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中部ネパールの段立地形区分

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Academic year: 2021

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(1)Title. 中部ネパールの段立地形区分. Author(s). 秋葉, 力. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. B, 生物学,地学,農学編, 30(2): 179-188. Issue Date. 1980-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6372. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 北海道教育大学紀要 (第2部B) 第3 0巻 第2号. 昭和55年3月. lo fHokka J idoUn i i ou r na fEduca i Sec i l tyo t t ve r s IB)Vo on( onl .2 .30 ,No. Ma 80 r ch ,19. 中部ネパールの段丘地形区分. 秋. 葉. 力. 北海道教育大学岩見沢分校地学研究室. C1ass if icat ion ofthe F1uviaI Terracesin Cent raI NepaI Ch ikara AKIBA Ea i thSc I i r to l l ence Labo ido Un iver i fEduca i ra ry a m tyo t W z awa Co ege s on , ,Hokka , lwami zawa068. Abstract. l I ln November tin Cent ra ,1969一January ,1970 ,the author hase surveyed a metamorPhic be. ion theauthorhasea l l i f iedthef l iater ingthetoPograPhic l NePa soc uv racesus ass , onthisoccas , i l t linch:l mi )publ map( e shedbythelndi an Governmen .. Thef l lterracesinthe Ka iv idedinto an a l du Va l th l luv i l負ood p uvia l in ー ma l l ey are d a tan a ,Pa. ter 1280-1320m in he ight race( ) 13m -1370 m) race( 1340一1400 m) r race( ,Thimiter ,Gokarnate ,. Swayambhunathter 1380一1450 m) l i f i igherter race( 1500-190o a ss edh racees( ,andagroupofunc m) .. ingf ive ferosion on the surface, and the relat Judg rom the sedimentary faces,the degree o. he ight f rom the river bed,it is estimated that the Patan terrace was formed in the latest P1 istocene orear ly Ho locene Age t fan l ike p l in)in e race( ‐ a , he Thimiterrace andthe Gokarnater. thel dtheSwayambhuI醍三thterrace andthe h te P1eistocene Age,a igherterracesin the midd l a 1 r e P1 istocene Age e. . i Thel l t l ake depos shad been forminginthe Kathmandu Va ey andthelake water had been. ionas Ros he ESE di iKho l ive lthe Gokarna terrace was formed,and t i running tot )unt r ec a( r r. iono thenatthestageofformat fTh imiterracetherunn ingd i ionoftheriver waschangedto rect l thesouth as Bagmati Kho thmandu vaney disappeared. abythe piracy ofthe riverandthe Ka Thec l i f ica iono fthef l lterracesin Mahabhara t inr iKho l tLekh(mounta ) ass uvi a zmge a , Mad , i( iver l l l tedtothatinthe Kathm瀧ー du Va )are cor andSun Kos r re a ey , “ ” The watersucface o f P副 i L i ininthel tedinthe pokhara pl ‐Pokha ate aeo ra Lake wh ch ex s a. P1 istocene Agelowered step by step un i lthe surface reached the p l in corresponding to the t e a. Timiterrace,anddi sappea red completelyinthe Holocene Age , テ ーチス協会業績 第27号 (17 9 ).

