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平成27年9月関東・東北豪雨災害に関する東北地方測量部の対応

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平成

27 年 9 月関東・東北豪雨災害に関する東北地方測量部の対応

Responses of Tohoku regional survey Department to the Kanto-Tohoku Heavy Rainfall

Disaster in September 2015

東北地方測量部

Tohoku Regional Survey Department

要 旨 平成 27 年 9 月関東・東北豪雨災害における東北 地方測量部(以下「当部」という.)の体制や,関係 行政機関及び被災自治体からの災害情報の入手,及 び必要な地理空間情報の提供に関する災害対応時の 取組について報告する. 1. 東北地方測量部の体制及び安否確認 当部では,台風 18 号の接近に伴う風水害に関し て,9 月 9 日 17 時 30 分より注意体制を敷いて情報 収集につとめていたが,9 月 11 日午前 3 時 20 分に, 仙台管区気象台より宮城県に大雨特別警報が発表さ れたために非常体制に移行し,緊急参集要員につい ては速やかに職場に参集するよう伝達して,以後の 災害対応を実施した. 7 時 45 分には,職員全員及び管内の験潮場等 6 施 設の看守の安否確認を終了し,9 時 15 分には外注関 連の受注会社4 社について,作業員の安否確認及び 現状の会社の安全管理体制について問題のないこと を確認した. 2. 災害情報の入手と必要な地理空間情報等の調査 9 月 11 日 4 時 00 分に第 1 回地方災害対策本部会 議を開催し,現在の状況及び今後の災害対応につい て方針を確認した.4 時 25 分には仙台管区気象台の 記者発表を傍聴し,6 時 45 分には東北地方整備局防 災課及び宮城県危機対策課に職員を派遣し,情報収 集を行い,災害情報を入手するとともに,必要な地 理空間情報についての要望調査を行った.また,同 時に福島県及び山形県の防災担当部署にも電話で必 要な地理空間情報について要望調査を行ったが,特 段の要望は出されなかった. 以後,適宜関係機関からの災害情報収集を実施し た. 3. 提供した地理空間情報 9 月 11 日 10 時前に宮城県大崎市の渋井川が決壊 したとの情報があり,宮城県内のニュース映像によ る情報を元に,当部が渋井川の浸水範囲を推定した ものをkml ファイルとして国土地理院本院に送付し, DiMAPS(国土交通省統合災害情報システム)に掲載 された.また,本院が作成した推定浸水範囲図及び 標高段採図を東北地方整備局,宮城県及び大崎市に 提供した(図-1,図-2). 9 月 12 日 19 時 58 分には国土地理院で撮影した大 崎地区の空中写真や,空中写真を元に作成した渋井 川の堤防決壊に伴う浸水範囲及び吉田川の溢水に伴 う浸水範囲等を本院情報提供支援班より入手し,東 北地方整備局,宮城県及び大崎市に大容量転送ファ イルで提供するとともに,国土地理院のウェブサイ トにおいて,災害に関する地理空間情報を公開して いることを伝えた(写真-1,図-3,図-4). 図-2 大崎地区の標高段採図と渋井川の破堤位置 図-1 渋井川の推定浸水範囲(暫定) 51 小特集 平成 27 年 9 月関東・東北豪雨災害に関する東北地方測量部の対応

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9 月 13 日 8 時 53 分には本院情報提供支援班より 撮影した空中写真のオルソ画像を入手し,関係する 機関に大容量転送ファイルを使用して提供した. 9 月 14 日には当部のウェブサイト上に,関東・東 北豪雨による東北管内の被災情報に特化した情報ペ ージを掲載し,地域の方々にわかりやすい情報提供 につとめた. 4. まとめ 当部では,管内で発生した今回の災害対応におい て,災害発生時から,東北地方整備局や宮城県が立 ち上げた災害対策本部会議に職員を派遣し,情報収 集及び地理空間情報の要望調査を実施した.また, 災害発生後に取得した地理空間情報については,被 災自治体等へ大容量転送ファイルを利用して速やか に提供した.関係機関との連絡や大容量転送ファイ ルの利用については,日頃の業務や訓練の経験を活 かし,迅速に対応することができた.今後とも災害 対応に必要な地理空間情報を迅速に提供できるよう, 関係機関との連携に努めていきたい. (公開日:平成28 年 3 月 31 日) 写真-1 大崎地区渋井川周辺の空中写真(9 月 12 日撮影) 図-3 渋井川の堤防決壊に伴う浸水範囲(9 月 12 日時点) 図-4 吉田川の溢水に伴う浸水範囲(9 月 12 日時点) 52 国土地理院時報 2016 No.128

参照

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