林野公共事業の費用便益分析プログラム
操作マニュアル(案)
基本編
(VER2.02)
平成28年11月
林野庁計画課施工企画調整室
一般財団法人
林業経済研究所
Ⅰ 利用上の注意事項
1
Ⅰ-1 プログラムの動作環境
1
Ⅰ-2 プログラムの保存と利用
2
Ⅰ-3 操作上の注意事項
3
Ⅱ 操作手順・ワークシートの概要
8
Ⅱ-1 操作手順の概要
8
Ⅱ-2 ワークシートの概要
10
Ⅲ 単価、標準事業費、デフレーター等の登録
15
Ⅲ-1 C単価マスターのデータ登録・更新
15
Ⅲ-2 L単価マスターのデータ登録・更新
16
Ⅲ-3 標準事業費のデータ登録・更新
17
Ⅲ-4 リスト・DEFLのデータ登録・更新
18
Ⅳ 事業種類の選択
19
Ⅳ-1「事業選択」シートの全内容
19
Ⅳ-2 事業種類の選択
20
目
次
Ⅴ 治山事業の費用便益分析
21
Ⅴ-1 処理手順
21
Ⅴ-2 事業選択による評価期間の違い
22
Ⅴ-3 工事費用の入力
23
Ⅴ-4 便益の選択・データ入力
24
Ⅴ-5 便益集計表 様式1・様式1(感度分析) 28
Ⅵ 森林整備の費用便益分析
29
Ⅵ-1 処理手順
29
Ⅵ-2 造林費用の入力
30
Ⅵ-3 便益選択とデータ入力
35
Ⅵ-4 分析結果の出力
38
Ⅶ 路網整備の費用便益分析
39
Ⅶ-1 処理手順
39
Ⅶ-2 路網整備費用(工事費用)の入力
40
Ⅶ-3 路網整備便益の選択・入力
43
Ⅷ 「様式1」~「様式3ー様式4」の出力
58
Ⅷ-1 様式1・様式2の出力
58
Ⅷ-2 様式3ー様式4の出力
61
Ⅰ
利用上の注意事項
Ⅰ-1 プログラムの動作環境
Excel2010以後で利用可能
Excel2007の場合には「Excel2007版プログラム」を利用し て下さい。(1)エクセルのバージョン確認
(2)メモリー容量の確認
メモリー容量は1GB以上必要
Windows10,Excel2016の場合
Excelのメモリー容量
250MB占有
十分なメモリー容量の確保
プログラムの異常状態
スピードが極端に遅くなる
エクセルが停止する
メモリー容量は十分だが異常状態となった
○このプログラム以外のエクセルブック
が開いている場合
他のブックを閉じる
○他のソフトが開いている場合
Word、PDF Reader等が同時に開いて
いる場合
他のソフトを閉じる
ー1ー ①プログラムの読込み時点でエクセルが停止した場合: 自動回復又は再起動させると、自動修復ファイルが表示されますので、 修復ファイルを読込んだ後、「メニュー」画面を表示した後に保存処理を して下さい。 ②「メニュー」画面を表示してから保存: 通常の処理においても、プログラムを上書き保存する場合には、必ず メニュー画面を表示してから保存処理をして下さい。Ⅰ-2 プログラムの保存と利用
(1)分析プログラムの保存
林野庁が提供するオリジナルCD
又はネットによる配信
オリジナル版としてフォルダーに複写保存
ファイル名(ブックの名称)は自由に設定
(2)分析プログラムの利用
分析プログラムでは、費用便益分析を
個々の事業別に行います。
治山事業
S1地区治山事業
森林整備
S2地区治山事業
F1
地域森林整備
F2地域森林整備
路網整備
R1路線整備
R2路線整備
費用便益分析を実行する時には、オリジナル版
をコピーして個々の事業別ファイル(ブック)
を作成
S1地区治山事業.xlsx
S2地区治山事業.xlsx
F1地域森林整備.xlsx
F2地域森林整備.xlsx
R1路線整備.xlsx
R2路線整備.xlsx
オリジナル版
費用便益分析
プログラム
コ
ピ
ー
後
事
業
別
名
称
を
付
け
る
ー2ーⅠ-3 操作上の注意事項
(1)入力可能セル
ー3ー入力可能セルは、黄色のセルだけ
造林費用の入力シート例
計算結果を表示
この例では年度別の事業費の計算結果
セルには数式が設定されています。
ー4ー
(2)注意すべき入力ミス
入力セル以外にカーソルをセットしたままDeleteキーやその他のキーを押してしまった
現在のカーソル位置 Deleteキーを押したカーソルの移動、シートの変更等の操作前であれば、
「元に戻す」で回復可能
「元に戻す」でも回復しない場合には、前後の数式
を判定し、前後のセルのいずれかをコピーする。
この場合には上のセル内容(数式)
をコピーする。
注意:上記の例のように1セルだけのミスの場合には、操作ミスに気づかずに
データを更新する場合があり、後で発見することが難しくなるので、
注意して下さい
ー5ー
入力セル以外にカーソルをセットし、ダブルクリックした後にカーソルを移動したが、
カーソルがセットされないのでReturnキーを押してしまった
カーソルセット位置でダブ ルクリックした状態 数式が表示される カーソルを移動すると移動 セル番地が挿入されるカーソルの移動、シートの変更等の操作前であれば、
「元に戻す」で回復可能
「元に戻す」でも回復しない場合には、前後の数式
を判定し、前後のセルのいずれかをコピーする。
この場合には上のセル内容(数式)
をコピーする。
注意:上記の例のように1セルだけのミスの場合には、操作ミスに気づかずに
データを更新する場合があり、後で発見することが難しくなるので、
注意して下さい
ー6ー
(3)表示シートの変更
「便益選択」シート へジャンプ 全シート共通 「事業費」シートへジャ ンプ2)Excel操作で表示変更
シート左下の矢印にカーソルを移動し、
右クリックすると全シートが表示される
ので、移動したいシート名にカーソルを
セットして左ダブルクリックすると移動
ここにカーソルをセット 右クリックすると全シー ト名が表示される 表示したいシート名にカーソルをセットしてダブルクリックするー7ー
3)
シート
操作の注意点
ワークシートの操作中に生じやすいミス
シート右下の「ズーム」や「移動」をクリック
するときに間違えて、「シート挿入」をクリッ
クした
新規シートが挿入され、集計式によっては集計
エラーが発生する可能性がある
この部分の操作中に 誤って「シート挿入」をクリックした誤作動、集計エラー等が発生する場合に、誤った
シート挿入がないかチェック
ー8ー
Ⅱ
操作手順・ワークシートの概要
単価、標準事業費、デフレーター等の登録
事業種類別・地域別事業ファイルの保存
事業種類の選択
事業費データの入力
便益の選択
便益計算データの入力
事業費集計表・便益集計表の確認
分析結果の不具合調整