(3) . 秋. 葉. 力. ま え が き. 69と 0年1月まで, 約80日間, 北海道大学ネ パー ルヒマラヤ学術調 査隊19 1969年11月から197 して変成帯調査の際, その時々において, 山岳地帯に発達する段丘状地形を面区分し, その高度を 測定, 堆積物を観察した. また, カトマンズ滞在中, 一週間を費し, カトマン ズ盆地 の段丘面区分 を 行 っ た.. 高度測定は、20m目盛りの バロメーターによるものであり, 補正も十分に行えないため, 絶対高 度は不確実 であり, 比高は±5mの誤差をもっ ている. 低位の段丘の比高は, 目測によっ た. 地形 l ) の地 形図 か ら河川 . 道路.部落 図は手元になく, イン ド政府発行のlinch: l mi e(1/63,360. 名をトレスした不完全な地図に頼っ た. この地図には÷ 部分的に高度が記入されているが, 地図上 から地形を読みとることは困難 である. また, カトマンズ盆地の一週間は, その広大さからみて, 全域を展望することは不可能 であり, とくに山かげなどは 推 定 を加 えた. これを, Geo ‐Buch Ver‐. l 977 ) 発行の1万分の1地形図によつ て補正した. 空中写真のみ でつくられたこの地形図から ag(1 読み取れる地形面と, 現地観察によるものとには, 若干の食い違いがあり, 現地 で再確認する必要 が あ る け れ ども, こ ・ では こ の 地 形 図 に 従 っ た.. これま でにネ パー ルにおける河川の特徴,あるいはカトマン ズ盆地の表層堆積物の報告はあるが, 河岸段丘の面区分については, 本文の第3図のような表 現の断面図があるのみ で, その分布まで明 ら か に さ れ て い な い.. 上記のように, 調査に不完全なところが多いとしても, 今後の調 査 の緒に でもなければと思い, 69隊員, 太田晶 9 一 試案として報告する. 調査に協力された北海道大学ネ パー ルヒマヤラ学術調隊1 秀博士, 在田一則博士, 古川宇一氏, 中須賀常雄氏, 丸尾祐治氏に感謝する.. 1. カトマン ズ盆地の地形面区分 l l thmandu Va カ ト マ ン ズ 盆地 (Ka ey) の 平 坦 面 は, 南 北 25km, 東 西 30km に わ た り, 周 辺 は 高. i t .り, Bagma 度 2,000~2,500 m の 山 に 囲 ま れ, 中 心 に 向 っ て 流 れ る 河 水 は カ ト マ ン ズ の 南 に 集 ま. iKho l Kho l l aおよびその支 流の流域には, 数段の平坦面が形成 l) と して 南 下 して い る. Bagmat a(i さ れ て い る。. これらの面を区分し, 低位の面から次のように名付ける ( ,第1図) . W 沖積錐 W. 沖積 氾濫原. V. Pa tan面. W. Th imi 面. m. Gokama 面. 1 I Swayambhunath 面 r l. 高 位 未 区分 段丘面. 90 o mにある平坦面であり, 主として尾根を形成している. 面 高位未区分段丘面:標高1,5 00~1,. は 約 1,90o m, 1,700 m, 1,500 m な ど数 段 に わ か れる 可 能 性 を も っ て い る が, 望 見 に よ っ て い る の (18 0 ).

(4) . . . . . . . . - 蕃繁擁護孝 i 名 器 - 彦 . , 艶建物務. 遊. @ . へ 辱‐ ′ ;; ′y, 上 6 0』 もム ヱ 一。 ,. 堵 。. \\. . ◎、 。二′. ”. 多溺 雑務 畷諺 姿勢霧 義務 遜麹 “ ′ ””. . . . . 総豪 澱鰯逗霧膨霧霧 彩拶霧瞥 三 協 嬢雑務 務 愛 ゑ ゐ …′ を 彦溺 騒 ぎ 残 溺 愛 一 . - 十 ′ -▼ ′ ′ 繁 -雑務 . ; 報灘艦 い. . 膨締. . . . β i r g o 影 雛 形 彩 霧”勃 〆-- ご 解きキメラ , 、 . - 戦 -. . ′ ▼ . - . ー ー ー - ・ ′ β . - - ′ ′ 0 - ー . ′ ▲ ′ ′ ′ ; : ー ′ ▼ ′. . . . . . 0. 第1図. “ … ; 銘 謬る. 5km. カトマン ズ盆地の地形面 区分図. imi 面, tan 面,4:Th 1 : 沖積錐,2:沖積 氾濫原又 は山地,3:Pa. t h 面, 7: 高 位未区分段丘面, 5 : Gokarna 面, 6 :Sway ambhuna 8:観察ルー ト, 9:柱状図地点 (第2図参照). (1 ) 81.

