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大学通信教育におけるICT化が学費と教育サービスに与えた影響と変化

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大学通信教育におけるICT化が学費と教育サービスに与えた影響と変化

西村 直也

【要旨】 ICT技術の導入は多くの通信制大学に影響を与え、特色ある優れた教育サービ スが提供されるようになった。しかし、一方でそのようなサービスはコストに反映 され、大学毎の学費に大きな差をもたらすようになった。本研究の成果は通信制大 学におけるICT技術の導入が各大学にどのような影響と変化をもたらしたのか を、学費と教育サービスの面から明らかにし、大学毎の特色ある教育サービスが学 生募集に与える効果について検証した点にある。少子化と大学の乱立により “大学 冬の時代”を迎えた現在、偏差値や大学の威信ではなく、提供する“教育サービス” を武器に、学生募集を行う通信制大学の取り組みからは、大学の学生募集戦略を考 える上でのヒントが得られた。 キーワード:大学通信教育、ICT、学費、教育サービス、メディア授業 1. はじめに 1947 年、法政大学で初めての大学通信教育課程が開講して以来、1950 年に通信教育で学 位を発行できる正規の大学教育課程として、法政大学をはじめとする六大学が認可された。 2001 年の大学通信教育設置基準の改正では、面接授業(スクーリング)がないメディアを利 用した授業(以下、メディア授業という)のみでの学位取得が法律上可能となった。 文部科学統計要覧によると、1972 年 11 校であった通信制大学は 2013 年には 4 倍の 46 大学 に達している1)。ユニバーサル・アクセスの時代を迎え、誰もが自らの選択により、適切に学 べる機会が整備された現在、通信制大学への進学者は何を基準に大学を選択するのであろうか。 通常、高校生が通学課程の大学への進学を検討する場合、本人の学力と大学の「偏差値」 を基準に進路選択をするのが一般的である。しかし、大学院を除くほとんどの通信制大学は 入学試験がなく、偏差値のような指標は存在しない。つまり、通信制大学の進路決定要因は 通学課程とは異なる選択基準が存在していると考えられる。 元来、日本の大学通信教育は教育の機会均等の名の下、勤労学生に対して大学教育を開放 する目的に始まったが、近年では高等教育機関の卒業生や中退者を含む高等教育機関の経験 者が増加傾向にあり、鈴木が指摘するように現在の大学通信教育は、社会人の学び直しや再 教育の機会となっている2) 。したがって、通学課程の大学で学ぶ学生の多くが高校卒業後す ぐの 18 歳に対して、通信制で学ぶ学生の多くが既卒生(社会人学生)という棲み分けの構図

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が出来てきた。 株式会社 Js コーポレーションが進学を検討する社会人に行ったアンケート調査によると3) 進学先検討基準として最も比重が高かったのが「学費」であった。一般的に通学課程の大学 と比較して授業料の安いとされる通信制大学は、授業料の額も大学選択基準の一つではない だろうか。今回、筆者が全国の通信制大学を調査する中で、各大学の学費の額に大きな差が あることに気づいた。同じ通信制大学でありながら何故これほどまでに差があるのか。費用 対効果という言葉に表されるように市場の原理からすれば費用に見合った教育サービスが提 供されていると考えるのが消費者の心情であろう。そうだとすれば、通信制大学への進学者 の大学選択基準には、各大学が提供する教育サービスが大きく影響していると考えられる。 本研究は、全国の通信制大学の全てをサンプルに、教育のICT化4)が大学通信教育にど のように影響を与え、各大学の学費と教育サービスに変化をもたらしたのか、21 世紀に求め られる通信制大学の教育サービスとはどのようなものかについて論考するものである。 日本の大学通信教育を担う大学はすべて私立大学であり、組織を運営するためには学生を 集め利益を得なければならない。ユニバーサル・アクセスの時代を迎え、少子化と競合大学 の乱立により、通学・通信を問わず学生募集に困難をきたす現在、顧客である学生の行動に 影響を及ぼす、学生を集めることができる教育サービスの調査・研究は、現代の大学経営者 にとっても興味深いテーマであり、本研究の成果は大学が生き残るためのマーケティング戦 略としての“教育サービス”を考える上で、ヒントを与えてくれるものではないだろうか。 2. 先行研究の検討 何故大学へ進学するのか、教育の経済学の考え方の一つに、教育は個人に対しての投資と いう意味での「人的資本論」5)があげられる。つまり学費は進学者の投資という考え方である。 大学需要における研究においては、このような経済学の視点から、荒井6)、小塩7)、矢野8)が、 進学行動の決定要因について論じている。 通学課程の大学における学費の規程要因の研究では、丸山が大学の威信と授業料の関係性 は育英主義より市場主義に近い、すなわち威信の高い大学ほど授業料が高いこと9)を指摘し ている。私立大学の学費の決定要因に関する実証分析では、船橋が特に近隣大学の学費が最 も強く影響を及ぼし、初年度納付金の設定に市場原理が組み込まれている10)としている。つ まり通学課程の大学の授業料の規定要因には、大学の威信や近隣大学の影響など、市場原理 が最も働いているということである。 一方、大学通信教育における学費や教育サービスの研究は少なく、株式会社立大学を対象 に川崎が行なった研究では、財務分析の視点から大学経営を成り立たせるためには、社会的 ニーズやステークホルダーに受け入れられていることの指標の一つに「定員充足率」が有効 であると11)指摘している。この研究も踏まえ、本稿でも定員充足率を分析項目の一つと扱う 事とする。

