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(仮称)枚方市保育ビジョン(素案) (ファイル名:16853.pdf サイズ:563.79KB)

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平 成 2 1 年 3 月

枚方市福祉部子育て支援室

(2)

目 次 1 保育ビジョンの枠組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (1) ビジョン策定の背景 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 (2) ビジョン策定の目的 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 (3) ビジョンの期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 (4) 保育ビジョンと幼児教育ビジョン、枚方市新子ども育成計画 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2 (5) エリアの考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 保育をとりまく現況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (1) 就学前児童数の推移と保育需要の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (2) 市内就学前児童数の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 (3) エリア別市内保育所の配置と定員等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 (4) エリア別の人口推計と乳幼児(0~4歳)の推計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3 市の財政状況及び児童福祉費・保育所費の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (1) 市の財政状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (2) 扶助費・児童福祉費・保育所費の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (3) 保育所経費と民営化効果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (4) 本市保育料の水準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 4 保育サービスの課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ 仕事と子育ての両立支援と多様な保育サービスの充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ 地域子育て支援の拠点としての保育所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ 保育環境の整備(施設等の改善) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ 保育の質の向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ 保育所と小学校等との連携強化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ○ サ ー ビス 推 進 の ため の 方 策 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 0 5 保育サービス推進の方向性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (1) 仕事と子育ての両立支援(待機児童ゼロの推進) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (2) 多様な保育サービスの充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 (3) 地域子育て支援拠点としての保育所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 (4) 病児保育(医療機関併設型)の地域展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (5) 障害児保育の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 (6) 児童虐待の防止と早期発見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 (7) 保育環境の整備(公私立保育所の施設改修) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 (8) 保育の質の向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 (9) 地域における保育所と小学校等の連携 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 6 サービス推進のための方策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 (1)公私立保育所(園)の役割分担の方向性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 (2)公立保育所の民営化と統廃合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 (3)保育料の改定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

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pg. 1 1 保育ビジョンの枠組み (1) ビジョン策定の背景 ■子どもや子育て家庭をとりまく状況 近年、子どもや子育て家庭をとりまく状況には、依然として課題や問題点が多くあります。家 庭や地域において人や自然とかかわる経験が少なくなったり、子どもにふさわしい生活時間や生 活リズムがつくれないことなど子どもの生活が変化する一方で、不安や悩みを抱える保護者が増 加し、養育力の低下や児童虐待の増加が指摘されています。 ■新保育指針の施行 乳幼児期は、子どもが生涯にわたる人間形成の基礎を培う極めて重要な時期であり、平成 18 年改正の教育基本法でも、義務教育の基礎を培う幼児期の教育の振興が盛り込まれています。少 子化が進み、家庭や地域の子育て力の低下が指摘される中で、保育所における質の高い養護と教 育の機能が強く求められています。政府はこうした状況を受けて、平成 20 年 3 月、8 年ぶり に保育所保育指針を改定し、平成21年 4 月から施行されます。 新保育指針は、指針を大綱化し大臣告示として法的規範性を有する最低基準と位置づけるとと もに、特に、保育の取り組みの構造の明確化、保育の内容や方法の改善、保育所の機能の強化な どによって保育の質の向上を図ることなどを主な中身としています。 ■本市における保育の状況 一方、本市では、少子化が進む中でも、女性の社会進出や家族形態の多様化などによって保育 所に入所を希望する児童数は増加を続けています。平成 20 年度、本市の公私立保育所(園)では 定員を超える弾力運用(定員に対する上乗せ)を行っていますが、年度途中には待機児が発生す る状況となっています。 ■厳しい財政状況 これまで、回復基調にあった本市の財政状況は、平成 20 年度に発生した世界的な金融危機が 景気後退や雇用不安を引き起こし、大幅な税収減をもたらす恐れが濃厚になってきたことにより、 再び厳しい状況に転じています。本市における保育の状況や新保育指針の施行などから保育ニー ズは質量ともに増大することが予測されますが、現行のサービスを維持することが困難になるこ とも懸念されます。 (2)ビジョン策定の目的 子どもや子育て家庭、本市の保育をめぐる状況、新保育指針の施行などを背景に、増大・多様 化する保育ニーズに応えられる質の高い保育、子育て支援・子ども支援のサービスの提供を図る ことを目的に、公私協調によるサービス提供、効率的効果的な保育所の再配置、公立保育所の民 営化などについて基本的な方向性や将来像を明らかにします。 (3)ビジョンの期間 平成21年度から平成25年度までの5年間とします。

