中津市観光サイン計画
- 概 要 版 -
平成29年3月
中 津 市
1. この計画は、「第五次中津市総合計画」の観光サイン整備に関する分野の実施計画と して位置付け、今後中津市を訪れる来訪者に対して観光地などの位置や情報を分かり やすく正確に伝達し、誘導標識・案内標識などを統一的なデザインとして来訪者への サービス向上することを目的として策定するものである。 2. 計画内容は、以下のとおりとする。 ○ 観光ルートと誘導方針の設定 「歩行者」「自動車」「サイクリングロード」の3つの観光形態に分けて検討し、 市内の主要な観光地、および観光地へのアクセスを考慮した観光ルートを設定。そ れぞれの誘導対象とする観光地・観光ルートの重要度を設定し、段階的な誘導を行 うものとする。 ○ 観光サインの配置計画 3つの観光形態別に、案内が必要な箇所(分岐点)のピックアップ、および必要 な観光サインを計画。 ○ 表示ルール、設置ルールの設定 見やすい観光サイン整備を行うため、文字の大きさやピクトグラムの使用、外国 語表記方法などの表示内容に関わるルール、および設置場所の留意点などを計画。 ○ 観光サイン躯体の意匠提案 中津市観光サインの全体的な統一を図るため、サイン躯体の意匠を計画。 歩行者・自動車用は、景観に配慮した色彩にワンポイントの赤色(黒田官兵衛の 兜、八面山や耶馬渓の紅葉)を入れたものとし、サイクリングロード用は旧耶馬溪 鉄道をモチーフとしたデザイン案とする。
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 1 1.観光サインの現状 中津市の上位計画や現地調査、地元住民ワークショップによる意見など、観光サイン に関連する現状を、以下のようにまとめる。 表 中津市観光サインを取り巻く現状 歩行者 自動車 サイクリングロード 上位計画 の提 言 ・市内観光地の連動 ・外国人観光客の受け入れ体制の構築 ・アクセス変化への対応 現地調査に よ る課題 案内 状況 ・情報過多傾向でまとまりがな い ・ 周 遊 コ ー ス が 多 数 設 定 さ れ、何を参考にすればよい か分からない ・新しい道路からの案内不足 ・旧町村各エリア同士を結ぶ 案内の不足 ・観光地への詳細案内の不足 ・案内に地域差がみられる ・自動車との交差点が危険 ・ロード周辺の観光地への案内 不足 ・始点や一部コースの案内不足 ・総合案内板、パンフレットに紹 介されている観光地の説明が 現地にない 既存サ イ ン ・設置者が異なる ・統一性のないサインの乱立 ・ 設 置 方 法 に 統 一 性 が な く (民地の塀や壁、電柱への 貼付)景観への悪影響 ・設置者が異なる ・統一性のないサインの乱立 ・手作りなど、視認性が悪い サインがみられる ・自転車走行時に気づきにくい 躯体 ・デザインの不統一 観光サ イ ン に 関する地 元意 見 ・中津市内で統一した整備が必要 (案内対象観光地・観光ルートの設定、関連組織の連携、サイン整備基準設定) ・躯体の形状、デザイン、材質などの統一が必要 ・自動車、自転車から見えやすい設計が必要(高さなど) ・認識しやすい配置を行う ・見やすい表示、バリアフリーへの対応(外国語、障害者など) ・現代ツールとの連動(カーナビ、QR コードなど) ・各エリア間や中津 IC 付近からの観光案内・誘導を増やす ・“中津市”の色を一つに決め、躯体をデザインする ・安全確保の工夫が必要 ・ロードそのものを分かりやすく 関連協議 に よ る 提 言 中津城下町整備活用計画 - メイプル耶馬 サイクリングロード活性化会議 ・観光回遊ルート整備が必要 ・史跡などの周知促進が必要 ・案内板デザインの統一 ・安全確保の工夫が必要 ・周辺誘導サインの設置 ・ロードそのものを分かりやすく 写真 観光サイン現況の一例
