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改訂履歴 第 1 版 2010 年 09 月 21 日第 2 版 2010 年 11 月 25 日第 3 版 2011 年 03 月 25 日第 4 版 2011 年 05 月 30 日

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(1)

ビームデータ登録項目の手引き

第3巻 電子線

(2)

第1 版 2010 年 09 月 21 日 第2 版 2010 年 11 月 25 日 第3 版 2011 年 03 月 25 日 第4 版 2011 年 05 月 30 日

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目次

はじめに ...2 第1 章 概要 ...4 【アルゴリズムについて】 ... 5 【eMC について】 ... 6 第2 章 スキャンデータ ...8 第3 章 絶対線量の測定 ... 13 【Output Sheets について】 ... 13 【1 Intro】 ... 14 【2 Info】 ... 15 【3 Abs】 ... 17 第4 章 アウトプットの測定 ... 20 【4 Rel(“コーン”)】 ... 20 【5 Summary】 ... 21 第5 章 Electron Worksheet ... 22 【1 Introduction】 ... 23 【2 Information】 ... 23 【3 Machine Parameters】 ... 24 【4 Block Information】 ... 27 【5 Output】 ... 29 第6 章 追加資料 ... 32 追加資料 1 アウトプット測定における検出器の注意事項 ... 32 追加資料 2 最頻入射エネルギーについて ... 33 追加資料 3 電子線ブロックポート作成時におけるPhoton HVL に関する報告 ... 35 追加資料 4 電子線用円形コーンについて ... 38

追加資料 5 Electron Pencil Beam コーンサイズの登録について ... 39

(4)

はじめに

「XiO ビームデータ登録項目の手引き」について この「XiO ビームデータ登録項目の手引き」(以下「手引き」)はモデリングに必要になる治療機情報 やデータについてまとめ、それぞれの項目について解説したドキュメントです。このドキュメントは3 巻 で構成されており、それぞれの巻は以下の内容となります。 第1 巻 必要情報 治療機情報の収集や施設データの測定を始める前に周知しておく必要 のある内容をご案内しています。測定項目のリストも含まれます。 第2 巻 光子線 光子線用の登録項目の詳細を説明しています。 第3 巻 電子線 電子線用の登録項目の詳細を説明しています。 「手引き」は必ずお読みください この「手引き」には、XiO に登録するデータに関する重要な事項が記載してあります。測定を始める 前に必ずお読みになり、内容をご確認ください。 提出データに不備がないようご確認ください 提出データの記載もれ・実測データの測定もれ・不適切な方法での測定などによるデータの不備があ りますと、状況によってはデータの再測定が必要となり、最終的な臨床使用開始が当初の予定より1 ヶ 月以上遅れてしまう場合があります。ご確認の上、ご提出ください。 ご不明な点がある場合はお問い合わせください 測定の立会いと機器貸し出しでご不明な点やご質問がありましたら、エレクタ株式会社・ヘルプデスク へお問い合わせください。ビームデータに関したご質問は弊社ヘルプデスクまでお問い合わせいた だき、物理グループをご用命下さい。 お問い合わせ番号: 0120-009-198 (9:30~18:00) スキャンデータとElectron Worksheet をご提出ください

最終的にエレクタ株式会社に提出していただくのは別冊のElectron Worksheet (Excel 形式ファイ

ル)とスキャンデータです。電子線モンテカルロのモデリングを依頼される場合は更に Output Sheets (Excel 形式ファイル)もご提出頂く事になります。Electron Worksheet と Output Sheets の原本は 必ず貴施設にて保管の上、そのコピーをエレクタ株式会社まで郵送/Fax/メールのいずれかの方

法で期日までにご提出ください。尚、スキャンデータのファイル形式は第1 巻第 1 章 Step5 と第 3 巻

(5)

郵送の場合 〒108-0023 東京都港区芝浦3-9-1 芝浦ルネサイトタワー7 階 エレクタ株式会社 物理グループ 宛 ※「ビームデータ在中」とお書き添えください

Fax の場合 Fax 番号=03-6436-4233 物理グループ 宛 ※カバーシートに「ビームデータ」とお書き添えください。

メールの場合 メールアドレス=TPS-Callcenter-japan@elekta.com ※件名を「ビームデータ」とし、本文には貴施設名を必ずご入力ください。 作業の遅延防止のため、上記の通りご協力いただけますようお願い申し上げます。 「手引き」とその他書類の電子版について この「手引き」でご紹介しています書類は全てエレクタ株式会社・物理サービスのウェブサイトよ りダウンロードできます。 エレクタ株式会社・物理サービス: http://www.elekta.co.jp/software/download/index.html

(6)

1 章 概要

電子線のモデリングを実施するには、大きく分けて3 つの要素が必要になります。 スキャンデータ:深部量百分率(PDD)とプロファイル(OCR) アウトプット 治療機のジオメトリー スキャンデータは、モデルのパラメータの妥当性を確認するための比較データとなります。アウトプット とは各コーン装着時のある特定の深さ(基準深)における絶対線量であり、MU 計算をする際に必要 になります。ジオメトリーは治療機の設定の情報になります。これらの 3 つの要素を揃えるにあたり、以 下の4 つのステップを踏むことになります。

ステップ

1

スキャンデータの測定を実施する (→第

2 章 参照)

電子線においては、一番初めに PDD を取得する必要があります。PDD なしではモニター線量計の 校正も出来ませんし、アウトプットを測定する深さを決める事も出来ません。測定セットアップが同じで あるため、PDD を測定する際に OCR を同時に測定すると効率的です。 OCR からビームの対称性を確認し、必要であればこの時点で治療機の調整を入れます。 すべてのエネルギーとコーンにおいてのPDD と OCR が揃ったところで、基準コーンにおいての絶対 線量を求める事が可能になります。

ステップ

2

基準コーン

1

の絶対線量を求める (→第

3 章 参照)

ここからの作業はモニター校正が終わっている事を想定しています。基準コーンと基準深においての 絶対線量を求めます。エレクタ治療機(Synergy、Synergy Platform)においては 14×14-cm、 バ リアン、シーメンス、東芝治療機の場合は 15×15-cm が基準コーンになります。エレクタ治療機

(Beam Modulator)はエネルギーで変わり、10MeV 未満では 6×6-cm、10MeV 以上では 10× 10-cm を基準コーンにします。

ステップ

3

アウトプットを求める (→第4章 参照)

先ずはモデリング対象のコーンの基準深においての出力係数を求めます。出力係数は補正後の指 示値を基準コーンの指示値で正規化した単位のないファクターです。出力係数を、ステップ 2 で求め た基準コーンの絶対線量を用いてcGy/MU の単位を持っているアウトプットに変換します。 1 基準コーンと標準測定法 01 で定義されている基準照射野は異なります。ご注意ください。

(7)

ステップ

4 治療機のジオメトリーをステップ 3 の結果と一緒に Electron Worksheet

にまとめる (→第5章 参照)

治療機のジオメトリーは治療機の取扱書もしくは図面等でも確認出来ますが、ガントリー、コリメータ、 カウチの回転方向の項目では実機を動かし、目視確認をしてからElectron Worksheet に書き込み ます。 治療機のジオメトリーとステップ3 で求めたアウトプットをまとめた Electron Worksheet は物理グルー プに提出します。 以上が大まかな流れとなります。スキャンデータやアウトプットの登録項目の詳細は次章に続きます。