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pg. 2 (4)保育ビジョンと幼児教育ビジョン、枚方市新子ども育成計画 次世代育成支援対策推進法に規定する市町村行動計画として、本市は平成 17 年 4 月に「新 子ども育成計画」を策定しました。同計画は、平成 17 年度~26 年度までの10年を計画期間、 17 年度~21 年度を前期計画、22 年度~26 年度を後期計画と位置づけています。今後、前期 計画の進捗等の検証とアンケート調査等を行い、必要な見直しを行う予定です。 保育ビジョンは、喫緊の課題を解決するために策定し、並行して本市教育委員会が検討してい る「幼児教育ビジョン」をあわせて、「子どもに関する総合的な基本指針」とし、これを新子ど も育成計画後期計画に反映して、総合的かつ具体的な施策の体系を構築する方針です。 <図1 保育ビジョンと新子ども育成計画> (5)エリアの考え方 地域子育て支援を含む保育サービス、子育て・子ども支援サービスを効率的効果的に提供する ためには、地域バランスを考慮しなければなりません。本ビジョンでは、市域を、<図 2>のよ うに4つのエリアに分けて現状分析や各種施策の検討を進めます。なお、保育サービス等の実際 の利用をこのエリアに制限するものではありません。

保育ビジョン

幼児教育ビジョ

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pg. 3 <図 2 エリア別市内保育所(園)の数・定員等(平成 20 年 4 月 1 日現在)>

①・ 北部:12 か所(定員 1361 人)

9校区 (小学校区) 樟葉北・樟葉・樟葉南・樟葉西 船橋・牧野・殿山第二・平野 招提 公立保育所 私立保育所(園) 北牧野(90) 楠葉野(90) 阪(140) 宇山光の子(120) くずはあけぼの(120) くずは光の子(150) 招提(120)・樋之上(150) 船橋(120) ・牧野(120) 第二徳風(120) ハレルヤ(21) 3か所(320) 9 か所(1041)

②中部:14 か所(定員 1321 人)

13 校区 (小学校区) 交北・山田・山田東・小倉 西牧野・殿山第一・磯島 高陵・中宮北・明倫・中宮 桜丘北・桜丘 公立保育所 私立保育所(園) 小倉(90) 禁野(90) 桜丘北(90) 中宮(90)・渚(90) 渚西(90) 宮之阪(90) 山田(90) 青桐(170) 天の川(140) ギンガ(120) 枚方たんぽぽ(60) 村野(90) つくし(21) 8か所(720) 6か所(601)

③南部:17か所(定員 1716 人)

14 校区 (小学校区) 枚方第二・枚方・伊加賀・さだ西 山之上・五常・開成・香里・香陽 川越・春日・東香里・さだ・さだ東 公立保育所 私立保育所(園) 香 里 団 地 (150) さだ(60) 藤田川(90) 走谷(90) 枚方(120) 香里ケ丘(120) 香里ケ丘愛児園(45) 香里敬愛(90)・川越(90) 光善寺(180)・常称寺(120) 親愛(90)・鷹塚山(60) 中振敬愛(120) 茄子作(120) 三矢ゆりかご(150) 愛和(21) 5 か所(510) 12 か所(1206)

④東部:12 か所(定員 1155 人)

9校区 (小学校区) 西長尾・菅原・田口山・藤阪 菅原東・津田南・氷室・津田 長尾 公立保育所 私立保育所(園) 菅原(60) 第2長尾(90) 第2光の峰(60) 津田(120)・徳風(150) 長尾(150) ・光の峰(90) 氷室(90)・マツガ(90) まりも(90)・明善(120) 明善第弐(45) 1 か所(60) 11 か所(1095)

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pg. 4 2 保育をとりまく現況 (1) 就学前児童数の推移と保育需要の増加 本市の就学前児童数は、平成 17 年度から減少傾向が明らかなものの、保育所の需要(人数) は増加を続けています。この傾向がいつまで続くか予測は困難ですが、少なくとも本ビジョンの 終期である平成 24 年度末までは、就学前児童の減少と保育ニーズの増加が同時に進行すると考 えられます。特に、市南部エリア、市東部エリアで、保育所定数の不足が危惧されます。更に平 成20年度後半から保育所入所希望が急増しています。 一方、長期的にみると、少子化による保育需要減少の可能性もあることから、慎重に見極めて いくことが必要です。 <図 3 就学前児童数の推移と保育所の需要(平成20年4月1日現在)> (2) 市内就学前児童の状況(公私立保育所(園)、幼稚園、在宅) 平成 20 年 5 月 1 日現在の保育所(園)、幼稚園、在宅の状況では、保育所(園)27.8%、 幼稚園 30.7%、在宅 41.54%となっています。年齢別にみると、0 歳児から 2 歳児では、保 育所(園)22.6%、幼稚園 0%、在宅 77.4%。3 歳児から 5 歳児では、保育所(園)32.7%、 幼稚園 59.6%、在宅 7.7%となっており、このうち 5 歳児では、保育所 32.5%、幼稚園 65.5%、 在宅 2.0%となっています。経年変化でみると、幼稚園は減少、保育所(園)は増加の傾向で、 在宅はおおむね横ばいとなっています。 21000 21500 22000 22500 23000 23500 24000 24500 15 16 17 18 19 20 5600 5700 5800 5900 6000 6100 6200 15 16 17 18 19 20 (年度) (人) (年度) (人)

