⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮ ⋮
巻頭特集
平成
27年版
将棋年鑑
2
0
1
5
目次
特集①羽生善治
1
300
勝の軌跡
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 28特集②糸谷哲郎竜
王ロングインタビュー
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 32特集③田中寅彦・先崎学が振り返るこの
1
年
⋮⋮⋮⋮ 38特集④森下卓が電王戦を語る
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 46特集⑤上野裕和の最新将棋事情
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 60個人成績
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 77︿棋戦別棋譜索引﹀
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 82︿戦型別棋譜索引﹀
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 84竜王戦
︵第 27期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 86竜王戦ランキング戦
︵ 1 組∼ 6 組 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 100名人戦
︵第 73期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 152A
級順位戦
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 158順位戦
B
級
1
組
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 187順位戦
B
級
2
組
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 200順位戦
C
級
1
組
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 213順位戦
C
級
2
組
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 227王位戦
︵第 55期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮王座戦
︵第 62期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮棋王戦
︵第 40期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮王将戦
︵第 64期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮棋聖戦
︵第 85期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮朝日杯将棋オープン戦
︵第 8 回 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮銀河戦
︵第 22期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮NHK
杯テレビ将棋トーナメント
︵第 64回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮将棋日本シリーズ
J
T
プロ公式戦/テーブルマークこども大会
︵第 35回︶ ⋮新人王戦
︵第 45期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮加古川青流戦
︵第 4 期 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮富士通杯達人戦
︵第 22回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮マイナビ女子オープン
︵第 8 期 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮リコー杯女流王座戦
︵第 4 期 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ユニバーサル杯女流名人戦
︵第 41期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮女流王位戦
︵第 26期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮霧島酒造杯女流王将戦
︵第 36期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮大山名人杯倉敷藤花戦
︵第 22期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮白瀧あゆみ杯争奪新人登竜門戦
︵第 8 回 ︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮プロ棋戦
⋮ ⋮ ⋮
アマチュア竜王戦
︵第 27回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 478全日本アマチュア将棋名人戦
︵第 68回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 482全国高等学校将棋竜王戦
︵第 27回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 486全国支部将棋名人戦
︵第 44回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 488全国支部将棋対抗戦
︵第 44回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 489全国シニア将棋名人戦
︵第 22回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 490全国アマチュア王将位大会
︵第 31期︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 491朝日アマチュア将棋名人戦
︵第 38回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 492しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会
︵第 51回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 493全国高等学校将棋選手権大会
︵第 50回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 494全国中学生選抜将棋選手権大会
︵第 35回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 495中学生将棋名人戦
︵第 39回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 496文部科学大臣杯小・中学校将棋団体戦
︵第 10回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 497小学館・集英社杯小学生将棋名人戦
︵第 40回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 498大山名人杯争奪全国小学生倉敷王将戦
︵第 13回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 499大学将棋
︵平成 26年度︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 500内閣総理大臣杯職域団体対抗将棋大会
︵第 106・ 107回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮ 504全国オール学生将棋選手権戦
︵第 29回︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 508SR
J
・栄光ゼミナール杯女流アマ名人戦
︵第 46期︶ ⋮⋮⋮⋮ 509主要アマ棋戦
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 510アマ棋譜解説
