光プローブを用いた形状測定の高精度化
澤 野 宏
*Improvement of Profile Measurement Accuracy using Optical Probe
Hiroshi SAWANO
Demands for machining of precision parts have recently increased. In order to meet such requirements, not only ultra-precision machining systems, but also precision profile measuring systems are required. In the profile measurement of precision parts, since the measurement marks have a large influence, a completely non-contact shape measurement method free from measurement marks is required. In the profile measurement using the optical probe, the profile of a specimen is measured by keeping the distance between a lens and a surface constant while scanning. Since the importance of measuring the complex three-dimensional shape increases, the importance of an optical probe that can measure such a shape in a non-contact condition increases. In this paper, problems and research examples in profile measurement using optical probes with high measuring accuracy are explained.
Keywords: Optical probe, Profile measurement, Measuring accuracy, Astigmatic method, Measuring resolution
1.緒 論
光学部品や半導体部品等の小形化,高密度化の進展に伴 い,部品に要求される加工精度は年々高まっている 1), 2). このような高精度な部品加工を実現するためには,精密加 工技術だけではなく,製作した部品形状の評価をするため の精密形状測定の技術が必要不可欠である. 形状測定方法は一般に接触式と非接触式に分けること ができる.接触式の形状計測方法では主にコンタクトプロ ーブを一定の力で試料に押し付けて走査することにより試 料の形状を測定する.高い分解能での測定が可能である反 面,精密な測定ではプローブを接触させることによって生 じる測定痕が問題になることがある.測定痕を低減する研 究も行われている 3)ものの,測定痕の発生を完全に防ぐこ とは困難であることに加え,測定時間が長くなる問題点が 残る. このような測定痕の発生を抑制し,なおかつ高い分解能 での測定が可能な形状測定方法として,プローブと試料間 に流れるトンネル電流を利用する走査型トンネル顕微鏡 (STM) 4)やプローブと試料間にはたらく原子間力を検出す ることで形状を測定する原子間力顕微鏡 (AFM) 5)がある. これらの形状測定方法により,極めて高い分解能を有する 形状測定システムが開発されている6), 7).さらに,これら のプローブを 1 nm の位置決め分解能と 10 mm オーダの駆 動範囲をあわせ持つ精密位置決めシステム 8)に搭載するこ とにより,三次元形状測定への応用が期待されている 9). 一方で,STM は測定対象が導電性を持つ必要があり,AFM はそのプローブ形状から一定以上の高さの段差や傾斜を持 つ試料が測定出来ないなど,測定できる試料の材質や形状 に制限がある.また,測定の際にはプローブを数 10 nm ま で測定点に近づける必要があるため,完全な非接触での測 定方法とは言い難い. これに対して,光を使った形状測定方法であれば,完全 に非接触での形状測定が可能であり,測定痕の発生を完全 に防ぐことが出来る.光を使った形状測定方法には,主に 光干渉式と光プローブの 2 種類がある.このうち,光干渉 を利用した形状測定方法 10)は極めて高い分解能での測定 が可能である.また,面での測定が可能であることから, 短時間で平面の評価が可能であり,ウエハの平面度の評価 などに用いられる.その反面,傾斜形状の測定には適して おらず,平面の測定に用途が限定される.光プローブは対 物レンズと試料表面の距離が一定になるように走査するこ とで形状を測定する.光干渉式と比べて走査が必要である 分測定に時間がかかるものの,複雑形状の測定への応用が 可能である. 今後,微細な複雑三次元形状の測定が重要になる.これ に伴い,このような形状を非接触に測定可能な光プローブ の重要性が増すと考えられる.本解説では,光プローブを 用いた形状測定における,高精度化の課題と研究例を述べ る.2.光プローブによる形状測定