(5) . 中部ネパールの段丘区分 で, 堆 積 物 の 存 在 は 不 明 であ る。 マ ハ バ ラー ト 山 脈 (MahabharatLekh) では, こ の 1,500 m 前 後. の面に対応する1,90omの出尾根を連ねて推定される面で, 磯層を観察しているところから, 段丘 堆積物は存在すると考え, カトマン ズ盆地周辺の尾根に存在する平坦面として, こ・では一括した. Swayambhunat顔 面 ;1,380~1 450 m 前 後 に あ る 平 坦 面 で, 下 流 に 向 っ て 緩く 傾 斜 して い る 出 , .. 尾根上に存在し, 小面積の分布 であり, 居住のための平坦化もおこなわれているため, 面の平滑の 度合いを知ることは出来ない。 堆積物として, 喋層 o 泥炭層などを部分的に観察できたが, 桂状図 をとるま でにはいたらず, 今後の調査にまつところが多い。. Gokarna 面 : 山 際 では 1,400 m 下 流 に 向 っ て 1,340 m と 緩く 傾 斜 し, Godavaロ,Bhadogaon 北 ,. imi面とは比高5 m位 であるが, ところによっ て比高が 東では扇状地状の地形を呈する。 下位の Th imi 面 に く らべ て傾 斜 して い る こ と, お よ び侵 食 がよ り 進 ん でい る こ と に よ っ て 面 なく, た だ Th ,. 0~1 5mである. を区分しえるところもある. 現河床との比高は1. l i北 西 iKho l iagaon 付 近 と, Godava a と の 峠 Dandagaon の 北 西 4km, Deo カ ト マ ン ズ 盆 地 と Ros. l iKho l i(Godava 5 km, DE皿 頭ta a 右 岸) での 堆 積 の 様 子 を, 第 2 図 1, 2, 3 に 示 す。 こ の 面 の 堆. 積物は面と平行に, 緩く盆地の中心に向っ て傾斜し, 灰色シルト層, 数枚の泥炭ないし泥 炭質粘土 層を挟み, 細粒砂~細喋を主体としており, 砂層は板状またはクロス・ラミナを示すことがある。. Gokama面を形成する堆積物は以上のように湖沼堆積物と考えられる. しかし, カトマンズ盆地の 北東に分布する Gokama面は遠望によると扇 状地状の地形を呈しており, 泥炭を挟む地層の上は, 砂礎を主体とすると伝えきいている。. Thimi 面 : 標 高 1,300~1,370 m の 平 坦 面 で あ り, や ・ 波 状 地 形 を呈 す る Pa tan 面 と は 比 高 30 。. ~40 m で, 現 河 床 と の 比 高 は 45 m 前 後 であ る。. この面を形成する堆積物は, 各処 で観察できる。 1例を第2図4に示す. 泥炭ないし泥炭質粘土 を4層以上挟み, 白色粘土の薄層も挟むが, 大部分は砂~中僕の互層からなる。 とくに山に近いと. ころでは粗粒砂~中 磯からなり, 盆地の中心部では細粒砂~細礎の互層 であり, 泥炭質層もこれら imi面を形成する堆積物は, 湖沼性の堆積物と考えられる。 この堆積物 と互層するところから, Th と前記 Gokama面の堆積物との上下関係は見出されていない。 しかし, 前者は水平層 であり, 後者. は緩傾斜の地層 であるところから, 不整合関係にあると考えられる。 280m と非常に平坦な地形面である。 沖積 氾濫原 Patan面:上流で標高1, 32 0 mから, 下流で1, とは 1~ 2 m の 比 高 を も つ。. imi面の堆積物の上に,,厚さ 0,5~ l m のロ ー imi面の侵食面であり(第3図5) この面は Th , Th imi面の堆積物中の泥炭質粘土が地表直下に存在するところでは, 表 ム質風化物をのせている。 Th t 土をはがし,泥炭質粘土による日ぼし練瓦などの生産が行われている.Pa an面を最 低位段丘と呼 ぶ こ と が でき る。. 沖積氾濫原 :現河川に沿っ て, 幅狭く存在し, 2段に区分できるところもあるが, こ・ では一括. した。. l i司cone l 沖積錐:山際に存在する沖積錐(a )のほか,崖錐状のものもこれに含める.地形によっ uv. て区分されたものであり, 堆積物の観察は行われていない。. 時代:各段丘面の形成した時期を論ずる資料に乏しいが, 面の開析の様子, 面の平坦の様子から,. 次のように推定する.. Pa tan 面は更新世後期又は完新世初期 Th , imi 面,Gokama 面 は 更 新 世 後 期,Swayambyunath 面,. 高位未区分段丘面は更新世中期のものであろう. この更新世中期との推定は, マハ バラート山脈南 3 ) (18.

