中国都市部の年金制度と日本の年金制度の比較研究
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(2) 式、混合方式三種類の年金財政方式を分析. 要な問題であると考えている。さらに、積. し、さらに中国と日本の年金財政方式選択. 立金が確保できた場合、その膨大な積立金. を分析する。賦課方式であろうと、積立方. を有効的に利用し、デフレに影響されない. 式であろうと、現在、中国と日本において. ように運営利益を確保することも重要であ. は年金債務が生じている。財政方式が違う. る。日本ではすでに2004年の改正で積立金. が、この年金債務が解消することは、両国. 額は一定程度に縮小する方針が出されてい. にとって極めて大きな課題である。本節で. る。積立金のはどれくらい規模で維持する. はその原因と対策を比較しながら検討する。. と、積立金の機能が一番発揮できるのかに ついての検討は今後の課題である。. 1V.研究の成果と課題. 深センの出稼ぎ労働者の実態調査を行っ. 1.研究の成果. たが、深センを調査地として選んだのは、. 第1に、中国の年金格差問題の深刻さに. 深センの出稼ぎ労働者の比率が高いからで. ついて明らかにすることができた。広東省. ある。しかし、時問的制約のために、無作. など出稼ぎ労働者の転入が多い地域は年金. 為抽出調査を行うことができなかった。今. 財政が余裕がある。一方、内陸にある出稼. 後は稿を改め、この実地調査を基にして、. ぎ労働者の転出が多い都市における年金財. 都市部に限らず、農村部も含めて、無作為. 政は政府の補助を頼るするしかない状況で. 抽出調査を実施したいと考えており、これ. ある。本論では、深センの出稼ぎ労働者の. がもう一っ今後の課題である。. 実態調査を行い、中国独特である出稼ぎ労 働者の養老年金保険に対する意識がある程 度把握することができた。. 主任指導教員 難波安産. 第2に、日本と中国の年金制度や年金問. 指 導 教員 難波安彦. 題を比較した上で、年金問題の原因が異な っていることを明らかにした。中国の現時 点での問題は、少子高齢化による保険料の 減少というよりも、年金財政方式の転換に よる歴史債務の未解消と言った方が適切で ある。日本は、出生率の低下と現役世代の 保険料納付不足が年金債務の主な原因と考 えられる。両国とも国庫負担の引き上げと 個人口座の積立金確保で年金財政問題を解 消しようとしている。. 2.今後の課題 中国の年金制度は政府の財政補助で個人 口座の積立金の確保ができるかどうかが重.
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