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中 国 単 月 として 過 去 最 高 の 462,300 人 が 訪 日 6 月 の 訪 日 中 国 人 数 は 462,300 人 となり 前 年 同 月 173,046 人 に 比 べ 167.2% 増 加 し 単 月 と して 過 去 最 高 を 記 録 した 2013 年 9 月 以 降

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(1)

【韓国】

6 月の市場動向トピックス

 円安基調の継続 先月の流れから引き続き円安基調で推移。最安値が 6 月 3 日の 100W=11.22 円(100 円 =891.18W)、最高値が 6 月 28 日の 100W=10.76 円(100 円=929.61W)。為替の面から見れば、 訪日旅行が割安と捉えられる情況が続いている。  中東呼吸器症候群(MERS)の訪日旅行への影響 5 月に韓国内で中東呼吸器症候群(MERS)の感染者が確認されたのち、6 月には感染者が 急増。6 月を通して死者が増え続けた状況を受け、中国などアジアを中心に世界各国から韓 国への旅行はキャンセルが相次ぎ、韓国へのインバウンドに深刻な影響を及ぼした。加えて、 韓国内においても、自衛手段として人混みを避ける心理が働き、国内・国外への旅行控えに 繋がった結果、6 月の訪日韓国人旅行者数は先月に引き続き当該月の最高記録を更新しつ つも、今年 1 月~5 月までの勢いに比べると、伸び悩んだ。 また、MERS は訪韓日本人旅行者数の減にも繋がり、6 月下旬には、地方空港を中心に同月 末から 8 月初旬にかけての減便・運休が相次いで発表された。7 月以降の訪日旅行にも影響 を及ぼすことが懸念されるが、減便・運休外の路線における航空会社・旅行会社の予約状況 は好調であることから、訪日旅行全体に与える影響は軽微と考えられる。

6 月の主なプロモーション活動

 主に 20 代~30 代の若者層をターゲットに作成した広告宣伝動画(30 秒、2 パターン)を韓国 のケーブルテレビ等で放映するとともに、ウェブサイトや FACEBOOK にも掲載し、日本各地 への個人旅行需要を喚起した。  キリンビール社とのタイアップによる訪日旅行キャンペーンを展開し、キャンペーンの応募ウ ェブサイトではビールにあう日本各地のグルメをテーマに情報発信し、訪日旅行を促進した。 ケーブルテレビ等で広告宣伝動画を放映 キリンビールと提携したキャンペーン

(2)

【中国】

6 月の市場動向トピックス

 単月として過去最高の 462,300 人が訪日 6 月の訪日中国人数は 462,300 人となり、前年同月 173,046 人に比べ 167.2%増加し、単月と して過去最高を記録した。2013 年 9 月以降、22 か月連続で当該月の過去最高を更新して いる。  端午節の時期のずれ 昨年は 5 月 31 日から始まった端午節連休が、今年は 6 月 20 日~22 日になったため、連休 の海外旅行需要が 5 月ではなく 6 月に発生し、大幅増加に寄与した。  訪日クルーズの増加、航空路線網の充実 クルーズによる訪日客数は昨年 6 月の約 17,000 人(6 便)から約 75,000 人(30 便)に大幅増 加。航空路線においても輸送力が大きく増加しており、大阪-天津が 2 便→7 便/週や、那覇 -上海が 4 便→7 便/週になるなど既存路線の増便が相次いだほか、鄭州や合肥など地方路 線を中心に新規就航も増えており、航空路線網の充実が訪日旅行増加に寄与している。

6 月の主なプロモーション活動

 夏休み時期の訪日旅行需要喚起を目的に、天津、大連、西安、南京、杭州、成都、など 12 都市で屋外広告、北京、青島、広州、深圳など 7 都市で大手旅行会社と共同広告を実施 した。  北京最大の旅行博覧会である北京旅遊国際博覧会(BITE)に出展し、夏の時期の訪日旅行 PR を行った。日本パビリオンは JNTO を含め 19 団体 36 ブースから成り、BITE の日本パビリオ ンとしては過去最大の出展となった。また、併催事業として実施した商談会では日本側出展者 と中国側旅行会社のそれぞれ 20 団体が参加し、活発な商談が行われた。 多くの来場者でにぎわう BITE の VJ ブース 活発な商談が行われた併催商談会

(3)