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通信制大学の規模の規定要因については、田島が通信制大学の大学規模(学生数)に影響 している要因を明らかにしようと試みている12)。但し、肝心の大学毎の取組みや教育サービ スのあり方には踏み込んでいない。近年、通信制大学の教育方法が大きく変化している現状 を踏まえて検討するためには、大学の設立年度、教育の方法、それらを含めた大学毎の教育サー ビスとの関係性から比較検討する必要がある。本稿でも、集約したデータを用いて田島と同 様の重回帰分析を行なっているが、説明変数として用いたのは「学費」であり、この点が本 研究と異なる。同じく田島が情報技術を活用した遠隔地教育の経済性に関する考察13)を行っ ているが、一部の通信制大学のみを扱ったものであり、学費の違いと教育サービスの関係性 についての分析等は行なわれていない。一方、本研究は全国の通信制大学の資料を直接収集し、 設立年代別大学の特徴や、大学規模、大学毎の教育方法、教育サービスにも目を向け、通信 制大学の学費と教育サービスに着目した研究である点が先行研究と本研究との相違点である。 本研究は、大学が生き残るためのマーケティング戦略としての“教育サービス”を考える 上で、顧客である学生に対して満足度の高い、学生募集に効果のある教育サービスの傾向を 明らかにすることで、各大学が考える教育改善に資することを、その目的とする。 3. 調査の概要 本研究で用いたデータは、各大学の大学案内・募集要項、各大学法人のホームページ、文 部科学省ホームページ(学校基本調査14)、文部科学統計要覧・文部統計要覧1))から情報を 収集し、調査・分析を行った。データの処理方法はSPSSを用いて詳細な分析を行った。 大学通信教育における情報通信技術の活用に関する調査は 2012 年に文部科学省も実施して いるが15)、本研究はICT技術の活用が大学の学費や教育サービスへ、どのように影響する かを調べるための研究であることから、各大学の違いを比較検討する必要があるため、筆者 が独自に集めたデータを中心に用いることにした。 各大学の大学案内・募集要項は、2013 年 5 月時点のものであり、調査時点で学生募集を行っ ている通信制大学を対象とした。入学者数や在学生数のデータについては、原則 2012 年度実 績のデータを用いた。入学者データについては、多くの通信制大学が 4 月と 10 月に 2 回の入 試を行っていることから、2012 年度の 2 回分の入試を1年分の入学者数として扱い、特修生 や科目等履修生は除く正課生のみのデータを用いた。 各大学の入学数や在学生数、収容定員については、各大学法人のホームページ「情報公開 資料」、「事業報告書」からデータを収集した。大学によっては古い情報しか公開されておらず、 調べることが困難な場合は、当該大学に直接直に問い合わせをするなど、データに欠損のな いよう配慮した。全国に通信制大学は 46 大学開設されたが、内 3 大学が現在募集を停止して いるため、今回調査では現在募集を行っている 43 大学 63 学部 104 学科を対象とした。 調査内容は、(1)通信制大学の属性(学科数、学科名称、開設年度)、(2)入学定員(1 年次) (編入学)、(2)収容定員、(3)2012 年度入学者数(1 年次入学者)、(4)2012 年度在学生数(編 入学で入学した者の数を含む)、(5)学費(選考料、入学金、スクーリング費用、メディア授