便益計算に使用する各種パラメータ・単価、標準施業体系による事業費・材積量、期 中評価・完了後評価に使用するデフレーター等を専用シートに登録します。 「Ⅰ-2 プログラムの保存と利用」で説明しているように、事業種類別・地域別に ファイル名を付けて保存しておきます。 「事業選択」シートを表示して、該当する事業を選択します。事業開始年度、評価年 度、耐用年数を設定します。 事業の種類により、事業費データの入力方法は異なります。治山事業、路網整備を選 択した場合は「工事費用」シート、森林整備を選択した場合は「造林費用シート」で 入力します。 「便益選択」シートを表示して、事業種類に対応した便益を選択します。選択した便 益のみ便益集計表上に反映されます。 「便益選択」シートの便益名をクリックすると便益計算シートにジャンプします。指 定した便益計算シートに必要データを入力します。 「様式1」、「様式1(感度分析)」、「様式3ー様式4」シートにより便益集計、費 用対便益比、事業費の各集計結果を確認し、印刷します。 分析結果に不具合(例えば入力ミス、便益選択の追加、修正等々)があれば、データ 内容をチェックして修正又は調整します。Ⅱ-1
操作手順の概要
事
業
種
類
別
の
処
理
(1)基本的操作手順ー9ー (2)印刷の手順 全てのシートで、印刷範囲が定義されていますので、 Excelの「印刷」処理で印刷することが可能です。 印刷範囲は自由に定義可能です。 印刷範囲の例 印刷の場合、空白行を 詰めて印刷することが 可能です。 タイトル行に「フィ ルター」を示すプルダ ウンリストボタンが表 示されている場合に空 白セルのチェックをは ずすと空白行を詰めて 印刷します。 その他のシートにおいてもフィルターが設定されているシートがあります。
ー10ー
Ⅱ-2
ワークシートの概要
ワークシートの構成は、「メニュー」で表示されているような基本的構成となっていますが、内容はかなり複雑です。
メニューでは一部のワークシート名が表示され
ており、全体では、
122枚
のワークシートで構
成されています。
メニューの赤字部分をクリックすると、該当シー
トへジャンプします。
全ワークシートの概要は、次ページ以後に掲載し
ています。
全てのシートの黄色表示部分は入力可能セルです。
黄色以外のセルはタイトル又は数式が設定されて
いますので入力しないで下さい。
ー11ー シート 番号 ワークシート名 ワークシートの概要 対象事業 入力 シート 治山 事業 森林 整備 路網 整備 ○印のついているシートはデータ入力を必要とするシートであり、事業種類 を示しています。無印は、データ入力を必要としないシートです。 1 メニュー 計算の基本的手順を示しています。処理手順に対応したワークシートへリンクされています。 2 事業選択 治山事業、森林整備事業、路網整備事業等の事業種類を選択します。事業種類別に事業費用が集計されます。耐用年数は、こ のシートでの選択・入力で決定されます。 事業実施都道府県名、事業名、施工箇所名、事業開始年度(西暦)、評価年度(西暦)を入力します。 集計形式のプルダウンリストの選択は、路網整備の場合、「デフレーター木材生産適用」または、「木材生産費用適用」が選択さ れたときのみ木材生産費を事業費用の集計対象としていますが、他の項目は現在使用されていません。 ○ ○ 3 様式1 様式1から様式3までのシートは、分析結果の出力シートです。 様式1は、感度分析の必要がない場合の出力シートです。 様式2 非表示になっています。現在使用されていません。 様式3は、期中評価、完了後評価のためのデフレーターによる計算結果の出力シートです。 4 様式1 (感度分析) 5 様式2 6 様式2(D) 7 様式3 8 便益選択 事業種類別に便益を選択するシートです。選択した便益額の計算結果が表示されます。 ○ ○ 9 事業費 事業費の計算結果の出力シートです。 10 工事費用 黄色で塗り分けられているセルが入力セルです。 事業対象区域、保全効果区域は治山事業の対象区域です。 気温低下が期待できる範囲の世帯数は、治山事業における環境保全便益の気候緩和便益の算出用です。 ○ ○ ○ 11 造林費用 (1) 今後5年間に実施される施業について、年度別に林齢、施業面積を入力するシート。 造林費用を入力する前に「標準事業費」シートで、樹種別林齢別に作業種、作業費用を登録しておく必要があります。 生物多様性便益(適正な森林管理、多様な森林への誘導)に関する面積もこのシートで入力します。 ○ ○ 12 造林費用 (2) 13 造林費用 (3) 14 造林費用 (4) 15 造林費用 (5) 16 水源涵養便益 (洪水1) 水源涵養便益の計算シートです。洪水1は、事業対象区域、洪水2は保全効果区域というように、水源涵養機能別に事業対象 区域と保全効果区域を分けて計算します。 ○ ○ ○ 17 水源涵養便益 (洪水2) 18 水源涵養便益 (流域1) ○ 19 水源涵養便益 (流域2) 20 水源涵養便益 (水質1) ○ 21 水源涵養便益 (水質2) 22 山地保全便益 (土流1) 山地保全便益の計算シートです。 ○ ○ ○ 23 山地保全便益 (土流2) 24 山地保全便益 (土崩1) ○ 25 山地保全便益 (土崩2) このシートは現在使用されていません。 ○印はデータ入力を必要と するシートです。
ー12ー シート 番号 ワークシート名 ワークシートの概要 対象事業 入力 シート 治山 事業 森林 整備 路網 整備 26 環境保全便益 (炭素1) 炭素保全便益のうち樹木固定分の計算シートです。 ○ ○ ○ 27 環境保全便益 (炭素2) 炭素保全便益のうち土壌蓄積分を土砂流出防止効果からみた計算シートです。 28 環境保全便益 (炭素3) 炭素保全便益のうち土壌蓄積分を荒廃地等への植栽効果からみた計算シートです。 29 環境保全便益 (気候) 環境保全便益として主として快適環境形成機能に関する便益の計算シートです。 ○ ○ ○ 30 環境保全便益 (騒音) 31 環境保全便益 (飛砂) 32 環境保全便益 (風害) 33 環境保全便益 (霧害) 34 環境保全便益 (火災) 35 環境保全便益 (生物1) 生物多様性保全便益のうち適正な森林管理便益の計算シートです。 ○ ○ ○ 36 環境保全便益 (生物2) 生物多様性保全便益のうち荒廃地等の森林再生、多様な森林への誘導便益の計算シートです。 ○ ○ 37 環境保全便益 (保健) 環境保全便益のうち保健休養に関する便益の計算シートです。 ○ ○ 38 災害防止便益 (山地) 災害による被害額の軽減を便益とした計算シートです。 山地保全便益合計よりも災害防止便益額合計が大きくなる場合に適用されます。 ○ ○ 39 災害防止便益 (なだれ) 40 災害防止便益 (高潮) 41 災害防止便益 (塩害) 42 災害防止便益 (海岸) 43 木材生産等便益 (縮減) 木材生産(主伐)の場合の生産経費の縮減便益を計算します。 ○ ○ 44 木材生産等便益 (利用) 木材生産(利用間伐)の場合の生産経費の縮減便益を計算します。 ○ 45 木材生産等便益 (確保森林) 木材生産(主伐)額を市場価で評価した生産確保便益です。 ○ 46 木材生産等便益 (確保路網) 木材生産(利用間伐)額を市場価で評価した生産確保便益です。 ○ 47 森林整備経費縮減等便益 (歩行) 路網の利用地区内における植栽作業の歩行経費縮減便益です。 ○ ○ 48 森林整備経費縮減等便益 (治山) 路網整備された場合の治山経費の縮減便益です。 49 森林整備経費縮減等便益 (管理) 路網整備による往復時間短縮経費を人件費により算出した縮減便益です。 50 一般交通便益 (時間) 路網整備による自動車の走行時間短縮便益です。 ○ ○ 51 一般交通便益 (経費) 路網整備による自動車走行経費短縮便益です。 52 森林の総合利用便益 (アク時間) 森林総合利用の各種便益の計算シートです。 ○ ○ 53 森林の総合利用便益 (アク経費) 54 森林の総合利用便益 (ふれあい) 55 森林の総合利用便益 (利用確保) 56 森林の総合利用便益 (施設滞在) 57 森林の総合利用便益 (副産物)
