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異種クラウド間での仮想環境の変換機能の実現 1190390

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Academic year: 2021

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平成30年度 学士学位論文梗概 高知工科大学 情報学群

異種クラウド間での仮想環境の変換機能の実現

1190390

山口 素輝 【 分散処理

OS

研究室 】

1

はじめに

近年,クラウド技術の進歩によりAmazon Web Ser- vices(以降:AWSと略す)などのパブリッククラウド やプライベートクラウドへの需要が高まってきている.

それに伴い,既存のクラウド環境から異なるクラウドへ の環境移行に対する需要も高まっている.異なるクラウ ド間で環境を移行する際には,既存のクラウド環境を 細かく理解し,移行を行う必要がある.しかし,異なる クラウド間ではリソースや概念,環境移行方法が異なっ ている等の問題があり,異なるクラウド基盤へ環境を移 行することは難しい.

本研究ではこの問題に対し,変換元としてVMware ESXi(以降:ESXiと略す)で構築したクラウド環境を,

変換先としてAWSを想定しリソースや概念の違いによ る問題を解決した仮想環境の変換機能を実現する.

2

仮想環境の変換機能の実現

2.1 概要

1に変換処理の流れを示す.今回はESXi上の仮想 環境構成情報と仮想マシンイメージを元にAWS上で同 仮想環境の構築に必要なリソースをJSON形式のテン プレートファイルに定義し,変換機能を実現した.変 換機能では仮想環境を移行する際にAWSCloudFor- mation[1]を利用している.CloudFormationではクラ ウド環境の構築に必要なリソースを定義したJSON 式のテンプレートファイルを作成することでクラウド環 境を構築することができる.

2.2 仮想マシンイメージの変換

ESXiで管理されている仮想マシンイメージからVMDK ファイルを作成し,その後AMIに変換している.この AMIからインスタンスを作成することでESXi上の仮 想マシンと同様のファイル構成を持つインスタンスを AWSでも利用可能となる.

2.3 ESXi構成情報の変換

ESXi上の仮想環境構成情報を元にAWSで同仮想環 境を構築するのに必要なリソースとして定義すること で仮想環境の変換を実現している.AWSでは必要なリ

1 変換処理の流れ

1 VMware環境構成情報とAWSリソースの対応関係

VMware AWS

ホスト管理ネットワーク VPC(リソース)

Subnet(リソース) 仮想マシン Instance(リソース) VMDKファイル,ゲストOS AMI(Instanceプロパティ) メモリサイズ,vCPU InstanceType(Instanceプロパティ)

インターネットゲートウェイ InternetGateway(リソース)

なし Route(リソース)

RouteTable(リソース)

SubnetRouteTableAssociation(リソース)

2 仮想環境の変換時間

ソースであるがVMwareには対応する概念が存在しな い場合は,AWSでの依存関係を考慮しリソース定義を 行った.VMwareの仮想環境構成情報とAWSリソース の対応関係を表1に示す.

3

評価

仮想環境の変換機能の有用性を確認するためにAWS マネージドコンソールとVMware vSphere,その他ツー ルを用いた従来方式と変換機能を用いて仮想環境の変 換を行った.図22,4,8個の仮想マシンの場合にか かる環境変換時間を示す.変換機能によりテンプレート ファイル作成時間,AMIへの変換時間を削減すること ができ,個数に関わらず従来方式よりも2/3程度時間 を短縮することできた.

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まとめ

本研究では,ESXiAWSを想定したクラウド環境 における,仮想環境の変換機能を実現した.これによ り,最低限のパラメータ入力のみでESXi上のクラウド 環境をAWS上に変換することが可能となった.

参考文献

[1] AWS CloudFormation とは - AWS CloudFor- mation, 入 手 先 https://docs.aws.amazon.

com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/

UserGuide/Welcome.html(参照2019-01-28).

参照

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