司会 皆さま、大変お待たせいたしました。ただいまより、2018 大宮アルディージャサポ ーターズミーティングを始めさせていただきます。本日のメンバーをご紹介させていただ きます。代表取締役社長・森正志。 森 皆さま、こんばんは。どうぞよろしくお願いいたします。 司会 取締役事業本部長・久保田剛。 久保田 こんばんは。よろしくお願いいたします。 司会 取締役管理本部長・小笠原清孝。 小笠原 よろしくお願いいたします。 司会 強化本部長・西脇徹也。 西脇 こんばんは。よろしくお願いします。 司会 育成普及本部長・岡本武行。 岡本 こんばんは。よろしくお願いします。 司会 本日の司会進行役を務めさせていただきます、大宮アルディージャ事業本部の高須 でございます。どうぞよろしくお願いします。はじめに代表取締役社長・森正志よりご挨 拶させていただきます。 森 あらためまして、皆さまこんばんは。大宮アルディージャ代表の森でございます。本 日は大宮アルディージャサポーターズミーティングにお越しいただきまして、本当にあり がとうございます。先日、新体制発表会がございまして、この日をもってチームを始動さ せていただきました。今シーズン、我々がやらなければいけないことは数多くありますが、 本日は皆さまとともに気持ちを共有させていただきたいと思い、この場を設けさせていた だいております。 とはいえ昨年、皆さまの期待に応えられなかったことについて、あらためてお詫び申し あげなければなりません。私以下、各本部長より、あらためましてこの場を借りてお詫び を申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。先ほども申し上げましたが、 この 2018 年をアルディージャとして、どのように進むか。皆さまにお話をさせていただい て、これからのシーズンに入りたい気持ちです。色々なご意見を賜りながら、我々の今の
気持ちをご理解いただけたらと思います。本日は限られた時間ではありますが、皆さまと 一緒にいろんな議論を重ねていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいた します 司会 ここから登壇者は着席して進行させていただきます。何卒ご了承のほどよろしくお 願いいたします。それでは本日の流れを簡単にご説明させていただきます。まず代表取締 役の森と強化本部長の西脇、育成普及本部長の岡本より、2018 シーズンのクラブの方針と 強化方針、育成方針について、ご説明させていただいた後、質疑応答とさせていただきま す。次に取締役事業本部長の久保田、取締役管理本部長の小笠原より、事業全般、コンプ ライアンス関連についてご説明させていただいたあと、質疑応答とさせていただきます。 最後にあらためて今回のミーティングを通じた全体のお話について、質疑応答の時間とさ せていただきます。今回のサポーターズミーティングが皆さまと有意義な意見交換の場と なるよう、事前にいただいた質問数に応じて、質疑応答の時間配分を設定させていただい ておりますので、何卒ご了承ください。 それでは、これよりミーティングに移りたいと思います。はじめに社長の森より 2018 シ ーズンのクラブの方針について、お話をさせていただきます。 森 私から 2018 年のクラブ方針について、お話しさせていただきます。まず今シーズンの シーズン方針でございます。我々アルディージャは今年、クラブ創立 20 周年を迎えます。 これまで本当に多くのファン・サポーター、パートナー企業、様々な皆さまに支えていた だいてきました。そういった皆さまに感謝し、さらにこれからの未来に向けてチャレンジ をする 1 年という位置付けで活動していきたいと思っています。 まず一つ目の「感謝を伝える」ですが、二十周年の記念イベントを企画し、実行してい きたいと考えています。内容につきましては、後ほど事業本部のパートの中で踏み込んで
ご説明をさせていただきますが、今まで支えていただいた皆さまに、楽しんでいただける イベント、また喜んでいただけるイベントを、中身を含めて、もう少しこれから練ってい きたいと思います。 もう一つの「未来へのチャレンジ」ですが、今年は何としても勝利のためにということ を一つのキーワードに掲げています。昨年の悔しい思いを何としても跳ね返していく。そ のために今までやってきたことから、これから目指すべきチームとしてのスタイルの再構 築とスライドに書いてございますが、実際に何をやるのかを明確にし、それを実践してい かなければならないというところが、まず一つでございます。二つ目としましては、アカ デミーから育ってきた選手たちをトップチームでどのように活躍させていくのか。これも 一つ我々が目指すべきことです。選手の育成もそうですがトップチーム、またアカデミー の一貫したそれぞれのチーム作りを進めていきたい。トップチームに上がったアカデミー 育ちの選手が活躍できるような仕組みづくりを、我々としても今シーズン、あらためて進 めていかなければならないと考えております。ただ、この一年でこれはすべてが完成でき るものではないと考えておりますので、そういった土台、これからの将来に向けての道を 築いていきたいというところが二つ目でございます 三つ目に掲げているのが「総合型地域スポーツクラブ化の推進」です。これはある意味、 経営的な部分でございますが、やはり経営基盤をしっかりしなければ、最後はチームまた は選手一人ひとりに影響が出てしまいますので、アルディージャとしてのしっかりした経 営基盤を構築していくための取り組みになります。 四つ目に掲げているのは「より便利に、より快適なスマートスタジアム」です。このス マートスタジアムというのは、NACK5スタジアム大宮のことを申しているわけですが、 皆さまにお越しいただいたときに、スタジアムを便利で、楽しんでいただけるような場所 にする。これは 2016 シーズンから Wi-Fi やアプリを導入しているわけですが、そういった ところももう少し、皆さまに活用して楽しんでいただく、また『便利だな』と感じていた だける取り組みを推進して参りたいと思っております。これも今年、第 2 ステップに入り ます。
続きまして、クラブビジョン。これはこれまでも同じものを掲げていますが、皆さまと 共に「未来を、ともに。」という 2020 年を目指したクラブビジョン。これを今年も引き続 き掲げていきます。この中の三つの柱である「地域の未来」「クラブの未来」「チームの未 来」について、それぞれ思うところがあり、今年も掲げていますが、もう少しこの三つの 柱についてご説明させていただきます。 まずは「地域の未来」ですが、地域に密着したクラブを目指すというのは、つまり総合 スポーツクラブ化の推進です。地域の子どもたちの成長、さらに社会貢献に務めていくと いう、これまでもやってきたことを継続して、社会貢献にも務めることで、地域に貢献し ていくことを今シーズンも進めて参りたいというところです。
二つ目の「クラブの未来」は、経営の安定化に向けて、私達は何としても大宮アルディ ージャというクラブが、将来、永続的に持続可能なクラブとして経営していかなければな りません。そのためにクラブとしてやっていかなくてはならないことを考えているところ です。経営基盤を何としても確立するために大きな収入の柱である入場料収入は確保しな ければなりません。またスマートスタジアムなどの推進による増収も目指していかなけれ ばなりません。もう一つはコンプライアンス。企業が果たさなければならない使命をしっ かり果たして、コンプライアンスの強化も重ねて目指して行きます。 三つ目の柱、これも非常に重たいものだと認識しておりますが「チームの未来」であり ます。まず 2018 年の目標ですが、これは新体制発表の時にもお話しさせていただきました が、なんとしてもJ2で優勝し、J1に復帰してまいります。さらには今年度この結果を 持つということと並行してJ1で戦う土台づくりと申しましょうか、J1でもしっかりと 上位を狙えるような基盤を今年つくっていくことが目標でございます。昨年はつまずいて しまいましたが、今年の歩みを止めることなく、今お話しさせていただきましたアルディ ージャビジョン 2020 に向けて進んで参りたいと思っています。
