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グロアート積分の拡張
伊藤 惇・ 木村文雄α
(昭和61年10)131日受即)
GeneralizedGlauert'slntegralFormula
JunlTo, FumioKIMuRA,
︒︒■■■■■■■ローム︑ロロロロロロ■ロ■■■■■■■■■■■ロロロ■ロロロ■ロロロロロ︐q▲■■■■■■︒■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■r︑Q■■■■■■■■Pu■■■■■■一■■■■■■画■■■■■■■■■■■■
Glauert'sintegralformulaisgeneralized,inorder toapplytospecialaerofoil theory suchas base-vented hydrofoil. Fbr this purpose, modified Glauert's integral expressionisreducedto line integral of thecomplexfunction,which is evaluatedonthebasisofdeterminingtheorderofthepoleandfindingtheresidue ofthefunctionatthepole.
1. はじめに
11トーjZd
叱一氾叱j
lβ+ djj11泌
勺乱扣++2︐冊川刑冊沙曲 ゾー661Zn鮨一Z坪 岬都が血N
SC+ムの肘βZく2
Zd/11−217鰔兀1−2一一郭1 剛︲んと烟一一6﹈ 何ルル
ト紙幸畑︾f︲北l−il−i一一
2と二一一
諺らIか26●勺■■▲eる
一一あ
Zで
(3)
I
翼理論の計算に現れる積分の種類には数多くのも のがあるが, その中に流体力学者グロアートにより 発見されたグロアート積分がある。著者らは卒研で
水中翼の計算を行っているうちに, グロアート積分 を拡張することが必要となり, これを試みた。計算は いたって簡単で,本来は付録程度のものであるが,
資料として寄稿した。
(4)
I
2. 計算法
(5) ▲■■■■■■■■■■r91回■■■■■■■■ロ
グロアートの積分は次式により与えられる')。
豚。。睾黒Frd6=癒鶚ヂ′
となる。次に Z2n+1,Ⅲ=÷ん│̲, Zn(Z+")(Z幸β)
とおくと,
(1)
dZ (6) 上式ではI cos6' │≦1であることからその適用範囲
は制限され,空洞現象や通気現象など特殊な翼理論 ではこれだけでは不十分である2) 。したがってこ こではグロアート積分を次のようにcosO'を含まな いかたちで新たに定義する。
n位の極 1位の極 1位の極
●●●●●●αQ戸0−一
一一一一一一ZZZ
’
cosn6 であり,
I=ノざ
d6 (2) lal>1のときは−α1=‑a+f百百二 1
−β1=‑a+j ar二T
l al<1のときは
−α2=‑a+iJI =百す
−β2=‑a−ifI =5r
2. 2 a>1の場合
一αlがIZI=1の中にくるかどうj (a+1)>(a−1)
の中にくるかどうか
a+cos6 7811 11
2. 1 極
ここで定義した式を改めて書くと,
11
!=魔:鶚
被積分関数の性質より
副010
d6 (2)’ I
を調べる。
潔川重防災工業 伽
秋田高専研究紀要第22号
、 P
巴
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グロアート積分の拡張
であるから,両辺に(a‑1)を掛ける。 (a‑1)は 正であるから
(a2‑1)>(a̲1)2 . ⑫
となる。両辺とも正であるから平方根をとると,
/ Z 7>a‑1 03
! {( ま)。‑(一六)。)〕
+ α1−β】
‐2ゞ7百二両{<一α')圃俳士).̲(̲寺。
÷(一六)') 剛
一α1=‑a+イ百瓦二 丁' 一戸1=‑aーイ百首二̲Iであるから,
剛式は
=2"2志=〒{い÷イ百両)。
=a =7差了)。}.=7言岩{(‑a÷11百冒三T)n
+(
+(‑a+f Z=T )n}=毒ニテ(‑a÷原可)n
⑫ ゆえに,
!=了言差〒(‑aキイ百両)n (a>1)
2. 3 1>a>0の場合 Z2n+1
21=÷んZn(Z十α2)(Z十β"dZ
−÷{fz,̲!Tz千α2)(Z十β"dZZn
÷八│̲1 Zn(Z半α2)(Zナβ"dZ}l @4)
また,次のZは円周上の極である。
Z=一α2=‑a+il T=百百 閲
Z=一戸2=‑a‑if I=百百 ㈱
この場合はコーシーの主値をとる4) 。したがって第
1項の積分においては,
ゆえに
‑a+ィ京二T>‑1 04
したがって−a!=‑a+f gz =『は│ZI=1の中に
くる。結局, a>1の場合はZ=0, Z=−αlにおけ る留数を求めればよいことになる。
(6)式を次のように変形する。
Z2n+1
,[=÷んI‑1 Zn(Z+CZ,)(Z半βr7dZ
=÷(fz,̲! (zM¥;tz÷β3dZZn
÷んl̲1 Zn(Zナα,)(Z幸βTrdZ}
lUa
第1項の積分においてはZ=一α,だけが極であるか ら
Res=lim−−L…L一(一α,)。
06)#$! #」E,(Z+",)(Z+",) "1−α】
第2項の積分においてはZ=0, Z=一α,が極である
から
0
Z+"
Res=lirn
Z−−al Z→−α1 Zn(Z+CZ,)(Z+"1)
1 叩
一
■■■■■■■■
(一α,)n("!−α,)
1
'i"=EJH'(n̲T)!Z=0
dn‑'[Zn/{Zn(Z+CZ,)(Z+",))]
uM
×
dZn‑l 一一一一 竺岫血峨
伽剛
︾
22m翅mf
●毛0︽↓●﹃Ⅱ冬↓勺■0ユワ色勺88エワ竺一一一一
Sa2S的
e−e−RかR奉
また,
dn l I
jZn{ (z+")tz+"]) )、‑')n‑'芸三澤
1 x( (z==!)。‑ (z=;,)。)−1 u9である3)から,
婚=gII(n ,)! (‑')"‑!豊三芳;
×{ (肌 )
−1(云:!)。)
11
第2項の積分においては l
与野=W(n=,)!