2.1 光プローブを用いた形状測定の方法 光プローブを用いた形状測定方法の原理を Fig. 1 に示す. 一般に,光プローブは Z 軸を介して取り付けられ,一方で 試料は XY テーブル上に設置される. 光プローブはフォーカスエラー機能を備えており,この 機能を用いてレンズの焦点位置に常に試料表面がくるよう 制御すると,プローブから測定面までの距離を一定に保つ ことができる.プローブと測定面間の距離を一定に保ちな がら,XY 方向に走査することにより,試料の三次元形状 をプローブの移動軌跡として取得することが出来る. 原稿受付 2017 年 12 月 25 日 * 正会員 明治大学理工学部(〒214-8571 神奈川県川崎市 多摩区東三田 1-1-1)Z axis
Optical probe Amplifer Controller
Specimen
Z axis motion
Focus error signal Distance between
probe and specimen
X-Y planar motion
Control Z position to keep the distance constant Z axis position measurement system
X-Y position measurement system
Fig. 1 3D profile measurement by optical probe
2.2 フォーカスエラーの検出方法 2.1節で述べたように,光プローブはフォーカスエラ ー検出機能を用いてレンズ位置を制御することにより,形 状を測定する.そのため,光プローブではフォーカスエラ ーの検出方法の選定が重要である. 代表的なフォーカスエラーの検出方法として,共焦点法, ナイフエッジ法,臨界角法,非点収差法等がある.これら のフォーカスエラー検出方法の検出原理と特徴を記す. (a) 共焦点法 共焦点法では,Fig. 2 に示すように,測定点の反射光を 対物レンズで拾った後,凸レンズで再度集光させ,ピンホ ールを通した後にフォトダイオードで光量を検出する.こ の時,対物レンズの焦点位置に測定点,凸レンズの焦点位 置にピンホールが来るように光学部品の位置関係を調整す ると,測定点が焦点位置にある時のみ,全ての光がピンホ ールを通過するようになる.測定点が焦点位置からずれる と,ピンホール上での光径が大きくなることで,ピンホー ルを通過する光量が減少する.したがって,光量が最大と なる位置が焦点位置となる. 共焦点法は斜面等の影響で反射光の角度が変化した場 合でも,焦点位置の測定に影響を及ぼさない利点を持って おり,レーザ顕微鏡の焦点検出などに利用される11). その一方で,焦点からずれた方向を検出することが難し いため,走査形の光プローブにそのまま適用することは困 難である. (b) ナイフエッジ法 ナイフエッジ法によるフォーカスエラーの検出原理を Fig. 3 に示す.ナイフエッジ法では,対物レンズで拾った 反射光の片側を,ナイフエッジを用いて遮った後,凸レン ズにより集光する.凸レンズの焦点位置に二分割フォトダ イオードを設置し,なおかつダイオードの中心に光軸が来 るようにすると,測定点が焦点上にある時,光がちょうど フォトダイオードの 2 つの素子の間で焦点を結び,フォト ダイオードで検出される光量は 0 となる.これに対して, 測定点が焦点位置からずれると,フォトダイオード上で焦 点を結ばなくなるため,フォトダイオードで光量が検出さ れる.このとき,測定点が焦点距離より近い位置にあると 上側の素子,測定点が焦点距離より遠い位置にあると下側 の素子が光量を検出するため,焦点からの変位の大きさと 方向の両方を検出することが可能である. ナイフエッジ法は光軸調整が容易である利点を持つ一 方で,試料の傾斜や反射むらの影響を受けやすく,光軸が ナイフエッジ側にずれると,光量が大きく減少し,正確な フォーカスエラーの検出が難しくなる. (c) 臨界角法 Fig. 4 に示すように,臨界角法は臨界角プリズムを利用 したフォーカスエラー検出方法である.対物レンズで拾っ た光を,プリズムで屈折させた後,二分割フォトダイオー ドで光量を検出する.このとき,プリズムへの入射角をプ リズムの臨界角に一致させておくと,測定点が焦点距離に ある時のみ全ての光がプリズムで反射する.一方,測定点 が焦点距離より近い位置にあると上側,測定点が焦点距離 より遠い位置にあると下側の光のプリズムへの入射角度が 臨界角よりも大きくなり,一部の光が反射せずプリズムの 外に出る.