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ゴルフ規則 この規則は R&A ルールズリミテッドと USGA により承認されたものである 2016 年 1 月施行 33rd Edition Effective January R&A Rules Limited and The United States Golf Assoc

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(公財)日本ゴルフ協会

ゴルフ規則

この規則はR&Aルールズリミテッドと

USGAにより承認されたものである。

2016年1月施行

33rd Edition

Effective January 2016

©2015 R&A Rules Limited and The United States Golf Association.

All rights reserved.

(4)

3

目 次

序文―2016年版ゴルフ規則について………6

ゴルフ規則は世界共通である………7

ゴルフ規則の本質と精神について………8

2016年規則主要な変更点………9

規則書の読み方・使い方(その1………13

規則書の読み方・使い方(その2………16

ゴルフ規則の簡易ガイド………18

1章 エチケット ………28

2章 用語の定義 ………34

3章 プレーについての規則………52

◎ゲーム 規則1 ゲーム………52

規則2 マッチプレー ………53

規則3 ストロークプレー ………56

◎クラブと球 規則4 クラブ………59

規則5 ………64

◎プレーヤーの責任 規則6 プレーヤー………66

規則7 練習………74

規則8 アドバイス;プレーの線の指示………76

規則9 打数の報告………77

◎プレーの順番 規則10プレーの順番 ………79

◎ティーインググラウンド 規則11ティーインググラウンド………81

◎球のプレーに関すること 規則12球の捜索と確認………83

規則13球はあるがままの状態でプレー………86

規則14球の打ち方………89

規則15取り替えられた球;誤球 ………93 スコットランド、セントアンドルーズに本拠地を置くR&Aとニュー

ジャージー州、ファーヒルズに本拠地を置くUSGAは、ゴルフ規則 とアマチュア資格規則を制定し、その解釈をすることを含み、共同 してこのゲームを世界的に統轄しています。

ひとつの規則を発行するために協力しつつも、R&AとUSGAはそれ ぞれ別の活動管轄で運営しています。USGAはアメリカ合衆国とそ の準州、そしてメキシコでの規則の管理に責任を有しており、R&A はその加盟ゴルフ団体の同意を得て、世界中のその他すべての地域 での規則の管理に責任を有しています。

R&AとUSGAはいつでも規則とその解釈を修正する権限を有してい ます。

www.RandA.org www.USGA.org

目次

(5)

4 目次 5

◎パッティンググリーン

規則16 パッティンググリーン………95

規則17 旗竿………98

◎球が動かされたり、方向を変えられたり、止められた場合 規則18 止まっている球が動かされた場合 ……… 100

規則19 動いている球が方向を変えられたり止められた場合……… 103

◎救済とその処置 規則20 球の拾い上げ、ドロップとプレース;誤所からのプレー…… 107

規則21 球をふく(付着物を取り除く)こと……… 115

規則22 プレーの援助や妨げになる球……… 116

規則23 ルースインペディメント……… 118

規則24 障害物……… 119

規則25 異常なグラウンド状態、地面にくい込んでいる球、目的外のパッティンググリーン 123 規則26 ウォーターハザード(ラテラル・ウォーターハザードを含む) 128 規則27 紛失球やアウトオブバウンズの球;暫定球……… 131

