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与謝野晶子訳『源氏物語』書誌集成(上)

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(1)

与謝野晶子訳『源氏物語』書誌集成(上)

佐   藤   由   佳

  本稿は、与謝野晶子による『源氏物語』現代語訳の書誌について調査し、まとめたものである。

  書誌の掲出方法は、次のとおり。 一、書籍の出版形態により《単行本》 、《叢書》 、《文庫》に三分類し、 本稿ではそのうち《単行本》について掲げる。 《叢 書》 、《文庫》については、別稿(本稿末尾に記載)として掲げることとする。 二、右のそれぞれの配列については、刊行年月日の順とした。

  与 謝 野 晶 子 は、 そ の 生 涯 に お い て、 『 源 氏 物 語 』 を 二 度 に わ た っ て 現 代 語 訳 し て い る が、 一 度 目 の も の を「 新 訳 」、 二 度 目のものを「新新訳」と称している。本稿においては、書名の下に「新訳」 「新新訳」の別を〈    〉により付した。

  ま た、 そ れ ぞ れ の 訳 の 違 い を 知 る 手 だ て の 一 つ と し て、 〈 桐 壺 巻 〉 冒 頭 部 を、 「 新 訳 」「 新 新 訳 」 そ れ ぞ れ の 初 出 本 文 を 掲 出した。

  与謝野晶子は、明治一一年一二月七日、大阪府堺市にて誕生し、昭和一七年五月二九日没している。

  す で に、 明 治 四 二 年 九 月 頃 か ら 小 林 天 眠 の 依 頼 に よ り「 源 氏 物 語 講 義 」 の 執 筆 中 で あ っ た が、 明 治 四 三 年 頃、 金 尾 文 淵

(2)

堂 の 金 尾 種 次 郎 か ら の 依 頼 に よ り、 『 源 氏 物 語 』 の 現 代 語 訳 に 取 り 組 み、 『 新 訳 源 氏 物 語 』 を 刊 行 し た。 そ の 後、 関 東 大 震 災 に よ り、 「 源 氏 物 語 講 義 」 の 原 稿 の 大 半 が 焼 失。 し か し、 再 度 現 代 語 訳 に 取 り 組 み、 『 新 新 訳 源 氏 物 語 』 に 至 っ て い る。 古典作品の現代語訳には、 『新訳栄華物語』 、『新訳紫式部日記・新訳和泉式部日記』 ・『新訳徒然草』がある。

(3)

       

『新譯源氏物語』 全三巻四冊。金尾文淵堂。 〈新訳〉 「上巻」     (桐壺~乙女)     明治四五年   二月二一日    四六一頁 「中巻」     (玉鬘~夕霧)     明治四五年   六月二五日    九二二頁 「下巻の一」

  (御法~寄生)

    大正   二年   八月二一日   一三五八頁 「下巻の二」

  (東屋~夢の浮橋)

  大正   二年一一月   三日   一八一九頁

(4)

サ イ ズ : 二 二 ・ 〇 × 一 五 ・ 〇 ㎝ / 一 頁 行 数 : 一 三 行 ( 本 文 )、 一 一 行 ( 序 文 ) / 一 行 字 数 : 三 〇 字 ( 本 文 )、 二 三 行 ( 序 文 )

  与謝野晶子の現代語訳として最初に刊行されたもので、 〈新訳〉と称する。総ルビを付す。

  序 文 は、 森 林 太 郎( 森 鷗 外 ) お よ び 上 田 敏 が 記 す。 な お、 こ の 序 文 の 掲 載 順 に つ い て は、 『 鉄 幹   晶 子   全 集 』

[

たかについては確認ができていない。 五 版 」 の 序 文 は、 森 鷗 外、 上 田 敏 の 順 で あ り、 そ れ 以 降 の 版 は、 市 川 氏 の 指 摘 ど お り で あ っ た。 第 六 版 が ど う で あ っ 十 版 」、 名 古 屋 市 鶴 舞 中 央 図 書 館 蔵「 第 十 版 」 を 閲 覧 し た が、 愛 知 淑 徳 大 学 蔵「 初 版 」 お よ び 神 奈 川 近 代 文 学 館 蔵「 第 神 奈 川 近 代 文 学 館 蔵「 第 五 版 」、 蓬 左 文 庫 蔵「 第 七 版 」、 国 立 国 会 図 書 館 デ ジ タ ル コ レ ク シ ョ ン「 第 七 版 」 お よ び「 第 た が、 六 月 二 十 日 刊( 第 七 版: 佐 藤 注 ) で は 上 田 敏、 森 鷗 外 の 順 に な っ て い る。 」 と あ る。 愛 知 淑 徳 大 学 蔵「 初 版 」、 所載の市川千尋氏による「解題〈付記〉 」において、 「二月二十一日発行の第一版では序文が森鷗外、 上田敏の順であっ

30]