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業費用、テキスト代、授業料、単位取得試験受験料、その他費用)、(6)スクーリング会場数、(7) 試験会場数、(8)授業の方法(面接授業、メディア授業、印刷教材等、放送授業)、(9)イン ターネットを利用した単位修得試験の有無、(10)その他、各大学の特徴的な授業の方法や独 自の教育サービスの 10 項目である。 4. 調査結果と考察 4-1 通信制大学の規模と授業の方法 大学通信教育は、大学以外に大学院・短期大学がある。大学数は学生にとっての学びの機 会を、学生数は学生のニーズを表すものと考えれば、通信制大学が我が国の高等教育機関と してどの程度の需要があるかが想像できる。平成 25 年度文部科学省「学校基本調査」による と、通学過程の大学は国・公・私立を合わせると 783 大学、学生数 2,876,134 名に対して通信 課程は 46 大学、学生数 215,595 名と通学課程に比べて学生数は一割弱しかなく、そのすべて が私立大学で占められているのが特徴である。 今回調査対象とした通信制大学には、学校法人以外に特区 832 により開設された株式会社 立大学が 2 つと放送大学学園立1つを含む、43 大学があり、内、37 大学が通学課程との併設 型である。 次に通信課程と通学課程の大学における授業の方法について整理し、理解しておきたい。 大学通信教育の学習方法には「大学通信教育設置基準」(文部科学省令)により、四つの方法 が規定されている。すなわち、①印刷教材等による授業、②メディアを利用して行う授業、 ③放送授業、④面接授業である。従来の通信制大学の授業方法の中心は印刷教材と面接授業 が中心であったが、教育のICT化により、放送授業に加え、非同期の「メディア授業」が 導入されることにより、一度も大学に足を運ぶことなく学位の取得が可能になった。 筆者の調査によると現在、メディア教材を利用しない印刷教材による授業を実施する大学 は 19 大学あり、メディア授業を実施している大学は 23 大学ある。内、単位修得試験がインター ネットで受験可能な大学は 19 大学である。 4-2 通信制大学の学費と大学設立年度の関係性 通信制大学の学費の比較は難しい。通常 4 年で卒業する学生が多い通学課程に比べ、通信 課程の場合、長期履修で卒業するケースが多く、授業料の設定も年間授業料の大学と、取得 単位数で計算する大学とがあり、さらに印刷教材を使った授業とメディア教材を活用した授 業、面接授業の日数にかかる費用や単位取得試験の費用、e ラーニングを使用する場合の別 途年間使用料など、各大学の費用設定に均一性がないため、次の条件で試算を試みた。 4 年間で卒業することを前提として、4 年間の学費の合計として試算。その場合の条件は、 (1)取得単位はその学科を卒業するのに必要な単位数(最低 124 単位以上)とする、(2)ス クーリング費用は受講料のみ(交通費・宿泊費等の費用は含まない)、(3)メディア授業の費 用は受講料のみ、パソコン購入費等は含まない、(4)科目修了試験費用が必要な場合はそれ

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を含める、(5)テキスト代をはじめ卒業に必要な費用はすべて含める、(6)資格取得に必要 な費用は除く、(7)メディア授業が選択できる場合は、活用した場合としなかった場合で試算。 大学毎で学費を比較する場合は、当該大学すべての学科の学費の平均値を用い、メディア授 業が選択性の場合も同様に平均値を用いた。 通信制大学の授業料等については、日本大学が 2005 年~ 2006 年に実施した調査16)による と、通信制大学の授業料等の平均値は 175,891 円(92 学科専攻等)であり、2012 年文部科学 省による「大学通信教育等における情報通信技術の活用に関する調査結果」15)によると、入 学金等(学科平均)で、日本大学調査 46,321 円(n= 81)に対して、2012 年の文部科学省 調査では 56,181 円(n= 100)であった。 今回、筆者が実施した調査によると、入学金を含めた各大学の 4 年間の学費は 329,000 円 から 4,440,000 円までと、実に 13.5 倍もの差があることがわかった。43 大学の学費の平均は 1,055,571 円であり、500,000 円~ 1,000,000 円の間に多くの大学が集中している。このような 学費の差は何に起因しているのであろうか。高学費といえば通学課程の場合、医学部が引き 合いに出されるが、医学部という特殊性(6 年間・高額な実習費)を無視して、人文系の大 学と比較してもこれほどの差はない。ましてや、経済・経営・教育・福祉といった社会人文 系の科目がほとんどの日本の通信制大学17)では驚くべき差である。 次に大学設立年度と学費の関係性に目を向けてみたい。開設年度別でみた場合(図表 1 参 照)、1970 年を境に学費が増加傾向にあり、2000 年以降に通信制大学全体の半数を超える 25 大学が開設されたことがわかる。言い換えれば、日本の通信制大学の半数以上がメディアを 利用して行う授業に関する法令が制定された 2001 年 3 月以降に実質的な教育サービスを提供 してきたことになる。 図表 1 開設年度別大学数と学費の平均値 0 200000 400000 600000 800000 1000000 1200000 1400000 0 5 10 15 20 25 30 1940ᐕઍ 1950ᐕઍ 1960ᐕઍ 1970ᐕઍ 1980ᐕઍ 1990ᐕઍ 2000ᐕએ㒠 ቇ⾌ᐔဋ୯ ⸳┙ ᄢቇ 㐿⸳ᐕᐲ ᄢቇᢙ ቇ⾌ᐔဋ