【アルゴリズムについて】

XiO4.50.00 以降、電子線用のモンテカルロ線量計算アルゴリズム(Electron Monte Carlo)を選択 する事が可能となりました。ただし、電子線モンテカルロは別途ライセンスが必要となります。ご用命の 場合もしくはご施設のライセンスについて不明点がある場合は担当営業にお問い合わせください。 尚、本資料においてアルゴリズム名は以下のように略記致します。

● Pencil Beam アルゴリズム (PB)

● Electron Monte Carlo アルゴリズム (eMC)

※eMC のモデリングをご依頼いただいた際には必ず PB のモデリングも行います。 それぞれのアルゴリズムについてモデリング可能なコーンの形状は以下の表の通りです。これらの詳 細については、第5 章 項目 23 と追加資料 4:電子線用円形コーンについてをご参照ください。 コーンの形状 PB eMC 正方形 可能 可能 長方形 短辺のみ可能 要相談 円形 治療計画時に円形ポートが必要 要相談

(8)

【eMC について】

eMC のモデリングには PB モデリングのデータに加え、カットアウト(詳細は以下参照)のスキャンデー タとアウトプット、並びにオープン照射野のスキャンデータが必要になります。eMC のモデリングをご 用命される場合、必ず以下の3 点について事前にご確認ください。 ① ブロック情報 治療にブロックを使用すると、患者に投与する線量の一部はブロックからの散乱となりますの で、線量計算時にブロックからの散乱を出来るだけ正確に見積もる必要があります。 そこで、臨床時に使用するブロック情報を登録する必要があります。eMC モデリングご用命の 際は、以下をご用意下さい。  臨床使用時のブロックの厚さ  臨床使用時のブロックの組成  ブロック装着時の線源からブロック下端までの距離  カットアウト カットアウトはアウトプットとスキャンデータ(PDD、OCR)を取得する際に使用します。 中型サイズのコーンに正方形照射野のカットアウトを取り付けた状態で照射します。このカット アウトは臨床で使用するブロックと同じ手法で作成する必要があります。カットアウト作成にお ける条件は以下のようになります。 図【カットアウト】 エレクタ(Synergy・Platform) 【コーンサイズ】 14×14-cm

【カットアウト照射野】 5×5-cm (Machine Reference Distance2の位置でのサイズ)

Machine Reference Distance は通常 100cm です。正確に 5×5-cm を

作成できない場合は、作成時の実測サイズをElectron Worksheet に入 力してください。5×5-cm からかけ離れたサイズはモデリングができませ ん。 エレクタ(BeamModulator) 【コーンサイズ】 10×10-cm (10MV 以上のエネルギーの場合) 6×6-cm (10MV 未満のエネルギーの場合)

2 Machine Reference Distance の位置 = アイソセンター面

ブロック厚

組成 ブロック照射野

(9)

【カットアウト照射野】 10×10-cm コーンの場合、5×5-cm 6×6-cm コーンの場合、4×4-cm

Machine Reference Distance(通常 100cm)の位置でのサイズです。正

確に指定サイズを作成できない場合は、作成時の実測サイズを Electron

Worksheet に入力してください。6×6-cm コーンの場合はできるだけ 4× 4-cm を目指してください。

バリアン / シーメンス・東芝

【コーンサイズ】 15×15-cm

【カットアウト照射野】 5×5-cm (Machine Reference Distance の位置でのサイズ)

Machine Reference Distance は通常 100cm です。正確に 5×5-cm を

作成できない場合は、作成時の実測サイズをElectron Worksheet に入 力してください。5×5-cm からかけ離れたサイズはモデリングができませ ん。 ※カットアウト厚・組成に関する注意点 カットアウトの材質と厚みが臨床時に使われるブロックと同じである事を確認されて下さい。 1 つのモデルに 1 つの材質と 1 つのブロック厚しか登録出来ない為、2 種類以上の材質、 もしくは厚みを治療で使い分けている場合はそのブロックごとにモデルを作成する必要が あります。 ※カットアウト作成にあたっての注意点 カットアウトの中心が Crossplane、Inplane 双方とも照射野中心と一致する事をご確認 下さい。精度につきましては、施設様で許容誤差を設けて下さい。ご確認にあたってはプ ロファイルを測定することを推奨致します。 ② 電子線のオープン照射 治療機の入射フルエンスをモデル化する為に、コーンを装着しない状態の電子線の PDD と OCR が必要になります。サービスモードで照射するため、事前に操作方法をご確認くださ い。 ③ 電子線コーン装着時のジョーの設定 電子線コーン装着時のジョーの設定がモデリング時に必要になります。この情報においては 治療機マニュアルに記載がありますが、コンソールで確認することも可能です。但し、サービ スモードでないと確認出来ない場合もあるため、事前にご確認ください。

(10)

2 章 スキャンデータ

スキャンデータは以下のSSD セットアップで測定されることを推奨いたします。 PB のみの場合:SSD.1 = 100 cm と SSD.2 = 110 cm PB/eMC の場合:SSD.1 = 100 cm と SSD.2 = 115 cm ※1 術中コーンなどでSSD.1 = 100 cm での測定が難しい場合は、弊社物理グループまでご相談く ださい。 1. スキャンデータ: PDD 【照射野】 各コーン(SSD.1, SSD.2 両方) 【深さ】 0.0 ~ dinit (Rp + 10 cm) 【測定間隔】 1 mm(12MeV 以下) 1~2mm (12MeV 超) 【備考】  吸収線量に換算してください。  Rpについては、追加資料2 :最頻入射エネルギーについてを参照してください。

 測定深範囲の目安は、6MeV:0~13 cm、12MeV:0~15 cm、20MeV:0~20 cm です。  小型の平行平板型電離箱線量計、Si ダイオード検出器、0.13 cc 相当もしくはそれ以下の 指頭型電離箱を用いてください。小型ではない平行平板型は使用しないでください。 2. スキャンデータ: PDD (eMC 追加項目) 【照射野】 カットアウト (SSD.1, SSD.2 両方) オープン (ジョーのみ) Width 40cm× Length 5cm (SSD.1 のみ) BeamModulator Width 21cm×Length 4.8cm (SSD.1 のみ) Width 4.8cm×Length 16cm (SSD.1 のみ) 【深さ】 0.0 ~ dinit (Rp + 10 cm) ※Rpについては、追加資料2 : 最頻入射エネルギーについてを参照してくだ さい。 【測定間隔】 1 mm(12MeV 以下) 1~2mm (12MeV 超) 【備考】  吸収線量に換算してください。

(11)

 測定深範囲の目安は、6MeV:0~13 cm、12MeV:0~15 cm、20MeV:0~20 cm です。  小型の平行平板型電離箱線量計、Si ダイオード検出器、0.13 cc 相当もしくはそれ以下の 指頭型電離箱を用いてください。小型ではない平行平板型は使用しないでください。 3. スキャンデータ: OCR 【照射野】 各コーン(SSD.1, SSD.2 両方) 【深さ】 PB のみ dmax、d90、d80、d50、d20(d90はdmaxよりも深いところで90%線量にあたる深さを意 味します) PB/eMC 0.5cm、dmax、d90、d80、d50、d20、Rp+2 cm (d90はdmaxよりも深いところで90% 線量にあたる深さを意味します) 【測定間隔】 2mm 以下 【測定範囲】 PB のみ 尐なくとも照射野の外4cm 以上スキャンしてください。 PB/eMC 尐なくとも照射野の外6cm 以上をスキャンしてください。 【測定方向】 PB のみ Crossplane