【台湾】

6 月の市場動向トピックス

 6 月も単月最高を更新 2015 年 6 月は 345,200 人と引き続き単月として過去最高を記録した。6 月 19 日~21 日の 3 連休(端午節)や 6 月末から始まる夏季学校休暇にあわせて、ラベンダー等花の季節を迎えた 北海道や、USJ 人気による大阪への渡航が非常に好調で、持続する円安傾向や、LCC を中 心とした航空便座席供給量の増加も追い風となった。 さらに、5 月末の韓国における MERS 感染拡大に伴い、韓国-台湾路線の減便や台湾からの 訪韓旅行のキャンセルが相次ぎ、渡航先を日本に振り替える需要も発生した。一方、5 月より は落ち着いたものの、ホテル・バスの手配難や経費の恒常的な上昇も続いている。これによりツ アー価格が上昇するなかで、LCC の就航とともに団体旅行から個人旅行へのシフトが進んでい る。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 23 日~25 日の 3 日間、台北、台中、高雄の 3 都市において「台湾訪日教育旅行現 地説明会」を開催した。訪日教育旅行の拡充を目的に、台湾の高校の先生方を招待して、 訪日教育旅行の実施に関する説明や、日本各地の自治体・教育関係者と、モデルコース、 学校交流手配、教育旅行素材等について意見交換などを実施した。今年は例年に比べて 台湾側、日本側共に参加者数が多く、熱気を帯びた会となり、訪日教育旅行の実施に向 けて機運を高めることができた。  6 月 28 日、台北にて中国地方を紹介する消費者イベントを実施。家族層をターゲットとして、 台湾で人気の女優鍾欣凌(ジョン・シンリン)親子を起用したショートムービーを上映した。出 演者によるトークショーのほか、ブロガーや旅行会社から中国地方の多彩な観光魅力を紹介 した。(キャンペーンサイト「来去日本交朋友」 https://secure.visit-japan.jp/vjt-cpn/) 訪日教育旅行現地説明会 中国地方紹介の消費者イベント

(4)

【香港】

6 月の市場動向トピックス

 単月として過去最高を記録、LCC 各社による新規路線就航・増便による旅行需要が増加 6 月の訪日香港人数は、前年同月比 75.4%増の 137,000 人と好調に推移し、5 月に引き 続き、単月過去最高を更新した。夏休み需要の本格化を前に、LCC 各社では日本線の新 規就航や増便を相次いで行った。ジェットスター・ジャパンが成田便(週 3 便)を新 規就航させたほか、香港エクスプレス航空は関西便、ピーチ・アビエーションは那覇 便を増便し、高まる訪日需要を後押しした。  ピーク時を避けた個人旅行客により訪日需要を維持 6 月は通常期よりもやや繁忙になるショルダーシーズンではあるが、7 月、8 月は訪日 旅行のピークシーズンで航空券やホテルの料金が高騰するため、これを避けた一部の 旅行者による訪日需要が高まった。  MERS コロナウイルスの影響による訪日ツアーへの変更 6 月 9 日の国家保安局による渡航勧告レベルの引き上げを受け、香港旅遊業議会(TIC) は韓国への団体旅行中止措置を実施している。この影響により、訪韓予定であった旅行者 が目的地を日本に変更する動きがあり、訪日旅行客の増加につながった。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 11 日~14 日にかけて行われた「香港国際旅遊展(ITE)」(来場者数:4 日間で約 9 万人)に、ジャパンパビリオンとして共同出展者 28 団体とともに出展した。併せて、 開催日初日には日本側 20 団体、香港現地旅行社 25 社による商談会を開催し、訪日旅 行商品造成の促進を図った。  13 の旅行会社と、四国(夏編)のクリエイティブを使った共同広告を実施した(6/3 ~6/30)。期間中に合計 30 回の露出がなされ、雑誌やフリーペーパーなどを通じて、 多くの市民に PR した。 割引航空券の販売 共同広告の一例 香港国際旅遊展(ITE)VJ ブース

(5)

