公立図書館における行政情報サービス
―地方自治体における役割を中心に―
Local Government Information Services in Japanese Public Libraries
―Focusing on the Role of Public Libraries in Japanese Local Governments―
小 野 仁
ONO Hitoshi
キーワード: 公立図書館 行政情報サービス 地方自治体
抄録
本研究の目的は、地方自治体組織の中で、行政情報提供の場として公立図書館が貢献できる 可能性について検討を試みることにある。地方自治体での情報公開制度の普及・定着と伴に、
行政情報が日常的に気軽に入手できる社会的システムが必要となる。一方、規制緩和、自治体 財政悪化等を背景として、公立図書館もその存在意義が改めて問い直されなければならない状 況となってきている。このような中、自治体組織内で公立図書館が貢献できる分野として、公 立図書館の情報提供機能を自治体の行政情報提供に活用することを検討し、地方自治体組織の 中で、行政情報提供の場として公立図書館が貢献できる可能性があることを論証した。さらに、
その可能性を実現するための方策として公立図書館を活用した行政情報提供組織のモデルを構 築し、行政情報提供の場としての公立図書館の経営方針を提言した。
1 はじめに
情報公開制度の普及・定着と伴に、行政情報の提供は、民主主義社会に不可欠な条件である ことが明らかになってきたといえる。さらなる民主主義社会の発展のためには、情報公開請求 の対象は、行政体の政策形成に関する情報にその焦点が向けられ、住民との協働による政策立 案がされていくべきではないだろうか。そして、情報公開制度の主な対象となる狭義の公文書
(決裁文書・供覧文書等)よりも、行政刊行物等により行政体の基礎情報や動向を多くの市民 が把握することがより重要なのではないだろうか。そのためには、行政情報が日常的に身近な 場所で気軽に入手できる社会的システムが確立される必要がある。
一方、自治体組織内において教育委員会所管の社会教育機関として、情報提供サービスを基 本業務として長年培ってきた公立図書館は、規制緩和、自治体財政悪化等により窓口業務の民 間委託、指定管理者制度の導入が進み、自治体組織内でその存在意義が改めて問い直されなけ
ればならない状況となってきている。このような状況を乗り切り、公立図書館の存在意義を高 めるためにも、公立図書館の長年培ってきた情報提供機能を自治体の行政情報提供に活かすこ とはできないものであろうか。このような問題意識から、本研究の目的は、事例も含めた関係 文献を調査し、内容を分析することにより地方自治体における行政情報提供について、公立図 書館が果たせる役割の可能性について検討を試みることにある。
この課題に対する先行研究としては、根本彰1)が、地方自治体内の行政資料提供施設(情報 公開窓口、行政資料室、議会図書室、文書館)と公立図書館の関係から公立図書館が行政情報 提供のセンターとして機能する可能性について検討している。結果として、自治体の行政資料 提供は、各機関がばらばらに非組織的に実施されていることを指摘し、基礎自治体の行政資料 提供体制における公立図書館の位置づけとしては、①首長部局の行政資料室を中心にして、公 立図書館、議会図書室と協力関係を結ぶもの。②公立図書館の地域資料サービスの強化による ものの二つに類型化されるとして、この課題に一定の示唆を与えてくれている。また、地域資 料サービスの視点から、国立国会図書館は、2006年度に「地域資料に関する調査研究」とし て、全国の公立図書館637館及び図書館類縁機関(文書館、行政情報センター、博物館等)192 館を対象としたアンケート調査と、秋田、沖縄、滋賀の県立図書館等16館を対象としたヒア リング調査を実施し、『地域資料に関する調査研究』2)をまとめている。大規模な全国調査であ るが、現状の分析と課題の指摘に留まっている。本研究では、より具体的な政策モデルの提示 を試みたい。情報公開制度が定着した今日、公立図書館の視点から地方自治体における行政情 報提供の在り方について再検討を試みることは、公立図書館政策の視点から意義のあることと 考える。
2 公立図書館と行政資料 2.1 郷土資料と地域資料
公立図書館が図書館資料として地方行政資料を主要な資料として扱うようになる過程は、図 書館資料の郷土資料から地域資料への概念の変遷と密接な関連がある。根本彰2)は、公立図書 館の郷土資料から地域資料への概念の歴史的変遷についてまとめている。戦前の郷土資料サー ビスは、柳田国男らによって、1913年に雑誌『郷土研究』が発刊されるなど、郷土研究が盛 んになったことを背景にして、1926年に東京市立日比谷図書館は、郷土資料収集に着手し、
公立図書館の郷土資料について議論が活発となった。当時、郷土資料とは、郷土史およびその ための原史料を指していた。
終戦を経て図書館法施行後の1950年代は、郷土資料の収集、目録、分類、配架などの整理 技術の整備に特色があり、郷土資料に対する認識は、戦前と根本的に変わらず、その重点は、
郷土史を中心として、地誌、民俗、紀行、文学等にあったといえる。また、公立図書館らしい 活動をしていたのは、都道府県立図書館および地方中核都市の図書館であり、一般市民には縁 のない存在でも、地方文化の一拠点としての役割が期待される存在であった。