ー13ー シート 番号 ワークシート名 ワークシートの概要 対象事業 入力 シート 治山 事業 森林 整備 路網 整備 58 災害等軽減便益 (迂回路) 災害時の迂回路としての時間短縮便益、路網の防火帯効果、災害復旧の縮減便益です。 ○ ○ 59 災害等軽減便益 (防火帯) 60 災害等軽減便益 (災害復旧) 61 維持管理費縮減便益 林道を舗装した場合の維持管理費の縮減便益です。 ○ ○ 62 山村環境整備便益 (生活用水) 山村環境整備等の事業が実施された場合の各種便益です。現在は、対象事業がないため利用されていません。 63 山村環境整備便益 (し尿処理) 64 山村環境整備便益 (浄化槽) 65 山村環境整備便益 (臭気防止) 66 山村環境整備便益 (除雪) 67 山村環境整備便益 (土地創出) 68 山村環境整備便益 (生活安定) 69 その他の便益 (施設管理) 路網整備した場合の各種施設の維持管理費の縮減便益です。 ○ ○ 70 その他の便益 (ボランティア) 路網整備により森林整備や施設整備のボランティア効果が発揮される便益です。 ○ ○ 71 事業対象基礎データ 洪水防止、流域貯水、水質浄化、土砂流出、土砂崩壊、炭素固定の各便益算出において、事業対象面積を事業種別の効果発現期間(T年)に対応して展開するための補助計算シートです。 72 水源涵養等基礎データ 洪水防止、流域貯水、水質浄化、土砂流出の各便益について、事業対象基礎データで展開された事業対象面積にt/Tを乗じて効果面積を算出するための補助計算シートです。 73 土砂崩壊基礎データ 土砂崩壊防止便益の効果面積を算出するための補助計算シートです。 74 炭素固定基礎データ (1) 炭素固定便益の樹木固定分を算出するための補助計算シートです。樹種別等、「標準事業費」に登録された区分別に展開されま す。 75 炭素固定基礎データ (2) 76 炭素固定基礎データ (3) 77 炭素固定基礎データ (4) 78 炭素固定基礎データ (5) 79 炭素固定基礎データ(R) 炭素固定便益のうち土壌蓄積分を計算するための補助計算シートです。 80 環境保全等基礎データ 気候緩和便益の効果率を算出するための補助計算シートです。 81 CO想定被害額 災害防止便益の想定被害額を算出するための入力シートです。CO:Commonの略 ○ ○ 82 SI水源涵養等基礎データ (1) 洪水防止、流域貯水、水質浄化、土砂流出便益の樹種別・年度別効果面積を算出するための補助計算シートです。 SI:Silvicultureの略 83 SI水源涵養等基礎データ (2) 84 SI水源涵養等基礎データ (3) 85 SI水源涵養等基礎データ (4) 86 SI水源涵養等基礎データ (5)
ー14ー シート 番号 ワークシート名 ワークシートの概要 対象事業 入力 シート 治山 事業 森林 整備 路網 整備 87 SI土砂崩壊基礎データ (1) 土砂崩壊防止便益の崩壊土量を算出するための補助計算シートです。 88 SI土砂崩壊基礎データ (2) 89 SI土砂崩壊基礎データ (3) 90 SI土砂崩壊基礎データ (4) 91 SI土砂崩壊基礎データ (5) 92 SI炭素固定基礎データ (b1) 炭素固定便益(土壌固定分)の効果面積を算出するための補助計算シートです。 93 SI炭素固定基礎データ (b2) 94 SI炭素固定基礎データ (b3) 95 SI炭素固定基礎データ (b4) 96 SI炭素固定基礎データ (b5) 97 FI森林整備データ入力 (施実) 路網整備による木材生産等便益(縮減、利用)算出のための整備対象森林の入力シートです。 ○ ○ 98 FI計画表 (施1) 耐用年数期間中に発生する年度別効果面積を上記入力データによって算出する補助計算シートです。 FI:Forestry Infrastructureの略 99 FI計画表 (施2) 100 FI計画表 (施3) 101 FI計画表 (施4) 102 FI計画表 (施5) 103 FI森林整備データ入力 (新施) 木材生産等便益(確保路網)の主伐、利用間伐対象森林の入力シートです。 ○ ○ 104 FI計画表 (新1) 上記入力データにより年度別利用材積量を算出するための補助計算シートです。 105 FI計画表 (新2) 106 FI計画表 (新3) 107 FI計画表 (新4) 108 FI計画表 (新5) 109 FI造林費(新施) FI森林整備データ入力 (新施)で入力された対象森林の施業費を集計する補助計算シートです。 110 FI森林整備データ集計 (新施) FI森林整備データ入力 (新施)で入力された対象森林の伐期と現状との材積量差を集計する補助計算シートです。 111 FI森林管理経費 1路線について、走行時間、距離、一般交通量予測等々の路網利用経費の算出用の入力シートです。 ○ ○ 112 FI一般交通経費 113 FI一般交通転換 114 FIアクセス経費 115 FIふれあい経費 116 FI迂回路経費 117 FI災害復旧経費 118 標準事業費 森林整備の標準施業内容を登録する入力シートです。 ○ 119 C単価マスター 便益算定のための共通単価・係数の登録シートです。C:Commonの略 ○ 120 L単価マスター 地域により異なる単価・係数の登録シートです。L:Localの略 ○ 121 リスト 非表示です。入力シートでプルダウンリストを利用している場合のリスト内容が登録されています。 122 DEFL デフレーターの登録シートです。 ○
ー15ー
Ⅲ
単価、標準事業費、デフレーター等の登録
Ⅲ-1
C単価マスターのデータ登録・更新
「C単価マスター」は、林野庁森林整備部計画課施工企画調整室が配布する「林野公共事業における事業評価参考単価表」
に掲載している原単位や諸係数を登録しています。年度はじめに、参考単価表を参照して原単位等の更新を行ってください。
