一 628 一
頃医大誌 56(5):628〜664,1998
第141回東京医科大学医学会総会
日 時:平成10年7月4日(土) 午前9時より 会場:東京医科大学病院臨床講堂(6階)
東京医科大学病院第一・第二・第三会議室 当番教室:微生物学講座,外科学第二講座
特別講演:1.生活習慣病予防へのアプローチ
ーストレス研究の新たな展開について一 衛生学公衆衛生学 下 光 輝 一 2.末梢組織における酸素動態の非侵襲的測定法 衛生学公衆衛生学 勝 村 俊 仁 一般演題:口演1〜31, 展示P−1〜P−42
主任教授(56(6))
主任教授(56(5):563〜568)
一般演題
1
慢性扁桃炎患者の口蓋扁桃における EBV関連抗原の発現について
(微生物学)○池田哲也、水野文雄
Epstein−Barr Virus (EBV)はBurkitt
リンパ腫をはじめ数々の悪性疾患と 関連している。健常者ではEBVの感 染がおきると慢性潜伏感染として終 生EBVは維持される。ウイルスはB 細胞に感染し生き残り、しかも免疫 系による排除を避けなければならな い。今回われわれは、Bcell richで ある口蓋扁桃におけるEBV関連抗原 の発現状態を検討することにより、
EBV感染維持のメカニズムについて 若干の知見を得た。
慢性扁桃炎患者より切除した口蓋 扁桃から単核球のみを単離,RNAを
抽出し,RT−PCR, Southern blotting法
によりEBV関連抗原の発現を検索し た.またEBV関連抗原mRNAの発現 が認められた検体については,EBER1 および各細胞マーカーを用いてin
situhybridization一、免疫染色のdouble stainingを行ないEBVと関連抗原蛋白 の発現を検討した.
その結果EBNA1の発現が認められ,
一部の検体においてはBZLF1の発現 も認められた.よって免疫能に問題 のない者の口蓋扁桃において免疫監 視機構からEBVが逃れているととも にvirusのreplicationが起きているこ とが示唆された.
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