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 514実戦終局の一手
相手玉には即詰みがあります。投了に追い込んだ次の一手を 考えてみてください︵詰み筋は一つとは限りません︶ 。 ⋮⋮ 176・ 185・ 189・ 195・ 224・ 258・ 262・ 272・ 276・ 282・ 286・ 306・ 310将棋書籍ナビ
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 313・ 322・ 346・ 352戦型別勝率
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 359・ 369・ 387・ 432・ 443・ 465・ 472・ 480プロ棋士なんでもランキング
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 561・ 596棋士名鑑アンケートクイズ
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 609・ 615・ 617 表紙/羽生善治名人 表紙写真/中野伴水 グラビア写真/大川慎太郎・金子光徳・中野伴水 写真提供/野間俊克 ︵順位戦 B 級 2 組 ︶・池田将之 ︵順位戦 B 級 2 組 、 C 級 1 組 ︶・ 内田晶︵達人戦、アマ竜王戦、高校竜王戦︶ ・ 君島俊介︵倉敷藤花戦︶ ・ 小島一宏︵高校選手権、小学生倉敷王将戦︶ ・中島一︵中学生選抜選手権︶ 表紙・口絵レイアウト/山崎絵美 段位・肩書は当時のものです。名誉会員
︵終身︶ ⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 550棋士名鑑
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 551日本女子プロ将棋協会
⋮⋮⋮ 617物故棋士一覧
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 618棋士系統図
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 626奨励会
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 628棋戦優勝者一覧表
⋮⋮⋮⋮⋮ 631対局日誌
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 653広告索引
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 664名簿・棋士名鑑・コラム等
アマ棋戦等
⋮ ⋮全棋士成績
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 78竜王戦・順位戦データ集
⋮⋮ 144順位戦昇級者一覧
⋮⋮⋮⋮⋮ 244昇級・昇段者一覧
⋮⋮⋮⋮⋮ 368将棋大賞受賞者
⋮⋮⋮⋮⋮⋮ 390日本将棋連盟の機構
⋮⋮⋮⋮ 392日本将棋連盟支部名簿
⋮⋮⋮ 534将棋普及指導員連絡先一覧
⋮ 540大山康晴賞
︵第 21回︶ ⋮⋮⋮⋮ 548巻頭特集
羽生善治
1
3
0
0
勝
の
軌
跡
史上初の七冠達成
、通算タイトル獲得
同一タイトル獲得
22期など
、数々の大記録を打
ち立てながらいまだ衰えを知らない羽生善治名
人にまた新たな勲章が加わった。
平成
26年
11月
20日、通算
1
3
00
勝達成
│
驚くべきスピードで打ち立てられたこの大記
録を機に、これまでの軌跡を振り返ってみたい。
巻頭特集①
巻頭特集 29 巻頭特集❶ 羽生善治1300勝の軌跡 No 達成者 勝 負 持 対局数 勝率 達成時の年齢 プロ入り∼達成 1 大山 康晴 1433 781 2 2216 0.647 62歳8カ月 45年7カ月 2 中原 誠 1308 782 3 2093 0.626 60歳0カ月 41年11カ月 3 加藤一二三 1317 1131 1 2449 0.538 71歳10カ月 57年3カ月 4 羽生 善治 1300 499 2 1801 0.723 44歳1カ月 28年11カ月
1300勝達成者の通算成績
羽生善治年度別成績
年 年齢 勝数 負数 勝率 タイトル数 S60 15 8 2 0.800 61 16 40 14 0.741 62 17 50 11 0.820 63 18 64 16 0.800 H元 19 53 17 0.757 1 2 20 31 18 0.633 1 3 21 51 16 0.761 1 4 22 61 17 0.782 3 5 23 44 19 0.698 5 6 24 52 18 0.743 7 7 25 46 9 0.836 7 8 26 26 17 0.605 5 9 27 43 17 0.717 4 10 28 41 18 0.695 4 11 29 31 11 0.738 4 12 30 68 21 0.764 5 13 31 46 21 0.687 4 14 32 50 24 0.676 3 15 33 33 19 0.635 2 16 34 60 18 0.769 4 17 35 40 22 0.645 3 18 36 34 17 0.667 3 19 37 44 18 0.710 2 20 38 44 21 0.677 4 21 39 30 18 0.625 3 22 40 43 14 0.754 3 23 41 44 19 0.698 2 24 42 51 17 0.750 3 25 43 42 20 0.677 3 26 44 39 15 0.722 4史上最速の大偉業
まず、上の表を見てほしい。これ
まで将棋の歴史の中で通算
1
300
勝を達成したのは
4
人しかいない。
大山、中原、加藤一、そして羽生だ。
ちなみに通算勝数
5
位は谷川浩司九
段で羽生の
1
300
勝達成時は
12
4
3
勝となっている。
表を見れば分かる通りだが、羽生
はこれまで達成した
3
人の誰よりも
負数が少なく、対局数が少なく、勝
率が高く、達成時の年齢が若く、プ
ロ入りから達成までにかかった期間
が短い。
他の
3
人が達成したのはかなり高
齢になってからだが、羽生はまだ
44
歳、しかも四冠を保持している第一
人者だ。羽生の当面の目標は
14
0
0
勝だが、その先にある大山の
14
33
勝を抜いて通算勝数でも歴代
1
位になることはほぼ間違いないと言
っていいだろう。
次に左の表。こちらは羽生の年度
別成績を示している。
羽生は
1
300
勝達成までに約
29
年を要したわけだが、これは
1
年
に
換算すると約
45勝ということになる。
限られた棋戦の中で年間
45勝を達
成するためには、挑戦者決定リーグ
や番勝負に絡む必要があり、その中
で勝ち続けなければならない。
今年度、全プロ棋士の中で最も勝
率が高かったのは菅井竜也六段だが、
その菅井でさえ
5
年間で
168勝、
1
年
平均では
34勝にとどまっている。ち
なみに渡辺明棋王は
15年間で
501勝、
1
年平均は
33勝となっている。
平成
27年現在、われわれは羽生善
治の打ち立てるであろう大記録の途
上にいる。次ページ以降で
1
300
勝までの軌跡を振り返っておきたい。
※タイトル数は年度末のもの巻頭特集
糸谷哲郎
竜王
ロングインタビュー
今年の将棋界の最も大きなニュースといえば、糸谷哲郎新竜王の誕生だろう。 「怪物」のニックネームの通り、大学院哲学専攻、ノータイム指し、対振り右玉、反則負けなど デビュー当時から規格外の話題を提供し続けてきた全く新しいタイプの棋士、糸谷哲郎。 棋界最高位を手にした彼は今、何を思う? 本音に迫るロングインタビュー。巻頭特集②
33 巻頭特集❷ 糸谷哲郎竜王ロングインタビュー 巻頭特集
にのめり込むきっかけのようなものはあった
のですか?
﹁いや、特にありません。当時は将棋くらい
しかゲームがありませんでしたし、勝負事が
好きだったので、初めから将棋が面白いと思
っていました。すんなり将棋の道に進んだよ
うに記憶しています﹂
│
道場に通うようになればあとはすいすい
と?
﹁そうですね、あとは転げるように。あ、こ
れは逆ですか︵笑︶
﹂
│
なるほど。将棋のどこに魅力を感じます
か?
﹁勝負の結果がちゃんと出るところです。し
かもその結果が全て自分の責任であり、自分
の成果である。そういうところが非常に好き
ですね﹂
│
好きな将棋の格言は何ですか?
﹁一歩千金です﹂
│
好きな将棋の手筋は何ですか?
﹁玉の早逃げですかね﹂
一手損角換わりに関しては
最も詳しい人間でありたい
│
糸谷先生といえば、ネット将棋で強くな
ったということが知られていますが、多いと
きでどれくらい対局されたのですか?
﹁1
日
20∼
30局ですね。持ち時間
1
分、秒読
み
30秒の設定で﹂
│
1日
20∼
30局とはすごいですね。対局の
他に詰将棋はどれくらい解かれたのですか?
﹁﹃詰むや詰まざるや﹄をやっていて
、詰将
棋をたくさん解くということはしなかったで
す﹂
│
そうなんですか、短手数の問題はあまり
されなかった?