1963年に報告された『中小都市における公共図書館の運営』3)(以下、「中小レポート」と略 す)では、当時の郷土資料サービスを趣味的な後向きの郷土資料の取扱いと批判し、レファレ ンス・サービスについて、市民が日常生活で持つ疑問、特に市民生活と結びつく諸問題に対し て、図書館が資料・情報を提供できる可能性を持つインフォメーションセンターとして認識し てもらう必要性を指摘した。1963年には日本図書館協会の臨時委員会として、郷土の資料委 員会も設置された。「郷土の資料」とは、「の」を挿入することにより、郷土に関する歴史的、
今日的そして未来につながる資料として、それまでの郷土資料の概念を変革して、より現代的 な資料を意図し、その全国的な啓発を図ることを目的としていたのである4)。
1960年代後半から「地域資料」という用語が出現するようになる。住民運動の高まりなど で地方行政資料を中心とした地域資料の重要性が図書館界でも強く認識されるようになり、
1974年には東京都公立図書館協議会が『地方行政資料の収集とその利用について』5)を取りま とめた。
このような状況を経て、1970年代後半から行政資料、地域資料の公立図書館での整備が定 着してきた。このように、歴史民俗的な概念を伴う郷土資料から、より現代的で市民生活に関 連した概念をも伴う地域資料に公立図書館の扱う資料の内容が変化し、公立図書館における行 政情報サービスの基盤ができてきたのである。
2.2 図書館資料としての行政資料
行政情報の主要な情報源は、公文書と行政資料に大きく分けて考えることができる。従来か らの図書館資料と行政情報、地域情報の情報源との関連性を整理したのが図1である。公立図 書館が行政情報の情報源として現実に図書館資料として収集しているのは、官公庁刊行物を中 心とした行政資料である。そして、特に地域資料としての地方行政資料がその中心となる。
沓掛伊佐吉6)は、地方行政資料の定義には、狭義と広義のものが考えられるとして、狭義で は、地方行政資料とは、地方公共団体の行政に関する資料であるとし、広義では、地方行政資 料とは、地方公共団体、国の地方行政機関で刊行する資料、政府刊行物中の当該地域の行政に 関する資料および住民の地方行政に関する資料等の総称であるとしている。そして、図書館資 料としての地方行政資料の範囲は、広義の範囲のものであるとしている。また、地方行政資料 は、地域の基本的文献であることを強調し、その理由として、①地方公共団体は、住民に対す る支配権と強力な組織により、膨大な文書記録等に基づいて資料を作成する公法人たる特権を 持っている。②事実に基づいた客観的な公の資料である。③営利を度外視して作成するので、
官公庁以外では刊行が困難な性格の資料である。以上の点を示して、図書館の郷土資料として、
地方行政資料は、中核をなすものであると主張している。
これに対して、塩見昇7)は、公立図書館としての地方行政資料の範囲について、その図書館 の所在する地域についてなされる行政に関連する一切の資料として、①地方公共団体の作成す るもの、②国及び都道府県(市町村図書館の場合)の刊行物、③当該地方行政を対象とする研
図1 図書館資料と行政情報
ᣇⴕ⾗ᢱ
ᢥᦠ
࿑ᦠ㙚⾗ᢱ
ၞ ⾗ ᢱ
ⴕᖱႎ䈱ᖱႎḮ 究機関や外郭団体の刊行物、④当該地方公共団体の労働組合が、自治研活動・自治体改革闘争 の資料や報告書として作成するもの、⑤当該地方行政について政党の作成するもの、地方議会 における各政党の声明や意見書など、⑥地方行政に対する住民の要求など、⑦その他一般図書、
雑誌、新聞に掲載された当該地方行政に関する著作に整理している。
比較すると塩見の提示した範囲の方が、より広範に地方行政資料を捉えている。それは沓掛 が地方行政資料を主に刊行する行政体から捉えているのに対して、塩見は主題から捉えている からである。地方自治体として地方行政資料を定義すれば、当該自治体行政に関する資料とし て捉えるのが一般的であるが、図書館資料としての地方行政資料は、当該自治体が生産する行 政資料に限定されないという特徴を持っているのである。
図書館資料としての行政資料について概観したが、図書館という用語が付与されることで、
図書館資料は、単なる資料とは意味合いが異なってくる。インドの図書館学者 Ranganathan が1931年に提示した図書館学の五法則の“①図書は利用するためのものである。②いずれの 読者にもすべて、その人の図書を。③いずれの図書にもすべて、その読者を”8)に簡潔に表現 されているように図書館資料は、その利用を前提としているところに最大の特徴がある。図書 館の利用者サービスは、資料提供、情報提供、施設提供等に分けられるが、特に情報あるいは 資料を求めている図書館利用者に対して、図書館員が仲介的立場から、求められている資料、
情報を提供ないし提示して援助するレファ レンス・サービス9)に図書館としての独自性 がある。つまり、図書館資料としての行政 資料は、レファレンス・サービスを中心と する図書館サービス(行政情報提供サービ ス)に供される資料であるという点が重要 である。なお、レファレンス・サービスの 原語 reference service は 、 reference and information service ないしこの省略形であ る information service に 移 行 し て き て い る10)が、本稿では、レファレンス・サービス と情報サービスの用語を併用する。
