第3回 鳥栖地域リハビリテーション研修会
転倒予防のためのリハビリテーション
西九州大学 リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 溝田勝彦
1.転倒とは
2.転倒による悪影響 3.転倒の要因
4.転倒・転落の実態 5.身体機能評価
6.転倒予防・転倒対策
1.転倒とは
• 自分の意思からではなく,地面またはより 低い場所に足底以外の身体の一部が接 触すること(Gibson)
• 同一平面上でバランスを失い倒れて受傷 したもの(東京消防庁)
転落:高低差のある場所から地表面または静止位置までス ロープなどに接触しながら転がり落ち受傷したもの
身体機能の低下(加齢・運動不足) 身体的・精神的疾患の合併
薬剤の服用 骨粗鬆症
建物,道路,履き物など 外的要因
内 的 要 因
易転倒性 転倒 寝たきり・
要介護状態
転倒恐怖感 閉じこもり・
廃用症候群 骨折
(大腿骨頸部骨折)
2.転倒による悪影響
武藤芳照、太田美穂、他:総説・転倒予防、臨床整形外科、40(5),2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
3.転倒の要因
感覚要因
高次要因
運動要因
深部感覚 視覚
聴覚 前庭覚
・・・
注意 睡眠 意識 記憶
・・・
筋力(特に下肢)
持久力 協調性
骨関節機能
心肺機能(体力),
etc
内的要因
環境要因 外的
要因
個人特性(年齢,性,医学的問題,薬物使用)
前脛骨筋筋力 大腿四頭筋筋力 大腰筋筋力
下肢筋力 握力
認知機能
平衡機能
重心動揺
片足立ち保持能力
足関節可動性
足把持力 ?
足趾・足部の変形
内的要因
(個人の能力)
足底感覚
注意・睡眠 意識・記憶 その他
つま先立ち能力??
内的要因
•
身体機能に関連した要因・加齢
(
老化)
に伴う機能の減衰に基づくもので あり、反応時間の遅延、筋力低下、バラン ス機能低下、起居動作能力の低下、視聴覚 機能低下や深部知覚低下などの感覚障害、そして歩行機能の低下などである。
内的要因(個人特性)
•
年齢年齢が増すにつれ発生頻度も増加し、それ に伴って転倒による骨折の発生率も増加する ことが確認されている。また、人口動態統計 から、わが国における転倒による死亡者数に ついても
1989
年、1997
年のいわば定点調査 でみると、この約10
年間で約1.5
倍と明らかに 増加し、特に60
~80
歳代にかけての増加が 著しい。年齢:高齢である こと
•
加齢 骨粗鬆症(骨量の減少) 骨折年齢と骨折率の関係
全体としては年をつ れて骨折率は高くな る傾向 (総数:
282
名)
(武藤芳照)
性別:女性であること
50
歳白人(女性・男性)の余生における予測骨折発生危険 女性%(
95
%信頼区間)男性
%(
95
%信頼区間)大腿骨頸部骨折 脊椎骨折
橈骨下端部骨折 3つのいずれか
17.5
(16.8
~18.2
)15.6
(14.8
~16.3
)16.0
(15.2
~16.7
)( ~ )
6.0
(5.6
~6.5
)5.0
(4.6
~5.4
)2.5
(2.2
~3.1
)( (~
1992
年))(閉経後の急激な骨量減少)
内的要因
•
慢性疾患と服薬状況・起立性低血圧・洞不全症候群などによる心拍 出量の急性低下や脳循環血流の急性低下に より、失神し転倒することがある。また、咳や 排尿・排便に伴う失神もある。
・服薬に関しては、特に鎮静薬、睡眠薬、抗うつ 薬、抗精神薬はバランス障害を起こし、転倒 の危険を高める。また、降圧薬の効き過ぎは 起立性低血圧を、血糖降下薬の効き過ぎは
低血糖発作を起こし、転倒の危険性を高める。
内的要因
•
転倒の既往・特に過去1年間での転倒経験はその後の転 倒に対するきわめて強い予知因子
・転倒経験は簡単な問診によって得られる情報 であり、容易に転倒・骨折ハイリスク者を把握 できる可能性がある。
・最近6か月以内に複数回の転倒がある人は、
治療すべき原因を精査すべきである。
内的要因
•
転倒恐怖感【転倒恐怖感 → 行動を制限 → 身体能力の低下】
転倒恐怖感:身体能力が残されているのに,
移動や位置の変化を避ける.