﹁そうですね。難しい問題を時間をかけて解
いていました。それ以外はひたすら実戦です
ね。棋譜並べや定跡書での勉強もほとんどし
なかったです﹂
将棋の魅力は勝負の結果が
ちゃんと出るところ
│
まず、糸谷先生と将棋の出会いから教え
てください。
﹁小学校に入る前、
5
歳の頃に覚えました。
父親にルールを教わったのですが、父はそれ
ほど強くなくて、すぐに相手にならなくなり
ました。それで道場に行き始めた、という具
合です﹂
│
お父様の次が道場なんですね。何か将棋
巻頭特集
田中寅彦・先崎学が
振り返るこの1年
羽生の棋聖防衛で始まり、糸谷竜王の誕生、郷田の王将初戴冠、
最後は羽生の名人防衛で幕を閉じた今年のタイトル戦。
長く将棋界を見詰めてきた田中寅彦九段、
先崎学九段の二人にこの1年を振り返っていただいた。
羽生世代は
集団で走っている
第
85
期棋聖戦︵
6
月2日∼
7
月
5
日
︶
羽生善治棋聖
○○○
3
防衛
森内俊之竜王
●●●
0
│
棋聖戦はこの前に行われていた名人戦と
同じカード、羽生│森内戦になりました。
田中
﹁この二人は星が片寄る印象があります
ね。名人戦の前までは森内さんに分があるよ
うでしたが、名人戦を潮目にして一気に羽生
さんに流れが傾いた感じです。森内さんは棋
聖は取ったことがないので、勝ちたかったで
しょうが、名人戦からの連敗で調子を落とし
てしまったように見えました。しかし羽生さ
んと森内さんというのは同年代で長いことラ
イバル関係を続けてますよね﹂
先崎
﹁ライバルというか、もはや空気のよう
な存在かもしれません﹂
田中
﹁私自身が弱かったこともありますが、
私の世代では同年代でタイトルを争うような
ライバル関係はなかったですね﹂
先崎
﹁羽生さんも森内さんもさすがにつらく
なってきているんでしょうけど、周りも頑張
っているから頑張れるというか、集団で走っ
巻頭特集③
巻頭特集 39 巻頭特集❸ 田中寅彦・先崎学が振り返るこの1年 今年のタイトル戦は羽生─森内のライバル対決で幕を開けた 森内は初の棋聖奪取ならず
先崎
﹁私なんかもうくたびれちゃって駄目で
すよ﹂
田中
﹁それでも今期順位戦で昇級するんだか
ら、すごいですよ﹂
│
その話は後ほど伺わせていただきます。
森内先生の強さは﹁体力に裏打ちされたぶれ
ない強さ﹂と先崎先生はおっしゃっていまし
たね。
先崎
﹁はい。ただ、さすがに
40代半ばになれ
ば衰えてくるのはやむを得ないですから。森
内さんはかなり体力のある
40代半ばだと思い
ますけど、今回の
3
連敗という結果はそうい
うことが関係しているのかもしれません﹂
│
田中先生から見て森内将棋はいかがでし
ょうか?
田中
﹁非常に手厚い将棋で、一番相手にした
くないタイプです。それに加えて対局相手の
ことをよく研究しているし、森内さんの隙が
私には見えなかったですね。ひどい目にたく
さん遭わされています。一度だけ助けてもら
ったことがあったかな
、
A
級で
︵笑︶
。これ
は羽生さんにも言えることなんですが、私の
最も得意とする形にしてくれるんです。この
弱い私からも何かを吸収しようという姿勢が
すごいなと思いましたね。だから今でもトッ
プの座を維持できているんでしょう﹂
あの持将棋の一局が
キーだった
第
55
期王位戦︵
7
月
8
日
∼
9
月
25
日︶
羽生善治王位
●○持○○●○
4
防衛
木村一基八段
○●持●●○●2
│
続いては王位戦です。第
7
局までもつれ
ましたが羽生先生の防衛となりました。
田中
﹁私は木村さんの将棋が、昔ながらの積
み重ねていくような将棋でとても好きなんで
すが、このシリーズは残念でしたね﹂
先崎
﹁これは木村さんが勝つべきシリーズだ
ったと思います。第
1
局で勝って、第
2
局
も
勝ちそうで、第
3
局も優勢な将棋でした。た
だ、あれを持将棋にされて流れが変わってし
まったような気がします。あのとき羽生さん
ているような感覚があるんでしょうね。みん
なで走っていれば疲れを忘れる、じゃないけ
ど︵笑︶
﹂
田中
﹁先崎さんもその集団の一人じゃないで
すか﹂
巻頭特集
ないんですけど﹂と正直に米長会長
にお話しした。
2手
目
q6
二
玉の対策を研究して
臨んだ米長会長だったが惜しくも敗
れ、
5
対
5
の
団体戦となった第
2
電王戦でもコンピュータの強さを見
せつけられる結果になった。
コンピュータ将棋の強さは身に染
みて分かっており、第
1
回、第
2
の電王戦も見てきた私がなぜ第
3
電王戦に立候補したか?