その結果,フォトダイオードに入る左右の光量 に差が生じ,その差を検出することで焦点からの変位の大 きさと方向の両方を検出することが可能である. 臨界角法は変位に対して極めて高い測定感度を有し,さ らにプリズムでの反射回数を増やすことでさらなる高感度 化が実現できることから,微細形状の測定に応用される12). 一方,臨界角法は光軸調整が難しく,調整における誤差が 測定精度の低下に直結する. (d) 非点収差法 非点収差法は Fig. 5 に示すようにシリンドリカルレンズ を用いてフォーカスエラーを検出する.シリンドリカルレ ンズは特定の軸方向にのみ,レーザ光を集光する機能を持 つ.そこで,4 分割フォトダイオード上のレーザ光のイメ ージが円形となるようフォトダイオードとシリンドリカル レンズの位置を調整すると,測定点が焦点距離より近い時, 4 分割フォトダイオード上のイメージは集光方向を短軸と する楕円となり,測定点が焦点距離より遠い時には,4 分 割フォトダイオード上のイメージは集光方向を長軸とする 楕円となる.したがって,四分割フォトダイオードの上下 の素子の光量と左右の素子の光量の差をとることにより, 焦点からの変位の大きさと方向の両方を検出することが可 能である. 非点収差法は,臨界角法と比較して光軸調整が容易であ り,変位に対する測定感度も高いことから,微細形状の測 定に応用されている13).しかしながら,各素子に入る光量 の差からフォーカスエラーを検出するため,反射むらや測 定面の傾斜の影響を大きく受ける.したがって,これらの 影響を低減することが測定精度の向上のために必要である. 4 4 -澤野:光プローブを用いた形状測定の高精度化
(
) (
)
= + − + = 4 1 4 2 3 1 i Ai A A A A E (1) 一方,反射むら補正機能を持つ光プローブでは,反射光 をハーフミラーにより 2 つの光路に分割する.一方の光路 は従来の光プローブと同様にシリンドリカルレンズを通し た後,四分割フォトダイオード A で光量を検出し,他方の 光路ではシリンドリカルレンズを通さずに四分割フォトダ イオード B で光量を検出する.フォトダイオード B で検出 されるレーザ光はシリンドリカルレンズを通していないた め,測定点の変位の影響を受けず,光軸の移動の影響のみ を受ける.そこで,(2)式を用いてフォトダイオード A の出 力から光軸の移動の影響を差し引くことにより,反射むら の影響を低減することが可能である. − + − − + − = B A B A B A B A S B S A S B S A S B S A S B S A E 1 1 3 3 - 2 2 4 4 (2) Specimen surface lens Reflected light QPD A1 A4 A3 A2 Assumption e eEven reflection Uneven reflection
x
y
Objective
Fig. 8 Model of uneven reflection influence
Laser head
Objective lens
Polarizing
beam splitter
λ/4 plate
Specimen
QPD-A
QPD-B
In focus
Close
Distant
Cylindrical lens
Half mirror
Condensing lens
4 1 2 3 4 1 2 3 A A A A B B B BFig. 9 Optical probe with the function for compensating an uneven reflection 3.3 シミュレーションによる光プローブの評価 3.2節で構築した光プローブの反射むら補正機能の有 用性を確認するため,シミュレーションを行った.シミュ レーションには光線追跡法を用いる.光源から照射される レーザを半径および周方向に分割し,微小要素ごとの光線 の挙動を計算し,フォトダイオードのそれぞれの素子に入 射する光量を算出した. 光軸の位置のずれ量 exを変化させて反射むらが光プロー ブ出力に与える影響を調べた.光軸の位置のずれ量 exとプ ローブ出力パラメータ E の関係を Fig. 10 に示す.(1)式か ら求めた従来の光プローブ出力では,測定点の位置が一定 でも,光軸の位置 exがずれると出力が変化する.出力の変 化は見かけ上の測定点の位置のずれを引き起こすため,反 射むらによる光軸の位置 exの変化が測定誤差に直結するこ とが分かる. 一方,反射むら補正機能を付与した光プローブでは,光 軸の位置 exがずれた場合でも,測定点の位置の変化がなけ れば出力が変化しない.この結果より,反射むら補正機能 を付与することで,反射むらによる誤差を軽減し,光プロ ーブを用いた形状測定における測定精度の向上が可能であ ることが明らかになった.