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4-3 メディア授業の実施と学費の関係性 印刷教材のみ活用して授業を行なった場合と、メディア教材を活用して授業を行なった場 合に分けて学費を算出したところ、印刷教材とメディア教材では、平均で学費に 343,894 円 の差があり(図表 2 参照)、メディア教材を活用した場合、学費が高額になる傾向がみられた。 図表 2 4 年間の学費 n= 最小 最大 平均 印刷教材利用 19 329,000 1,752,000 880,036 メディア教材利用 23 420,000 4,444,000 1,223,930 放送授業利用 1 1,063,894 1,063,894 1,063,894 大学全体 43 329,000 4,444,000 1,055,571 上述したように、メディア教材の利用は学費の規定要因との関係性が高いと考えられるた め、メディア授業が有の大学は 1 を、無しの大学には 0 のダミー変数を振り分けて、t検定 による分析を行った。尚、放送大学は放送授業を行う特殊な存在であることから、放送大学 を省いて統計的処理を行った。等分散性のための Levene 検定により、有意確立 p<.05 以上 の場合は等分散を仮定するとし、以下の場合は等分散を仮定しないとし、2 つの母平均の差 の検定の値を採用した。 図表 3 メディア教材利用の有無についての t 検定の結果 メディア 授業の有無 N 平均値 中央値 標準偏差 t検定の結果 入学定員 有 23 2232.39 800 2983.58 2.05 p=.051 無 19 899.47 600 827.05 H24 入学生数(1年次) 有 23 384.61 345 320.19 2.13 p<.05 無 19 183.47 88 283.39 入学定員に対する充足率 有 23 0.36 0.38 0.25 1.16 .n.s. 無 19 0.27 0.16 0.26 収容定員 有 23 9344.78 4000 11701.93 2.05 p=.051 無 19 4083.16 2940 3541.50 在学生数(編入含む) 有 23 3739.65 3135 3318.15 3.15 p<.05 無 19 1396.21 934 1196.52 収容定員充足率 有 23 0.63 0.47 0.50 1.73 p=.091 無 19 0.41 0.32 0.29 4 年間学費平均 有 23 1215777.54 905000 958737.81 1.56 .n.s. 無 19 880035.85 823000 348361.75 スクーリング会場数 有 23 6.09 4 5.99 1.05 .n.s. 無 19 4.26 3 5.03 試験会場数 有 23 16.04 9 17.18 0.79 .n.s. 無 19 11.95 6 16.09

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結果、最も大きな影響があったのは在学生数、次に入学生数、収容定員、入学定員が続き、 収容定員充足率、に有意差がみられた。メディア授業を実施する大学は入学生数及び在学生 数が増え、収容定員充足率が上がる傾向があることが示唆された。学費、入学定員に対する 充足率、スクーリング会場数、試験会場数には有意差はみられなかった。標準偏差でばらつ きが大きい点は、例えば入学定員を例に出すと大学毎で定員 50 ~ 9,000 名の差がある為であ り、そのため中央値も記載した。入学生数、収容定員、在学生数、4 年間学費平均についても、 大学毎で大きな差がみられた。 t検定の結果からは、メディア授業を実施する大学は入学生数及び在学生数などの学生数 に影響があることが示唆された。また、入学定員及び収容定員も多いことから、全体として 見れば、比較的規模の大きな大学がメディア授業を実施している様子がうかがえる。 4-4 通信制大学の規模と学費の関係性 図表 4 は、設置年代毎に大学の入学定員に違いがあるかを比較したクロス集計である。こ の図からは、1980 年までに開設された大学の入学定員は、最低 1,000 名以上であり、入学定 員 5,000 名以上の 5 大学を含め、大規模大学が軒を連ねていることがわかる。 しかし、放送大学設立以降の 1990 年代からは定員 2,000 名を超える大学は現れず、定員 1,000 名以下の大学が多数を占めるようになり、入学定員 200 ~ 999 名までの定員規模の大学が主 流になっている。創生期の通信制大学は大量の学生を受け入れてきたのに対して、近年では 入学定員の設定が小規模化してきていることがわかる。創生期の通信制大学は、希望する学 生の需要が多かったが、現在は以前ほどの需要がないため、定員規模を縮小せざるを得なかっ たのかといった疑問がのこる。近年の大学通信教育の教育サービスの変化はこのことにも起 因しているのであろうか。 図表 4 通信制の大学の設置年度別入学定員規模大学数 0 5 10 15 20 25 30 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年以降 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年以降 >200 0 0 0 0 0 1 5 201‐500 0 0 0 0 0 2 9 501‐1000 0 0 0 1 0 1 10 1001‐2000 0 1 3 0 0 1 1 2001‐5000 2 1 0 1 0 0 0 5001以上 3 0 0 0 1 0 0

