平成 27 年度
文教常任委員会行政視察報告書
期
期
期
期
間
間
間
間:
:
:
:平成
平成
平成
平成 2
2
2
27
7 年
7
7
年
年
年 1
1
10
1
0 月
0
0
月
月
月 28
28
28
28 日
日(
日
日
(
(
(水
水
水
水)~
)~
)~1
)~
1
1
10
0
0 月
0
月 30
月
月
30
30
30 日
日
日
日(
(
(金
(
金
金)
金
)
)
)
視察先
視察先
視察先
視察先:
:
:
:神奈川県大和
神奈川県大和
神奈川県大和
神奈川県大和市
市
市
市《
《
《
《大和
大和ゆとりの
大和
大和
ゆとりの
ゆとりの
ゆとりの森
森
森について
森
について
について》
について
》
》
》
埼玉県戸田
埼玉県戸田
埼玉県戸田
埼玉県戸田市
市
市
市
《
《
《
《戸田市立児童
戸田市立児童
戸田市立児童
戸田市立児童センター
センター
センター
センター
こどもの
こどもの
こどもの
こどもの国
国
国について
国
について
について》
について
》
》
》
千葉県鎌
千葉県鎌
千葉県鎌
千葉県鎌ケ
ケ
ケ谷
ケ
谷
谷市
谷
市
市
市《
《
《
《PFI
PFI
PFI
PFI方式
方式による
方式
方式
による
による
による給食
給食
給食センター
給食
センター建設
センター
センター
建設
建設
建設について
について
について
について》
》
》
》
参加者
参加者
参加者
参加者
文教委員 鈴木正章(委員長)
、大河内博之(副委員長)
、岡田隆司、
鈴木武広、永山英人、神谷雅章
(文教常任委員会・神奈川県大和市)
大和ゆとりの森について
【日時】平成 27 年 10 月 28 日 13 時 50 分~15 時 45 分 【場所】大和ゆとりの森 仲良しプラザ 多目的ルームB
1
1
1
1
はじめに
はじめに
はじめに
はじめに
大和市は、都心から 40 キロメートル圏内の神奈川県の ほぼ中央に位置する。市域は南北に細長く丘陵起伏が ほとんどない。面積は約 27 平方キロメートルで、東京へ 1時間弱、横浜へは 20 分で行ける位置にある。
平成 12 年には、全国初の特例市に移行し、現在では 人口 23 万人を超える中堅都市である。
2
2
2
2
調査事項
調査事項
調査事項の
調査事項
の
の概要
の
概要
概要
概要
ゆとりの森とは、スポーツとレクリエーションの場として、厚木基地の南側に整備されている公 園である。過去は、航空進入信号灯と調整池がある雑草だらけの空き地であった。平成 15 年頃に は工事が開始されたようである。現在は、以下のような施設がオープンしている。今後は早期の全 面供用開始を目指し、さまざまな施設を開設していく予定である。平成 27 年度から平成 31 年度ま での指定管理者は、NSBYエザンスコンソーシアムである。平成 24 年7月のわんぱく広場供用 開始後は、保護者の間で評判が良く、子ども連れの人気を博している。
<主な施設>
・芝生グラウンド…少年サッカーのグラウンド2面分(1.2 ヘクタール)、予約制。 ・修景池ゾーン…広い斜面の芝生とせせらぎのある水遊びエリア、水害対策の調整池。 ・わんぱく広場(平成 24 年 7 月運営開始)
…遊具施設エリア。大型コンビネーション遊具、小 型コンビネーション遊具、ふわふわドーム、ターザ ンロープ、砂場、斜面スライダーなど多数。 ・仲良しプラザ(平成 24 年 7 月運営開始)
…センター施設。管理事務所、多目的ルーム、更衣室、 シャワー室、ロッカー、売店、休憩スペース、授乳室、 トイレ、展望テラスなど有り。
・駐車場…約 200台
・バーベキュー広場(平成 26年7月1日提供開始)
…機材のレンタルや食材の配達も可。タープ・テントの持ち込みに制限有り。 ・テニスコート・中規模多目的スポーツ広場(平成 26年7月1日提供開始) ・大規模多目的スポーツ広場・南駐車場(平成 27 年7月オープン)