続きまして、2018 年シーズンの一つの方針としまして、我々が掲げたスローガンは 『ONE-勝利のために-』です。この 2018 年シーズンの方針『ONE-勝利のために-』は、すべては 勝利のために 1 位でというところの ONE、J1の ONE、これに復帰するために、またそ のために一つになって試合を戦い抜いていく、一つひとつのプレーを大切にする。一日一 日のトレーニングに全力で取り組むというところで、この ONE の O、N、E を頭文字 に”Omiya Never Ends”とさせていただいています。
1 から一つひとつ、我々は一丸となって戦い抜き、今季のチームとしての目標である勝利 に向けて戦って参ります。今シーズンも皆さまのご支援ご声援のほど、よろしくお願いい たします。 司会 続きまして、強化本部長・西脇より 2018 年シーズンの強化方針についてお話しさせ ていただきます。 西脇 皆さま、こんばんは。強化本部長を務めさせていただきます西脇です。先日の新体 制発表会に引き続き、お越しいただき誠にありがとうございます。強化の責任者といたし まして、はじめに先ほど社長からもお話がありましたが、J2降格という結果に対して、 深くお詫びを申し上げます。また今回、事前にたくさんのご意見・ご質問をいただきまし た。本当にありがとうございました。私からは皆さまのご質問を集約させていただいたも のと、我々の方で考えている強化のプランを、今後の方向性と照らし合わせながら、お話 しさせていただければと考えております。それではよろしくお願いいたします。
こちら皆さまからお寄せいただいたご意見・ご質問についてです。2017 年シーズンにつ いて、2018 年シーズンに向けてのチームスタイル、編成、若手の育成、非公開練習。こう いったものが質問の主な内容となっておりました。これにつきまして私の方から説明させ ていただきます。 まず先ほど社長からも説明がありましたが、今季の目標は 2018 シーズンにJ2を優勝し て、J1に昇格する。そしてJ1で戦えるチームの土台作りを今年 1 年ですることを目標 に、石井監督の体制のもとで進んでまいります。ただ 2018 シーズンの戦い方をお話しする 前に、まず 2017 年シーズンの反省、戦ってきた内容などについて、お話しさせていただけ ればと考えています。
2017 シーズンの結果は、何回見ても非常に悔しい結果ではありますが、5勝 10 分 19 敗 の 18 位という結果でした。数字がすべてではないと試合の内容と戦い方を含めて色々ある と思いますが、まずは数字が一番分かりやすいので、こちらでお話しさせていただきます。 まずは得点が 28 点、失点が 60。こちら 16 位タイとなっていますが、ほぼ 17 位と捉えて よろしいかと思います。単純に見ていただいてお分かりのように、得点ができなかった、 そして失点が多かった。この 2 つが降格した大きな原因であったのではないかと考えてお ります。 お手元の資料にある、攻撃回数のところからの横一列の段に関しましては、攻撃の部分 の指数になっています。最初の攻撃回数に関しましては、我々がボールを保持している時 間と考えてもらって構いません。我々がボールを保持してから、何かしらボールが切れる まで、要はアウトオブプレーですね。ボールが切れるまでの時間。もしくは相手にボール を奪われるまでの時間。このボール保持率というところが J リーグ 18 チームの中で、12 位 というランキングでした。こちら 2017 年シーズン、ポゼッションサッカーを掲げていたチ ームとして、この 12 位という数字が良いか悪いか。チームによって色々な戦い方があると 思います。例えば引き込んでカウンターを狙うチーム、攻撃的にいきたいチーム。色々な 様々なスタイルのチームがある中で、我々は 12 位でした。それ以外の数字を見ていただく と、さらに分かりやすくなると思います。ボールを保持している時間は、さほど低いわけ ではありません。ただシュートの本数が非常に少ない。そして隣の『チャンス構築率』。こ ちらは攻撃回数と保持率からシュートを割り出したものですが、そのパーセンテージの部 分でいうと、ボールは持っていても、シュートとチャンスをつくれていません。イコール、 ゴールが奪えていないという結果になりました。 次に守備についてです。資料の一つ下の段になりますが、こちらは攻撃回数とほぼ比例 している部分だと思います。ボールを持っている時間が短くはなかったので、守備の時間 が非常に長かったわけではありません。ただ、守備の時間が長くなかったにもかかわらず、 シュートを打たれて、チャンスを作られています。その結果、ゴールを多く奪われていま す。こういった部分が、データにも表れています。 これは何かと言いますと、まず攻撃の部分では、ボールを保持している時間は長い。た だ、どこで保持しているかが一つ問題であったのかと、私は考えています。そして守備の ところ。この失点が多いことについて、ディフェンスラインの選手やキーパーの力が少し 劣っているのではないのかと、クローズアップされて見られる部分があるかと思います。 もちろん、そこに関しては今後、選手に対して非常に強いアプローチをしていかなければ いけないと思っています。ただ、攻撃と守備というのは表裏一体だと私は考えております。 良い攻撃が、良い守備を産み出す。悪い攻撃をしてしまうと、ボールを失った瞬間から、 失点につながるプレーにつながる。そうした部分で言いますと、やはりこの守備の失点と いうところは、イコール攻撃にもなってくるのかなと感じています。更に言いますと、例 えばボールを奪われたあとに奪い返しに行く力があったのか。奪われたあとに、戻れる力 があったのか。そして自陣に引き込まれたときに、押し返す力があったのか、なかったの
か。そうした部分を見たとき、2017 シーズンの一つの原因として考えられるのは、フィジ カルコンディションが少し足りなかったことです。特に夏場以降、前半に良い時間帯があ ったにもかかわらず、後半は相手にリズムを渡してしまった試合もあったと思います。そ ういったフィジカルのところが昨シーズン、我々大宮アルディージャには、足りなかった のではないかと、私自身は考えています。 また、この資料にはスペースの問題で載せていないのですが、サッカーのデータで走行 距離というものが、よく取り上げられます。そちらに関しましても、走行距離自体は実は 大宮アルディージャの数字は、そんなに低くありません。10 位から 13 位、中位より少し下 くらいの走行距離です。その一方で年間 5 位となった 2016 シーズンに比べて非常に劣って いたのが、スプリントの回数です。球際に行くスピードであったり、戻るスピードであっ たり、爆発的に前に出ていくスピード。こういったものがピッチの中で繰り返されなかっ たところが、こういった結果になった一つの原因ではないかなと、考えています。 続いて 2018 シーズンに向けての話をさせていただきたいと思います。2018 シーズンは、 そうした課題を改善して、さらにプラスアルファとして、チームが強くなるための土台づ くりをしていき、J2優勝、J1で戦えるチーム、J1で勝つチームをつくっていきたい と思います。このチームづくりをするうえで申し訳ありませんが、戦術的な話、特に細か い話については、すでにシーズンが始まってしまっていますので、フォーメーション、組 み合わせの話などは、ここでは控えさせていただきたいと思います。 まず取り組むのは、先ほども言った反省点の部分です。例えば攻撃の部分で言いますと、 先ほど保持率については、全体の中でも中位くらいと話しました。ただ、我々の保持して いる時間が多いのは自陣でのことです。60%以上が自陣であり、相手のコートに入ってい る時間は 30%くらいです。もちろんJ2の戦い方というのがあると思いますが、やはりJ