  本書の発行元は、 金尾文淵堂であるが、 奥付に「發賣元」として、 「勉強堂書店」の名が併記されている版がみられる。 「 上 巻 」 に つ い て は、 愛 知 淑 徳 大 学 蔵「 初 版 」、 神 奈 川 近 代 文 学 館 蔵「 第 五 版 」、 蓬 左 文 庫 蔵「 第 七 版 」 お よ び 国 立 国 会 図書館デジタルコレクション 「第七版」 が、 これに相当する。 「中巻」 についても、 愛知淑徳大学蔵および蓬左文庫蔵 「初 版」 、国立国会図書館デジタルコレクション「再版」が同様である。

  装丁・絵・書は、中澤弘光。定価は、各巻三円。

頁を新たにし、七頁を要している。   「 下 巻 の 二 」 巻 末 に「 新 譯 源 氏 物 語 の 後 に 」 と 題 す る 晶 子 自 身 の あ と が き を 収 め る。 こ れ に つ い て は、 本 文 終 了 後、

  本文頁数は全巻通しとなっている(前掲頁数はこれによる) 。

  なお、 「下巻の一」の九八八頁の次を八八九頁とするが、その後は九九〇頁と本来の頁数表記に戻っている。

(5)

〈「桐壺」巻冒頭部〉

  何 い つ 時 の 時 じ だ い 代 で あ つ た か、 帝 みかど の 後 こ う き う 宮 に 多 おほ く の 妃 ひ ひ ん 嬪 逹 たち が あ つ た。 こ の 中 なか に 一 ひ と り 人 陛 へ い か 下 の 勝 すぐ れ た 寵 ちよう を 受 う け て 居 ゐ る 人 が あ る。 こ の 人 ひと は 極 きは め て 權 け ん も ん 門 の 出 しゆつしん 身 と 云 い ふ の で も な く、 ま た 今 いま の 地 ち ゐ 位 が 後 こ う き う 宮 に お い て さ ま で 高 たか い も の で も な か つ た。 多 おほ く の 女 ぢ よ せ い 性 の 嫉 し つ と 妬 が こ の 人 ひと の 身 し ん ぺ ん 邊 に 集 あつま る の は 云 い ふ ま で も な い。 こ の 人 ひと よ り も 位 ゐ ち 置 の 高 たか い 人 ひと は も と よ り、 そ れ 以 い か 下 の 人 ひと の 嫉 し つ と 妬 は 甚

はなはだ

し い も の で あ つ た か ら、 こ の 人 ひと は 苦 くる し い、 悲 かな し い 日 ひ を 宮 きうちゆう 中 で 送 おく つ て 居 ゐ た。 そ の 上 うへ く よ く よ と 物 も の お も 思 ひ ば か り を す る 結 け つ く わ 果 病 びやうしん 身 に さ へ な つ た。 陛 へ い か 下 は 二 は た ち 十 に な る や な ら ず の 靑 せ い ね ん 年 で あ る。 戀 こひ の た め に は 百 ひやくくわん 官 の 批 ひ な ん 難 も 意 い に 介 かい せ ら れ な い、 い よ い よ 寵 ちようあい 愛 は この人 ひと 一 ひ と り 人に集 あつま るさまである。この人 ひと も百 ひやくほう 方嫉 し っ し 視の中 なか に陛 へ い か 下の愛 あい 一 ひと つをたよりにして生 い きて居 ゐ る。

『新譯源氏物語』 全四巻。金尾文淵堂。 〈新訳〉 「第一巻」

  (桐壺~乙女)

    大正三年一二月   一日    四九四頁 「第二巻」

  (玉鬘~夕霧)

    大正三年一二月一二日    九八九頁 「第三巻」

  (御法~寄生)

    大正三年一二月二〇日   一四六二頁 「第四巻」

  (東屋~夢の浮橋)

  大正三年一二月三一日   一九六一頁

(6)

サ イ ズ : 一 七 ・ 三 × 一 一 ・ 〇 ㎝ / 一 頁 行 数 : 一 二 行 ( 本 文 )、 一 〇 行 ( 序 文 ) / 一 行 字 数 : 三 〇 字 ( 本 文 )、 二 二 行 ( 序 文 )

  前著の縮刷発行版。挿絵なし。装丁は、有島生馬。頁数は、全巻通し。定価は、各巻一円。

  「三六判変型のクロース装、天金の縮刷四冊版」

(神野藤昭夫『与謝野晶子の新訳源氏物語―薫 ・ 浮舟編』の「解説」 。 以下、同氏の所説は同書による。 )である。

  奥付に 「縮刷発行」 とあるが、 「桐壺」 冒頭には、 明治四五年二月二一日の版 (オリジナル) との本文異同が見られる。 そ れ に つ い て は、 神 野 藤 昭 夫 氏 も 触 れ て お り、 す で に 片 桐 洋 一 氏 の 指 摘( 『 源 氏 物 語 以 前 』( 平 成 一 三 年 一 〇 月 三 〇 日   笠間書院) )のあることが紹介されている。

