• 検索結果がありません。

ˆã—p‰æ‘œƒlƒbƒgƒ[ƒN

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ˆã—p‰æ‘œƒlƒbƒgƒ[ƒN"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

健康文化 23 号 1999 年 2 月発行 1 放射線科学

医用画像ネットワーク

石垣 武男 前回と、前々回は通信衛星を用いた文部省大学共同利用機関「メディア教育 開発センター」が運用するスペース・コラボレーション・システム(SCS) と、やはり通信衛星を用いた大学病院衛星医療情報ネットワーク(ミンクス) について述べました。画像を伝送して用いることには変わりがありませんが、 この両者は教育・研究用が主体です。以前述べたように実際の診療の現場では 通信網として ISDN や光ファイバーを用いた画像伝送利用が計画、或は施行さ れています。病院内での画像の伝送は PACS という呼称で行われており、施設 外との画像のやりとりは遠隔医療の中のテレラジオロジー(遠隔画像診断、遠 隔放射線診療)として計画されています。PACS にしても、テレラジオロジーに しても画像を見るのにはフィルムを使わず、テレビモニターのような観察機器 を使うので「フィルムレス」時代の到来といわれています。厚生省の政策とし てもこの方向性が打ち出されています。この根源は、平成6年12月25日閣 議決定で「行政情報化推進基本計画」というものが策定され、行政の情報化を 総合的・計画的に推進することとなり、情報化基盤整備の推進が政策として打 ち出されたことに関係しています。その影響は、官公庁への申請などの届出に しても電子化(紙でなくフロッピーなどに情報を記録)された状態で可能とな りつつあり、ペーパーレス時代になりつつあります。身近なところでは確定申 告もフロッピーで提出できるようになりました。 医療の分野では事務・会計処理からコンピュータ化がスタートしましたが、 当初はコンピュータ自体が一般には受け入れられておらず、特殊な感覚で受け 止められていたのでその導入はあまり進みませんでした。しかし、コンピュー タの性能向上と情報通信手段の進歩、社会の情勢の変化により、単なる医事会 計にとどまらず病院情報システムという形で最近では小規模病院にまで普及す るようになりました。病院を受診すると診察券としてプラスチックのカードを もらうことが増えましたが、このカードが病院情報システムの中で活躍するわ けです。いずれは個々の臨床情報が入ったカードを個人が保有しどの病院でも 共通してその情報が引き出されるようになります。こういったシステムが病院

(2)

健康文化 23 号 1999 年 2 月発行 2 内で日常使われるようになると、X線写真やCT画像も撮影したらすぐに伝送 するようにはならないかという要求や、カルテ(診療録)も電子化されると大 変便利であるという考えも出てくるのは当然のことです。昨年春には画像をフ ィルムで診断しなくても従来のようなフィルムで診断したのと同じような扱い になることが保険で認められました。また、カルテについても電子化の方向で 進んでおり、この春には厚生省から基本的な技術指針が出されます。 種々のデジタル医用画像を病院情報システムと結合させ、画像を含めた情報 が必要な時に何時でも取り出して利用できるということは医療施設にあっては 非常に便利なことです。蓄積された臨床のデータを横断的、縦断的に活用でき ることは疾患の診断・治療ひいては予防にいたるデータベースの構築を可能に します。これにより、医療の内容をさらに向上させることが期待出来ます。ま た一病院のみならす地域全体のネットワーク化により医療情報の共通・有効利 用とそのデータベース化が計れ、医療全体のレベルが向上し国民の健康管理ま た予防医学へ貢献し健康文化の促進に役立つものであります。 日本では現在遠隔医療は 195 件が進行中であります。最近ではネットワーク やシステムを設置してその機能を調べる研究的なものから脱皮して、実用的な ものが増えつつあります。このうち医用画像一般を含むテレラジオロジー関係 は112 件です。これらの内容で最も多いものは画像診断コンサルテイションで、 画像検査の適応、治療法選択、患者紹介の必要性、患者の適切な紹介先に関す る相談などがあります。小規模病院でレントゲン写真、CTやMRIを撮影し ても内容がよく把握できない難しい病気については、画像を伝送して専門のコ ンサルテイション会社(そこには専門の放射線診断医が常駐しています)に結 果を問い合わせるような事業も国内で始まっています。ある会社ではすでに1 00件以上の契約がなされ実際に画像の読影を行っているとのことです。緊急 患者の対応に用いているものもあります。 院内PACSやテレラジオロジーにしても、実際にそれを構築しようとして も、1)現実的に現場の要求に即して使える十分な「もの」が完成していない、 2)開発中、もしくはそれに準ずるものが含まれ、コスト高である。3)収益 が見込まれるものではないので予算化しにくい、などで難しい点が多々ありま す。病院とても経営を基本に考えなければなりませんので、設備を導入してま ったく収益が見込まれないものではなかなか予算は立てられません。しかし、 こういったシステムの導入の意義は医療現場で診断・治療面での有効な手段と して活用し、データの蓄積とその解析により、教育、疾病予防などに役立たせ るものでありましょうし、有効に利用することにより医療費の抑制、医療の効

(3)

健康文化 23 号 1999 年 2 月発行 3 率化などにも活用すべきものと考えます。なによりも、患者さんのためになる ことは目に見えているわけですから国民全体が前向きに取り組んでいかなけれ ばならないと考えます。 (名古屋大学医学部教授・放射線医学教室)

参照

関連したドキュメント

わが国において1999年に制定されたいわゆる児童ポルノ法 1) は、対償を供 与する等して行う児童

同封の議決権行使書用紙に議案に対する賛否をご表示のうえ、2021 年8月 30 日(月曜日)午 後5時 30

「Skydio 2+ TM 」「Skydio X2 TM 」で撮影した映像をリアルタイムに多拠点の遠隔地から確認できる映像伝送サービ

( 「時の法令」第 1592 号 1999 年 4 月 30 日号、一部変更)として、 「インフォームド・コンセ ント」という概念が導入された。同時にまた第 1 章第

 5月15日,「泌尿器疾患治療薬(尿もれ,頻尿)の正しい

日頃から製造室内で行っていることを一般衛生管理計画 ①~⑩と重点 管理計画

(5) 本プロジェクト実施中に撮影した写真や映像を JPSA、JSC 及び「5.協力」に示す協力団体によ る報道発表や JPSA 又は

(2) 交差軸(2軸が交わる)で使用する歯車 g) すぐ歯かさ歯車.