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4-5 大学構成要素と学費の相関関係 次に学費の規定要因と教育サービスの関係性を探るうえで、学費以外にも大学を構成する 要素についてどのような相関があるかに目を向けてみた。今回も放送大学を省いて統計的処 理を行った。図表 5 は、「入学定員」、「入学生数」、「入学定員充足率」、「収容定員」、「在学生 数」「収容定員充足率」「通学制有無」、「誕生年度」、「4 年間学費平均」、「スクーリング会場数」、 「試験会場数」、「メディア有無」の 12 項目で相関係数を図った。 結果は、当然のことながら「入学定員」と「収容定員」、「入学生数」と「在学生数」に高 い正の相関がみられた。「誕生年度」では、「入学定員」、「収容定員」に、高い負の相関が見 られ、「入学生数」、「在学生数」にも負の相関が、「試験会場数」に負の相関がみられ、「学費」 にも低い相関が見られた。「メディア有無」では「在学生数」に正の相関が見られた。 このことから、入学生数と在学生数の関係は入学者を増やすことは在学生数の増加につな がることは当然ながら、先にも述べたように誕生年度の古い老舗の大学は「入学定員」、「収 容定員」ともに定員規模が高いため負の相関になったと考えられる。「入学定員充足率」につ いては設置年度が新しくなるほど高くなるようだ。「メディア有無」には、「入学生数」と「在 学生数」に弱い相関が見られた為、次に、この結果を踏まえて通信制の大学における学費の 構成要素について分析してみたい。 図表 5 大学構成要素の相関関係 入学 定員 H24 入学生数 (1年次) 対する充足率入学定員に 収容 定員 (編入含む)在学生数 対する充足率収容定員に 通学制有無 誕生 年度 学費平均4 年間 スクーリング会場数 会場数試験 メディア有無 入学定員 ― H24 入学生数 (1年次) .578** ― 入学定員に 対する充足率 -.385* ― 収容定員 .996** .573** -.383* ― 在学生数 (編入含む) .719** .744** .722** ― 収容定員充足率 .433** -.265 .264 ― 通学制有無 -.470** ― 誕生年度 -.774** -.474** .414** -.757** -.547** ― 4 年間学費平均 .547** -.433** .391* ― スクーリング 会場数 .342* .351* ― 試験会場数 .461** .501** .448** .679** -.493** -.310* .478** ― メディア有無 .320* .419** ― **. 相関係数は 1% 水準で有意 ( 両側 ) 。 *. 相関係数は 5% 水準で有意 ( 両側 ) 。

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入学生数と在学生数の関係は入学者を増やすことは在学生数の増加につながることは当然 ながら、メディア授業の有無と在学生数とはどのような関係があるのだろうか。次に、相関 関係の内容を踏まえて通信制大学における学費の構成要素について分析してみたい。 SPSSを用いて「学費」を従属変数とし、重回帰分析を行った結果。調整済みR 2 乗も 0.48 とすべての項目で有意な値を示した。最も有意かつ比較的高い値を示したのは「入学定員充 足率」、次に「H24 入学生数 1 年次」であつた。「収容定員充足率」と「メディア授業の有無」 も有意な値が示された(図表 6 参照)。 図表 6 「学費」を従属変数とした重回帰分析 独立変数 標準偏回帰係数(β)・(t値)P 値 入学定員充足率 .744 (5.80) .p<0.01 H24 入学生数1年次 -.403(-3.31).p<0.01 収容定員充足率 -.334(-2.62).p<0.013 メディア有無 .306 (2.51) .p<0.017 調整済み R2 乗 .482 この結果から、通信制の大学の学費の規定要因には「入学定員充足率」と「入学者数」が 最も有意に影響していることをはじめ、次の三つが考えられる。 一つは、入学定員充足率が高くなるほど「学費」は高くなるということである。さらに、 入学者数の少ない大学ほど、高い「学費」が必要になるということである。この傾向は、通 信制大学の規模と学費の関係性でも明らかにしたとおり、2000 年以降に設立された比較的定 員規模が小さい大学は、充足率は良いが学費が高額になるという傾向を示している。 二つ目に、収容定員充足率が低くなるほど「学費」は高くなるという傾向については、2000 年以降に設立された通信制大学は、入学定員に対して収容定員を高く設定している大学が多い ことが理由である。例えば 1947 年に設立された法政大学の入学定員は 9,000 名、収容定員は 入学定員の 4 倍の 36,000 名に対して、2003 年設立の早稲田大学は入学定員 400 名、収容定員 は入学定員の 6 倍の 2,400 名に設定されている。2000 年以降に設立された通信制大学の多くが 入学定員に対して在学生数を多めに設定している理由については、今後、更なる調査が必要で はあるが、今回の調査でわかった近年に設立された通信制大学の特徴の一つである。三つ目に、 メディア授業を実施した場合、大学の「学費」は高くなるという結果を得ることができた。 以上の三点から、学生募集力の高い、おそらくは学生に魅力のある教育サービスを提供で きる大学は入学定員が低く設定されており、高い「学費」でも内容さえよければ入学定員の 充足率が高くなるということである。さらには、それらの大学の多くは 2000 年以降に開設さ れた比較的定員規模の小さな大学が多く、それらの大学は 2000 年以前に誕生した大学に比べ て、入学定員の割に収容定員を大きめに設定されているが、当初の目論見通りには定員は充 足していないこと、また、メディア授業の実施する大学の学費は高くなるという事がわかった。 このように、学費の違いを決定づける要因については、大学ごとで共通した一つの法則は

