2011年3月
契約トラブル注意報!!
怪しい社債の勧誘
最近、怪しい社債の契約に関する相談が増えています。
『元本保証・高利配当』
を謳って消費者からお金を集め、初めのうちだけ配当を支払うものの業者とは
連絡不能になったり、社債発行会社の実態がなく解約にも応じない等、詐欺的
なケースがほとんどです。高齢者のトラブルが多いことも特徴の一つです。
《事例》
突然A社から自社社債に関するパンフレットが送付されて来た。その後B社から
「A社から資料が届いていないか?」と電話があり、届いていることを伝えたところ
「投資家に頼まれてA社の社債を探している。あなたがその社債を購入すれば
我々が2倍で買い取る。」と言われたので購入した。しかしその後、B社はいろいろな
理由をつけては買取を引き延ばしている。騙されたのではないかと思うので解約したい。
被害にあわないためには・・・
①
見知らぬ業者等の社債は契約しない
②
社債買取業者の勧誘に耳を貸さない
③
一人で判断しないで家族や友人に相談する
詐欺的要素が大きく、一旦お金を支払ってしまうと被害の回復は
きわめて難しいので、うまい話には耳を貸さずきっぱり断りましょう。
―いったん業者の手に渡ったら取り戻せないー
最近、消費者の自宅を訪問し、金やプラチナ等の貴金属を
使ったアクセサリー類を買い取るというサービスに関する
相談が数件よせられました。相談内容は「突然自宅を訪れた
男性から、不用品があったら買い取ると言われ応じたところ、
手持ちの貴金属を見せて欲しいと言われ見せると買い取りを執拗に
勧められ契約してしまった。後で買い取り価格が安すぎると思い解約しよう
としたが、業者の名前も連絡先も分からない」
「貴金属を高く買い取ると言って
訪問してきた業者の勧誘がしつこく迷惑」
「買い取りの際に住所・氏名・電話番
号を書かされた」
「個人情報を悪用されないか心配」といったものです。不意打
ち的に買い取りを勧誘され買い取り価格が妥当かどうか比較検討できないまま
契約させられるというケースが目立ちますが、一旦業者に貴金属を渡してしま
うと、その後返品を求めても取り戻せないことがほとんどです。
被
被害にあわないためには・・・
①
買い取ってもらうつもりがないなら毅然と断ること。
訪問した業者に退去を求めても居座ったり、脅されたり
した時は警察を呼ぶこと。
②
契約するかどうかは慎重に検討し、契約前に業者の
住所や電話番号、古物商許可証等の提示を求め、
①未公開株や怪しい投資に関するトラブルが急増!
被害にあった人に新たに購入させる手口や、複数の業者が勧誘に登場する 劇場型の手口が見られた。
②クレジットカードの決済代行が関わるトラブル深刻化
ネット事業者が海外のクレジットカード会社等の加盟店である決済代行業 者を経由し消費者に利用料を請求する事例が多い。
③クレジットカード現金化をめぐるトラブルに注意!!
当座の資金に困ったカード利用者に、ショッピング枠を現金化するように
勧誘するもの。「クレジットカード会員規約」に違反する行為であり、結局は
自分の債務を増やすことになります。
④ネットを利用した手軽な副業トラブル増加
高額なウェブサイト作成費用を支払ったが収入にならないといったアフェ リエイトやドロップシッピングの相談が多い。
⑤マンション販売、住宅リフォーム等の悪質勧誘!
「投資用マンションの購入を勧められ断ると脅された」などマンションの 悪質な勧誘や住宅リフォーム工事の訪問販売の相談が目立つ。
⑥自動車の安全性
⑦子どもの事故
子供の火遊びによる使い捨てライターが原因の火災、ローラーシューズに 関する事故
⑧「消費者ホットライン」
(0570-064-370)始動
消費者ホットラインに電話すれば身近な消費生活相談窓口に繋がり相談を 受けられる
⑨新たな「消費者基本計画」策定
訪問販売等で契約(申込み)をした後に、その契約を取りやめたい場合、契約書を受け取っ
た日から8日以内に書面で申し出れば無条件で契約の解除(申込みの撤回)ができる制度。
会社の代表者あてに書面で発信する必要があります 。また、支払いがクレ ジットの場合は信販会社あてにも同じ通知を出しましょう。発信の証拠を 残すため簡易書留で送付します。
「自筆で書くこと」
ハガキの場合(簡易書留で)
♪~
いらないものはきっぱり断る
~♪
♪~
契約する前に家族・知人に相談する
~♪
♪~
玄関に入れず、名前と用件を確認する
~♪
不安やお気づきの点がありましたらご相談下さい
相談は月曜日から金曜日・・・・午前9時から午後5時までです
発行