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資料 1 ペットの災害対策について 1. 検討されている ペットの災害対策 を誰に伝えるのか? 1 飼い主 2 避難所の運営に関わる人 2. 避難所でのペット対策の前に避難所に行かない対策をすべき 1. 避難所収容人員は住民の 10~15% 85~90% は入れない 2. 入居できない人 入居したく

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(1)

平成

28 年度 第 1 回動物と快適にくらせるなごや推進会議

日時:平成 28 年 8 月 10 日(水)14 時 30 分~16 時 場所:名古屋市役所東庁舎 1 階 第 12 会議室 1 あいさつ 2 議題 ペットの災害対策について(資料1~7) (1)災害ボランティアコーディネーターなごや代表 名古屋みなと災害ボランティアネットワーク代表 NPO法人レスキューストクヤード理事 髙﨑様より (2)名古屋市防災危機管理局地域防災室長 山中室長より (3)名古屋市東保健所生活環境課長 滝川課長より 3 報告 (1)平成28 年度名古屋市における動物愛護管理施策の重点事項(資料8) 4 その他 【資料】 資 料 名 資料1 ペットの災害対策について 資料2 避難所運営訓練等について 資料3 東区で実施したペット同行避難訓練について 資料4 避難所運営マニュアル(抜粋) 資料5 避難所でのペットへの対応についてのガイドライン 資料6 ペットの災害対策リーフレット 資料7 きずなカード 資料8 平成28 年度名古屋市における動物愛護管理施策の重点事項

(2)

「ペットの災害対策について」

1.検討されている「ペットの災害対策」を誰に伝えるのか?

①飼い主 ②避難所の運営に関わる人

2.避難所でのペット対策の前に避難所に行かない対策をすべき。

1. 避難所収容人員は住民の 10~15%、85~90%は入れない。

2. 入居できない人、入居したくない人は、車中泊、テント生活

3. 災害が起きても避難所に行かなくてすむ。(在宅避難)の勧め

4. 必要なことは、耐震診断、補強、家具止め、備蓄

5. 飼い主に対してどのようなメッセージを伝えるのか?

① 「避難所にいけば何とかなる」→避難所に殺到

② 避難所に入れない可能性が高く、運よく入れたとしてもペットと

一緒に寝ることはできず、とても不自由な生活が待ってる。

→普段から発災時でも在宅避難を推進する。

③家が壊れたり、家具が倒れた場合、犬や猫は生き延びる、飼い主

がアウト→ペットは生きていけない。

②自宅が大きく被害し、住むことができなくなった場合は避難所に

避難する

3.現在検討されているペット対策の推進の担い手・周知の方法は?

資料1

(3)

被災時にペットは避難所に一緒に入れるか?

避難所の様子・・・開設直後は最も混乱する時期。 我が家が壊れ、命からがら避難、職場を失った方、怪我人、家族を亡くされた 方、ご遺体を避難所に運ばれるケースも少なくない。停電に断水、食べ物が無 い、寒さ、暑さ、トイレ問題、感染症など環境問題、夜泣き、ひそひそ話で夜 も寝られない。ここにペットの課題が加わります。 [阪神・淡路大震災、東日本大震災] ●避難所に犬、猫、オウム、ウサギ30匹、ワニを持ち込み(阪神・淡路大震災) ●震災で最寄の小学校に避難。体育館は既に足の踏み場もなく、真っ暗で暖房 もない教室で夜を明かした。狭い教室の中、ペットの犬を連れた方がいたが、 正直大変迷惑。余震と寒さで多くがなかなか寝る事も出来ず、うとうとした状 態で夜明けを待っていたが、鳴き声がうるさく、又それをたしなめる飼い主の 声にイライラしてた。結局他の方から苦情が出て、夜明け前に教室を出て行か れました。(東日本大震災) ●岩手県大船渡中学校の体育館の隅に、パイプ椅子と段ボール箱で仕切られた 一角。ペット連れの避難者のためのスペース。避難所の自治組織によると、ペ ットへの苦情が目立ち始めたから。「子どもがいない私たち夫婦には我が子も 同然」。館外に犬用のケージもつくられたが、「離ればなれなんて考えられな いし、帰る家や預け先も無い。一緒に置いてほしい」。 ●大船渡北小学校は、室内に動物を入れることを禁止にした。同小の体育館で 暮らす女性は「避難所は多くの人がいて、空気も悪くなるから、動物は入れな いでほしい」と訴える。それでも連れ込む人がいて、動物アレルギーを持つ2 歳の孫の体調を気遣う。 ●避難下においては子供やお年寄りが優先となります。見ず知らずの方々と協 力し、多くの我慢を強いられる避難生活です。ペット同伴での周囲への気遣い は、かなりのエネルギーを要します。因みに、買物は一週間位まともに出来ま せんでした。どこもペットフードは完売でした。(東日本大震災)

