1 ニューズレター328 号(平成 30 年 9 月)
工 夫 あ る 経 営 で 頑 張 っ て い る 中 小 企 業
クオリティの高いバイク販売とイベント企画
BikeWorks回転木馬(所在地:大阪市旭区森小路 2-11-9 代表者:河村 憲一郎 氏 TEL:06-4254-7828 URL: http://www.kaitenmokuba.none.or.jp/)は、スポーツバイクの販 売、自転車に関するメンテナンスやイベント企画・開催を事業として 2001 年に創業、旭区・京 街道商店街に店舗を構える事業所である。 市販のバイクのほとんどは工場からほぼ完成品として出荷 され、販売店で完成状態に組み立てられるが、同事業所では、 完成品にするためには商品をバラすことから始める。なぜなら お客様の体格や使い方、予算などは、一人として同じ要望はな い。そのため、お客様に最もふさわしい商品提案を行い、「自 転車生活」が楽しく快適になるよう、フレームを削ったり特殊パーツを製作するなどしてクオ リティの高いバイクを丁寧に作り上げている。 河村代表のもうひとつのこだわりが、「イベント企画による“サイクリング仲間の集い”から、 人と人の絆を深める “地域の活性化”へとつなげていく」ということである。人の輪が広がっ ていくと、その活動に参加いただいたお客様から、バイクの再塗装や点検修理、チューンアップ などのアフターケアの相談を受けることも増えてきており、河村代表は、さらにこうした取り
大阪商工会議所
北支部・東支部・中央支部・西支部・南支部・中小企業振興部NewsLetter
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○クオリティの高いバイク販売とイベント企画
(BikeWorks回転木馬・旭区)○ブログ型ウェブショップ~日本のブランド体験記、作り手の「想い」を届けるお店~
(MIIHIN・東成区)○町工場のネットワークを生かしたイノベーション拠点の開設
(成光精密株式会社・港区)……… 4 頁
○あべの天王寺・サマーキャンパス 2018 開催
(南支部)地域の動き(1件)
ニ ュ ー ズ レ タ ー ( 9 月 ) No.328(2018.9.20)工夫ある経営で頑張っている中小企業(3 件)
NewsLetter
2 ニューズレター328 号(平成 30 年 9 月) 組みを進めていく予定である。 定期的に開催している定番の「淡路島1周ツーリング」「琵 琶湖1周ツーリング」や、ゆっくりと温泉につかりながらのん びりと走る「鳥取ツーリング」が好評。また、人気の広島と愛 媛を結ぶ「とびしま海道ツーリング」では、参加者から「景色 の良さもあり、爽快感がいっぱいでした」という感想を寄せていただいたほか、MTB(マウンテ ンバイク)のメッカ・信州の王滝コースでは「ダウンヒルの爽快さは忘れられません」等々、嬉 しいお声がたくさん届いているという。 今後も、充実した食事を楽しむ「おいしいサイクリング」や、自転車の基本的修理や改善を目 的としたメンテナンス講習会等なども順次開いていく。 こうした自転車でのサイクリングのイベントは、特に初心者の女性向けであり、一人で乗る のが不安であったり、故障した時の対処方法を知りたい方や、これからサイクリングライフを 楽しむ方のための入門編といえるものである。小さなお子様もチャイルドシートに乗せて参加 できるため、口コミで近隣の住民の間で評判となり、地域での人の輪が広がっている。 健康志向が叫ばれる昨今、スポーツバイクや自転車というエコな乗り物に乗って自然回帰す る貴重な機会を提供することで、地域に愛される自転車屋さんを目指す同事業所の発展を期待 したい。 (東支部)
ブログ型ウェブショップ
~日本のブランド体験記、作り手の『想い』を届けるお店~