・自己効力感(ある結果を生み出すために必要 な行動を,どの程度行うことができるかという 自信)は,転倒恐怖感と相関関係.
・転倒恐怖感は自己効力が低下した状態.自己 効力が高いほど転倒に対する恐怖感が少なく,
活動性が高い.
◇自己効力を高めるには,
・行動の達成:実際にやってみてできたという経験を 持つこと
・代理体験:自分と類似した他者の成功を観察する
・言語による説得:周囲からの暗示や勧告を受けるこ と, 等がある.
注意機能
•
注意機能の低下も転倒の危険因子である ことが示唆されている.•
脳トレーニング?外的要因(家庭内居住環境)
•
滑りやすい床表面•
目の粗いじゅうたん•
固定していない物体•
照明不足•
戸口の踏み段•
カーペットのほころび•
電気器具コード類•
散らかし•
ちょっとした段差•
履き物etc.
4.転倒・転落の実態
• 1
年間の転倒・転落回数•
転倒・転落の発生した時刻•
転倒・転落の発生場所•
転倒・転落発生場所の状況•
転倒・転落発生時の履き物•
転倒・転落発生直前の行動•
転倒・転落時にみていた方向•
転倒・転落発生により発生した傷害の種類•
転倒・転落時の方向と骨折部位対象:転倒・転落体験者296名(男性24名:70.3±7.8歳,女性272名:61.5±11.5歳)
平成
9
年:武藤ら対象:転倒・転落体験者296名(男性24名:70.3±7.8歳,女性272名:61.5±11.5歳)
ラッシュ時間を外した時間帯
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
上腕骨外科頚骨折 コーレス骨折
胸腰椎圧迫骨折
大腿骨頚部骨折
転倒して
骨折しやすい箇所
どんな人が転びやすい?
(太田美穂,武藤芳照他)
1)体型,体格 BMI:体重(kg)÷身長(m) ÷身長(m)
BMI
(体格指数が大きい.25
以上:肥満 転びやすい)
ウエスト囲およびヒップ囲が大きい(特にW
囲>H
囲)2)体力・運動能力(健脚度)
10m
全力歩行が遅い 最大1歩幅が小さい
40cm
踏み台昇降ができない 3)血液検査所見
HDL
コレステロール値が低い(善玉コレステロール.動脈硬化を防ぐ)中性脂肪値および総コレステロール値が高い 動脈硬化指数が高い{(総コ 値- HDLコ値)÷HDLコ値}
過食と 運動不足
加齢と運動不足によ る運動能力の低下
日常生活の運動不足 生活習慣病
転倒は,単に運動機能や感覚機能の低下によって起こるのではなく,
「動脈硬化」に象徴される生体の調節機能全体の破綻の表象
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
5.身体機能評価
(A)一般的評価
筋力、バランス機能、歩行能力、複合 動作能力の各体力要素を評価
(B)健脚度(武藤ら)
1.握力(筋力 )
(1)両足を開いて安定した基本的立位姿勢をとる。
(2)握りは示指の近位指節間関節がほぼ垂直になる ように握り幅を調節する。
(3)握力計の指針を外側にして、体に触れないよう に肩を軽く外転位にし、力いっぱい握らせる。
(4)測定の際は、反対の手で押さえたり、手を振っ たりしないように注意する。
(5)利き手あるいは強い方の手を2 回測定する。
(A)一般的評価
2.下肢伸展筋力(筋力)
(1)椅子に座り、膝が90°屈曲位になるように 下腿を下垂する。上肢は椅子の両端をつか む。
(2)筋力測定器を下腿下部前面にあて軽く力を 入れ、痛み、姿勢を確認する。
(3)利き足(ボ-ルを蹴る足)あるいは強い方 の足の等尺性膝伸展筋力を3 秒間、2 回測 定する。
筋力測定器がない場合、徒手筋力テストを実施