「cord」については、編集しないでください。編集する場合は、各便益 算定シートで設定しているリンク先の「cord」を設定し直してください。 このコードは、便益計算シートの係数値や原単位を自動的に設定する ために使用しています。 黄色部分は、年度毎に変更される可能性が高いので参考単価表を参照 して下さい。 更新する場合、出典となる書籍等の修正は、出典欄に情報を入力して ください。これらの情報は、各便益シートの出典情報へリンクしていま す。なお、出典を更新する場合には、「(出典:著者名「資料名」出版 社・出版年)」形で修正を行ってください。 メニューへジャンプ DEFLへジャンプー16ー
Ⅲ-2
L単価マスターのデータ登録・更新
L単価マスターの原単位については、プログラム利用者が地域の個別の単価等のデータを登録するものとなっているので、当該データの更新状況をチェックし、 必要に応じて随時登録データの更新を行ってください。また、出典情報についてもC単価マスター同様に更新を行ってください。空白の場合は、便益シートで 「0」表示になってしまいますので、使用する場合は登録してください。 メニューへジャンプ この例では、地域における樹種別の伐採・搬出経費 を円/m3の単位で設定 係数を入力した場合には「出典」も入力樹種名は原則として変更しないで下さい。
変更する場合には関連部分の変更が必要
です。
ー17ー
Ⅲ-3
標準事業費のデータ登録・更新
森林整備事業の費用や便益の計算に活用される地拵から主伐までの施業体系について、単位面積あたりの作業にかかる事業費・蓄積を登録します。シートには、最大10 種類まで登録できます。登録する施業体系や個別事業費は、地域の森林整備の標準的な数値を個別に登録するデータとなっているので、当該データの更新状況に併せて随 時登録データの更新を行ってください。 メニューへジャンプ 樹種:「L単価マスター」に登録されている樹種名を入力。区分:林種細分等を入力。伐期:伐期林齢を入力 利用率:立木材積量に対する素材材積量の割合を%で入力 数式により計算出力されますので入力しないで下さい。蓄積量の最大値(伐期蓄積量)を計算表示 数式により計算出力されますので入力しないで下さい。 「木材生産確保係数」として、最大蓄積量に対する林齢蓄積量の割合を「1」から引いた値を計算表示しています 林齢毎の蓄積量を入力 作業種名称を入力 事業費は、「L単価マスター」の「造林等経費 整 備後」の作業種別・樹種別費用を使用します。「L 単価マスター」の該当セルの参照式を設定します。 直接入力も可能です。 「L単価マスター」 標準事業費のデータのうち事業費は「森林整備」事業の「造林費用」シートに、蓄積量は炭素固定便益・木材生産 確保便益等の便益計算に利用されます。必須入力です。ー18ー
Ⅲ-4
リスト・DEFLのデータ登録・更新
(1)「リスト」シートの取扱
非表示になっていますので、変更し
ないで下さい。
「データ」ー「データツール」ー「データの入力規則」
「設定」
「入力値の種類」ー「リスト」
で入力セルにプルダウンリストを設定するときの表示選択項目
をセットしているシートです。修正しないで下さい。
(2)DEFLシートの登録・更新
デフレーターを設定しているシートです。 デフレータは、「厚生労働省毎月勤労統計調査「実質賃金 指数ー決まって支給する給与(30人以上)により作成し ていますが、毎年更新する必要があります。林野庁森林整 備部計画課施工企画調整室が配布する「林野公共事業にお ける事業評価参考単価表」により更新して下さい。 データを更新する部分 「様式3ー様式4」シートに表 示されるデフレーター。数式が セットされています。ー19ー
Ⅳ
事業種類の選択
「事業選択」シートを表示して、事業種類の指定、事業開始年度、評価年度、耐
用年数等の費用便益分析のための基本的項目を設定します。
Ⅳ-1「事業選択」シートの全内容
メニューへ ジャンプ この部分は表示されませんが、計算のための パラメータが設定されますので、Deleteキー を押したり、入力はしないで下さい。 森林整備、路網整 備を選択した場合 にプルダウンメ ニューで指定しま す。 事業開始年度と評価年度は必 ず入力して下さい。 事業種類を1箇所だ け選択します。プル ダウンメニューで○ 印を選択します。 事業種類を選択すると既定の耐用年数が表 示されます。黄色の部分は「耐用年数最大 値」で示される範囲内で入力して下さい。 2種類以上の事業種類を選択 するとエラーが表示されます。ー20ー
Ⅳ-2 事業種類の選択
(1)治山事業を選択
期中又は完了後評価の においてデフレータを 適用した便益計算表を 作成する場合には「デ フレーター適用」を選 択して下さい。 事前評価の場合には、評 価年度は事業開始年度以 前となります。 期中評価、完了後評価 の場合には、評価年度を 事業開始年度以後に設定 します。 プルダウンリストで○を選 択します。 治山事業の形態により「施設整備主 体」、「森林整備主体」のいずれか を選択します。 分析プログラムでは耐用年数の設 定が異なります。 耐用年数 施設整備主体: 50年 森林整備主体:100年(2)森林整備を選択
「森林整備」を選択すると耐用年数が100年と表示されます。(3)路網整備を選択
路網整備事業の中から選択して下さい。耐用年数は、事業の 種類により異なります。 集計形式で、「デフレーター木材生 産適用」又は「木材生産費用適用」 が選択されたときのみ、主伐・利用 間伐費用を事業費に加算します。 通常は利用しませんので、「非適 用」選択して下さい。 期中又は完了後の評価の場合、デ フレーターを反映した便益計算表を 作成する場合には、「デフレーター 適用」又は「デフレーター木材生産 適用」を選択して下さい。 路網整備の事業種類により下記のように耐用年数が異な ります。 開設 :40年 改築 :40年 改良 :最大40年まで任意入力 舗装 :10年 作業道等:最大40年まで任意入力 その他 :最大40年まで任意入力 「集計形式」は、路網整備の場合と同じです。ー21ー
Ⅴ
治山事業の費用便益分析
Ⅴ-1 処理手順
標準事業費、L単価マスター、C単価マスターの内容確認 参照:「Ⅲ 単価、標準事業費、デフレーター等の登録」 「事業選択」シートで「治山事業」の「施設整備主体」又は 「森林整備主体」のいずれかを選択 工事費用の入力 「工事費用」シートで事業費用を入力 「便益選択シート」で、便益項目を選択 選択した便益シートで分析用データを入力 「様式1」「様式1(感度分析)」シートで費用便益比を確 認し、便益項目の選択を検討する。 事業費は、「標準事業費」シートに登録された施業パターン(樹種別、伐期別 等)に従って入力しますので、「標準事業費」シートの内容を確認して下さい。 「事業選択」シートの事業開始年度、評価年度は必ず入力して下さい。 シートへのデータ入力、事業選択が完了した段階で、新たな名前を付けて評価プ ログラムを保存して下さい。 「工事費用」シートで入力します。 ここで入力した事業費の年度別費用、割引現在費用については、「事業費」 シート、「様式2」シートで確認することができます。 「便益選択」シートを表示し、「治山」のセルに○のついている便益項目の中か ら選択し、「選択」セルに「1」を入力します。 「便益選択」シートで選択した便益項目をクリックすると当該便益シートへジャ ンプします。便益シートを表示して必要データを入力します。 「費用便益比」を確認する場合には、「様式1」又は「様式1(感度分析)」 シートを選択すると分析結果が表示されます。感度分析の対象となる便益は、炭 素固定便益、災害防止便益、木材生産確保・増進便益が選択された場合です。 便益項目の追加・削除等調整を必要とする場合には、「便益選択」シートに 戻って処理して下さい。ー22ー