規則28 アンプレヤブルの球……… 134

◎その他のプレー形式 規則29 スリーサムとフォアサム……… 135

規則30 スリーボール、ベストボール、フォアボールの各マッチプレー 136 規則31 フォアボール・ストロークプレー……… 139

規則32 ボギー競技、パー競技、ステーブルフォード競技……… 141

◎競技の運営管理 規則33 委員会……… 145

規則34 紛議と裁定……… 149

付属規則Ⅰ ローカルルール;競技の条件……… 154

Aローカルルール……… 154

B競技の条件……… 175

付属規則Ⅱ クラブのデザイン……… 188

付属規則Ⅲ 球……… 202

付属規則Ⅳ 機器と他の携帯品……… 203

アマチュア資格規則……… 208

索 引……… 228

R&Aルールズリミテッド

2004年1月1日から効力を有して、ロイヤル・アンド・エンシェント・

ゴルフクラブ・オブ・セント・アンドルーズのゴルフ規則とアマ チュア資格規則を制定し、解釈し、裁定を下す責任と権限はR&A ルールズリミテッドに移譲されました。

性別

ゴルフ規則の中では、人に関連して用いられている性別は両性を 含むと理解されます。

障害者ゴルファー

ゴルフ規則が障害をもつゴルファーに対応できるように認められ る修正を行った「障害者ゴルファーのための修正ゴルフ規則」と いう表題の小冊子がR&Aから発行されており、ご希望の向きには R&Aを通じて入手することができます。

ハンディキャップ

ゴルフ規則ではハンディキャップの配分や調整について制定して いません。そうした事項はその国の協会が管轄権内で関与するこ とであり、したがって、質問はその国の協会に直接問い合わせて ください。

(6)

6 序文 ゴルフ規則は世界共通である 7

序文―2016年ゴルフ規則について

 この規則書には2016年1月から世界で発効となるゴルフ規則が掲 載されています。この2016年度改訂版はR&Aルールズリミテッドと USGA(全米ゴルフ協会)が世界各国のゴルフ団体と協議しつつ行っ た4年間の作業の結果です。

 この見直し作業を行うにあたり、私たち委員会はこのゲームの歴史 的な原則やその精神、またその規則が明確で、包括的で、適切で、

意味のあるものであることの必要性、そしてゴルフが誠実にかつエチ ケットにしたがってプレーされるようにすることの重要性を常に認識し てきました。また、私たちはすべての技量のプレーヤーたちに、そし てプロフェッショナルとアマチュアの両方に適用される唯一の規則一 式を保持することをめざしています。この2016年規則の主要な変更点 は9 ~ 12ページに要約されています。

 将来を見据えて、R&AルールズリミテッドとUSGA(全米ゴルフ協 会)はゴルフ規則がすべてのゴルファーにとって読みやすく、理解し やすく、適用しやすいものにするため、そしてプレーのペースや環境 保護への責任といったより広い目標に向かって進むためにどのように 改訂されるべきかをいつも心がけています。私たちはこのプロジェク トは今後数年間続けられるであろうと期待しています。

 私たちはR&AルールズリミテッドとUSGA(全米ゴルフ協会)の 各委員会やスタッフのみなさまの作業に対してのみではなく、今回の 改訂にお力添えをいただいたすべての方々に対しても感謝の意を表し たいと思います。

R&Aルールズリミテッド ゴルフ規則委員会 委員長 Christopher J Hilton

全米ゴルフ協会 ゴルフ規則委員会 委員長 Mark E Newell

20159

ゴルフ規則は世界共通である

 ゴルフ規則はR&A(アールアンドエイ・ルールズ・リミテッ ド)とUSGA(全米ゴルフ協会)の両者が共同して英文の規則を 制定し、それが数ヶ国語に翻訳されていますが、日本では(公財)

日本ゴルフ協会(以下「日本ゴルフ協会」という)が翻訳して日 本文の規則を制定しています。このようにして、各国のアマチュ アもプロフェッショナルゴルファーも世界共通の規則のもとでプ レーし、ゴルフ競技が行われてきています。

(7)

8 9

2016年規則主要な変更点

ゴルフ規則

規則3-3. 処置についての疑問

この規則は次のさらなるガイダンスを規定するために修正された。

1. 処置の方法が不明確で2つの球をプレーすることを決定した競技者 のための処置;および

2. 委員会がそのような状況でどちらの球をカウントするのかを決定する 方法。

加えて、この規則はどちらの球に対して使用された処置についても規 則が認めない場合にどちらの球をカウントするかのガイダンスを規定す るために拡大された。

規則6-6d.例外 スコアの誤記

この新しい例外は、競技者がスコアカードを提出する前に罰を受けて いたことを知らなかったために、1打または複数の罰打を含めなかった ことにより、どのホールであっても実際よりも少ないスコアを提出してい た場合、競技者は競技失格とはならないことを規定している。その代 わりに、競技者は該当する規則に基づく罰と、その競技者が規則6-6d の違反をした各ホールに2打の追加の罰を受ける。

