論文
働き世代の肥満男性に対する運動指導と食事指導を
組合わせた宿泊型健康指導プログラムの実施とその効果
水野 尚子・重野 利彰・熊谷 麻紀・根本 賢一
Implementation of the Accommodation Type Health Guidance Program to
Obese Men of Working Generation and Its Effect
MIZUNO Naoko, SHIGENO Toshiaki,
KUMAGAI Maki, and NEMOTO Kenichi
要 旨
企業および病院との産官学連携事業として、運動・食事指導を組合わせた宿泊型健康指導を実施 した。企業の従業員42名を対象とし、初回および6ヵ月後に1泊2日の中で血液検査、体力測定、管理 栄養士による食事講座・食事指導(個別面談)、健康運動指導士による運動実践等を行った。さらに 6ヵ月間は身体活動量の評価として活動量計を携帯させ、体重等の記録と食事摂取状況事項を中心 に継続支援を行った。6ヵ月後の結果として、体重(BMI)、腹囲、血圧の数値が改善し、体力レベルの 向上がみられた。さらに食事バランス、食行動、食状況等の食習慣の改善もみられた。運動と食事 を組合わせた宿泊型健康指導は、企業従業員に対する保健指導として有効である可能性が示唆さ れた。キーワード
肥満男性 運動指導 食事指導 宿泊型健康指導 健康経営目 次
Ⅰ. 序論 Ⅱ . 方法 Ⅲ . 結果 Ⅳ . 考察 Ⅴ . 結語 文献Ⅰ.序論
我が国の成人における肥満者の割合は男性 31.3%で女性が20.6%である。男性はどの年代に おいても、女性より高く、20歳代で25.7%、30歳 代で28.6%、40歳代で34.6%と増加し、50歳代の 36.5%が最も高くなっている1)。肥満には内臓脂 肪型肥満と皮下脂肪型肥満があり、特に内臓脂 肪型肥満者は生活習慣病を引き起こす予備群と されている。生活習慣病は日本人の死因の約6 割であることから、その予防に対する取り組み は重要である2)。 生活習慣病予防の取り組みとして、平成20年 度から開始された保健制度である特定健診・特 定保健指導がある。40〜74歳までの医療保険加 入者全員を対象とし、内臓脂肪型肥満に着目し た取り組みである。特定保健指導では、生活習 慣病の危険因子の数に応じて層別化された保健 指導対象者に対し、個々の生活習慣の改善を目 的とした保健指導を行うことが求められている3)。 さらに、対象者が自らの生活習慣における課題 に気づき、健康的な行動変容を自己決定できる よう支援することが重要とされている。 特定保健指導の効果を検証した研究報告は多 数あり、6ヵ月後の評価において、体重、腹囲の減少、 血圧や血液状態の改善が報告されている4)-10)。生 活習慣の改善についてはエネルギー過剰摂取、 飲酒、間食の減少等の食習慣の改善や運動量が 増加したとの報告がある11)。また、特定保健指導 の参加群と非参加群における翌年以降の検査値 や医療費の比較について検討した結果、参加群 では翌年の健診にて腹囲、体重、BMI の減少や 血液状態の有意な改善がみられたのに対し、非 参加群ではほとんど変化がなかったと報告され ている。その後5年間の追跡調査では、参加群は 体重や腹囲の増加が抑えられ、入院外保険診療費、 外来受診率ともに参加群のほうが有意に低い結 果であったことが示されている12)。さらに、特定 保健指導後2年後の服薬開始割合を調査した研 究では、非実施群が29.6%であったのに対し、実 施群では5.2%と薬物治療への移行を低下させて いることが報告されている13)。 このように6ヵ月間の特定保健指導は一定の 効果を示しているが、日常生活への行動変容に つながらず層別化判定が改善しない場合も少な くない。現在、さらなる日常生活への行動変容 の効果を得るために体験型学習を含む宿泊型新 保健指導(Smart Life Stay: SLS)や ICT を活用 した保健指導など、新たな保健指導プログラム の実証が進んでいる。 SLSは地域の宿泊・観光等の資源を活用し、旅 の楽しみの中で、多機関・多職種が連携して運営 するプログラムである。内容は初回に1泊2日か ら最長6泊7日の中で、健診結果の病態説明、運 動・食事体験、アクティビティ、グループワーク 等を実施し、個別面談での行動目標設定や指導 を受け、その後6ヵ月間の継続支援を行うプログ ラムである。その効果は3ヵ月及び6ヵ月後に体 重減少、HbA1c の改善などがみられ、過去に通 常の特定保健指導に参加したものではSLSの方 が高い効果がみられたと報告されている14)。 このように新たな特定保健指導の手法が開発 されているが、生産年齢人口、いわゆる働く世代 の人々を対象とした場合、事業主が労働者に保 健指導を行うことは努力義務となっているため、 事業主の健康意識によって保健指導が実施され ない場合もある。近年では働く世代の人々を対 象にした健康づくり施策として「健康経営」が注 目を集めている。「健康経営」とは、労働者の健 康管理を経営的な視点でとらえることにより、 労働者の生産性の向上などを望む経営手法であ る15)。