  本 文 異 同 の 一 例 と し て、 「 桐 壺 」 の 二 箇 所 を 掲 出 す る。 な お、 異 同 部 分 に 傍 線 を 付 し た。 ま た、 見 や す さ の た め ル ビ は省いた。

(7)

・『新譯源氏物語』 「上巻」 (明治四五年二月二一日)

  …この中に一人陛下の勝れた寵を受けて居る人がある。…陛下は二十になるやならずの靑年である。… ・『新譯源氏物語』 「第一巻」 (大正三年一二月一日)

  …その中に一人陛下の勝れた寵を受けて居る人がある。…陛下は三十になるやならずの靑年である。…

  なお、 「第一巻」の発行年月日については、現在三種類が確認できる。印刷年月日とともにそれらを列挙する。 ①佐藤架蔵

  大正三年一一月二六日   印    刷

  大正三年一二月   一日   縮刷發行 ②国立国会図書館デジタルコレクション

  大正三年一一月二六日   印    刷

  大正三年一二月   六日   縮刷發行 ③国文学研究資料館〈近代書誌・近代画像データベース〉

  (弘前市立弘前図書館蔵)

  大正三年一一月   七日   印    刷

  大正三年一二月一二日   縮刷發行

  印刷年月日および発行年月日以外の大きな相違点としては、 ①、 ③が内表紙書名の右横に朱で「賜天覧   賜台覧」 と掲出するのに対し、②は、表紙見返し裏に「賜台覧   賜天覧」の文字を付し、一頁のち内表紙となる。

(8)

『新譯源氏物語』 全二巻。大鐙閣。 〈新訳〉 「上」

  (桐壺~夕霧)

    大正一五年   二月一〇日    九二二頁 「下」

  (御法~夢の浮橋)

  大正一五年   二月二〇日   一八一九頁

サ イ ズ : 二 二 ・ 五 × 一 五 ・ 五 ㎝ / 一 頁 行 数 : 一 三 行 ( 本 文 )、 一 一 行 ( 序 文 ) / 一 行 字 数 : 三 〇 字 ( 本 文 )、 二 三 字 ( 序 文 )

  神 野 藤 昭 夫 氏 の い う「 大 鐙 閣 が 初 版 を 異 装 二 冊 本 と し て 出 版 」 し た も の で あ る。 た だ し、 本 文 内 容、 頁 数 な ど に つ いては基本的に同じだが、次の点が初版とは異なる。 ・ 初 版 に お い て「 槿 」 の 前 頁 に お か れ て い た 挿 絵 が「 乙 女 」 の 前 頁 に お か れ、 逆 に「 槿 」 の 前 頁 に お か れ て い た 挿 絵が「乙女」の前頁におかれている。 ・初版において「浮舟」の前頁におかれていた挿絵がない。

(9)

・五〇五頁一行目一番上の「寂」の文字が反転している。

  函入り。装丁および挿絵は、中澤弘光。定価は、各巻四円二五銭。頁数は、両巻通し。

『新譯源氏物語』 全二巻。金尾文淵堂。 〈新訳〉 「上」

  (桐壺~夕霧)

    大正一五年   四月二九日    九八九頁 「下」

  (御法~夢の浮橋)

  大正一五年   七月二七日   一九六一頁

サイズ:一七・ 五 × 一 〇 ・ 五 ㎝ /一頁行数:一〇行/一行字数:三〇字

  大正三年に金尾文淵堂から刊行された、 『新譯源氏物語』全四巻の合本発行である。

  表紙および箱張は、奥村土牛による藤原隆能の絵の模写。挿画は、梶田半古。函 ・ 表紙 ・ 挿絵は、木版によるカラー 刷り。定価は、各巻三円八〇銭。頁数は、両巻通し。

『新譯源氏物語』 全二巻。河野成光館販売。 〈新訳〉 「上」

  (桐壺~夕霧)

    昭和   四年   三月   五日    九二二頁 「下」

  (御法~夢の浮橋)

  昭和   四年   三月   五日   一八一九頁

サ イ ズ : 二 二 ・ 〇 × 一 五 ・ 五 ㎝ / 一 頁 行 数 : 一 三 行 ( 本 文 )、 一 一 行 ( 序 文 ) / 一 行 字 数 : 三 〇 字 ( 本 文 )、 二 三 字 ( 序 文 )

(10)

  大 正 一 五 年 二 月 に 大 鐙 閣 か ら 刊 行 さ れ た『 新 譯 源 氏 物 語 』 の 再 版。 内 容 等 は 同 じ だ が、 大 正 一 五 年 二 月 版 に は「 下 」 の巻末に「 (をはり) 」と記されているが、この版にはそれがない。

  宇 和 島 市 立 図 書 館 蔵 本 で 確 認 し た と こ ろ、 奥 付 の 本 来 の「 發 行 所 」 欄 に は、 「 發 賣 所   河 野 成 光 館 」 と 印 字 し た、 同 質の別紙が貼付されている。