それはた
まには解説する側ではなく解説され
る側に回りたい、ということもあっ
たが、一番の理由は強いコンピュー
タと戦うことで、自分自身も鍛えら
れるのではないかと思ったからだ。
勝ち負けにはあまりこだわってい
なかったので、初めは全くプレッシ
ャーを感じなかった。しかし、対局
が近づくにつれて周りの空気が異様
な盛り上がりを見せた。しかもプロ
側の
1
勝
2
敗という状況で対局を迎
えることになった。ここで私が負け
れば今回もプロ棋士の負けだ。
勝たなきゃいけない
│
。
しかし、相手のツツカナは強かっ
た。矢倉でも対振り飛車でも勝率が
非常に悪い。角交換振り飛車が勝ち
やすいという情報を得て試してみた
電王戦のプレッシャー
﹁電王戦ファイナル﹂と銘打たれた
本大会。電王戦の出場経験者として
このラストマッチを観た数少ない人
間の一人として、まずは私自身のコ
ンピュータ将棋の経験について語っ
ておきたい。
私にとってコンピュータ将棋とい
えば自分で購入してパソコンにイン
ストールしていた市販の将棋ソフト
だった。恐らくアマチュアの六段く
らいの棋力だと思うが、これがビー
ルを
1
、
2
杯
飲んでストレス解消す
るのにちょうどいい棋力だった。
その認識が一変したのが第
1
回
電
王戦が行われた年。
米長会長︵当時︶
に﹁一緒にコンピュータ対策をやっ
てくれ﹂と言われて出掛けていった。
2
0
12
年の正月のことだ。
そこで貸し出されたソフトと初め
て対戦したのだが、あまりの強さに
驚いた。完敗だった。
他の棋士が対局した棋譜も見たが、
とにかく強い。特に定跡形からねじ
り合いの展開になると、手が付けら
れないほどの強さを発揮していた。
﹁こんなに強いのとやって、申し訳
ないんですが勝ち目があるとは思え
森下卓
が
電王戦
を
語る
巻頭特集④
株式会社ドワンゴが主催する 人間VSコンピュータの戦い・電王戦。 人間の意地か、コンピュータの進化か。 4回目となった今回も大きな注目が集まった。 誰も予想できなかった展開、 そして驚愕のラスト。 5局の死闘を前回の対局者である 森下卓九段が語った。巻頭特集 47 巻頭特集❹ 森下卓が電王戦を語る
まともに戦っては
プロ側の全敗だと思った
私がコンピュータとの対局を重ね
て思ったのは、コンピュータ相手に
序、中盤で悪くなることは少ないと
いうこと。終盤の入り口を迎えたと
ころでは
8
割方優勢、あるいは﹁指
せる﹂局面になっている。それでも
勝てないのだ。終盤力に関してはコ
ンピュータの方がかなり上をいって
いると認めざるを得ない。
私とツツカナの対局本番も客観的
に見て私の方がやや指しやすい局面
になった。しかし手が萎縮したこと
もあり、結局﹁いつものように﹂ひ
っくり返されてしまった。
が、決してそんなことはなかった。
豊島│
YSS
戦が終わって私が対
局するまでの
1
週間は本当にきつか
った
。﹁
負けたらどうしよう﹂とこ
こまで真剣に思ったのは
C
級
2
組
順
位戦の
5
期目のとき以来だ。
お酒とコーヒーを
3
年
間断つので
どうか勝たせてくださいと将棋の神
様に祈った。それほどの覚悟で臨ん
だ一局だったが、ツツカナには勝て
なかった。
ツツカナの方が私より強かった。
後押しして、
9
八
で香を止めること
ができなかった。完全に私の心の弱
さが出た一着だった。
第
1
回の米長先生もそうだったが、
私も含め、プロ対コンピュータの対
局を観ていると
、﹁
いい将棋を逆転
されてしまった﹂展開が多いことに
気付く。
人間としては﹁序中盤の有利を保
ったままいかに勝ち切れるか﹂が大
きなポイントなのだが、それが非常
に困難であることがコンピュータと
戦っての偽らざる結論だった。
今回の電王戦ファイナル、正直に
言わせていただければ、誰が出てき
ても、まともに戦ってはプロ側の全
敗だと思っていた。
私が戦ってからさらにコンピュー
タの棋力は上がっているはずで、そ
もそも序、中盤で良くできるのかさ
え分からない。良くできなければ勝
てる可能性は皆無だ。
プロ側に勝機があるとしたら、コ
ンピュータの穴を探し当てられたと
きだが、果たしてどうなるか
│
。
平成
27年3
月
14日、人類
VS
コンピ
ュータの最終決戦、電王戦ファイナ
ルが始まった。
ポイントの局面を挙げるとすれば
ツツカナが
p4四
金
︵第
1
図
︶
と打
ってきた場面。ここで私は
q8五
桂
と跳ね、
p8
八銀に
q7
五歩と読ん
でいたが
p8
六銀とされ予定がガラ
ッと狂ってしまった。
直前に
8
六から
7
七に引いたとこ
ろだったので、もう一度
p8
六銀と
上がる手が完全に思考のエアポケッ
トに入っていた。
また、
数手後
q9九
香
成
︵第2図︶
とした手では当然
q9
八香成としな
ければいけなかった。
9
九では響き
が薄すぎて論外だった。
p6七
玉
∼
p9
八飛とされる手が
頭にチラつき、これまでツツカナに
痛い目に遭わされてきた苦い経験も
9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九金桂歩五
森下
角金香
銀
飛
桂
銀
金
玉
銀
桂
香
歩
歩 歩
歩 歩
歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
歩
歩
歩
歩
香 成 【第2図は9九香成まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九歩三
森下
角
銀
歩
飛
香 桂
銀 金
玉
銀
桂
香
歩
歩 歩
歩 歩
歩 歩
歩
金
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
桂
香
歩
歩
歩
歩
歩
【第1図は4四金まで】巻頭特集
上野裕和の 最新将棋事情
∼平成26年度を振り返る∼
今年度は
矢倉
と
角換わり
、そして
横歩取り
において、特に大きな進化
が見られた。なお、居飛車編は戦法
を五つに分け、以下の順に解説する。
①矢倉
②角換わり
③相掛かり
④一手損角換わり
⑤横歩取り
また、それぞれの項目の中で、そ
の戦型の基本的な概要と傾向を確認
後、最新研究の紹介に入りたい。
②
q4
五歩反発︵従来︶
第2
図
︵
←
︶がそのテーマ図。
p4
六銀に対してすぐ
q4五
歩
突き、
p3
七
銀と引かせることで先
手の攻撃陣構築を阻止するのである。
ただし、この
q4
五歩が攻めの目
標になることもあり、長らく後手自
信なしとみられていた。具体的には
第
2
図以下
p3七
銀
q5
三銀に
1
、すぐ
p4
六歩と突き返す
2、
p4八
飛
q4四
銀
右
に
p4六
と突き返す︵第
3
図
←︶
のどちらも
q4
五歩がマイナスに
なる、というのがプロの共通認識で
あった。後手は位の確保ができない
のである。
①概要と傾向
相居飛車の中でも、がっちりと玉
を囲う王道の戦法である。
矢倉と言えば
﹁
p3
七銀戦法﹂
が
花形
。第
1
図
︵
←
︶のように組み
、
先手の攻め、後手の受けという構図
で長らく指されていた。
ところが今年度に入り
﹁そもそも