被災したペットたちは今(東日本大震災)

●避難所に犬が入れない。ペットフードがなく、飼主の食料を分け与えている。 ○避難所へのペットフードの配給はあり、犬の散歩用のゴミ袋や衛生用品など がまだまだ足りない状態。 ●避難所である一部の小学校で、ペット同伴者用の教室を設けているところが ある。しかし、近日体育館での共同生活になるようで、動物はグラウンドか、 誰かに預けなければならなくなるようだ。(避難所は何度も移動) 資料1 別添

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●余震があるとペットが逃げ回る ○地震以来、食べることができず眠れなくなった犬もいる。ガソリンがないの で病院にも連れて行けない。 ○鳥、ウサギの餌が手に入らない。ケージや首輪やペットシーツもない。猫の トイレの砂の確保に苦慮。 ○仮設住宅はペット禁止になる予定。ペット不可では仮設住宅に入れないので、 ペット可にしてほしい。 ●1000 人規模の被災者が生活している避難所。動物飼育用のスペースが設けら れているが、日当たりが悪く寒いせいか、そこにいる動物は少なく、ほとんど のペットが車の中で飼育されている。 しかし、動物飼育可の遠くの避難所に行 くよりも、できれば地元に残りたい、 この避難所の動物飼育環境を改善してほ しいという飼い主の声が多かった。(東日本大震災) [行政:新宿区] ●新宿区獣医師会のアンケートで「ペットと共に避難したい」という声が70% 以上を越えていることから、区では事実上避難所にペットを受け入れることを 前提としている。(ただし、受け入れを拒否された場合は、その判断に従うしか ない現実はよく認識してほしい) ●避難場所に人と動物の居住スペースを一緒に設けることは困難であり、一応 の隔離を行っても、動物の鳴き声や糞尿などで動物嫌いの人やアレルギーを持 つ人との軋轢が生じる可能性は存在する。 そもそも避難所は住民が自主的に運 営する形のため、そういったトラブルに対して役所が介入することは難しい。 ●避難所である各地の学校の校庭には、ペットが鉄棒やジャングルジムに何匹 も繋がれていた。「喧嘩を始めるとうるさくてかなわない。飼い主に抗議をした いところだが、避難所に険悪な空気は起こしたくないし……」 ●避難所で支援物資を配る役場職員がこぼす。 「満足にエサを食べられず、か細い鳴き声を上げている。配給を分けてあげた いところですが、そうもいかない。犬嫌いの被災者からは“どうにかしろ”と いわれて困っています」 [被災した飼い主] ◆ペット連れでの避難所入りが拒否され、損壊した自宅にとどまることを選ぶ 被災者も出ている。 ペット連れで避難した被災者に対し、一時的にペットを施設に預けるほうが良 いと説得しているが、「ペットを家族の一員と考える人も多い。 ◆震災の後で、ペットだけが心のよりどころという人もいる」 夫と飼い犬モモとともに仙台市内の避難所に暮らす方は、苦情を受けながら も、モモを手放す気はないと断言した。「モモだけを連れて、他には何も持たず