  定価は、各巻四円二五銭。頁数は、全巻通し。

  本書の奥付については、神野藤昭夫氏がすでに次のように述べている。 ・・・昭和四年三月五日に河野成光館を発売所として、再版が発行されている。それは「発売元   大鐙閣」とある 上に、 「発売所   河野成光館」という附 ふ せ ん 箋が糊 のり づけされたものである。 ・・・

  しかしながら、 岐阜県立図書館蔵本『新譯源氏物語下』には、 神野藤昭夫氏いうところの「附 ふ せ ん 箋」は確認できなかっ た(のちにはがされた形跡もない) 。再版発行年月日を同一にして「發行所」を「大鐙閣」とする。

『新譯源氏物語』 全二巻。新興社。 〈新訳〉 「上」

  (桐壺~夕霧)

    昭和   七年   一月   八日    九二二頁 「下」

  (御法~夢の浮橋)

  昭和   七年   一月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

(11)

  本 体 背 と 函 背 の 字 体 が 異 な る。 本 体 背 の 字 体 は、 大 正 一 五 年 二 月 に 大 鐙 閣 か ら 刊 行 さ れ た 全 二 巻 の も の と 同 じ。 本 文 内 容、 頁 数 な ど に つ い て も、 大 正 一 五 年 二 月 に 大 鐙 閣 か ら 刊 行 さ れ た 全 二 巻 の も の と 基 本 的 に 同 じ だ が、 次 の 点 が 異なる。 ・「上田敏」および「森林太郎」の序について、それぞれの記載年月がない。 ・「葵」の前頁の挿絵と「榊」の前頁の挿絵が入れ替わっている。 ・大鐙閣刊行本において一四三九頁の前頁にある挿絵が一四四三頁の前頁におかれている。 ・大鐙閣刊行本において一五一一頁の前頁にある挿絵が「浮舟」の前頁におかれている。 ・大鐙閣刊行本において一七三三頁の前頁にある挿絵が「手習」の前頁におかれている。

  函入り。天金。挿絵は、中澤弘光。定価は、各巻二円五〇銭。頁数は、両巻通し。

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社。 〈新訳〉 昭和   七年   七月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  前 掲 書、 昭 和 七 年 一 月 に 新 興 社 か ら 刊 行 さ れ た『 新 譯 源 氏 物 語 』 全 二 巻 を、 一 巻 に ま と め た も の と 考 え ら れ る。 全 一 巻 本 で あ る に も か か わ ら ず、 目 次 が「 新 譯 源 氏 物 語 上 巻   目 次 」「 新 譯 源 氏 物 語 下 巻   目 次 」 と な っ て い る こ と、 お よ び 大 正 一 五 年 刊 の 大 鐙 閣 刊 行 本 を 基 準 と し て、 前 掲 書 と の 相 違 点 が 同 じ で あ る こ と。 た だ し、 前 掲 書 に あ っ た「 ( を はり) 」の文字はない。

(12)

  なお、奥付書名は、 『新譯源氏物語』であるが、函および本体背の書名は、 『新譯源氏物語   全』 。

  絵および書は、中澤弘光。クロス装、函入り。天金。定価は、 「定價金四圓五拾錢」 「特價金参圓六拾錢」とある。

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社。 〈新訳〉 昭和   八年   五月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  昭和七年七月に新興社から刊行された前掲『新譯源氏物語』と、本文および定価設定は、同じ。

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社。 〈新訳〉 昭和   八年   八月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  昭 和 七 年 七 月 に 新 興 社 か ら 刊 行 さ れ た『 新 譯 源 氏 物 語 』 と、 本 文 内 容 お よ び 定 価 設 定 は、 同 じ。 し か し、 次 の 点 が 異なる。 ・「上田敏」および「森林太郎」の序について、 「上田敏」の記載年月はあるが、 「森林太郎」のそれについてはない。 ・昭和七年七月刊行本において一六八三頁の前頁にある挿絵が、一七〇七頁の前頁にある。

(13)

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社。 〈新訳〉 昭和   九年   五月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  昭和七年七月に新興社から刊行された『新譯源氏物語』と、 本文内容、 定価設定ともに同じ。しかし次の点が異なる。 ・「上田敏」および「森林太郎」の序について、両者とも記載年月日がある。 ・昭和七年七月刊行本において「手習」の前頁にある挿絵が一六七九頁の前頁におかれている。 ・昭和七年七月刊行本において「夢の浮橋」の前頁にある挿絵がない。

  なお、奥付書名は『新譯源氏物語』であるが、本体背および函背の書名は『新譯源氏物語   全』とする。

(14)

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社。 〈新訳〉 昭和一〇年   一月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  昭和七年七月に新興社から刊行された『新譯源氏物語』と、本文および定価設定は同じ。ただし、次の点が異なる。 ・本体背の書名は、 『新譯源氏物語』 。 ・ 目 次 に は、 「 新 譯 源 氏 物 語 上 巻   目 次 」「 新 譯 源 氏 物 語 下 巻   目 次 」 の 文 字 は な く、 「 新 譯 源 氏 物 語   目 次 」 と 改 められている。