■就学前児童数の推移

■保育所の需要人数

※需要人数:認可保育所入所数+待機児童数(旧定義)

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pg. 5 <表1 保育所(園)、幼稚園、在宅の割合(平成20年5月1日現在)> 保育所(園) 幼稚園 在宅 合計(就学前) 0~2 歳児 人数 2,472 0 8,443 10,915 割合 22.6% 0.0% 77.4% 100.0% 3~5 歳児 人数 3,787 6,912 899 11,598 割合 32.7% 59.6% 7.7% 100.0% 合 計 人数 6,259 6,912 9,342 22,513 割合 27.8% 30.7% 41.5% 100.0% 保育所(園) 幼稚園 在宅 合計(就学前) 5 歳児のみ (再 掲) 人数 1,289 2,600 79 3,968 割合 32.5% 65.5% 2.0% 100.0% *住民基本台帳による人口で、学齢区分にしたがった満年齢による。 *保育所(園)人数には簡易保育所入所人数を含む。 <表 2 保育所(園)、幼稚園、在宅の割合の推移(各年度5月1日現在)> 保育所(園) 幼稚園 在宅 合計(就学前) 平成 16 年度 人数 5,973 ― ― 24,229 割合 24.7% ― ― 100.0% 平成 17 年度 人数 6,025 ― ― 23,497 割合 25.6% ― ― 100.0% 平成 18 年度 人数 6,044 7,359 9,676 23,079 割合 26.2% 31.9% 41.9% 100.0% 平成 19 年度 人数 6,194 7,095 9,440 22,729 割合 27.3% 31.2% 41.5% 100.0% 平成 20 年度 (再掲) 人数 6,259 6,912 9,342 22,513 割合 27.8% 30.7% 41.5% 100.0% (3) エリア別市内保育所の配置と定員等 平成 20 年 4 月 1 日現在の、エリア別の保育所(園)の配置状況等は P.3<図 2>次のとお りです。中部エリアに公立保育所(園)が集中し、逆に東部エリアには 1 か所のみであることが特 徴的です。

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pg. 6 <表3 エリア別就学前児童数の状況(平成 20 年 4 月 1 日現在)> 地域 就学前児童数 保育所数 (か所) 定員 入所 児童数 入所率 (%) 待機児童数 総数 0 歳児 公立 民間 旧定義 新定義 北部 4,590 735 3 9 1,361 1,431 105.1 0 0 中部 4,628 787 8 6 1,321 1,446 109.5 12 0 南部 7,627 1,234 5 12 1,716 1,916 111.7 24 0 東部 5,596 805 1 11 1,155 1,298 112.4 8 0 計 22,441 3,561 17 38 5,553 6,091 109.7 44 0 (4)エリア別の人口推計と乳幼児(0~4歳)の推計 日本全体や大阪府、近隣市はすでに人口が減少しています。本市では平成 24 年までは微増す ると予測されていますが、長期的には減少局面を迎えることは確実です。本市の人口をエリア別 にみると、北部・中部では減少傾向が始まっています。南部においては 24 年までは増加傾向が 続くものの、その後、減少していくと予測されます。東部においては、24 年度に向けて微増が 続き、その後緩やかに減少していきます。 0~4歳児の人口推計は、平成 19 年に1万 8396 人あったものが、平成 29 年には1万 4209 人と、10年間で約 22.8%減少する予測となっています。 <表4 エリア別人口推計> 北部エリア 中部エリア 南部エリア 東部エリア 合計 平成19年 92,690 (3,867) 94,596 (3,834) 124,656 (6,148) 92,165 (4,547) 404,107 (18,396) 平成24年 93,394 (3,441) 95,060 (3,449) 127,947 (5,313) 93,909 (3,990) 410,310 (16,193) 平成29年 91,863 (3,022) 93,294 (3,051) 126,478 (4,572) 93,548 (3,564) 405,183 (14,209) 平成34年 89,203 (2,705) 90,399 (2,732) 123,580 (4,147) 92,230 (3,376) 395,412 (12,960) ※ 上段が全人口、下段( )は、0~4 歳児