以上を踏まえ、次章では、地方行政資料 の収集とそれに基づく行政情報サービスの 意義・可能性について論考する。
3 図書館における行政情報サービス
3.1 レファレンス・サービスと行政情報サービス
Samuel Rothstein11)は、アメリカの研究図書館におけるレファレンス・サービスの1940年
までの発達の歴史をまとめているが、専門図書館レファレンス・サービスが最初に定着して いったのは、立法調査図書館である。その先駆けは、1890年のデューイによるニューヨーク 州 立 図 書 館 の 立 法 調 査 係 の 設 置 に 遡 る が、そ の 萌 芽 は、1900年 に 設 立 さ れ た Charles McCarthy を主任とするウィスコンシン立法調査図書館の活動によって評価されることとな る。当初 McCarthy は、文書目録係として任用されたが、独自に議員に対する広範な援助を 提供したことにより、州議会で好評を得ることになる。彼は、議員たちが調査に不慣れで、法 の立案に必要な情報を入手できない状況を見ていた。そして、要求のあった情報を圧縮、図表 化、要約するなどして最も使いやすいかたちで提供する方針を採用した。この図書館の成功は、
各地での立法調査レファレンスの開始を促し、1915年までに32の州で立法調査レファレンス の準備が整えられ、アメリカ合衆国連邦の立法調査機関の設立にもつながっていったのであ る。1907年のボルチモア市を初めとして、都市レベルでも市政調査レファレンスは、州の立 法調査レファレンスと同様のものであり、その基本的運営方法は、ウィスコンシン立法調査図 書館から継承していたのである。その運営形態は、独立機関、公共図書館の市庁舎分館、公共 図書館の市職員対象サービスと様々であった。立法調査図書館、市政参考図書館の活動は、レ ファレンス・サービスの範囲を広げ、能動的情報提供の拠点として、図書館が有効に機能する ことを示したのである。日本でもアメリカの市政参考図書館の活動が紹介され12)、東京市長後 藤新平が招いたニューヨーク市政調査会のビアード博士の助言により1923年に東京市政調査 会が日比谷公会堂内に開設されたのである13)。
根本彰14)は、アメリカの市政参考図書館と公共図書館の活動にみる自治体行政情報サービス について概観している。歴史的にみると、図書館での行政資料提供活動が活発となった時期と して、1910年前後と1970年代以降がある。地方自治制度の改革を背景として、1910年前後の 市政参考図書館設置運動は、自治体行政改革の間接的手段として、自治体行政を科学的客観的 に評価し運用する手段を提供した。市政参考図書館は、公共図書館の市庁舎分館として出発し たところが多く、その機能は、職員の仕事を能率的にするため、当該自治体刊行物、公文書の 収集保管、連邦、当該州、地方自治体の法規、自治体行財政関係専門図書、雑誌等を収集し、
これらに基づいてレファレンス・サービスを行うものであった。また、条例の草案作成や自治 体年次報告書作成を担当する図書館もあった。しかし、市政参考図書館は、公共図書館におけ る位置づけが不安定であり、自治体改革運動の退潮とともに、1920年代以降衰退していく。1981 年に70年間市立図書館の分館として活動してきたセントルイスの市政図書館が廃止され、そ のコレクションは中央館に吸収された。ニューヨーク市政参考図書館は、1969年に市政参考 調査センターと名称を改め、市政サービス局の所管となり、1977年に記録物センター、文書 館と共に記録・情報サービス部の所管となった。ミルウォーキーの市政図書館は、1970年公 共図書館部門から分離し、立法参考局となり、立法図書館、記録物センター、条例草案作成調 査部門から構成された。初期の市政参考図書館は、職員の利用を主にしていたが、近年では住 民に対する情報提供を主とするようになってきている。公共図書館における自治体情報サービ
スは、1970年代以降に公共図書館サービスの特徴の一つとなってきた。
Jim Duvall15)は、イギリスの地方自治体における行政情報サービスについてレビューして いる。地方行政資料は、少量印刷、統一的な書誌情報の不在で特徴づけられる。最大の地方自 治体情報サービスは、自治体職員や住民が地方自治体のトピックに対する調査のために有効な 方法を提供することである。研究の重複を避けるための将来的解決策は、文献に対する全国レ ベルのクリアリングハウスを設立することである。情報源の多様さにもかかわらず、地方行政 資料を探し出すのは大変困難なことである。情報サービスは、公立図書館によることが多いが、
他のサービスは、首長や行政長官の責任である。一般市民にはあまり提供されないにもかかわ らず、この種のサービスの多くは、議員と役人には利用可能である。大半の自治体に地方自治 体図書館(local government library)があり、ロンドン特別区や州のものが強力である。
大規模な自治体の多くは、職員にサービスする各部門内の専門図書館を持っている。州におけ るこの種の図書館は、建設や計画部門のような技術部門と同様に福祉部門と教育部門でも活動 が盛んである。いくつかの自治体図書館は、当該組織の出版活動に参画している。たとえば、