(6) . . 秋. 41.. 2. 力. 葉. 3. 4. 1320m. 1390m. 朋 圏. ▼ー ー ▼ー ー ・ ・ . . ◎ oe oず o. u覇. 圏 璽. 6. 5. ,36om. 1370m. 1370m. T州 賀f. ニー--. 0 もも 品 冨 翼 々. .. . . . ・ ・ . ・ ・ . ・ ・ ・ ・ 〇 0 0 00 9 . .・ , . .,. 1315m. . . oo 00 00 …o oo. . … .. ooo . 〉 ′ゞ:;. 三 一 を 璽三雲 。 。 書 畠 宅罰. .. ′. o ; o o翼 。 .. .. . , ′・. ◆ ・. L‘, ,▲ ▼ 呈 リ ・“ ’ ;貨 ヒ ′ ! ÷ は L ,. i o。 00 0 ! 0O. 0o′ 1 1。. !0 O りO 00. 圏 m薬 を続. 皿A 圏B. O0O. . C. □D. 図E 第2図 各地点の柱状図. 1 ~ 3 : Gokama 面, 4 : Thimi 面, 5:Pa t an面(1~5 はカ トマ. ‐ ン ズ盆地, 第1図の柱状図地点番号と同 じ) , 6: ポカラ北方 Lana cham, C2 面 (2~6は同一縮尺) A:表土, B:泥炭及 び泥炭質粘 土, C:粘 土及 びシルト, D:砂, E:礎. (1 84 ). oo.

(7) . 中部ネパールの段丘区分. 麓の河岸段丘と対比 し, 両者と も, Gokarna 面 と Swayambhunath 面 と の 間 は, 時 間 間 隙 が大 き い こ と を根 拠 に して い る。. 地史:各段丘面の分布状態・堆積物から, 各段丘面の形成は次のように組み立てることができよ. つ.. Gokama面形成期にはカトマン ズ盆地が湖として存在し, Gokama面の堆積物が, 湖沼堆積物と iKho l して沈着した。 また, 湖水は東南東方向に 溢流し, Banepa を通 り, Ros a と して 流 れて い た。. l Th imi面形成期になっ て, Ba iKho t aは北上してカトマンズ盆地を争奪したが, 湖沼は存在し gma 、古 カ ト マ ン ズ湖″ は消滅したと考え t て い た。 Pa an 面 形 成 期 に な っ て, 現在 の 河 川 系 が形 成 さ れ,\ ら れる。. 2. カ トマンズ南方, マハ バラート山脈の段丘地形 カ トマ ン ズ盆 地 の 南 に は, 2,ooo m ~2,500 m のマ ハ バ ラ ー ト 山 脈 (MahabharatLekh) がほ ゞ東. 西に続き, この山脈には段丘状地形が観察され, しかも, 河川に沿っ ては明らかな河岸段丘が発達 している. これらを高位から仮にA~E面と大きく 区分した。 その模式断面図は第3図 1の通り で あ る.. 200m 前後にある出尾根を連ねることによっ て, 鼻面:一見して段丘面とわかるものではなく,2,. 一 つ の面 を 推 定 でき る と い っ た も の であ る。. B 面 : こ の 面 も ま た, A 面 のよ う な 出 尾 根 を 形 成 して い る が, 標 高 1,910~2,loo m の や ) 平 坦 な. 0~300m の比高を持ち, この間に少なくとも2段の小さな段丘状面が存在 面であり, 次のC面と26 imphd iでは礎層を観察することができる。 する. なお, Bh C 面: 標 高 1,560~1,610 m で, 次 の D 面 と は 150~220 m の 比 高 を 持 つ。 緩傾 斜 の 平 坦 面 であ り,. や・波状地形を呈する。 堆積物としては砂 礎層が観察される。 D面との間には, 少なくとも2段の 小さな段丘が存在する. C面とD面との間には,扇状地が形成されていることがある。 この扇状地はC面を覆い,D面に切 ら れて い る.. D 面 : 標 高 1,375~1,390 m で, 次 の B 面 と は 45~60 m の 比 高 を 持 つ 平 滑 な 面 であ り, 砂 磯 層 が. 観察される. E面との間には, 少なくとも1段の小さな段丘が存在する. 賦面:現河床から5~lomの比高をもつ平坦面で, 河川に沿っ て存在するが, 欠除している場合. もある。 この場合, 恐らく沖積氾濫原によっ て消滅させられたものであろう。 時代:以上の各面の時代を示す資料を, 現在のところ見出していない。 地形面の平坦の程度及 び 河川の開析の度合いから次のように考える. E面は完新世とも考えられるが, 更新世最後期かもしれない. D~A面は更新世であろう. この うちC~A面は 現河川に沿っ た分布 ではなく, D面とC面との間には扇状地が存在し, この間に地. 史的なギャッ プが考えられる。 A面が段丘面と呼ばれるべきか問題 であるが, B面との類似性から 段丘面と推定した. 開析の度合いを考慮に入れながら, カトマン ズ盆地 に分布する各段丘面と対比すれば, 第1表の ようになろう.. ) 85 (1.