3.バランス能力
(
Functional Reach ファンクショナルリーチ)(1)壁に体側を向けて立ち、両足を開いて安定した基本的立位姿(開始 姿勢)をとる。
(2)開始姿勢が崩れやすい場合(前かがみ等)は、一度その場で足踏み などをさせる。
(3)手は軽く握り、両腕を90°挙上させる。その際、体幹が回旋しない よう注意する。
(4)肩の高さに挙げた拳の先端をマークし、壁に遠い方の手をおろす。
(5)拳は同じ高さを維持したまま、足も動かさずにできるだけ前方へ手 を伸ばさせ、最長地点をマークする。この際、踵を上げて爪先立ち になっても可とする。
(6)その後開始姿勢に戻らせ、これを1 施行とし、2 回測定する。
(7)壁に寄りかかる、前に踏み出す、元の状態に戻れないなどの場合は 再度測定を行う。
(8)マーク間の距離を計測し、小数点第1 位まで読み取る。
4.Timed up & go テスト (複合動作能力 )
(1)椅子から立ち上がり3m 先の目印を折り返し、再び椅 子に座るまでの時間を計測する。
(2)スタート肢位は椅子の背もたれに背中をつけ、肘掛 けに手を置いた姿勢とする。
(3)測定者の掛け声に従い、対象者にとって快適かつ安 全な速さで一連の動作を行わせる。
(4)回り方は被験者の自由とする。
(5)教示は「できるだけ速く回ってください」に統一する。
(6)測定者は、対象者が立ち上がって再び座るまでの時 間(小数点第2 位まで)をストップウォッチにて測定 する。
(7)1 回の練習ののち2 回測定を行う。
5.通常・最大歩行速度(歩行能力 )
(1)予備路3m ずつ、測定区間5m の歩行路を教 示に従い歩いてもらう
(2)遊脚相にある足部が測定区間始まりのテー プ(3m 地点)を越えた時点から、測定区間 終わりのテープ(8m 地点)を遊脚相の足部 が越えるまでの所要時間をストップウォッ チにて計測する。
(3)教示は「いつも歩いているように歩いてく ださい」(最大歩行速度の場合は「できるだ け速く歩いて下さい」)に統一する
6.片脚立ち時間(開眼)
バランス能力
(1)両手は側方に軽くおろし、片足を床から離し、
次のいずれかの状態が発生するまでの時間を 測定する。
① 支持脚の位置がずれたとき
② 支持脚以外の体の一部が床に触れたとき ※支持脚が右か左かを記録しておく。
(2)測定者は対象者の傍らに立ち、安全を確保す る。
(3)測定時間は60 秒以内とし、2 回測定する。
(4)教示は「目を開けたまま、この状態をできる だけ長く保ってください」に統一する。
7.片脚立ち時間(閉眼) バランス能力
(1)開眼の方法と同じように測定する。
(2)対象者の安全の確保に留意する。
(3)教示は「目を閉じて、この状態をでき るだけ長く保ってください」に統一する。
8.長座位体前屈(柔軟性)
(脊椎の圧迫骨折などがある場合には行わない)
(1) 対象者は背筋を伸ばし、壁に背・尻をぴったりとつけ長 座位姿勢をとる(開始姿勢)。ただし、足関節の角度は固 定しない。
(2) 開始姿勢の状態で、腕を前方に伸ばし手のひら中央付近 が指針部にくるように測定機器を設置する。
(3) 指針が0 点にあることを確認する。
(4) 対象者は両手を指針部から離さずにゆっくりと前屈し、
まっすぐ前方にできるだけ遠くまで測定機器を滑らせる。
この時膝を曲げたり、股関節を外旋しないように注意する。
(5) 最大前屈した後、指針部から手を離す。
(6) 測定は2 回行う。測定機器の移動距離をcm 未満は切り捨 てて読み取る。
(B)健脚度
1.10m全力歩行
2.最大1歩幅
左右の測定値の平均を下肢長(上前腸骨棘
~内果)で割って補正を行う.