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に逃げてきたんです。一緒にいないのは想像できません。ここで飼ってはいけ ないと言われたら、出て行くつもり」 <注意すること> ◆鳴き声・・・飼い主の不安感情が移る場合もあり。スキンシップをして安心 感を与えてあげてください。 ◆臭い・・・多数の人が生活する場では思った以上に臭いが気になります。ド ライシャンプーやこまめなブラッシングをおすすめします。 [行政並びにボランティアの支援] ●ペットフード協会加盟の88 社のうち 37 社より、総計約 293 トン(犬用 170 トン、猫用121 トン、ウサギ用 2 トン)のペットフードの支援の申し出があっ た。計82 トンを宮城県、岩手県、福島県、山形県、茨城県、新潟県へ発送済み。 残り約211 トンは提供の準備中。(東日本大震災:3 月 31 日) ●環境省において、動物用ケージ1,777 個、テント 24 張を購入し、4 月中に被 災自治体に配付すべく準備中(東日本大震災:3 月 31 日) [避難所にペット専用棟 クーラーも完備 熊本・益城町] ●町がプレハブ3棟に計約60個のケージを設置し、周りにドッグランをつく った。暑い夏に向け、クーラーも完備する。今後、体育館内へのペット連れ込 みは禁じられる。 ●高齢者や仕事で出かける人のため、有志にペットの世話も任せる。「気軽に預 けられる施設ができれば、ようやく安心して買い物に行ける」と期待する。「動 物が苦手な人もいる。避難生活が長引いてストレスがたまるなか、皆が気持ち 良く過ごすことにつながるのでは」 ●「九州災害時動物救援センター」(大分県)で、犬や猫など約100匹を受け 入れる。もともと来年4月の開設をめざしていた。災害時に都道府県境を越え て動物を保護する施設を設置するのは全国初という。 [対応・対策・事例] ◇新宿区でペットの防災訓練を開催した際、地震を疑似体験できる起震車と火 災時の煙を体験できる「けむりハウス」に犬を入れたところ、どちらのでもす べての犬は飼い主の横でじっとしており、「飼い主が慌てなければ、その飼い主 と信頼関係がある犬はパニックを起こさなかった」という。飼い主とペットの 信頼関係が日頃から築かれていれば、避難所でペットがパニックを起こさず、 鳴き声などのトラブルを防ぐことができる。 ◇近隣住民と良好な関係が築かれていれば、仮に家族全員が怪我を負ってしま っても近所の人が「あそこのワンちゃんなら知ってるから面倒をみてあげよう」 となり、近隣の人たちと生活することになり、避難所での軋轢が軽減されたり することにもつながる。

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<持参するもの>

・フード(療法食の配給は通常ありません。)、おやつ、水

・敷物、タオル類、食器

・ケージ、キャリーケース

・段ボール(保温と防音と外部と遮断することで利用価値大です。)

・ブラシ、ドライシャンプー、リード、首輪、迷子札(必須)

・排泄袋、トイレ砂やトイレシーツ、新聞紙、

・写真(万が一迷子になった時に使用)、ワクチンなどの証明書、愛犬手帳

<ペットのストレスサイン>

普段と環境が違うだけでもストレスになります。飼い主自身の不安感をペ

ットが感じ取ってしまう場合も多いです。できるだけ一緒にいて、安心感を

与えてあげることで、飼い主さん自身の気持ちも落ち着くとされています。

・下痢 ・血便 ・食欲不振 ・分離不安(離れると不安になって吠える)

(7)

避難所運営訓練等について

1 概 要

本市では、自主運営が求められる避難所運営について、東日本大震災の教訓をも

とに改正された避難所運営マニュアルにもとづき、平成26年度より避難所運営訓

練等を行っております。避難所運営訓練等は、

「避難所開設・運営訓練」

「宿泊型訓

練」

「地域リーダーの継続育成」の3種類からなります。

2 内 容

訓練種別 対象・内容等 主な訓練項目 避難所開設・ 運営訓練 対象:実災害時のリーダー 内容:住民による避難所の迅速 な開設及び円滑な運営を 目的とした訓練 実施:全学区(266学区) ・避難所の開錠 ・避難者名簿の作成 ・避難スペースの配分・誘導 ・仮設トイレの設置 ・地下式給水栓操作 ・防災無線の操作 など 宿泊型訓練 対象:地域住民 内容:避難所における宿泊体験 実施:各区1学区以上 ・炊き出し ・間仕切り作成 ・宿泊体験 ・防災講話・講習会 など 地域リーダー の継続育成 対象:実災害時のリーダー 内 容 : 避 難 所 運 営 に 関 す る 講 習・図上訓練等 実施:各区1回以上 ・避難所運営リーダー養成講座 ・災害救助地区本部研修会 ・避難所運営ゲーム(HUG)など

3 平成27年度の実施状況

訓練種別 実施回数 参加人数 避難所開設・運営訓練 ※ 261回 44,004人 宿泊型訓練 33回 5,769人 地域リーダーの継続育成 57回 3,604人 ※うち、ペットに関する訓練・・・15回(5区)