(写真)仲良しプラザの入口前にて
3
3
3
3
主
主
主な
主
な
な質疑
な
質疑とその
質疑
質疑
とその
とその回答
とその
回答
回答
回答
① スポーツ施設整備の基本的な考え方はどのようか。 ・市民が使いやすい施設。
② 建設の事業期間、事業費、財源はどのようか。また、今後の整備計画はどのようか。
・総事業費は 43億円で、平成 17 年から工事に着手しており、平成 30 年に完了予定である。今後 の整備については、南側のエントランスや公園連絡橋、野球場、ソフトボール場を計画している。
③ 災害、危険に対する施設利用上の危機管理対策はどのようか。
・修景池ゾーンは、芝生部分も含めて調整池となるため、悪天候時には立ち入り禁止となる。
④ 指定管理者の選定の経過はどのようか。また、指定管理料と業務内容はどのようか。 ・今回は3団体の公募があり、指定管理料は今年度で 8,207
万円である。徐々に整備を進めるに伴い、業務内容も増え ている。
⑤ 現状の課題と今後の取り組みはどのようか。
・国有地を再利用したり、地権者の申出を受けて国に土地を
買ってもらうなどして、駐車場を拡大していく予定。
⑥ 利用者の声はどのようか。
・日陰が少ない、夏に水遊びができると良い、駐車場が少な い、などのご意見がある。
4
4
4
4
所見
所見
所見・
所見
・
・西尾市政
・
西尾市政
西尾市政への
西尾市政
への
への
への反映
反映に
反映
反映
に
に
に向
向
向
向けた
けた
けた
けた課題
課題
課題
課題
・広大な土地を活用し、市民のためのスポーツ施設が整備されていた。「わんぱく広場」や「ふわ ふわドーム」など、小さな子ども向けの施設もあり、保護者の評判も良いとのことで参考になった。
「修景池ゾーン」では水かけイベントができ、また、水害対策の調整池になるなど、多様な使われ 方に感心した。
西尾市のスポーツ施設建設にも大和市の有用な部分を参考にする。また、幅広い年齢層に親しま れ、「ヒト」を育てる空間として有効に活用できるものにしていく。(永山英人)
・国の休眠国有地の利活用政策の活用によるスポーツ公園整備で、厚木飛行場による高さ・照明規
制のあるエリアのため、整備施設に制限があり、隣接する綾瀬市の同様な施設を併せると、総合ス ポーツ公園施設である。
注目すべき点は、①屋外遊具施設の全ての床は子どもの安全性に配慮して、3段階のクッション
材を使用していること、②バーベキュー施設の運営(指定管理者)では、機材のレンタルや食材の
配達依頼も可能で、手ぶらの来園でも楽しめる幅広い対応で利用者が多いこと、③国の政策情報に
敏感に対応していることである。(鈴木正章)
・西尾市にも総合運動場の計画があるが、スポーツをする人だけの利用ではなく、親子で利用でき る公園施設やバーベキュー施設等の併設も検討していただきたいと考える。また、わんぱく広場等
に平日から多くの人が利用していたことに驚いた。西尾市にも平日から多くの利用してもらえる施 設を考えていただきたいと思う。また、わんぱく広場では子どもが遊具から落下した時のことも考
え、床面が遊具の高さに合わせて柔らかくなっていたことに感心した。成人や高齢者の方も利用で きる健康遊具も西尾市にも導入してほしいと考える。(大河内博之)
・市北部のスポーツ施設が不足しており、平成 17 年工事着手、平成 30 年末を完了目標とする。最 終は 18.7 ヘクタール、総事業費は 43.6 億円、厚木基地に隣接する広大な用地に整備、用地は国有
地を無償借用、事業費の 10 分の 7.5 が補助金、来園者が多く、土日は駐車場不足(500台強のスペ
ース)。綾瀬市との市境にあり、野球場と隣接しており、広大な公園として整備され、平日でも親
子連れで賑わっていた。都市公園法に基づくと全面積の2分の1しか施設整備ができなく、航空法
の制限もあり、高木等も植栽できない。(岡田隆司)