具体的な取り組みとして、事業主が従業員 の健康状態を把握、健康増進に向けた取り組み を推進する上での体制整備、生活習慣病対策、メ ンタルヘルス対策や長時間残業対策などを実践 することである。働き世代の人に対する生活習慣病対策は、企業経営にとってリスクとなる医 療費の抑制のみでなく、生産性の向上、従業員の 創造性の向上、企業イメージの向上等の効果が 得られる15)。このような点から働き世代の人に 対して効果のある保健指導方法の開発は重要性 が高まっている。 我々は健康経営の一環として生活習慣病対策 を進めるA企業とB市が運営する医療機関と連 携し、運動指導・食事指導および宿泊を組み合わ せた健康指導プログラムを実施した。A 企業で は健康経営推進にあたり、生活習慣病対策とし て特定保健指導該当者を含む肥満者に対し、よ り効果のあるプログラム実践を検討していた。 プログラムの質を高めるために、A 企業の健康 増進事業および宿泊業に加え、医療機関におけ る血液検査と評価の連携、大学施設にある専門 機器による測定、専門職である大学教員の管理 栄養士等の指導を加えたプログラムを産官学連 携事業として実践した。 そこで本研究では働き世代の人を対象とした 保健指導として、産官学連携による運動指導・食 事指導を組み合わせた宿泊型健康指導プログラ ムの効果を明らかにすることを目的とした。
Ⅱ. 方法
産官学連携による宿泊型健康指導プログラム の効果を明らかにするために、以下の内容で介 入し、運動指導と食事指導を実施した。1.対象者
長野県の中信地区にあるA企業グループの従 業員であり、定期健康診断にて特定保健指導に 該当した者を含む肥満男性42名(平均年齢48±8 (SD)歳)を対象とした。また対象者の年齢区分 は25〜64歳であった。2.研究期間
平成28年10月より平成29年7月の期間において、 初回から約6ヵ月後の身体的変化や運動・食事に 対する行動・意識を調査した。3.プログラム内容
本プログラムは1年間で構成されている。初回 および6ヵ月後に運動指導・食事指導を組み合わ せた宿泊型健康指導を実施した。6ヵ月後を中間 評価、1年後を最終評価としており、本研究では 中間評価までの結果について検討した。 初回および6ヵ月後の宿泊型健康指導の概要は、 1泊2日の中で医療機関での血液検査、大学施設 での専門機器による体力測定や運動実践、A 企 業が運営する宿泊施設において日常生活への食 行動変容に効果をもたらす新たな生活習慣の改 善と健康状態の回復を促す情報を提供した。食 事では栄養バランスを考えた夕食「健康和膳」(約 800kcal)と昼食「ランチ」+野菜サラダ(バイキ ング形式)(約700kcal)を提供した(表1・2、図1)。 運動実践は各種測定結果により作成した個別 運動処方を基に少人数グループにてウォーキン グや筋力トレーニングを健康運動指導士が実施 した。また、食事指導は大学教員の管理栄養士 が開発した食事バランスチェックができる「食 事の基本のかたち」和食編・洋食編のランチョン マットに、そのまんま料理カード(群羊社製)を 使用し、日々の食事のかたち・総エネルギー量・ 食塩相当量から食事バランスの調査を実施した (図2)。また、標準的な健診・保健指導に関する プログラムに準拠した個別面談や食事講座を実 施した。1回の実施人数は最大6名とし、少人数 制で対応した。 加えて、6ヵ月間の継続支援としては、対象者 に活動量計を携帯させ、身体活動量の評価を実 施した。また、日々の健康記録として体重、血圧、運動実践の有無、食事内容等を記録する専用 シートを配布し、2週間に1回提出させた。
4.測定および調査項目
1)形態および血圧測定 形態測定の項目は体重、腹囲であった。身長 は自己申告とし、身長と体重から体格指数(BMI) 表 1 初回における宿泊型健康指導の 1 泊 2 日スケジュール概要 日程 時間 内容 1日目 8:00 血液検査・尿検査 9:00 オリエンテーション 形態測定 腹囲・血圧測定等を実施 準備体操 10:00 からだ測定 専門機器での測定・体力測定実施 12:00 ランチ 13:00 血液検査結果返却 保健師(看護師)による説明実施 13:30 食事講座 管理栄養士による講座 14:30 個別面談 管理栄養士による個別の面談 18:30 夕食 食事バランスを考えた「健康和膳」の提供 20:00 健康指導 すべての測定結果説明・評価 2日目 9:00 運動実技 健康運動指導士による運動実践 11:00 まとめ 12:00 終了 表 2 6ヵ月後における宿泊型健康指導の 1 泊 2 日スケジュール概要 日程 時間 内容 1日目 18:30 集合 チェックイン後、体組成等の身体測定を実施 19:00 夕食 食事前にA社の健康経営推進に関する説明と翌日の日程の連絡 食事バランスを考えた「健康和膳」の提供 2日目 8:00 血液検査・尿検査 9:00 オリエンテーション 形態測定 腹囲・血圧測定等を実施 準備体操 9:30 からだ測定 専門機器での測定・体力測定実施 12:30 ランチ 13:30 血液検査結果返却 保健師(看護師)による説明実施 14:30 個別ワーク 今回の結果まとめ、今後の目標設定 15:00 運動実技 健康運動指導士による運動実践 個別面談 管理栄養士による個別の面談 まとめ 19:00 終了を算出した。