2 2.観光サイン計画の基本方針 2-1 観光サインの課題と基本方針 とりまとめた観光サインの現状から、観光形態別の課題点をまとめ、計画策定の基盤 となる内容として、それぞれの共通・個別の基本方針を以下のようにまとめる。 表 観光形態別の課題点と基本方針 観光 形態 観光サインの課題点 共通方針 個別方針 歩行者 ・案内対象やルートの不統一 ・表示内容の不統一 ・デザインや設置法の不統一 ・案内対象観光地を共 通に設定 ・観光客が主に通行す る観光ルートを設定 し、観光ルートから 観光地へ誘導 ・共通デザイン、仕様 の観光サイン躯体を 作成、観光ルート上 の必要地点に整備 ・外国人観光客に向け た表示内容の設定 ・掲載する文字高、表記方法、地 図の内容など、利用者の見やす さに考慮した共通ルールの設定 自動車 ・新しい道路から観光地方面 への誘導不足 ・市内周遊ルートの連携不足 ・観光地への詳細誘導の不足 ・躯体デザインの不統一 ・主要観光地を、広域から誘導す ることによって、中津市全体の 周遊を促進 サイクリン グロード ・サイクリングロードの安全 確保への懸念 ・ロード内の説明、案内不足 ・周辺観光地などとの連携不 足 ・ロード内危険箇所を自転車利用 客および自動車へ注意喚起 ・コースを外れないよう工夫(ル ート案内、路面標示など) ・自転車で訪問可能な主要観光地 への誘導を促進 2-2 整備対象とする観光サイン 各観光形態の計画対象サインは、以下のとおりとする。 表 整備対象サイン種類 サイン 種類 対象 概 要 主な設置場所 誘 導 歩行者 自動車 サイクリング ・主要な起点からの観光地への誘導のため のサイン ・分岐点から観光地への距離表示も行う 観光ルートやサイクリングロ ード上の分岐点など 図 解 歩行者 サイクリング ・地図などの総合案内のためのサイン ・主要な設置場所においては、観光地への 誘導表記も行う 主要な観光起点、観光地、分 岐点など 説 明 ・観光地の歴史文化など、説明のためのサ イン 主要な観光地、サイクリング ロード上の景勝地など 注 意 喚 起 サイクリング ・自転車専用道と自動車道の交差点など、 危険箇所の喚起のためのサイン メインロード上(専用道)と 自動車道との交差点など
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 3 2-3 整備対象エリア 各観光形態別の観光サイン計画対象エリアは、以下のとおりとする。 表 整備対象エリア 観光形態 対 象 エ リ ア 歩行者 城下町エリアのうち、主要な施設(中津城・福澤諭吉旧居・寺町)を含 む歩行者の行動圏内 自動車 主要な観光地へ接続する中津市内全域の国道・県道・その他道路 サイクリングロード 「メイプル耶馬サイクリングロード」のメインロードおよびメインロー ド沿線にある主要な観光地 図 整備対象エリア 国道 県道 その他道路 サイクリングロード 代表的な観光地 主な観光地
4 2-4 案内対象とする観光資源 本計画では、中津市内の観光地の中から、主要なものをサイン計画で案内対象とする 観光地として設定する。選定した観光地には、観光客の来訪傾向や各観光形態別の重要 拠点であることなどを考慮して重要度を設定し、誘導方針を決定する。なお、サイクリ ングロードは一部が自転車専用道であり、ロード上のみに存在する観光資源があるため、 別途で案内対象観光地を選定し、重要度の設定を行う。 表 観光資源のサイン整備における重要度の設定(歩行者・自動車) 重要度 概 要 A ・中津市を代表する観光地 ・中津市の入口や高速道路の降り口など遠距離からの案内を想定し、総合案内で の表記(図解サイン)や、観光地での所在サイン、駐車場案内などの整備を検 討するもの B ・市内の観光スポットとして分類される観光地 ・各地域の入口など、中距離からの案内を想定し、総合案内(図解サイン)での 表記や最低限の説明サインなどの整備を検討するもの C ・市内の観光スポットとして分類される観光地 ・スポット手前の交差点など近距離からの案内を想定し、最低限の説明サインな どの整備を検討するもの 表 観光資源のサイン整備における重要度の設定(サイクリングロード) 重要度 概 要 A ・中津市を代表する観光地、かつサイクリングロードから1箇所の誘導で到達可 能な観光地 ・サイクリングロード上に位置するサイクリング主要拠点(サイクルハブ施設) B ・サイクリングロード近隣に位置するサイクルハブ施設 C ・サイクリングロード上に位置し、特別な誘導が不要な観光地 ・サイクリングロード近隣の観光地