・厚木飛行場の真南に位置し、大和市と綾瀬市にまたがっており、滑走路のまわりは国有地である ので、防衛省によるまちづくり交付事業を活用して 75%の補助金を得て、この施設整備をしたもの であり、このような補助金がなければ決して整備することはできない。(鈴木武広)
・西尾市において、今後のスポーツ公園計画に当たり、スポーツ施設だけでなく、幼児から高齢者 まで多くの市民が楽しめる「わんぱく広場」、「ジョギングコース」、「芝生広場」、多種のスポーツ が利用できる「多目的スポーツ広場」や、家族・仲間たちで楽しめる「バーベキュー広場」など、 今後検討することが求められる。(神谷雅章)
(文責:永山英人)
(写真)修景池ゾーン
(写真)バーベキュー広場
(文教常任委員会・埼玉県戸田市)
戸田市立児童センター子どもの国について
【日時】平成 27 年 10 月 29日 9時 30 分~11 時 【場所】戸田市立児童センターこどもの国
1
1
1
1
はじめに
はじめに
はじめに
はじめに
戸田市は、総人口 123,079人、面積 18.17 平方キロメー トルで、埼玉県の南東部に位置しており、荒川を挟んで東 京に接する交通の要衝。現在は東京への拠点として多数の
倉庫や配送センタ-が集積。JR埼京線の開通を機に住宅
建設が進み、「子育て支援」に注力していることも後押しし て、子育て世代を中心に人口増が進んでいる。
2
2
2
2
調査事項
調査事項
調査事項の
調査事項
の
の概要
の
概要
概要
概要
「こどもの国再整備について」
平成 14 年度に自治基本条例が制定され、市民、議会、行政の協働によるまちづくりを展開され、 地域において、子どもからお年寄りまで多くの世代の市民や、多様な文化を持っている市民が交流
できる場所として、新曽南多世代交流館を新設。そして、子どもの居場所として、遊び、発達、成 長を支えるための多機能拠点施設としてこどもの国を再整備された。
こどもの国は、昭和 48 年に開館して 38 年が経過し、施設の老朽化・部屋不足・遊具の劣化など、 市民ニ-ズへの対応が困難になり、施設における問題点や活動の支障を解消。そして、今日までの
社会環境の変化や子どもを取り巻く環境の変化などを踏まえて整備方針を定め、基本計画を策定さ れた。
・時代とともに変化する市民活動や市民ニーズに対応できる環境づくり
・0歳から 18歳までを対象とした子どもの居場所づくりに貢献する環境づくり ・子どもを中心にコミュニティの活動拠点となる施設づくり
・子育て支援施設としての保育園・学童保育室を併設した施設づくり ・環境や景観へ配慮した施設づくり
「保育園、学童保育室の施設づくり」
・待機児童が多い低年齢児にシフトした定員構成をしており、0歳児保育も実施できる施設 ・セキュリティを確実に確保することを大前提にした施設づくり
・保育園と学童保育室を一体的にする。
・子どもたちの書いた規制と運営のしやすさを両立する環境づくり ・保育園定員は、0~5歳で計100 人
・学童保育室は今後の需要増を見込み、2室増を予定。定員各30 人以上。
「児童館の施設づくり」
地域に開かれた多用途スペースで、子ども・青少年をはじめ多様な市民の遊び、運動、交流がで きる環境づくり。また、利用者の年代により利用時間帯が異なることから、できるだけスペースの
使用目的を固定せず、多目的に利用できるようにしている。
運営・施設管理については、指定管理方式を採用している。
3
3
3
3
主
主
主な
主
な
な質疑
な
質疑とその
質疑
質疑
とその
とその回答
とその
回答
回答
回答
① 保育園・学童保育室を新規に増設された理由は、また、増設されて良かった点・問題点は。 回答 旧施設、国が昭和 48 年に開館したが、老朽化や市民ニ-ズの多様化に伴い、再整備する
こととなった。また、戸田市は若い世代が多いまちであり、平均年齢も 39.9歳と県内1若い状 況であることから、保育園や学童保育室のニーズも非常に高く、待機児童(保育園:平成 27 年 33 人、平成 26年 26人、平成 25 年 34 人)(学童保育室:平成 27 年 40 人、平成 26年 56人) の解消が課題であり、かつ、近隣にあった上戸田保育園が施設の老朽化により閉園・取り壊し が決定したことから、その代替保育園の建設を「こどもの国」に併設することとなった。学童