Ⅴ-2 事業選択による評価期間の違い
(1)施設整備主体を選択した場合 耐用年数が50年と設定されていることから、評価 期間は事業完了年度の翌年から50年となります。 (2)森林整備整備主体を選択した場合 耐用年数が100年と設定されていることから、 評価期間は事業開始年度から100年となります。ー23ー
Ⅴ-3 工事費用の入力
事業対象区域と保全効果区域 を入力します。 気候緩和便益を選択する場合、 受益戸数を入力します。 「事業費」シートでは、現在価値に変換された事業費 が集計・表示されます。 年度別事業費(千円)を入力 します。 0を入力しても事業費とし て認識されます。 例えば、事業期間の途中で 事業がない場合には0を入力 し、次の年度から事業費を入 力しても事業期間として認識 されます。 治山事業では利 用していません 維持管理費の入力方法 ・年間平均維持管理費を入力する方法 路網整備の場合です。 ・年度別の維持管理費を入力する方法 治山事業で維持管理費が発生する 場合には個別に入力します。ー24ー
Ⅴ-4 便益の選択・データ入力
「治山」カラムの○印から便益項目を選択し 「選択」カラムに「1」を入力。 ・治山事業における効果評価の傾向 「水源涵養便益」: 事業対象区域面積、保全効果区域面積 が森林整備に比べて小規模なため効果 額が小さくなります。 「山地保全便益」: 保全効果区域面積の規模により効果額 が大きく変化します。 「炭素固定便益」: 事業対象区域面積の規模が小さいため 効果額が比較的小さくなります。 「災害防止便益」: 想定される被害額により効果額も変化 します。 算定の結果「山地災害防止便益」と山地保 全便益」とを比較して効果額の大きい便益が 採用されます。 (1)便益項目の選択 補助計算シートの設定が必要な便益です。 補助計算シートにジャンプします。ー25ー (2)水源涵養便益ー洪水防止便益(事業対象区域)の例 プルダウンリストから選択 C単価マスターに登録されている流出係数が反映され ます。 地域状況に応じて設定・入力。青色部分に出典を入力 して下さい 事業対象区域面積 「事業対象基礎データ」シートから転記されます。 事業効果面積 「水源涵養等基礎データ」シートから転記されます。 洪水防止便益の他、流域貯水便益、水質浄化便益、土砂流出防 止便益についても同様の処理手順、計算過程となっています。
ー26ー 事業対象区域面積・事業効果面積の計算過程 事業費シートで総事業費に対す る年度別事業費の割合(事業期 間係数)を算出 「事業対象基礎データ」シートで事業開始年別の事業対 象区域面積を事業期間係数で按分する。 事業開始年別事業対象区域面積を評価期間まで展開す る。 「水源涵養等基礎データ」シートで効果が発現するまでの 期間(T年)に応じて、事業開始年別の事業対象区域面積か ら事業効果面積を算出する。 水源涵養便益ー洪水防止便益(事業対象区域)シートの計 算結果表に数式で転記する。
ー27ー (3)補助計算シート「CO想定被害額」シートによる便益計算の例 下記の災害防止便益は、「CO想定被害額」シートの被害額を基に、被害防止便 益を計算します。 山地災害防止便益の計算例 想定被害額に被害発生率を乗じ、かつt/Tを乗じて算出 補助計算シート「CO想定被害額」の山地災害に関する想定被害額 数量、評価額を事 前に登録して下さ い。 年平均被害発生率を入力して下さい。 評価マニュアル ⅠーⅡ-26を参照。 1に固定
ー28ー
Ⅴ-5 便益集計表 様式1・様式1(感度分析)
様式1 様式1(感度分析) この例では、便益選択では、山地保全便益が選択されていますが、災害防止便 益の効果額の方が大きい値となったことから、災害防止便益が採用されていま す。 様式1(感度分析)の対象となる因子として炭素固定便益と山地災害防止便益 の2因子がありますが、費用便益比が1.36以上となるため、感度分析は不要と しています。ー29ー
Ⅵ
森林整備の費用便益分析
Ⅵ-1 処理手順
標準事業費、L単価マスター、C単価マスターの内容確認 参照:「Ⅲ 単価、標準事業費、デフレーター等の登録」 「事業選択」シートで「森林整備」を選択 造林費用の入力 「造林費用(1)」~「造林費用(5)」まで順次、事業開 始年度から5年以内に実施される事業を入力 「便益選択シート」で、便益項目を選択 選択した便益シートで分析用データを入力 「様式1」「様式1(感度分析)」シートで費用対便益比を 確認し、便益項目の選択を検討する。 事業費は、「標準事業費」シートに登録された施業パターン(樹種別、伐期別 等)に従って入力しますので、「標準事業費」シートの内容を確認して下さい。 「事業選択」シートの事業開始年度、評価年度は必ず入力して下さい。 シートへのデータ入力、事業選択が完了した段階で、新たな名前を付けて評価プ ログラムを保存して下さい。 「造林費用」シートに入力しますが、最大5種類の樹種・林種をシート別に入力 可能です。事業開始年度から5年間に実施される施業について入力します。 ここで入力した事業費の年度別費用、割引現在費用については、「事業費」 シート、「様式2」シートで確認することができます。 「便益選択」シートを表示し、「造林」のセルに○のついている便益項目の中か ら選択し、「選択」セルに「1」を入力します。 「便益選択」シートで選択した便益項目をクリックすると当該便益シートへジャ ンプします。便益シートを表示して必要データを入力します。 「費用対便益比」を確認する場合には、「様式1」又は「様式1(感度分析)」 シートを表示します。分析結果が表示されます。感度分析の対象となる便益は、 炭素固定便益、災害防止便益、木材生産確保・増進便益が選択された場合です。 便益項目の追加・削除等調整を必要とする場合には、「便益選択」シートに 戻って処理して下さい。ー30ー
Ⅵ-2
造林費用の入力