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 5 表 案内対象とする観光地一覧 地 域 名 称 重要 度 案内対象 地 域 名 称 重要 度 案内対象 D W C D W C 中 津 中津城 A ● ● 耶馬 溪 一目八景 B ● 福澤諭吉旧居 A ● ● 光円寺(しだれ桜) C ● ダイハツ九州 スポーツパーク大貞 C (C) ● ● 溪石園 C (C) ● ● 南部まちなみ交流館 C ● 擲筆峰 C ● 日ノ出町商店街 C ● 御霊もみじ B(C) ● ● 新博多町商店街 C ● 馬溪橋 B (C) ● ● (仮称)中津市歴史博物館 B ● ● 長岩城址 C ● 村上医家史料館 C ● 平田城址 C (C) ● ● 大江医家史料館 C ● 一ツ戸城址 C ● 中津市木村記念美術館 C ● 耶馬溪ダム・ 耶馬溪アクアパーク B (C) ● ● 自性寺(大雅堂) C ● 津民川河川プール C ● 合元寺 C ● 旬菜館 C (C) ● ● 円応寺 C ● 深耶馬溪観光案内所 B ● 円龍寺 C ● 耶馬溪サイクリングターミナル B (A) ● ● 浄安寺 C ● もみじの湯 B ● 道の駅なかつ A (B) ● ● 平田宿場 (C) ● 薦神社 B ● 下郷宿場 (C) ● 三 光 八面山 B (C) ● ● 第二山国川橋 (C) ● 八面山荘 C ● 裏耶馬溪(伊福の景) C ● 深泉寺 C ● 山 国 猿飛千壺峡 A ● 長谷寺 C ● 魔林峡・念仏橋 C ● 厚ケ瀬トンネル (C) ● 神尾家住宅 C ● 本耶 馬渓 競秀峰 C ● 真浄寺 C ● 青の洞門 A (A) ● ● 諏訪神社 C ● 羅漢寺 A (C) ● ● コアやまくに B (A) ● ● 道の駅耶馬トピア B(B) ● ● 憩の森キャンプ場 C ● 西谷温泉 B ● 山国川源流河川プール C ● 耶馬渓橋 B (C) ● ● 道の駅やまくに B (B) ● ● 羅漢寺橋 B (C) ● ● やすらぎの郷やまくに B (B) ● ● やかた田舎の学校 C ● 旧白地駅 (C) ● 洞門キャンプ場 (バルンバルンの森) C (C) ● ● 旧守実温泉駅 (C) ● 耶 馬 溪 深耶馬溪 A ● ※誘導対象 D:自動車用 W:歩行者用 C:サイクリング用 ※重要度()は、サイクリングロードを対象としたものとする
6 3.配置計画 観光サインの配置は、観光形態別のルートの特徴によって異なるため、それぞれの特 徴に沿って計画する必要がある。本計画では、観光形態別の特徴を以下のとおり設定し、 計画を行う。 表 配置計画の方針 階 層 配 置 線 状 配 置 イメージ 概 要 限られた移動の起点を想定し、そこか ら不特定の終点に情報を配置する メインとなる道から枝分かれ状に情 報を配置する 対 象 歩行者・自動車 サイクリングロード 検討方法 誘導の中間拠点を設定するため、観光 ルートを「基幹ルート」「誘導ルート」 に区分し、主要な分岐点などにサイン の配置を検討 メインロード上の曲り角や交差点を ピックアップし、主要な分岐点など にサインの配置を検討 図 階層配置のサイン設置イメージ 図 線状配置のサイン設置イメージ (誘導ルート) (基幹ルート) 主要観光地 起 点 誘導サイン 図解サイン(総合案内) 図解サイン (総合案内) 図解サイン・ 誘導サイン 観光地 観光地 図解サイン (総合案内) 始点 終点 観光地誘導 ルート誘導 (観光地距離表示) 注意喚起 サイン 図解サイン (総合案内) 図解サイン (総合案内) 主要観光地 (ルート上の主要拠点)