1で戦えるチームをつくるために、我々がチャレンジしなければいけないことは、ゴール へ向かう姿勢を強く出すことです。今まで指揮をとっていただいた監督の方々が、積み上 げて来てくれたもの。ポゼッションという組織的に戦うものを継続しながらも、そこにプ ラスして前に突き進む、ゴールに向かっていく、ゴールから逆算してプレーをしていくこ とを、石井監督体制の下、積み上げていきたいと思っております。 そして守備に関しても、前から行く。自陣に引き込んだときのゴール前の守備の構築も、 もう一度しっかりやらなければいけないと思っておりますが、まずは、自分たちのゴール からボールを遠ざける。まずは相手のボールに行って、ゴールから遠ざけるような守備に も、トライしていきたいと考えております。 それらを可能にするためには、先ほど反省点でも挙げましたが 90 分間走り抜くことがで きるフィジカルが必要です。そこはキャンプを通してしっかり上げていきます。私も 17 日 から 2 日間、キャンプを見てきましたが、選手たちも一生懸命取り組んでくれていますし、 スタッフ一同も、そういったところをしっかり上げて、プレーの精度を上げていき、そし て戦えるチームをつくりたいという思いでやっております。そうした部分をしっかり働き かけながら、戦い方を、ピッチの中でチャレンジする姿を、表現していけるようなチーム にしていきたいと考えています。 次に目指すべきスタイルというような形でつくらせていただきました。サッカーには、 色々なやり方があると思います。ポゼッションサッカーですとか、カウンターですとか。 4-4-2、4-3-3、3-4-3と色々な形があると思いますし、先ほど申し上げた 通り、この場で詳しいお話は控えさせていただきますが、まず、この 1 年間で土台をつく るうえで、我々がどういうチームをつくればいいのかは今一度見つめ直しました。プロサ ッカークラブとして、どういう姿であるべきかを、以下の 4 つをキーファクターとしてフ ォーカスさせていただきます。
一つは「メンタリティ」。やはり昨年勝てなかったことで、我々は勝利の文化が足りない、 勝利に対する執着心を持つチームになりたいと考えております。これをどうやって身に付 けるかですが、今年、石井監督が掲げてくれた ONE。そこには、J1昇格の ONE、J1 に定着するための ONE という意味もありますが、一つひとつのプレーを大事にする ONE という意味も込められています。トレーニングの中で一つひとつの、プレーに対して真剣 に取り組む。トレーニングから一つひとつの勝敗にこだわることを、この一年間で、スタ ッフ含めてアプローチしていきたいと考えています。 相手を圧倒して3-0、4-0で勝つ試合も、もちろん必要だと思いますが、最終的に は「戦ってみたら、やっぱり勝ったのは大宮だね」と言われるような戦いも必要かなと思 っています。どんなに不細工な試合内容であっても、やはり勝たなければいけません。そ ういった意味でも、勝利に対する気持ち、勝利に対する執着心を植え付けて、なんとして でも勝つ、内容が不細工であっても最後は大宮に勝利が転がってくる。そういったチーム をつくるために、やはり一つひとつのプレーをしっかり大事にすることを、もう一度チー ムとして意識していきたいと考えております。 もう一つが、「パフォーマンスの向上」です。これは個人になります。サッカーは 11 人 でやるものですから、組織的に戦う必要はもちろんあります。ただやはり、どんなシステ ムであっても、どんなにスマートで華麗なサッカーをやるにしても、個人があっての組織 だと思っています。今回、新加入してくれた選手、新人で入ってくれた新卒の選手、チー ムに残ってくれた既存の選手。彼らがそもそも持ち合わせている強みであったり、特長で あったりを大宮に来たときにパワーアップできるような働きかけを、現場としてはアプロ ーチしていきたいと考えています。そのためには、それぞれが個人の特長を出せるように、 練習の中からアプローチすること。そして先ほども言いましたが、フィジカルをしっかり 上げさせること。一つひとつのプレーを大事にしてほしい、一つひとつのプレーが最後は 勝敗を分けます。そうなったとき、やはり 90 分間、特に最後の 10 分間で精度の落ちない プレーがどれだけできるかが必要になってくると思います。その意味でもフィジカルが重 要です。一言で「フィジカル」と言いましたが、強さであったり、反転のスピードであっ たり、長い距離を走る力といった色々なものが、勝つためには必要かなと考えています。 そして 3 つ目です。「エンターテインメント」。ここであえて私のほうでエンターテイン メントという言葉を出させていただきました。これは皆さまと思いを共有したいという考 えの表れです。数あるスポーツの中からサッカーを選び、数あるプロサッカークラブの中 から大宮を応援してくれているサポーターの方、パートナーの皆さま、地域の子どもたち。 そういった人たちとスタンドで、やはり共有する必要があるかなと思っています。そのエ ンターテインメントとしては先ほども言いましたが、もちろん戦い方という部分も必要に なってきます。 スタンドに足を運んでくださり、応援してくださっている皆さまに、ピッチで選手が躍 動している姿、ピッチで戦っている姿を見ていただき、何か思いを感じとってもらって『ま た一週間後にNACK5スタジアム大宮に足を運びたい』と感じてもらう。それが選手で
あり、我々スタッフの仕事であると思っています。そうしたものにピッチと、スタンドを 自然と一体にさせる力があるのではないかなと私自身、考えています。私事で大変恐縮で すが、私も 2000 年に大学から大宮アルディージャにサッカー選手として加入しました。プ レーヤーとしては、ほとんど才能のない選手で、3 年で首を切られ、その後スタッフとして 拾ってもらいました。最初はスクールのコーチとしてスタートしましたが、当時の観客数 は 3,000 人から 5,000 人でした。ただ、私も在籍している中で、少しずつサポーターの方も 増えていただいて、そして近年では、試合が終わった後にユニフォームを着て大宮の街を 歩く人が非常に多くなってくれていることを感じていました。そういった方たちに、週末 の充実した時間をいかに提供できるかを、こうしたメンタリティ、パフォーマンス、そし て想いで、共有できるクラブを、しっかり目指していきたいと思っています。何度も重複 して申し訳ありませんが、そもそも、そういった部分がなければ、どんなサッカーしても、 おそらく勝利は築けないのではないでしょうか。サッカーだけではなく、何事も同じだと 思います。どんなに新しいことや応援をしたとしても、基本的なことがしっかりしていな ければ、崩れ去ってしまいます。ですから今年 1 年間に関しては、こういったものをどれ だけ選手に対してアプローチできるか。そもそも我々自身がこういったものを大事に捉え られるかが、非常に大事になってくるというふうに考えています。その上で彼らをまとめ あげる立場としてのマネジメント。編成、補強。これらの考えをもとに進めていき、高い レベルでの競争をしっかりさせていきたいなと考えています。 今季の編成についても、このような考えのもとでやらせていただきました。まず、昨季 を振り返り、先ほどお話ししましたことを反省して、じゃあ次は、何をしなければいけな いかと、対策を考えます。得点のパターン、失点のパターンの傾向を見ると、大宮アルデ ィージャだけではなく、どのチームも、ほとんどの得点シーンがセットプレー絡みとクロ スからの得点です。そういったところをしっかり分析したうえで、我々のチームのスタイ