※ XiO 4.33.02 以降では Width 方向と Length 方向のスキャンデータの登

録は可能ですが、Length 方向のデータを比較しながらのモデリングは 出来ません。

PB/eMC

Crossplane と Inplane 【備考】

 PB/eMC コーンを装着時の Inplane の測定はまず SSD.1、深さ dmaxのみを取得し、

Crossplane と Inplane の OCR に違いがないかどうかご確認お願いいたします。深さ dmax

においてCrossplane との違いがなければ Inplane 測定は割愛可能です。ペナンブラの 傾きが異なる場合もしくは照射野内の線量が2%以上違う場合は全測定深にて取得してく ださい。  長方形コーンの場合は必ず Inplane を取得してください。 4. スキャンデータ: OCR (eMC 追加項目) 【照射野】 カットアウト(SSD.1, SSD.2 両方) オープン (ジョーのみ) Width 40cm× Length 5cm (SSD.1 のみ)

(12)

BeamModulator Width 21cm×Length 4.8cm (SSD.1 のみ) Width 4.8cm×Length 16cm (SSD.1 のみ) 【深さ】 0.5cm、dmax、d90、d80、d50、d20、Rp+2 cm (d90はdmaxよりも深いところで90% 線量にあたる深さを意味します。) 【測定間隔】 2mm 以下 【測定範囲】 尐なくとも照射野の外6cm 以上をスキャンしてください。 オープン 尐なくとも照射野の外1cm以上をスキャンしてください。 【測定方向】 Crossplane 【備考】 長方形照射野の場合は必ずInplane を取得してください。 【注意点】 カットアウトの組成と厚みは臨床使用時に使われるブロックの組成と厚みと同じであ る必要があります。

(13)

5. スキャンデータのまとめ方

スキャンデータはエネルギーごとにまとめて下さい。例えば、6MeV, 9MeV, 12MeV, 15MeV のモデリ ングを依頼される場合、4 つのファイルをご提出頂く事になります。1 つのファイルには各コーンと各セ ットアップ(SSD.1, SSD.2)において測定した PDD と OCR が含まれます。

(14)

図【Mephysto mc2シリーズの例】 【備考】 ● コーンごとにデータをまとめるのはご遠慮下さい。 Omni-Pro シリーズのソフトをお使いの方 ● SSD の距離とコーンの照射野サイズの辻褄が合っていないデータは XiO へは転送出来ませ ん。通常、コーンサイズは線源からSSD.1(100cm)におけるの照射野サイズで定義されてい る為、SSD.2 におけるの照射野サイズはコーンサイズ×(SSD.2 ÷SSD.1)になります。例え ば、SSD=110cm におけるのコーン 6×6‐cm の照射野は 6.6×6.6‐cm になります。 測定用のキューファイルを作成する際は照射野サイズを確認して下さい。もし、キューファイ ルの照射野サイズを変更し忘れた際は、データをまとめる時に照射野サイズ(Field Size at SAD)を Beam Header Data にて修正されて下さい。

(15)

3 章 絶対線量の測定

絶対線量とアウトプット測定時に必要な項目をまとめるため、Output Sheets を用意しました。施設で 使われるチャンバー情報や測定条件、測定数値をこのシートに入力すると、自動的にアウトプットが算 出されます。 第3、4 章では Output Sheets に記録する項目について説明します。

【Output Sheets について】

eMC のモデリングをご依頼される場合は、Output Sheets の提出が必要となっています。

eMC のモデリングをご依頼されない場合は、Output Sheets の提出は必須ではありませんが、測定 時の良い記録にもなりますので、本シートを活用される事を推奨致します。 このOutput Sheets の特徴をリストします。 ① アウトプットの測定時に使う記録シートです。 ② 測定シートに記録するデータはすべて同じ Source-to-Cone Distance (線源からコーン下端 までの距離)である必要があります。Source-to-Cone Distance が違うコーンやアプリケータ がある場合はそれぞれのSource-to-Cone Distance で記録シートを作成する必要がありま す。 ③ エネルギー6 通りまで記録することが可能です。 ④ コーン 9 本まで記録することが可能です。 ⑤ お客様にご記入して頂く項目は赤字で表示されます。

⑥ 測定シートは Microsoft Office の Excel で作成されており、大まかに 5 つのグループに分か

れています。グループ4は複数のシートで構成されており、合計14 のシートで構成されていま

す。

(16)

グループ シート名 記録内容 1 Intro 施設情報 2 Info 治療機情報・検出器情報 3 Abs 絶対線量測定シート 4 Rel 出力係数シート 5 Summary まとめ グループの順番の通りに記録して頂く必要があります。例えば、グループ2、Info が完成していないと、 グループ3、Abs は完成しません。本章は、グループ 1、2、3 の項目の説明となります。 グループ 4、 5 の項目は第 4 章で説明します。 Output Sheets の入力欄は色分けによって以下のような意味になります。入力欄以外には入力でき ません。Mac OS をお使いの方は入力制限が掛かってしまう場合があります。恐れ入りますが物理グ ループまでご相談ください。 通常入力欄 入力不要欄 リスト選択欄 図【入力欄の意味】

測定実施前に、【1 Intro】と【2 Info】を以下の説明に沿って記入しましょう。【2 Info】では治療機情報 の他に測定に使う検出器の細かい情報を求められます。これらは指示値[nC]を補正、絶対線量に 変換する際に必ず必要になります。アウトプット測定に使う検出器は1 つとは限りません。絶対線量の 測定においては校正済みの検出器を用いますが、アウトプットの測定には平行平板型以外の検出器 (指頭型であれば0.13cc 以下)をお薦めしております。詳細は追加資料 1:アウトプット測定における 検出器の注意事項をご覧ください。

【1 Intro】

● Date : シートの記入日

● Hospital / Institute Name : 施設名

● CCR Number : 施設番号 ● Date Collected By : 測定者名 ● Linac Make : 治療機メーカ名 ● Linac Model : 治療機モデル 記入例がシートにありますので、参考にされて下さい。CCR Number が分からない場合は弊社ヘル プデスク又は TPS-Callcenter-japan@elekta.com までお問い合わせ下さい。

(17)

【2 Info】

1. Measured Setup (SSD) ssd_1 = 100 cm PB のみの場合 ssd_2 = 110 cm PB / eMC の場合 ssd_2 = 115 cm 2. Energy (E) モデリングを依頼する公称エネルギーを入力します。 3. Reference Field (A0) 基準コーンサイズの一辺のサイズを記入します。絶対線量測定は基準コーンを使い、出力係数 は基準コーンの指示値で正規化します。 Synergy・Platform 14×14-cm → 14

Beam Modulator 10MeV 未満: 6×6-cm → 6 10MeV 以上: 10×10-cm → 10 バリアン/ シーメンス・東芝 15×15-cm → 15

4. Depth of Calibration Point (dc)

水校正深3を入力して下さい。

5. Reference Depth for XiO (drefxio)

アウトプットと出力係数の基準深(単位:cm)です。 drefxioはエネルギーごとに設定します。基準となるコーンの15×15-cm もしくは 14×14-cm のい ずれかのPDD を測定し、dmax付近をdrefxioとします。この深さが全てのコーンの基準深になりま す。 Beam Modulator drefxioはエネルギーごとに設定します。基準となるコーンは10MV 以上で 10×10-cm、10MV 未 満で6×6-cm にします。基準となるコーンの PDD を測定し、dmax付近をdrefxioとします。この深 さが全てのコーンの基準深になります。 【参考】  「標準測定法 01」で規定される基準点および校正点とは意味が異なります。XiO の計算に おいて絶対値を与えるために定義された深さです。