さらに、体組成としては、インピー ダンス法(MC-980A TANITA 製)にて筋肉量、 体脂肪量(各部位別を含む)等を測定した。血圧 測定は収縮期血圧および拡張期血圧を自動血圧 計(HPB-9021 健太郎 オムロン社製)にて測定し た。 2)血液検査 B市が運営する医療機関にて採血および分析を 実施した。採血は空腹時の状態で実施し、特定保 健指導の層別化に利用される糖代謝(空腹時血糖、 HbA1c)、脂質(中性脂肪、HDL-C、LDL-C)の測 定を実施した。血液検査および結果返却について は宿泊型健康指導時に医療機関の保健師が実施 した。 各検査結果は特定保健指導該当者の判定基準 を使用し、基準値範囲外の者の比率を算出した。 3)体力測定 筋力として、握力を握力計(グリップ- D 竹 井機器社製)にて左右2回ずつ測定し高い数値の 左右の平均値を結果として採用した。筋持久力 として、上体起こしを測定し、30秒間の最大回数 を結果として採用した。柔軟性として、長座体 前屈計(T-2421 竹井機器社製)を用いて2回測定 し、高い数値を結果として採用した。敏捷性と して、反復横跳びを2回測定し、高い数値を結果 として採用した。瞬発力として、立ち幅跳びを2 回測定し、高い数値を結果として採用した。こ れらの測定は文部科学省の新体力テスト16)に基 づき、実施および評価した。全身持久力として、 最大酸素摂取量を測定した。測定方法は呼気ガ ス分析装置(AE-300s ミナト社製)と自転車エル ゴメーター(エアロバイク 75XLⅡ KONAMI社 製)を用いてランプ負荷様式での心肺運動負荷 試験を行った。自転車エルゴメーターの回転数 図1.プログラムの様子
は50回転/分とし、測定は疲労困憊に至るまで とした。運動中は1分ごとの心拍数と主観的運動 強度(RPE:rating of perceived exertion)を求め た。最大酸素摂取量の評価基準は、①レベリン グオフが確認されること、②年齢から推定され る最高心拍数(220-年齢)にほぼ達していること、 ③ガス交換比が1.0以上、④RPEが19もしくは20 であること、この4つのうち、2つ以上満たすこと とした。 全項目の評価方法は、すべて5段階に点数化し た結果を集約して体力年齢を算出した。筋力・筋 持久力・柔軟性・敏捷性・瞬発力については新体 力テスト16)より、項目別最大得点を改変し、5段 階で評価した。また、全身持久力は新・日本人の 体力標準値17)を参照し、平均値および標準偏差 から5段階で評価した。 下肢筋力測定として、等尺性筋力測定器(アイ ソフォース GT-330 オージー技研社製)を用い て、右足の最大等尺性膝伸展および屈曲筋力を 測定した。各種2回ずつ測定し、高い値を結果と して採用した。また、測定機器より算出される 下肢筋力体重支持指数(WBI:Weight Bearing Index)を評価した。 4)食事関連調査 大学教員の管理栄養士が開発した食事バラン スチェックができる『「食事の基本のかたち」ラ ンチョンマット』を使用し、日常的に食事摂取頻 度の多い料理についてそのまんま料理カード(群 羊社製)を用いてる3食分の食事内容およびバラ ンスを調査した(図2)。食事バランスにおいて、1. 主食(米・パン・めん類)、2.主菜(肉・魚・卵・大豆 製品)、3.副菜(野菜類)、4.副副菜(汁系に入る 野菜・海藻・乳製品)、5.果物の5種類がそれぞれ 十分に摂取されているかを調査した。各種類を 摂取している人数を比率(摂取者率)で評価した。 1食毎の評価は5種類すべてを摂取した場合を5 点(食事バランス点)として数値化し評価した。 また、特定保健指導の標準的な質問票等を参照 して作成したアンケートにて食行動・食状況・食 意識について調査した。質問例として「主食・主 菜・副菜を整えて食事していますか」(食行動)、 「食事は満腹になるまで食べることが多いですか」 (食状況)、「塩分を控えようと心がけていますか」 (食意識)等であり、回答を点数化し各項目と3種 の合計にて評価した(表3-1、3-2)。 5)身体活動量 身体活動量の評価として、無線通信活動量計 (AM500 アコーズ社製)を使用して評価した。評 価項目は総歩数、アクティブ歩数、活動量(メッ ツ・時)とした。アクティブ歩数は体力測定より 算出された個人の最大酸素摂取量をMETsに変 換し、70% METs の強度で活動した場合の歩数 を評価する。活動量計の携帯期間は継続支援期 間中の6ヵ月間とした。 6)行動変容ステージ 調査項目は標準的な質問票3)や SLS の先行調 査報告18)を参照し、運動習慣や食習慣の改善に 対する行動変容ステージの変化を初回および6ヵ 月後の宿泊型健康指導時にアンケートにて調査 した。質問内容は運動習慣の場合、「運動習慣を 身につけることについて、何か取り組んでみよ うと思いますか」に対し、「思わない」(前熟考期)、 「運動しなくてはいけないと思うができないと 思う」(熟考期)、「今すぐにでも実行したい」(準 備期)、「現在、すでに定期的な運動をして6ヵ月 未満である」(実行期)、「現在、すでに定期的な運 動をして6ヵ月以上である」(維持期)と5つのス テージに分類した。食習慣の改善についても同 様である。また、定期的な運動を行うことや健 康な食事をとっていくことについて、完全に自 信がある状態を100%とした場合の自信度を調 査し、自己評価を数値化して評価した。
