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函医誌 第34巻 第1号(2010)編 集 後 記
今年度の市立函館病院医学誌の内容は,原著1編,症例報告4例,技術2編,CPC6 例である。最近は専門医志向のためなのか,所属学会が認めた学会報告,雑誌以外は専 門医になるための業績として認められないため,函館医学誌のような雑誌や,地域の学 会への発表を嫌う傾向がますます加速している。その中でも毎年何とかこのような形で 発刊できることは投稿していただいた諸氏はじめ各科の関係者,査読の労を厭わぬ編集 委員の努力の賜であり深く感謝を申し上げたい。
医学,医療は広く,深い内容を持ち,それがたとえ医学の初歩的事項であったからと いって,本質的な理解に至るのは極めて困難である。医療者としての経験をより深く自 らの血肉とするためには,実践の場で経験した症例,事象と真摯に向き合い,その本体 に迫る努力を繰り返す以外にはありえない。論文を纏めることや学会発表するために は,さらに自らの経験を他人にわかりやすく伝えるための努力が必要となってくる。
自分自身の経験を振り返ってみても,単なる座学や耳学問では,たとえ素人相手にせ よ説得力のある説明は難しい。ましてや,それぞれの専門分野においてチーム医療を行 うのであれば,業務のレベルを高めるという一点に絞ったとしても,論文を書く作業の 大切さとその効果には限りがない。ましてや専門的なコミュニケーションを交わすので あれば,独断に陥らず過不足のない議論を尽くす能力を養う上で,論文発表という機会 をのがさず努力し続けることの貴さは計り知れない。
今回の執筆者と編集関係者に敬意を表しつつ,市立函館病院医学誌に目を通していた だいた読者への啓発になる事を願い,編集後記とする。
(下山則彦)
函医誌 第34巻 第1号(2010)
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函 館 医 学 誌
第34巻 第1号
平成22年10月29日 印 刷 平成22年10月29日 発 行
発 行 者 木 村 純
編 集 者 編 集 委 員 会
(代表 下山則彦)
発 行 所 市 立 函 館 病 院
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函館市港町1−10−1 電 話 (0138)43−2000FAX
(0138)43−4434
(事務局)印 刷 所 有限会社共立印刷
(デジタルシステム部)
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函 館 市 吉 川 町 6− 6 電 話 (0138)43−7650041‐ 8680
040‐ 0077