4 熊本地震における課題

・避難所のルール(張り紙)に従わず、一般の避難スペースにペットを同伴している避難 者がいた。 ・他の避難者とのトラブルを避けるため、ペットの同行避難を断った避難所があった。 ・ペットがいるため周囲に気兼ねして、車中泊をしたりピロティで過ごす避難者がいた。 資料2

(8)

東区で実施したペット同行避難訓練について 1 日時・場所 : 平成27年9月6日(日)午前8時~ 東桜小学校(東区総合防災訓練) 2 訓練の内容 (1)ペットとの同行避難 ・避難訓練を実施する各町内会のうち、1~2名ずつペットケージを持って避難所へ避難。な お、ペットの代わりとなるペットに関する情報を記載したペットカード(別添参照)をケージ 内に同梱。 ・ペット同行避難者は、ペット受付で「避難所ペット受付票」に記載。ペット受付は、施設班 担当(体育委員会、PTA、消防団)の住民4名が従事。 ・受付後、ケージをペット保管場所に置く。 受付場所 保管場所 (2)啓発コーナー(ペット受付場所の隣に設置) ・名古屋市獣医師会から派遣された東区獣医師によるマイクロチップの実演と説明。 ・東区内のペットショップによる同行避難に必要な用品や準備を展示し説明。併せて、 ペットの災害対策の必要事項を講習。 獣医師による実演 同行避難必需品等の展示 資料3

(9)

3 課題 ・ペットの飼主への啓発(ペットをケージ等入れる訓練 所有者明示 日頃からの備え)を 継続すること。 ・実際に災害が起きた場合は、様々な種類(犬・猫・小鳥など)が持ち込まれる可能性があ る。 ・ペットを飼っていない区民にも理解してもらうこと。 (参考) ○熱田区におけるペット同行避難訓練(平成 26 年 11 月 29 日) 保管場所(受入前) 保管場所(受入後) ○熊本市における避難所の状況 駐車場に放置された犬 動物愛護センターの広報

(10)

ペットカード 1

飼育者

氏名

生活 たかのり

住所

泉一丁目

電話

934-1212

動物種

種類

ミニチュア・ダックス(長毛)

性別

メス

体格

毛色

うす茶

名前

ボタン

備考

(特徴)

鑑札・済票 装着:有

マイクロチップ:有

(11)
(12)
(13)

避難所でのペットへの対応についてのガイドライン 1 目的 災害発生時においては、人間だけではなく多くの飼育されているペットも被災しま す。避難所を運営するにあたっては、人命救助が最優先の目的であることは言うまで もありませんが、ペットと同行で避難する人も多数いることが想定されるため、人へ の危害防止や公衆衛生等の観点から、避難所におけるペットの適切な管理が必要とな ります。 避難所運営マニュアルでは、ペットとの同行避難が可能な避難所は、原則として、 市立小中学校と規定されました(ただし、住民同士の理解が得られない場合は受け入 れを不可とします)。本ガイドラインは、避難所運営マニュアルに基づき、あらかじ め各避難所の実情に応じたペットの飼育場所を選定し、災害発生時にペットの受入れ 等の対応をスムーズに行うために定めました。 2 ペットの飼育場所の選定 ペットの飼育場所は、避難所の収容能力、受け入れるペットの種類等を考慮して、 あらかじめ区役所、災害対策委員、地域住民及び施設管理者で協議のうえ選定してお きます。 ペットの飼育場所は、避難者の生活場所と離れた場所で、自転車置き場、軒下、テ ント等の雨風をしのげる場所を選定します。 なお、カラーコーンやロープ等で区画するとともに、「ペット飼育場所」と明示す ることで、他の避難者が不用意に立ち入ってしまうことを防止します。 3 ペットの受け入れの判断 代表管理者は次の事項を参考にして、避難者が連れてきた個々のペットを受け入れ るかどうかを総合的に判断します。 なお、避難所の施設、設備では飼育が不可能な動物であったり、飼育者が避難所で 定めたルールに従うことができない場合は、受け入れを拒否することとします。 (1)災害の規模、被害状況 長期間自宅に戻れないことが予想されるような大規模災害 自宅の倒壊や浸水(の恐れ)の有無 等 (2)受け入れ可能な動物種 原則、犬、猫、小鳥等の小動物 (3)他に迷惑をかけるおそれ おとなしい性格であるか しつけはされているか 等 (4)ペットの管理 飼育者が十分に管理できるか 飼育ルールは守れるか 等 資料5