ある図書館は、ISBN の付与に責任があり、自治体刊行物の状況を掌握できるのである。ある 図書館は、当該自治体の刊行物リストの生産に責任がある。ある図書館は、自治体刊行物の出 版・配布のガイドラインを作成している。地方行政資料の収集は、情報サービスの主要な課題 であり、地方行政資料の蓄積と記録への協力体制は、直面している課題を容易にすることがで きる。全国レベルでの専門情報交換は、かなり出現してきている。自治体での情報専門家間の インフォーマル・ネットワークと専門的コンタクトが重要であり、地方行政資料へのアクセス を改善する必要性があると結論づけている。
先行するアメリカ、イギリスの経緯から、行政情報サービスは、行政改革を促進させ、公立 図書館よりも議会図書館や専門部局に移行していく傾向があり、情報アクセスの改善(目録の 整備)が大きな課題であることが確認できる。
3.2 公立図書館における行政情報サービスと地域情報サービス
公立図書館におけるレファレンス・サービスの特徴は、地域資料・情報に関するものであ り、行政情報サービスにおいても、地方行政資料を中心としたものになる。地域資料・情報を 収集・提供することは、当該自治体の責務ともいえる。そして近年、レファレンス・サービス の延長として、必要情報そのものではなく、その情報源を紹介するレフェラル・サービスも図 書館サービスとして認知されてきている。レフェラル・サービスを積極的に取り入れることに より、公立図書館は、より広範囲な情報サービスを展開することが可能になるのではないだろ うか。
根本彰16)は、「中小レポート」以降の公立図書館における地域資料サービスの発展の段階を 以下の4点に整理している。①郷土の資料委員会の動きに対応する啓発的な文章が発表され る。②公害とか空港問題、基地問題など当該地域に非常に深刻な社会問題が存在しているとき
に、その問題をテーマとした資料コーナーのようなものがつくられる。③これまでの郷土資料 コレクションに加えて、現代的な地域情報(政治、経済、社会、教育、環境などの諸問題およ び行政の対応)を得る手掛かりとなる資料が組織的に収集、提供される。④地域の広範なニー ズに対応する資料(都道府県や他の自治体さらに国の刊行物、専門的な文献を含む)を提供し、
また、様々な形態のレファレンス・サービスを実施する体制(雑誌・新聞のクリッピング・索 引や専門知識をもつ職員の配置など)がつくられる。そして、①→②→④という発展過程をと る場合と、①→③→④という発展過程をとる場合の二つに分けられるのではないかとし、1973 年の東京都立中央図書館東京室の開設、1974年の東京都公立図書館協議会報告書『地方行政 資料の収集とその利用について』4)の発表、1977年の日野市立図書館市政図書室の開設を一連 の動きと解釈し、東京の公立図書館が地域資料の振興においても先駆的役割を果たしたことを 指摘している。そして、この日野市立図書館市政図書室の活動が、日本の公立図書館での行政 情報サービスの先駆けとなるのである。
3.3 東京都日野市の事例
日野市立図書館市政図書室は、日野市立図書館の行政資料・郷土資料専門の分室として1977 年12月1日に開室した。日野市では1973年に開館した中央図書館でも市民資料室を設けて、
郷土資料・行政資料に関するサービスをレファレンス・サービスの中心的課題として取り組ん できたが、40平方メートルの資料室では対応できなくなっていた17)。
開設準備は、1977年4月からレファレンス担当者5人で始まり、業務内容は、図書室の基 本的性格の決定、資料の収集計画、資料の分類法・整理方法の検討、新聞切抜き等新規事業の 検討、購入雑誌の選定他であった。その中で主要業務は、図書室の基本的性格の決定と資料収 集であった。基本的性格の決定事項は、①サービス対象を市民、市会議員、市職員とする、② 市政遂行上必要なあらゆる資料を収集する、③市政情報を公開する、などである。この図書室 の基本的性格の理念は、『広報ひの』に掲載された下記の市政図書室の紹介記事に端的に表現 されている。“知る権利へ―市政情報の公開― 自治体の構成員である市民は当然、その自治 体の行政について、知る権利があります。そのまちで、行われようとしている事、また、まち づくりを考える上で必要な資料を得る権利があります。そうでなければ、自治体は、「住民の 自治」によらないものとなるでしょう。住民自身が知る権利を武器に情報を手に入れ、まちづ くりを考える。そうしてこそ、自治体という組織が機能するわけです。市では、昭和52年に 行政資料の公開を目的に市政図書室をつくりました”18)。
資料収集は、東京都及び都内市町村刊行物の寄贈依頼、行政各分野の資料の発注、中央図書 館市民資料室資料の移送、市庁舎移転に伴う各部課の廃棄資料の整理、企画課資料室の所蔵資 料の移管等により収集された。特に廃棄資料の整理による資料と企画課資料室資料は、市政図 書室の基本資料を形成した。この資料収集を通して日野市立図書館がいかに日野市の行政資料 から疎外されていたかが指摘されている19)。
開室した市政図書室は、市役所庁舎1階に位置し、床面積が140平方メートルの小規模な図 書室ではあるが、公立図書館システムの分館として、市役所本庁舎に地域資料・情報(特に地 方行政資料)の専門図書館が設置された日本では画期的な事例である。専門図書館的レファレ ンス・サービスを中心にサービスを展開し17)19)、多くの自治体では組織上首長部局の総務部門、