MIIHIN(代表:裏家健次氏、HP:https://www.miihin.jp/、TEL: 06-6976-0405 mail:[email protected])が運営するネットショップ「日本い いもの屋」にアクセスした際は、ぜひ「ブランド一覧」から各ブランドの 紹介文を読んでほしい。ネットショップに来たことを忘れて、ついつい読 み入ってしまうブランド紹介は、裏家代表が、日本各地に実際に訪問し、 現場で見聞きしたことが事細かに書かれた体験記になっている。読んでい ると、一緒に現地に行って体験しているような気持ちになれる。 そんな熱意のあるブランド紹介を書く裏家代表は、商品を購入いただく 方に、単に商品だけを購入していただくのではなく、ブランドや商品ができるまでのエピソード、作 り手が込めた思いなど、商品の背景にあるストーリーも一緒に購入してもらいたいと考えている。 裏家代表が、ネットショップを立ち上げたのは、2013 年に 1 年かけて夫婦 2 人で世界各地を旅し てまわったことがきっかけにある。旅をして気づいたことは、日本は「想い」があふれる素敵な国だ ということだった。歩きやすい国、道にごみが落ちていない国と言われる日本は、誰かの見えない想 いでできているように、一つひとつの物も「いいものを作りたい」「誰かに喜んでほしい」と何かを 大切する作り手の想いでできている。そのような作り手の想いと一緒に商品を届けられるネットシ3 ニューズレター328 号(平成 30 年 9 月) ョップを作り、日本のいいものを世界に向けて発信したいという気持ちからスタートした。 現代社会では、大量生産で安価なものや、SNS 等に投稿するために写真映えするものが好まれる一 方で、時間をかけてじっくりと創り込まれたものを求める声もある。ファストファッションやファ ーストフードに対して、スローファッション、スローフードという言葉が生まれるように、手ごろな ものを求める人もいれば、良質で長く使えるものを求める人も必ず存在する。例えば自分だけが使 うものなら手頃なものでもいいけれど、家族で囲む食卓に使うものは、ゆとりをもって楽しめるよ うに温もりのあるものがほしいなどの考えがある。何か、大切な時間を過ごしたい時や、仕事終わり に自宅でリラックスしたいなど生活にゆとりがほしい時、または大切な誰かへの贈り物を探してい る時などに、「日本いいもの屋」をのぞいてみたら何か見つけられるのではないだろうか。 そんな「日本いいもの屋」を営む裏家代表は、今後、日本のもの づくりに少しでも貢献したいと考えている。多くのブランド、多く の職人と出会う中で、日本には素晴らしい技術を持っているけれ ど、それをうまく生かせないまま奮闘している人もいるのではない か、そのような人の力になれればと考えるようになった。2016 年度 に中小企業庁の「ふるさとグローバルプロデューサー育成事業」に 半年間参加しブランディングや、プロデュースについて基礎から学んだ。これに、これまで多くの事 業者を訪問、職人から見聞きしてきた実績を合わせて、支援事業を開始した。新商品開発や、ブラン ドの構築、そして実際の販売まで支援し、日本のいいものをさらに、世界に発信していきたいと熱意 を持っている。 (東支部)
町工場のネットワークを生かしたイノベーション拠点の開設
成光精密株式会社(所在地:大阪市港区波除 1-4-35 代表取締役:高満 洋徳 氏、TEL:06-6586-5771 URL:http://www.seikouseimitsu.com/)は主に産業用機械の設計・制作、精密部品 加工の試作を行っている企業である。今年 4 月に本社工場の 2 階に交流スペース、個室、工作 室を設けたベンチャー企業やスタートアップ企業の連携拠点「Garage Minato」(ガレージ港 URL: https://www.garage-minato.jp/)を開設した。この拠点は、町工場が個々に持つ技術、ノ ウハウと研究者、技術者、ベンチャー企業が持つアイデア、先端技術を合わせた新事業創設をめ ざしており、「町工場の専門性を統合し、新たな商品開発を行える場を創りたい」という高満社 長の想いからスタートしたものである。町工場は、カタチにできるがアイデアがない、研究者・ ベンチャー企業は、アイデアはあるがカタチにできない、その双方を埋めるアイデアとものづ くりの場をつなぐプラットフォームの拠点を目指し、「世界のものづくりの課題を解決する」と いうビジョンを掲げている。今まで発注者であったメーカーと専門技術やノウハウを持った町 工場が連携し、同じ立場で仕事をする、いわゆる横請けを行うことにより下請けからの脱却が 期待できる。開設にあたっては、町工場だけでなく、株式会社リバネスなどの支援企業や大阪市4 ニューズレター328 号(平成 30 年 9 月) など行政も巻き込みながら、高満社長の多様なネットワークを生かして実現した。 