(14)

4 飼育者の把握 円滑な避難所運営のためには、ペットを伴った避難者を的確に把握することが重要 です。代表管理者は、ペットを連れてきた避難者に対して、窓口で次の内容を届け出 るよう呼びかけます。 (1)飼育者の住所、氏名、電話番号 (2)動物の種類と数 (3)動物の特徴 性別(避妊去勢手術実施の有無)、体格、毛色、名前の他、品種、首輪の有無、 ペットの性格等のペットの特徴となる事項 (4)動物の写真の有無 飼育者が持ってきていない場合は、可能な限り写真撮影をしておきます。 5 避難所ペット登録台帳の作成 代表管理者は、飼育者からの届出に基づいて、避難所ペット登録台帳(以下「台帳」 という。)(別紙1)を作成し、ペットの写真とともに管理します。 なお、台帳はペット1頭ごとに記載し、記載欄の無いペットの特徴等の事項は、備 考欄に記載します。 6 ペットの飼育管理 ペットの管理責任は飼育者にあります。飼育者は、避難所で必要なケージ、リード、 エサや飲用水等をあらかじめ準備しておく必要があるほか、避難所では他の避難者の 迷惑にならないようにペットを管理しなければなりません。代表管理者は、飼育ルー ルを作成し飼育者に遵守させるとともに安全な飼育管理を徹底させます。 飼育者は他の飼育者とグループを作り、協力してペットの世話をすることで、一人 ひとりの負担を減らすことができます。 (1)飼育ルールの作成 代表管理者は、ペット動物の飼育ルール(参考:別紙2)を作成し、チラシ等を 用いて、飼育者及び他の避難者への周知・徹底を図ります。 (2)ペットの逃走防止措置 飼育者は、自分のペットをケージに入れる、リードで支柱に繋ぐ等の逃走防止措 置を必ず講じなければなりません。 運動をさせる場合にあっても必ずリードをつけ、他の避難者の迷惑にならない場 所で行うこととします。 (3)ペットの身元表示 飼育者は、ペットには必ず飼育者が分かるように、首輪、リード、ケージなどに 名札(飼育者の住所氏名等を記載したもの)を取り付けなければなりません。 (4)飼育場所の衛生管理 飼育者は、エサの食べ残し、ふん尿、抜け毛等の後始末を適切に実施し、常に飼 育場所を清潔にしなければなりません。 ペットの排泄場所を指定しておくと、他の避難者からの苦情が減らせるほか、ふ

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ん尿の後始末や清掃等が容易になります。 7 ペットの配置 代表管理者は、ペットを受け入れるときには、飼育者から聞き取ったペットの種 類・性別・大きさ・性質・しつけの有無などを考慮して、あらかじめ選定した飼育場 所にペットを配置します。ペットの配置については、次の事項を参考にしてください。 (1)動物ごとの区分 ペットに必要以上のストレスをかけないようにするため、性別、性質等を考慮し たうえで、単独もしくは動物種ごとに分けて配置します。 例)犬、猫、小動物は別々に配置する。 不必要な繁殖を防ぐためオスとメスを別々に配置する。 興奮しているペットは離れた場所で飼育する、間仕切りや目隠し(ケージを布 で覆う等)をする。 (2)ペットの管理方法による区分 リード等で繋留して管理する場合は、簡単には倒れることがない支柱等のある場 所に配置します。この場合は、隣のペットと争いが起きない程度に距離を取るよう にします。 ケージに入れて管理する場合は、ケージ同士を重ねないように配置します。 8 その他 代表管理者は、ペット動物についてトラブルが生じた場合は、情報を収集し、トラ ブル解決に努めます。

(16)

別紙1

避難所ペット登録台帳

(避難所名: ) No 入 所 日 退 所 日 飼育者 動物種※ 性 別 体 格 毛 色 ペ ッ ト 名 備考 (特徴等) 氏名 住所 電話 オス メス 不明 大 中 小 氏名 住所 電話 オス メス 不明 大 中 小 氏名 住所 電話 オス メス 不明 大 中 小 氏名 住所 電話 オス メス 不明 大 中 小 氏名 住所 電話 オス メス 不明 大 中 小 ※動物種が犬の場合は、犬種も記載すること。

