Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College,
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Title
№28:東京歯科大学水道橋病院口腔ケア外来における
患者動向と取り組み
Author(s)
朝隈, 尚子; 大出, 美幸; 井上, 千秋; 谷津, 智美; 上
島, 文江; 山下, 秀一郎
Journal
歯科学報, 117(5): 424-424
URL
http://hdl.handle.net/10130/4388
Right
Description
424 学 会 講 演 抄 録
№28:東京歯科大学水道橋病院口腔ケア外来における患者動向と取り組み
朝隈尚子1)
,大出美幸1)
,井上千秋1)
,谷津智美1)
,上島文江1)
,山下秀一郎1)2)
1) 2)
(東歯大・水病・歯衛)(東歯大・パーシャルデンチャー補綴)
目的:東京歯科大学水道橋病院口腔ケア外来は平成
27年4月1日より始動した。現在,口腔ケア外来専
任の歯科衛生士に加えて,保存科と補綴科配属の歯
科衛生士が随時参加し,各科のニーズに合わせた口
腔ケアを担当制で行っている。今回は平成27年度の
口腔ケア外来に依頼された患者の動向を調査し,当
外来の現状の把握と今後の取り組みについて検討す
ることを目的とした。
方法:平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
の1年間に,口腔ケア外来に依頼があった新患485
人を対象とし,年齢,性別,依頼科,依頼内容など
を 調 査 し た。ま た 口 腔 衛 生 指 導(以 下 TBI)を
行った263人のオレリーのプラークコントロールレ
コード(以下 PCR 値)の推移について集計を行っ
た。統計解析はウィルコクソンの符号付順位和検定
を用いた。
結果:当外来へは,男性194人,女性291人,年齢10
才から91才の新患依頼があり,補綴科・保存科・矯
正歯科の順で依頼件数が多かった。依頼内容は,歯
周基本治療が377人(77.7%),自費メンテナンスが
81人(16.7%),矯正歯科患者の TBI や口腔ケアが
14人(2.9%),サポーティブペリオドンタルセラ
ピーが13人(2.7%)であった。平均指導回数は3.8
回であった。PCR 値の推移については,開始時は
平均51.8%であったが,終了時には33.6%と改善傾
向にあり,両者の間に有意差を認めた。
考察:口腔内環境を良好に維持していくためには,
患者自身が正しいブラッシングの技術を身につけて
セルフケアをきちんと行っていくことと,歯科衛生
士による定期的なプロフェッショナルケアの両者が
必要である。TBI の開始と終了時の比較では PCR
値の減少があり,有意差が認められた。これは担当
衛生士が時間をかけ,1人1人にあったブラッシン
グやケアの方法を考え提案したことで,ようやく患
者自身で習得することが可能になったと考えた。し
かし,PCR 値の目標と言われている20%以下では
なかった。これは,中高年齢層の受診が多く,今ま
で行っていたブラッシング方法や生活習慣を変え,
目標値まで下げることは1年間の短時間では難しい
と考える。しかし TBI の回数を増やし,正しい習
慣が身に付くよう継続して取り組んでいくことで,
可能性があると考えた。今後は様々な診療科からの
ニーズに応えられるよう研鑽を積んでいくことが,
口腔ケア外来に携わる歯科衛生士の務めであると考
えた。
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