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弱く、その違いの要因をリニアに説明することは難しい。組み合わせによって、いくつかの タイプにわけて議論する必要があるだろう。 5. 通信制大学における「学費」と「教育サービス」 ここまでは、大学の構成要素をはじめとするハード面から各種分析を行ってきた。次に、 各大学のソフト面、いわば特徴的な教育サービスについて、学費別に分類したうえで各大学 の事例を紹介し、比較検討を加えてみたい。 調査を実施する過程で筆者が気づいたのは、大学毎で学びの方法が大きく異なる点である。 比較的、学費が高いほうに分類される株式会社立の大学に多く見られるのが、「いつでも、ど こでも、だれでも、ipad や、スマートフォンを使って学べる」といった手軽さを売りにして 入る点と、学びやすさ(ホームページでのデザインの工夫や授業時間の配分)を追求してい る点が特徴として見受けられた。さら、これらの大学に共通している点は、面接授業(スクー リング)がないということを、メリットとして大きく打ち出している点である。 一方で、学費が低いほうに分類される大学は、母体である通学課程を併設している点が挙げ られる。これらの大学は母体である大学のスケールメリット(図書館の利用など)打ち出して おり、比較的多くの大学がスクーリングを重視している傾向が見られる。いわば昔からある通 信制大学の教育方法を踏襲しており、2 年次・3 年次編入が可能であることが特徴である。 5-1 低学費の通信制大学に見られる教育サービスの特徴 学費の低い大学にみられる特徴としては、印刷教材を主に使用する大学が比較的多くみら れるということである。一例をあげると、低学費の大学の中には、1950 年に法的に認可され た老舗の六大学(中央、慶応義塾、法政、日本、日本女子、玉川)が入っている。これらの 大学にはいくつかの共通点が見られる。 第一に、これらの歴史ある大学の4年間の授業料は、いずれも 4 年間で 80 万円以下である。 第二に、印刷教材を使った授業を必ずおこなっており、スクーリング授業を必須としている 点である。第三に、社会人学生に有利なように、昼間・夏期・夜間・東京・地方スクーリン グが実施されており、日本女子にいたっては、スクーリングに参加した学生のための学内保 育所「さくらナースリー」まで完備している。慶応義塾のホームページによると、社会人と しての学びなおしの機会として通信教育が位置づけられているのが特徴である。 これらの大学に共通していることは、eラーニングやメディア授業は導入されているが、 あまり積極的に導入をしているとはいえず、基本的には従来型の印刷教材を使った学習とス クーリングによる学修の流れを汲んでいるようにも見られる。 5-2 平均的な学費の通信制大学に見られる教育サービスの特徴 筆者が調べた 43 大学の 4 年間の学費の平均額は 1,055,571 円であるが、ちょうどその中間 層に位置する大学で、印刷教材とメディア授業を行う大学(日本福祉大学)と、スクーリン