(17)

別紙2

避難所におけるペット動物の飼育ルール

ペットの飼主のみなさんへ

避難所におけるペットの飼育ルール

避難所では、たくさんの人たちが共同生活を送っています。ペットの飼主のみなさんは、 次のことを守って避難所生活を送ってください。 1.動物は、指定された場所で、つなぐか、ケージ・オリなどで飼いましょう。 2.飼育場所・施設は清潔にし、必要に応じて消毒を行いましょう。 3.動物による迷惑・危害防止に努めましょう。 4.屋外の指定された場所で排せつさせ、きちんと後始末をしましょう。 5.エサやりは時間を決めて行い、その都度片付けましょう。 6.ノミ・ダニ等の駆除に努めましょう。 7.運動・ブラッシングは、屋外の迷惑がかからない場所で行いましょう。 8.他の被災者との間でトラブルが生じた場合は、速やかに避難所の管理者に届け出ま しょう。

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名古屋市

ペットの災害対策 編 集 担 当 発⾏年⽉⽇ 健康福祉局健康部⾷品衛⽣課 TEL 052-972-2649 FAX 052-955-6225 平成 28 年 4 ⽉ 1 ⽇ 40,000部 発 ⾏ 部 数 ・マイクロチップには番号が記録されて おり、⽪ふの下に埋め込みます。 ・⼀度挿⼊すれば、半永久的に識別が 可能なので、災害発⽣時や迷⼦の時に 有効です。 ・マイクロチップを挿⼊したら、 「動物 ID 普及推進会議(AIPO)」 に登録しましょう。 このリーフレットは、古紙パルプを含む再⽣紙を使⽤しています。 ○ ペットの逃⾛防⽌のために ・ペットをリードでつなぐかケージに⼊れましょう。 ○ 同⾏避難の際には ・防災⽤品を持参しましょう。 ・⽝は⾸輪が緩まないよう確実につなぎましょう。 ⼩型⽝はキャリーバッグに⼊れてもいいでしょう。 ・猫はキャリーバッグやケージに⼊れましょう。 ○ ⼈と動物の安全のために ・リードやキャリーバッグはしっかり持ちましょう。 窓⼝で届出をして、指⽰に従ってください。 ★ペットの管理は飼主が責任をもって⾏います。 マイクロチップ ○AIPO 問い合わせ先 03-3475-1695 9:00 17:30 (⼟・⽇曜、祝⽇休) ○避難所ごとに決められた、ペットの飼育ルールを 守ってください。 ○ペットはリードでつなぐかケージに⼊れ、 逃がさないようにしてください。 ○⾸輪、リード、ケージ等には名札をつけてください。 ○エサ、フン尿、抜け⽑等の後始末をしてください。 ※ペットの世話は他の飼育者と協⼒しましょう。 資料6

(19)