ルと照らし合わせて、戦い方をどうすればいいかを考えます。なるべく我々のセットプレ ーが多くなるようにするためには、先ほども言いましたが、前に進んでいくことが、まず は必要になってきます。そして、どういう選手を獲得するか。例えばキッカーは一人でい いのか。セットプレーは、キッカーが非常に大事になってきます。では、どういったキッ クの種類を蹴れる選手を獲得した方がいいか、そういった部分を我々のところでミーティ ングを重ねて今回の編成にいたりました。外国人選手を含めて、だいたい各ポジション2 名~4 名で競争して、レギュラー争いを制した選手が試合に出て、みんなで勝利をつかみた いと考えております。 選手たちに働きかけるコーチングスタッフ、テクニカルスタッフを今季は 4 名変更させ ていただきました。私の方で大事にしたのは、今季も石井監督に指揮を執っていただくと いうところも含めまして、まず石井監督とつながりのある方。そしてフィジカルのところ で非常に知識の高い方。そしてもう一つは大宮を知っているスタッフ。この 3 点をキーポ イントに挙げて人選をさせていただきました。シーズンが始まって今もキャンプが行われ ていますが、非常に良いアプローチをしてくれていると思います。選手だけではなくスタ ッフの力も信じて、今後取り組んでいきたいと考えております。 次に若手選手。アカデミーとの連携に関しては、のちほど育成普及本部長の岡本からお 話させていただければと思いますが、やはりアカデミーのスタッフを含めて、密な連携、 コミュニケーションをとって、しっかりと働きかける。コーチングスタッフ含めて、どう いった働きかけが必要かを、進めていきたいと考えております。そして講習会を行うこと です。講習会では、食育をはじめ様々なテーマで取り組めればと考えています。プロにな ると急に午前中の練習だけで、午後はフリーな時間になります。その時間を有効に使うべ きだと私自身も考えています。また、どなたかに来ていただいて、講習会で彼らのプロ意 識を高めるような働きかけを今後考えていきたいと思っております。そして、地域イベン
トへの参加です。これにより、色々な大人、色々な子どもたちと触れ合うことで色々なこ とを感じてもらうだけではなく、少年時代に無邪気にボールを蹴っていたときの感覚を、 常に持っていてもらいたいという狙いもあります。そういったイベントへの参加も含めて、 若手を中心に、選手たちには働きかけを行っていきたいと考えております。 スライドはこちらで終わりですが、最後に非公開練習についてのご質問もありました。 そちらについては、まずはサポーターの皆さまとの交流が第一だと考えていますし、その 時間はこれからも大事にしていきたいと考えています。ただ、ご理解いただきたいのは、 状況によっては、対戦相手等のこともありますので、非公開にする状況も出てくるかと思 います。ただそれはサポーターの皆さまを軽視しているのではなく、チームが勝利するた めに必要であると判断すれば行わなければいけないものだと私自身考えていますので、ご 理解いただければと思います。本日は誠にありがとうござました。この後に質疑応答があ ると思いますけども、よろしくお願いいたします。 司会 はい。続きまして、育成普及本部長の岡本より、2018 シーズンの育成方針について お話させていただきます。 岡本 あらためまして、こんばんは。育成普及本部長の岡本です。まず初めに皆さまには 日頃よりトップチームの試合だけではなくて、育成の方の試合にも多くの方にお越しいた だきまして、誠にありがとうございます。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありが とうございます。私の方からは育成について、お話させていただきます。 まず、育成の組織図です。小学校年代のジュニア、続きまして中学校年代の Jr.ユース、 そして高校生年代のユースというチームを持っております。その他に、指導者派遣という 形で、さいたま市北部の大宮与野岩槻の少年団から選抜された子どもたちのチームである
SCN にスタッフを派遣しております。そして中学生年代では、埼玉県北部の FC 深谷にも、 スタッフを派遣しております。また、ユースから上がれなかった選手を鍛えるという位置 付けで東洋大学。東洋大学は今、関東一部リーグで頑張っています。このような形で育成 をやっています。 冒頭に社長の森から 20 周年の話がありましたが、ユースチームも今年で 20 周年になり ます。最初は、今トップチームにいる金澤選手が一期生で、最初の試合は J ユースカップで 鹿島アントラーズと戦い、0-17 で敗れました。今 20 周年を迎えましたが、その時のこと は強く憶えています。その悔しさを忘れずに、育成の活動をやってきました。 次に、ここ最近の成績です。最初に、全国に優勝に近づいたのは、現在の佐々木トータ ルアドバイザーがユース監督をやっていたころに全日本クラブユース選手権にて 3 位とい う成績がありました。そして、ここ数年では少しずつですが、成績も出るようになってき ております。ユースは残念ながら去年、降格してしまいましたが、プレミアリーグを戦い、 ここ最近では日本クラブユース選手権では準優勝しています。Jr.ユースでは日本クラブユ ース選手権でベスト 8 が 1 回、高円宮杯で準優勝 2 回、関東リーグで優勝 1 回。ジュニア は一昨年、チビリンピックで全国大会を優勝することができました。近年、チームとして 成績を残せるようになってきています。
次に昨年の成績です。先ほどお話ししましたが、ユースはプレミアリーグから降格し、 来季はプリンスリーグ関東で戦うという結果になってしまいました。しかし、Jr.ユースは 関東リーグで 4 位に入り、全国大会である高円宮杯に出ました。そこでも全国 3 位という 結果を残すことができています。ジュニアは全国大会に出場して、3 位という結果を残すこ とができました。ユースは結果が出ませんでしたが、ジュニア、Jr.ユースでは全国大会で も好成績を残すことができました。 そして皆さまから寄せられた意見の中で一番多かった、アカデミー出身選手がトップチ ームで活躍できていないことについてです。我々、育成部としてもその現状を踏まえて、 これからどう育成していかなくてはいけないかを考えているところです。去年もお話させ
ていただきましたが、まず育成方針の改善に取り組んでいます。チームとしては成績が残 せるようになってきました。しかし、トップチームに上がってもなかなか試合に出ていな い現状を踏まえまして、選手の個をより強くすることを、もっともっとできればと思って おります。選手を大きくすることで、チームとしても、やはり強くなる。そういったとこ ろに少しずつトライしていければと考えております。 実際に昨年から少しずつですが、育成の方針を改善してきています。その一つ目は練習 メニューの見直し。今までは、どうしてもチームの勝利を意識して、それから選手という ところでアプローチしていましたが、その割合を変更させていただきました。