『新譯源氏物語』 全四巻。新興社発行・富文館発売。 〈新訳〉 「第一巻」

  (桐壺~薄雲)

    昭和一〇年   九月   八日    四〇一頁 「第二巻」

  (槿~夕霧)

     昭和一〇年   九月   八日    九二二頁 「第三巻」

  (御法~寄生)

    昭和一〇年   九月   八日   一三五八頁 「第四巻」

  (東屋~夢の浮橋)

  昭和一〇年   九月   八日   一八一九頁

サ イ ズ : 一 九 ・ 〇 × 一 三 ・ 〇 ㎝ / 一 頁 行 数 : 一 三 行 ( 本 文 )、 一 一 行 ( 序 文 ) / 一 行 字 数 : 三 〇 字 ( 本 文 )、 二 三 行 ( 序 文 )

  奥 付 に は、 発 行 所「 新 興 社 」、 販 売 所「 富 文 館 」 と あ る。 函 に 貼 付 の 題 箋 に は「 與 謝 野 晶 子 譯   新 譯 源 氏 物 語   第 一

(15)

巻   東 京 富 文 館 藏 版 」 と あ る。 装 丁 お よ び 挿 絵 は、 中 澤 弘 光。 天 金。 表 裏 見 返 し の 図 柄 は、 新 興 社 刊『 新 譯 源 氏 物 語 』 全 一 巻 も の と 同 じ だ が、 色 使 い が 異 な り、 全 一 巻 も の が 薄 橙 色 系 で あ る の に 対 し、 若 草 色 で あ る。 挿 絵 の 版 が、 全 一 巻ものと比較すると摩耗の跡がうかがえる。

  定価については、版によって異なると思われる。各巻、一円五〇銭のものと、一円七〇銭のものが確認できる。

  また、本書に関連して、神野藤昭夫氏は次のとおり復刻版の存在を示唆している。 …インターネット情報で、実物は未見だが、 THE PRESS WOMAN LIFE Co. (旧婦人と暮らしの会出版社)とい う と こ ろ か ら、 平 成 七 年 二 月 か ら 七 月 に か け て『 復 刻 版   新 訳 源 氏 物 語   昭 和 拾 年 版 』 全 四 巻 が 出 て い る ら し い。 …

  この『復刻版   新訳源氏物語   昭和拾年版』全四巻について、現在、確認できていない。

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社発行・富文館発売。 〈新訳〉 昭和一〇年   九月   八日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  奥 付 に は、 発 行 所「 新 興 社 」、 販 売 所「 富 文 館 」 と あ る。 前 掲 の 発 行 所「 新 興 社 」、 販 売 所「 富 文 館 」 の 全 四 巻 の も のと同日に刊行された、全一巻ものである。

  昭 和 七 年 七 月、 昭 和 八 年 五 月、 昭 和 九 年 五 月 お よ び 昭 和 一 〇 年 一 月 に 新 興 社 か ら 刊 行 さ れ た『 新 譯 源 氏 物 語 』 全 一 巻と本文内容、定価設定ともに同じ。

(16)

  ただし、次の点が異なる。 ・内表紙の字体とレイアウト。 (字体については、発行所「新興社」 、販売所「富文館」の全四巻のものと同一。 ) ・表裏見返しの図柄の色。 (発行所「新興社」 、販売所「富文館」の全四巻のものと同一。 ) ・「序」の筆者による記載年月の有無。前掲の新興社刊行の全一巻ものには、 上田敏ならびに森林太郎による「序」 について、それぞれ記載年月が「明治四十五年一月」と記載されているが、本書にはその記載がない。

『新譯源氏物語』 全一巻。新興社発行・春洋社販売。 〈新訳〉 昭和一一年一二月   五日   一八一九頁

サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数:一三行/一行字数:三〇字

  奥付には、発行所「新興社」 、販売所「春洋社」とあり、 「昭和十一年十二月一日譲受印刷」と記す。

  函入り。天金。定価は、二円八〇銭。

  なお、刊行年月日を同一とし、本体および函の装丁が異なる版も確認できる。

『新新譯源氏物語』 全六巻。金尾文淵堂。 〈新新訳〉 「第一巻」

  (桐壺~葵)

      昭和一三年一〇月二一日    五一九頁 「第二巻」

  (榊~朝顏)

      昭和一三年一一月二一日    四八一頁 「第三巻」

  (乙女~藤のうら葉)

  昭和一三年一二月二一日    五二七頁

(17)

「第四巻」

  (若菜上~夕霧)

    昭和一四年   二月一一日    五〇九頁 「第五巻」

  (夕霧(二)~總角)

  昭和一四年   六月三〇日    五三一頁 「第六巻」

  (早蕨~夢の浮橋)