【タイ】

6 月の市場動向トピックス

 先月に引き続き各月過去最高を記録 前年同月比 19.5%増の 43,400 人と 6 月としての過去最高を記録し、1 月~6 月の累計では 423,600 人(前年比 28.1 増)と、引き続き順調な伸びを示した。メディア招請やイベントでの出 展等によるプロモーション効果のほかに、タイ・エアアジアXの北海道への就航や継続的な円安 傾向も増加要因となった。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 23 日~26 日にかけて、タイで人気のアーティスト「LIPTA」を招請し、岡山、倉敷、姫路、 神戸でのミュージックビデオを訪日ロケにて撮影した。同アーティストのオフィシャル SNS (YouTube, Facebook 等)において露出することにより、訪日旅行の意欲喚起を図った。実際の リリースは 7 月中旬を予定。  6 月 16 日~17 日に幕張メッセで開始された、アジア 11 か国・地域を対象とした VISIT JAPAN ASIA Travel Mart 2015(アジア大商談会)へタイ市場から旅行会社約 30 社を招請し、商談 会への参加や、6 月 18 日~21 日にかけて北海道(道東)コース、ゴールデンルートコース、沖縄 (石垣島)コースの 3 コースに分かれて視察を実施し、訪日旅行商品企画・造成につなげた。

 個人旅行を対象とした夏休みの需要喚起及び秋季旅行の促進を目的として、6 月 25 日~28 日にタイの主要商業施設セントラル・ラマ 9 にて「Visit Japan FIT Travel Fair 2015 Summer」 を実施し、日本側 15 団体、タイ側 11 団体が共同で出展し、情報発信・販売促進を図った。 また期間中には、フェア隣接のホテル会場においてセミナー・商談会を実施し、セミナーでは、バ ンコク事務所職員による個人旅行向け情報やセルフドライブについての講演を行った。

Visit Japan FIT Travel Fair 2015 Summer の様子 メディア招請による情報発信(LIPTA)

(6)

【シンガポール】

6月の市場動向トピックス

 前年同月比25.3%増の29,200人。10ヵ月連続で各月の過去最高を更新 円安、燃油サーチャージ安が引き続き継続し、訪日旅行の割安感がある中、本年はスクール ホリデー(2015年5月30日~6月28日)に仏誕節(6月1日)が重なり、月初から家族旅行がしや すい日の並びとなったことで、例年に比べ特に旅行需要が喚起された。また、2015年6月11日よ り、ANAの成田発シンガポール便が週7便から週14便へ増便となり、併せて、同社によるプロモ ーション・キャンペーンが実施され、訪日需要が押し上げられた。 訪日に対して追い風が吹く中、VJ事業による共同広告(2015年2~4月)やNATAS、Travel Revolution(2015年3、4月)への出展(※)をおこない、6月のハイシーズンに向けた訪日旅行の 露出拡大と早期刈り取りにより、訪日旅行者数の押し上げを実現した。 ※シンガポール市場の旅行博は他多くの市場と異なり、旅行即売会である点が大きな特徴

6月の主なプロモーション活動

シンガポールの旅行会社を招請し、中国・四国の2コースでファムトリップを実施。また、VISIT JAPAN ASIA Travel Mart 2015(アジア大商談会)には、シンガポール市場から 10 社が参加し た。現状、ツアー商品造成数が少ない地方の商品化の展開が今後期待される。

 JNTO シンガポール Facebook のページ Like 数は、6 月末時点 66 万人(5 月末時点 64 万人) となった。花や日本文化体験を中心とした訴求をおこなった結果、6 月に Like 数 1 位を獲得し たのは鎌倉のあじさいを紹介した記事(6 月 11 日投稿、41 万 6 千人リーチ、23,727Likes)、 2 位は城崎温泉での浴衣散策を紹介した記事(6 月 3 日投稿、27 万 1 千人リーチ、 14,120Likes)となった。 Facebook での情報発信(鎌倉のあじさい) ファムトリップの様子(姫路城)

(7)

【マレーシア】

6 月の市場動向トピックス

 前年同月比 8.6%増の 18,500 人 6 月の訪日マレーシア人は対前年同月比 8.6%増であり、6 月としては過去最高の 18,500 人を 記録した。マレーシア銀行が発表した 2015 年 1 月~3 月(第一四半期)の GDP 成長率は対 前年同期比 5.6%と、好調な経済指標を示している。そのような情勢を背景にインセンティブ・ツ アーの増加が続いており、6 月単月で 6 本(計 317 名)の訪日インセンティブ・ツアーが実施され た。一方、GST6%(物品・サービス税)導入から 3 か月が経過し、経済に対する心理的不安が 一般消費者に広がっており、大型支出を抑制する傾向が続いている。継続しているリンギット安 と相まって、マレーシアからのアウトバウンドはマイナス基調にあるが、訪日旅行については対前年 比増と堅調に推移している。