5.統計分析
形態および血圧測定、体力測定各種の前後比 較は対応のある T 検定を使用した。また食事調 査(食事バランス点数、食行動、食状況、食意識) の前後比較は Wilcoxon の符号付き順位検定を 使用した。血液検査の結果については特定保健 指導に使用する層別化の基準値以上の該当者を 総 数 で 割 っ た 比 率 で 算 出 し、前 後 比 較 を McNemarの検定で実施した。また、同検定を食 事バランスにおける各種の摂取者率と食習慣お よび運動習慣の行動変容ステージ変化にも使用 した。活動量計データは1ヵ月間のデータを28日 間(7日×4週間)とし、1日の総歩数が500歩以下 は除外した。比較方法は1ヵ月目をベースライン、 7ヵ月目を6ヵ月後と定義し、反復測定による分散 分析にて検討した。 本研究の結果は人数および度数(%)、平均値 図2.ランチョンマットと料理カードを使用した食事チェック時の様子±標準偏差で示し、いずれも有意水準はp <0.05 とした。統計処理にはSPSS17.0 for windowsを 使用した。 表 3-1 食事に関するアンケート(食行動・食状況) No. 質問項目 回答 最大点数項目 1 健康のために、栄養を考えた食事をしていますか。 1: はい 0:いいえ 食行動 最大12点 2 主食、主菜、副菜を整えて食事をしていますか 3: いつもしている 2: していることが多い 1: ときどきしている 0: ほとんどしていない 3 多種類の食品を組み合わせて食べていますか 3: いつもしている 2: していることが多い 1: ときどきしている 0: ほとんどしていない 4 調理方法の重なりがないように意識されていますか 3: いつもしている 2: していることが多い 1: ときどきしている 0: ほとんどしていない 5 食品の購入時や外食時に栄養成分表示を見ますか 2:必ず見る 1: ときどき見る 0:見ない 6 食事を楽しんでいますか 2: 楽しんでいる 1: 楽しんでいない 0: どちらともいえない 食状況 最大15点 7 食事は満腹になるまで食べることが多いですか 0:はい 1:いいえ 8 コンビニ弁当や持ち帰り弁当を利用する頻度はどのく らいですか 0:ほぼ毎日 1: 1週間に4〜5日 2: 1週間に2 〜3日 3: 1週間に1日以下 4: 利用しない 9 インスタント食品や冷凍食品を利用する頻度はどのく らいですか 0:ほぼ毎日 1: 1週間に4〜5日 2: 1週間に2 〜3日 3: 1週間に1日以下 4: 利用しない 10 現在の自分の食事状況は良いと思いますか 4:大変良い 3:良い 2: どちらともいえない 1: 少し問題がある 0: 問題が多い 回答項目に記載されている点数を使用し評価した。 表 3-2 食事に関するアンケート(食意識) No. 質問項目 回答 最大点数項目 11 ご飯などの穀類をしっかり食べていますか 2: 充分食べている 1: 少ないと思う 0: 食べないことが多い 食意識 最大21点 12 乳製品(牛乳やヨーグルト、チーズなど)を食べています か 2: 充分食べ ている 1: 少ないと思う 0: 食べないことが多い 13 豆類や豆腐、納豆など豆加工品を食べていますか 2: 充分食べている 1: 少ないと思う 0: 食べないことが多い 14 野菜を食べていますか 2: 充分食べている 1: 少ないと思う 0: 食べないことが多い 15 果物を食べていますか 2: 充分食べている 1: 少ないと思う 0: 食べないことが多い 16 ますか塩分を控えようと心がけてい 3: いつも心がけている 2: ときどき心がけてい る 1: あまり心が けていない 0: 全く心が けていな い 17 薄味のものと濃い味のものではどちらが好きですか 4: 薄味が好き 3: どちらかというと薄味 が好き 2: どちらとも いえない 1: どちらかと いうと濃い 味が好き 0: 濃い味が 好き 18 揚げ物や炒め物など、油を使用した料理をよく食べま すか 0: よく食べる 1: ときどき食べる 2: あまり食べ ない 3: ほとんど食べない 19 ト)等を摂取していますか健康補助食品(サプリメン 0:はい 1:いいえ 回答項目に記載されている点数を使用し評価した。
Ⅲ. 結果
1.身体特性の変化
初回から6ヵ月後の身体特性の変化を表4に示 した。初回と比較して6ヵ月後の体重(-1.3kg、p <0.05)、BMI( -0.4kg/ ㎡、p <0.05)、腹囲( - 2.3cm、p <0.01)が有意に減少した。また、体組 成の変化では初回と比較して、体脂肪率(-2.5%、 p <0.001)の有意な低下と筋肉量(+1.0kg、p < 0.001)の有意な増加がみられた(表4)。2.血液状態の変化