×
{(‑士)。‑(一六)。) 卿
1
==二
α2−β2
Zn)'』(βn−c
rZ. . (一fX )l (β、−の
淵*Uf
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伊藤 惇・木村文雄
Z=ーα3=i, Z=−β3=‑iは円周上の極であるか ら, 2. 3の場合と同様に計算すると,
2 【=等{(‑α3)。‐(‑β3)。}
跨妄郷2Zn(Z+cZ2)(Z+"2)
Z+e21 GD
(一戸2)n(CZ2−β2) したがって, 1/2を考慮して,
昨÷M〔告{号釜寺澤書;)
! {(‑士》 一(‑士)。)
+α2−β2
+昔{ (̲α2)。(β2‑α2)÷(‑戸2).(α2‑β2))〕1
‐"{7;姜睾デナ潟。 (̲α,)。(ルα,)
1手{(1)。‐(‑1 )。}
一 一
ゆえに, I
会{(1)。‑(‑! )。}
I=
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■rO■h■■■■■■ロL■■ご■■■■■■■■ロ■■■■■■■■■■■1日■■■■■画■■■■■一
|41)
4 D b / 泪
したがって
!={21)黒隙丁。
n+1(a=0) 2. 5 0>a>‑1
a=−a'と置く。
!‑だ器詮Fd6
=‑Jご釜鶚d6
f(Zn+Z n) dZ
21=‑劣小! a'‑f(Z÷Z 1) iZ
l
(一β2)n(CZ2−βZr}
ー
1
カ.‑(‑戸恩)。
=元.β2−α2{( α2)n+(̲
(42 奇数)
261
吋
︾
Il
n︑日ノハ乙1−叱冗α
2βく
一一I2
I
0Ⅱ■■■I■■■■■■11召■■■I■■■■■■Ⅱ■■■1︑■■■■■9︐0■I■■■■■Ⅱ■■■Ⅱ!︲p0II1i0llp︲l■■■■日■■■■I■■■■IIIll1㈹11■Ⅱ11■■■ⅡⅡ0︐︲01︐111B■10口U
( α2)n̲(一β2)。
一一一Zr{("2"2)n+1}β2−α2
−α2=‑a+il I=百玩一β2=
るから式倒は, ワ赤
β2−α2 、 、− ' z′ , =』 (α2"2)n 鯛)"ハ〃 (43)
‑cz2=‑a+il I=百玩一β2=‑a‑i ,/ i=‑冒すであ
るから式倒は, 2兀
mT=F{(−α2)n‑(‑β2)n}
ここで
−α2=cos7"+isin7"=ei7 則
一β2=COSγ−isin7=e‑i7 閥 とすると,
(−α2)n==einr =cosnr+isinnr ㈱
(‑β2)n=e‑in7=cosnr+isinnr 剛 ゆえに,
21= 2元
2ij F扉{(cosn7・+isinn7")
,雁i差芸γ,測
‑(cosnγ−isinnr)}=‑
ゆえに,
Zn+Z‑n
=‑÷ルー!万百三ア三丁dZ
Z2n+1
=‑制zI̲, Zn(Z+"4)(Z千β"dZ M
ここに,
Z=一α4=a'+ifl=g7W: 1位の極 Z=一β4==a'一ifF互万: 1位の極
Z=0 : n位の極
であり, Z=一a4,Z=一β4は円周上の極である。
したがって2.3と同様に
‐2!=言了差言汚{( cz4)n‑L"4)n} (45)
−α4=COSr+iSinr=e、jγ
−β4=COSγ一isin7"=e‑ir
(一α4)n=ein7=COSn7+iSinn7
(−β4)n=e‑inr=COSnγ一isinnr 以上の関係を用いると式(45)は,
j9
岬一a6l
nat
nく
︑
●や■0︽S
兀同き
||とγjのnnOO甑ン一一羽a辱い4元
一一I2
dZ (4I1
■■ 呂二
■
F−
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グロアート積分の拡張
3. むすび
グロアート積分に含まれる定数の値の制限をとり はずし,より一般的な公式を作成した。 a<‑1の 場合も同様に計算できると思われるが,当面必要と
しないのでまだ行っていない。なお本計算には電気 工学科5期生の三浦芳夫君の助力力§あった。ここに 謝意を表する。
参考文献
1)H. Glauert, TheElement ofAerofoil andAirscrewTheory,CambridgeUni‑
versityPIEss, I̲pndon, 1948.
2)伊藤,正面部分空洞翼形の線形解析,秋田高専 研究紀要,第19号,昭和59年2月, pp.9‑15.
伊藤・木村,通気翼形の線形解析,秋田高専研 究紀要,第22号,昭和62年2月, pp. 13‑19.
3)森川ほか,数学公式Ⅲ,岩波書店.
4)L. C.Woods, TheTheoryofSubsonic 図1 積分路
く
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兀唇郡作a
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昭和62年2月
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