企画部門で担当している行政資料の収集と管理を公立図書館で担当している実例として、日本 の図書館界でその活動は注目されてきた。“市政図書室は、市理事者の英知と市立図書館員の すぐれた力量との合作として生み出されたものである。この種の図書室が、各地方自治体に設 けられ、それらが、相互に連携をとりながら、住民の知る権利の保障のために活動するならば、
わが国の地方自治が、そしてわが国の政治そのものが変わっていくのではなかろうか。公共図 書館の新しい時代の幕をあけた日野市は、ふたたび、新しい時代の幕を開けようとしてい る”20)。
日野市における行政情報提供は、市政図書室における行政情報を中心とした専門図書館的情 報サービスが最大の特徴であり、公立図書館における行政情報サービスの可能性を示している のである。
3.4 公立図書館の行政支援機能
日野市立図書館の館長であった砂川一雄21)は、公立図書館は住民に対するサービスと同様に 所属する自治体組織・職員に対しても資料・情報提供機能を発揮して、自治体の政策形成を支 援することによって行政組織において重要な役割を担当できることを強調し、行政に対する サービスの条件を、①公立図書館システムに属する図書館の自治体本庁舎内または隣接地への 設置、②行政執行上必要な基本的資料の集中管理、③自治体行政関連分野資料の網羅的収集、
④当該自治体刊行物の複本収集による貸出体制の確立、⑤図書館員によるサービス体制、⑥住 民への完全公開と対職員と同様のサービス提供の6点を示して、政策決定過程への住民参加と 職員参加の参加型行政の確立に貢献できると指摘している。
東京都目黒区立図書館に長年勤務した松岡要22)も、“在職中の夢のひとつは、目黒区の図書 館が役所や公共機関を含めた地域の資料・情報センターになることであった。生活に必要な資 料や情報を得たいと思った住民が満足できる機能をもった図書館にすることであり、様々な サービスを行っている公共施設への資料、情報提供が出来ることであり、行政事務を扱う役所 の職員にとっても役立つ図書館にすることであった。一定規模の資料群を背景に、資料の購入、
受入れ、整理、保存など一連の資料管理を一元化する。庁内各部局が収集し保管している資料 も図書館の管理下に置く。資料について全庁的なコントロールを図書館が行うのである。各部 局や施設においては、その業務に応じた資料の提供を行う。半ば専門図書館の機能を果たす。
図書館の資料相談だけでなく、行政相談も行う。住民が知りたいと思っていることのかなりの 部分が役所で解決出来ることがあるからである”として、公立図書館が当該自治体の資料管理 を担当し、自治体の各部局では、図書館の支援のもと一元化された資料管理に基づいて専門図
書館的情報サービスを展開する可能性について、公立図書館はその潜在的機能を持っているこ とを強調している。
公立図書館には行政資料に限定されない広範な分野にわたる資料群と館種を超えた協力体制 があり、情報提供による自治体の政策形成支援、さらに全庁的な資料管理も担える可能性を持っ ているといえる。
3.5 公立図書館と情報公開制度
日本の地方自治体における情報公開制度の事例を図書館の視点から検討すると、図書館の所 蔵資料には情報公開条例の適用をしないとしている事例が多くある。市政図書室の活動でも注 目を集めてきた東京都日野市の場合も、日野市情報公開条例(1986年10月15日公布、1987年 4月1日施行)第18条第2項において、“この条例は、市の図書館等の施設において収集、整 理、又は保存している図書、記録、図面等で、市民の利用に供することを目的としている行政 情報については、適用しない”と規定している。
このように図書館等を情報公開条例の適用から除外することによる課題として、情報公開条 例の非公開基準と図書館等での情報提供との整合性の問題が指摘できる。日野市の場合、日野 市情報公開条例第7条(行政情報の公開義務)において、非公開情報を規定している。地方自 治体として総合的に行政情報提供を実施していくためには、公立図書館に限らず、整合性ある 情報提供を実施するための総合調整が不可欠であろう。
大串夏身23)は、公立図書館は、その資料整理、索引作成能力を公文書の整理・提供にも活用 できるうえ、市民が行政資料・情報を他の一般資料との一体的空間で利用できる魅力と必要性 を指摘して、情報提供の一つの窓口であるのはもちろんのこと、公文書公開の窓口となれる可 能性もあると主張している。さらに、大串24)は、情報公開制度のもと公立図書館の活用方法に ついて次のように記している。“図書館は、公刊資料を収集・提供する情報提供の窓口・機関 である。資料は自由に手に取って見ることができ、借りられる。住民は行政情報を入手するた めにまず図書館に足を運ぶだろう。そこで、行政情報と同時に行政施策に賛成する、あるいは それを批判する図書や雑誌、行政とは異なった見方をしている個人や団体の著作をも同時に手 にして、比較検討する。住民は、図書館で資料を探し、借りて読み、さらに詳細・具体的な情 報を情報公開の目録・解説目録などを使って検索し、あるいは情報公開の窓口に行って請求す るだろう”そしてこのように活用される条件として、①公刊資料がすみやかに網羅的に公立図 書館に送付されること ②図書館の自由が厳正に確保されること ③行政の文書管理が徹底さ れ情報公開文書目録が電子メディアで図書館に提供されること の3点を示して、公立図書館 は、地域における情報センターの役割を担い、住民自治のために不可欠な施設であることを強 調している。情報提供の経験と実績を培ってきた公立図書館こそ、広義の情報公開制度におい て、重要な役割を担うことができる大きな可能性を持っているのである。