先手は
p4
六銀・
3
七桂型にすんな
り組めるのか﹂
という大きなテーマ
が現れたのである。
居飛車編
⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮⋮
9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九なし
後手
なし
歩
角
飛
香 桂
銀 金
玉
金
銀
桂
香
歩
歩
歩
歩
歩 歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金銀
桂香
歩
歩歩
歩
歩
歩歩
歩
【第1図は6五歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九なし
後手
なし
歩
角
飛
香 桂
銀 金
玉
金
銀
桂 香
歩
歩 歩 歩
歩
歩
歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
銀
桂香
歩
歩
歩
歩
歩歩
歩
【第2図は4五歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八なし
後手
なし
歩
角
飛
銀 金
玉
金
銀
歩
歩 歩 歩
歩
歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
銀
桂香
歩
歩
歩
歩
歩
歩歩
歩
【第3図は4六歩まで】矢
倉
日進月歩で研究が進むプロの将棋。
中継を見ていてもなかなか理解できない、ということはよくあるのではないでしょうか。
そこで去年に引き続き、プロの最新形を上野裕和五段が分かりやすく解説。
なぜこの形になるのか、どうしてこの手が指されるのか、
など日々疑問に思っていることも、これを読めば大丈夫です!
巻頭特集⑤
居飛車編、概要
巻頭特集 61 巻頭特集❺ 上野裕和の最新将棋事情
④
q4
五歩反発︵その他︶
後手側の斬新な工夫をもう一つ挙
げるなら第
5
図︵←︶のように
q4
四銀左
と出る手である︵王将戦第
3
局
p渡辺
q郷田真隆九段・
P
295︶
。
3
三の銀を中央に進出するのは珍
しい。これは現在
1
∼
2
筋から攻め
られる可能性が低く、
5
三の銀を残
した方が勝るという考え方である。
この
q4
五
歩反発の成否は矢倉の
みならず、
後手が2手目に
q8四
歩
と突きやすくなるのか、先手が矢倉
ではなく角換わりを志向するのか、
などの話につながっており、居飛車
全体において重要なテーマである。
今後の研究が楽しみだ。
第
6
図以降、先手は歩交換を甘受
し、代償として素早く棒銀を繰り出
す将棋︵第
7
図←︶が数局指されて
いる。
A級
順
位
戦
p森内俊之九段
q深浦
康市九段戦︵
P
168︶では、第
7
図
以
下
q4六
角
p同歩
q4三
金
右
p6八
金上と進む。先手は
p7
六歩と穏や
かな手は指さず、
棒銀をさばくこと
を優先して戦う
ことになる。
なお、藤井流早囲いは先手が早め
に飛車先の歩を突くため、
後手が阿
久津流
5
筋急戦などの急戦を選択し
たときに一手早く攻撃できるメリッ
トもあり
、﹁
後手急戦封じ﹂
の側面
も持ち合わせている。
③
q4
五歩反発︵
q9
四歩︶
では、
q4
五歩反発が復活した理
由は何か。
その答えの一つが第
4
図
︵←日本シリーズ決勝
p羽生善治名
人
q渡辺明二冠戦・
P
363︶にある。
後手は前述のように
q4
四銀右と
盛り上がるのではなく、
早めに
q9
四歩と突いて
9
筋の端攻めを見せ、
攻め合いの姿勢で戦うのである。
こうした、位の確保を重視しない
新しい指し方や、その他幾つかの新
発見も加えて
q4
五
歩反発は復活し
た。
︵なお、この将棋以降、先手は後手
の
9
筋突き越しを許さず、
p9六
歩
と受けるようになった︶
⑤藤井流早囲い
通常よりも一手早く矢倉に囲い、
作戦勝ちを目指す藤井流早囲い。
こちらも
もともと有力な先手番の
戦法として認識されており、
q4五
歩反発の復活により
p3
七銀戦法が
減少したことと相まって
今年度、特
に研究が進んだ。
藤井流早囲いは第
6
図︵←︶のよ
うに玉を
6
八
↓
7
八のルートで囲う。
そのため
p6
八
玉と上がる瞬間が悪
型となり、そのタイミングを捉えて
後手が
q7
五歩と突く対策がよく指
されている。
この瞬間なら
p4六
角
の反撃がなく、後手は安全に一歩交
換が可能である。
9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九なし
後手
歩
歩
角
飛
香 桂
銀 金
玉
金
銀
桂 香
歩
歩 歩 歩
歩
歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
桂香
歩
歩
歩
歩
歩
歩歩
銀
【第5図は4四銀左まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九歩
後手
歩
歩
角
飛
香 桂
銀
金
玉
金
銀
桂 香
歩
歩 歩 歩
歩
歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
銀
桂
香
歩
歩
歩
歩
歩歩
【第4図は9五歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九なし
後手
なし
歩
角
飛
香 桂
銀 金
玉
金
銀
桂 香
歩
歩 歩 歩
歩
歩 歩
歩
歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
玉
金
銀
桂香
歩
歩
歩
歩
歩
歩
【第6図は7五歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九歩
後手
歩
歩
角
飛
香 桂
銀 金
玉
金
桂 香
歩
歩 歩
歩
歩
歩
歩
銀
歩
歩
角
飛
香桂
銀
金
金
玉
銀
桂香
歩
歩
歩
歩
歩
歩
【第7図は2六銀まで】巻頭特集
女流の先手勝率が上昇
さて、次にその下の先手勝率詳細
を見ていただきたい。
まず、女流棋戦の先手勝率が非常
に高いことが分かる。ただ、ここ数
年の女流棋戦はむしろ後手の勝率が
高く来年以降の結果を見ないことに
はなんとも言えないところではある。
タイトル戦においては先手勝率が平
均より高くなっている。対局時間が
長く、あらかじめ先後が決まってい
る順位戦は意外にも先手勝率が低い。
かなり早い段階で先後が決定するた
め、むしろ後手の作戦が練りやすい、
ということなのかもしれない。
26
年度の先手勝率は
0
・
5
3
4
ここでは今年度の将棋をデータか
ら分析してみたい。まず左の表を見
てほしい。過去
5
年間の年度別の先
手勝率を表したものだ。先手勝率は
ここ
5
年
間
5
割
3
分前後で推移して
おり、今回もその中に収まった。
過去
5
年の平均手数も記載したが、
こちらは
110手から
112手の範囲で驚く
ほど動いていない。
初手は
p2
六歩が最強?