については、幼児期の保育需要の増加、近隣小学校の児童数の増加により、併設することとな った。
② 本事業を企画提案する際、どのようなメンバ-で検討されたか。
回答 戸田市こどもの国再整備基本計画市民会議において企画提案を検討した。
構成は、公募による市民5名、こどもの国祭り実行委員会委員3名、公立学校PTA連合役員
3名、町会連合会(上前、東町)2名である。
③ 施設建設にあたり、国・県などの補助制度を利用されたか。
回答 国・次世代育成支援対策施設整備交付金 25,191千円
県・放課後児童クラブ整備費補助金 27,638千円
放課後児童クラブ環境整備事業費補助金 1,332千円
④ コンセプトを「地域の子育て力を育む求心力な施設であるこ
と。すべての人を暖かく迎える環境づくり」とされているが、 どのような点に留意されたか。
回答 0歳児の乳児から 18歳までの青少年を対象とした子どもたちの遊び、発達、成長を支援
する施設とするために、幅広い層の市民が、その日の天候に左右されることなく利用できる施 設とする点に留意した。例えば、多くの子どもたちが体を動かせる軽体育室や音楽活動用に音 響設備を設けたスタジオ、子どもたちが終日集えるロビー、子育て世代の読み聞かせや読書を 行える図書室、小・中・高の学生や地域の保護者が話し合いの場として活用できる。多目的室 を整備し、子どもの居場所や地域コミュニティの場を提供するとともに、子どもを中心とした 多世代が集まるコミュニティ施設とする。
⑤ 屋根の下の「空き地空間」「路地空間」を具体的にどのようなイメ-ジで検討されたか。 回答 屋根下の空き地空間と路地空間については、屋根の下に広がる遊びの空間を意識し、空
き地や路地をイメージしている。また、雨降りなどの際の遊び場を意識し、全天候型。
⑥ 保育園運営について、複合施設を利用し、他の保育園と違った取り組みはあるか。
回答 広い庭を利用してのお散歩、軽体育室を利用して運動をする他、夏季は大きなプールを
利用している。
(写真)視察中の様子
⑦ 再整備され、以前に比べ利用状況はどのようか。また、市民の関心度はどのようか。
回答 以前と施設規模が異なること、入館者数のとらえ方の違いがあることのほか、リニュー アルオープンしたことによる注目により単純比較することは難しいが、利用人数は、旧こども の国がプールの時期で平均495 人、現こどもの国が月平均1,069人。
市民からの注目度は、もう一つの児童センターであるプリムローズに比べて利用人数が多い
ことや、市民の声が多々あることから、関心度の高い施設と考えている。
⑧ 丘・原っぱ・森ゾ-ンの今後の展開計画は、どのようか。
回答 現在、緑の丘は解放し、子どもたちが自由に駆け上
がったり駆け下ったりして楽しんでいる様子があるが、今 後の各ゾ-ンをどのように活用していくかについては、こ
どもの国運営委員会にて方向性を検討していく予定であ る。
⑨ プールのシーズンオフの利用計画はどのようか。
回答 シーズンオフはプール設備の修繕を行う。
現時点では、イベント等での活用は決まっていない。また、プールの水については、防火用水 として必要に応じて活用する。
⑩ 施設の管理はどのように行っているか。
回答 指定管理者制度を利用して管理運営しており、指定管理者は、社会福祉法人さきたま会。
(写真)図書室 (写真)プレイルーム
4
4
4
4
所見
所見
所見・
所見
・
・西尾市政
・
西尾市政
西尾市政への
西尾市政
への
への
への反映
反映に
反映
反映
に
に
に向
向
向
向けた
けた
けた
けた課題
課題
課題
課題
・戸田市は平成 14 年度に自治基本条例を制定し、市民・議会行政の協働によるまちづくりに積極