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pg. 7 3 市の財政状況及び児童福祉費・保育所費の状況 (1)市の財政状況 平成 19 年度の一般会計決算は、実質収支で 6 年連続の黒字を計上し、8つの特別会計を合 わせた実質収支総額でも、前年度に続き黒字を計上することができました。また、今年度から公 表が義務づけられた4つの健全化判断比率(*1)も、早期健全化基準を下回ることができました。 しかし、単年度収支は平成 11 年度以来、8 年ぶりに赤字となり、また、経常収支比率(*2) も 93.2%と前年度から 3.6 ポイント悪化するなど、本市の財政状況は、これまでの回復基調か ら再び厳しい状況へと変化してきています。 さらに、米国のサブプライムローン問題をきっかけに、昨年 9 月以降、世界的な規模で金融 危機、大幅な景気後退が起こりました。このことが、輸出需要に支えられてきた日本の景気や雇 用、税収にもきわめて大きな影を落としてきています。 本市でも、平成 20 年度の法人市民税が、19 年度を大きく下回る見込みとなるなど、現実に 深刻な影響が出始めています。また、平成 21 年度は、一段の市税収入の減少が見込まれるなど、 今後の財政状況は一段と厳しさを増すと予測されます。 (*1) 平成 19 年 6 月、地方公共団体の財政の健全化に関する法律が施行されたことにより、 地方公共団体が監査委員の審査に付した上で、議会に報告するとともに、住民に対し公表す ることが義務づけられた、4つの財政指標(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費 比率及び将来負担比率)のこと。 (*2) 経常収支比率とは、毎年収入されるお金で、自由に使えるもの(経常一般財源)のうち、 経常的支出(人件費・扶助費・公債費などの毎年必ず支出しなければならない経費)に使わ れているお金の割合です。この数値が高いほど財政構造が硬直化していると言われています。 (2) 扶助費、児童福祉費、保育所費の推移 ■ 扶助費の動向 扶助費は、平成元年度以降、介護保険制度が創設された平成12年度を除き、毎年増加 し続けています。平成19年度の市の歳出総額(普通会計)は7億4700万円減少して いますが、扶助費は前年度と比較して 5.1%、11億4500万円増の234億円となっ ています。児童福祉費についても子育て支援施策の拡充や児童手当や特例給付費の引き上 げ等の影響もあって、増加が続いています。 ■ 保育所費の動向 児童福祉費で一番大きな割合を占めるのは保育所の運営経費等である保育所費で、平成 19 年度決算では、児童福祉費全体の 56%を占め、約 80 億円を計上しています。今後の 財政の見込みがきわめて厳しいなかで、このままでは、必要な保育サービスの質・量にわた る充実はもちろん、現行のサービス水準の維持も困難になる恐れが十分にあります。

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pg. 8 <表5 平成 15 年度から 19 年度までの児童福祉費の内訳<一般会計> 年度 児童福祉費 ① 児 童 福 祉 総務費 ②保育所費 ③母子・父 子福祉費 ④ 家 庭 児 童 相 談 室 費 ⑤施設費 ⑥医療助成 費 15 年度 12,164,948 3,258,289 7,805,303 3,461 3,148 369,950 724,798 16 年度 12,923,919 3,892,986 7,947,002 5,497 3,185 367,656 707,593 17 年度 13,332,936 4,094,295 8,142,394 8,721 6,435 351,945 729,146 18 年度 13,845,812 4,677,025 8,072,955 8,711 6,527 340,458 740,137 19 年度 14,441,106 5,187,716 8,026,398 9,753 4,478 323,523 889,238 ① 児童福祉総務費:児童手当、児童扶養手当、地域子育て支援等に要する経費②保育所費:公立保育所 の管理運営や私立保育所(園)・病児保育等に要する経費③母子・父子福祉費:母子・父子家庭の福祉増 進、ファミリーサポートセンター事業に要する経費④家庭児童相談室費:児童虐待防止、育児支援家 庭訪問事業に要する経費⑤施設費:幼児療育園・すぎの木園の管理運営に要する経費⑥医療助成費: 乳幼児・ひとり親家庭の受診に係る医療費の助成に要する経費 *数値については、四捨五入しているため、児童福祉費と①~⑥の合計とは異なります。 (3) 保育所経費と民営化効果 ■ 児童一人あたりの年間経費 平成19年度決算で、公立と私立の年間経費を比較すると、歳出ベースで児童一人当た り 48万円の差があります。平成15年度には約60万円の差がありましたので、児童一 人当たり12万円、差が縮小したことになります。主たる要因としては、公立保育所の人 件費関係の減少、私立保育所(園)の障害児加配補助金の増加、延長保育料の保育料の伸 びなどとなっています。 <図4 公私立保育所(園)の児童一人当たりの年間経費> 保育料関係