(2)「事業選択」シートの設定例 データの入力事例で説明します 集計形式:非適用 伐採費用を事業費に加算 しません。 事業開始年度:2017年度 評価年度 :2016年度 上記のように仮に設定し ます。 (1)「標準事業費」シートの設定例 樹種:スギ、ヒノキ、カラマツ 3種類を登録 伐期:共通に60年 施業年度、事業費、蓄積量は、左記表のように設定ー31ー (3)「造林費用」シートの入力例 1)1~119行目までの入力 「造林費用」シートの行数は全部で242行あります。最初の119行目までの入力例です。 自動的に表示 「標準事業費」に登録されている内容を表示 クリックすると表示シートへジャンプ 入力箇所は黄色のセル 入力対象となる造林事業は、事業開始年度から5年間に実施予定 の施業。以下の例では、新植が毎年100haで5年間、30年生の間伐 が毎年200haで5年間等となっています。 生物多様性保全便益を選択する場合のみ入力 樹種を番号で 指定・入力 この領域には、数式が設定されていますので、入力 しないで下さい。標準事業費で入力された内容が反 映されます。 計画時林齢の計画時点とは: 事業開始年度の前年のこと 入力例では、事業開始年度が2017年 計画時点は、2016年 新植の場合の計画時林齢: 事業開始年度の林齢=0 以後2年目=-1 3年目=-2 4年目=-3 5年目=-4 例:-4年生は事業開始から5年目に 植栽し、その次の年度以後下刈を 5年間予定 新植以外の計画時林齢:今後5年間で実施 される施業が対象 例:25年生は事業開始から5年目に30 年生となり間伐の予定 計画時林齢毎に、事業実施面積を入力 造林事業費の入力前に、今後5年間の森林整備実施計 画を確認し、このシートの入力様式に整理しておく と入力が容易になります。 「造林費用」シートは(1)~(5)まで最大5 種類の入力が可能です。5種類を超える場合には、 ブックの名称を変えて処理して下さい。標準事 業費のパターン別になっています。
利用区域は、下記の二つの場合に利用します。 ①路網整備の費用便益分析で入力される新規の森林整備面積の控除 路網整備において木材生産確保・増進便益、森林整備促進便益を選択する場合です。 路網整備の費用便益分析で必要とする森林面積と、この森林整備の分析のために入力された森林面積の一部が重複 する場合、重複部分の森林面積を利用面積と呼びます。 ダブルカウントを回避するため、「利用区域」に利用面積を入力するとその分が「森林整備」面積から除外され、 事業費も控除されます。 ②期中評価の場合の活用方法 事業完了分を利用区域として入力すると、費用・便益とも控除し、未完了部分のみ評価されます。 ー32ー 2)120行目~137行目までの入力 事業開始年度、完了年度の表示 着手年次:事業開始年度を1年とした年数 着手年度:事業開始年度 完了年度:事業完了年度 入力領域 現行蓄積量:入力した林齢に対応したha当たり蓄積量 を入力(m3/ha) 標準事業費シートで設定した伐期蓄積量を表示 入力領域 未整備蓄積量:炭素固定便益で利用。造林しなかった 場合に天然林となる場合の当該林齢に おける天然生林のha当たり蓄積量 計算結果の表示:区域毎の計算結果を表示 気候緩和便益を選択する場合に入力します。
ー33ー 3)その他の出力領域 BC列~BK列まで 伐採経費と気候緩和便益の対象戸数を計算するための表です。 数式が設定されていますので、入力しないで下さい。 入力データと標準事業費 シートから、伐期該当事業 年度の主伐材積量を計算出 力します。 主伐材積量を素材材積量に 換算するための利用率を標 準事業費から検索し、主伐 材積×利用率を計算出力し ます。木材生産確保・増進 便益(森林整備分)の計算 で利用されます。 L単価マスターから伐採経費 を検索し、利用材積量に乗 じて伐採経費を算出します。 気候緩和便益計算のための作 業用領域です。
ー34ー (4)「事業費」シートの出力例 「事業費」シートは「造林費用(1)~造林費用(5)」で計算された事業費の集計表です。 「事業費」シート 「造林費用」シートを 集計・転記 集計結果を転記 黄色部分の番号と同じ番号の青色部分 の列を集計・転記。事業選択シートの 選択結果で番号が決定されます。 年度別造林費用の名目額と現在価値を表示
ー35ー
Ⅵ-3
便益選択とデータ入力
「便益選択」シートを表示し、「選択」欄の該当する便益項目に「1」を入力します。 森林整備では「造林費用」シートで入 力された森林面積の全てを便益計算の 対象とする場合と、入力された森林面 積の一部を対象とする場合があります。 <全ての森林面積が対象> 水源涵養便益、 山地保全便益、 炭素固定便益、 木材生産確保・増進便益 <一部の森林面積が対象> 上記以外の便益ー36ー
「造林費用」で入力された整備面積を基礎データとしている例
便益計算シートは、下記のような形式で統一されています。上段部分に計算式が表示されています。中段部分には、変数名と内容が表示され、黄色表示部にデータを青 色部分に出典を入力します。下段部は、年度別の便益計算結果が出力されます。 「C単価マスター」の流出係数表から 選択します。カーソルをセットすると プルダウンリストが表示されます。 「C単価マスターの 単価表から自動的に 表示されます。 合計便益が表示されます。 集計表(様式1、様式3等) ではこの値を転記します。 「便益選択」シート へジャンプします 「補助計算」シートへジャンプします。 「造林費用」シートで入力された年度別事 業対象区域面積、事業効果面積の計算シー トです。 この部分は、「C単価マスター」から該当流 出係数を検索するための数式が設定されて いますので操作しないで下さい。 事業実施後、流出係数が安定するまで の年数を入力します。 100年確率の時間雨量を入力します。 評価マニュアル を参照のこと 「造林費用」シートから自動的に出力 されます。 このシートを印刷するとき、空白行を詰めて印刷 するかどうかプルダウンリストで選択します。 年度別の便益額計算表です。 「便益選択」シートで「洪水防止便益」をクリックした場合ー37ー
参考:「造林費用」シートと補助計算シートによる事業効果面積の算出フロー
「造林費用」で入力された5年間で実施される林齢別・開始年度別の事業面積を、年度別の「事業対象 区域面積」に集計し、さらに、流出係数が安定する年数(T年、例では30年)による按分比で算出した 「事業効果面積」に展開するため、下図のような補助計算シートによる計算をしています。 事業効果面積の算出方法は、「評価マニュアル」 に示されていますので参照して下さい。 「造林費用」シートで入力した事業面積 造林費用シート SI水源涵養等基礎データ 年度別事業対象 面積を集計する 年度別に展開された個々の面 積に「t/30」を乗じて個々の 事業効果面積を算出する 事業対象基礎データ 水源涵養等基礎データ 水源涵養便益(洪水1)シート の下段の表ー38ー
Ⅵ-4
分析結果の出力