これまでチーム 6、個人 4 というトレーニングの比率を、チーム 4、個人 6 という比率に しています。特に発育発達に沿って、フィジカルもやっていかないといけません。これは Jr.ユース年代からユースに向けて、フィジカルも少し意識して取り入れてきています。中 学校年代の Jr.ユースは今、岡本隆吾監督がやっていますが、フィジカルコーチのライセン スも取っています。やはり一年で急にフィジカルは強くなりません。年代別に、安定して、 しっかり鍛えるフィジカルメニューを整理させていただいています。またユースチームに は、シーズン前、シーズン途中、シーズン終了後の年に 3 回、筋力測定を行っています。 筋力測定をして、どれくらい伸びたかをしっかり把握して、次のステップにつなげていけ ればと考えています。特に Jr.ユース年代では、自荷重、体幹をしっかり鍛えて、ユース年 代でより負荷の高いことができるように、フィジカルのメニューを少し改善させていただ いています。 2 つ目は、試合での戦い方の変化です。今まではどうしてもチームの勝利を意識してやっ ていたため、チーム戦術は、攻守において数的有利をつくるというゲームをやっていまし た。それを去年から、より個を意識して、攻守ともにアグレッシブに、より前への意識を 持った戦い方に変化させています。とくに Jr.ユースやユースでは、そういった取り組みを 行い始めているところです。今までは、数的優位をつくっていたことで、もしかしたらパ ワーを使えなかったかもしれません。そこをもっともっと個を意識して、ゲーム戦術的な ところにもアプローチしているという状況です。 三つ目としましては、スカウティングの充実です。昨年、専任のスカウト担当を配置し ました。前にも話をさせていただいたと思いますが、関東にはクラブチームが非常に多く、 選手の獲得が非常に厳しいです。特に小学校年代から中学校年代に上がるとき、多くのチ ームが良い選手をスカウティングしているため、ことさら競争が激しくなります。 我々にはジュニアチームというストロングポイントがあります。そこでまずは中学校年 代で良い選手を確保する。ジュニアは、セレクションを非常に多くやっています。またス カウト担当を配置して、常時、色々なところを回れる形をとり、スカウティングも強化し ている状況です。 四つ目は、海外遠征の継続になります。以前は、海外に行って試合をやることに意義が あったと思いますが、最近では海外でもある程度成績を残せるようになってきました。そ の結果、各国のレベルの高いフェスティバルに招待していただける状況になりました。そ の中で世界トップクラスの育成選手たちが所属するクラブと対戦することで、今の自分の 立ち位置を経験してもらうこともできるようになってきております。去年もフランス、オ ランダに行かせてもらいました。その中でヨーロッパのトップクラブと戦い、肌で感じて 日本に帰ってきています。子どもたちにはしっかり世界の中での自分の立ち位置を把握し てもらい、次のステップにつなげてもらえればと思っております。特に良い経験ができた のは、中 3 の子どもたちです。彼らは、色々な大会に呼ばれました。最初は小学校 5 年生 でトルコに合宿に行き、そのあと 6 年生でベルギーに行きました。ベルギーに行ったとき は、ヨーロッパのトップチーム、パリサンジェルマンであったり、オランダのアヤックス
であったり、そういう名門クラブと試合をしています。その中で色々な刺激を受けて、日 本に持ち帰って来ています。それが今の成績にもつながっているのかなと思っております ので、うまく海外遠征を使って、選手に刺激を与えて、次のモチベーションに持っていけ ればと思っております。 また、我々としましては、選手の選考、評価する方法も見直し、作成し直しました。去 年までは TIPS という形でやらせていただいたのですが、新たな選手評価基準の一例という ことで、年代ごとにどういうことをやったらいいか、学習目標を定めさせていただきまし た。これを年間、2 回から 3 回、選手と面談して、フィードバックします。それによって選 手の強さ、課題を導き出し、アプローチしていくことになっています。特に小学校年代か ら中学校年代、テクニックだけではなくメンタル、フィジカルであればどこまで行けるの か、そういう指標として、学習目標を定めさせていただきました。
その学習目標をもとに個人と面談をしまして、自分の強みですとか課題を整理させて、 いつまでに、どれくらいまで成長するのか、選手と指導者がお互いに共有し、個というと ころを伸ばしていければと考えています。 トップチームとの連携になりますが、強化本部と定期的なミーティングを通して、チー ムの現状や選手の課題等を共有し、選手育成に務めています。やはりトップチームでまだ まだ活躍できていない、その原因についてもトップチームのコーチ、スタッフと共有でき ればと思っております。これまでも何回かミーティングをやりましたが、それを定期的に しっかりやって、お互いに情報を共有しながらトップにつながる選手を育てていければと 思っています。
育成の中で少し問題になっているのがケガです。ユース年代になるとハードなトレーニ ングになってきます。その中で重いケガによって一年間、トレーニング参加できないとい うのは、子どもたちにとって非常に良くありません。やはりトップチームのメディカルと も共有し、ケガに対しての予防、ケアをやっていければと思っております。また、フィジ カル的な部分でもトレーナー、PT とも共有していければと思っております。コーチ間のさ らなる交流という点では、今年、昨年までユース監督を務めていた大塚コーチがトップチ ームになりました。彼を含めて、石井監督とも意見交換をしながら、やっていければと思 っています。 チームの成績が少しずつ上がってきたことに伴い、代表選手も少しずつ増えています。 2013 年には 7 名の選手が世代別の日本代表に選出されました。それ以後、定期的に、継続 的に少しずつですが、代表選手が出てきています。去年については 5 名の選手が日本代表 に選出されています。しかし、まだ代表で中心になっている選手はいません。やはりそこ は個をもっと伸ばしていかなければ、中心選手にはなれないのかなと思っています。そう いった点からも、より個を意識して育成に取り組んでいければと思っています。先ほどお 話しました U-15 年代というところでは、大澤、ジョーンズ、谷口、須藤、この 4 選手が代 表に呼ばれています。そして今年トップに上がった奥抜選手も、去年代表に呼ばれていま す。そういった選手が上にもいて、さらに代表でも残れるように、トレーニングの方で落 とし込んでいければと思っております。