規則14-1b. クラブのアンカリング

ストロークを行っている間に「直接的」に、あるいは「アンカーポイント」

を用いることによって、クラブをアンカーすることを禁止するために新し い規則が導入された。

ゴルフ規則の本質と精神について

 数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴の1つは、通常、

レフェリーが立ち会わないということです。それは、ゴルフがフェ アプレーを重んじるスポーツであって、「ゴルファーはみな誠実で あり、故意に不正をおかす者はいない」ということが基本的な考 え方になっているからです。また、ゴルフゲームには、予測でき ない事態が生じたが適用できる規則がないときは、公正の理念に 従って解決してきたという歴史的風土があり、そこにゴルフ規則 の本質と精神をうかがい知ることができます。

 もちろん、ゴルフ規則書の中にも罰則はありますが、それはゴ ルフ規則を知らなかったり過失によってその処置を誤ったプレー ヤーに対して、競技全体の公平をはかる観点から決められたもの です。ですから、ゴルファーの一人ひとりがゴルフ規則を知って 自主的に規則を守るようにすることが大切なのです。

2016年規則主要な変更点

ゴルフ規則の本質と精神について

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10 11

付属規則Ⅰ

ローカルルール;競技の条件

ローカルルールに関する以前の付属規則ⅠAとBが、特定のローカル ルールに関係のある情報をひとつの場所に規定するために合併された。

付属規則Ⅳ 機器と他の携帯品

距離計測器に関する5項が、ローカルルールが距離計測器の使用を認 めている場合、プレーヤーがこの規則によって禁止されている他の目 的で機器を使用した場合にだけ規則14-3の違反とするために修正され た。これまでは、このローカルルールを実施している場合、その使用 が規則14-3の違反となる他の機能を搭載されている距離計測器をした 場合、そのような他の機能が実際にプレーヤーによって使用されてい たかどうかにかかわらず、規則14-3の違反となっていた。

付属規則Ⅱ、Ⅲ、そしてⅣ

用具の適合性や製品提出過程の声明が、付属規則Ⅱ、ⅢそしてⅣとの 重複をなくすために規則4, 5そして14-3から削除された。この付属規則 のこれらの声明を合併する改訂は実質的なものではなく、単に効率的 にするためのものである。

アマチュア資格規則

規則3-1b. チャリティーのための賞金

新しい規則3-1bは、主催者が事前に統括団体の承認をまず得ることを

規則14-3. 人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用

規則14-3について以下を含むいくつかの修正が行われた。

1. 用具の使用が規則14-3の違反となるかどうかを判断する際の統括団 体に対する指針の原則が導入された;

2. 明確化のために「携帯品の異常(unusual)な使用」についてのこれ までの言及が「携帯品の異常(abnormal)な使用」に変更された(日 本語版は変更なし);および

3. 正規のラウンド中の規則14-3の最初の違反の罰が競技失格からマッ チプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰、そ の後さらにこの規則の違反があった場合に競技失格の罰を適用する と修正された。

規則18-2. 止まっている球が動かされる:プレーヤーやパー

トナー、またはそのキャディーや携帯品により 規則18-2b(アドレスしたあとで動いた球)が削除された。これは、球 がアドレスしたあとに動いた場合、規則18-2に基づく罰の適用は、単 にプレーヤーが球を動かす原因となったかどうかに基づくことになるこ とを意味する。