公立

私立

私立のみの特定財源 補助金 保育料 (保護者 負担) 保育料 軽減額(市負担) 補助金 (国・府負担) ソ フ ト 交 付 金 (国負担) 市負担 負担金 (国・府負担) 公立合計:157万円 私立合計:109万円 公立・私立運営経費の差=48万 保育料 (保護者 負担) 保育料軽減額 (市負担) 補助金 (国・府負担) 市負担 市の実質負担分 上記以外 (単位:千円)

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pg. 9 <図5 保育費用の内訳> (平成 19 年度決算) 市負担 (保育料軽減分) 11.17% 市負担 38.41% 保育料 17.56% 国・府負担 32.87% (4)本市保育料の水準 ■ 本市保育料の水準 本市の保育料は、平成 10 年の改定後は引き上げを伴う改定を行っていません。この間、国 も保育料徴収基準を改定していないことから、平成 19 年度決算では、本市の保育料水準は国 の徴収基準額の 61.1%で、改定当時とおおむね同じ状況です。 近年、大阪府内各市が保育料の改定を行っていますので、本市は府内 31 市中で2番目に低 い状況です。府内各市保育料水準の平均は、国基準に対して 69.5%となっています。 ■ 保育料の徴収率 平成 19 年度の現年度の保育料徴収率は 97.3%で、府内では 31 市中 14 番目です。近年、 少しずつですが低下する傾向にあるため、口座振替の勧奨や督促・催告、電話や訪問による 納付相談を行っています。また、入所継続の手続きの際に、未納のある保護者に対して納付 誓約書、納付計画書の提出を求めるなど、納付意識の向上を図る取り組みを進めています。 ■ 保育にかかる経費の負担割合 本市の保育にかかる経費(78 億 2600 万円)のう ち、保護者の負担は 17.56%(13 億 7400 万円)で、 それ以外は国・府・市がそれぞれの負担割合によって 負担しています。 なお、保育料を国基準より低く抑えているため、そ の軽減分(8億 7400 万円)を、市の一般財源から補 填しています。

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pg. 10 4 保育サービスの課題 ■ 仕事と子育ての両立支援と多様な保育サービスの充実 本市では、保育所入所待機児童ゼロを目標に掲げ、平成 16 年度から集中的に取り組み、この 間、認可保育所において 396 人の定員増と定員の弾力的運用を行い、年度当初の待機児童ゼロ を達成しています。しかし、近年、年度途中での待機児童は年々増加している状況で、保育所入 所枠の拡充が緊急に求められています。保護者の就労等により必要となる保育サービスを確保す ることは、仕事と子育ての両立支援という少子化対策の観点からきわめて重要な課題です。 また、保護者の働き方などの多様化にともない求められる保育サービスも多様化していること から、多様な保育サービスの充実も求められています。 ■ 地域子育て支援の拠点としての保育所 保育所保育指針の改定にともない、入所する子どもの保護者のみならず地域の子育て家庭に対 する支援が保育所の役割として位置づけられました。さらに、児童虐待の防止や早期発見、発達 障害者支援法も踏まえた障害児へのきめ細かな対応が課題となってきています。 ■ 保育環境の整備(施設等の改善) 本市の公私立保育所(園)は建設から 30 年以上を経過しているものが多く、老朽化が進んで おり、施設の改修や設備の充実、耐震化等を順次、着実に進めていくことが必要です。 ■ 保育の質の向上 新保育指針では、指針の法的規範性を明確にするとともに、保育所の役割や保育内容の充実、 保護者支援、保育の計画などを主な改定内容として、特に「保育の質の向上」に力点を置いてい ます。本市では、保育の量的充足と並行して質の向上を進めなければなりません。 ■ 保育所と小学校等との連携強化 新保育指針では、就学に際し、子どもの育ちを支えるための資料を「保育所児童保育要録」と して小学校に送付することを義務づけています。保育所は、養護と教育を一体的に実施すること から、幼稚園とともに幼児教育の主たる担い手と位置づけられます。今後、小学校等の地域の関 係機関との連携を強化していくことが求められています。 ■サービス推進のための方策 上記に示した課題を解決を図ると同時に、より効率的効果的なサービス提供のための保育所配 置の再構築、公私協調によるサービス提供の一層の充実を図るとともに、必要な財源の確保方策 の具体化に向けて検討を進める必要があります。