最後に、去年、成果としてはチームとして Jr.ユース、ジュニアは好成績を収めることが できました。また世代別日本代表選手も少しずつ増加しております。その中で今後に向け ては、先ほどお話しましたが、個のところをより伸ばしていく練習環境を整えていければ と思っております。そして将来的に世代別代表の中心選手となり、トップチームで活躍、A 代表の選手を輩出するようなアカデミーを作っていければと思っています。そのためには やはりトップチームとの連携が大事です。そうしたことも踏まえて、トップチームで活躍 できる選手を輩出できるように、アカデミーも頑張っていきたいと思っていますので、こ れからもご支援のほどよろしくお願いいたします。育成の方は以上で終わります。ありが とうございました。 司会 それでは、ここまでご説明させていただいた内容につきまして、質疑応答に移らせ ていただきます。19 時 15 分ごろを目途に次の議題に移らせていただきますので、ご了承く ださい。ご質問のある方は挙手にて、私よりご指名させていただきますので、そのあとマ イクを渡します。お名前をおっしゃっていただいてから、質問をお願いいたします。議事 の進行の妨げとなる可能性もありますので、ご指名させていただいた方以外の発言はお控 えください。大変恐縮ではございますが、ご質問の内容がミーティングの趣旨にそぐわな い場合は、ご質問をお断りする場合がございます。何卒ご了承のほど、よろしくお願いし ます。お時間の都合により、おひとり様 1 点、3 分以内でお願いいたします。それでは、ご 質問のある方、挙手にてお願いいたします。 質問者 1 まずはJ2に降格して非常に残念だと思っています。もうちょっと何とかやれた んじゃないかなと。今、お話を色々聞いたのですが、他チームの名前が出ていませんでし たが、広島はよく残ったなと。その辺はフロントさんの力もあったのではないでしょうか。 具体的にいえば、最後にパトリック選手を獲得して、うまく残留したと感じています。そ
の辺、ちょっと全体的なところでチームとしてどうだったのでしょうか。もう少し前の話 にも触れたいのですが、アウェイでの柏レイソル戦。私は、これを現場で見ていたのです が、サポーターと監督が、試合が終わってからやり合っていました。あのときチームから は何も説明がなかったかと思うのですが、こんな現状で大丈夫なのかなと感じました。そ れから先の話に戻りますが、補強です。良い補強をしてくれたと思うのですが、せっかく なので個人名をあげますが、キム ドンス選手は、今回、契約が更新されているのですが、 去年、試合に使われていませんでした。この辺はチームとしてはどう評価しているのでし ょうか。強化本部長にぜひ聞いてみたいです。せっかくの外国人枠、有効に使ってほしい ですし、サポーターの人たちもそこについてはどういうことだろうと思っていると思うの で、よろしくお願いいたします。 西脇 ご質問ありがとうございます。残留できなかったことで言いますと、広島さんと比 べて、戦力的に劣っていたということではなく、やはりそれまでの積み上げてきたものが 足りなかったのかなと感じています。パトリック選手という名前も出ましたが、たしかに 彼の活躍があってというところはあると思いますが、先ほど私の方でお話させていただい た、チームとしての課題が残りの 3 試合でなかなか埋まらなかったのだと感じています。 それから最後の質問でキム ドンスのところですね。アジア枠のところ。個人の話になる ので、なるべく控えさせていただきたいのですが、なかなか試合に出られなかったことは あります。しかし特に石井監督になってからの練習でのパフォーマンス、また彼の強い気 持ちを含めて、期待を込めて、我々としては考えています。特に年末のところでのパフォ ーマンスは、練習の中で非常に上がってきていました。まず、今季に向けて契約の話をし ていく中で、新体制発表会の中でも話をさせていただきましたが、やはり大宮で戦いたい という気持ちを持った選手を大事にしていきたい。そういう想いもありましたし、残って くれる選手で戦いたいというところで、ドンス選手には残ってもらいました。以上です。 司会 よろしいでしょうか。他にございますか。 質問者2 今年は勝点の目標というのは発表されないのでしょうか? それとも設定しな いのでしょうか。 西脇 すみません、ありがとうございます。勝点の数というものを、数字的には今回、表 していませんが、2015 年に我々がJ2で優勝したシーズンは勝点 86 をあげさせてもらっ ています。ほかのシーズンのJ2の戦いを見ていても、勝点 84 以上がJ1自動昇格という 形になっています。まず数字上は、それに近いものが目標だと考えています。ただ、数字 をあげること、星勘定のために、目標の勝点を掲げるところももちろん大事だと思ってい ますが、まずはJ2優勝という言葉をしっかり大事にしていきたいので、具体的な数字を 示す形にはしていません。ただ、しっかり例年、どれくらいの勝点でJ2を優勝している
か、J1に昇格しているかは把握していますし、それはシーズンの中でもしっかりと捉え ながらやっていきたいと考えています。 質問者 2 私もその計算は、毎年のデータを見ていますから分かっていますが、1 試合あた り勝点 2 という計算で、大体、自動昇格圏内にいくんです。でも、それはデータを見てい るから分かるのであり、あくまでも目標は優勝だけど、最低、勝点はこれだけは取らない といけないということは、宣言しておくべきではないかと思います。勝点だけがすべてで はないのはもちろんわかりますが、それで優勝、優勝、優勝と言って、では今、こんな状 態で優勝を狙えるのかどうか。そんな判断さえできないじゃないですか。このペースでは、 とても優勝はできないよとか、試合数×勝点 2 が優勝ペースですから、それよりも下回っ ているとか。それがわかるとこれから 3 連勝しないと追いつかないとか、チーム全体が優 勝を狙うのであれば、我々に向けても、選手に向けても、もっとはっきり、わかりやすく しておかないと、最後にワー、ワー、ワー、ワーということになると思いますので、その 辺ははっきりしませんか? 西脇 貴重なご意見ありがとうございます。石井監督を含めて、勝点の具体的な話は、ま だ正直していません。ただ、やはり今のご意見にあったように、常に我々がどこにいるか は、明確にしていかなければいけないと思っています。数字上、たとえば甲府さんは勝点 90 を掲げていたと思うのですが、このくらいだというのは把握しているつもりですが、今、 ご意見をいただいたように、シーズンの中でしっかりと勝点というものに対して、強い意 識を持ってやっていきたいと思います。 質問者 2 ぜひ、そのようにお願いいたします。優勝、優勝と簡単に言えることではないの で。それだけをお題目にしていますが、お題目ではなく、現実ですから。去年J1最下位 ですよね? そういったチームのお題目にならないように、もう少し具体的に目標を持た せてもらいたい。 西脇 わかりました。わかりやすい目標をチーム内で共有し、到達できるように努力して いきたいと考えています。よろしくお願いします。 司会 他にありますか? はい、うしろの男性の方。 質問者3 西脇さんに聞きたいのですが、昨年度の振り返りとして、フィジカル不足と端 的にまとめていたと思うのですが、昨年の試合を全部見て、それだけでまとめていいシー ズンだったとは、とても思えませんでした。たとえば、どの監督のときの試合でも、ディ フェンスラインが不必要に高いのに、前の選手がボールにアプローチしないために、後ろ に蹴られて、後ろ向きに守備をさせられるというのを、繰り返し、繰り返しやっているよ