規則25-2. 地面にくい込んだ球

次の注が導入された。

1. 球が地面にくい込んだ場合の明確化;および

2. 委員会が地面にくい込んだ球に対する罰なしの救済をスルーザグ リーン全域に認めるローカルルールを制定できることの確認。

規則26-2. ウォーターハザード内からプレーされた球

規則が単に明確化のために再構築された。実質的な変更はない。

2016年規則主要な変更点 2016年規則主要な変更点

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12 13 条件に、アマチュアゴルファーが賞金またはそれと同等のものが組織

されたチャリティーに寄付されるイベントに参加できるようにするために 導入された。

規則4-3. ゴルフに関連する費用

新しい規則4-3はアマチュアゴルファーが、競技ではないゴルフに関連 する活動に対して実費を超えない合理的な費用を受け取ることができ ることを明確にするために導入された。

規則9-2b(i). 復帰待ち期間;プロフェッショナリズム

復帰待ち期間に関して推奨されるガイドラインが6年以上(以前は5年 以上)の違反期間の場合は2年間の復帰待ち期間とするべきであるこ と、さらに、復帰申請者が賞金のために頻繁にプレーをしていた場合、

その申請者の復帰待ち期間を延長すべきかどうかを決定する際は、そ の競技のレベルとそれらの競技での申請者の結果について考慮される べきであることを規定するために修正された。

規則書の読み方・使い方(その1

 ゴルフ規則書を持っているすべての人が本を最初から最後まで 読み通すわけではないということは理解できます。ほとんどのゴ ルファーはコース上で解決しなければならない規則上の問題が生 じたときにだけ規則書を調べるのです。しかしながら、あなたが 規則の基本を理解し、妥当な方法でゴルフをプレーするためには、

少なくともこの本に収録されている「ゴルフ規則の簡易ガイド」

と「エチケットの章」を読むことをお勧めします。

 コース上で生じる規則の問題に対する正しい答えを解明すると いう点においては、規則書の索引を使用することが関連する規則 を特定する手助けとなるはずです。例えば、もしプレーヤーがパッ ティンググリーン上で自分の球を拾い上げている過程において自 分のボールマーカーを偶然動かしてしまった場合、「ボールマー カー」、「球の拾い上げ」、「パッティンググリーン」のようなその 問題に関するキーワードを特定し、そうした見出しを索引で探し てください。「ボールマーカー」と「球の拾い上げ」の見出しに基 づき関連する規則(規則20-1)が見つかり、この規則を読むこと で正しい答えを確かめることになるでしょう。

 キーワードを特定し、ゴルフ規則の索引を使用することに加え て、以下のポイントは規則書を効果的に、正確に使用することの 手助けとなるでしょう。

言葉の理解

 この規則書は非常に緻密でよく考えたつくりで書かれていま す。言葉の使用において次の違いに気付き、理解しなければなり ません。

「~できる」という場合には、その行動は「任意」です。

「~するべきである」という場合には、その行動は「勧告」ですが、

規則書の読み方・使い方(その1 2016年規則主要な変更点

(10)

14 15

「命令」ではありません。

「~しなければならない」という場合には、その行動は「指図・

命令」であり、それを実行しない場合には罰則があります。

「球」(太字下線)という場合には、別の球に取り替えることが できます(例:規則26、規則27、規則28)。

「球」という場合には、別の球に取り替えてはなりません(例:

規則24-2、規則25-1)。

定義を知ること

 規則書には60を超える定義づけされた用語(例:異常なグラウ ンド状態、スルーザグリーンなど)があり、プレーの規則が書か れる際の基礎となっています。定義に精通していることは規則を 正しく適用するために非常に重要なことです。