空腹状態で血液検査を受診していない1名を 除外した41名が分析対象者であった。初回と比 較して6ヵ月後の空腹時血糖が基準値範囲外の 者は有意に低下した(-22.0%、p <0.05)。しかし、 血圧(-14.3%、p =0.146)、中性脂肪(+14.3%、p =0.727)、HDL-C(-4.9%、p =0.50)、LDL-C(+ 9.8%、p =0.29)、HbA1c(+3.9%、p =0.69)が基 準値範囲外の者の比率は、統計上の差がみられ なかった。3.体力測定項目と体力年齢の変化
初回から6ヵ月後の体力測定項目の変化を表5 に示した。初回と比較して6ヵ月後の上体起こし (+2.6回、p <0.001)、長座体前屈(+2.8cm、p < 0.01)、反復横跳び(+3.5回、p <0.001)、立ち幅跳 び( +8.7cm、p <0.001)、最大酸素摂取量( + 2.2ml/kg/min、p <0.001)が有意に増加した。し かし、握力(+0.7kg、p =0.13)、下肢筋力の伸展 (+29.8N、p =0.11)、下肢筋力の屈曲(+14.3N、p =0.13)、WBI(+4.7%、p =0.08)は増加傾向で あったが、統計上の差はみられなかった(表5)。 体力年齢算出にあたり、全項目未完了者1名を 除外した41名が分析対象者であった。初回から 6ヵ月後の体力年齢の変化を表6に示した。初回 と比較して6ヵ月後の体力年齢は有意に低下し (-6.3歳、p <0.001)、実年齢との差が減少した(- 6.9歳、p <0.001)。体力年齢が実年齢よりも若い 者の比率は初回より増加していた(表6、図3)4.食事関連調査
食事バランスについて5種類の摂取者比率を 図4に示した。朝食の主食(78.6% vs 92.9%、p < 0.05)、主菜(28.6% vs 61.9%、p <0.01)、昼食の 主菜(52.4% vs 78.6%、p <0.05)、副菜(45.2% vs 83.3%、p <0.001)、副副菜(33.3% vs 59.5%、p < 0.01)、夕食の副副菜(33.3% vs 61.9%、p <0.001) の摂取率が有意に増加していた。3食ともに果物 に有意な差はみられなかった。1食の食事バラン 表 4 身体特性の変化 初回 6ヵ月後 項目 n=42 n=42 p 年齢(歳) 47.1±7.5 47.8±7.5 p<0.001 身長(cm) 172.2±5.4 172.2±5.4 - 体重(kg) 77.1±11.2 75.9±11.1 p<0.05 BMI(kg/㎡) 26.0±3.5 25.6±3.5 p<0.05 腹囲(cm) 92.7±9.8 90.4±9.2 p<0.01 体脂肪率(%) 24.8±5.8 22.3±6.7 p<0.001 筋肉量(kg) 54.4±4.8 55.4±4.6 p<0.001 平均値±標準偏差、対応のあるT検定表 5 体力測定項目の変化 初回 6ヵ月後 項目 n=42 n=42 p 握力平均(kg) 42.7±6.0 43.4±5.6 0.127 上体起こし(回) 17.1±5.1 19.7±6.8 p<0.001 長座体前屈(cm) 34.5±10.6 37.3±9.4 p<0.01 反復横跳び(回) 39.4±5.8 42.9±4.9 p<0.001 立ち幅跳び(cm) 168.3±26.2 177.0±27.8 p<0.001 エアロバイク(ml/kg/min)※1 25.0±3.8 27.2±4.7 p<0.001 下肢筋力:伸展(N) 652.8±146.7 682.6±186.5 0.107 下肢筋力:屈曲(N) 335.6±71.9 349.9±69.0 0.130 WBI(%) 87.1±19.9 91.8±24.2 0.083 ※1エアロバイクのみ41名での解析結果 平均値±標準偏差、対応のあるT検定
WBI:Weight Bearing Index(下肢筋力体重支持指数)
表 6 体力年齢の変化と実年齢との差 初回 6ヵ月後 項目 n=41 n=41 p 実年齢(5歳区分) 45.1±7.6 45.8±7.3 p<0.05 体力年齢(5歳区分) 59.8±10.0 53.5±11.9 p<0.001 実年齢との差 14.6±12.3 7.7±12.4 p<0.001 平均値±標準偏差、対応のあるT検定 7.3% 22.0% 92.7% 78.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 初回 6ヵ月後 実年齢未満 実年齢以上 図3.体力年齢が実年齢より若い者の比率変化(n=41) 該当者比率(%)、McNemarの検定
ス点(最大5点)は朝食(1.9±1.3点 vs 2.7±1.3点、 p <0.01)、昼食(2.2±1.4点 vs 3.2±1.2点、p < 0.01)、夕食(2.9±1.2点 vs 3.4±1.0、p <0.05)の3 食すべて有意に増加した。 アンケートによる食事調査は未回答の2名を 除外した40名が分析対象者であった。食行動・食 状況・食意識の前後比較結果を図5に示した。初 回と比較して6ヵ月後は食行動(+0.8点、p < 0.05)、食状況(+0.5点、p <0.05)、3種の合計(+ 1,8点、p <0.01)が有意に改善した。食意識につ いては改善傾向であったが統計上の差はみられ なかった(+0.5点、p =0.09)。