Basic method (Eq.(1))
Proposed method (Eq.(2))
Close (-1
µ
m from focus)
0.5
0.0
-0.5
-1.0
-1.5
-0.06 -0.04 -0.02 0 0.02 0.04 0.06
O
u
tp
u
t
si
g
n
al
E
In focus
Distant (1
µ
m from focus)
Position of the optical axis
e
mm
xFig. 10 Relationship between the position of an optical axis and an output signal
4.位置決め機構と光プローブの高精度化の関係
4.1 位置決め機構に求められる性能 第3章では光プローブの誤差要因である反射むらの影 響の低減により,光プローブの高精度化が実現できること を述べた.一方で,光プローブを用いた形状測定において は,光プローブ単体の精度だけではなく,光プローブを搭 載する位置決め機構の安定性,分解能,精度が測定精度に 大きな影響を及ぼす. 新野は測定システムから出来うる限り誤差要因を排除 することで測定精度を向上させるため,Fig. 11 に示すよう な測定システムの概念を提案している16).位置決めシステ ムの駆動要素や案内要素の非接触化による誤差要因の最小 6 6 -澤野:光プローブを用いた形状測定の高精度化4.3 形状の測定例 本節では,4.2節で構築した形状測定システムの評価 例を示す. まず,測定システムの安定性を評価するため,光プロー ブと測定点との間の距離が焦点距離と一致するよう Z 軸に フィードバック制御をかけた状態で,20 分間の Z 軸の変位 を測定した.測定結果を Fig. 15 に示す.20 分間における Z 軸の変位は 60nm 程度であり,測定システムが高い安定性 を持つことが分かる.位置決めシステムを含めた形状測定 システム全体をエンクロージャで囲うことにより温度安定 性を高めたことと,アルミナセラミクスを構造材料に使用 することにより熱変形を抑制したことが,測定システムの 安定性に大きく寄与していると考えることができる. 次に反射むらを生じる材料表面に対する測定精度を評 価するため,切削加工によって黄銅表面に粗面を製作し, 光プローブを用いて黄銅切削面の表面形状を測定した.
Fig. 16 (a)に測定形状を,Fig. 16 (b)に繰り返し測定におけ
る繰り返し精度を示す.繰り返し測定における誤差はおよ そ±50nm の範囲におさまっており,構築した測定システ ムが,反射むらを生じる粗面の測定において高い繰り返し 測定精度を有することが確認できた. さらに,反射率の低い材料表面に対する測定精度を評価 するため,セラミックブロック面の形状測定をおこなった. セラミックブロックの反射率は 0.056 である.
Fig. 17 (a)に測定形状を,Fig. 17 (b)に繰り返し測定におけ
る繰り返し精度を示す.反射率が低いのに加え,傾斜を有 する形状であったにも関わらず,黄銅を測定した時と同様 繰り返し測定における誤差がおよそ±50nm の範囲におさ まっていた.この測定結果は,構築した形状測定システム が高い繰り返し精度を有していることを示すだけでなく, 光プローブが試料の傾斜の影響についても低減できている ことを示している. 以上の結果から,反射むらの影響を低減可能な光プロー ブを高精度な三次元位置決め機構に組込むことにより,高 い安定性と測定精度を有する形状測定システムが実現でき ることを示した.
Fig. 15 Long term stability evaluation of the optical probe
P
ro
fi
le
n
m
X Position mm
800
400
0
-400
-800
0 1 2 3 4 5
(a) Profile measured
R
ep
ea
ta
b
il
it
y
er
ro
r
n
m
X Position mm
100
50
0
-50
-100
0 1 2 3 4 5
(b) Repeatability errorFig. 16 Measurement result of the machined brass
P
ro
fi
le
n
m
X Position mm
800
400
0
-400
-800
0 0.05 0.10 0.15 0.20
(a) Profile measured
R
ep
ea
ta
b
il
it
y
er
ro
r
n
m
X Position mm
100
50
0
-50
-100
0 0.05 0.10 0.15 0.20
(b) Repeatability errorFig. 17 Measurement result of the ceramic block
5.結 論
本解説では,光プローブを用いた形状測定における高精 度化の課題および高精度化を実現するための研究例を述べ た. まず,光プローブを用いた形状測定の方法について述べ, 形状測定においてフォーカスエラーの検出が重要であるこ とを述べた.次に,フォーカスエラーの検出原理について 述べ,フォーカスエラー検出における反射むらや試料の傾 斜の影響の低減が,光プローブの高精度化に必要であるこ とを示した. 光プローブの高精度化に関する研究例として,反射むら のモデル化をし,反射むらの影響を低減可能な光プローブ の光学系の構成を述べた.また,シミュレーション結果か ら,光プローブに搭載した反射むら補正機能により,反射 むらによる反射光の光軸のずれの影響を補正可能であるこ とを示した. また,光プローブを用いた形状測定の精度向上のために は,光プローブ単体の高精度化だけではなく,光プローブ を搭載する位置決め機構の安定性,分解能,精度の向上が 必要であることを述べ,光プローブを超精密三次元位置決 めシステムに搭載することにより,測定の安定性と繰り返 し測定精度が向上可能であることを示した. 以上の結果より,反射むらの影響を低減可能な光プロー ブを高精度な三次元位置決め機構に組込むことにより,高 い安定性と測定精度を有する形状測定システムが実現でき ることを示した.参 考 文 献
1) Peters, J. et al.: Contribution of CIRP to the development of metrology and surface quality evaluation during the last fifty years,
CIRP Annals,50-2 (2001), 471-488.
