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Academic year: 2021

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はじめに

藤田佳久

愛知大学東亜同文書院大学記念センター長

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「愛知大学東亜同文書院記念センター・オープンリサーチセンタ一年報J 第 3 号をお届けする。

早いもので、本センターがオープン・リサーチ・センターの事業として文科省の事業に選定され 3 年 目が終了した。全 5 年間の事業期間の過半が過ぎたことになり、昨年の晩秋には文科省へ中間報告も行っ た。

2 年固までは展示施設の改修事業と展示整備を中心にしたハードな事業が中心となったが、 3 年目は その完成をベースにして、ソフトの事業が中心となった。

具体的にはまずシンポジウムや講演会、研究会が活発に行われた。とりわけ、シンポジウムは 3 年目 は囲内シンポの開催年となり、共通テーマとして「東亜同文会の束アジアにおける教育活動とその展開J を掲げた。これは 20 世紀前半期に東亜同文書院の経営母体である東亜同文会が、東アジアを中心に一 般啓蒙教育学校を各地に開設し、東アジアの教育によるレベルアップこそが欧米列強への抵抗力をつけ るものだとする理事長近衛篤麿の考えによるものであり、東亜同文書院もその一環であった。各論者は それぞれの研究蓄積を発表していただき、多くの新たな知見を得た。

また、本年は弘前と福岡で書院の展示会と講演会を行った。弘前は山田良政兄弟の出身地であり、山 田兄弟を中心にした展示と講演会には多くの方が参加していただき、弘前の市民にとって新鮮な情報を 与えることになり、好評であった。

さらに福岡でも書院の展示と講演会を行った。書院へ入学した人達の多い九州だけにぜひ開催したい 場所であった。西日本新聞社の後援や書院、愛大の九州、|や山口の同窓生のご協力も得て一般市民や書院 の関係者も来訪いただき、盛況であった。

そのほか、いくつかの講演会と研究会も行われ、地道ながら研究もすすめられた。それらは本号をみ ていただければ幸いである。

いずれにしても、東亜同文書院記念センターは地元だけでなく、各地での展示実績も加わり広く知ら れるようになり注目されるようになってきた。それが年度末の 3 月下旬にアメリカシカゴで開催される アジア学会から発行物の出品要請もあり、出版物のほか、「東亜同文書院から愛知大学へJ の展示参加 もするとともに、シカゴ大学では書院の歩みと大旅行を中心に愛大へ推移する講演も行なうことになっ た。これにより世界的な注目と世界的に研究者との交流ができ、書院をめぐる新たな視点と世界が広がっ たといえ、今後の書院研究が世界レベルへも発展し、それが愛知大学にも良い刺激をもたらすきっかけ になればと願いたい。

また一方、地元の方々の共働組織として「友の会J も発足した。これにより地元地域とのつながりも 持てるようになったことも特記しておきたい。

参照

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