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Life Cycle Thinking ライ イ 低製品の材料は 高 境負荷環境負荷環見落とされがちな環境負荷 ここだけにハイライト BAD GOOD GOOD 製見落とされがちな製製品品品品 製造時負荷使用時負荷ライフサイクル廃棄処理負荷総合負荷リサイクル効果使用時効率が優れていても

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Academic year: 2022

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(1)

鉄よりも軽い素材もありますが、鉄はつくるときの環境負荷がとても小さいのです。

※高強度鋼材ハイテン(鉄)は従来材(鉄)に比べ約25%軽くでき、環境負荷も小さくなります。

WorldAutoSteel(世界鉄鋼協会の自動車分科会)公表データに基づき作成

851 990

ハイテン(鉄) アルミ 炭素繊維強化 プラスチック

機能等価重量(kg) 75 67 45

単位重量当たり CO2

排出量(kg・CO2/kg) 2.3 12.7 22.0

169

従来材(鉄)

100 2.2

223

製造時負荷

使用時効率が優れていても、ライフサイクル全体では、

環境負荷が高い場合もあり得る。

製品

1

製品

2

製品

1

製品

2

GOOD

BAD GOOD

BAD

Life Cycle Thinking

の重要性

使用時負荷

廃棄処理負荷 リサイクル効果

ライフサイクル 総合負荷 見落とされがちな

環境負荷

ここだけに ハイライト

見落とされがちな 環境負荷

環境負荷

新日鉄住金のものづくり

Advanced Technology

ライフサイクル全体でエコを考える

鉄はエコマテリアル

新日鉄住金の鉄づくり

クルマやビルなど製品の環境負荷を評価するとき、製品の材料をつくる段階 から寿命を迎えて廃棄処理される段階に至るまで、ライフサイクル全体で考 えること(Life Cycle Thinking)が重要になっています。新日鉄住金はライフ サイクル全体で見たエコな鉄づくりを通じ、私たちの暮らしや産業を支える 製品の環境負荷低減に貢献しています。

図1 ライフサイクル全体で考えることの重要性

製品のライフサイクル全体でエコを考える(製品のLCA)と、見落とされていた大切なことが見えてきます

(図1)

Life Cycle Thinking

図2 従来材(鉄)100kgと同じ強さの自動車部材をつくるときのCO2排出量比較(kg・CO2

(2)

平木岳人他 , 第 23 回廃棄物資源循環学会研究発表会 , 2012 23̲269 アルミニウムには多くのトランプエレメント が存在する。このため、本来品質を維持した リサイクルは極めて困難。

鉄にとってのトランプエレメントは他金属に比べ て圧倒的に少ない。このため、本来品質を維持した リサイクルが容易。

ガス化により 除去可能

酸化物として 除去可能

除去困難(トランプエレメント)

Fe Al Ti Mg

Gasphase Matal phase Slag phase

のでしょうか︒答えは﹁NO﹂です︒材料をつくるときのCO2排出量を見てみると︑鉄はアルミや炭素繊維に比べて大幅に低いことがわかります︵

レメント︶が多い︵ 比べて除去困難な不純物成分︵トランプエ 難しいことに加え︑リサイクルの際︑鉄と くっつく鉄とは違って他の金属との分別が リサイクルされていません︒それは磁石に 車後︑アルミ缶のように同じ展伸材には クルマに使われているアルミの大半は廃 る鉄鋼製品に生まれ変わっています︒一方︑ ルや橋︑船などさまざまな材料に使われ 動車用鋼板によみがえるだけでなく︑ビ 鉄はほぼ完全にリサイクルされ︑再び自 としての役割を終えて廃車になったあと︑ 2︶︒さらにクルマ

が生じやすいことも要因の 3︶ため︑品質の劣化

りに邁進しています︒ 全体で環境負荷の低減に貢献する鉄づく いただけるように︑製品のライフサイクル ﹁だからこそ鉄はカッコイイ﹂と評価して 新日鉄住金は﹁鉄は地球環境にやさしい﹂ がらない場合があるのです︒ 全体では必ずしも環境負荷の低減につな が改善されても︑製品のライフサイクル です︒たとえ製品を使うときの環境負荷 リサイクルのしやすさは見落とされがち たあとの材料を廃棄処理する際の環境負荷・ くるときの環境負荷や︑製品を使い終え このように︑製品に使われる材料をつ 立されていない状況です︒ ことも難しく︑リサイクル技術もまだ確 ます︒また炭素繊維については焼却する 1つとなってい