3.40cm踏み台昇降
「楽に昇降:○」「なんとか昇降:△」「不可:×」
あるいは20cmの踏み台を加えて5段階
2m 10m 2m
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
6.心理・認知機能評価
(A)転倒恐怖感(転倒予防自己効力感)
(B)注意機能
(C)MMS(
Mini-Mental State Examination
)(A)転倒恐怖感
(Modified Falls Efficacy Scale)
1 風呂に入る 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 2 戸棚やタンス・物置の所まで行く 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 3 食事の準備(調理・配膳)をする 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 4 家の中の廊下や畳を歩き回る 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 5 布団に入る,布団から起き上がる 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 6 来客(玄関・ドア)や電話に応じる 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 7 椅子に掛ける・椅子から立ち上がる 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 8 衣服の着脱を行う 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 9 軽い家事を行う 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 10 軽い買い物を行う 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 11 バスや電車を利用する 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 12 道路(横断歩道)を渡る 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 13 庭いじりをする,又は洗濯物を干す 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 14 玄関や勝手口に段差を越す 0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-10
各活動を転倒することなく,やってのける自信はどれくらいか.0:全くない→10:完全にある
1 布団に入ったり,布団から起き上が る
1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
2 座ったり,立ったりする 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
3 服を着たり,脱いだりする 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
4 簡単な掃除をする
(日常のちょっとした片づけ・掃除)
1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
5 簡単な買い物をする
(日常のちょっとした買い物)
1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
6 階段を下りる 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
7 混雑した場所を歩く 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
8 薄暗い場所を歩く 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
9 両手に物を持って歩く 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変 自信がない 自信がない 自信がある 自信がある
10 でこぼこした地面を歩く 1.全く 2.あまり 3.まあ 4.大変
次の動作を転ばすにやり遂げる自信はどれくらいあるか.
(A)転倒予防自己効力感 征矢野あや子.武藤芳照,他:転倒予防教室.日本医事新報社,2005
(B)注意機能
Trail Making Test Part A Trail Making Test Part B
以下のかな文の意味を読みとりながら、同時に「あ・い・
う・え・お」を見つけたら拾いあげて、◯をつけて下さい。
むかしあるところに、ひとりぐらしのおばあさんが いて、としを とってびんぼうでしたが、いつも ほ がらかに くらしていました。ちいさなこやに す
んでいて、きんじょの ひとのつかいはしりを やっ ては、こちらで ひとくち、あちらで ひとのみ、お れいに たべさせてもらって、やっと そのひぐら しをたてていましたが
---
。 (以下省略)(「いたずらおばけ」月刊こどものとも 1978年2月号イギリス民話
瀬田貞二再話(福音館書店)
Text C Teiji Seta. 1978)
よりかな拾い テスト
(C)MMS
7.転倒予防・転倒対策
過去の転倒予防に関する論文から
・高齢者の転倒防止には,全身的な運動,特にバランス運動を含 んだ運動を少なくとも週に3回以上.
・対象者に応じた運動(個別に問題点に対する介入)を実施する ことが重要.グループ体操では効果は認められてない.
・個別に理学療法士が指導した家庭での自主的運動(筋力増強 とバランス運動)は,転倒予防に効果がある.
・転倒の危険因子を持つ高齢者においては,個々の危険因子を 検討した行動変容に関する指導・助言を行う.
・高齢者(特に転倒経験者)において居住環境を評価し,居住環 境の改善を行うための助言・指導を行う.