Garage Minato 交流スペース ベンチャーピッチの様子 開設後は 5 月から、月 1 回のペースで、①大阪テクノマスター(大阪市認定)の講演、②金 属学のセミナー、③ベンチャーピッチという 3 部構成で実施している。ベンチャーピッチでは、 各々が課題やこうなれば良いと思うことを発表し、参加している町工場の方から課題解決に向 けての意見やアイデアを募る形で進めていく。このベンチャーピッチの第 1 回目で、「打撃ティ ースタンド」の改良の依頼があり、それらに対しさまざまな意見やアイデアが集まり、ネットワ ーク内で開発プロジェクトチームが発足した。現在、試作品の開発を行っており、開発が上手く 進めば、将来的にはスポーツ機械メーカーを立ち上げたいと、早くもイノベーション拠点の目 的の一つである新商品開発の役割を果たすような動きが出てきている。 昨今、様々なイノベーション拠点が開設されているが、同拠点の特長は、人と人との繋がりを 生かしたネットワークが基盤となっている点にある。ネットワークを使って共創しようという 想いを持った人が集まり、他の町工場や大企業、支援機関等を巻きこんで、大企業が行っている 場所やハコモノ重視ではなく、“中小企業の強みである地域ネットワークを生かす”イノベーシ ョン拠点を創生していく。そのネットワークを使って他の町工場を紹介するなど、既存の町工 場の事業の後押しにも繋がっている。今後、さまざまな新事業創設が期待でき、その活躍が今か ら楽しみである。 (西支部)
あべの天王寺・サマーキャンパス 2018 開催
大阪商工会議所南支部は、阿倍野区商店会連盟、天王寺区商店会連盟、あべのまちづくり構想 研究会、ODCC(大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会)と共催で、8 月 25 日(土)・26 日 (日)、「あべの天王寺・サマーキャンパス 2018」を開催した。地域の動き
5 ニューズレター328 号(平成 30 年 9 月) この事業は、阿倍野・天王寺ターミナル周辺地域の新たなイメージの創出、情報発信、集客強 化、地域活性化を目的に、地域全体をキャンパスに見立て、学校、寺院、施設、店舗などの協力 を得て、体験や学びの場(以下体験プログラム)を提供し、幼稚園児や小学生とその家族に楽し んでもらうもの。5 回目となる今回は、過去最高となる 100 の体験プログラムのほか、事業に賛 同した周辺の 263 店舗を紹介するガイドブックを作成し、地域内外で広く配布、プログラムへ の参加と店舗の利用を呼びかけた。 職業体験やロボットプログラミングなど様々な体験プログラムが地域の各店舗などで開催さ れ、ある開催事業者からは「正直なところあまり期待はしていなかったが、予想を遥かに超える 多くの参加者にお集まりいただき、自社の PR に大変役立った」との声をいただいた。 今回の目玉イベントとして、今春、Osaka Metro として民営化され た大阪市高速電気軌道株式会社のご協力のもと、日本各地からトップ クラスのレイアウト制作者があべのキューズモールに集結し、10m× 10m の超巨大な Osaka Metro の路線図を鉄道おもちゃで立体再現し た。普段は知られていない高低差や車庫など細部に至るまで再現して おり、子供はもちろん大人まで数千人の買い物客や来場者が足を止め て、「普段よく利用している地下鉄の路線がこんなふうになっている とは初めて知った」と感心しながら見入っていた。 その他、26 日には、Hoop1 階オープンエアプラザのステージで、地 元警察や大学生、ダンスチームがそれぞれのステージプログラムを 実施。白バイ記念撮影やバトントワリングショー、コーラスショーなどで観客と一体になって 盛り上がり、ステージ横では地元の阿倍野区商店会連盟主催でドリーム屋台を催し、射的や輪 投げなどに長い行列ができるほどの盛況ぶりであった。 今後も引き続き、支部として地域の活性化、賑わい創出に貢献できる事業を実施していきた い。 (南支部) Osaka Metro を立体再現
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