的に取り組まれ、社会状況においてもJR埼京線の開通により住宅建設が進み、平均年齢が 39.9 歳で、保育二-ズも高く、「戸田市子育て応援ブック」を拝見させていただき、「子育て支援」に早 くから力を注がれたことにより、人口増が進んでいると感じた。
児童センターこどもの国を視察させていただき、子どもの居場所づくり・子どもを中心としたコ
ミュニティの活動施設として、子ども中心に作られていると感じた。また、駅から歩いて5分の市
街地内に設置され、利用しやすい環境になっている。
西尾市においても、今後、都市公園内・公共施設建設時において、子どもからお年寄りまで多く の世代の市民が交流できる場を考えていくべきだと考える。また、若者が集まるまちづくり、そし て、子ども支援施策の強化が必要だと認識した。(神谷雅章)
・JR戸田公園駅より徒歩3分の市街地に再整備で、緑豊かな子どもたちの居場所や子育て支援拠 点の複合施設(児童館、保育園、学童保育室、児童用プール)であることに驚いた。
注目すべき点は、①利用したくなる施設とするために多くの機能(キッズ用施設で、プレイルー ム、屋内砂場、図書室、談話コーナー、多目的ホール、ロッククライミング)を併設していること、
②施設全体が外見上は一体感があるが、複合施設の4つが個別に管理できる施設配置となっている
こと、③飲食できるスペースがあり、利用目的が広がっていることである。(鈴木正章)
・児童館、保育園、学童保育室機能、プール関連施設等が一つになっている複合施設を西尾市もい
ずれかで参考にして計画していただきたいと考える。また、子育て支援の拠点であるだけではなく、 18歳以下の子供たちの居場所づくりも考え、子育てを通して、コミュニティの活性化をけん引する 地域のシンボル施設にした点も参考にしていきたいと考える。施設とは関係ないが、戸田市は全保
育園の半分近くが指定管理になっていると伺い、西尾市においても保育園を徐々に指定管理の方向
へ考えていくべきではと思った。(大河内博之)
・前施設の老朽化に伴い、0~18歳までを対象とし、保育園、学童保育やプール等を併設した総合
的な施設。駅から近く、自転車利用等を前提として、ほとんど駐車場のない施設であるが、利用者 も多く活性化されていた。(岡田隆司)
・この施設は昭和 48 年に開館して以来、38 年が経っていることや、戸田市が都心へのアクセスが よいことから、住宅地として最適であり、若者夫婦が多く住むようになったため、施設の増築が必 要となり、再整備した施設である。この施設は児童館、保育園、学童保育室機能、プール関連施設 が複合する、市民ニーズに対応した施設である。(鈴木武広)
・保育園及び学童保育施設が整備されており、常時的な活用が 工夫されている。戸田市は若い世代が多いということで、市民
のニーズに答える工夫がなされている。また、同施設には0歳
から 18歳までの子どもを対象に、様々なエリアが整備されてい た。安心安全にも配慮した空間づくりが工夫されており、今後 の公共施設建設の参考になる。(永山英人)
■「戸田市立児童センターこどもの国」のパンフレットより一部抜粋
(文教常任委員会・千葉県鎌ケ谷市)
PFI方式による給食センター建設について
【日時】平成 27 年 10 月 30 日 9時~11 時 【場所】鎌ケ谷市学校給食センター会議室
1
1
1
1
はじめに
はじめに
はじめに
はじめに
千葉県鎌ケ谷市は千葉県の北西部に位置し、都心から 25 キロメートル圏内にあり、住宅都市として発展。
人口約 108,000 人、面積約 21 平方キロメートル。
梨の名産地として全国的に知られる。成田空港まで車で 約 30 分で行くことができ、東武野田線・新京成電鉄・成田
スカイアクセス・北総鉄道の鉄道4線が通る。
2
2
2
2
調査事項
調査事項
調査事項の
調査事項
の
の概要
の
概要
概要
概要