   昭和一四年   九月一二日    六八一頁

サイズ:一八・〇×一二・五㎝/一頁行数:一二行/一行字数:三三字

  与謝野晶子の現代語訳として〈新訳〉に次いで刊行されたもので〈新新訳〉と称する。総ルビを付す。

  装 丁 お よ び 口 絵 は、 正 宗 得 三 郎。 こ れ に つ い て 与 謝 野 晶 子 は、 「 第 六 巻 」 巻 末 の「 あ と が き 」 を「 私 わたし の 最 もつと も 親 した し い 畫 ぐ わ か 家 の 正 ま さ む ね 宗 得 とく 三 さ ぶ ろ う 郎 氏 し が 裝 さ う て い 幀 と 口 く ち ゑ 繪 を 描 か い て 下 くだ す つ た の は 大 おほ き い 幸 しあは せ で あ つ た。 」 と 結 ん で い る。 各 巻 頭 に お か れ て い る 正 宗 得 三 郎 の 絵 は、 す べ て 扇 形 の 枠 の 中 に 描 か れ る。 ま た、 五 十 四 帖 そ れ ぞ れ の 巻 頭 に は、 晶 子 自 筆・ 自 作 に よ る 和 歌 が 付 さ れ る。 「 第 六 巻 」 の 本 文 は、 六 八 一 頁 で 一 旦 終 了 し て い る が、 そ の あ と に 新 た に 頁 を 起 こ し、 一 〇 頁 分 の「 あ とがき」を付す。

  発売当初は全八巻を予定していたと思われる。 「第一巻」 から 「第四巻」 の巻末予告には、 「新新譯源氏物語   全八巻」 とし、全八巻である旨が明記されている。しかし、 「第五巻」巻末予告は、全六巻であることを記す。

  定 価 に つ い て は、 各 巻 奥 付 に「 定 價   金 貳 圓 貳 拾 錢 」 と 印 字 す る。 た だ し、 「 特 價   金 貳 圓 」 の 紙 が 附 箋 で 貼 ら れ て い る も の も 確 認 で き る。 な お、 巻 末 の『 新 新 譯 源 氏 物 語 』 の 広 告 に は、 「 毎 冊   正 價   金 貳 圓 貳 拾 錢・ 特 價   金 貳 圓 」 とある。函入り。

(18)

〈「桐壺」巻冒頭部〉

  ど の …… 様 さま の 御 み よ 代 で あ つ た か、 女 に よ ご 御 と か 更 か う い 衣 と か 云 い は れ る 後 こうきゆう 宮 が 大 お ほ ぜ い 勢 居 ゐ た 中 なか に、 最 さいじやう 上 の 貴 き ぞ く 族 出 しゆつしん 身 で は な い が 深 ふか い 御 ご あ い 愛 寵 ちよう を 得 え て 居 ゐ る 人 ひと が あ つ た。 最 さ い し よ 初 か ら 自 じ ぶ ん 分 こ そ は と 云 い ふ 自 じ し ん 信 と、 親 おや 兄 きやうだい 弟 の 勢 せいりよく 力 に 恃 たの む 所 ところ が あ つ て 宮 きゆうちゆう 中 に 入 はい つ た 女 に よ ご 御 逹 たち か ら は 失 し つ け い 敬 な 女 をんな と し て 嫉 ねた ま れ た。 そ の 人 ひと と 同 ど う と う 等、 若 も し く は そ れ よ り 地 ち ゐ 位 の 低 ひく い 更 か う い 衣 逹 たち は ま し て 嫉 し つ と 妬 の 焔 ほのほ を 燃 も や さ な い わ け も 無 な か つ た。 夜 よる の 御 お と ど 殿 の 宿 しゆくちよく 直 所 しよ か ら 退 さが る 朝 あさ 、 續 つづ い て そ の 人 ひと ば か り が 召 め さ れ る 夜 よ 、 目 め に 見 み 耳 みみ に 聞 き い て 口 く ち を 惜 し が ら せ た 恨 うら み の せ い も あ つ た か 身 か ら だ 體 が 弱 よわ く な つ て、 心 こころぼそ 細 く な つ た 更 か う い 衣 は 多 おほ く 實 じ つ か 家 へ 下 さが つ て 居 ゐ が ち と 云 い ふ こ と に な る と、 い よ い よ 帝 みかど は こ の 人 ひと に ば か り 心 こころ を お 引 ひ か れ に な る と 云 い ふ 御 ご や う す 様 子 で、 人 ひと が 何 なん と 批 ひ ひ や う 評 を し や う と も そ れ に 御 ご ゑ ん り よ 遠 慮 な ど と 云 い ふ も の が お 出 で き 來 に な ら な い。 御 ご せ い と く 聖 德 を 傳 つた へ る 歴 れ き し 史 の 上 うえ に も 暗 くら い 影 かげ の 一 ひとところ 所 殘 のこ る や う な こ と に も な り か ね な い 状 じやうたい 態 に な つ た。 高 こうくわん 官 逹 たち も 殿 でんじやう 上 役 やくにん 人逹 たち も困 こま つて、 御 ご か く せ い 覺醒になるのを期 き しながら、 當 たうぶん 分は見 み ぬ顏 かほ をしてゐたいと云 い ふ態 た い ど 度をとる程 ほど の御 ごちようあい 寵愛ぶりであつた。 唐 たう の 國 くに で も こ の 種 し ゆ る ゐ 類 の 寵 ち よ う き 姫、 楊 や う か 家 の 女 ぢよ の 出 しゆつげん 現 に よ つ て 亂 らん が 醸 かも さ れ た な ど と 蔭 かげ で は 云 い は れ る。 今 いま や こ の 女 ぢ よ せ い 性 が 一 天 て ん か 下 の 煩 わざは