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グなしのメディア授業のみで学べる大学(八洲学園大学)を紹介したい。 日本福祉大学の特徴は、先に述べた歴史ある六大学とは対照的に、学びの内容が多彩であ る。授業の方法として「テキスト学習」、「テキスト・オンデマンド学習」、「オンデマンド学習」、 「スクーリング学習」の四つが用意されており、インターネットを多用し、添削課題は選択式 の問題が出題されている。資格科目以外は原則レポートがないなど、歴史ある六大学に比べ ると学びやすくなっており、福祉の多彩な資格の取れる点も強みである。オンデマンド学習 の教材はすべて同じレイアウトで作られており、レポートの添削がない事も考えれば人件費 と教材費の面でコストを抑える工夫が見られる。 八洲学園大学は平均的な学費の大学の中で唯一通信制のみを設置する大学である。八洲学園 大学の授業の方法は二つ用意されており、一つは「スクーリング履修」として、インターネッ トによる双方向ライブ授業(メディアスクーリング)を実施している点であり、学生は授業中 チャット機能を使い教員に直接質問をすることができるのが特徴である。ライブ授業は講義型 のため、ウェブ教材作成のためのインストラクショナル・デザイナーが不要のためコストを低 く抑える事も可能である。スクーリング履修では一度も登校せずに、卒業に必要な 30 単位以 上が修得可能である。二つ目に、「テキスト履修」があり、教科書による自学自習を行う通信 授業だが、インターネットを利用して質問することもできる。 平均的な学費の大学は、大きく二つのタイプに分けられる。一つは、メディア授業を取り 入れながらも、基本部分は印刷教材を用いた昔ながらの通信制大学のあり方を踏襲している 大学。もう一つは、インターネットを積極的に活用した教育サービスを提供しようとしてい る大学である。 5-3 高学費の通信制大学に見られる特徴 高学費の大学に見られる特徴は、インターネットを使ったメディア授業に低学費の大学に 見られないほどのコストをかけている点である。なかでも 43 大学中最も高学費である早稲田 大学はインターネットを使ったeラーニング授業においては、二つのタイプ「教材型」、「講 義型」を効果的に使い分けており、従来の自学自習といった通信教育とは異なり、一クラス 30 名のクラス制で授業展開がなされる為、コスト面から見ても運用面(教員と教育コーチの 人件費)からみても、たいへんなコストがかかっており、高い学費であることがうなずける 内容であった。 早稲田に次いで高学費のサイバー大学とビジネス・ブレークスルー大学は、近年誕生した 株式会社立である。この2つの大学はインストラクショナル・デザインによるメディア授業 の教材に力を入れており、学生が「いつでもどこでも学べる」環境づくりに、コストがかけ られていることがわかる。特にサイバー大学のメディア教材は、他の大学にみられないほど の完成度の高さを誇っている。但し、一度作ってしまえば汎用的に使えるため、収益率の点 から言えば合理的なやり方であるともいえよう。 ビジネス・ブレークスルー大学は、教授の多くが、実務経験豊かな企業の第一線のリーダー

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であり、日々変化するビジネスの現場に対応するため、専門の授業については常に見直しが 図られている点が特徴である。そのため、教材の手直しも含め授業そのものに高いコストが 発生していることが予想できる。但し、通信教育のメリットでもある、パートタイムの教員 を多用できる点はある。このように、高学費の大学に見られる特徴は、一部の特殊な大学を 除いては、eラーニング等の最新の技術を多彩に使って、従来の通信教育のありかたそのも のを見直し、“顧客”である学生が学びやすい、または、教育効果の高いと思われる方法に力 を入れている。 6. 結 論 本研究の成果は以下のようにまとめられる。 (1)大学毎の学費の違いは、大学設立年度とメディア授業の実施が影響しており、2000 年 以降誕生した大学は、いずれも学費が高額になる傾向が見られ、メディア授業を行なっ た場合、印刷教材のみの授業に比べ学費が高額になることがわかった。 (2)メディア授業を導入する大学は入学生数及び在学生数などの学生数に影響があること が示唆され、入学定員及び収容定員も多いことから、全体として見れば、比較的規模の 大きな大学がメディア授業を導入しているという結果が得られた。 (3)通信制大学の規模と学費の関係については、1990 年以降に設立された大学は、入学定 員 1,000 名以下の大学が多数を占めており、大学構成要素の相関関係からは、定員規模 が大きい大学は学生数も多く、学費も低いという傾向が見られた。メディア授業を実施 した場合、学費が高くなるが、在学生数と入学生数が増える傾向がみられた。 (4)通信制大学の学費の規定要因には「入学定員充足率」と「入学者数」が最も有意に影 響しており、学生募集力の高い、学生に魅力のある教育サービスを提供できる大学は入 学定員が低く設定されており、高い「学費」でも内容さえよければ入学定員の充足率が 高くなるということである。2000 年以降に開設された大学にこの特徴が多く見られ、そ れ以前の大学に比べて入学定員に対して収容定員が高めに設定されているため、定員充 足率としてみた場合、充足率が低いことや、メディア授業を実施する大学の学費は高く なるという事がわかった。 (5)各大学の教育サービスについて、上述してきた分析と重ねあわせて調査・検証したと ころ、教育のICT化、いわゆるメディア教材と e ラーニングをはじめとするインター ネットの活用が、各大学の教育サービスの特色に密接に関係しており、2000 年以降に設 立された通信制大学の多くがこの技術を積極的に活用していることがわかった。   近年設立された通信制大学の多くは、従来の通信教育のように大量の印刷教材を一方 的に送り付け、受講者の自学自習のみに頼ってきた創成期のマスプロ型教育ではなく、 ICT技術を活用し、少人数の学生に対して、きめ細かい教育サービスを提供し、一人 ひとりの学生の「個」に視点をおいた教育方法に目を向ける、新たなる大学通信教育の ビジネスモデルを生みだそうとする傾向が見られた。

