかけることができる

–  rdfs:domain

プロパティが属する領域を制約する

•  例:P rdfs:domain C

PはCの領域に属してなければならない

•  複数個の制限がかけることができる

–  rdf:type

プロパティの属すべきクラスを制限する

(26)

RDFで用いるプロパティ(2)

n 

プロパティ間の抽象具体関係

–  rdfs:subClassOf rdf:Property のインスタンスで下位(具体)クラスに属するインスタ ンスが全て上位(抽象)クラスに属するインスタンスであるという 関係 •  例:C1 rdfs:subClassOf C2 C1はC2の下位(具体)クラスである •  推移律の成り立つ関係である –  rdfs:subPropertyOf rdf:Property のインスタンスで下位(具体)プロパティに属するイン スタンスで関係付けられている全てのものの間に上位(抽象)プ ロパティの関係が存在する •  例:C1 rdfs:subPropertyOf C2 C1はC2の下位(具体)プロパティである •  推移律の成り立つ関係である

(27)

RDFで用いるプロパティ(3)

n 

人間用のプロパティ

–  rdfs:label

プロパティに人間が読みやすい名前をつける。

•  多言語による記載などを許す

–  rdfs:comment

•  リソースに関する説明を記載する

(28)
(29)

RDFスキーマにおけるクラス定義

(30)

RDFスキーマにおけるクラス定義

n 

クラス定義の例(

RDF/XMLによる記法)

<rdf:RDF xml:lang="en"

xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns:rdfs="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#">

<!-- Note: this RDF schema would typically be used in RDF instance data by referencing it with an XML namespace declaration, for example

xmlns:xyz="http://www.w3.org/2000/03/example/vehicles#". This allows us to use abbreviations such as xyz:MotorVehicle to refer

unambiguously to the RDF class 'MotorVehicle'. --> <rdf:Description ID="MotorVehicle"> <rdf:type resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Class"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Resource"/> </rdf:Description> <rdf:Description ID="PassengerVehicle"> <rdf:type resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Class"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="#MotorVehicle"/> </rdf:Description>

(31)

RDFスキーマにおけるクラス定義(続き)

n 

クラス定義の例(

RDF/XMLによる記法)

<rdf:Description ID="Truck"> <rdf:type resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Class"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="#MotorVehicle"/> </rdf:Description> <rdf:Description ID="Van"> <rdf:type resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Class"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="#MotorVehicle"/> </rdf:Description> <rdf:Description ID="MiniVan"> <rdf:type resource="http://www.w3.org/2000/01/rdf-schema#Class"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="#Van"/> <rdfs:subClassOf rdf:resource="#PassengerVehicle"/> </rdf:Description> </rdf:RDF>

(32)

オントロジー

(1)

n 

哲学用語「存在論」 広辞苑より

–  あらゆる存在者が存在者としてもつ共通の特質やそ

の根拠を考察する学問。アリストテレス以来、形而上

学の基礎的部門

–  関連する研究分野

•  認識論(epistemology):認識の起源・本質・妥当範

囲を論究する哲学の一部門

(33)

オントロジー

(2)

n 

人工知能の研究

–  計算機による対象表現

•  定性物理の2つのアプローチ

–  デバイスオントロジー
 物理現象を入出力のデバイスによりモデリング –  プロセスオントロジー
 物理現象を属性値に影響を与えるプロセスによりモデリ ング

•  エキスパートシステムにおける失敗

–  エキスパートの知識を目前の問題解決に利用可能な形 で表現することには成功 –  知識の作り方が場当たり的で、再利用性に乏しい

(34)

オントロジー

(3)

n 

定義

–  概念化の仕様(specification of a conceptualization)

by T. Gruber@Stanford

–  問題解決システムを構築する際に用いられる概念の

体系的記述 

by 溝口理一郎@大阪大学

n 

Ontologyの利用法

–  知識の再利用の支援

•  以前に作成した知識を再利用するためには、知識

記述の背景を理解する必要がある。

–  異なる知識に基づくエージェントの協調

•  エージェントAにとってのXという概念は、エージェ

ント

BにとってのX’という概念の関係を理解する必

要がある。

(35)

オントロジー

(4)

n 

類似概念

–  Taxonomy 分類学


RDFスキーマのレベルのようにさまざまな語をカテゴ

リーに分類していく

–  Thesaurus 類義語辞典


語を意味的類似により分類配列したもの

(36)

OWL

n 

OWL: Web Ontology Language

–  RDF、RDFスキーマと組み合わせてRDF、RDFスキー

マでは不十分な概念定義を行うための記述形式

–  Description Logicに基づく概念定義

•  クラス階層

•  属性定義

•  内包的概念定義

•  外延的概念定義

(37)