事実問題

 規則についての問題に答えるためには、事の真相を少し詳しく 検討しなければなりません。以下のことを確認すべきです。

プレーの形式(例:マッチプレーなのかストロークプレーなの か、また個人戦なのかフォアサムやフォアボールなのか)。

誰が関与しているのか(例:プレーヤーやパートナーなのか、

あるいはキャディーや局外者なのか)。

その出来事がどこで起きたのか(例:ティーインググラウンド 上なのか、バンカーやウォーターハザード内なのか、パッティ ンググリーン上なのか)。

実際に何が起きたのか。

プレーヤーの意図(何をしていたのか、何をしたかったのか)。

その出来事が起きた時期(例:プレーヤーがスコアカードを提 出した後なのか、競技が終了した後なのか)。

規則書の参照

 上記で述べたように、規則書の索引と関連する規則を参照する ことはコース上で生じる問題の大部分についてその答えを与えて くれるでしょう。不確かな場合には、コースはあるがままに、球 はあるがままにプレーしてください。クラブハウスに戻ったら、

その問題を委員会に照会することができますし、ゴルフ規則裁定 集を参照することで規則書だけでは完全には明確にならない問題 について解決する手助けとなることでしょう。

規則書の読み方・使い方(その1

規則書の読み方・使い方(その1

(11)

16 17 するなど、少しでも規則が理解しやすくなるように努めました。

5. 英語版の優先

 国際的取り決めとして、「規則の解釈についての紛議が生じた場 合は、英語版による」こととなっています。したがって、機会が あれば英語版規則書にも目を通すことを勧めます。

規則書の読み方・使い方(その2

1. 索 引

 この規則書を有効に使うには、例えば適用となる規則を探そう とするときなど、巻末の索引で探すのが便利です。

 見出し語には日本だけで使われているような言葉も採り入れ、

二重三重に探し出せるようにしました。

(例) OKパット → コンシード OB → アウトオブバウンズ もぐらの穴 → 穴掘り動物の穴 霜柱 → 氷

2. 外来語

 2語以上からなる複合語はカタカナで続けて書き、複合語がさら に別の語と合わさって別の複合語を作る場合は、両方を「・」で 結ぶこととしました。

(例) ウォーターハザード

ラテラル・ウォーターハザード

3. 罰 則

 罰則は見てすぐ分かるように青色の太字を使いました。

 また、規則の中で罰に関係する語句は、無罰の場合も含め、青 色の太字を使い、参照しやすいようにしました。なお、罰の適用 については、委員会の立場からは「罰を課す」を、逆にプレーヤー の側からは「何打の罰を受ける(加える)」などの表現を用いまし た。

4. 記 号

 規則の条文が長々と続き、修飾辞も多く接続関係が分かりにく いようなものについては、

 原文にないa、b、c……の記号をつけたり、

 ( )括弧で囲んだり、

 同類語を「・」で接続したり

規則書の読み方・使い方(その2

規則書の読み方・使い方(その2

(12)

18 19 ください。あなたは規則や距離、ハザードや旗竿の位置などにつ いての情報を求めたり、与えることはできます(規則8-1)。

ホールのプレー中は練習ショットをしないでください(規則7-2)。

ラウンドの最後:

マッチプレーでは、マッチの結果が掲示されていることを確認 してください。

ストロークプレーでは、自分のスコアカードにすべての項目が正確 に記入されていること、あなたの署名とマーカーの署名があること を確認し、できるだけ早く委員会に提出してください(規則6-6)。

プレーの規則

ティーショット(規則11

 あなたはティーショットをプレーする前に球を取り替えること ができますが、同じ組のプレーヤーにあなたが球を取り替えるこ とを知らせておくことは良い行為です。

 ティーマーカーの間で、その前に出ない所からティーショット をプレーしてください。ティーショットはティーマーカーの前方 を結んだ線から奥行き2クラブレングスまでの所からプレーする ことができます。