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 7 表 歩行者・自動車の観光ルート設定方針 歩行者 自動車 基 幹 ルート ・「起点→主要観光地」および「主要観光 地→主要観光地」を結ぶルートを設定 し、その2つを合わせた道 ・特に主要な観光地および主要な起点を 結び、かつ観光客が主に通る道(国道・ 県道など) 起点 中津駅、中津城、福澤諭吉旧居 主要観光地 中津城、福澤諭吉旧居、寺町散策 起点 中津 IC、国道 10 号(北九州・宇佐方 面)、県道 113 号(北九州方面)、県道 110 号(上毛 SIC)、国道 212 号(日田 方面)、県道 28 号(玖珠方面) 主要観光地(広域誘導対象) 中津城、福澤諭吉旧居、八面山、青の 洞門、羅漢寺、深耶馬渓、猿飛千壺峡 準基幹 ルート - ・基幹ルートから観光地(重要度B以上) を誘導可能、または基幹ルートなどへ のショートカットが可能な、観光客が 主に通る道 誘 導 ルート ・基幹ルートから外れて観光地への誘導 可能な道 ・各観光地から基幹ルート上の最寄りの 分岐点に向かう道、および基幹ルート のショートカットが可能な道 ・基幹ルート、準基幹ルートから観光地 (重要度C)を誘導可能な上記以外の道 サイン 設置対象 観光ルート上の起点、叉路などの分岐点 設 定 分岐点 W-01 ~ W-30 D-01 ~ D-76 表 サイクリングロードの観光ルート設定方針 サイクリングロード メイン ルート サイクリングロード本線 サイン 設置対象 【観光案内】 ・曲り角などの迷いやすい箇所 ・メインロード上の案内対象観光地近隣 の交差点 【安全確保】 ・メインロードと自動車道との交差点 設 定 分岐点 C-01 ~ C-26 a-01 ~ a-33
8 表 分岐点タイプ概要と案内方針 分岐点 タイプ 概 要 歩行者 自動車 基幹 分岐点 基幹ルート上において、複数方面 の観光地への誘導が可能な分岐点 原則として、図解サ インおよび誘導サ インを設置 原則として、他エリアの 主 要 観 光 地 へ の 誘 導 表 示を行う 準基幹 分岐点 観光ルート上において、複数方面 の観光地への誘導が可能な分岐点 - 原則として、同エリア内 の 観 光 地 ( 重 要 度 B 以 上)への誘導表示を行う 誘導 分岐点 観光ルート上において、最寄りの 観光地への誘導が可能な分岐点 原則として、誘導サ インのみを設置 原則として、最寄りの観 光 地 へ の 誘 導 表 示 の み を行う 表 各サインの配置方針 サイン 種 類 歩行者 自動車 サイクリングロード 誘導 サイン ・観光ルート上から案内 対象観光地への最寄分 岐点を設置対象 ・基幹ルート上の分岐点 では、起点および主要 観光地への誘導を表示 ・観光ルート上から案内 対 象 観 光 地 へ の 最 寄 分岐点を設置対象 ・設置する道路の設計速 度に応じて、「大躯体」 「中躯体」「小躯体」 を設置 ・走行ルートに迷う可能性の ある分岐点、およびロード 上から最寄りの案内対象 観光地への最寄分岐点を 設置対象 図解 サイン ・観光起点、主要観光地、 および基幹分岐点を設 置対象 ・同時に誘導が可能な場 所では、誘導板を設置 - ・始点終点(中津駅を含む) やレンタサイクル施設、お よびロード上の休憩スポ ットを設置対象 注意喚起 サイン - - ・自転車専用道と自動車道の 交差点を設置対象 ・設置対象の交差点 1 箇所あ たり 2 基設置を基本とする (上り下り各 1 基) ※説明サインは、地元要望や周辺の景観、施設の規模などを考慮しながら、適宜整備する。 また、整備方針に関しては各観光地の関連組織と連携をとり、検討するものとする。 ただし、配置計画に対し、有効な既存ストックが設置されている場合は、新規設置サ インを省略する。本計画において有効な既存ストックとは、以下のとおりとする。 ・サイン躯体が設置されており、本体や表示内容に不備が無いもの ・道路標識タイプの観光サイン(大分県観光案内標識など) ・ウェルカムサインや園名柱など地名、観光地と一体となっているもの
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 9 図 歩行者用サインの計画対象分岐点 基幹ルート 誘導ルート 主要観光地 歩行者分岐点(基幹) 歩行者分岐点(誘導)
10 基幹ルート 準基幹ルート 誘導ルート 自動車分岐点(基幹) 自動車分岐点(準基幹) 自動車分岐点(誘導) 観光地(広域誘導対象) 観光地(重要度 A) 観光地(重要度 B・C)