分析結果は、「様式1」、「様式1(感度分析)」、「様式2」、「様式3-4」の4種類のシートに出力されます。「様式3ー様式4」は、 「期中評価」、「完了後評価」の場合の「費用集計表」で、デフレーターを用いた表です。「事前評価」では利用しません。 (1)様式1 (2)様式1(感度分析) 感度分析の詳細については「評価マニュアル」を参照して下さい。感度分 析の対象便益(炭素固定、山地災害防止、なだれ災害防止、潮害軽減、海 岸侵食防止、木材生産確保・増進)6種類のどれかが選択されている場合、 便益額の下振れ10%を計算し、費用の上振れ10%の計算結果により費用便 益比を算出します。 フィルター機能を用い て空白行を詰めて表示 するためのプルダウン リストボタンです。ー39ー
Ⅶ
路網整備の費用便益分析
Ⅶ-1 処理手順 基本的な処理手順は「Ⅵ 森林整備の費用便益分析」と同じです。 標準事業費、L単価マスター、C単価マスターの内容確認 参照:「Ⅲ 単価、標準事業費、デフレーター等の登録」 「事業選択」シートで「路網整備」を選択 路網整備費用(工事費用)の入力 「工事費用」シートで路網整備費用、路網延長を入力 「便益選択シート」で、便益項目を選択 選択した便益シートで分析用データを入力 「様式1」「様式1(感度分析)」シートで費用対便益比を 確認し、便益項目の選択を検討する。 事業費は、「標準事業費」シートに登録された施業パターン(樹種別、伐期別 等)に従って入力しますので、「標準事業費」シートの内容を確認して下さい。 「事業選択」シートの事業開始年度、評価年度は必ず入力して下さい。 シートへのデータ入力、事業選択が完了した段階で、新たな名前を付けて評価プ ログラムを保存して下さい。路網整備の種類を選択して下さい。 路網整備費用は、「工事費用」シートで入力します。工事費用シートは。治山事 業と兼用になっています。 ここで入力した事業費の年度別費用、割引現在費用については、「事業費」 シート、「様式2」シートで確認することができます。 「便益選択」シートを表示し、「路網」のカラムに○のついている便益項目の中 から選択し、「選択」カラムに「1」を入力します。 「便益選択」シートで選択した便益項目をクリックすると当該便益シートへジャ ンプします。便益シートを表示して必要データを入力します。 「費用対便益比」を確認する場合には、「様式1」又は「様式1(感度分析)」 シートを表示すると分析結果が表示されます。感度分析の対象となる便益は、炭 素固定便益、災害防止便益、木材生産確保・増進便益が選択された場合です。 便益項目の追加・削除等調整を必要とする場合には、「便益選択」シートに 戻って下さい。ー40ー
Ⅶ-2
路網整備費用(工事費用)の入力
(1)路網整備の費用構成 路網整備費用は、工事費用、維持費以外に、新たに路網が整備さ れたり改良されることにより、木材生産が確保される森林につい て、路網の耐用年数期間に発生する森林整備費用も費用として計 上します。 工事費用 維持管理費 <評価マニュアル「木材生産確保・増進便益 ②路網整備分」>記載内容 (左記の費用構成及び下記の便益は以下の内容に依拠します) 路網の開設等により、① それまで路網の未整備で伐採対象とならな かった森林において、林道整備に伴うコスト縮減等により伐採が促進され る効果、② 既設林道の機能向上のための「改築」、「舗装に伴う路盤改 良等」を実施した場合に既設林道が有していた耐用期限が延長され、引き 続き木材の生産が確保される便益について評価する 路網整備の費用構成 新規施業実施区域において耐用年数 期間中に発生する森林整備費用 ①便益対象は、 ア.開設の場合: 林道整備前には、搬出が困難であったり、コストが高い こと等により伐採対象となり得なかった林分のうち、林道の開設によ り新たに伐採対象となる区域。 イ.改築等の場合: 林道開設後一定期間を経過した路線について改築や舗 装に伴う路盤改修等を実施することにより、既設林道の耐用期限が延 長される路線に係る区域。 ② 伐採計画時点において、保育が完了している林分を対象。 ( 人工林の場合は、最終の間伐時期を超えたもの) ③ 伐採材積は、近隣の既設林道等の伐採傾向等を反映するとともに木材 生産対象となる森林の森林整備着手以降の成長量( 天然林は除く。) を見込む。 ④ 木材市場価格を用いるのは、伐採・搬出・集材等に係る費用について も、当然林道開設による経済効果として関係者等に還元されるため。 ⑤ 評価に当たっては、木材生産対象となる森林の森林整備着手以降に要 する経費を費用( C )として評価。 路網整備による事業効果発揮区域については評価マニュアルにおいて下記 のように解説されています。費用の発生は新規施業実施区域のみです。 注2) 事業効果発揮区域における木材生産等便益の仕分けの考え方 ① 施業実施区域( 過去5 年間程度において、既設の公道や作業道等を利用し て適切な森林整備や伐採が行われてきた区域) と、② 新規施業実施区域( 整 備手遅れ林分が多くを占める区域( 林道が整備されることにより、新たに適 切な整備が行われる区域))に区分。 施業実施区域 木材生産経 費縮減便益 木材利用増進便益 木材生産確保・増進便益(森林 整備分) 新規施業実施区域 木材生産確保・増 進便益(路網整備 分) 木材生産確保・増進便益を選択しない場合には、費用の計上の必要はあり ません。プログラムを共用している場合に、前の計算結果が残っている可 能性がありますので注意して下さい。ー41ー (2)路網整備の費用データ入力 「工事費用」シートで入力します。「工事費用」シートは、治山事業と兼用になっています。 年度別事業費と施工延長距 離の合計が表示されます。 治山事業で利用します。入力しても影響しません。 施工延長と事業費の入力 施工延長:事業年度別の施工延長を(m)単位で入力 事業費:事業年度別の事業費を(千円)単位で入力 入力合計は、D9,D10のセルに出力されます。 維持管理費の入力:年度毎の維持管理費を入力する場合に入力します。 事業完了年度は、年度毎の事業費か ら算出します。その他は事業選択で 入力された内容により表示します。 年間平均維持管理費で処理する場合には、D14のセルにm単位の平均維持管 理費を入力して下さい。 新規施業実施区域において、評価期間内 に生産対象となる森林について、生産ま でに要する整備費用を入力します。 新規施業実施区域における整備データ 入力により算出される整備費用よりもこ こで入力された整備費用が優先されます。
ー42ー
ー43ー
Ⅶ-3 路網整備便益の選択・入力
