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Academic year: 2021

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(1)

博士課程用(甲)

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(様式6-A)A. 雑誌発表論文による学位申請の場合

高草木陽介 氏から学位申請のため提出された論文の審査要旨

題 目 Predictive factors of acute skin reactions to carbon ion radiotherapy for the treatment of malignant bone and soft tissue tumors

(悪性骨軟部組織腫瘍に対する重粒子線治療における急性期皮膚反応の予測因子)

Radiation Oncology (2017) 12: 185

Yosuke Takakusagi, Jun-ichi Saitoh, Hiroki Kiyohara, Takahiro Oike, Shin-ei Noda, Tatsuya Ohno, Takashi Nakano

論文の要旨及び判定理由

急性期皮膚反応は放射線治療において一般的な有害事象であり、患者のQOLを低下させる。特 に重粒子線治療において、皮膚は処方線量と同等の線量が照射されると重篤な皮膚障害が生じる ことが報告されており、皮膚はリスク臓器の一つであると認識されてきたが、重粒子線治療と急 性期皮膚反応の関連性は明らかではない。そのため、悪性骨軟部組織腫瘍に対する重粒子線治療 における急性期皮膚反応の予測因子について研究した。

対象は、2010年11月から2012年12月までに悪性骨軟部組織腫瘍に対して重粒子線治療を施行し た21名である。総線量70.4Gy(RBE)/16分割/4週を基本とし、脊索種では67.2Gy(RBE)/16分割、傍 脊椎腫瘍では64.0Gy(RBE)/16分割をそれぞれ用いた。

急性期皮膚反応を、Common Terminology Criteria for Adverse Events version4.0を用いて 評価した。皮膚腫瘍距離(STD)、皮膚最大線量(Dmax)、SX(X Gy(RBE)照射される皮膚の面積)と、

急性期皮膚反応との関連について解析した。P値が0.05未満を有意差があるとした。カットオフ 値の算出にはReceiver operating characteristic曲線を用いた。

全例で急性期皮膚反応を認め、Grade1(G1)が15例、Grade2(G2)が7例であった。STDの中央値は G1群では23mm(幅: 4-60mm)、G2群では5mm(幅: 1-25mm)であった(P = 0.007)。カットオフ値は11 mmで、感度は86%、特異度は87%であった。Dmaxの中央値はG1群では39Gy(RBE)(幅: 24-53Gy(RB E))、G2群では62Gy(RBE)(幅: 52-72Gy(RBE))であった(P < 0.0001)。カットオフ値は52Gy(RBE) で、感度は100%、特異度は93%であった。線量面積ヒストグラムの解析ではS30, S40, S50, S6 0で有意差を認め、S40で最もP値が低かった(P = 0.002)。S40の中央値はG1群では0 cm2 (幅: 0- 102 cm2)、G2群では57 cm2(幅: 25-196 cm2)であった。カットオフ値は25 cm2で、感度は100%、

特異度は80%であった。

以上よりSTD, Dmax, S40が悪性骨軟部組織腫瘍に対する重粒子線治療における急性期皮膚反応 の予測因子であると考えられた。この研究結果は安全な治療を提供するための治療計画の最適化 に有用であると認められ、博士(医学)の学位に値するものと判定した。

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博士課程用(甲)

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(平成30年 2月 7日)

審査委員

主査 群馬大学教授(医学系研究科)

重粒子線医学研究センター物理学部門 取越正己 印

副査 群馬大学教授(医学系研究科)

放射線診断核医学 対馬義人 印

副査 群馬大学教授(医学系研究科)

内分泌代謝内科学 山田正信 印

副査 埼玉医科大学総合医療センター教授

放射線腫瘍科 髙橋健夫 印

参考論文

1. 題名:Maximum standardized uptake value on FDG‑ PET predicts survival in stage I n on‑ small cell lung cancer following carbon ion radiotherapy

(I期肺癌に対する重粒子線治療後のFDG集積による生存予測) 雑誌名:Oncology Letters 2017 Jun;13(6):4420-4426.

著者名:KATSUYUKI SHIRAI, TAKANORI ABE, JUN-ICHI SAITOH, TATSUJI MIZUKAMI, DAISUKE IRIE, YOSUKE TAKAKUSAGI, SHINTARO SHIBA, NAOKO OKANO, TAKESHI EBARA, TATSUYA OHNO and TAKASHI NAKANO

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博士課程用(甲)

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(様式6, 2頁目)

最終試験の結果の要旨

急性期皮膚反応と晩期皮膚反応との関連について、

および皮膚線量の評価におけるDSH解析の意義とその有用性について 試問し満足すべき解答を得た。

( 平成30年2月7日)

試験委員

群馬大学教授(医学系研究科)

腫瘍放射線学分野担任 中野 隆史 印

群馬大学教授(医学系研究科)

重粒子線医学硏究センター担任 大野 達也 印

試験科目

主専攻分野 腫瘍放射線学 A 副専攻分野 重粒子線医学研究センター A

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