製品をライフサイクル全体で考えることの重要性について︑例えばクルマのCO2排出の環境負荷評価を例にして考えてみましょう︒近年︑クルマは世界中で燃費規制が強化されています︒最も厳しいヨーロッパでは2021年に乗用車などからのCO2排出量を

15年に比べて

国では カでも乗用車の燃費規制が強化され︑中 らすことが求められています︒またアメリ 30%近く減

鉄は時代遅れの材料になってしまった 況です︒ 状では軽く︑走行時の環境負荷が低い状 ミや炭素繊維を使ったクルマのほうが現 薄しているとはいえ︑ハイテンよりもアル 排出量だけを見ると︑その差が縮まり肉 利用されています︒しかし走行時のCO2 イテン︶を開発・製造し︑多くのクルマで 全性を両立できる最新技術の高強度鋼板︵ハ は従来よりもはるかに強い︑軽量化と安 だ﹂という意見も聞かれます︒新日鉄住金 ではないか﹂﹁これからは炭素繊維の時代 ミを使ったクルマを開発したほうが良いの ジを持たれがちで︑例えば︑﹁もっとアル ﹁古い﹂﹁重い﹂﹁カッコ悪い﹂というイメー 主要な材料として使われてきている鉄は︑ 軽量素材の採用が広がっています︒長年 そこでクルマの燃費向上を図るため︑ 斉に導入される見通しとなっています︒ 20年には先進国並みの燃費規制が一

図3 リサイクルに伴う不純物の材料品質への影響

環境意識の高まりを受けて︑行政︑企業によるグリーン調達︵環境にやさしい製品やサービスの調達︶が進展しています︒材料に関しては︑環境負荷が少ない材料やリサイクルされた材料が優先的に調達されるようになりました︒そのようななかで鉄鋼材料については︑鉄スクラップを主原料とする電炉鋼材が注目を集めています︒鉄のつくり方は主に

2つあります︒

を混ぜ︑さまざまな鉄鋼製品がつくられます︒ により溶けた鉄にし︑さらに鉄スクラップ 引き剥がす︵このときにCOが発生︶こと2 びついた鉄鉱石から︑石炭を用いて酸素を 天然資源からつくるもので︑酸素と鉄が結 1つは︑ もう その代表が高炉を用いて行われる高炉法です︒

内の高炉法でのスクラップ使用率は いずれも鉄スクラップを使用しており︑国 材料がつくられています︒高炉法︑電炉法 溶かしてつくる方法︵電炉法︶で︑主に建築 1つは︑鉄スクラップを電気炉で

10〜

件を満たしているため︑全ての鉄スクラッ 鉄は持続可能な材料リサイクルに必要な条 右されます︒さまざまな材料があるなか︑ にその材料が本質的に持っている特性に左 加えて︑前述のトランプエレメントのよう ルされるのかは︑社会的・経済的な条件に 品で用いられた材料がどのようにリサイク 製品としての役割を終えたあと︑その製 り︑消費量としては国内最大となります︒ 1500万トンのスクラップを使用してお 20%です︒新日鉄住金グループでは年間約

(3)

リサイクル するとき 鉄スクラップは 環境価値も持っている

つくるとき 0

高炉法   電炉法 環境負荷

120 100 80 60 40 20 0

-20

-40

-60

-80

プロセスA:鉄鋼 代替

B1:利用に伴う

配分 B2:回収に伴う

配分 高炉

転炉 電炉

製品寿命の 終わり

鉄鋼資源循環システム

(無限のクローズドループリサイクル)

スクラップ 環境価値 B1:利用に伴う

配分 B2:回収に伴う

配分

スクラップ 環境価値

鉱石採掘から製鉄所出荷までの環境負荷 スクラップ利用に伴う環境負荷配分 スクラップ回収に伴う環境価値控除

Total.

+ =

つくるとき製鉄所で

=

worldsteel LCA 方法論 高炉・電炉別 鉄の LCA の考え方

原料 Total.