名古屋市では、⽝猫のマイクロチップ装着 費⽤の⼀部を補助しています。 くわしくは、保健所までお問い合わせくだ さい。 ○名古屋市では、猫の避妊去勢⼿術費⽤の ⼀部を補助しています。 くわしくは、保健所までお問い合わせく ださい。 ○動物愛護センターでは、しつけに関する 教室や相談受付を⾏っています。 ペットと飼主が離れ離れになると、ペットが 衰弱・死亡するおそれがあるだけでなく、繁殖 してしまい、⼈の安全や⽣活環境を悪化させる おそれがあります。 こうした事態を防⽌するためには、ペットと の同⾏避難が必要であるといわれています。 飼主は、災害時の備えについての意識を持 ち、ペットの安全と健康をまもるとともに、他 の避難者への迷惑とならないようにしなけれ ばなりません。 災害時を想定し、⽇頃から準備をしておきま しょう。 ★市⽴⼩中学校が原則として同⾏避難可能な 避難所です。 ○受け⼊れ可能な動物種 ⽝・猫・⼩⿃等の⼩動物が原則です。 (飼う前に、種類・頭数を検討しましょう。) ○住⺠同⼠の理解が得られない場合は、 受け⼊れができません。 ○あらかじめ決められた場所でペットを 飼育します。 (避難者の⽣活場所と離れた場所で、⾃転⾞ 置き場、軒下、テント等の⾬⾵をしのげる場所) ○ペットにも⼤きなストレスがかかります。 緊急時にペットを預かってくれる⽅や 場所を、考えておくことも⼤切です。 飼主がわかるよう、⾝元表⽰をしましょう。 名札に加え、脱落するおそれの少ないマイクロ チップを装着し、⼆重の対策をしましょう。 ※飼⽝には鑑札と注射済票を 装着しなければいけません。 ペットの健康管理としつけをしましょう。 避難所には多数の避難者が集まります。他の ⽅への迷惑とならないようにしましょう。 □ ワクチン接種 感染症予防のため必要な ワクチンを接種しましょう。 ※ 飼⽝には毎年、狂⽝病予防注射を 接種しなければいけません。 □ 基本的なしつけ むやみに吠えたり、⼈に危害を加えたり しないようしつけをしましょう。また、 決まった場所で排せつができるようにし ましょう。 □ 避妊去勢⼿術の実施 トラブル防⽌のため、避妊去勢⼿術を実 施しましょう。 □ ケージやキャリーバッグに慣らす スムーズに避難し避難所でおとなしく していられるよう、普段から慣らしてお きましょう。 ペットの備えは飼主の責任で⾏います。 救援物資の到着には時間がかかるので、最低でも 次のものは⽤意しておきましょう。 □ エサと⽔(5 ⽇分程度) □ ケージやキャリーバッグ □ リードやハーネス □ トイレ⽤具 (ビニール袋、古新聞、ペットシーツ、猫砂など) □ 写真 (ペットと家族の⽅が⼀緒に写っているもの※ ※ 飼主であることがわかるため。

(20)
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平成 28 年度名古屋市における動物愛護管理施策の重点事項 1 犬猫による迷惑防止対策の推進 近隣の犬猫については、依然として多くの市民が迷惑を感じているなか、犬 猫と快適に共生できるよう、飼主への意識啓発や地域における、のら猫の適正 な管理が必要となっている。 ・のら猫対策(なごやかキャット推進事業) ・飼主責任の周知啓発 ・災害発生時におけるペットとの同行避難に係る啓発 2 犬猫の殺処分頭数の削減 猫については、のら猫の子猫が多数収容されるなど、まだまだ課題が多い。 一方、犬の殺処分頭数は2桁にまで削減できたため、殺処分頭数ゼロを目指し さらなる取り組みが必要となっている。 ・犬殺処分ゼロサポート寄附金<ふるさと寄附金(納税)> ・譲渡ボランティアとの協力による譲渡の推進 ・動物愛護推進員との協働による終生飼養の啓発資料の作成 資料8

(22)

1 収容頭数 (単位:頭) 年 度 15 26 27 犬 収 容 頭 数 1,140 350 299 引 取 り (うち子犬) 375 (97) 83 (6) 85 (0) 捕 獲 (負傷含む) 765 267 214 猫 収 容 頭 数 6,483 1,603 1,539 引 取 り (うち子猫) 3,124 (2,658) 403 (220) 438 (266) 自活不能猫※ 3,122 992 922 負 傷 219 208 179 飼 主 等 か ら の 引 取 り 犬 猫 合 計 3,517 475 507 ※自活不能猫:所有者の判明しない猫のうち、自らの力で生活できない子猫 2 処分頭数 (単位:頭) 年 度 15 26 27 犬 処 分 頭 数 1,168 356 305 譲 渡 226 132 147 殺 処 分 628 59 23 返 還 314 165 135 猫 処 分 頭 数 6,488 1,613 1,547 譲 渡 59 416 671 殺 処 分 6,427 1,194 873 返 還 2 3 3 殺処分犬猫合計 7,055 1,253 896

(23)

3 なごやかキャット推進事業受付状況 4 譲渡ボランティア登録数 年 度 24 25 26 27 個 人 6名 5名 6名 6名 団 体 23団体 28団体 31団体 36団体 5 譲渡ボランティアによる譲渡実績 (単位:頭) 年 度 24 25 26 27 犬 35 44 53 77 猫 74 156 159 371 合 計 109 200 212 448 6 動物愛護推進員の委嘱数 推移 区 分 25年度 26年度 27年度 なごやかキャットサポーター 85人 159人 347人 なごやかキャットみまもり地域 3地域 3地域 10地域 相 談 件 数 228件 173件 289件 平成23年度 47名 平成24年度 72名 平成25年度 88名 平成26年度 78名 平成27年度 63名

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