(13)

pg. 11

5 保育サービス推進の方向性 ここでは、前項で設定した課題解決のための保育サービス推進の方向性等を示します。サービス量 等の数値はめざすべき将来像としての設定です。 (1)仕事と子育ての両立支援(待機児童ゼロの推進) 本市における保育ニーズは、少子化の進行に反して増加を続けており、今後も仕事と子育ての 両立支援の潜在需要はきわめて大きいと考えられます。本市では、香里団地などの住宅団地や府 営住宅の建て替えや工場跡地、社宅跡地等のマンション開発などにより、ここ1~2 年、南部エ リアや東部エリアで保育ニーズが急激に増大しています。 保育サービスの量的拡大は認可保育所の定員増を基本として、次のような手法の活用も検討し ていきます。 ●私立保育所の建て替え等にあわせて定員増を図る。 ●認可保育所の定員増には分園方式も選択肢とする。 ●公立保育所の民営化にあわせて定員増を図る。 ●公立保育所の定員の見直しを図る。 一方、仕事と子育ての両立支援には、事業主が事業主行動計画などに基づき子育てを支援する 雇用環境の整備等を行うことが不可欠であり、国や大阪府などとともに啓発等に努めます。 (2)多様な保育サービスの充実 ■ 一時保育・特定保育 <図6 一時保育・特定保育の現状> 一時保育は、保護者が傷病等で療養が必要な場合、また育児疲れで保護者のリフレッシュを図 る必要がある時などの緊急・一時的に保育が必要な場合に、就学前の児童を対象に一時的に保育 北部地域 一時・特定保育 ①くずはあけぼの ②牧野 中部地域 一時・特定保育 ③青桐 ④村野 東部地域 一時・特定 保育 ⑧第2長尾 ⑨長尾 ⑩光の峰 夜間保育 ◎明善第弐 南部地域 一時・特定 保育 ⑤常称寺 ⑥親愛 ⑦三矢ゆりかご

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所で預かる制度で、特定保育は、保護者がパート就労などで週 2~3 日程度、就学前の児童の保 育ができない場合に保育所で預かる制度です。 現状は、一時保育・特定保育とも、あわせて 10 か所で実施しています。利用者の利便性の向 上等のために各エリア一時保育を 1 か所ずつ増やして 14 か所にすることをめざします。特定 保育については、一時保育施設の増設後の利用状況を見て必要性を検討します。 <表6 一時保育・特定保育の整備> 保育サービスの種類 現行 将来像 一時保育 (特定保育は一時保育増 設の状況を見て検討) 北部2か所 中部2か所 南部3か所 東部3か所 北部3か所 中部3か所 南部4か所 東部4か所 ■ 夜間保育 東部に夜間保育所(明善第弐)が 1 か所整備されています。 ■ 休日保育 市内保育所(園)で 1 か所の整備をめざします。 (3)地域子育て支援拠点としての保育所 新保育指針は、「保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資 源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する 支援等を行う役割を担う」として、地域子育て支援を保育所の役割の一つと規定しています。 従来は、祖父母や親戚、隣近所などが自然な形で子育て家庭を支えてきました。今では、こう した結びつきも薄れ、保護者が育児不安や孤独感に悩まされ、自信を失っていくケースもありま す。そこで、保育所(園)が家庭や地域社会や NPO などと連携を図りながら子育て家庭に対する 支援を行うことはとても有効です。地域子育ての支援の拠点はこの役割を先導し拡充していく機 能をもつものです。 <図7 地域子育て支援の拠点の現状>

北 部 (2) ① 楠葉野保育所(公) ② ファミリーポート(民間施設) 中 部 (1) ③ サプリ村野(公的施設) 南 部 (3) ④ 光善寺保育園(私) ⑤ 香里団地保育所(公) ⑥ 枚方保育所(公) 東 部 (2) ⑦ まりも保育園(私) ⑧ 明善保育園(私) 各エリア 1 か所ずつ 増設

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pg. 13 ■ 地域子育て支援拠点の今後の展開 公私立保育所(園)を中心に、現行 8 か所を、4つのエリアに 2 か所ずつあわせて16か所に 増設することをめざします。 公立保育所では、エリアのバランス等を考慮して 4 か所増設して7か所を拠点施設に位置づ けます。また、4つのエリアに基幹となる公立保育所を位置づけ、地域子育て支援のエリアごと のネットワークの中心とします。私立保育所(園)では、各エリア 1 か所ずつ拠点が必要な地域で 事業実施園を公募し 4 か所の増設を図ります。 <表7 地域子育て支援拠点の将来像> エリア 現行の 拠 点 将来像 増設数 保育所(園)等の名称 エリア別か所数 北部 楠葉野保育所 ファミリーポートひらかた 公立1 民間1 楠葉野保育所、阪保育所、 ファミリーポートひらかた、 民間保育所(園)1園 4か所 (公立2、民間2) 中部 サプリ村野 公立2 民間1 渚西保育所、桜丘北保育所、 サプリ村野、民間保育所(園)1園 4か所 (公立3、民間1) 南部 枚方保育所 香里団地保育所 光善寺保育園 民間1 枚方保育所、香里団地保育所、 光善寺保育園、民間保育所(園) 1園 4か所 (公立2、民間2) 東部 明善保育園 まりも保育園 公立1 民間1 菅原保育所、明善保育園、 まりも保育園、民間保育所(園) 1園 4か所 (公立1、民間3) 合計 8か所 公立4 民間4 16 か所 (公立 8、民間 8) [凡例] :エリアの地域子育て支援の基幹となる公立保育所 :民間保育所(園)又は民間法人の運営する施設 (4)病児保育(医療機関併設型)の地域展開 <表8 病児保育延利用者数の推移> エリア 施設名 15 年度 16 年度 17 年度 18 年度 19 年度 北部 ピッコロケアルーム(4 床) 881 961 838 899 998 中部 枚方市病児保育室(5 床) 692 696 675 735 673 南部 枚方病児保育室(8 床) 1,487 1,486 1,444 1,301 1,254 合 計 3,060 3,143 2,957 2,935 2,925 現状は、北部エリア4床、中部エリア 5 床、南部エリア8床の 3 か所 17 床が整備されてい