・西尾市公共施設再配置計画において、一色町の給食センターをPFI方式で建て替えることが計 画されていることに対し、西尾市が計画している 9,000 食/日とほぼ同じ調理能力で、まだ比較
的新しい平成 26 年4月に開業した鎌ケ谷市の給食センターが、どのような経緯でPFI方式を
導入することに至ったか。
・PFI事業の事業者、事業方式、維持管理運営機関等。 ・PFI方式の導入に関する議会との関わり。
3
3
3
3
主
主
主な
主
な
な質疑
な
質疑とその
質疑
質疑
とその
とその回答
とその
回答
回答
回答
① ① ①
① 給食給食給食センターの給食センターのセンターの建センターの建て建建ててて替替替替ええ事業ええ事業事業を事業ををPFIをPFI方式PFIPFI方式方式方式にしたにしたにしたにした経緯経緯経緯 経緯
・本市において、最も望ましい事業方式であるとの結論に至ったため。
・PFI方式の導入に関し、議会と共に勉強会を実施するなど、約3年間の期間を要した。
② ② ②
② 市内2か市内市内市内2か2か所2か所所の所ののの給食給食給食センターを1か給食センターを1か所センターを1かセンターを1か所所に所ににに統合統合統合統合したしたしたした経緯経緯経緯経緯
・2か所の給食センターが抱える問題点の改善
・財政効果(人件費・コスト等)の確保 ・提供サービスの質の公平性の確保
③ ③ ③
③ 給食給食給食の給食のの実施方式の実施方式(実施方式実施方式(((センターセンターセンターセンター方式方式と方式方式ととと自校方式自校方式自校方式)自校方式)は))はは検討は検討検討検討したかしたかしたかしたか
・平成9年2月に設置した「鎌ケ谷市学校給食検討委員会」で検討した結果、センター方式で
実施せざるを得ないという結論に達した。
④ ④ ④
④ 要求水準書要求水準書要求水準書要求水準書でででで特特にこだわった特特にこだわったにこだわったにこだわった点点点は点ははは
・災害時の応急的利用を考慮した施設整備について
ⅰ)自家発電設備(回転釜2台・スチコン1台稼働)の設置
ⅱ)中圧ガスの引き込みとガスコージェネ設備の活用
・高度な衛生管理の導入について
ⅰ)HACCPの概念を導入した施設整備と維持管理運営業務システムの構築
⑤ ⑤ ⑤
⑤ 全国全国全国の全国ののPFIのPFIPFIPFI事業事業事業の事業の失敗例のの失敗例失敗例失敗例をどのようにをどのようにをどのようにをどのように教訓教訓教訓教訓にしたかにしたかにしたか にしたか
・事業の安定性確保のため、SPCに対する財務状況の報告義務や金融機関との直接協定の導入、 コンサル企業による財務モニタリングなどの導入を図る。
⑥ ⑥ ⑥
⑥ 何社何社何社の何社ののSPCのSPCSPCSPCがが参加がが参加参加参加したかしたかしたかしたか、、、、またまた、またまた、、その、そのそのそのSPCSPCSPCSPCにに決定にに決定決定した決定したした理由した理由理由理由はははは
・東洋食品G、グリーンハウスG、ニッコクトラストG、ハーベストG、一富士フードサービスG
の5グループ
・事業者選定委員会において、性能評価点及び価格点の両面で第一位であったことで、優秀提案と して選定された
⑦ ⑦ ⑦
⑦ 食物食物食物食物アレルギーについてアレルギーについてアレルギーについて、アレルギーについて、どこまで、、どこまでどこまでどこまで対応対応対応対応しているかしているかしているかしているか
・対応人数(契約数の上限):表示義務7品目(卵、乳、小麦、
そば、落花生、かに、えび)の除去食提供 100食
⑧ ⑧ ⑧
⑧ 市内業者市内業者市内業者市内業者とのとのとの関との関関りはどのようか関りはどのようかりはどのようかりはどのようか
・協力企業として2社
・建設業務:発注済14社、計7,800 万円
・運営業務
ⅰ)配送企業、ⅱ)駐車場借地、ⅲ)備品調達、
ⅳ)廃棄物処理
・維持管理業務
ⅰ)定期建物清掃業務、ⅱ)排水処理施設・配水管・受水槽・貯湯槽の清掃、
ⅲ)植栽選定、その他
⑨ ⑨ ⑨