OWLの成り立ち

n 

DAML+OIL

–  DARPA Agent Markup Language Ontology Interface Layer –  異なるエージェント間の協調を行うためのオントロジー

n 

OWL 2004年2月10日W3CのRecommendation

–  Semantic Webでの利用を考慮し、 DAML+OILなどを基準に作 成 –  記述力とインプリメンテーションのコストのバランスを考えた3つの 規格 •  OWL-Lite:インプリメンテーションを考えた規格 •  OWL-DL:Description Logicの記述制約を受け入れた規格 •  OWL-Full:特に制約条件などを考えずに必要な記述内容を 考えた規格

(38)

クラス定義

n 

RDFスキーマのクラス定義の拡張

–  owl:class rdfs:classのサブクラス(rdfs:subClassOfの

関係)にあり、

rdfsのクラスに関する定義などは利用可

–  クラスとインスタンス(インディビジュアル)


owl:Thing インスタンス(インディビジュアル)


rdf:typeによりクラスと関係付け

<owl:Thing rdf:about="#CentralCoastRegion"> <rdf:type rdf:resource="#Region"/> </owl:Thing>

(39)

プロパティ定義

n 

クラスが持つべき性質

(Property)

rdf:Propertyに変わるもの

–  owl:ObjectProperty オブジェクトが持つプロパティ

–  owl:DatatypeProperty

–  RDFスキーマから引き継ぐもの


rdfs:subPropertyOf, rdfs:domain, rdfs:range

n 

プロパティのタイプ

–  owl:transitiveProperty p(x,y) and p(y,z) → p(x,z)

–  owl:symmetricProperty p(x,y) → p(y,x)

–  owl:functionalProperty p(x,y) and p(x,z)→ y=z

–  owl:inverseOf p1(x,y) → p2(y,x)

(40)

プロパティへの制約

n 

owl:restriction プロパティへの制約

–  allValuesFrom, someValuesFrom

プロパティの値がある特定のもののリストから選ばれ

る必要がある

–  owl:minCardinality

0,1の場合は必須のプロパティかどうかを示す(OWL-Lite)、正の整数(OWL-DL)

(41)

プロパティに注目したクラス定義

n 

クラスの内包的定義

–  ある属性を持つクラス

•  owl:restriction

<owl:Class rdf:ID="Wine"> <rdfs:subClassOf rdf:resource="&food;PotableLiquid"/> <rdfs:subClassOf> <owl:Restriction> <owl:onProperty rdf:resource="#madeFromGrape"/> <owl:minCardinality rdf:datatype="&xsd;nonNegativeInteger"> 1</owl:minCardinality> </owl:Restriction> </rdfs:subClassOf> ... </owl:Class>

(42)

オントロジー間の関係付け

n 

他のオントロジーとの関係の記述

–  owl:equivalentClass 別のオントロジーのクラスと同じクラス –  owl:equivalentProperty 別のオントロジーのプロパティと同じプロパティ –  owl:sameAs 別のオントロジーのインディビジュアルと同一である –  owl:differentFrom, owl:allDifferent 明示的にインディビジュアルが異なることを定義 –  Description Logicの推論の利用
 あるインスタンスが所定の条件を満たしているので、別のクラス のインスタンスとして取り扱うことができる <owl:Class rdf:ID="Wine"> <owl:equivalentClass rdf:resource="&vin;Wine"/> </owl:Class>

(43)

複雑なクラス定義 (

OWL-DL)

n 

集合論的定義

–  intersectionOf, unionOf, complementOf

n 

外延的定義

–  oneOf 構成するインディビジュアルによりクラスを定義

n 

排他的定義

(44)

OWL Full

n 

クラスをインスタンスとして扱うことができる

–  例えば、

•  クラスとして車→日本車

•  インスタンスとして、クラウン、シビック、マーチ

•  一方で、

–  クラウンをクラスと考え、Aさんが持っている2000年式の白 いクラウン(車体番号○○×)をインスタンスとする

(45)

複数のオントロジーの統合に向けて

n 

メタデータとして公開されている情報からオント

ロジーを統合する候補の生成 

Ontology

Matching

–  表記やエントリーの類似性に基づく評価尺度の導入

–  Web2.0的なアプローチによるオントロジーマッチン

グ環境の提案

(46)

まとめ

n 

Semantic Web:コンピュータが意味を理解するた

めには

–  構造的データの記述の標準化


XML, RDF, ...

–  記述するデータが用いる概念の標準化


⇒オントロジー

n 

オントロジーの活用方法

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