6. Cone Size – Width / Length

Width(X、LR)方向と Length(Y、GT)方向のコーンのサイズを入力して下さい。

(18)

7. Cone Type Rectangular(矩形)か Circular(円形)のコーンか選択して下さい。 8. Detector 絶対線量と出力係数の測定に使用する検出器を記入します。Chamber(電離箱)か Diode(ダイ オード)を選択して下さい。 9. Model 検出器のモデル名を入力して下さい。モデル名が分からない場合は購入先へご確認下さい。 (例:CC04、Roos、PTW M34001、PPC40、Farmer) 10. 用途 項目8, 9 で記入した検出器の用途を入力して下さい。絶対線量測定には校正された線量計を ご使用下さい。平行平板電離箱は使用しないでください。 11. kpol 極性効果補正係数を入力します。 12. ks イオン再結合補正係数を入力します。 13. kelec 電位計補正係数を入力します。

14. Other Correction Factor

特別な理由で補正を行う場合の欄としてご使用下さい。例えば、固体ファントムを使って絶対線 量を求める場合は水から固体ファントムへの補正係数をこの欄に入力します。 15. ND,W 水吸収線量校正定数を入力します。出力係数を測定する検出器においては空欄で構いません。 【備考】  単位は[cGy/nC]です。 16. kQ 線質変換係数を入力します。出力係数を測定する検出器においては空欄で構いません。

(19)

次は、絶対線量の測定方法と照射野A0、深さdrefxioにおいての計算方法の説明になります。先

ずは校正深dcで絶対線量を求め、PDD を用いて深さ drefxioにおける線量を算出します。モデリ

ングで必要となるのはあくまでも深さdrefxioの値となります。

Mraw(A0,dc) が基準コーンサイズ A0、深さdcおける指示値[nC]の平均値とした場合、この指示

値の補正値は以下の式で算出出来ます。

【計算式】

M

k

TP

k

pol

k

s

k

elec

M

raw (標準測定法01 参照)

kTPは温度気圧補正係数となります。校正点吸収線量Dc[cGy]、は ND,WとkQを掛け合わせる 事により求められます。 【計算式】

D

c

N

D,W

k

Q

M

(標準測定法01 参照) 1MU あたりの深さ drefxioにおいての線量は以下の式で求めます。 【計算式】

)

(

/

)

(

/

refxio c c refxio

d

PDD

d

PDD

MU

D

D

PDD(dc) / PDD(drefxio) は深さ dc における PDD と深さ drefxioにおけるPDD の比です。 drefxio = dcの場合はPDD(dc) / PDD(drefxio)=1.000

drefxio = dmaxの場合PDD(dc) / PDD(drefxio) = PDD(dc) / 100

になります。 図【drefxioとdcを示した例】

【3 Abs】

17. Measured Date 測定日を入力して下さい。 dc:R50から求める校正深 drefxio:XiO の基準深

(20)

18. Detector Used 測定に使う検出器を選択して下さい。 19. MU 照射MU を入力して下さい。 20. T 測定時の温度になります。コーン装着時とコーン取り外し時の温度を項目20.1 と項目 20.2 に記 録して下さい。これらの平均値は自動的に計算され(項目20)、kTPを算出する際に使われます。 【備考】  単位は[℃]です。 21. P 測定時の気圧になります。コーン装着時とコーン取り外し時の気圧を項目21.1 と項目 21.2 に記 録して下さい。これらの平均値は自動的に計算され(項目21)、kTPを算出する際に使われます。 【備考】  単位は[hPa]です。 22. Mraw(A0,dc) 基準コーン(A0)、深さdc における、項目19 で指定した MU を照射した際の指示値を項目 22.1 ~項目22.5 に入力して下さい。これらの平均値は自動的に計算され、項目 22 に記録されます。 【検出器】 校正された線量計 【セットアップ】 項目3 で入力した基準となるコーンを装着、SSD.1、深さ dc 【注意点】 XiO 登録時の線量が維持されるよう、治療機のモニター校正を登録時と同じよ うに継続する必要があります。 【備考】  単位は[nC]です。  シートには 5 回測定分の項目をご用意しましたが、ご施設の判断で測定回数はお決めくだ さい。自動的に計算される平均値は測定回数に関係なく正しく計算されます。 23. kTP 入力不要 項目20 と項目 21 の数値を使い、以下の式に従って、温度気圧補正係数が算出されます。 【計算式】

P

T

k

TP

1013

.

3

0

.

22

2

.

273

)

2

.

273

(

(標準測定法01 参照)

(21)

24. M 入力不要

基準コーン(A0)、深さdc における、項目19 で指定した MU を照射した際の、補正後の指示値

[nC]が以下の式に従って算出されます。

【計算式】

M

(

A

0

,

d

c

)

k

TP

k

pol

k

s

k

elec

M

raw

(

A

0

,

d

c

)

(標準測定法01 参照)

25. Dc 入力不要 基準コーン(A0)、深さdc における、項目19 で指定した MU を照射した際の、校正点吸収線量 [cGy]が以下の式に従って算出されます。 【計算式】

D

c

(

A

0

)

N

D,W

k

Q

M

raw

(

A

0

,

d

c

)

(標準測定法01 参照) 26. Dc/MU 入力不要 1MU あたりの校正点吸収線量が算出されます。 27. PDD(dc) / PDD(drefxio) 深さdc における PDD を、深さ drefxioにおけるPDD で割った値を入力してください。 【備考】  drefxio = dcの場合はPDD(dc) / PDD(drefxio) =1.000 です。

 drefxio = dmaxの場合はPDD(dc) / PDD(drefxio) = PDD(dc) / 100 です。

 PDD(dc) ≤ PDD(drefxio)になるため、 PDD(dc) / PDD(drefxio) ≤ 1 になります。 28. Drefxio 入力不要 項目5 で指定した深さ drefxioにおける1MU あたりの線量が以下の式に従って算出されます。 【計算式】

27

26

)

(

/

)

(

/

)

(

)

(

0 0

項目 

項目 

refxio c c refxio

d

PDD

d

PDD

MU

A

D

A

D

(22)

4 章 アウトプットの測定

【4 Rel(“コーン”)】

出力係数の測定に入ります。【4 Rel(Cutout)】、【4 Rel(Open)】、【4 Rel(1)】、…、【4 Rel(9)】の合計 11 のシートがあります。それぞれのシートは1つのコーンを装着して、同じセットアップで全エネルギー のデータを取得することを想定して作成されています。 【4 Rel(1)】、…、【4 Rel(9)】は使うコーンの本数分だけを使って下さい。モデリングを依頼するコーン が6×6-cm、10×10-cm、14×14-cm、20×20-cm の 4 本であれば【4 Rel(1)】、…、【4 Rel(4)】のシ ートを使います。 【4 Rel(Cutout)】はカットアウトの出力係数の測定時に使います。PB のみの場合は【4 Rel(Cutout)】 と【4 Rel(Open)】のシートは使いません。 シート【4 Rel(1)】を覗いてみると以下のように左と右に 2 つのチャートが用意されています。 図【出力係数測定用のシート】 測定データ(項目17~項目 22)を左側のチャートに記録し、使用した検出器(項目 18)を右側のチャ ートに入力すると、入力した照射条件における項目24:補正後の指示値 M[nC]が算出されます。 【4 Rel(“コーン”)】のシートはすべて同様の仕組みになっており、SSD.1 と SSD.2 用の記入欄が用意 されています。