⑨ PFIPFIPFIPFI方式方式方式方式をををを採用採用採用して採用して良してして良良良かったかったかった点かった点と点点とと反省点と反省点反省点反省点 【
【 【
【良良良良かったかったかった点かった点点点】】】 】
・財政支出の平準化(建設年度の多額の建設整備費の負担軽減) ・公共施設の整備手法において、新たな事業方式が導入できた点
・施設整備及び維持管理内容の質の向上
(民間におけるリスク管理やシナジー効果など、有効的なノウハウの活用)
・高度な衛生管理や食物アレルギー(除去食提供)に係るシステムの構築による安全安心な学校給
食の提供実施
【反省点反省点反省点反省点】】】 】 ・
・ ・
・要求水準内容の精査不足
・ ・ ・
・運営業務における学校とのスムーズな連携の確保
4
4
4
4
所見
所見
所見・
所見
・
・西尾市政
・
西尾市政
西尾市政への
西尾市政
への
への
への反映
反映に
反映
反映
に
に
に向
向
向
向けた
けた
けた
けた課題
課題
課題
課題
・今の西尾市のPFI方式が3施設の建て替えと 160 施設の管理運営等を 30 年間、350億円で一緒
に行うことに、全てを理解することが困難になっているので、各事業に分けてやってもらえると、 もっとわかりやすくなると考える。
見学者が調理の大変さを実感できる見学コースや、食育教育もできる多目的会議室は本市にも導
入していただきたいと考える。
災害時の応急的利用を考慮した施設整備が要求水準に入れられ、斬新なアイデアが取り入れられ たのもPFI方式で行った利点であると考える。その他いろいろなノウハウを持っている業者の提 案が導入されていることも、PFI方式を導入した効果だと考える。(大河内博之)
・SPCは5社の参加があり、競争原理で約5億円コスト削減効果がでた。業者提案による災害時 の避難施設機能を整備した。アドバイスされた点は、①経費削減のため、要求水準書は出来る限り
詳細に作成をするとよい(追加費用を出さないために)、②アレルギー対応は徐々にレベルアップ する方式がよい、③受け入れ側の施設と給食センターの配送機材のマッチング調査、意見交換を早
めに行うとよい、とのことだった。(鈴木正章)
・旧給食センターの老朽化により、一カ所に統合したPFI方式により建設された。1日1万食の
最新式の給食センター。施設の完成後は所有権を市に移管し、15 年間調理・配送等を専門大手の㈱
東洋食品にBTO方式で委託。最新の衛生管理基準に適合し、アレルギー対応も適切にされていた。 市域 21.11 平方キロメートル、人口約 10 万7千人とコンパクトだが、調理業務は最新鋭の機器が 整備され、衛生面も完璧に対応されていた。(岡田隆司)
・本施設は、昭和 45 年、53 年に建設した2つの給食センターの建替事業をPFI方式で実施し、 BTO方式により平成 26 年度に開始したものである。PFI方式を採用して良かった点として、
財政支出の平準化、新たな事業方式が導入できたこと、維持管理経費の削減など、給食センターに
ついてはPFI方式でやることは極めて有効であるとのセンター長の意見が印象的であった。(鈴
木武広)
・PFI方式の導入に向け、約3年間の期間をかけ慎重に検討し、最も望ましいという結論に至っ たことが分かった。学校給食の課題である「食物アレルギー」についての対応も、高度な衛生管理
や除去食提供などのシステムが構築されたことにより、安全安心な学校給食が実現されていた。(永
山英人)
・鎌ケ谷市は、給食センター建設においてPFIを導入するに当たり多くの問題点があり、多くの
有識者を始め関係団体と協議・検討し、要求水準を作成。PFIを導入し事業が進められ、要求水
準も事業を進める中変更し、より良い施設を創るため、事業を進められた。当市においてもこのよ うに、今後詳細にわたり再度検討し、進められ整備することが求められる。(神谷雅章)
(文責:大河内博之)
(写真)モニターにて調理中の様子を見学 (写真) 実物大の調理釜
(写真)調理中の様子を上から見学