(8) . 力. 葉. 秋. 第1表 地形面対比表 マハバラート山脈. カ ト マ ン ズ盆 地 沖積氾濫原. }E面. Pa tan面. D面. Th imi面 Gokama 面. 扇状地面. Swayambhuna th 面. C面. 高位未区分段丘面. {閣. .. 3. ポカラ周辺の段丘地形 Se iKho l t )の町から南東部にかけて, 平坦な面が広く発達 し, a の中流に位置するポカラ(Pokh ar a. l iKho l lな どの 湖 が 存 在 す る. Se l o胡) t tTa aお この面の上には, PhewaTa , BegnasTa , Rupako よ びその支流は, この面を著しく下刻 し, 河川に沿っ て数段の段丘を作っ ている.. 以上のような独特な地形をもつポカラ周辺の地形を, 全体にわたっ て観察したわけではなく, 変 成帯調査中 に通過 したポカラの北部および南東部 で, 部分的観察を行っ たにす ぎない.. ポカラ北方5 km の Lanachaurに お け る 面 区 分 を 模 式 的 に 示せ ば, 第 3 図 2 であ る, C 面 な い し. D面, 恐らくD面が南部に向っ て広く 発達しているものであろう. この地点で観察した C2面の柱状 図を第2図6に示す. 堆積物の様子から, 湖沼堆積物と考えられるし, その堆積物を侵食後, さら l l iKho t aの中 流に a の 一 支 流, Anpu Kho に湖沼性堆積物を堆積したことがうかがわれる. また, Se D h d 誠 あたるこの平坦面の南東端 e o r p e e でも, 古い湖沼堆積物を侵食して, その上に新しい湖沼堆. 積物を堆積しているのが観察される. なお, D面の堆積物は観察していないが, 同様の堆積作用に よるものと思われる.. RupakotTa lは 一見 沖積氾濫原に存在する湖のように見えるが 実は第3図2のD面相当面の凹 , ,. 地にたまっ た湖 であっ て, せき止め湖, 構造陥没湖などのような湖 ではない. 恐らく他の湖も同様 であろう. このような凹地が, 基盤岩類 の沈降を考慮する必要 があるような, 特定の位置に分布す る か どう か は判 っ て い な い.. ″ ,以上のような部分的な観察 ではあるが, ポカラ周辺の第四系から, 古 ポカラ湖 と呼ばれるべき 湖が存在し, 時代とともに段階的に水位を下げ, 堆積物を侵食し, その上に新しい堆積物を堆積 し,. より低い堆積面が形成されていっ たことを, うかがい知ることができる. すくなくも, D面形成期 の終り ,ま で湖沼堆積物は沈積 したが, 完新世には湖水が完全に流出し, 現在のような段丘地形が形. 成されたと考 えられる. ポカラ周辺の平坦面に隣接する地域に, 無能河川 が存在することも考え合 わせれば, ポカラ周辺の詳細な調査は, 河川の争奪とともに,u古 ポカラ湖ぜ が段階的に小さくなっ ていく様子を読みとることになろう.. (1 8 6 ).