5.身体活動量
ベースラインより6ヵ月後まで連続で集計可 能だった35名が分析対象者であった。総歩数、 アクティブ歩数、活動量(メッツ・時)の6ヵ月間 4.13 9.33 11.05 24.50 4.93 9.83 11.60 26.35 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 食行動 食状況 食意識 合計 (点) 初回 6ヵ月後 * * ** 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%主食 主菜 副菜 副副菜(汁系・ 乳製品等) 果物 朝食の食事バランス 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%主食 主菜 副菜 副副菜(汁系・ 乳製品等) 果物 昼食の食事バランス 初回 6ヵ月後 良好なバランス 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%主食 主菜 副菜 副副菜(汁系・ 乳製品等) 果物 夕食の食事バランス * ** * *** ** *** 図5.アンケート調査による食行動・食状況・食意識の比率変化(n=40) Wilcoxonの符号付き順位検定、 vs 初回 *p<0.05 **p<0.01 ***p<0.001 各項目の最大点数 食行動:12点 食状況:15点 食意識:21点 合計:48点 図4.ランチョンマットと料理カードによる食事バランスの変化(n=42) %表示(各種摂取人数/全体人数) McNemarの検定 vs 初回摂取比率 *p<0.05 **p<0.01 ***p<0.001の推移について図6に示した。初回と比較して2ヵ 月後に有意に低下したが、6ヵ月後の総歩数は統 計上の差はみられなかった(7,520±1,806歩 vs 7,087±2,115歩、p =0.63)。アクティブ歩数は初 回と比較して、1ヵ月後より低下が始まり、6ヵ月 後は有意に低下していた(2,084±1,444歩vs 1,364 ±1,235歩、p <0.001)。活動量(メッツ・時)は初 回と比較して、2ヵ月後、4ヵ月後、5ヵ月後に有意 に低下していたが、6ヵ月後は統計上の差がみら れなかった(4.7±1.3メッツ・時 vs 4.2±1.6メッ ツ・時、p <0.11)。
6.行動変容ステージ
アンケート未回答者2名を除外した40名が分 析対象者であった。初回および6ヵ月後に実施す る宿泊型健康指導時における食事および運動の 行動変容ステージの変化について図7・8に示した。 6ヵ月後に実行期または維持期へ移行または維持 されていた者は、食習慣で11名(27.5%)、運動習 慣で9名(22.5%)であったが、統計上の差はみら れなかった。 定期的な運動を行うことや健康な食事を摂っ て行くことに対する自信度について、運動は初 回と比較して6ヵ月後に低下傾向(64.4±18.3vs 62.1±24.8、p =0.57)であったが、食事は有意に 高くなっていた(59.3±16.5vs 65.1±17.1、p < 0.05)。Ⅳ.考察
本研究は働き世代の人を対象とする保健指導 として、産官学連携による運動指導・食事指導を 組み合わせた宿泊型健康指導プログラムの効果 7,520 7,188 6,575 6,985 7,030 7,000 7,087 2,084 1,759 1,587 1,612 1,411 1,382 1,364 4.7 4.4 4.0 4.2 4.2 4.1 4.2 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 (メッツ・時/日) (歩/日) 総歩数 アクティブ歩数 メッツ・時 ** # # $$ $$ $$$ $$$ $$$ # 図6.活動量計データにおける6ヵ月間の身体活動量の推移(n=35) 反復測定による分散分析、 vs 初回総歩数 *p<0.05 **p<0.01 ***p<0.001 vs 初回アクティブ歩数 $ p<0.05 $$ p<0.01 $$$ p<0.001 vs 初回メッツ・時/日 # p<0.05 ## p<0.01 ### p<0.001を明らかにすることを目的としたものである。 宿泊型健康指導2回に継続支援を6ヵ月間実施 した結果、体重、BMI、腹囲、体力レベル、食事バ ランス、食行動、食状況の改善効果が得られた。 先行研究の SLS では、体重が6ヵ月後に-1.8kg ±4.4kg の有意な減少を示したことが報告され ている14)。また、通常の特定保健指導における6ヵ 月間の積極的支援では1.8〜3.5kgの体重減少、2.0 〜4.1cmの腹囲減少が報告されている19)。本研究 では体重が-1.3kg、腹囲が-2.3cmの減少であり、 先行研究と同程度の効果が得られていた。体力 レベルについて、本研究では体力年齢を使用し、 実年齢との差を比較検討した。