6 月の主なプロモーション活動

 マレーシアの旅行会社を招請し、北海道・東北・中部の3コースでファムトリップを実施した。北 海道コースではムスリム対応旅行商品を造成する旅行会社を対象とし、ムスリムのお客様の受 け入れ実績が多いレストランや空港・百貨店内のお祈りスペースの視察を行程に組み込んだ。 また、東北コース・中部コースにおいても、各地の自然を存分に味わうことのできる視察行程とし た。地方の魅力を伝えることで、ゴールデンルートのみならず多様な訪日旅行商品の造成が今 後期待される。  アジア 11 市場から海外バイヤー242 団体を招請し、日本側からもセラー249 団体を迎え、 「VISIT JAPAN ASIA Travel Mart 2015(アジア大商談会)を開催した。マレーシア市場からは 28 社が参加し、各社 22 社の日本側セラーとマッチングが行われた。会場では活発に商談が行 われ、日本国内関係者とのさらなるネットワーク構築が行われた。

東北ツアーではサクランボ狩りを体験

(8)

【インドネシア】

6 月の市場動向トピックス

 注目が集まる訪日旅行 継続的に実施している旅行会社・航空会社との共同広告や、セミナー商談会、SNS を活用し た情報発信等、切れ目ないプロモーション展開に加え、燃油サーチャージの値下げにより航空 会社から安価な特別料金が提供されていることが相まって、訪日旅行需要の創出に繋がって いる。プロモーションと外的要因が奏功したことにより、インドネシアでは訪日旅行に注目が集ま っており、一般企業による訪日旅行を景品とした懸賞も増えてきている。  訪日者数 17,100 人、対前年同月比 9.2%増 インドネシアは、継続する米ドル高・ルピア安や経済成長の停滞を背景として海外旅行者数が 減少する中、訪日者数は前年同月比 9.2%増の 17,100 人を記録した。6 月から始まる学校 休暇と 7 月のレバラン休暇の日程が近づき、需要の一部が 7 月に先送りされたことにより 6 月の 伸びが一桁に留まったとみられる。上述の継続的なプロモーションや査証免除効果等により、7 月はさらなる訪日需要増加が期待される。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月中旬から「東京ドラマアウォード 2014」受賞作品(「半沢直樹」等)が現地 TV のエンターテイ メントチャンネル「WAKUWAKU JAPAN」で放送されている。それに合わせて 6 月 6 日(土)に開 催されたキックオフイベント「J Series Festival in Indonesia」に「JAPAN WEEKEND」と称して、 日本貿易振興機構(JETRO)と共同で出展した。イベント来場者を対象に訪日観光促進とフ ァッション関連の日系企業の PR 活動を行い、若年層への訪日観光魅力の浸透を図った。  上述のテレビ局での日本のドラマ放映に合わせて、6 月下旬からは同局で紅葉シーズンの訪日 旅行魅力を PR するテレビ CM を放映開始した他、日本行き航空券等を懸賞としたクイズや、 全 国 の 紅 葉 ス ポ ッ ト を 網 羅 し た 紅 葉 マ ッ プ か ら な る キ ャ ン ペ ー ン サ イ ト (http://www.jnto.or.id/color-inspiration/)を開設し、インドネシア市場における訪日旅行閑 散期である秋シーズンの PR と、訪日旅行ピークの平準化に取り組んでいる。 紅葉シーズンに向けたキャンペーンサイト J Series Festival 出展の様子

(9)

【豪州】

6 月の市場動向トピックス

 訪日旅行人気の持続とビジネス客増加傾向 豪州は、前年同月比 7.7%増の 22,700 人と、6 月として過去最高を記録。6 月は閑散期にあた り、団体ツアーの設定はほとんどないものの、継続的なプロモーションの成果、訪日旅行人気の 影響もあり健闘した。また、本年 1 月の日豪経済連携協定(EPA)の発効を契機として、日豪 間のビジネス客の往来も活発になっている。豪州では 6 月末から冬休みが始まるため、7 月は 家族層を中心に訪日需要の増加が見込まれる。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 10 日にシドニーにて訪日旅行セミナー、6 月 11 日にはメルボルンにて訪日教育セミナーを 開催した。 シドニーでは、雨天にも関わらず現地旅行会社、メディア、航空会社等 76 名が集まり日本側 参加者との積極的な商談が行われた。また日本文化を訴求するための趣向として、日本酒の 試飲、民芸品展示などを行い、体験コーナーでは剣玉を楽しむ人もいた。 メルボルンでは、現地の学校関係者、教育旅行会社等 43 名が来場し、日本から参加した各 自治体及びホールセラーエージェントとの商談が積極的に行われた。訪日教育旅行を実施した 教師によるプレゼンテーションや、各自治体による交換留学や教育旅行の体験学習紹介など も行われ、具体的な事例の情報提供は特に好評であった。 メルボルンでのセミナーの様子 シドニーでのセミナーの様子