次に今年、初手にどんな手が指さ
れたかを見てみよう。
最も多く指されたのは
p7六
歩
︵第
1
図
︶。
p2六
歩
︵第2図︶
、
p
5六
歩
︵第
3
図
︶
と続く。
勝率は
p2
六歩が
0
・
55
4
と
平
均値よりかなり高かった。過去
3
年
間で、初手
p2
六
歩
は
0・
54
8、
0
・
5
4
3
、
0
・
5
6
5
と常に高い
勝率を挙げている。初手の最強手は
p2
六歩なのかもしれない。
9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
角
飛
香 桂 銀 金
玉
金 銀 桂 香
歩
歩
歩
歩 歩
歩
歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩歩
【第3図は5六歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
角
飛
香 桂 銀 金
玉
金 銀 桂 香
歩
歩 歩 歩 歩 歩 歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩歩
【第1図は7六歩まで】 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
角
飛
香 桂 銀 金
玉
金 銀 桂 香
歩
歩
歩 歩 歩 歩
歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩歩
【第2図は2六歩まで】デ
ー
タ
で
見
る
最
新
将
棋
事
情
年度別データ
年度 対局数 先手勝率 平均手数 22年度 2703 0.536 110.8 23年度 2807 0.533 110.9 24年度 2893 0.524 111.5 25年度 2740 0.526 110.3 26年度 2920 0.534 112初手の割合と先手勝率
初手 採用率 先手勝率 p7六歩 71.6% 0.531 p2六歩 22.4% 0.554 p5六歩 5.6% 0.497 それ以外 0.4% 0.417先手勝率詳細
棋戦区分 先手勝率 男性棋戦 0.527 女流棋戦 0.576 タイトル戦 0.556 順位戦 0.507巻頭特集 75 巻頭特集❺ 上野裕和の最新将棋事情
し。角換わりを志向する手順で、こ
のスタートだと先手勝率は
0
・
6
2
7
に
跳ね上がる。昨年も
0
・
5
8
2
と高かったのだが、さらにそれを上
回った。対局数も昨年の
182局から
244
局とかなり増えた。これだけ勝てれ
ば3
手
目
p6
八銀よりも
p2
六歩と
突きたくなるのもうなずける。
次は一手損角換わりの出だし。ま
ず、
p7六
歩
q3四
歩
p2六
歩
q3
二金
p2五
歩
q8八
角
成
︵第
6
図
︶
とする形は
22局指されたが、先手勝
率
0
・
5
9
1
と先手が勝っている。
4
手目の
q3
二
金のところで
q8八
角成
︵第
7
図
︶
とする形の方がよく
指されており、後手番としては第
6
図の出だしよりも健闘しているが、
︻居飛車の戦型別勝率︼
矢倉と角換わりは大差
次に戦型別の先後勝率を調べてい
こう。まずは居飛車から。
p7六
歩
q8四
歩
p6八
銀
︵第
4
図︶
は王道ともいえる矢倉の出だし
で、居飛車の中では最も多いスター
トなのだが、この形での先手勝率は
0
・
4
8
5
。昨年が
0
・
55
8
だ
っ
たので、がくんと落ちた。上野裕和
五段の講座にある通り、
q4
五歩反
発型をはじめ、今年は矢倉の後手番
に画期的な進化が見られたというこ
とだろう。
これに大差をつけたのが
p7六
歩
q8四
歩
p2六
歩
︵第
5
図
︶
の出だ
それでも先手勝率
0
・
5
6
8
。一手
損角換わりは後手が苦戦していると
言って良さそうだ。
初手から
p2六
歩
q8四
歩
p2五
歩
︵第
8
図
︶
とする相掛かりは先手
勝率
0
・
5
2
0
、先手が
p3四
飛
︵第
9
図
︶
とした横歩取りの局面で
の先手勝率は
0
・
5
4
0
となった。
居飛車は矢倉以外はおおむね先手が
よく勝っていると言っていいだろう。
9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
角
飛
香 桂
金玉
金 銀 桂 香
歩
歩 歩
歩 歩
歩
歩
歩
銀
歩
角
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩
歩
【第4図は6八銀まで】 対局数:342 先手勝率:0.485 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
角
飛
香 桂
銀
金玉
金 銀
桂 香
歩
歩 歩 歩 歩
歩
歩
歩
歩
角
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩
歩
【第5図は2六歩まで】 対局数:244 先手勝率:0.627 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 角歩
飛
香 桂
銀
金玉
金 銀
桂 香
歩
歩 歩 歩 歩
歩
歩
歩
歩
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩
歩
歩歩
歩歩
歩歩
馬
【第7図は8八角成まで】 対局数:146 先手勝率:0.568 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 角歩