2) Lonardo, P.M., Lucca, D.A. and Chiffre, L.D.: Emerging trends in surface metrology, CIRP Annals,51-2 (2002), 701-723.
3) Ishizu, C. and Nemoto, K.: Current state of minute form measuring technology (in Japanese), Journal of the Japan Society for Precision
Engineering, 74-3 (2008), 235-238.
4) Binnig, G., Rohrer, H., Gerber, C. and Weibel E.: Surface studies by scanning tunneling microscopy, Physical Review Letters, 49-1 (1982), 57-61.
5) Binnig, G., Quate, C.F. and Gerber C.: Atomic force microscope,
Physical Review Letters, 56-9 (1986), 930-933.
6) Vorburger, T.V., Dagata, J.A., Wikeniging, G. and Iizuka K.: Industrial uses of STM and AFM, CIRP Annals, 46-1 (1997), 597-620.
7) Michihata, M., Takaya, Y. and Hayashi T.: Development of the nano-probe system based on the laser-trapping technique, CIRP
Annals,57-1 (2008), 493-496.
8) Sawano, H., Gokan, T., Yoshioka, H. and Shinno, H.: Three-dimensional nano-motion system for SPM-based CMM,
Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, 4-6 (2010), 1192-1200.
9) Sawano, H., Gokan, T., Yoshioka, H. and Shinno, H.: A newly developed STM-based coordinate measuring machine, Precision
Engineering, 36-4 (2012), 538-545.
10)Hanayama, R. and Ishii, K.: Surface Shape Measurement for Small Lens Using Phase Shift Interferometer, International Journal of
Automation Technology, 5-2 (2011), 162-166.
11)Keyence:
https://www.keyence.co.jp/ss/3dprofiler/keijou/laser/principle/ 12)Ozawa, N., Kohno, T., Mitsui, K., Musya, T. and Miyamoto, K.:
High precision optical surface sensor (HIPOSS-1) - Studies on ultra-precision measuring technology- (in Japanese), Journal of the
Japan Society for Precision Engineering, 52-12 (1986), 2080-2086.
13)Mitsui, K., Sakai, M. and Kizuka, Y.: Development of a high resolution sensor for surface roughness (in Japanese), Optical
Engineering, 27-6 (1988), 498-502.
14)Fukatsu, H. and Yanagi, K.: A specle error compensation system for improving measurement performance of optical stylus instrument (in Japanese), Journal of the Japan Society for Precision
Engineering, 70-5 (2004), 716-720.
15)Sawano, H., Takahashi, M., Yoshioka, H., Shinno, H. and Mitsui, K.: On-Machine optical surface profile measuring system for nano-machining, International Journal of Automation Technology, 5-3 (2011), 369-376.
16)Shinno, H., Yoshioka, H., Gokan, T. and Sawano, H.: A newly developed three-dimensional profile scanner with nanometer spatial resolution, CIRP Annals - Manufacturing Technology, 59-1 (2010), 525-528.
17)Kurisaki, Y., Sawano, H., Yoshioka, H. and Shinno, H.: A newly developed X-Y planar nano-motion table system with large travel ranges, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and
Manufacturing, 4-5 (2010), 976-984.
18)Yoshioka, H., Sawano, H. and Shinno, H.: A Newly Developed Ultraprecision Machine Tool "Angel", Proceedings of the euspen International Conference, 2 (2010), 239-242.