(1)「木材生産確保・増進便益」・「路網整備分」便益 ーーー新規施業実施区域における便益と費用の入力ーーー 1)「FI森林整備データ入力(新施)」シートの選択 路網整備分を選択しますが、その前に 補助計算シートの「FI森林整備データ入力(新施)」を選択します。 「FI森林整備データ入力(新施)」は、森林整備促進便益を選択する 場合にも入力が必要ですが、ここで入力されていれば再入力の必要 はありません。ー44ー 2)補助計算シート「FI森林整備データ入力(新施)」の入力 データ決定年度 施業対象森林の林齢が決定された年度を 入力します。 施業対象森林の入力 林班・小班は、計算に影響しません。 林齢:データ決定年度における林齢 入力例:評価年度における林齢 伐期:標準事業費で登録した伐期 樹種:標準事業費で登録した樹種名 面積:施業対象面積をha単位で入力 着手時期:事業開始年度以後に最初に着手する作業について、 右上段の作業種に該当する年度を入力 入力例:番号1のデータは、41年生なので最初の作業種 は、50年生での利用間伐となり、評価年度から 9年後の2025年が着手年度です。 作業種番号:最初に着手する作業を右上段の作業種番号で入力 現行蓄積:データ決定年度における蓄積量 森林整備着手時蓄積:最初の施業実施年の蓄積量 標準伐期材積:伐期材積量。この材積量を計算に使用。 未整備伐期材積:森林整備がされなかった場合の伐期材積量 標準期間の入力:標準事業費で登録した施業実施林齢 利用間伐材積量:上段は利用間伐の単位面積当たり材積量 利用間伐林齢 :下段は利用間伐の実施林齢 利用率:立木材積量の素材換算率は標準事業費で登録された利用 率が表示される 利用間伐・主伐の実施年 度を施業対象森林別に入 力
ー45ー 3)補助計算シート「FI森林整備データ入力(新施)」の入力結果 入力内容から、主伐材積量、利用間伐材積量が計算され効 果期間成長量のみが表示されます。 効果期間成長量は、路網開設によって最初の保育が実施 された年度から主伐までの期間分の成長量のことです。 標準事業費のシートで「木材生産確保係数」として表示 されている数値です FI計画表(新1~5) 番号1のデータは、事業開始年度以後 保育の施業がないため、利用間伐まで の効果期間は0となり利用間伐材積量 は効果とはなりません。 しかし、主伐は9年間の成長量が効果 となります。
ー46ー 4)「路網整備分」便益シートの操作 入力箇所はあり ません。 「F1森林整備 データ入力(新 施)」で入力さ れたデータによ る計算結果が表 示されます。 FI計画表(新1~5)シート 主伐素材換算材積量を数式により転記 利用間伐材積量を素材材積量に換算し、 さらに間伐材の利用率を乗じた利用材 積量を数式により転記
ー47ー 4)森林整備面積とのダブルカウントのチェックーーー利用区域の入力ーーー 新規施業実施区域の施業対象森林面積と、森林整備の「造林費用(1)~(5)」シートで入力した森林整備面積とが重複している可能性はありませんか? 造林費用(1)~(5)シート FI森林整備データ入力(新施) 例:上記の38年生、29年生の森林が、造林費用の同林齢の 森林と重複している場合 135行目の利用区域(効果控除)に上記面積を入力 路網整備で評価する森林面積を造林費用から差し引いて 計算します。
ー48ー
5)新規施業区域に係るその他の便益
森林整備促進便益の各便益評価は、木材生産確保・増進便益(路網整備分)の評
価と同じく「F1森林整備データ入力(新施)」から算出します。 森林整備促進便益・洪水防止便益の計算シート例
ー49ー (2)施業実施区域における便益計算 1)補助計算シート「FI森林整備データ入力(施実)」の選択 木材生産等経費縮減便益、木材利用増進便益、 造林作業経費縮減便益(歩行時間等経費縮減便 益)を選択する場合には、便益計算シートに ジャンプする前に「FI森林整備データ入力(施 実)シートにジャンプしてデータを入力する必 要があります。
ー50ー 2)補助計算シート「FI森林整備データ入力(施実)」のデータ入力 施業対象森林の入力 林班・小班は、計算に影響しません。 林齢:データ決定年度における林齢 入力例:評価年度における林齢 伐期:標準事業費で登録した伐期 樹種:標準事業費で登録した樹種名 面積:施業対象面積をha単位で入力 着手時期:植栽年度を西暦で入力 作業種番号:「1」を入力 現行蓄積:データ決定年度における蓄積量 森林整備着手時蓄積:「0」を入力 標準伐期材積:伐期材積量。この材積量を計算に使用。 未整備伐期材積:森林整備がされなかった場合の伐期材積量 プルダウンメニューか ら選択 利用間伐・主伐の実施年 度を施業対象森林別に入 力 標準期間の入力:標準事業費で登録した施業実施林齢 利用間伐材積量:上段は利用間伐の単位面積当たり材積量 利用間伐林齢 :下段は利用間伐の実施林齢 利用率:立木材積量の素材換算率は標準事業費で登録された利用 率が表示される
ー51ー
3)補助計算シート「FI森林整備データ入力(施実)」の入力結果
CK列以後に利用間伐量を計算表示 FI計画表(施1~5)シート
ー52ー 4)木材生産等便益(生産等経費縮減便益)の計算 入力の必要はありません。登録済みの内容、計算結果が 表示されます。 L単価マスターの内容を表示 40行目以後に事業効果材積を算出 FI計画表(施1) 評価期間内の主伐なので評価対象となる 評価期間を超えてい るので評価対象とは ならない
ー53ー 5)補助計算シート「FI森林整備データ入力(施実)」によるその他の便益計算 木材利用増進便益 路網整備により間伐材の搬出 量増加効果を評価 搬出割合を%で入力 歩行時間等経費縮減便益 入力の必要はありません。 L単価マスターの登録内容を表示
ー54ー (3)その他の補助計算シートによる便益計算 1)森林管理等経費縮減便益 補助計算シート「FI森林管理経費」での入力が 必要です。 【手順】 ①整備概要の入力 ・林道延長、既設延長、利用区域面積に数値を直接入力してください。 ・林道種類については、突込線型の場合には「1」を、連絡線型の場合には「2」を入力して ください。(計算式に反映されませんが、数値の信頼性(「中心点」と「自動車移動の距 離」等の判断)のための確認事項です。) ②路線情報の入力 ⅰ.位置:左側の発着地や林道の起点や終点などに該当する名称を記入してください。 ⅱ.整備前後:距離はm単位で数値を入力し、速度をプルダウンリストより選択してください。 (徒歩については、1,500m/hourで計算しています。) 「FI森林管理経費」シート
ー55ー 2)走行時間短縮便益 補助計算シート「FI一般交通経費」での入力が 必要です。 アクセス時間短縮等便益→「FIアクセス経費」 ふれあい機会創出便益→「FIアクセス経費」 災害時迂回路等確保便益→「FI迂回路経費」 以上の各便益計算のための補助計算シート についても「FI一般交通経費」と同様の入力方 法になります。 【手順】 ①整備前 各路線別に「条件」「速度」の各欄では、プルダウンリストから該当項目を選択し、「距 離」欄では、数値を入力してください。自動車の種類については、台数割合を入力してくだ さい。(アクセス以下は直接台数を入力) ②整備後 起算点から終点までの路線名を入力してください。他は整備前と同様にデータを入力してく ださい。 「FI一般交通経費」シート 整備前画面 整備後画面