岡田らは従業員 1,657名を対象に10年間の企業内健康・体力づく 12.5% 17.5% 85.0% 55.0% 2.5% 10.0% 0.0% 17.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 初回 6ヵ月後 無関心期 関心期 準備期 実行期 維持期 15.0% 22.5% 67.5% 55.0% 12.5% 15.0% 5.0% 7.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 初回 6ヵ月後 無関心期 関心期 準備期 実行期 維持期 図7.食習慣における行動変容ステージの変化(n=40) 該当者比率(%)、McNemarの検定 図8.運動習慣における行動変容ステージの変化(n=40) 該当者比率(%)、McNemarの検定
りプログラムの効果を検証している20)。具体的 な内容はメディカルチェックや体力診断テスト 等の健康づくり健診に加え、事後指導が必要な 従業員対し、看護師やトレーナーによる運動療 法を実施するプログラムである。その効果として、 体力年齢が実年齢より若い人の比率が、1年目 9.4%に対し10年後は37.5%に増加したと報告し ている。本研究の対象者42名では6ヵ月後に体力 年齢が実年齢より若い比率が14.7%増加した。 宿泊型健康指導時に体力測定および評価に加え、 健康運動指導士による少人数グループでの運動 実践を運動指導として実践している。このよう な内容が従業員本人の現状の体力レベルを知る 手段として有効活用できる可能性が考えられた。 全体として6ヵ月後の体力年齢は実年齢との差 が約8歳あり、体力年齢が実年齢と同等または若 い人の比率は少ないため、運動継続における更 なる改善が必要である。 運動継続のツールとして、本研究では活動量 計を使用した。対象者における総歩数の平均は 約7,000歩であった。また、1日の活動量(メッツ・ 時)を評価した結果、平均は約4.0メッツ・時/日 であった。総歩数については厚生労働省が年代 別の平均歩数を評価しており、40歳代の平均歩 数は7,800歩で50歳代が7,478歩と報告されてい る1)。また、1日5メッツ・時を確保することで脳 卒中などの循環器疾患の発症リスクが大幅に 減ったと報告されている21)。本研究の対象者と 比較すると、同世代の平均歩数より低く、さらに 1日の活動量(メッツ・時)も低い結果であった。 体力レベル向上はみられたが、運動継続や健康 状態の維持に対して、運動における行動変容ス テージの実行・維持期の増加比率が低い点や、定 期的に運動を行うことに対する自信度の低下等 からも、継続支援にてさらに運動指導や評価方 法の強化が必要であることが示唆された。 厚生労働省からは、食行動変容の効果をもた らす保健指導を促すために、個別の食生活習慣 に関する食物摂取状況や食行動に関するアセス メントを管理栄養士が行い、対象者にあった食 生活の改善の提示が求められている3)。1食にお ける食事バランスやアンケート調査より食行動・ 食状況の改善、その後の健康的な食事をとって いく自信度の増加がみられたことは、宿泊型健 康指導プログラムの提供が、食習慣の意識改善 と行動変容の効果に対する可能性があることを 示している。これらはランチョンマットを使用 した料理カードによる食事バランスチェックや 医療連携による血液状態の評価に加え、食習慣 から肥満(内臓脂肪型肥満)の原因を探り、肥満 から推測される食事の問題点を確認する管理栄 養士による個別面談が、通常日をまたいで断続 的に実施されているのに対して、宿泊型では2日 間にわたり連続的に実施されたことが、対象者 のその後の食事に対する個別目標設定に有効で あったと考えられる。 このように、個別面談を通して具体的に本人 の食習慣改善効果に導くための情報を伝え、個 別目標設定が立てやすいようアドバイスを実施 した。今後の課題として、働き世代の職種に夜 勤勤務シフトが組込まれることもあり、変則勤 務を考慮した食事改善をどのようにアプローチ すべきかを検討していきたい。 本プログラムは産官学連携事業として実践し たプログラムである。A 企業における健康経営 の一環として、本プログラムは先行実施されて いる SLS と同程度の効果が得られており、生活 習慣病対策のプログラムとしての基礎情報にな ると考えられる。また、本研究より、企業の健康 経営として、より効果のあるプログラム実践に は産官学連携による方法が企業内では実践でき ない点を補強する手段の一つになりうると考え られる。
Ⅴ.結語