スクラップ回収に伴う環境価値控除

天然資源およびスクラップ

( )

B1 A

B2

製造プロセスのみでの環境負荷は、鉄鉱石を還元する際にCO2が多く発生するため、高炉法が電炉法よりも大きい(A)。しかしスクラップリサイクルも含めて考える場合、

鉄スクラップがもつ環境価値を、スクラップの利用(B1)や回収(B2)にあたって、適切に反映させる必要がある。鉄のライフサイクル全体で見ると環境負荷はどちら も同じ値になる(Total)。

鉄は資源循環を持続できる柔軟な材料

ライフサイクル全体でエコを考えると、鉄は資源循環を持続できる柔軟な素材で、

製品の環境負荷の低減に貢献できていることがわかります。

図4 鉄鋼製品のライフサイクル 図5 世界鉄鋼協会のLCA方法論と鉄のLCAの考え方

プが高炉法と電炉法によって新たな鉄鋼材料に何度でも何にでもよみがえるという﹁完全なクローズドループリサイクル﹂が確立されています︵

論強度の ンピオン﹂といえます︒また鉄の板では︑理 現できている鉄は︑﹁環境にやさしい材料のチャ わせて︑鉄スクラップの無限リサイクルを実 1︶︒高炉法と電炉法を組み合 10〜

に満ちた材料でもあります︒ 言われており︑さらに強く︑軽くなる可能性 20%しか実用化できていないと

回収された鉄スクラップを原料として利用すると︑そのぶん天然資源が節約され︑それに伴いCO2︵高炉での鉄鉱石還元に伴うCO2︶も削減できるため︑高炉鋼材より電炉鋼材のほうがより環境にやさしいと思われる方が多いかもしれません︒しかし︑一度鉄鉱石から鉄に還元されたあとは︑鉄のまま無限にリサイクルされる鉄のライフサイクルのなかでは︑高炉鋼材も電炉鋼材もそれぞれライフサイクルの

では︑鉄スクラップのリサイクル効果を加味 ている世界鉄鋼協会︵worldsteel︶ 電炉メーカー︑鉄鋼業界団体などが加盟し 新日鉄住金をはじめとする世界の高炉・ べきです︒ 鋼材も電炉鋼材も環境負荷は同じと考える そのように見ると︑次に説明するように高炉 スメント︑LCA︶必要があります︒そして︑ クル全体を通して見る︵ライフサイクルアセ のような材料の場合︑環境負荷はライフサイ 1ステージに過ぎません︒こ

Sustainability

&

Flexibility

分別が簡単にできること 鉄は磁性を持っているため、磁力選別によって簡単に他素材との分別が可能

再生利用のための負荷が低いこと 鉄はスクラップの再生利用の際のエネルギー消費量や環境負荷が、天然資源からつくる場合に比べて少ない

経済合理的なリサイクルシステム

が整備されていること 鉄はスクラップの回収と原料としての利用の両面で、経済合理的なリサイクルシステムが世界中で成り立っ ている

<無限リサイクルに必要な追加条件>

リサイクルによる材料品質の低下

が生じにくいこと 鉄は品質低下の原因となる不純物のほとんどを製造・再生プロセスで取り除くことが可能

さまざまな製品に再生可能である こと

鉄は主に熱処理技術により、いろいろな微細組織構造をつくり出すことができるため、スクラップの溶融後再 度ニーズに応じた微細構造をつくり出すことができ、さまざまな鉄鋼製品への再生が可能になる

表1 持続可能な材料リサイクルの必要な条件

(4)

新日鉄住金のものづくり

Advanced Technology

損失 0.3 億 t

300 億 t = 4.0t /人社会貯蓄

(日本:13.6 億 t = 10.7t /人)

製品供給(= 需要)

12.7 億 t 天然資源

老廃スクラップ 2.3 億 t 天然資源を使った

高炉材(銑鉄)

12.2 億 t

2015 年 世界鉄鋼循環

鋼材生産 14.0億t 生産粗鋼

16.0 億t 4.0

電炉 転炉

t 12 .0

t

製鉄所内スクラッt 2.0 加工スクラt 3億 :1.

データ出典:日本鉄鋼連盟・

Bureau of International Recycling aisbl

CO2排出量の変化 鉄鋼需給の変化

国内鉄鋼需要 国内鉄鋼需要海外鉄鋼需要 天然資源スクラップ スクラップ天然資源

高炉製鉄所のエネルギー効率比較(日本 =100)