うに見受けられました。その部分について何も言及がなかったことについて非常に不安に 思っているのですが、どのように対応されているのか。答えられる範囲でいいので、よろ しくお願いいたします。 西脇 ご質問ありがとうございます。すみません、私の言葉足らずな部分があったと思い ますが、フィジカルだけがすべての原因だというわけではありません。ご指摘いただいた ように、背後一発でやられてしまったシーンももちろんありますし、前線とディフェンス ラインが連動していなかった部分ももちろんあると思います。そういった守備のところの 改善に関しては、石井監督を含めて、必要だという認識でありますので、今後チームの中 で、新スタッフともども、そういった部分に関して議論を重ねて進めていき、しっかりア プローチしていきたいと考えております。 司会 はい、次の方お願いします。 質問者 4 トップだけではなく、アカデミーでもお伺いしたいのですが、他のチームを見て いると、食事に対して気を配っているチームがあると聞いたのですが、食育といったとこ ろについては、どのようにお考えでしょうか。 岡本 貴重なご意見、ありがとうございます。食育については、Jr.ユース、ユースは練習 終了後に食事を摂っています。理想的なメニューを提供し、食事に関する教育もやってい ます。あと、どうしても食事を摂れないとき、コンビニで買わなければいけない場面も出 てきます。そのときに添加物が入っていないものとか、どういったものを摂ったらいいか は、随時教育しているつもりです。そういった部分で、もっともっと手を入れていかなけ ればいけないかなと感じています。 司会 はい、ありがとうございます。他にございますか? 質問者 5 最終節の川崎フロンターレ戦見ましたよね? とにかくダメダメで、大宮の 1 年 間を象徴しているような試合でした。かつて残留争いをした大宮は、死に物狂いで戦って、 残留を勝ち取ってきました。でも、去年は全然、その気概さえも感じられませんでした。 2017 年の反省について、得点が多かったとか、少なかったとか、そういったことではなく て、フロントとしての責任、社長としての責任はどうなのでしょうか? 監督が交代した り、外国籍選手が変わったりしましたが、もっと上の判断、社長として、強化としてどう だったのか。その反省を聞きたいです。そうじゃないと、上にあがっても、また繰り返し になると思うので、お願いします。 森 ご質問ありがとうございます。当然、今回のJ2に降格にたいする責任についてのご
質問だと思っておりますが、まず私が社長としてやらなければいけないことは、先ほどの お話で触れさせていただきましたが、なんとしても大宮アルディージャというチーム、ク ラブをこれからもずっと継続し、皆さまに愛していただくようなクラブ、チームにしなけ ればいけない。それが私の一つの責任だと感じております。当然チームの勝ち負けによっ て、経営についても大きく変わってくる。一つのファクターであると認識しております。 ただ、そういった中で、勝った負けただけではなく、大宮を持続可能なチームにしていく ことが、私の使命、責任だと思っています。そうした責任をこれからも背負っていくわけ でございますけど、残念ながら先ほど申し上げた一つの大きな要因である勝った、負けた という大きなファクターが、負の方に走ってしまいました。また中断期においての補強に ついても、皆さんの期待に応えることができませんでした。それは非常に大きなファクタ ーだと思っています。ただ、私も色々な選手に対して、すべての目利きができるわけでは ありません。私ができないということで責任を逃れるということではなく、このチームの 色々な人、また色々な方々と情報をとりながら、これからもしっかりと選手の補強、チー ムの戦術というものを、建て直し、これからもやっていきたいと考えております。よろし くお願いいたします。 司会 はい。よろしいですか? 会の最後に改めて質疑応答の時間がありますので、次の 質問を今回のご説明に関しては、最後にさせていただきたいと思います。ご質問あります か? 質問者6 セレッソ大阪とか、ガンバ大阪とか、FC 東京とか、U-23 のチームがJ3リー グに参加していて選手層が厚い感じがします。大宮も参加してみたらどうかなと思うので すが、そこはいかがでしょうか? 西脇 貴重なご意見ありがとうございます。いま他のチームの U-23 のお話をあげていた だきましたが、大宮としては今のところ、トップチームがJリーグに参戦する形で考えて います。若手に関しましては、U-23 で鍛えるところももちろん魅力としてはあるかと思い ますが、やはりトップのレベルが高い選手たちと若い選手たちが、常に交うことができる、 刺激を受けられる環境は、若手にとっても必要だと思っていますので、今の体制でいきた いと考えています。 司会 はい、それでは続きまして議題を進めさせていただきます。取締役事業本部長の久 保田より事業全般について。取締役管理本部長の小笠原よりコンプライアンスについて、 ご説明させていただきます。 久保田 あらためまして、日頃より熱いご声援をいただいております。ありがとうござい ます。今シーズンもよろしくお願いいたします。
事業について、私から 5 つのお話をさせていただきます。まず昨シーズンの事業系のサマ リーをお話しします。そのあと、今シーズンの目標と施策について。あとはホームタウン、 アジア関連のご報告、社長の森からもございましたが、20 周年の記念事業に関するお話。 最後にご質問をいくつか頂戴していますが、新スタジアムの状況というか、アプローチの 話をさせていただきます。それでは、お願いします。 数字関係ですが、後ろの方、見えづらくて恐縮ですが、リーグ戦の平均来場者数は 11,464 名の方に来ていただきました。本当にありがたく思っています。昨年比、あるいは目標に
対しては、2%、3%届いておりませんが、正直、降格するような成績の中で、17 試合中 10 試合が完売になっております、本当にありがたく思っていますし、申し訳なく思っており ます。スタジアム収容率は約 9 割でキープさせていただいています。本当にありがとうご ざいます。シーズンシートは 5,800 席を目標にしていたのですけれども、5,486 席というと ころで、それでも前年比よりもかなり多い数字です。ただしハーフシーズンシートは成績 の影響が大きく出まして、伸び悩んだというのが正直なところです。ファンクラブも同様 です。前年比よりも数字は高いのですが、目標には届いておりません。 次にいきます。棒グラフで経年の数字の動きですが、でっこみ、ひっこみありますが、 トレンドという形にはならないかもしれませんが、2015 年がJ2に降格した年ですが、 9,490 という数字でした。これが一つの指標になっていくと考えております。
シーズンシートは 2015 年に降格した年も、むしろ少し増えているくらいで大変ありがた かったのですが、その後も、ずっと右肩で上がってきました。しかし今年はそうはいかな いと思っておりまして、事業的にも非常に危機感を感じています。 ファンクラブの方も伸び悩んでいる状況です。スクールの生徒さんが自動的に会員にな るシステムになりましたので、かなり伸びているように見えていますが、実際には、新し いお客さまが少しずつ伸び悩んでいる状況になってきています。
それらを踏まえて、今シーズンの数字の目標は、平均来場者数 1 万人というふうに掲げさ せていただいております。下に小さく、降格時の 2015 シーズン、J2のときの数字を比較 として入れてありますが、それよりもプラス 500 名ほど、たくさんの人たちに来ていただ きたいと目標設定しています。シーズンシート 4,700 席、ファンクラブ会員 7,000 名という ことで、下がることはかなり現実的な話なのですが、ぎりぎりとどめて、その先にまた増 えるような数字を目指していきたいと考えています。 この数字ももちろんですが、先ほど社長の森、強化本部長の西脇からもお話をさせていた だきましたが、スローガンにも込められている意味。本当のベースのところといいましょ うか、応援していただく皆さまと、スタジアムと、より一体感をつくっていかなければ、