3.6 可能性から実現へ
図書館における行政情報サービスは、アメリカの立法調査図書館、市政参考図書館の活動を 先駆として、レファレンス・サービスの範囲を広げ、能動的情報提供の拠点として、図書館が 有効に機能することを示してきた。日本の公立図書館の発展を先導した日野市における行政情 報提供は、市政図書室における行政情報を中心とした専門図書館的情報サービスが最大の特徴 であり、地方自治体における行政情報提供に公立図書館が貢献できる可能性を示しているので ある。さらに、公立図書館は、地方自治体の政策形成等に貢献できる行政支援機能も潜在的に 持っている。
2章、3章を通して、行政情報提供の場として公立図書館が貢献できる潜在的可能性につい て明らかにすることができた。しかし、地方自治体における行政情報提供の現状は、組織内の 行政情報提供施設である情報公開窓口、行政資料室、議会図書室、公文書館、公立図書館等が 個々に業務を行い、各施設間の連携は、不十分で、縦割り行政による弊害は否めない。地方自 治体の行政情報提供に関する総合的な情報政策の確立が課題であり、公立図書館の行政情報提 供の場としての潜在的可能性を実現に結びつける政策、経営戦略が必要となる。
4 公立図書館の経営
4.1 公立図書館の経営指針の変遷
組織体の目的を実現するためには、その組織体が置かれている環境に応じた経営管理活動が 不可欠となる。経営管理活動の枠組みは、計画、組織、調整、動機付け、統制から構成される。
計画は、経営管理の出発点であり、諸活動の目標、方針、計画を策定し、組織目的の達成のた めの方向を定める10)。日本の公立図書館においても、その時代時代の個々の公立図書館経営に 大きな影響を与えた経営指針がある。高度経済成長を時代背景として中小都市(人口5万から 20万)を主な対象としてまとめられた「中小レポート」3)は、1963年に日本図書館協会中小公 共図書館運営基準委員会の報告書として出された。そこでは図書館法に掲げられた図書館サー ビスのうちでも公立図書館の働きとして、資料提供の重要性と利用者に身近な図書館の振興が 強調された。1970年に日本図書館協会から刊行され『市民の図書館』25)は、「中小レポート」で 示された経営指針をより明確にし、公共図書館としてなすべき当面の重点目標として、①市民 の求める図書を自由に気軽に貸出すこと、②児童の読書要求にこたえ、徹底して児童にサービ スすること、③あらゆる人々に図書を貸出し、図書館を市民の身近に置くために、全域へのサー ビス網をはりめぐらすことを掲げた。この『市民の図書館』は、日野市立図書館の先進的活動 とともに公立図書館の発展に強い影響を与え、公立図書館は、施設数や貸出数の面では、飛躍 的な発展をしてきた。
1987年、『公立図書館の任務と目標』が日本図書館協会図書館政策特別委員会によって発表 された。これは図書館法に規定する「公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準」の代替機 能も意図して都道府県立図書館や町村立図書館を含む全ての公立図書館を対象とし、より詳細
に図書館運営の目標と指針を示したものである。続いて1989年、『公立図書館の任務と目標解 説』26)が出版された。2001年には図書館法に規定する『公立図書館の設置及び運営上の望まし い基準」が1950年の図書館法の制定から半世紀を経て文部科学省から告示され、法としての 要件を整えた。
このような状況のもと、文部科学省が図書館の現状や課題を把握・分析し、生涯学習社会に おける図書館の在り方について調査・検討を行うために設置した「これからの図書館の在り方 検討協力者会議」が2006年3月に『これからの図書館像~地域を支える情報拠点をめざして
~(報告)』27)を発表した。そこでは、レファレスレンス・サービスの充実、課題解決支援機能 の充実、紙媒体と電子媒体の組合せによるハイブリッド図書館の整備等これからの図書館に求 められる新たな視点について言及している。ここで示された指針は図書館の質的転換を求める ものであり、「役に立つ図書館」、「課題解決型図書館」等を目指して全国各地で新たな活動が 展開している28)。
4.2 公立図書館を活用した行政情報提供モデル
本研究では地方都市を想定して、これまでの検討結果を整理して公立図書館システムを活用 した行政情報提供組織のモデルを図2に提示してみる。
その基本的な考え方は、総合的に行政情報提供を担当する部局である①広聴広報担当部局、
②情報管理担当部局、③情報公開窓口、④行政資料室、⑤公文書館、⑥議会図書室、⑦公立図 書館の行政情報提供関連部局の機能を一元化して、部門別の縦割り行政の弊害を除去して総合 的に行政情報提供ができるよう指向している点である。そして、首長部局の市政情報センター 組織内に①広聴広報担当部局、②情報管理担当部局、③情報公開窓口、④行政資料室、⑤公文 書館、⑥議会図書室の機能を位置づけた。そして、太枠で囲った部分を同一施設として捉えて、