(23)

22. Mraw 各コーンの、深さdrefxio における、項目19 で指定した MU を照射した際の指示値を項目 22.1 ~項目22. 5 に入力して下さい。これらの平均値は自動的に計算され、項目 22 に記録されます。 【検出器】 平行平板以外の検出器(指頭型の場合 0.13cc 以下、4×4-cm カットアウトは 0.04cc 以下) 詳細は追加資料 1:アウトプット測定における検出器の注意事項をご参照下さ い。 【照射野サイズ】 各コーン、カットアウト 【セットアップ】 SSD.1 と SSD.2 で、drefxio深で測定して下さい。 【注意】 測定は深さdrefxioで行います。 【備考】  単位は[nC]です。  5 回測定分の項目をシートには用意しましたが、ご施設の判断で測定回数はお決めくださ い。自動的に計算される平均値は測定回数に関係なく正しく計算されます。 その他の項目の説明は第3章の同番号の項目をご覧ください。

【5 Summary】

出力係数測定用シートには各コーンの補正後の指示値がまとめられています。これらを、エネルギー ごとにまとめ直し、基準コーン(A0)の指示値で正規化することにより、出力係数が求められます。よっ て、基準コーンの出力係数は1 になります。

XiO に登録するアウトプットは深さ drefxioにおいての1MU あたりの線量となるため、絶対線量測定で

求めたDrefxio[cGy/MU]を使って出力係数をアウトプットに変換します。

以上の3 つのステップがこのシートで自動的に行われます。 【Summary】の“Output [cGy/MU] at

drefxio”がXiO に登録される数値になります。 これらの数値を Electron Worksheet に書き写すこと

(24)

5 章 Electron Worksheet

最後に施設の治療機固有データをElectron Worksheet にまとめます。スキャンデータやアウトプット の他に、治療機の諸寸法やガントリー・カウチの回転方向など機械的特徴(マシンジオメトリー)、そし てコーン情報などが固有情報となります。本章ではElectron Worksheet で記録する項目について 説明します。 このElectron Worksheet の特徴をリストします。 ① 治療機固有データとアウトプットを記録するシートです。 ② 治療機 1 台分の情報のみ記録が可能です。同じ治療機であっても、治療機ごとにこの Worksheet を記入下さい。 ③ すべてのコーンにおいて同じ Source-to-Cone Distance(線源とコーンからコーン下端まで の距離)である必要があります。Source-to-Cone Distance が違うコーンやアプリケータがある 場合は、Source-to-Cone Distance ごとにこの Worksheet をご記入下さい。

④ エネルギー6 本まで記録することが可能です。

⑤ コーン又はアプリケータ 8 本まで記録することが可能です。 ⑥ お客様がご記入される項目は赤字で表示されます。 ⑦ 合計 5 つのシートで構成されています。

図【Electron Work Sheet のタブ】

シート シート名 記録内容 1 Introduction 諸注意事項 2 Information 施設情報・治療機情報・検出器情報 3 Machine Parameters 治療機のジオメトリー 4 Block Information ブロック情報 5 Output アウトプット

(25)

【1 Introduction】

Electron Worksheet の入力欄は色分けによって以下のような意味になります。入力欄以外には入力 できません。Mac OS をお使いの方は入力制限が掛かってしまう場合があります。恐れ入りますが物 理グループまでご相談ください。 通常入力欄 入力不要欄 リスト選択欄 図【入力欄の意味】

【2 Information】

2.1 Site Information

Date Electron Worksheet への入力日をご入力ください。修正などがあった場合は最終更新日に変更 お願いいたします。 Hospital/Institute Name 施設名を英語表記にてご入力ください。 CCR Number CCR Number は施設番号です。ご不明な場合は弊社ヘルプデスクもしくは 物理グループ CMS-Phsyics-Japan@elekta.com までご連絡ください。 Data collected by データ収集された方、または管理されている方のお名前をご入力ください。

Scanning software used

スキャンデータを収集するために使用した測定ソフトウェアの名称をご入力ください。 Software Version 測定ソフトウェアのバージョンをご入力ください。尚、弊社で取り扱えるデータのファイル形式(拡張 子)がございます。手引きの第 1 巻、第 1 章「ビームデータ納入までの流れと注意点」Step.5 をご参 照ください。 Linac Make 今回モデリングを行う治療機のメーカ名をご選択ください。 Linac Model 治療機のモデル名をご入力ください。 Algorithm Registration アルゴリズムについていずれを適用するかご選択ください。 PB - Pencil Beam のみ

eMC - Pencil Beam/Electron Monte Calro 共用 当項目を選択すると該当する入力箇所が有効になります。

(26)

2.2 Measurement Instrument

測定項目(アウトプット, PDD, OCR)ごとに使用した検出器(Detector)の名称とファントムをご記入く ださい。 Type Chamber(電離箱)、Diode(ダイオード)、Other(その他)の中から検出器タイプを選択して下さ い。 Model 検出器のメーカ名とモデル名をご入力ください。モデル名がわからない場合は、ご購入先へお問 い合わせください。 Phantom

測定に使われたファントム名をご入力ください。(例:Blue Phantom , MP3 Water Tank, Solid Phantom)

【3 Machine Parameters】

XiO に登録するためのマシンパラメータをご入力いただきます。 1. Machine ID XiO に登録するビームデータの名前です。登録できる文字数は 1~14 字で、アルファベット(大 文字、小文字の区別あり)と数字が使用できます。記号(+、-、_やカンマ、コロン等)やスペースは 使用できません。このままXiO に登録して治療計画時に選択するビーム名になりますので、簡潔 な名前にされることをお薦めします。 【備考】  治療機更新の場合、以前と同じ Machine ID を使用される事は推奨しておりません。モデリ ングした年をMachine ID に盛り込む等、ビームデータを区別しやすい名前にされることを お奨めします。  他のビームデータと明確に区別できるように名称をつける必要があります。先頭文字を小文 字にすることで大文字X より下に表示されます。 【例】 X 線 4MV→『04X2009』 電子線 12MeV→『E12y2009』 【不適切な例】 『Varian 04』 スペースは使えません。 『room2:X04』 記号は使えません。 『room2_X04』 記号は使えません。 『VarianRoom2photon04X』 14 文字以上は作成できません。

(27)

【XiO 上でビーム選択する際に表示される順番の例】 例1 例2 例3 例4 E06 10X 2008X04 04X E09 12E 2009X04 10X X04 4E X04 E04 X10 4X X04IMRT IMRT10X e12 6E X04SRS e04 Machine ID は、最初の1文字が数字(0~9)、英語大文字(A~Z)、英語小文字(a~z)の順で表 示されます。 2. Description ここにはコメントを入力してください。登録できる文字数は 0~24 字で、記号やスペースも使 用できます。未入力でもかまいません。 3. Modality 固定登録となります。 → [electron] 4. Energy ・エネルギー[MeV] 施設で使われるエネルギーを記入してください。整数でご入力ください。 【備考】  通常公称エネルギーを登録しますが、PB では最頻入射エネルギーを登録する事も可能で す。追加資料2 : 最頻入射エネルギーについてを参照下さい。