世界のスクラップ発生量は有限

海外鉄鋼需要

日本の高炉は最も効率が高い

電炉鋼材優先利用

高炉鋼材利用増加

国内

CO排出海外2

CO排出2

A:国内 CO2   排出量減少

B:海外 CO2   排出量増加

世界 CO2

排出量増加 B:海外 CO2

排出増加量 A:国内 CO2

排出減少量 高効率国内 高炉減産 低効率海外

高炉増産

地球規模で見れば、CO2排出量が増加 温暖化対策としては逆効果に

日本 韓国 ドイツ 中国 フランス 英国 インドブラジル 米国 ロシア 100 104

112 117 121 123 124 124 132 136 140

120 100 80

国内電炉シフト

出典:日本鉄鋼連盟

図7 鉄鋼需給の変化とCO2排出量への影響

した環境負荷の評価法︵LCA方法論︶を確立しました︒この方法論では︑高炉法︑電炉法が

時に付加されます︵ り︑鉄スクラップの回収時に控除され︑利用 境負荷が削減されることに対する価値であ その利用によって天然資源やCOなどの環2 と考えます︒鉄スクラップの環境価値とは︑ スクラップは環境価値を有して循環している ている点に着目し︑そのシステムのなかで鉄 1つの鉄鋼資源循環システムを形成し

4・

標準︵ISO︶化も進められています︒ ルスタンダードな考え方になっており︑国際 LCAの考え方ですが︑現在は︑グローバ プリサイクルが成り立っている鉄ならではの 界鉄鋼協会のLCA方法はクローズドルー イフサイクル全体で環境負荷を計算する世 一です︒このような︑製造時だけではなくラ よると高炉鋼材︑電炉鋼材の環境負荷は同 5︶︒この計算に

1つ

日本国内で私たちの生活を支える社会資本として蓄積されている鉄鋼材料の量は

13億トン超にのぼります︒これは日本国民

1人当たり

10・

いますが︑これは世界人口 約300億トン︵2015年︶と推計されて ではどうでしょうか︒世界の鉄鋼蓄積量は 7トンに相当します︒世界

約 1人当たりでは

たな鋼材生産が必要です︒2015年の世 えられます︒このため高炉法などによる新 量は今後もまだ増え続ける必要があると考 げていくことを考えれば︑世界の鉄鋼蓄積 らも増え続け︑また途上国が経済発展を遂 4トンに過ぎません︒世界人口はこれか 界鉄鋼需要は

12・

て社会蓄積から回収された鉄スクラップは 7億トンあったのに対し

2・

た︵ の鉄が高炉法によって新たに供給されまし 3億トンに過ぎなかったため︑不足分 鉄スクラップ利用量が増え︑そのぶん日本 うなるのでしょうか︒そうすると国内での 評価によって電炉鋼材を優先した場合︑ど 体ではなく︑製鉄所での製造時負荷のみの このようななか︑鉄のライフサイクル全 6︶︒

図6 鉄の資源循環

天然資源からつくられた鉄鋼製品は、社会インフラとしての役割を終えたあと、鉄はスクラップとして 回収されて再び新たな鉄鋼製品の原料として利用されることで、天然資源の使用量を減らし、消費エネ ルギーと環境負荷を大きく減らしている。鉄はこのライフサイクルが無限に繰り返されている。

から鉄スクラップを輸入しているアジア諸国など海外での鉄スクラップ利用可能量が減ることになります︵

カーではなく海外の高炉メーカーの鋼材で エネルギー効率が世界最高の日本の高炉メー のため︑海外での鉄スクラップの不足分は 壊すというわけにはいかない︶からです︒こ クラップが不足しているからビルやクルマをはなく︑鉄づくりを 量をコントロールすることはできない︵鉄スも︑高炉鋼材と電炉鋼材で区分けをするので は鉄鉱石などの天然資源とは異なり︑発生地球環境対策というグローバルな視点から 7︶︒鉄スクラップ化対策としては逆効果となってしまいます︒ で見るとCO排出量がかえって増え︑温暖2 補われることになります︒つまり︑地球規模

でのCO排出量削減に貢献していきます︒2 ル全体で環境負荷の低減を実現し︑地球規模 これからも新日鉄住金は︑鉄のライフサイク ステムとしてとらえることが重要なのです︒ 1つの大きな資源循環シ

(5)

セメント原料 他産業 最終処分量 24万トン 外販・委託リサイクル

69 %

廃棄物

1 %

社外利用

81 %

副生ガスや排熱を活用

所内発生エネルギー による自家発電

81 %

燃料を使わず排熱により生産

熱源となる蒸気の生産

加熱炉

ビレット ブルーム

スラブ

熱間圧延・冷間圧延

焼鈍炉

厚板

建材 鋼管 交通産機品 薄板 棒鋼・線材

OUTPUT

粗鋼生産量(単独)

