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JAIST Repository: MFI型ゼオライトにおける水/エタノール二成分吸着挙動

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. MFI型ゼオライトにおける水/エタノール二成分吸着挙 動. Author(s). 宮島, 章子. Citation Issue Date. 2002-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2880. Rights Description. Supervisor:佐野 庸治, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) C19p7. MFI 型ゼオライトにおける水/エ エタノール二成分吸着挙動 宮 島 章 子 (佐野研究室). 【緒言】ゼオライトへの分子の吸着挙動の解明は,ゼオライトを用いた触媒反応,吸着・分離過程を検討する上 で重要である.触媒反応および吸着・分離は単成分ではなく,多成分が関与するのがほとんどである.しかし, 吸着に関する研究の多くは,単成分系で行われており,多成分の吸着挙動について詳細に検討した報告例は少な い.そこで本研究では,水/エタノール 2 成分吸着挙動の解析方法を確立するとともに,結晶性の異なるシリカ ライトの吸着挙動について検討した. 【実験】シリカライトは,所定のモル組成に調製した水性ゲル混合物をオートクレーブに仕込み, 160 oC ・ 24 ∼88 時間攪拌または無攪拌下で水熱処理することにより合成した.得られたシリカライトのキャラクタリゼー ションは,XRD,XRF,SEM,N2 吸着,TG ,FT-IR および 29Si MAS NMR を用いて行った.水およびエタノー ルの単成分および 2 成分吸着は BELSORP-18 および FMS-BG(日本ベル社製)を用いて 27 oC で測定した. 【結果と考察】Table 1 に合成したシリカライトの物性値を示す.BET 比表面積および細孔容積にはほとんど差 はなかったが,TG 曲線から求めた 300∼1200 oC の重量減少量(2SiOH→SiOSi+H2O)には違いがあった.すな わち,HF 添加で合成したシリカライトのシラノール基数(格子欠陥)が最も少ないことがわかる.この結果は, 孤立シラノール基および水素結合性シラノール基の基づく 3740 および 3500 cm-1 付近のピーク強度が著しく小さ Table 1 Characteristics of silicalites prepared. いという FT-IR スペクトルの結果と一致した.ま. Total amount adsorbed /g g. -1. た,HF 添加のシリカライトの 29Si MAS NMR ス BET surface Pore volume Weight No. SDA /cm3g-1 lossa) /wt% area /m2g-1 ペクトルにおいて, Q4 (SiO)4Si 種に基づくピー 407 0.18 0.95 1. ク強度が著しく大きく, Q3 (SiO)3SiOH 種に基 419 0.19 0.93 2. TPAOH づくピークはほとんど観察されなかったこととも 3. 391 0.17 0.43 a) Weight loss calculated from TG curve (300∼1100 oC) 一致した.                                         次に,これらの結晶性の異なるシリカライトを 0.14 用いて水とエタノールの単成分吸着等温線を測定 (b) (a) 0.12 した.エタノールの吸着量は合成法による差はあ 0.10 まり見られなかったが,水の吸着量は合成法に大 0.08 きく依存し,HF 添加で合成したシリカライトの 0.06 水の吸着量は著しく少なかった.このことは,水. The mole fraction of EtOH adsorbed on silicalite. 0.04 とエタノールでは,その吸着挙動が大きく異なる ことを示唆している. 0.02 そこで,水/エタノール 2 成分吸着挙動につい 0 4 3 3 40 1 2 1 0 2 て 検 討 し た . Fig. 1 に (a)TPABr お よ び P / kPa P / kPa (b)TPAOH+HF を用いて合成したシリカライトの Fig. 1 Adsorption isotherms of binary mixture of H2O and EtOH at 27 oC on the silicalites synthesized with (a) TPABr and(b) TPAOH/HF. 2 成分吸着における初期導入ガス組成の影響を示 EtOH/H2O ratio in the initial mixed vapor : す.全吸着量は TPABr を用いて合成したシリカ ▲100/0,○80/20,□60/40,△50/50,◇20/80,●0/100 1.0 ライトの方が多いが,吸着相におけるエタノール (a) (b) のモル分率は,HF 添加のシリカライトの方が大 0.8 きかった(Fig. 2) .つまり,HF 添加のシリカラ 0.6 イトの方がより選択的にエタノールを吸着したと 0.4 いえる.また,平衡圧が低いほどエタノールの選 択的な吸着が起こることがわかった. 0.2  以上の結果より,シリカライトの結晶性が二成 0 分吸着に強く影響することを明らかにした.すな 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 The mole fraction of EtOH The mole fraction of EtOH わち,水/エタノール二成分の効率的な吸着分離 in initial mixture in initial mixture のためにはできるだけ格子欠陥の少ないシリカラ イト結晶を合成する必要がある. 【Keywords】結晶性,二成分吸着,シリカライト.

(3)

Fig. 1  Adsorption isotherms of binary mixture of H 2 O and EtOH at 27  o C on the silicalites synthesized with (a) TPABr and(b) TPAOH/HF.

参照

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