5. Machine Reference Distance [cm]

一般的には100 cm です。小数第一位まで入力できます。

6. Available Setups

SAD、Rotational、Dynamic Conformal は Photon 用のセットアップであり、Electron ではサポ

ートされておりません。固定登録です。 → [SSD のみ] 7. SSD Limits 部屋の天井高などにより制限されるSSD の許容範囲です。小数第一位まで入力できます。 Max [cm] 線源から患者の体表面までの最大距離を入力します。例えば120 cm を登録すると、患者の 体表面までの距離が120 cm 以上となる計画は立てられなくなります。 Min [cm]

(28)

線源から患者の体表面までの最小距離を入力します。 【注意】

 Min においては、項目 11「Source-to-Cone Dist. [cm] 線源-コーン間距離」未満の数値は 登録出来ません。

8. Angle at Vertical Down [deg] 鉛直下向き時の表示角度

ガントリが鉛直下向き時の表示角度です。整数でご入力ください。

9. Increasing Angle Direction ガントリ角度の増加方向

カウチの足側からガントリを見た時、回転すると角度が増加する方向です。

10. Arc From Angle At Vertical Down 鉛直下向きからのガントリ回転可能角度

To Min. Limit: 角度減尐方向への最大回転量 To Max. Limit: 角度増加方向への最大回転量 オーバーラップ分を含めた回転量を入力してください。整数でご入力ください。 11. Source-to-Cone Dist. [cm] 線源-コーン間距離 線源からコーンの先端までの距離です。小数第一位までご入力できます。 【注意】

1 つの Machine ID に複数の異なる Source-to-Cone Distance は登録できません。 Source-to-Cone Distance が異なるコーンをご使用になられる場合は新たに Machine ID を作成する必要があります。Electron Worksheet をもう1部用意して別途ご入力くだ さい。(ファイル名の最後を_01, _02 のように区別してください)

12. Nominal Angle [deg] 通常のコリメータ角度

コリメータが基準の位置にあるときの表示角度です。整数でご入力ください。

13. (Increasing angle) Direction 角度増加方向

BEV で見た時、角度が増加する回転の方向です。

14. Nominal Couch Angle [deg] 通常のカウチの角度

カウチが基準の位置にあるときの表示角度です。整数でご入力ください。

15. Increasing Angle Direction

(29)

【4 Block Information】

以下の項目16~22 はブロック登録に関する項目です。 PB のみの場合 ● ブロック情報の初期値を登録しない場合は項目16~22 は未入力のままにして下さい。 ● ブロック情報の初期値を登録する場合は項目16~20を必ずご記入の上、項目21,22は未記 入のままにしてください。項目16~20 が欠けていると初期値の登録できませんので、ご注意く ださい。 PB/eMC の場合 eMC では項目 16~22 を全てご記入ください。eMC は登録した情報以外のブロックを計算するこ とはできません。これらの情報はすべて臨床使用するブロック情報と統一してください。 16. Block Transmission・Number of HVL’s

Block Transmission を測定して Number of photon HVL’s を登録します。Electron

Worksheet に Block Transmission を入力すると HVL’s が算出されます。HVL’sは小数第 2 位

までの登録になります。当項目をご入力しましたら、以下の項目17~20 まで必ずご入力くださ い。 【Block Transmission 測定方法】  セットアップ: SSD セットアップ、水中測定  照射野サイズ:基準コーン A0  測定深:PDD の曲線がほぼ落ちきった深さ(dp)から5 cm 深くした位置  チェンバーの配置:実効中心(固定)  ブロックを挿入しない状態で測定(Block なし)  ブロックで照射野全体を遮蔽した状態で測定(Block あり)  D(Block あり)/D(Block なし)にて比を算出  Number of HVL’s を算出 【Number of HVL’s 算出方法】

HVL とは Half Value Layer (半 価層 )の こ と です 。 Number of HVL’s は 、 Block Transmission から以下の式に従って算出します。               2 1 Log on) Transmissi (Block Log n on Transmissi Block 2 1 n

(30)

【計算例】 Block Transmission = 0.030 ⇒ n = 5.06 【記入にあたって】  Transmission は小数第 2 位まで記入してください。  ブロックは 1 種類のみ登録できます。2 種類以上ある場合は、使用する頻度の高いブロック をご記入ください。 【備考】  基準コーンを塞ぐようにブロックを設置しますが、ブロックを幾つか並べて使用する場合に はその隙間の下にはチェンバーを置かないでください。  基準コーンを塞ぐだけのブロックが無い場合は、照射野を小さくして隙間がないようにしてく ださい。  エネルギー別に測定してください。  物理的意味については追加資料 3:電子線ブロックポート作成時における Photon HVL に 関する報告をご参照ください。 17. Material Name XiO に登録するブロックの名前です。登録できる文字数は 1~14 字で、アルファベット(大文字、 小文字の区別あり)と数字が使用できます。記号(+、-、_やカンマ、コロン等)やスペースは使用 できません。また、先頭文字は小文字のみです。組成が単一の場合は元素記号を登録できます。 この場合は先頭文字のみ大文字となります。 18. Material Density ブロックの密度[g/cc]を入力します。小数第 3 位まで登録できます。 19. Material Composition ブロックの組成と組成比[%]を入力します。%表記にて小数第 2 位まで登録できます。 ブロックの仕様にて組成比に幅がある場合はおおよその中央の値を算出してください。 全ての組成を足し合わせて100%になるようご確認下さい。 20. Thickness ブロックの厚さ[cm]を入力します。小数第 2 位まで登録できます。

21. Source to Cutout Distance (eMC 追加項目)

線源からカットアウトの下端距離[cm]を入力してください。小数第 1 位まで登録できます。 eMC 専用の入力項目です。

(31)

22. Divergent Block (eMC 追加項目)

カットアウトに使用するブロックの照射野端における形状が図に示すようにファンラインを考慮して

いるかどうかYes/No を選択します。eMC 専用の入力項目です。

図【ブロック照射野端の形状】 【記入について】

指定サイズのカットアウトではない場合、Machine Reference Distance におけるサイズをご

入力ください。カットアウトについては第1 章 Introduction をご覧ください。 【注意点】 カットアウトの写真を提出してください。 1. カットアウトをコーンに設置した状態(どのような固定か確認できるよう撮影) 2. カットアウトの照射野端の形状がわかる状態 上記2 種類の写真を Electron Worksheet と一緒に提出してください。

【5 Output】

23. Nominal Cone Width・Nominal Cone Length [cm]

X・Y 方向(LR・GT 方向)のコーンサイズをそれぞれご入力ください。小数点一位まで登録できま すが、小数部分は偶数である必要があります。

尚、XiO のバージョンによって本項目の意味合いが変わります。XiO4.40.00 以前のバージョンを

お使いの方は追加資料5:Electron Pencil Beam コーンサイズの登録についてを必ずご覧くだ さいますようお願い致します。Variable コーンには対応しておりません。 【注意点】  円形コーンは正式対応しておりませんが、XiO のブロック機能を使用して円形コーンのデ ータを登録することは可能です。この場合、直径の長さを1 辺とする正方形照射野として XiO にデータ登録いたします。算出される MU 値や分布には誤差が含まれる可能性がある ことをご了承ください。それ以外にも、治療計画上の注意点がございますので追加資料4: 電子線用円形コーンについて、をご参照ください。  同じ寸法の円形コーンと矩形コーンがある場合(例:5φと 5×5)、XiO では円形と矩形の 区別がつけられないため、新たにMachine ID を設ける必要があります(例:e05Circle と Divergent No 線源 カットアウト Divergent Yes 線源 カットアウト