勝つことができません。勝つための、勝利のためのスローガンでもありますので、その部 分をより意識して、運営、オペレーションのところとスタジアムの雰囲気づくり、さらに はより楽しんでいただけるように、いくつかチャレンジをしていきたいと考えております。 そのための施策がいくつかあるのですが、前から何度か、意見は交わさせていただいて いましたが、ホームのゴール裏のホットゾーンのエリアを拡大したいと考えております。 拡大することで、より熱く応援していただくエリアを増やすという目的ももちろんありま すが、それによってそれ以外の方が応援しなくていいとならないようにしなければいけな いと思っています。また、それ以外の方に対して、排他的にならないように、クラブとし ては取り組んでいかないといけないと思っております。皆さまにも趣旨をご理解いただい たうえで、ホットゾーンの拡大を進めていきたいと思っています。ご協力をお願いいたし ます。 続いて飲食売店です。こちらは今シーズン、ここ数年やっておりました試食会による方 式をやめさせていただきましたが、その意味としては、クラブの公式フェイスブックにも 掲載させてもらいましたが、POSレジを導入します。それによってクラブの方で売り上 げとか、売れ筋をすべて管理できるようになってきます。そうすることで、皆さまが望ま れるメニューを展開できるようになります。ですから、クラブ主導で売店さんを選ばせて いただき、メニューであるとか、ラインナップの部分で喜んでいただきたいのが一つです。 もう一つは、スマートスタジアム化の話にも関わってきますが、実験で最終節やりました が、ファストレーンやプレオーダーといったものをスマートフォンから利用できるように する、また、フードデリバリーも一部のエリアになるかと思いますが、徐々に広げていき、 便利で楽しくいただけるものにチャレンジしていきたいと思っております。 それから 3 番目です。これも例年、ご意見をいただいているところですけれど、スタジ アムの外、NACK5スタジアム大宮の外周、大宮公園の中でイベントをできないかとい
うことです。何年か前に一度やらせていただいたのですが、それをもう少し回数を増やし、 できれば常設という形で他のクラブさんのような形でできるように交渉を進めております。 可能性がかなり高まっておりますので、今日発表させていただきますが、具体的にはスタ ジアムの外に売店が出たり、飲食だけではなく、グッズ販売であるとか、イベントなども できるところに、ようやく来ることができました。スタジアムの雰囲気を高めて、一体と なって、勝利のために盛り上げていただきたいなと思っております。よろしくお願いいた します。 スタジアム Wi-Fi のところ、少し補足でお話をしておきます。実は Wi-Fi のアンテナ増 強を随時進めておりまして、客席以外のイベント広場であるとか、コンコースのほうも増 設が夏に完了しておりますので、より使っていただける環境が整ってきていることのご報 告と加えてアプリです。アプリをより使っていただけるように、先ほどのフード系のとこ ろもそうですけれど、映像のところでもさらにチャレンジをする予定です。こちらは DAZN さんとの交渉とかありますが、試合の映像が見ていただける環境にも、今後チャレンジし ていきたいと思っています。チケットのところも、チケットレスでスマホを使ってそのま ま入っていただけるようにする。QR コードを紙で出さなくても、スマホの画面上の QR コ ードで入っていけるとか、そういったところも検討して、チャレンジしていきます。まだ いつからスタートするかは今の時点では言えませんが、なるべく早く導入したいと考えて おります。それから優先入場順を決める抽選は、昨シーズンからやらせていただいていて、 意見もたくさんいただいています。これもスマホで、アプリでできるように取り入れてい きたいと思っています。これも重ねてとなりますが、シーズンを通じて順次導入していき たいと考えております。ちょうど抽選のお話が出ましたので、不公平感のお話であるとか、 ご意見はいただいているのは承知しています。しかし、こういった抽選機能のサービス、 アプリでできるようなタイミングに導入することを検討していきたいと考えております。
以降はご報告関係になりますが、直営のフットサルコートであるオレンジコートステラ タウンが昨年 5 月にオープンいたしまして、おかげさまで順調に色々なことができていま す。フットサル等で使えますので、是非ご利用ください。フットサルだけではなく、ナイ トヨガなど、色々なチャレンジもしています。今のお話に続きますが、サッカースクール、 今非常に力を入れております。社長の森の方から話がありましたが、クラブとしては収入 の拡大を目指しておりまして、試合以外での収入の拡大、またクラブの地域の未来という ところにも合致しますので、スクールにもより力を入れていきたいところです。 スクール会員が折れ線グラフのように、急激にグッと伸びておりますが、2,330 名というと
ころまで来ております。うちステラタウン校は 464 名ですので、全体で 11 ある直営スクー ルの中でも中心になるところまで来ています。これを 500 名、600 名と増やしていければ、 J リーグでも屈指のスクールを持つクラブになれるのかなと思っております。引き続き、ご 利用していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 グローバルの方も、しっかりやらせていただいています。ブラジルに行ったり、アジア 以外の活動を含めてですが、アルディージャが皆さまの世界に対する窓になることを意識 して、インバウンドも含めてですが、しっかりやっていきたいと考えております。なかな か皆さんにお伝えする機会をつくれていないのですが、とりわけクラブとしてはベトナム、 ラオスといった国々にアプローチを増やしていき、アルディージャのイメージづくりをし っかりやっていきたいと思います。また今、強化育成のところでも話をしています。いわ ゆる提携国枠ですね。こういったところにも、貢献できるように事業の方でネットワーク と言いましょうか、機会を作っていきたいと考えております。
続いて 20 周年記念事業について、現在、クラブがやろうとしていることをお話させてい ただきます。詳しくはまた発表させていただくことになると思いますが、一つは 20 周年の 記念の冠試合です。夏の期間になると思いますが、何試合かホームの試合を、記念のシリ ーズという形でやらせていただくことになると思います。そのときには 20 周年記念ユニフ ォームをつくることになると思いますが、それを選手が着て試合に何試合か出るというも のをぜひやりたいなと思っております。ただこれは J リーグの手続きで、理事会に承認が必 要となりますので、まだ決定ではありません。合わせてそのユニフォームも販売できるよ うにして、皆さまにそれを着て応援していただけることも含めて準備していきたいと思い ますので、よろしくお願いいたします。記念グッズも、今後順次、記念ロゴを使ったもの を販売していきたいと思います。さらにはアルディージャの OB 会。20 周年というところ で、発足予定になっております。クラブとしてもサポートをしていきたいと思っておりま すし、合わせて OB マッチも今後、調整して実施したいと考えております。その他、まだ いくつかアイディアもあるのですが、皆さまにもアイディアを寄せていただけるような機 会をつくっていきますので、皆さまからもご意見をいただいて、良い年にしていきたいと 考えております。よろしくお願いいたします。