飛
香 桂
銀
金玉
金 銀
桂 香
歩
歩 歩 歩 歩
歩
歩
歩
歩
飛
香桂
銀
金
玉
金銀
桂香
歩
歩
歩歩
歩歩
歩歩
馬
【第6図は8八角成まで】 対局数:22 先手勝率:0.591 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 歩三 後手 歩二歩
香 桂
金
玉
金 銀
銀
桂 香
歩 歩 歩 歩
歩
歩
飛
角
角
歩
飛
香桂
銀
金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩
【第9図は3四飛まで】 対局数:337 先手勝率:0.540 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 三 四 五 六 七 八 九 なし 後手 なし歩
飛
香 桂
銀
金玉
金 銀
桂 香
歩
歩
歩 歩 歩 歩
歩
歩
角
角
歩
飛
香桂
銀金
玉
金銀
桂香
歩歩
歩歩
歩歩
歩
歩
【第8図は2五歩まで】 対局数:98 先手勝率:0.520マイナビ女子オープン ︵第 8 期 ︶
人と、アマ
3
人が勝ち抜いた。鎌村
アマはプロ
5
人
に
4
勝を挙げた。
本戦出場
12枠を争う一斉予選公開
対局は、
8
月
9
日に各種イベントを
併設して開催された。総来場者数は
450人。元女王の甲斐、矢内、上田は
順当に予選を通過したが、女流王将
の香川は初戦で敗退。和田は奨励会
の西山を破る殊勲の星で本戦入りを
決めた。塚田アマは
2
期連続、今井
アマは初の本戦出場。
本戦トーナメント開幕前に、前女
王の里見が休場延長で不戦敗になる
五番勝負
加藤桃子
女王
○○●○
3
防
衛
上田初美
女流三段●●○●
1
加藤が上田を振り切り初防衛
第8
期
は
6
月
22日のチャレンジマ
ッチで開幕。プロ
16人とアマ
44人が
11枠を争い、中井、山田久らプロ
8
見せて連勝。
5
月
7
日の第
3
局は東
京の﹁将棋会館﹂で。上田が四間飛
車からの速攻で加藤の居飛車穴熊を
攻略し、
1
勝を返した。
5月
19日の第
4
局も﹁将棋会館﹂
で。上田の向かい飛車から激しい攻
め合いになり、加藤が難解な終盤戦
で見事な収束を見せた。
3
勝
1
初防衛を果たした加藤は﹁
3
連覇を
目指す﹂と、力強く抱負を語った。
上田は随所に持ち味を発揮したが及
ばなかった。
︵週刊将棋
雨宮知典︶
残念なニュースがあった。一方で若
手の活躍が明るい話題を提供した。
本戦初出場の渡部が
1
回戦で清水を
破り、同じく初出場の和田は長沢、
斎田のベテランを連破し、さらに準
決勝では矢内を倒して挑戦者決定戦
に進出した。
3
月
9
日の挑決は、女
王
2
期の上田が実力を示して和田を
降し、女王への挑戦権を獲得した。
加藤と上田の五番勝負は
4
月
7
日
に神奈川県・鶴巻温泉﹁元湯陣屋﹂
で開幕。上田が意表の横歩取りでい
ったんは優位に立ったが、攻守が逆
転すると加藤が一気に押し切った。
4月
18日の第
2
局は、加藤の出身地
である静岡県牧之原市の﹁高尾山
石雲院﹂で。上田の中飛車から激戦
となり、加藤が秀逸な寄せの構想を
第8
期
マ
イ
ナ
ビ
女
子
オ
ー
プ
ン
株式会社マイナビ
〈本戦トーナメント〉 上田 初美 女流三段 和田 矢内 甲斐 上田 渡部 上田 甲斐 伊藤 山根 矢内 和田 斎田 上田 優勝500万円/準優勝150万円 数字は勝星料(単位・万円) 和田 里見 香奈 斎田 晴子 長沢千和子 和田 あき 矢内理絵子 塚田恵梨花 山根ことみ 井道 千尋 伊藤 沙恵 山口恵梨子 今井 絢 甲斐 智美 上田 初美 長谷川優貴 ※ 渡部 愛 清水 市代 五段 四段 2級 五段 アマ 1級 初段 初段 アマ 三段 二段 初段 六段 女流王位 倉敷藤花 1級 奨励会 女流王座 女流名人 10 10 20 30 30 45 20 20 20 10 10 10 10 10 10 和田は挑決まで勝ち進み一気に初段に 加藤は女王初防衛を果たしたマイナビ女子オープン ︵第 8 期 ︶ 415 第8期 マイナビ女子オープン 〈チャレンジマッチ〉スイス式トーナメント5回戦を行い、成績上位の11名(太字)が通過 氏 名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 本田小百合 高群佐知子 山田 久美 久津 知子 石高 澄恵 植村 真理 島井咲緒里※ 大庭 美樹※ 渡部 愛※ 中井 広恵* 中倉 宏美※ 松尾 香織※ 船戸 陽子※ 中倉 彰子※ 鹿野 圭生※ 蛸島 彰子※ 藤井 奈々 今井 絢 中澤 沙耶 和田 はな 畑中さゆり 高柳 理沙 佐藤 陽香 原田 知実 森 美怜 永井さくら 堀 彩乃 山口絵美菜 俵 玲来 橋本智佳子 ○ ○ ● ○ ○ ● ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○ ● ○ ○ ● ○ 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ● ○ ● ○ ○ ● ● ○ ● ● ● ● 19 20 41 21 25 42 27 43 28 30 33 36 38 52 53 54 56 59 1 2 4 44 45 46 5 47 7 9 48 10 ○ ○ ○ ● ● ● ● ● ○ ○ ○ ● ● ● ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ● □ ○ 14 13 36 