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 11 図 サイクリングロード用サインの計画対象分岐点(誘導) サイクリングロード サイクリングロード分岐点 サイクリングロード始点・終点 観光地(誘導対象) 観光地(ロード上)
12 サイクリングロード
注意喚起サイン設置箇所 観光地(誘導対象) 観光地(ロード上)
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 13 4.表示計画 4-1 掲載する情報量 本計画で整備するサインの掲載情報は、サインの種類に応じて以下のように設定する。 表 サイン種類ごとの掲載情報 サイン 種 類 地 図 観光施設 誘 導 方 向 解説文 ピクト グラム 多言語 誘 導 - ● ● - ● ● 図 解 ● (必要な場合) ● ※歩行者用のみ ● (必要な場合) ※歩行者用のみ ● (必要な場合) ● ● 説 明 - - - ● - ● (タイトルのみ) 4-2 掲載地図 本計画の図解サインに掲載する情報は、以下の内容のとおりとする。 表 掲載地図の情報量 項目 歩行者用 サイクリングロード用 表示 範囲 ・観光客が徒歩で周遊可能な範囲 ※城下町は、主な起点および主要観光地の いずれかを含むこと ・サイクリングロード両側の始点である 「中津駅」「コアやまくに」を含む範囲 ※ただし、やむを得ない場合は設置場所を 中心に近隣の主要観光地を含む表示範 囲で調整 縮尺 1/2,000~1/2,500(総合案内) 1/1,000~1/1,500(周辺案内) 問わない(概略図可) 方角 設置躯体の前面方向を上部として調整 進行方向に合わせて調整 共通 ・「縮尺」「方位」「バースケール」「現在地」「凡例」を表示 ・地勢、地名、交通網、および主要公共施設を表示 ・サインタイトル以外の外国語表記は、観光情報提供ページ にリンクする QR コードを盤面に表示する ・ピクトグラムなどを有効に使用する ・躯体側面に「(i)インフォメーションマーク」を表示する (参考図) 現在地 方位 バースケール
14 4-3 フォント・文字高 本計画で整備するサインのフォントおよび表示内容の寸法は、各観光形態の見やすさ に応じて以下のように設定する。 表 使用する文字書体 言 語 表記内容 フォント 日本語 案内対象観光地(誘導)、所在地住所(図解)、 サインタイトル(説明) 丸ゴシック系 所在地住所(図解)、サインタイトル(説明) ※城下町に設置するもの 隷書体系 解説文、地図内表記、距離表示 角ゴシック系 英語 全て ヘルベチカ系 中国語 全て 角ゴシック系 ※文字数が多い場合、長体を使用する ※中国語は、サイクリングロード用のみを対象とする 表 歩行者用サインの表示参考寸法 サイン 種 類 表記内容 寸 法 日本語 英語 誘 導 案内対象観光地 80 ㎜ 50 ㎜ 距離表示 50 ㎜ 方向(矢印) □80 ㎜ ピクトグラム □120 ㎜ 図 解 所在地住所 50 ㎜(40 ㎜以上) 30 ㎜以上 地図内表記(市町村、主要施設など) 14 ㎜以上 9 ㎜以上 地図内表記(上記以外) 9 ㎜以上 - 凡例、解説文など 12 ㎜以上 - Information(側面) - 90 ㎜ ピクトグラム □16 ㎜ 説 明 サインタイトル(正面) 50 ㎜(40 ㎜以上) 30 ㎜以上 解説文など 20 ㎜以上 - サインタイトル(側面) 90 ㎜ - ※図解サイン・説明サインは設置場所によって内容が異なるため参考数値とする。実際の 整備の際は、状況に合わせて調整を行うこと。