4,262

万トン

鉄のライフサイクルのあらゆる段階で 環境価値を生み出す

新日鉄住金は、鉄のライフサイクルのあらゆる段階で環境価値を生み出し、

Eco Process (エコプロセス)」 「 Eco Products (エコプロダクツ

®

)」

Eco Solution (エコソリューション)」の3つのエコと革新的技術開発に よって、CO

2

排出量削減に取り組んでいます。

3つのエコ

eco PRODUCTS eco SOLUTION

eco PROCESS

(6)

新日鉄住金のものづくり

Advanced Technology

90 % 100 %

エネルギー

原料

燃料 石油系燃料 854kl 電力 購入電力45.4kWh

工業用水 補給水6.2m3

鉄鉱石 6,255万トン

原料炭 2,937万トン

廃プラスチック 20万トン 廃タイヤ 7万トン 社会などで発生する廃棄物など

数字は2016年度実績

再生して繰り返し利用 所内エネルギー源として活用

エネルギー リサイクル

リサイクル 資源

用水 副生

ガス して活用時の冷却水と

蒸発など

スクラップ社内発生

409

万トン

再利用 副産物

2,380

万トン

社内利用

30 %

水の再生・循環利用 副生ガスの活用

99 %

副産物の再資源化

INPUT

焼結施設

高炉 転炉 連続鋳造設備

熱風炉 電気炉

鉄鉱石石灰石

原料炭

(副生ガス)高炉ガス 転炉ガス

(副生ガス)

高炉スラグ

(副産物) 製鋼スラグ

(副産物)

コークス炉ガス

(副生ガス)

廃プラスチック 空気

コークス炉

TRT

CDQ

スクラップ購入

資源・エネルギーを無駄なく利用する新日鉄住金のエコプロセス さらに社内副産物の循環利用によるゼロエミッションの実現や︑社会や他産業で発生する廃棄物の再資源化にも積極的に取り組んでいます︒例えば︑副産物の高炉スラグを微粉砕しポルトランドセメントと混合してつくった高炉セメントは︑自然砕石採掘の削減やセメント製造時のCO2排出量を

金 クのリサイクルでは︑新日鉄住 けています︒また廃プラスチッ 各自治体のリサイクル認定も受 調達品目に指定されるとともに︑ とから︑グリーン購入法の特定 40%削減できるこ

の約 1社で︑全国で回収される量

30%にあたる年間約

し︑ 製鉄所内のコークス炉で熱分解 ンの容器包装プラスチックを︑ 20万ト

40%を新しい製品になる油に︑

に︑ 20%を鉄の原料になるコークス

負荷低減に貢献しています︒ とで︑製品をつくるときの環境 たエコプロセスで鉄をつくるこ うした省エネ・省資源を実現し で無駄なく利用しています︒こ エネルギーを︑全てのプロセス 新日鉄住金は限りある資源・使用する電力の 100%再資源化しています︒効に活用しています︒製鉄所で 40%を電気をつくるガスへと︑エネルギー源として100%有 料や製鉄所構内にある発電所の の副生ガスを︑鋼材加熱用の燃 高炉から発生する高炉ガスなど る際に発生するコークス炉ガスや︑ えば石炭からコークスを製造す います︒その製造過程では︑例 さまざまな鉄鋼製品をつくって 鉄スクラップを主な原料として︑ 石炭︑そして社会から発生した るためのコークスの原料となる た鉄鉱石︑その鉄鉱石を還元す 新日鉄住金は海外で採掘され

する水の や製造設備の冷却や洗浄に使用 ます︒水資源については︑製品 スや排熱の回収でまかなってい 81%は︑副生ガ

90%︵残り

しています︒ 発など︶を再生して繰り返し使用 10%は主に蒸

鉄のライフサイクルのあらゆる段階で 環境価値を生み出す

鉄をつくるときの エコ

eco PROCESS

(7)

新日鉄住金(株)

技術総括部

小野 透

 上席主幹

梁幅一定

梁高

(梁高さ・梁幅共変化)

ハイパービーム® 従来の H 形鋼

(梁高さ・梁幅共変化)

新日鉄住金は優れた技術力に基づいて︑高い機能性や信頼性を誇るエコプロダクツ®︵環境にやさしい製品︶をつくり︑クルマやビルなど製品の効率化や軽量化︑長寿命化を通じて︑使うときの省資源・省エネ・CO2排出量削減を実現し︑環境負荷低減に貢献しています︒ 現在︑