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pg. 14 ますが、東部エリアには病児保育室が整備されていません。より身近なところでサービスが利用 できるようにするために、東部エリアにおいて医療機関併設型病児保育の設置に取り組みます。 (4) 障害児保育の充実 障害児保育については、昭和 40 年頃から公立保育所が障害のある児童の受け入れを始め、 昭和 50 年頃には、公私立保育所(園)で障害児の入所が本格的に増えてきました。公立保育所 では障害児の入所は必要に応じて加配保育士を配置し、私立保育所(園)では、市が昭和 54 年 度に創設した補助制度を活用して私立の特色を生かした障害児保育を展開するなど先駆的に 取り組んできました。 ところが、いま、従来の障害の概念では捉えにくい「配慮の必要な子ども」への対応が課題 になっています。 本市の障害児保育制度は、身体障害者手帳や療育手帳の所持者、特別児童扶養手当の対象児 童、公的機関等が知的な発達の遅れがあると認めた児童を対象に適用しています。こうした従 来の「障害」の概念では捉えきれない児童、例えば発達障害者支援法に規定される発達障害児 であっても、知的な遅れがない場合は、障害児保育制度の適用は受けられません。しかし、そ うした子どもの中に、保育の実施にあたって特別な配慮が必要なケースも少なくありません。 枚方市では、これまで進めてきた障害児保育制度の基本を守りつつ、保育における発達障害 児等へのきめ細かな対応に取り組んでいきます。 (5) 児童虐待の防止と早期発見 日常、子どもたちや保護者と接する機会の多い保育士等は、子どもの様子、状況から不適切 な養育等や虐待が疑われる状況に遭遇することもあります。保育所(園)や保育士等には、児童 虐待の防止等に関する法律が規定する虐待に関する通告義務が課せられており、早急に関係機 関と連絡を取り、児童虐待の防止や早期発見に努めます。その場合の対応は、関係機関との連 携のもとに、子どもの最善の利益を考慮し、子どもの福祉を重視した支援を行います。 (6) 保育環境の整備(公私立保育所(園)の施設改修) 私立保育所(園)については、各園に意向調査を行い、建替え又は大規模修繕について継続 的な実施を図ります。公立保育所については、建物の老朽化が進んでおり、順次、耐震診断を 実施し、耐震工事、大規模改修を実施することをめざします。また、児童の安全を確保するた め門扉オートロック化を実施し、快適な保育環境のためエアコンについても各クラスに整備し ていきます。 (7) 保育の質の向上 保育の質の向上のの目標は、子どもの幸せを第一に考え、子どもをひとりの人間として尊重し、 すべての子どもがもつ権利や自由が最大限尊重されることです。 保育の質の向上に向けた具体的な実践としては、まず、「保育士等の資質や保育の専門性を高