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 15 表 自動車用サインの表示参考寸法 サイン種類 表記内容 寸 法 日本語 英語 誘 導 (大躯体) 案内対象観光地 300 ㎜ 150 ㎜ 距離表示 150 ㎜ ピクトグラム □510 ㎜ 矢印 W390×H300 ㎜ 誘 導 (中躯体) 案内対象観光地 200 ㎜ 100 ㎜ 距離表示 100 ㎜ ピクトグラム □340 ㎜ 矢印 W260×H200 ㎜ 誘 導 (小躯体) 案内対象観光地 100 ㎜ 50 ㎜ 距離表示 50 ㎜ ピクトグラム □170 ㎜ 矢印 W130×H100 ㎜ ※表内の寸法は参考値であり、実際の整備の際は文字数や表示スペースによって、拡縮 および長体の使用などを検討すること。 表 サイクリングロード用サインの表示参考寸法 サイン 種 類 表記内容 寸 法 日本語 英語 中国語 誘 導 案内対象観光地 80 ㎜ 50 ㎜ 50 ㎜ 距離表示 50 ㎜ 方向(矢印) □130 ㎜ ピクトグラム(掲載可能な場合) □120 ㎜ 図 解 サインタイトル 50 ㎜以上 30 ㎜以上 30 ㎜以上 地図内表記(市町村、主要施設など) 14 ㎜以上 9 ㎜以上 9 ㎜以上 地図内表記(上記以外) 9 ㎜以上 - 凡例、解説文など 12 ㎜以上 - Information(側面) - 90 ㎜ - ピクトグラム □16 ㎜ 説 明 サインタイトル(正面) 50 ㎜以上 40 ㎜以上 解説文など 20 ㎜以上 - サインタイトル(側面) 75 ㎜ - ※図解サイン・説明サインは設置場所によって内容が異なるため参考数値とする。実際の 整備の際は、状況に合わせて調整を行うこと。
16 4-4 外国語表記 整備するサインは、国際化時代に即した表記方法として、多言語表記を行う。表記す る外国語は、表示面の乱雑さを避けるため、国際的に広く普及している英語を採用する。 その他の言語(中国語、韓国語)などは、各言語に対応している観光情報提供ページと リンクする QR コードなどを表示することで対応する。ただし、サイクリングロードは、 「サイクルツーリズム及び観光友好交流の促進に関する協定」締結を行っているため、 台湾台中市からの観光客に向けた中国語(繁体字)を含めた3ヶ国語表記とする。 表 サイン種類別多言語表記方針 サイン 種 類 地図内 表記 タイトル 案内対象 観光地 解説文 備 考 誘 導 - - 日・英(・中) - 図 解 日・英 ※主要観光地のみ 日・英(・中) - - 観光情報提供ページにリン クする QR コードなどを表示 説 明 - 日・英(・中) - 日 観光情報提供ページにリン クする QR コードなどを表示 注意喚起 - - - - 躯体側面(自転車利用者正 面)に 3 ヶ国語で喚起 ※()内は、サイクリングロード用サインのみを対象とする 4-5 ピクトグラム 誘導サイン及び図解サインは、直観的な内容認識ができるようピクトグラムを有効に 利用する。使用するピクトグラムは、原則として一般的に使用されているものを使用し、 新規に設定したオリジナルピクトグラムは用いないものとする。ただし、既存の観光案 内標識でオリジナルピクトグラムを使用している場合、観光サインの統一性を考慮して 同じピクトグラムを使用できるものとする。 表 使用するピクトグラムの例 写真 既存案内標識 種 類 施 設 記号 種 類 施 設 記号 公共・ 一般施設 案内所 観光・文化 スポーツ施設 公園 情報コーナー 歴史的建造物 観光・文化 スポーツ施設 展望地・ 景勝地 応用例1 キャンプ場 矢印 指示 温泉 応用例 ※標準案内用図記号より抜粋((公財)交通モビリティ・エコロジー財団)
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 17 4-6 設置の際の留意点 観光サイン設置は、「道路標識設置基準」に準拠して設置するものとする。サインの設 置については、利用者の安全性を考慮し、かつ視認性が高い場所を選定する必要がある ため、設置にあたっては以下のとおり設定する。 表 設置場所の基本方針 対象サイン 設置場所の基本方針 設置イメージ 歩行者用 サイクリング用 自動車用 (小躯体) 観光ルート上の歩道(歩車道側)に設置す る。ただし、歩道がない場所あるいはサイ ンの設置によって歩道に十分な幅員が確保 できない場所で管理者が設置を認めた場 合、民地境界側もしくは民地内に設置する。 ※誘導サインを歩道に設置する場合、車道 部の端から表示板の端まで 25cm 程度確保 することが望ましい。歩道がない場合は、 民地側から 25 ㎝程度、最大でも 50 ㎝以 内に収めるものとする。 ※誘導サインの表示面は、歩行者側に飛び 出すように設置する。 図歩道がある場合 図 歩道がない場合 自動車用 (中・大躯体) 歩行者などの通行の妨げにならない場所を 選定し、原則として道路の左側に設置する。 設置が困難な場合は、道路標識設置基準に より以下のいずれかの地点を選定する。 ⇒交差点(四叉路の場合)は、分岐点の手 前 150m以内の地点における左側の路端、 車道の上方、中央分離帯もしくは交通島 に設置する。 ⇒交差点(三叉路の場合)は、四叉路と同 様の地点に加え、交差点における進行方 向の正面の路端のいずれかに設置する。 図 交差点の基本的な設置位置 図 三差路の基本的な設置位置
18 表 設置する際の留意点 設置の留意点 設置イメージ ・サイン躯体が建造物や街路樹などの陰にな らない場所に設置する。 ・観光客にサインを認識させるため、動線上 の見やすい場所に設置する。 ・利用者に適した高さ、向き、場所を考慮す る。 ・車や歩行者の邪魔にならない場所に設置す る。 ・交差点への設置では、サイン躯体によって 自動車運転手および歩行者に死角を生じ ないようにする。 ・既存の標識やサインが設置されている場合 は、内容や表示面位置の重複がないように する。
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 19 表 設置する際の留意点 設置の留意点 設置イメージ ・サイン躯体が建造物や街路樹などの陰にな らないよう、設置位置や構造を検討する。 ・観光客にサインを認識させるため、動線上 の見やすい場所に設置する ※サイクリングロード用注意喚起サイン ・車や自転車の邪魔にならない場所に、車道 を正面として交差点の対面 1 基ずつ設置す る。
20 5.意匠計画 5-1 基本方針 観光サインは、主に自転車歩行者道および車道に設置するものであるため、整備する サインは建築限界(道路構造令第 12 条及び第 39 条の規定)に則りデザインする。 5-2 意匠検討 観光サインは、中津市内のあらゆる場所に配置されるため、案内の連続性や景観の統 一性を確保するため、可能な限り同一のイメージをもつことが求められる。また、躯体 はあらゆる設置場所に馴染むことや、複数設置したときの経済性などを考慮し、シンプ ルなものが望ましい。 本計画では、中津市観光サイン計画ワークショップにて地元住民より意匠計画に盛り 込むべき“中津市らしさ”について意見を募り、デザインモチーフを設定し、デザイン を行った。また、詳細な色彩は中津市景観計画などの方針に準拠する。 表 デザインの基本方針とモチーフ 歩行者 自動車 サイクリングロード 基本方針 ・シンプルなものとする ・景観に馴染むものとする ・“中津市共通カラー”を躯体に入れる ・サイクリングロード用とし て独立した意匠とする ・景観に馴染むものとする モチーフ ・黒田官兵衛の兜(赤合子) ・八面山や耶馬渓の紅葉 ⇒ 共通カラー:【赤】 ・旧耶馬渓鉄道 ・自転車、サイクリング その他 検討事項 ・和風の景観に馴染むもの ・今後城下町以外にも設置 できるもの ・図解は、側面から「i」(イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン マ ー ク)が見えるものとする ・既存の案内標識と イメージを統一 ・注意喚起は直観的な喚起と して形状にて喚起を行う ・図解は、側面から「i」(イ ンフォメーションマーク) が見えるものとする
中津市観光サイン計画 – 概要版 - 21 5-3 躯体案 【歩行者用】 【図解・説明サイン(城下町用)】 【図解・説明サイン(城下町以外用)】 【誘導サイン】 【自動車用】 【誘導サイン(中躯体)】 【誘導サイン(小躯体)】 【誘導サイン(大躯体)】
22 【サイクリングロード用】 【図解サイン】 【図解サイン(汎用)】 【説明サイン】 【誘導サイン】 【注意喚起サイン】 (側面部 拡大図)