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フレーズ表現に対応したエージェント型表情付けシ ステムの開発

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フレーズ表現に対応したエージェント型表情付けシ ステムの開発

著者 田中 駿二

URL http://hdl.handle.net/10236/8151

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2010年度修士論文要旨

フレーズ表現に対応した

エージェント型表情付けシステムの開発

関西学院大学大学院理工学研究科 情報科学専攻 片寄研究室 田中 駿二

表情豊かな演奏は人に感動を与える.表情豊かな演奏をコンピュータで実現 しようとする表情付け研究は1980年代から盛んに行われている.これまでの表 情付けシステムの多くは,演奏生成過程における処理の自動化に焦点が当てら れてきた.しかし,楽曲に対する音楽構造や演奏表現には部分的に複数の解釈 が可能なため,システムが一意の音楽構造を同定するのは現実的に難しいのが 現状である.また,表情付けシステムを使用するユーザの立場として考えた場 合,演奏を生成する過程でユーザの介入する余地がないため,表情付けを行う 楽しみがなくなってしまう.一方,フレーズ表現を重視したユーザの意図を反 映できるシステムも存在したが,楽曲が長くなるほど作業量が膨大になるとい う問題があった.ユーザの意図を反映できる表情付けシステムには,手作業と 自動処理のバランスを考慮したインタラクションデザインが必要であると考え られる.

本研究では,演奏表現のポイントのうちフレーズ表現に関して,ユーザの意 図を反映しつつ,煩雑な作業は自動的に処理を行うエージェントが代行するこ とによってユーザの入力を支援するエージェント型の演奏表情付けシステムを 提案する.表情付けの手法として事例参照を用い,表情付け処理の (1) 楽曲構

造解析 (2) 類似検索 (3)表情の転写という3つのステッフのうち, (1) と (3)

におけるユーザとのインタラクションデザインを行う.また,インタラクショ ンデザインだけでなく演奏事例データの扱いに関して検討し,実装を行う.最 後に実装したシステムの評価と残された課題の検討を行う.

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