総合的な市政参考図書館の機能を持たせている。留意しなければならない点は、首長部局の組 織と議会所管の議会図書室と教育委員会所管の公立図書館が同居している点である。
このモデルでは、公立図書館の市庁舎分館を行政資料室と議会図書室も兼ねる一施設として 捉えている。そして、施設内に情報公開窓口と公文書を管理する部門が複合して情報提供機能 の一元化を図るのである。首長部局の組織と教育委員会所管の公立図書館を一元的に運営する ことは、地方自治法の規定により補助執行体制を整備すれば法的に執行は可能である。地方自 治法により議会に設置義務がある議会図書室との一元化は現行法的には困難であるが、議会図 書室との連携を強化することにより議会図書室が国立国会図書館のように機能できる可能性は ある。
図2 公立図書館を活用した行政情報提供組織のモデル ᖱႎ㐿⓹ญ
ⴕ⾗ᢱቶ
ᢥᦠ㙚
Ꮢ┙࿑ᦠ㙚Ꮢᐡ⥢ಽ㙚
⼏ળ࿑ᦠቶ
䋨࿑ᦠ㙚ⴕ⾗ᢱㇱ㐷䋩 Ꮢෳ⠨࿑ᦠ㙚 ᐢႎᐢ⡬ᜂᒰㇱዪ ᖱႎ▤ℂᜂᒰㇱዪ Ꮢᖱႎ䉶䊮䉺䊷 ฦ⺖
ฦᯏ㑐 Њ
ೀⴕ‛
ᢥᦠ
╬
⥄ᴦ䊈䉾䊃䊪䊷䉪
Њ
Њ ࿑ᦠ㙚䊈䉾䊃䊪䊷䉪
࿖ ㇺᐭ⋵
Ꮢ↸
㑐ㅪᯏ㑐
╬
࿖┙࿖ળ࿑ᦠ㙚 ㇺᐭ⋵┙࿑ᦠ㙚 Ꮢ↸┙࿑ᦠ㙚 ᄢቇ࿑ᦠ㙚 ቇᩞ࿑ᦠ㙚 ኾ㐷ᖱႎᯏ㑐
╬ ਛᄩ࿑ᦠ㙚
࿑ᦠ㙚
⒖േ࿑ᦠ㙚 Ꮢ┙࿑ᦠ㙚 Ꮢᓎᚲ
Ƥ
4.3 公立図書館の経営方針
行政情報提供の場としての公立図書館の利点、欠点について整理すると、公立図書館の利点 として、①図書館法による行政資料提供・収集の規定、②住民に対する資料・情報提供サービ スの長年にわたる経験と実績、③館種を超えた相互貸借等によるネットワークの基盤、④特定 分野に偏らない広範な資料、情報源、⑤著作権法による複製の特例、⑥教育委員会所管による 政治的中立性などが挙げられる。
これに対して、公立図書館の欠点としては、①図書館員の自治体行財政に関する専門知識・
経験の不足、②専門図書館的情報サービスの不足、③教育委員会所管・出先機関としての行政 情報・資料の収集力の不足、④自治体組織内部に対するサービスの不足などが挙げられる。
そして、このような利点を活かし、欠点を解消して、行政情報提供の場として公立図書館が 機能するための経営資源(①人、②物(情報源)、③金(予算))と④サービス内容に関する経 営方針を提言する。
① 図書館員の自治体行財政に関する知識(行政学・財政学等)と経験を獲得することを推進 し、担当分野の主題知識を持ったうえで、図書館情報学、語学、経営学等にも精通した図 書館専門職としての資質の高い図書館員を養成する。それとともに、図書館組織内では勿 論、自治体組織内の関連部門との適切な人事交流等により自治体職員としての資質の向上
にも努める。
② 当該自治体刊行物を網羅的に収集するために、文書管理規則等で自治体刊行物の図書館へ の納本義務を制度化するとともに、コレクションを最大限に活用できるよう、公文書も含 めた二次資料の整備とその電子化を図り、情報通信技術の導入を積極的に取り入れて、情 報アクセスの機能を高める。さらに、インターネット等を介した外部情報資源とのネット ワーク化を強力に推進して、市民の多様な情報要求に応えられる情報環境の整備に努め る。
③ 行政情報提供の体制を整備する予算を獲得するために、自治体総合計画と関連して、現状 分析に基づいた図書館経営計画を策定する。そして、一定の評価基準により各部門の業務 を評価し、経営情報を活用して費用対効果の効率を高めて、従来からの非営利組織として の硬直化した経営体制から原価意識を持ったサービス機関として、公立図書館の経営改革 に努める。
④ 公立図書館サービスの質的変革を促すために、サービスの中心を従来からの貸出中心か ら、レファレンス・サービス、レフェラル・サービスを中心とする情報サービスに移行す るように努め、利用者の需要に応じた専門図書館的な能動的情報サービスを提供する。ま た、インターネット等により図書館の情報資源を広く公開し、容易にアクセスできるよう に努める。
5 おわりに
本研究では行政情報提供の場として公立図書館が貢献できる可能性について検討し、文献、
事例等を分析するなかで、資料・情報提供を基本業務として培ってきた公立図書館は、自治体 組織のなかで行政情報提供の場として大いに貢献できる潜在的可能性があることを明らかにす ることができた。
公立図書館は、1960年代後半以降から貸出を重点サービスに掲げて飛躍的に発展し、住民 の身近な施設となった。しかしながら近年、自治体財政の悪化等に伴い民間活力の活用が強調 され、限りない課題を抱えて岐路に立っている。出版流通機構上の資料貸出に重点を置いた図 書館運営は、主題専門性の弱さ、資料整理の委託化も伴って公立図書館員の専門性を後退させ ている。公立図書館が地域、住民の役に立つ機関となるには、図書館としての専門性を持つこ とに尽きる。公立図書館の主題専門性を高めることが可能な分野は、その図書館が設置されて いる地域の地域資料・情報に関する分野が最も有力である。今後も研究を継続して、行政情報 を含めた地域情報に焦点を絞って、地域情報提供機能の強化が今後の公立図書館の経営戦略と して有効であるか否かについて実証的な研究に取り組み、公立図書館に関する経営理論の構築 を目指したい。
文献リスト
1)根本彰.地方自治体における行政資料提供体制:情報公開制度との関連で.図書館評論.