7.転倒予防・転倒対策(1)
1.ストレッチング 2.筋力増強運動 3.バランス運動 4.足把持力運動 5.水中運動
6.歩行指導 7.環境整備
•
スクエアステップエクササイズ•
ダイナミックフラミンゴ療法• Dual-taskトレーニング (二重課題)
• 注意機能トレーニング (TMT,かな拾いテスト)
• 歩行運動イメージ
• 太極拳
7.転倒予防・転倒対策(2)
1.ストレッチング
•
準備運動:骨盤の運動(前後左右に傾ける)•
背部の筋のストレッチ広背筋
•
太もも前側の筋肉(大腿四頭筋,腸腰筋)•
太もも後側の筋肉(ハムストリングス)•
ふくらはぎ(下腿三頭筋)
足首(前脛骨筋)
腰をひねる(体幹の回旋筋群)
腹筋と下肢の抗重力筋
2.筋力増強運動(初級)
2.筋力増強運動(中級)
腹筋
腹筋
背筋
中殿筋
大殿筋
腸腰筋
股関節内転筋
膝屈筋
下腿三頭筋
つま先立ちをする.慣れ てきたら,壁や柱につか まりながら,片脚ずつ行 いましょう
3.壁を押すよう に膝の曲げ
4.立ったまま 膝の曲げ伸
5.座ったまま 膝を伸ばす
大腿四頭筋
前脛骨筋
3 . バ ラ
ン ス 運
動
膝立ちバランス
四つ這いバランス
1.片脚立ち
2.横歩き
3.継ぎ足歩行
4.交差横歩き
4.足把持力運動
ゴル フボ ー ル運 動
タオルのたぐり寄せ運動
足把持力に応じて、タオルの端に水を入れたペットボトルを置き、抵抗負 荷量を調節。
5.歩行指導
•
目線は進行方向に向けて、視野を広く•
歩幅を少し広めに•
着地は踵から•
足先で地面をける•
リズミカルに(
腕は自然に振れるように)
7.環境整備
•
滑りやすい床表面•
目の粗いじゅうたん•
カーペットのほころび•
毛足の長い絨毯•
固定していない物体•
照明不足•
戸口の踏み段•
通り道の障害物(電気器具コード類,
散らかし)
・眼鏡の不適合
•
ちょっとした段差•
段差の大きい階段•
不適切な履き物•
不安定な踏み台•
滑りやすい風呂場•
手すりの不備•
雑然とした庭先•
不適当なベッドの高さ•
歩行補助具や車いす の誤用ステップエクササイズ
1辺25cmの正方形 を縦に10個,横に4 個の計40個並べた マットを用意し,そ の正方形を利用し て足踏み(ステップ)
をおこなう運動プロ グラム.ステップは 前/後/横/斜の4 方向.ステップの パターンはその難 易度に応じて 119 のパターン.ステッ プパターンを記憶 し,その記憶を頼り に素早くステップ.
ダイナミックフラミンゴ療法
方法:1分間の片足立ちを1日3回行わせる (机などの支えにしっかりつかまって行う)
適応:易骨折状態にあり転倒の危険性が高く医 療の対象となる病的高齢者(健常者にはあ まり負荷とはならない)
• 大腿四頭筋運動(椅子に座り,膝関節を最大伸展.
踵を約10cm浮かせて2〜3秒保持.20回を1セッ トとして,1日2セット)を併用すると効果的
•
高齢者が安全かつ快適に日常生活を送るに は,刻々と変化する外的環境に応じて内部 環境を調整し,動作を遂行する必要がある.•
注意配分機能(歩行中に話しかけられたり,質問されたとき立ち止まってしまわないか).
Dual-taskトレーニング
( Dual-task歩行練習)
( Dual-taskバランストレーニング)
注意機能トレーニング
• TRAIL MAKING TEST
• かな拾いテスト
Trail Making Test Part A Trail Making Test Part B
以下のかな文の意味を読みとりながら、同時に「あ・い・
う・え・お」を見つけたら拾いあげて、◯をつけて下さい。
むかしあるところに、ひとりぐらしのおばあさんが いて、としを とってびんぼうでしたが、いつも ほ がらかに くらしていました。ちいさなこやに す
んでいて、きんじょの ひとのつかいはしりを やっ ては、こちらで ひとくち、あちらで ひとのみ、お れいに たべさせてもらって、やっと そのひぐら しをたてていましたが
---
。 (以下省略)(「いたずらおばけ」月刊こどものとも 1978年2月号イギリス民話
瀬田貞二再話(福音館書店)