ひ だ と さ れ る に 至 いた つ た。 馬 ば く わ い 嵬 の 驛 えき が い つ 再 さ い げ ん 現 さ れ る か も 知 し れ ぬ。 そ の 人 ひと に と つ て は 堪 た へ 難 がた い や う な 苦 くる し い 雰 ふ ん ゐ き 圍 氣 の 中 なか で も、唯 た だ深 ふか い御 ごあいじやう 愛情だけを賴 たよ りにして暮 くら してゐた。

『源氏物語』 全二巻。三笠書房。 〈新新訳〉 「上巻」

  (桐壺~若菜(上)

)       昭和二五年   九月   五日    五九七頁 「下巻」

  (若菜上(つづき)

~夢の浮橋)   昭和二五年一〇月一二日    六三一頁

(19)

サイズ:一九・五×一三・五㎝/一頁行数:二二行/一行字数:五四字

  前著の合本版である。奥付書名は、 『源氏物語』だが、函には、 『全譯   源氏物語』とある。

  「上巻」本文の後、

「與謝野晶子女史肖像」 (昭和二年撮影)モノクロ写真、 「解説」 (池田亀鑑「源氏物語と晶子源氏」 ) と続く。 「下巻」本文の後には、 「あとがき」 、「源氏物語年立」 、「源氏物語系圖」を付す。

  函入り。定価は、各巻四二〇円。

  なお、 版によって、 初版印刷日および初版発行日が異なるものが見受けられる。本稿書誌は、 蓬左文庫蔵本を掲げた。 その異同については、次のとおり。 蓬左文庫蔵本

  「上巻」

  昭和二五年   九月   五日   初刷刊行     昭和二六年   三月三〇日   五版刊行

(20)

  「下巻」

  昭和二五年一〇月一二日   初刷刊行     昭和二六年   三月三〇日   五版刊行 架蔵本

  「上巻」

  昭和二五年一〇月一二日   初刷刊行     昭和二六年   七月一〇日   四版刊行

  「下巻」

  昭和二五年一〇月一〇日   初刷刊行     昭和二六年   七月一五日   七版刊行

『定本   現代語訳   源氏物語』 全二巻。日本書房。 〈新新訳〉 「上巻」

  (桐壺~藤のうら葉)

  昭和三六年   九月三〇日    五四七頁 「下巻」

  (若菜上~夢の浮橋)

  昭和三六年一〇月三〇日    五七五頁

サイズ:二六・〇×一九・五㎝/一頁行数:二四行/一行字数:三一字(二段組みの一段)

  「上巻」

の巻頭には、 池田弥三郎による解説 「源氏物語について」 をおく。それぞれの帖の冒頭一頁には、 帖名のほか、 晶子の自作の和歌と登場人物関連系図を記す。各巻末に「訳注」が付される。

  装丁および挿絵は、三谷一馬。挿絵の色が、 「上巻」 (茶系色)と「下巻」 (緑系色)で異なる。

  定価は、各巻二、三〇〇円。

『定本   現代語訳   源氏物語』 全二巻。日本書房。 〈新新訳〉 「上巻」

  (桐壺~藤のうら葉)

  昭和三七年   九月二〇日    五四七頁 「下巻」

  (若菜上~夢の浮橋)

  昭和三七年一〇月二一日    五七五頁

(21)

サイズ:二六・〇×一九・五㎝/一頁行数:二四行/一行字数:三一字(二段組みの一段)

  昭 和 三 六 年 九 月 か ら 一 〇 月 に か け て 日 本 書 房 か ら 刊 行 さ れ た『 定 本   現 代 語 訳   源 氏 物 語 』 全 二 巻 と 内 容、 定 価 設 定ともに同じ。奥付に、改版の表記は見られない。

『定本   現代語訳   源氏物語』 全二巻。日本書房。 〈新新訳〉 「上巻」

  (桐壺~藤のうら葉)

  昭和三九年   三月二〇日    五四七頁 「下巻」

  (若菜上~夢の浮橋)

  昭和三九年   四月二〇日    五七五頁

サイズ:二六・〇×一九・五㎝/一頁行数:二四行/一行字数:三一字(二段組みの一段)

(22)