日本で 1人当たりの鉄の社会ストックは

10・

7トン︑世界全体で

われています︒日本が 4トンと言

代でしたが︑今や車は一家に いる人は少なく︑建物も木造が多かった時 1972年でした︒当時まだ車を所有して 4トンに達したのは せんし︑ 機関車として活躍していたものかもしれま の産業革命期に鉄鉱石からつくられ︑蒸気 いま皆さんが使っている鉄は︑イギリス のです︒ 然資源投入をミニマムに抑制できる素材な リサイクルできていることから︑新規の天 る進化の可能性があること︑経済合理的に が圧倒的に少ないこと︑素材としてさらな 素材が追随できないほど製造時の環境負荷 天然資源の投入が不可欠ですが︑鉄は他の う︒新たな社会インフラを生み出すためには︑ り︑まだまだ多くの鉄が必要になるでしょ 年には112億人に達すると予測されてお クは大きくなります︒世界人口は2100 世界全体が豊かになれば︑鉄の社会ストッ ちの暮らしは豊かになりました︒ 代を迎え︑高層ビルが林立するなど︑私た 1台以上の時

ていきます︒ 鉄はずっと生き続け︑豊かな社会を実現し の旅を楽しませてくれているかもしれません︒ 22世紀には宇宙船となって宇宙へ

使うときの エコ

Voice       鉄はずっと生き続け、豊かな社会を実現します

タイヤ用スチールコード

細くて軽く高強度 タイヤを支えて燃費向上

外法一定H形鋼  ハイパービーム

®

省資源で地震にも強い 鋼材使用量を

5%減らし軽量化

高耐食性亜鉛めっき鋼板  スーパーダイマ

®

さびで覆って長寿命化 進行しないさびのため、

切断面も塗装不要

耐摩耗鋼板 

ABREX

® (アブレックス)

硬くて長寿命

摩耗に耐え交換頻度を 低減

高圧水素用ステンレス鋼  HRX19

®

水素に強く、

安全な水素社会に貢献

自動車用ハイテン 

薄くて軽く高強度 低燃費と安全性を両立

チタン屋根  

軽くてきれいに長寿命 変わることのない 風合いと安心

eco PRODUCTS

エコプロダクツ®の例

(8)

世界へ広げる環境技術

海外でのエコプロダクツ

®

の安定供給

新日鉄住金のものづくり

Advanced Technology

新日鉄住金(株)

技術総括部

礒原 豊司雄

 上席主幹

新日鉄住金は優れた省エネ技術の海外への移転が世界的なCO2排出量削減に最も効果的であるという認識のもと︑世界鉄鋼協会などの多国間︑日中・日印の

ています︒ のCO削減への貢献に努め2 ションによって︑地球規模で ハウを活用するエコソリュー ルな視点で優れた技術・ノウ 技術供与するなど︑グローバ 移転したり︑海外メーカーに エコプロダクツ製造技術を® 金グループの海外生産拠点に かけ︑これからも画しています︒また新日鉄住 はありません︒私たちは鉄の特性に磨きをネ・環境対策の取り組みに参 世界は鉄でできていると言っても過言で さまざまな形で世界的な省エ プリサイクルできている唯一の金属なのです︒2国間など 同じ品質の鉄に生まれ変わり︑クローズドルー とも︑使われていた鉄は何度でも何にでも ルマや家電など製品としての寿命が訪れたあ に製造時負荷が低くなっています︒そしてク 境技術によって︑海外の鉄鋼業に比べてさら 1970年代から築き上げてきた省エネ環 比べて非常に低いのです︒さらに︑日本の場合︑ 1トン当たりの製造時負荷は実は他素材と なイメージを持たれがちです︒しかし︑鉄の のCO排出量が多く︑一般的にネガティブ2 鉄鋼業はその生産量の大きさから製造時 を考えることの重要性を感じています︒ クル全体といったマクロの視点でものづくり というミクロの視点だけでなく︑ライフサイ てきましたが︑私たち自身もまた鉄の使用時 応えて︑さまざまなエコプロダクツを開発し の環境負荷低減に寄与する軽量化ニーズに になってはならないと思っています︒お客様 鉄の技術開発もまた﹁木を見て森を見ず﹂

ていただきたいと願っています︒ その鉄のチカラを︑ぜひ多くの皆さんに知っ 減に寄与する技術革新を追求していきます︒ 3つのエコで環境負荷低 I/N Tek, I/N Kote(アメリカ)

首鋼京唐鋼鉄(中国)大型CDQ

優れた技術・ノウハウを 提供するエコ

タタ・スチール(インド)CDQ

AM/NS カルバート(アメリカ) TENIGAL(メキシコ)

Voice         エコな鉄のチカラに磨きをかけていきます

eco SOLUTION

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