(10)

【米国】

6 月の市場動向トピックス

 勢いづく米国発訪日需要 -史上初の単月 10 万人を突破 2014 年 4 月以降 15 ヶ月連続で当該月の過去最高を記録しただけでなく、6 月には史上 初の訪日米国人数単月 10 万人を突破し、単月としても過去最高を記録した。  訪日旅行への追い風なるか -ヒューストン-成田線就航と航空券の価格低下 6 月 12 日にヒューストン-成田線が新規就航した。昨年 6 月以降、減便や運休の動きが多く、 全体的に座席供給量が減少する傾向にある中、3 月 20 日のロサンゼルス-関西空港の就航 に続く増便の動きは、訪日米国人の増加を図る上で追い風となる要素である。また、2 月以降、 燃油サーチャージの値下げが大きく、3 月以降は対前年同期比で半額近くと、航空券自体の 価格に影響を与えていることから、ドル高円安傾向とも相まって訪日旅行の割安感を後押しし ている。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 4 日から 6 日にアリゾナ州・スコッツデールで行われた BtoB 商談会 Tour & Travel Exchange(TTE)に出展し、訪日観光に関する朝食セミナーおよび全米所在の富裕層旅行を 取扱う旅行会社 30 社との商談を行った。TTE は当初アフリカ旅行の手配を専門もしくは主力 商品とする富裕層取扱旅行会社向けの商談会としてスタートしたが、現在はアフリカ以外のデ スティネーション、特にアジアを取り扱う旅行会社も参加しており、旅慣れた富裕層の顧客を多く 抱える会社も多く、商談では、ゴールデンルート以外の観光地への関心も寄せられた。 商談会風景 朝食セミナー風景

(11)

【カナダ】

6 月の市場動向トピックス

 座席供給量が過去最高に 5 月に新規就航したバンクーバー⇔関西空港便や、トロント⇔成田便の再開など、日本とカナ ダ間の航空便数は過去最高となっており、加えて7月からは ANA バンクーバー⇔羽田便が機 材変更による座席供給量の増加が予定されていることから、さらなる訪日カナダ人の増加が期 待される。  カナダ人が今後 3 年間のうちに訪問したい国

Conference Board of Canada の調査「アジア太平洋地区の国々の中でカナダ人が今後 3 年 間のうちに訪問したい国」によれば、オーストラリア(14.2%)、ニュージーランド(8.7%)、タイ (8.5%)に次いで、日本は 4 位(7.9%)にランクされた。同調査は過去 3 年間に 6 泊以上の外 国旅行を 1 回以上経験したカナダ人を対象としているため、実現可能性の高い調査結果とい える。

6 月の主なプロモーション活動

 訪日旅行商品の新規造成を目的に、旅行会社の招請事業を実施した。バンクーバー⇔関西 空港便を利用し、関西、北陸、東京を視察したところ、中でも北陸から東京への移動に利用し た北陸新幹線の評価が高く、同新幹線を利用した商品造成を検討するとの声が複数聞かれ た。 京都・妙心寺春光院での座禅体験 宿泊施設の視察 北陸新幹線乗車前

(12)

【英国】

6 月の市場動向トピックス

 6 月として過去最高を記録 6 月の訪日英国人は前年同月比 11.9%増の 16,800 人と、6 月として過去最高を更新した。安 定した航空運賃やメディア支援の成果が増加要因となった他、日本の旅行デスティネーションと しての認知度の定着、円安基調の継続、英国経済の改善基調の持続等が訪日客増の追い 風となっている。日本が梅雨のシーズンであることや、夏季のバケーションシーズンを控えた手控 え感などの影響により、最近の増加率と比較するとやや低めとなったものの、順調な伸びとなっ た。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 20 日、ロンドン在住の沖縄関係者主催による「第 7 回沖縄デー」が、Spitalfields Market で開催された。 三上ロンドン事務所長の開会挨拶ののち、沖縄空手の演武や沖縄民謡の 演奏が行われるとともに、沖縄料理の販売、英国旅行会社による沖縄を含む旅行商品の PR が行われた。当日は晴天にも恵まれ、1 万人弱のイギリス人が訪れた。