16 17 38 18 40 20 33 46 53 2 1 48 4 5 7 51 9 52 49 54 32 56 55 58 57 42 59 ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ● ● ● ○ ○ ○ ● ● □ ● ● ● ○ ● ● 17 16 22 23 26 21 25 48 18 53 27 30 32 33 38 2 1 9 40 57 6 3 4 42 7 5 11 49 51 12 ● ● ○ ● ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ○ ○ ● ● ● ● ● ○ ○ ○ ○ ● ● ○ 10 9 16 17 18 32 19 47 2 1 20 21 53 38 33 3 4 5 7 11 12 40 51 45 52 54 56 59 46 57 4−1 3−2 4−1 3−2 3−2 2−3 4−1 3−2 5−0 5−0 4−1 4−1 4−1 3−2 3−2 3−2 4−1 4−1 3−2 3−2 3−2 2−3 2−3 2−3 3−2 3−2 3−2 2−3 1−4 3−2 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 勝敗 氏 名 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 山田 美晴 浅野 法子 鎌村ちひろ 諏訪 景子 八木 直子 賴本 奈菜 山下 実咲 小高佐季子 野原 未蘭 里見 咲紀 岩崎 奏子 多々納 光 礒谷 真帆 目黒 彩夏 阪本 葉 田中 沙紀 内免 梓 齋藤 理子 須山 菜々 加藤まどか 小野ゆかり 宮澤 紗希 田村真理子 土居和歌南 渡邊 早紀 小澤 望 小田切葉月 大城 千花 藤谷 薫子 鈴木 里沙 ● ● ○ ● ● ○ ● ○ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ○ ○ ○ ● ○ ● ● ○ ● 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 ● ○ ○ ● ● ● ● ● ● ○ ● ● ● ● ● ○ ● ○ ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ○ ● ● 49 50 11 51 55 12 57 13 58 60 3 6 8 22 23 24 26 29 31 32 34 14 15 16 35 17 37 39 18 40 ○ ○ ● ○ ● ● ● ○ ○ ○ ● ■ ● ● ○ ● ○ ● ● ● ● ● ○ ● ● ● ○ ● ● ○ 43 24 10 44 45 3 47 6 50 8 60 29 31 34 35 11 37 15 22 39 19 21 12 23 26 25 28 27 30 41 ● ● ○ ● ● ○ ● ● ● ● ● ■ ○ ○ ● ● ○ ● ● ○ ○ ○ ● ○ ● ○ ● ○ ○ ● 52 13 14 54 43 55 44 15 56 19 50 24 35 37 58 59 60 8 28 41 29 31 10 34 36 39 20 45 46 47 ○ ● ○ ● ● ○ □ ● ● ○ ○ ■ ○ ○ ● ○ ● ● ○ ● ○ ● ● ● ○ ● ● ● ○ ● 48 6 15 49 41 58 42 14 55 22 35 37 50 60 24 29 8 31 34 43 23 25 13 26 39 27 30 36 28 44 2−3 2−3 4−1 1−4 0−5 3−2 1−4 2−3 1−4 3−2 1−4 0−5 2−3 2−3 1−4 2−3 2−3 1−4 2−3 1−4 3−2 2−3 3−2 2−3 2−3 2−3 2−3 2−3 3−2 1−4 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 勝敗 ※印はLPSA所属 *印はフリー棋士 〈一斉予選〉 塚田 ※ 中倉 宏美 竹部さゆり 中村 桃子 塚田恵梨花 二段 三段 初段 アマ 塚田 中倉宏 長谷川 ※ 松尾 香織 長谷川優貴 藤田 綾 貞升 南 初段 二段 初段 初段 貞升 長谷川 今井 今井 絢 安食 総子 竹俣 紅 鈴木 環那 アマ 初段 2級 二段 竹俣 今井 渡部 ※ 渡部 愛 千葉 涼子 渡辺 弥生 小山田友希 初段 四段 初段 アマ 渡辺 渡部 甲斐 *中井 広恵 高浜 愛子 室田 伊緒 甲斐 智美 六段 3級 初段 女流 二冠 女流 王将 甲斐 中井 長沢 山田 久美 長沢千和子 伊奈川愛菓 北尾まどか 三段 四段 初段 二段 北尾 長沢 山口 ※ 船戸 陽子 山口恵梨子 村田 智穂 香川 愛生 二段 初段 二段 村田 山口 矢内 本田小百合 真田 彩子 北村 桂香 矢内理絵子 三段 二段 1級 五段 矢内 本田 山根 ※ 島井咲緒里 中村真梨花 山根ことみ 室谷 由紀 二段 二段 1級 初段 山根 中村真 斎田 藤井 奈々 岩根 忍 斎田 晴子 飯野 愛 アマ 二段 五段 1級 斎田 岩根 上田 鎌村ちひろ 山田 朱未 野田澤彩乃 上田 初美 アマ 二段 1級 三段 上田 山田朱 奨励会 初段 和田 西山 朋佳 熊倉 紫野 和田 あき 相川 春香 初段 3級 2級 和田 西山 ⑥ ⑤ ④ ③ ② ① ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧ ⑦