(32)

e05 など)  長方形コーンは計算可能ですが、モデリング時にペナンブラを考慮できるのは短辺のみと なります。長辺のOCR は短辺と同じ傾きとなります。  コーンの数が 8 つ以上の場合は Electron Worksheet のファイルをコピーして別途ご記入 ください。 24. Cone Description この項目は照合装置へDICOM 転送する際に使用されます。DICOM ID をご入力ください。 DICOM 転送を使用しないと明らかにわかっている場合は、0~24 字以内のコメント欄として使用 できます。 【注意点】  Elekta 治療機はコメント欄として使用できます。  シーメンス・東芝治療機については導入時期によって異なります。EA200 番台もしくは EA300 番台のいずれかになります。確認方法はコーンに直接貼付されているアクセサリコ ードをご確認ください。 25. Measurement SSD 必ず二つのSSD による測定結果が必要です。測定を行う SSD をご入力ください。小数第一 位まで入力できます。 Measurement SSD.1 基本的に100cm です。 Measurement SSD.2 PB のみの場合は 110 cm、PB/eMC の場合は 115 cm とします。

26. the Setting of the X-Jaws・the Setting of the Y-Jaws[cm] (eMC 追加項目)

eMC のみの項目です。コーン使用時のジョー開度を X 方向と Y 方向それぞれご入力ください。 エネルギーとコーンの組み合わせによってジョー開度が変わりますのでご注意ください。

27. drefxio (Reference Depth for XiO)[cm] アウトプットを測定した深さを入力して下さい。

アウトプットの基準深(単位:cm)です。SFM 上での表示は dmaxになります。小数第1 位まで登録

できます。

(33)

28. Output at drefxio :Dose/MU for at least 2 SSDs at Dmax 各SSD に対する Output Factor

項目25「Measurement SSD」にて決定した 2 つの SSD にて測定した絶対線量比を[cGy/MU]

の単位で小数第3 位までご入力ください。 ブロックの指定については第 1 章 Introduction をご

覧ください。

29. Effective Source Distance [cm] 実効 SSD

線源から表面の実効距離です。項目25「Measurement SSD」、項目 27「drefxio Depth」および

項目28「Output at drefxio」を入力しますと、小数第1 位まで算出されます。ご確認ください。

【計算方法】

Effective Source (to surface) Distance(実効 SSD)は以下の式で求めることが出来ます。

ここで                の差 の と実際に照射するとき 公称 最大線量の深さ での線量の測定値 の時の のギャップが での線量の測定値 合の のギャップがゼロの場   実効 SSD SSD g ) ( dose maximum of dept h d ) d g(cm) (SSD surface phant om t he and point SSD st andard e bet ween t h g gap wit h dose I ) d (SSD gap zero wit h dose I SSD) ( SSD effect ive f max max g max 0

この式は、「Physics of Radiation Therapy, 3rd ed.」(Khan 著)の P315-317 を参考にしていま

す。例えば、SSD=100 cm と SSD=110 cm で Dose Output を測定した場合には、SSD のギャ ップは110-100=10 cm となり、上の式において g=10 cm となります。I0, Ig はそれぞれSSD=100 cm、110 cm の時の線量の実測値にあたります。左辺では I0とIgの比を取っていますので、Dose Output の値(単位:cGy/MU)を引用しても左辺の数値は同じになります。 【備考】 上記の計算式が登録されているエクセルシート(『ESSD 計算テンプレート』)をエレクタ株式会社 のウェブサイトの物理サービスページよりダウンロードすることができます。確認等でご活用下さ い。  http://www.elekta.co.jp/software/download/xio.html

1

I

I

d

1

I

I

g

f

2

d

f

g

d

f

g

I

0

I

g 0 max g 0 max max





(34)

6 章

追加資料

追加資料 1 アウトプット測定における検出器の注意事項

アウトプットを収集するにあたり、使用する検出器の種別について以下の指定があります。  基準となるコーンかつ SSD=100cm における測定 校正された線量計を使用  アウトプットの測定 5×5 以上:指頭型電離箱(0.13cc 以下)もしくは半導体検出器を使用 5×5 以下:指頭型電離箱(0.04cc 以下)もしくは半導体検出器を使用 ※平行平板型電離箱は使用しないください。 注意点として、PDD を小型の平行平板型電離箱により取得した場合、アウトプットを測定する検出器 でも PDD を取得し、検出器の実効中心のご確認をお願い致します。

(35)

追加資料 2 最頻入射エネルギーについて

PB アルゴリズムの場合、第 5 章で説明した項目 4 Energy に最頻入射エネルギーもしくは公称エネ ルギーを登録する事が出来ます。PB は最頻入射エネルギーを想定してモデル化されたアルゴリズム

です(弊社Modeling Guide によると、登録項目「Energy」は公称エネルギーではなく、実測から得ら

れた最頻入射エネルギーを指しています)。 ただし、この項目は以上で述べましたPB モデルのパラメータの一つとして使われると同時に、 DICOM におけるプラン転送のためのタグとしても使われます。そのため、小数点のエネルギーは正 しく転送されない恐れがあります。よって、以下の2 択が想定されます。 どちらのエネルギーを用いた場合でもPDD と浅い位置での OCR の計算結果にほとんど違いはあり ません。ただし、深い位置でのOCR の辺縁部分において、以下の図のように最頻入射エネルギーを 登録した方が実測に合う結果となることがあります。 図【公称エネルギー(左)と最頻入射エネルギー(右)の違い】 eMC では実測 PDD からエネルギーを求めますので、ここで登録するエネルギー値は使用されませ ん。 照合装置での手動登録で問題ないお客様で最頻入射エネルギーの登録をご希望のお客様は、最頻 入射エネルギーを項目4 Energy にご記入下さい。 Select Energy の項目の入力にあたって、以下の選択を行ってください。 公称エネルギー登録の場合 照合装置へのDICOM プラン転送が可能 最頻入射エネルギー登録の場合 計算モデルにあった登録となるがDICOM プラン転送ができない

(36)

Most Probable Energy・最頻入射エネルギー

登録する場合、小数第2 位まで入力できます。

算出方法は、次ページの図【深さに対する PDD 曲線の急峻に下降する屈曲点の接線と外挿した制

動放射X線との交点】で定義される実用飛程(Practical Range:Rp)より、最頻入射エネルギー

(Most Probable Energy:(Ep)0)を算出して下さい。

(Ep)0は以下の式より求めることができます。

 

2 p 3 p 2 1 0 p

C

C

R

C

R

E

水の場合、C1=0.22 MeV, C2=1.98 MeV/cm, C3=0.0025 MeV/cm2となり、Rpの単位はcm になりま

す。 上記の式については、「放射線治療技術の標準」(日本放射線治療専門技師認定機構監修) p.199、もしくは「Physics of Radiation Therapy, 3rd ed.」 (Khan 著)p.301 を参照してください。

実用飛程Rpは、深さに対するPDD 曲線の急峻に下降する屈曲点の接線と外挿した制動放射X線と

の交点で定義されます。( 「放射線治療における高エネルギー電子線の吸収線量測定マニュアル」 (熊谷孝三著)p.50、「Physics of Radiation Therapy, 3rd ed.」 (Khan 著)p.301 より)