 JNTO が取材支援を行った BBC によるドキュメンタリー番組”Japan: Earth’s Enchanted Islands”が 6 月に放映開始された。日本の自然・野生動物に焦点を当てながら、北海道から 沖縄まで、それぞれが持つ美しさを捉え紹介している。好評により再放送されたほか、SNS 等で も「この番組を観て日本に行きたくなった」というコメントも寄せられた。

(13)

【フランス】

6 月の市場動向トピックス

 6 月の訪日フランス人数、16 ヶ月連続で各月過去最高を記録 6 月の訪日フランス人数は 13,500 人と、昨年 3 月以降 16 ヶ月連続で各月過去最高を更新 した。バカンスシーズン前で落ち込む時期ではあるが、円安基調を背景とした訪日旅行の割安 感の定着が追い風となり、安定した伸びを示している。  6 割が夏期休暇旅行を計画(欧州 7 カ国調査) 欧州 7 ヵ国(フランス、ドイツ、英国、イタリア、スペイン、ベルギー、オーストリア)で行われた世論 調査によると、6 月から 9 月に休暇旅行に出かけると答えた人は、フランスでは前年比 5 ポイント 上昇の 63%、全体では前年比で 6 ポイント上昇の 60%に上り、3 年続いた低下傾向が上昇に 転じた。  全日空、2015 年冬ダイヤから成田/パリ線運休 全日空が 2015 年冬ダイヤ(10/25~)から、デイリー運航を実施している成田/パリ線を運休 することを発表した。2014 年春に羽田/パリ線の運航を開始して以来、搭乗率が低迷してい たことを受けたもので、成田線の運休以降、羽田線は座席数の多い機材に入れ替える予定。

6 月の主なプロモーション活動

 フランス市場では、2 か月に 1 回の頻度でニュースレターを発行し、旅行会社、メディアなどへ日 本の観光情報などを発信している。6 月のニュースレターでは、JNTO が出展する「JapanExpo」 (7/2~7/5)、「ミラノ国際博覧会」(ジャパンサローネ 6/25~7/13、日本館イベント広場 8/12 ~8/16)の案内告知、沖縄県、新潟県十日町市の越後妻有、京都祇園祭と旬のイベント等 の紹介を行なった。 ニュースレターの画像

(14)

【ドイツ】

6 月の市場動向トピックス

 6 月の訪日ドイツ人数、15 ヶ月連続で各月の過去最高を記録 6 月の訪日ドイツ人数は 10,500 人と、昨年 4 月以降 15 か月連続で各月の過去最高を更新 した。昨年 6 月は W 杯が開催されたことで旅行需要が落ち込んだのに対し、今年はこのような 特殊事情がなかったことから、対前年比で 11.4%増と大きく増加したと考えられる。  好調な訪日旅行予約 旅行会社へのヒアリングによると各社とも訪日旅行予約状況は好調で、7 月以降発のツアーで も売り切れが多数出ている。旺盛な需要に応える形で、震災以降訪日ツアーの取り扱いを中 止していた大手旅行会社が訪日商品の販売再開に踏み切る等、業界内で前向きな動きが 見られている。  夏季休暇を利用した旅行シーズンの到来 来月 7 月には夏季休暇を利用した旅行シーズンが到来する。ドイツ人の夏季休暇の予約は 5 月末現在で対前年比 5%増と堅調に推移している。ドイツ人の夏季休暇の訪問先はビーチのあ るリゾート地がその多くを占める傾向にあるが、大手旅行会社によると、今年は近距離よりも長 距離の旅行先の方が、伸びが大きいとのこと。このような消費者の動向をうまく捉えて、旅行目 的地としての日本を印象づけていく。

6 月の主なプロモーション活動

 6 月 10 日から 6 月 17 日にかけて、ドイツの旅行会社のツアー造成責任者 6 社 6 名を招請し、 東京、京都、高野山、広島、大阪の視察を行った。ゴールデンルートへの訪問が多いドイツ市 場において、旅行会社の取り扱うツアーの方面を広げることを狙い、ゴールデンルートから少し足 を延ばして訪れることができる高野山を行程に組み込んだところツアー造成の参考になったと好 評であった。また、本プログラムに参加した 1 社は、視察後に日本商品の販売再開を決定し た。 すしづくり体験 旅行会社視察の様子(左:すしづくり体験 右:高野山)

参照

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