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pg. 15 め、保育所において質の高い人材を確保すること」や「保育所が、子どもが健康で安全に生活で きる場となるようにすること」が挙げられます。 保育士等の資質・専門性の向上のためには、保育士等が保育実践や研修を通じて保育の専門性 を高めること、高い倫理観と人権意識を持つことが最も重要です。また、人材育成のリーダーと しての施設長の役割も非常に重要です。 本市では、保育実践の事例研究や様ざまな研修、地域子育て支援の仕組みづくりを公私立保育 所(園)が協調して行い、大きな成果を上げています。 他方、子どもの健康及び安全の確保も重要な課題です。保育所における保健・衛生面の管理に 万全を期すとともに、感染症や事故への適切な対応が可能となるリスクマネジメントを進めるこ とが大切です。 保育の質の向上を図るために、本市独自のアクションプログラムの策定をめざします。 (8) 地域における保育所と小学校の連携 保育所は、その保育が小学校以降の教育や生活につながることを踏まえ、発達の連続性に配慮 して保育課程を編成し実践しなければなりません。さらに、子どもの育ちを支えていくためには、 保育所と小学校の関係者が直接的に交流し、双方における生活と学びの実情や子どもの育ちの歩 みと見通しについて、互いに理解を深めることが大切です。 そのため、エリアごとに保育所(園)と小学校の交流の機会を設け相互理解を深めるよう取り組 みます。具体化に向けては、エリアの基幹となる公立保育所がエリア内保育所(園)のネットワー クの中心として、小学校との連携の窓口の役割を担います。 平成 20 年 3 月、厚生労働省が策定した「保育所の質の向上のためのアクションプログラム」 では、市町村が、「保育所が、地域子育て支援拠点、幼稚園、小学校、放課後児童クラブ、要保 護児童対策地域協議会など地域の関係機関等と積極的な連携及び協力を図ることできるよう」支 援することが望ましいとしています。 こうした連携の上に立って、幼保一元化及びその具体化としての「認定こども園」について、 国制度の動向を慎重に見極めながら、本市の方向性を定めていくこととします。

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pg. 16 6 サービス推進のための方策 (1)公私立保育所(園)の役割分担の方向性 保育所待機児童ゼロの推進と地域の子育て支援の充実、小学校などとの連携などの保育サービ スの課題に対して、本市では、従来にも増して、公私立保育所(園)が協調して取り組んでいき ます。そのなかで公私立保育所(園)の役割分担は基本的に次のとおりとします。 こうした中で、公立保育所は、主としてエリアにおける「基幹的保育所」や「地域子育て支援 の拠点」として集中化と重点化を進めます。私立保育所(園)については、保育士配置基準の充実 や多様な保育の実施など保育機能の充実を図ります。 <表 10 公私保育所(園)の基本的な役割分担の方向性> 区分 説明 担当保育所(園) 基幹的保育所 ●エリア内の地域子育て支援拠点 のネットワークの中心 ●エリア内の保幼小等の連携にお ける保育所(園)側の窓口 ●保健や福祉、教育など他機関等 との連携 4つのエリアごとに1つずつ、あわせて4 つの公立保育所 地域子育て支援の拠点 ●地域子育て支援拠点事業を実施 する保育所 ●子育て支援にかかわる人材の育 成や連携 公立保育所 7 か所(4基幹的保育所含む) 私立保育所(園)7 か所 多様な保育の実施 ●一時保育、特定保育、夜間保育、 休日保育 私立保育所(園)を中心に必要か所数を確保 地域に密着した保育所 (園) ●通常保育(障害児保育、地域子 育て支援等を含む) 公私立保育所(園) (2)公立保育所の民営化と統廃合 本市では、平成16年4月、宇山保育所を民営化し、その縮減した経費を財源(一部)に活用 して、大幅な定員増による待機児童の解消、一時保育やつどいの広場等の子育て支援の充実を図 りました。 今後も、保育ニーズの推移等を踏まえて、公立保育所の民営化などにより本市域における保育 所配置の効率的効果的な再構築に取り組むとともに、節減した財源等を活用して待機児ゼロの推 進や地域子育て支援の充実などを図ります。本ビジョン期間における推進手法として次のポイン トを重視していきます。 ●0歳児保育を実施していない公立保育所は、民営化にあわせて実施する。 ●公立保育所が集中している中部エリアの一部公立保育所について民営化を進める。

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pg. 17 ●今後の公立保育所の再構築については、民営化だけでなく統廃合も有効な選択肢とする。 保育ビジョン期間では、既に民営化方針を明らかにしている蹉保育所を含めて2か所程度の 民営化に取り組むとともに統合について検討します。なお、民営化にあたっては、保護者の意見 を十分に聞き、これを踏まえて民営化を受ける社会福祉法人と十分に協議し、合同保育等の引継 ぎやその後のフォロー・見守りなどに万全を期していきます。 また、保育ビジョン期間以降については、就学前児童人口や保育需要の推移、保育に係る国制 度等の動向などを見極めて、適切な対応に努めます。 (3)保育料の改定 微増傾向にある保育料滞納者に対しては、納付相談や督促などを進めるとともに、やむを得な い事情があると認められる場合は、軽減措置等をとります。また、悪質なケースについては、各 市の取り組みを参考に厳正な対応を図っていきます。 本市の保育料の水準については、府内各市のなかで最も低く、厳しい財政状況のなかで必要な 財源確保を図る観点から、一定の見直しの必要があると考えられます。今後、現下の経済社会状 況はきわめて厳しいことから、その推移を注意深く見極め、慎重に検討していくこととします。

参照

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