(9) . 中部ネパールの段丘区分. . 1 330m E R i v曾. . . . . ー q. m 泌㈲ 鯛 認〒 2 。. 冥 福 一 徳, 呉 R 1 q i v e rq. 鐘. 隣. D2. 2 om. ・ 7m. ,錨. 1520m. B. 、A?. 2 0m 〆′′. 2. 第3図. マハ バ ラート山脈と ポカラ北方の段丘断面図. 1:カトマン ズ南方, マハ バラー ト山脈南麓 iKho l 2: ポカラ北方, Se t a 上流 l:沖積氾濫原, 破 線: 現河床 a. ま. と. め. l l 1.Ka thmandu Va in は 更 新 世 に は 湖 であ っ た と 推 定さ れ 完 新 世 に は 消 滅 した ey a ,PokharaP1 , . 2. 上 記 2 地 域 の 段 丘 面 区 分 は, Mahabhara tLe kh に存在する段丘状地形と対比が可能 である. 。. l南 麓 Mad なお, こ の ほ か 概 査 を 行 っ た Lamiung Hima iKho l thmandu 東 方 Sun Ko i( a i =) の s ,Ka 流域に も, MahabharatLekh で行 っ た 面 区分 が あ て は ま る。. 不完全な観察 ではあるが, 中部ネパールに見られる段丘地形を, 上記のようにまとめることが で きよう. これま で河川の独特な特徴から, 侵食 o 隆起の想定, あるいは河川の争奪について論じら. れているが, 平坦面地形の面区分による堆積物の検討はなされていなかっ た。 筆者は6つの大まかな面区分を行っ てみた。 今後, 広域のしかも密度の高い調査によっ て, 修正 されること であろう。 また, 氷河と段丘との関係を追跡することによっ て, 氷河期との関係も明ら lの 南 麓, Se iKh t か に す る 必 要 があ る. すく なく も, Annapuma Hima l o aの上流では, 氷河と段丘 との関係は不明 であっ た。. l このほか, 黄土様のシルトが段丘堆積物層 中に挟在 し Gr tHima aya の 南 麓 では, 雨 が 降 っ た , ea あと 「黄色いものが積っ ていた」 とか 「むぎ粉のようなものが降っ てきた」 と, 現地の人々は述べ ている. 黄土と段丘堆積物との関係は, 今後に残された問題 である。. ) (1 8 7.

(10) . 秋. 葉. 力. 参考 文 献 00oandl: 1977 i fo thmandu Vaney MaPs l iChende Hochgeb ) insChaf Arbe i rgs r schung( tfurve t rg e sgeme , ,1:10 ,Ka l M i h h V B G 50 o o o r a u n c e e ‐ uc g . , , . o 1 l fthe Hima Gans 1 ey 4 1 96 ayas ser ) O Ew o . ・289 .p ,London .( , Wi ,A ,Ge。 l l i e tud.G I fN 副 IS 1 se h l i z G T R t e Hagen t I 証 v e o 1 9 6 9 e o o c a . r n e P . .86 ( ) e o o y .Na g .Schwe ,Hf .Denkschr ,Bd p .1 ,VO , . , i h 1 1 8 5 Z ロ r c p . . , ,. パール, P 0 ) 97 2 広島三郎 (1 .45一5 , 日本ネパール協会. , マルシャンディ 川の地形について. シンポジュウム・ネ M a d i b h H i 5 3 6 t dB 1 f 1 d i s r a s n o a m S G B i Kr 1 968 ) . shn zm,M. .( , , o0gyo n aan urma.p・ , gg ( 五〇gr teo ion f Ground Wa r s l f Nepa ica l map 。 to t e rSect Sha 1 9 96 . ) og . Hy . Me , Hi rma , Dept . Repor . K.( ,C ,Geol ’ fNep副,Ka thumandu Ma ty je rnmento s s Gove . ientLongmans ta G e D P 1 9 6 9 Thapa T h N B d ) ( o n a a . a graphyofNeP副 P .p .205 ,C副cut ,0r , , . . , . .. 1 7一2 7 5輯, p ) 969 .19 渡辺興亜・石田隆雄 (1 . , ヒマヤラの氷河について, 1. 低温科学, 物理篇, 第2. iv i l l thmandu Vaney l imina ton Geomorpho i 1973 ogyofKa , Yonech ) r ryRepo , e ,Rep , ,Sc ,Tohoku Un ,Nepa ,A Pr ,F,( 1 I 1 5 3一1 6 W,VO.23 . . ,p. (1 88 ).

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