  昭 和 三 六 年 九 月 か ら 一 〇 月 に か け て 日 本 書 房 か ら 刊 行 さ れ た『 定 本   現 代 語 訳   源 氏 物 語 』 全 二 巻、 昭 和 三 七 年 九 月 か ら 一 〇 月 に か け て 日 本 書 房 か ら 刊 行 さ れ た『 定 本   現 代 語 訳   源 氏 物 語 』 全 二 巻 と 内 容 は 同 じ。 奥 付 に、 改 版 の 表記は見られない。

  ただし、定価は各巻三、二〇〇円。

『源氏物語』 全三巻。河出書房新社。 〈新新訳〉 「上」

  (桐壺~乙女)

    昭和四四年五月二五日    五五三頁 「中」

  (玉鬘~雲隠れ)

   昭和四四年六月二五日    五五五頁 「下」

  (匂宮~夢の浮橋)

  昭和四四年七月一〇日    五四一頁

(23)

サイズ:二二・五×一五・五㎝/一頁行数:一九行/一行字数:五二字

  カラー挿絵による豪華愛蔵版である。各巻末に池田弥三郎による「注釈」をおく。

  五十四帖それぞれに添えられているカラー挿絵の裏面には、その帖の簡潔なあらすじを付す。

  月 報 つ き。 各 巻 の 月 報 に は、 中 村 真 一 郎 に よ る「 『 源 氏 物 語 』 解 説 」、 鈴 木 敬 三 に よ る「 『 源 氏 物 語 』 の 風 俗 」 と 題 す る 論 文 を 掲 載。 あ わ せ て、 各 巻 に お け る「 系 図 」 を お く。 ま た、 各 月 報 に、 実 費 三 〇 〇 円 で 帙 の 頒 布 が あ る こ と を 掲 載している。

  装 丁 お よ び 色 刷 挿 絵 は、 新 井 勝 利。 題 字 は、 与 謝 野 晶 子。 ク ロ ス 装。 函 入 り。 帙 あ り。 帙 は、 本 体 と 同 じ 布 を 使 用。 定価は、各巻一、六〇〇円。

『源氏物語』 全一巻。河出書房新社。 〈新新訳〉 昭和六三年   一月三〇日    七八八頁

(24)

サイズ:二二・〇×一五・〇㎝/一頁行数: 二九行/一行字数: 三一字(二段組みの一段)

  帯には、 「全五十四帖を一巻に収めた待望の廉価普及版」 とある。内表紙および背の書名は、 『源氏物語   全五十四帖』 。 巻 末 に 与 謝 野 晶 子「 あ と が き 」、 続 い て 池 田 弥 三 郎「 注 釈 」、 「 解 説 」 を お く。 装 丁 は、 荒 川 じ ん ぺ い。 本 文 カ ッ ト は、 新井勝利。

  カ バ ー に つ い て は、 「 カ バ ー 原 画   カ ラ ー 長 篇 ア ニ メ ー シ ョ ン『 源 氏 物 語 』 よ り   製 作 = 朝 日 新 聞 / テ レ ビ 朝 日 / 日 本 ヘ ラ ル ド 映 画 グ ル ー プ   製 作 プ ロ ダ ク シ ョ ン = グ ル ー プ・ ダ ッ ク / ヘ ラ ル ド・ エ ー ス   監 督 = 杉 井 キ サ ブ ロ ー   脚 本=筒井ともみ   キャラクターデザイン=林静一   音楽=細野晴臣(サントラ盤・

EPIC

・ソニー) 」とある。

  定価は、二、四〇〇円。昭和六三年六月末日までは、特別定価二、〇〇〇円。

『与謝野晶子の新訳源氏物語』 全二巻。角川書店。 〈新訳〉 「ひかる源氏編」   平成一三年一一月三〇日    五七三頁 「薫・浮舟編」    平成一三年一一月三〇日    五四一頁

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サイズ:一九・〇×一三・〇㎝/一頁行数: 一七行/一行字数: 四四字 訳源氏物語』と幻の『源氏物語講義』 」と題する「解説」をおく。 「薫 ・ 浮舟編」巻末には、 与謝野晶子により大正二年に記された「新訳源氏物語の後に」 、 続いて神野藤昭夫による「 『新 部をひらがなに改めた。なお、 ひかる源氏編、 薫 ・ 浮舟編の編名は、 今回新たに設けたものである。 (編集部) 」とある。   「 本 書 は、 昭 和 四 年 河 野 成 光 館 刊 行 の 再 版 二 冊 本 を 底 本 に し て、 原 文 を 新 字・ 新 か な づ か い に 改 め た ほ か、 漢 字 の 一

  装丁は、谷口広樹。二巻一函入り。定価は、三、三〇〇円(税別) 。

(26)

  本 稿 の 参 考 文 献 に つ い て は、 別 稿 の「 与 謝 野 晶 子 訳『 源 氏 物 語 』 書 誌 集 成( 下 )」 (「 愛 知 淑 徳 大 学 大 学 院 文 化 創 造 研 究 科 紀要」第 7 号(二〇二〇年三月発行) )にまとめて掲げる。 (博士後期課程)

参照

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