19)Shinno, H., Yoshioka, H. and Sawano, H.: A framework for systematizing machine tool engineering,International Journal of
Automation Technology, 7-6 (2013), 760-768. 8
8
5.結 論
本解説では,光プローブを用いた形状測定における高精 度化の課題および高精度化を実現するための研究例を述べ た. まず,光プローブを用いた形状測定の方法について述べ, 形状測定においてフォーカスエラーの検出が重要であるこ とを述べた.次に,フォーカスエラーの検出原理について 述べ,フォーカスエラー検出における反射むらや試料の傾 斜の影響の低減が,光プローブの高精度化に必要であるこ とを示した. 光プローブの高精度化に関する研究例として,反射むら のモデル化をし,反射むらの影響を低減可能な光プローブ の光学系の構成を述べた.また,シミュレーション結果か ら,光プローブに搭載した反射むら補正機能により,反射 むらによる反射光の光軸のずれの影響を補正可能であるこ とを示した. また,光プローブを用いた形状測定の精度向上のために は,光プローブ単体の高精度化だけではなく,光プローブ を搭載する位置決め機構の安定性,分解能,精度の向上が 必要であることを述べ,光プローブを超精密三次元位置決 めシステムに搭載することにより,測定の安定性と繰り返 し測定精度が向上可能であることを示した. 以上の結果より,反射むらの影響を低減可能な光プロー ブを高精度な三次元位置決め機構に組込むことにより,高 い安定性と測定精度を有する形状測定システムが実現でき ることを示した.参 考 文 献
1) Peters, J. et al.: Contribution of CIRP to the development of metrology and surface quality evaluation during the last fifty years,
CIRP Annals,50-2 (2001), 471-488.
2) Lonardo, P.M., Lucca, D.A. and Chiffre, L.D.: Emerging trends in surface metrology, CIRP Annals,51-2 (2002), 701-723.
3) Ishizu, C. and Nemoto, K.: Current state of minute form measuring technology (in Japanese), Journal of the Japan Society for Precision
Engineering, 74-3 (2008), 235-238.
4) Binnig, G., Rohrer, H., Gerber, C. and Weibel E.: Surface studies by scanning tunneling microscopy, Physical Review Letters, 49-1 (1982), 57-61.
5) Binnig, G., Quate, C.F. and Gerber C.: Atomic force microscope,
Physical Review Letters, 56-9 (1986), 930-933.
6) Vorburger, T.V., Dagata, J.A., Wikeniging, G. and Iizuka K.: Industrial uses of STM and AFM, CIRP Annals, 46-1 (1997), 597-620.
7) Michihata, M., Takaya, Y. and Hayashi T.: Development of the nano-probe system based on the laser-trapping technique, CIRP
Annals,57-1 (2008), 493-496.
8) Sawano, H., Gokan, T., Yoshioka, H. and Shinno, H.: Three-dimensional nano-motion system for SPM-based CMM,
Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, 4-6 (2010), 1192-1200.
9) Sawano, H., Gokan, T., Yoshioka, H. and Shinno, H.: A newly developed STM-based coordinate measuring machine, Precision
Engineering, 36-4 (2012), 538-545.
10)Hanayama, R. and Ishii, K.: Surface Shape Measurement for Small Lens Using Phase Shift Interferometer, International Journal of
Automation Technology, 5-2 (2011), 162-166.
11)Keyence:
https://www.keyence.co.jp/ss/3dprofiler/keijou/laser/principle/ 12)Ozawa, N., Kohno, T., Mitsui, K., Musya, T. and Miyamoto, K.:
High precision optical surface sensor (HIPOSS-1) - Studies on ultra-precision measuring technology- (in Japanese), Journal of the
Japan Society for Precision Engineering, 52-12 (1986), 2080-2086.
13)Mitsui, K., Sakai, M. and Kizuka, Y.: Development of a high resolution sensor for surface roughness (in Japanese), Optical
Engineering, 27-6 (1988), 498-502.
14)Fukatsu, H. and Yanagi, K.: A specle error compensation system for improving measurement performance of optical stylus instrument (in Japanese), Journal of the Japan Society for Precision
Engineering, 70-5 (2004), 716-720.
15)Sawano, H., Takahashi, M., Yoshioka, H., Shinno, H. and Mitsui, K.: On-Machine optical surface profile measuring system for nano-machining, International Journal of Automation Technology, 5-3 (2011), 369-376.
16)Shinno, H., Yoshioka, H., Gokan, T. and Sawano, H.: A newly developed three-dimensional profile scanner with nanometer spatial resolution, CIRP Annals - Manufacturing Technology, 59-1 (2010), 525-528.
17)Kurisaki, Y., Sawano, H., Yoshioka, H. and Shinno, H.: A newly developed X-Y planar nano-motion table system with large travel ranges, Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and
Manufacturing, 4-5 (2010), 976-984.
18)Yoshioka, H., Sawano, H. and Shinno, H.: A Newly Developed Ultraprecision Machine Tool "Angel", Proceedings of the euspen International Conference, 2 (2010), 239-242.
19)Shinno, H., Yoshioka, H. and Sawano, H.: A framework for systematizing machine tool engineering,International Journal of