【備考】

 エネルギーが 10MeV 以下の場合は 15×15 以上のアプリケータ、エネルギーが 10MeV より高

い場合は20×20 以上のアプリケータを使って Rpを求めて下さい。

 Rp、(Ep)0は、上記の式による手計算以外に、Omni-Pro や Mephysto のような測定ソフトの解析

機能より求めることができます。  計算式が登録されているエクセルシート(『最頻入射エネルギー計算テンプレート』)をエレクタ株 式会社の物理サービスページよりダウンロードすることができます。ご活用下さい。  http://www.elekta.co.jp/software/download/xio.html 図【深さに対するPDD 曲線の急峻に下降する屈曲点の接線と外挿した制動放射X線との交点】 Rp PDD[%] Depth [cm]

実用飛程:R

p

(37)

追加資料 3 電子線ブロックポート作成時における

Photon HVL に関する報告

下記はXiO のリファレンスライブラリーからの抜粋で、Pencil Beam アルゴリズムの Customized Port

に関する一文です。 電子線のプランを作成し、電子線を遮蔽するためブロックを使用した場合、ブロックを通過する電子線 の透過率は 0.0 に設定されています。電子線はブロックを透過できず、すべて吸収されます。電子線 ビームにはX 線成分があり、その X 線成分の透過を Customization にて設定できます。 つまり、電子線ビームは電子線成分とX 線成分をもち、X 線成分のみ減弱の設定が可能であるという ことです。 実際に電子線の透過について、XiO ではどのように計算されているか確認してみましょう。

プラン上でブロックを作成する際Port Properties という設定があります。XiO 上部メニューの【Port】

から【Port Properties】を選択します。

ここにPhoton HVL という項目があります。この HVL というのは Number of Half Value Layers の

意味です(例えば1.0 を入力すると、Transmission=0.5 になる数値)。

(38)

【XiO の計算例】 Photon HVL=0.01 の場合、つまり Transmission=0.99 の場合は、図1のような透過になります(ほ ぼ透過するという設定)。 電子線成分はカットされ、X 線成分のみ残ったことがわかります。X 線成分はほぼ透過する設定です ので、ほとんど変わりません。 Photon HVL=1.00 の場合、つまり Transmission=0.50 の場合は図2のような透過になります(半分 透過するという設定)。 図1 XiO の電子線 Electron の PDD 曲線を比較 横軸=深さ(0cm が表面)、縦軸が吸収線量。 選択されているBeam は電子線エネルギー18MeV 緑線:Block が無いときの電子線 PDD 赤線:Block が有るときの電子線 PDD 図2 XiO の電子線 Electron の PDD 曲線 選択されているBeam は18MeV 緑線:Block が無いときの電子線 PDD 赤線:Block が有るときの電子線 PDD

(39)

【HVL をデフォルト登録する手順】

① XiO を起動(XiO スタート画面が表示されます) ② Source File Maintenance

③ Telethrapy ④ Machine ID を選択(中クリックするとリストが表示されます)して DONE ⑤ Enter/Edit ⑥ Treatment Aids ⑦ Customized Port ⑧ HVL、ブロック厚さ、ブロック材質を入力して DONE ⑨ CANCEL ボタンを複数回押して、XiO スタート画面まで戻る。

※Beam データは、Customized Port を編集しても Validate は外れませんが、その他の編集を行

(40)

追加資料 4 電子線用円形コーンについて

X 線 SRS 用円形コーン、および電子線円形コーンのデータを登録したビームを使用する際、円形照 射野は正式にサポートされていないため、Port(Aperture 機能)を用いて円形照射野の計算を行って ください。 Port を使用せずに計算させた場合、登録データが円形データであっても矩形照射野で計算してしま いますので、必ず Port をご使用ください。 【円形 Port の作成手順】 ① 円形 Port 機能を使用するため、ビーム作成後、上部メニューの【 Port】→【Keyboard】→ 【Aperture】の順に選択します。

② Rectangular Setup の表に Port 形状の座標を入力しま す。円形をそのまま作成する機能はありませんので、 多角形を円形に近くなるよう座標入力します。 ③ 座標を入力後、Beam’s Eye View 上にて円形の照射

野が作成されたか表示を確認してください。 ④ OK をクリックすると円形 Port の計算が行われます。 線量分布をご確認ください。 【備考】 円形ポートを作成するためには座標を予め算出しておく必要があります。15 度ずつに分割した円 の座標を計算するエクセルシートを用意しております。エレクタウェブサイトの物理サービスページ より『円形ポートのテンプレート』をダウンロードしてください。  http://www.elekta.co.jp/software/download/xio.html

(41)

追加資料 5

Electron Pencil Beam コーンサイズの登録について

XiO のバージョンによって、登録するコーンサイズの定義が変わります。特に 4.40.00 以前のバージ ョンについてはご注意下さい。

●XiO4.50.00 以降

登録するコーンサイズは項目5「Machine Reference Distance [cm]」に因らず直接モデリングに関

わりません。このため、ご施設さまにてサイズの表記を指定できます。 ●XiO4.40.00 以前

登録するコーンサイズは項目5「Machine Reference Distance [cm]」における照射野サイズになり

ます。メーカの規定値がどの距離を基にしているの確認し、登録する必要があります。 例1)SSD=100cm において 10cm×10cm のコーンの登録

Machine Reference Distance を 100cm とすると、登録するコーンサイズはそのまま 10cm×10cm になります。

例2)SSD=95cm において 10cm×10cm のコーンの登録

Machine Reference Distance を 100cm とすると、登録するコーンサイズは 100.0/95.0 倍となり、 10.5cm×10.5cm になります。ただし、XiO の仕様上で小数点一位(mm 単位)は偶数であることが 求められます。以下の表を参考にしてください。

【注意】Machine Reference Distance を 95.0cm にする場合は、数値の変更は

必要ありません。ただし、治療計画時にTreatment Distance の Default 値が

Machine Reference Distance になってしまうため、測定の行っていない SSD

にて計画が始まってしまいますので、お薦めしておりません。(Treatment Distance を毎回変更する必要があります) 6.0cm×6.0cm 6.2cm×6.2cm 10.0cm×10.0cm 10.4cm×10.4cm 14.0cm×14.0cm 14.8cm×14.8cm 20.0cm×20.0cm 21.0cm×21.0cm 25.0cm×25.0cm 26.4cm×26.4cm

(42)

追加資料 6 用語集

略字 英語 日本語

Atten. Attenuation 減弱

BEV Beam’s Eye View -

CAX Central Axis 中心軸

CCW Counter ClockWise 反時計回り

Coeff. Coefficient 係数

Coord. Coordinate 座標

CW ClockWise 時計回り

Desc. Description 記述・叙述・説明・描写

EDW Enhanced Dynamic Wedge -

F.S. Field Size 照射野サイズ

ID IDentification 識別

Max Maximum 最大

MeV Mega electron Volt -

Min Minimum 最小

MLC Multi-Leaf Collimator -

MU Monitor Unit モニターユニット

MV Mega Volt -

OCD Diagonal Off-Center ratio 対角軸外線量比

OCR Off-Center Ratio 軸外線量比

PDD Percentage Depth Dose 深部量百分率

PDI Percentage Depth of Ionization 深部電離量百分率

S/N Signal to Noise ratio SN 比・信号対雑音比

SAD Source to Axial Distance 線源回転軸間距離

SCD Source to Chamber Distance 線源検出器間距離

Si Silicon シリコン

TPR Tissue Phantom Ratio 組織ファントム線量比

Wdg Wedge ウェッジ

(43)
(44)

エレクタ株式会社

カスタマーサービス部 物理グループ

〒108-0023 東京都港区芝浦 3-9-1 芝浦ルネサイトタワー7F

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