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中国都市部の年金制度と日本の年金制度の比較研究

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Academic year: 2021

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(1)中国都市部の年金制度と日本の年金制度の比較研究. 専 攻:教育内容・方法開発専攻 コース:認識形成系教育コース. 学籍M11136E 名 前:謝 青. I.研究の目的.  日本も中国も様々な年金問題を抱えてい. 第二章 日本の公的年金制度. たため、年金改革が行われた。中国は完全.  第1節 日本の公的年金制度の改革. 賦課方式から賦課方式と積皿方式の混合方.  第2節 日本公的年金制度の仕組み. 式への移行という形で改革が行われた。一.  第3節 日本の公的年金間題. 方、日本は、賦課方式の枠内で改革が行わ れた。現代の日本と中国の年金制度改革は. 第三章 中国と日本年金制度の比較. 賦課方式と積皿方式両方の性格を持ちなが.  第1節 年金財政方式の選択. ら、それぞれの重心が違っている。賦課方.  第2節 少子高齢化の下で直面する年金. 式に重心を置くか積皿方式に重心を置くか. 問題比較. は日本と中国年金制度の違いと言ってよい。. 本文の研究日的は、同本と中国の年金制度. 終章 今後の課題. の改革を巡って、高齢化社会に対応する改 革とその相違点を明らかにすることである。. 皿.研究の概要. 中国は賦課方式から積み立て方式への転換 で転換コストが発生し、空口座の原因とい.  第一章では、改革開放政策の下での1978. われている。本論では、空口座の原因、転. 年から2012年現在まで中国都市部の年金. 換コストについて考察したい。また、広州. 制度の改革の背景、改革ポイントについて. や深センにおける実地調査に基づいて、出. 考察したい。また、出稼ぎ労働者が多い広. 稼ぎ労働者の養老保険の加入実態を明らか. 州と深センを中心に実地調査が行った結果. にしたい。. を分析する。さらに、中国の独特なr二元 社会」で生じた出稼ぎ労働者年金問題と空. I1論文構成. 口座問題を中心に検討する。.  第二章では、日本の年金の仕組みと1985 序章 研究目的. 年から2004年までの年金改正を検討して 日本年金制度全体を概括する。まず、1985. 第一章 中国都市部の年金制度. から2004年までの5年一回の年金改正に.  第1節中国都市部の年金制度の改革. ついて検討する。特に2004年の年金改正に.  第2節 中国都市部の仕組み. ついて詳しく検討する。その上で、日本年.  第3節 中国都市部の年金問題. 金制度の加入率に関わる未納問題や、国民 年金の空洞化などを中心に明らかにする。.  第三章では、完全賦課方式、完全積立方.

(2) 式、混合方式三種類の年金財政方式を分析. 要な問題であると考えている。さらに、積. し、さらに中国と日本の年金財政方式選択. 立金が確保できた場合、その膨大な積立金. を分析する。賦課方式であろうと、積立方. を有効的に利用し、デフレに影響されない. 式であろうと、現在、中国と日本において. ように運営利益を確保することも重要であ. は年金債務が生じている。財政方式が違う. る。日本ではすでに2004年の改正で積立金. が、この年金債務が解消することは、両国. 額は一定程度に縮小する方針が出されてい. にとって極めて大きな課題である。本節で. る。積立金のはどれくらい規模で維持する. はその原因と対策を比較しながら検討する。. と、積立金の機能が一番発揮できるのかに ついての検討は今後の課題である。. 1V.研究の成果と課題.  深センの出稼ぎ労働者の実態調査を行っ. 1.研究の成果. たが、深センを調査地として選んだのは、.  第1に、中国の年金格差問題の深刻さに. 深センの出稼ぎ労働者の比率が高いからで. ついて明らかにすることができた。広東省. ある。しかし、時問的制約のために、無作. など出稼ぎ労働者の転入が多い地域は年金. 為抽出調査を行うことができなかった。今. 財政が余裕がある。一方、内陸にある出稼. 後は稿を改め、この実地調査を基にして、. ぎ労働者の転出が多い都市における年金財. 都市部に限らず、農村部も含めて、無作為. 政は政府の補助を頼るするしかない状況で. 抽出調査を実施したいと考えており、これ. ある。本論では、深センの出稼ぎ労働者の. がもう一っ今後の課題である。. 実態調査を行い、中国独特である出稼ぎ労 働者の養老年金保険に対する意識がある程 度把握することができた。. 主任指導教員  難波安産.  第2に、日本と中国の年金制度や年金問. 指 導 教員  難波安彦. 題を比較した上で、年金問題の原因が異な っていることを明らかにした。中国の現時 点での問題は、少子高齢化による保険料の 減少というよりも、年金財政方式の転換に よる歴史債務の未解消と言った方が適切で ある。日本は、出生率の低下と現役世代の 保険料納付不足が年金債務の主な原因と考 えられる。両国とも国庫負担の引き上げと 個人口座の積立金確保で年金財政問題を解 消しようとしている。. 2.今後の課題  中国の年金制度は政府の財政補助で個人 口座の積立金の確保ができるかどうかが重.

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