働き世代の方を対象とした保健指導として、 産官学連携による運動・食事指導を組み合わせ た宿泊型健康指導プログラムは、6ヵ月後の体重、 BMI、腹囲の減少、体力レベルの向上、食事バラ ンス、食行動、食状況の改善に効果がある可能性 が示唆された。今後、宿泊型健康指導における 運動・食事指導内容の改良、さらに継続支援では 運動継続を促すアプローチを試みる計画である。 文献 1) 厚生労働省,平成28年国民健康・栄養調査結果の 概要(2017). http://www.mhlw.go.jp/stf/ houdou/0000177189.html (閲覧日2017.12.15) 2) 厚 生 労 働 省 , 平 成 2 8 年 人口動 態 統 計の概 況 (2017). http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ jinkou/kakutei16/index.html (閲覧日2017.12.15) 3) 標準的な健診・保健指導に関するプログラム(改訂 版)(2008). http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/ iryouseido01/info03a.html (閲覧日2017.12.15) 4) 山下綾子, 田口和美, 佐々木浩一, 西田博, 「人間 ドックにおける特定保健指導の影響について」『人 間ドック』26,pp.590-594 (2011). 5) 今渡龍一郎, 小川雅克, 濱生由衣, 北原尚美, 宇 野卓也, 田中裕, 鍵山明弘, 合馬紘, 「特定保健 指導による諸指標変化の検討」『人間ドック』26, pp.44-50 (2011). 6) 森口次郎, 松尾福子, 江島桐子, 井手陽子, 奥田 友子, 櫻木園子, 武田和夫, 池田正之, 「特定保 健指導プログラムのメタボリックシンドローム予防 における効果の検討」『人間ドック』26, pp.75-79 (2011). 7) 吉田信彦, 中村久美子, 河合宏美, 星野和彦, 久 米進一郎, 「特定健診保健指導受診者と被投薬者 など非受診者の次年度健診成績」『人間ドック』27, pp.707-714 (2012). 8) 福田吉治, 「特定保健指導の評価(2):国保デー タによる準実験デザインを用いて」『日本衛生学雑 誌』66, pp.736-740 (2011) 9) 石川善樹, 今井博久, 中尾裕之, 齋藤聡弥, 福田 吉治, 「特定保健指導の予防介入施策の効果に 関する研究-大規模データベースを使用した傾向 スコアによる因果分析-」『厚生の指標』5, pp.1-6 (2013). 10) 春山康夫, 武藤孝司, 中出麻紀子, 山崎章子, 樽 見文子, 「市町村国民健康保険加入者における特 定保健指導後のメタボリックシンドローム改善効果」 『日本公衆衛生雑誌』59, pp.731-742 (2012) 11) 中村誉, 秋元悠里奈, 松尾知恵子, 「特定保健指 導による運動量・エネルギー摂取量の変化と体重 減少・検査値変化の関連」『東海公衆衛生雑誌』1, pp.64-70 (2013). 12) 津下一代, 「特定健診・特定保健指導における 効果検証と課題―NDBを用いた効果分析と成 果を次のアクションにつなげる」『保健の科学』58, pp.148-156 (2016). 13) 森川希, 田中徹, 松本秀子, 水嶋春朔,「企業に おける特定保健指導が2年後のメタボリックシ ンドローム関連指標の改善および服薬治療開始 に及ぼす影響」『日本循環器病予防学会誌』47, pp.178-190 (2012).14) 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構, 生活 習慣病予防のための宿泊を伴う効果的な保健指 導プログラムの開発に関する研究(2016). https://www.amed.go.jp/program/houkoku_ h28/0105021.html(閲覧日2017.12.15) 15) 岡田邦夫, 高橋千枝子, 『これからの人と企業を創 る健康経営―健康経営評価と企業価値創造―』, 特定非営利活動法人 健康経営研究会(2015). 16) 文部科学省, 新体力テスト実施要項 http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/ stamina/03040901.htm(閲覧日2017.12.15) 17) 磯川正教,『新・日本人の体力標準値』不昧堂出版 (2000). 18) 公益社団法人日本理学療法士協会,「運動器痛 等に配慮した医師・保健師・管理栄養士・理学療法 士の協働による宿泊型保健指導」 http://www.japanpt.or.jp/about/data/ investigation/list/ (閲覧日2017.12.15) 19) 津下一代,「肥満症とメタボリックシンドローム―病 態から治療・管理まで6)生活習慣介入のエビデン スと実際」『日本内科学会雑誌』9, pp.1654-1661 (2016). 20) 岡田邦夫, 井関敏之,「10年間の企業内健康・体 力づくりプログラムの従業員の健康に及ぼす効果」, 『体力科学』37, pp.192-201(1988).
21) Kubota Y, Iso H, Yamagishi K, Sawada N,
Tsugane S, “Daily Total Physical Activity and Incident Stroke: The Japan Public Health Center-Based Prospective Study”, Stroke48, pp.1730-1736(2017).