No.28.P.80-99(1987)
2)国立国会図書館関西館図書館協力課編.地域資料に関する調査研究.精華町(京都府), 国立国会図書館,2008. 201p.
3)日本図書館協会編.中小都市における公共図書館の運営:中小公共図書館運営基準委員会 報告.復刻版.東京,日本図書館協会,1973.217p.
4)沓掛伊佐吉.郷土の資料委員会の歩みと今後の問題.図書館雑誌.Vol.65, No.12, p.63
(1971)
5)東京都公立図書館長協議会.地方行政資料の収集とその利用について.東京,東京都公立 図書館長協議会,1974.6p.
6)沓掛伊佐吉.地方行政資料の定義とその範囲.図書館雑誌.Vol.60, No.1,p.27-29(1966)
7)塩見昇.公共図書館と地方行政資料.図書館界.Vol.18, No.5,p.167-171(1967)
8)日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編.図書館ハンドブック第6版.東京,日 本図書館協会,2005. 652p.
9)日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編.図書館情報学用語辞典第4版.東京,丸善,
2013. 284p.
10)図書館情報学ハンドブック編集委員会編.図書館情報学ハンドブック第2版.東京,丸善,
1999. 1145p.
11)Rothstein,Samuel.レファレンス・サービスの発達.長澤雅男監訳.東京,日本図書館 協会,1979.256p.
12)竹内善作.市政参考図書館概論.市立図書館と其事業.No.36, p.2-9(1926)
13)末継義治.マッカシーとその立法参考調査図書館:我が国における議会図書館の現象.図 書館界.Vol.42,No.1,p.16-31(1990)
14)根本彰.アメリカにおける自治体行政情報サービスの現状:市政参考図書館と公共図書館 の活動にみる.現代の図書館.Vol.27, No.4,p.244-253(1989)
15)Duval.Jim. Local government information services. Aslib Proceedings. Vol. 40, p.33-42(1988)
16)根本彰.戦後公共図書館と地域資料:議論の流れと問題点の整理.みんなの図書館.No.115, p.10-18(1986)
17)藤沢和男.日野市立図書館市政図書室の行政情報サービス.みんなの図書館.No.211, p.5-11(1994)
18)関千枝子.図書館の誕生:ドキュメント日野市立図書館の20年.東京,日本図書館協会,
1986.193p.
19)池谷岩夫.日野市立図書館市政図書室の活動:行政に対するサービスと行政資料の公開.
図書館雑誌.Vol.74, No.3,p.114-116(1980)
20)岩崎勝二,小川剛.憲法精神を守るまち:東京・日野市.月刊社会教育.Vol.24, No.5,
p.21-32(1980)
21)砂川雄一.行政に対する資料・情報サービス.図書館界.Vol.34,No.1,p.115-120(1982)
22)松岡要.図書館を役所の住民情報センターに.みんなの図書館.No.239, p.52-56(1997)
23)大串夏身.図書館を行政情報の窓口に:「知る権利」の保障を中心に考える.新聞研究.
No.444, p.45-48(1988)
24)大串夏身.情報公開制度と図書館:図書館の活用のされ方と実現の条件.図書館雑誌.
Vol.91, No.8,p.601-603(1997)
25)日本図書館協会編.市民の図書館.増補版.東京,日本図書館協会,1976.168p.
26)日本図書館協会図書館政策特別委員会編.公立図書館の任務と目標解説.東京,日本図書 館協会,1989.69p.
27)これからの図書館の在り方検討協力者会議編.これからの図書館像:地域を支える情報拠 点をめざして.東京,これからの図書館の在り方検討協力者会議,2006.94p.
28)猪谷千香.つながる図書館:コミュニティの核をめざす試み.東京,筑摩書房,2014.238p.