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本研究の意義は、大学通信教育の学費と教育サービスの関係性をマーケティングの視点か ら分析することであり、教育のICT化の影響が大学通信教育をどのように変化させてきた かを明らかにすることであったが、翻って考えれば、そのような教育サービスの変化は、学 生募集に向けて大学の魅力づくりのための教育改革としての一面も垣間見ることができた。 ICT技術の活用は一度も大学に足を運ぶことなく、大学を卒業できるというメリットが あり、尚且つ通信教育の課題であった自学自習に頼ったマスプロ教育から、学習者の「個」 に目を向けた、きめ細かいサポートや効果的な教育サービスの提供を可能にした。しかし、 一方で対面授業にこだわる印刷教材を使う大学が多いのも事実であり、どちらを選ぶかは、 学ぶ側の選択肢に委ねられているといえよう。但し、メディア教材をはじめインターネット を多用した効果的な教育サービスを受けるには金がかかる。そのため、ユニバーサル・アク セスの現代であろうと、高額な学費を用意できる学生だけがその恩恵を受けられるといった 不公平さがあることも事実であり、大学通信教育の今後の課題であるといえよう。 これからの通信制大学は、ステークホルダーに選ばれるための教育サービスの工夫と、学 生に学びやすい環境(適正な学費や奨学金制度)を準備する必要がある。さらには、学生に 能動的に学ばせるための装置(教育システム)の開発が必要となる。学費と教育サービスの 面から見た通信制大学の特徴はさまざまであり、我が国の通信制大学がICT化をどのよう にすすめていけばいいのかも手本はない。これからの通信制大学には、自大学のもつ機能を 最大限に活かした教育的努力が求められる。 一方で、本研究の限界は三つあり、一つは、学科や分野毎での比較が必要であり、大学に よっては公表されていないデータもあるが、可能であればより詳細な分類を行うことで本研 究の成果をより発展させることができること。二つ目に、学生募集にも影響を与える大学構 成要素の調査については、更なる詳細なデータ収集と調査・分析が必要であること。三つ目に、 実際の通信制大学で学ぶ学生に対してのインタビュー及びアンケート調査による実地調査に よる分析の裏付けが必要なことである。 今後は、ここで得られた成果を一つの理論として、さらなる調査・分析を繰り返し、大学 通信教育についての調査・研究をすすめていきたい。 1)文部科学省,2013,『文部科学統計要覧・文部統計要覧』  (http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/002/002b/koumoku.html) 2)鈴木克夫,2010,『遠隔高等教育研究< 1998 ~ 2010 >』. 3)Js コーポレーション,2009,『高校生白書-社会人・大学生・高校生-緊急アンケート』  Js コーポレーション.

4) Information and Communication(s) Technology、従来の大学通信教育における教育方法は、印刷教材 と面接授業を中心とするものであったが、ICT化により、放送授業に加え非同期のメディア授業が 導入され、一度も大学に足を運ぶことなく学位の取得が可能になった。

5) Gary S. Becker, 1975, Human Capital: A Theoretical and Empirical Analysis, with Special

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心とした理論的・経験的分析』東洋経済新報社 .) 6)荒井一博,1995,『教育の経済学 大学進学行動の分析』有斐閣. 7)小塩隆志,2003,『教育を経済学で考える』日本評論社. 8)矢野眞和,1984,『大学進学需要関数の計測と教育政策』教育社会学研究第 39 集. 9)丸山文裕,1991,『私立大学授業料の規定要因分析』広島大学 大学教育研究センター大学論集. 10)船橋伸一,2006,『私立大学学費の決定要因に関する実証分析』 11) 川崎成一,2011,『日本における株式会社立大学の分析ー財務分析の視点からー』大学経営政策研究 第1号. 12)田島貴裕,2011,『通信制大学における大学規模の規定要因』日本工学会論文誌. 13)田島貴裕,2013,『遠隔高等教育の需要研究に関する動向と課題-』日本通信教育学会研究論集. 14)文部科学省,2013,『学校基本調査』  (http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm) 15) 文部科学省,2012,『大学通信教育等における情報通信技術の活用に関する調査結果』  (http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/053/gijiroku/1329790.htm) 16) 日本大学,2007,『今後の「大学像」の在り方に関する調査研究-メディアを利用して行う授業・通 信教育の在り方-』(平成 17・18 年度文部科学省「先導的大学改革推進委託」調査研究報告書). 17) 青木久美子,2008,「国内大学の通信制課程におけるICT活用状況調査報告書」独立行政法人メディ ア教育開発センター.

参照

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