 あなたがこの区域の外からティーショットをプレーした場合、

マッチプレーでは罰はありませんが、相手はすぐにそうするの であればそのストロークを取り消して再プレーするように要求 することができます。

ストロークプレーでは2打の罰を受け、そのストロークそれ自 体はカウントせずに、正しい区域から改めて球をプレーしなけ ればなりません。

球をプレーする(規則12、規則13、規則14、規則15

 球が自分の球であると思うが、識別マークが見えない場合、あ ゴルフ規則の簡易ガイド

 このガイドは一般的な規則の事例について簡単な説明をしてい ますが、紛議が生じたときにすぐに閲覧すべきゴルフ規則書の代 わりとはなりません。このガイドで扱われている事項についての 詳細な情報は関連する規則を参照してください。

一般的な要点

ゴルフは正しい精神でゴルフ規則のエチケットの章にしたがってプ レーされるべきです。とりわけ、

他のプレーヤーたちを思いやりましょう。

適切なペースでプレーし、プレーの早い組には先に行くように 声をかけましょう。

バンカーをならす、ディボット(切り取られた芝)を元に戻す、

パッティンググリーン上のボールマークを修理するなどして コースを保護しましょう。

ラウンドを始める前に次のことを勧めます。

スコアカードや掲示板に掲載されているローカルルールを読むこと。

自分の球に識別マークを付けること。同じブランドの球を使っ てプレーしているゴルファーはたくさんいます。もしあなたが 自分の球であると識別できない場合、その球は紛失したものと みなされます(規則12-2と規則27-1)。

自分のクラブの本数を数えること。最大14本のクラブが認めら れています(規則4-4)。

ラウンド中:

自分のキャディー、パートナー(あなたのサイドのプレーヤー)や そのキャディー以外の人に「アドバイス」を求めないでください。

自分のパートナー以外のプレーヤーに「アドバイス」を与えないで

ゴルフ規則の簡易ガイド ゴルフ規則の簡易ガイド

(13)

20 21 パイクマークといったようなその他の損傷は修理することはで きません(規則16-1)。

 パッティンググリーン上でストロークを行う場合、あなたは旗 竿が取り除かれているか付き添われていることを確認すべきで す。球がパッティンググリーン外にあるときでも旗竿を取り除い たり、付き添わせることができます(規則17)。

止まっている球が動かされた場合(規則18

 一般に、球がインプレーのときに、あなたがうっかり自分の球 を動かす原因となったり、規則で認められていないのに自分の球 を拾い上げた場合は1打の罰を加え、自分の球を元の位置にリプ レースしてください。

 あなたやあなたのキャディー、パートナーやそのキャディー以 外の誰かが止まっているあなたの球を動かした場合、あるいは止 まっているあなたの球が他の球によって動かされた場合、罰なし に自分の球を元の位置にリプレースしてください。

 止まっている球が風によって動かされたり、勝手に動いた場合、

罰なしにその球をあるがままの状態でプレーしてください。

動いている球が方向を変えられたり止められた場合(規則19

 動いているあなたの球があなたやあなたのキャディー、パート ナーやそのキャディー、あなたやパートナーの携帯品によって方 向を変えられたり止められた場合、1打の罰を受け、その球をある がままの状態でプレーしてください(規則19-2)。

 動いているあなたの球が、止まっている他の球によって方向を変え られたり止められた場合、通常は罰はなく、その球はあるがままの状 態でプレーされます。しかしながら、ストロークプレーに限って、あ なたがストロークを行う前に、両方の球がそのパッティンググリーン上 にあった場合、あなたは2打の罰を受けます(規則19-5a)。

なたはマーカーや相手に告げた後で、その球の位置をマークして 確認のためにその球を拾い上げることができます。この規則に基 づいて球を拾い上げる場合、球の確認に必要な程度以上に球をふ くことはできません(規則12-2)。

 

 球はあるがままにプレーしてください。次のことによってあな たの球のライ、意図するスタンスやスイングの区域、プレーの線 を改善しないでください:

スタンスをフェアにとろうとしているときやスイングを行うと きを除き、固定しているものや生長しているものを動かしたり、

曲げたり、壊したりすること。または、

何かを押さえつけること(規則13-2)。

 あなたの球がバンカーやウォーターハザード内にある場合、次 のことをしないでください:

ダウンスイングの前に手やクラブで地面(またはウォーターハ ザード内の水)に触れること。または、

ルースインペディメントを動かすこと(規則13-4)。

 誤球(遺棄された球や他のプレーヤーによって使われている球)

をプレーした場合:

マッチプレーではあなたはそのホールの負けとなります。

ストロークプレーではあなたは2打の罰を受け、誤球をプレー したストローク数はカウントせずに、正しい球をプレーするこ とで誤りを訂正しなければなりません(規則15-3)。

パッティンググリーン上(規則16と規則17

 パッティンググリーン上ではあなたは次のことができます:

球をマークし、拾い上げ、ふくこと(いつでも同じ箇所にリプ レースしてください)。

ボールマークや古いホールの埋跡を修理すること。しかし、ス

ゴルフ規則の簡易ガイド ゴルフ規則の簡易ガイド

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22 23 おくことに合意してはなりません。

 パッティンググリーン上で拾い上げられた場合を除き、プレーの援 助や妨げという理由で拾い上げられた球はふいてはなりません。

ルースインペディメント(規則23

 ルースインペディメントとあなたの球が同じハザード(バン カーやウォーターハザード)内にある場合を除き、あなたはルー スインペディメント(石や切り取られた葉や小枝などの自然の固 定していない物)を動かすことができます。あなたがルースイン ペディメントを取り除き、そのことがあなたの球を動かす原因と なった場合、その球はリプレースされなければならず、(球がパッ ティンググリーン上にあった場合を除いて)あなたは1打の罰を受 けます。

動かせる障害物(規則24-1

 動かせる障害物(レーキやボトルなどの人工的な動かせる物体)

はそれがどこに位置していても罰なしに動かすことができます。

その結果としてあなたの球が動いた場合、その球は罰なしにリプ レースされなければなりません。

 あなたの球が動かせる障害物の中や上にある場合、球を拾い上 げ、その障害物を取り除き、その球を球がその障害物の中や上に あった場所の真下の地点に罰なしにドロップすることができます

(パッティンググリーン上の場合、球はその地点にプレース)。

動かせない障害物と異常なグラウンド状態(規則24-2と規則25-1)  動かせない障害物とは、動かせない(例、建物)、または容易に は動かすことができない(例、しっかりと埋め込まれている案内板)

コース上の人工物です。アウトオブバウンズを定めるものは障害物 として扱われません。

 異常なグラウンド状態とは、カジュアルウォーター、修理地、穴 球の拾い上げ、ドロップとプレース(規則20

 リプレースしなければならない球を拾い上げる前に(例えば、

パッティンググリーン上で球をふくために拾い上げる場合)、その 球の位置をマークしなければなりません(規則20-1)。

 他の場所にドロップしたり、プレースするためにあなたの球が 拾い上げられる場合(例えば、アンプレヤブルの球の規則に基づ き、2クラブレングス以内にドロップする)、その球の位置をマー クすることは推奨されることではありますが、必須ではありませ ん。

 ドロップするときは、真っ直ぐに立ち、球を肩の高さに持って、

腕を伸ばしたまま球をドロップしてください。

 以下は球を再ドロップしなければならない一般的な状況です。

罰なしの救済を受けている状態による障害が再び生じる場所に 球が転がり込んだ場合(例えば、動かせない障害物)

ドロップされた箇所から2クラブレングス以上離れた所に止 まった場合

元の位置、救済のニヤレストポイント、球がウォーターハザードの 限界を最後に横切った地点よりもホールに近づいて止まった場合  再ドロップされた球が上記のいずれかの場所に転がっていった ときは、再ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所に その球をプレースしてください(規則20-2c)。

プレーの援助や妨げとなる球(規則22)  あなたは次のことができます。

球が他のプレーヤーの援助となるかもしれないと考えた場合、

その球が自分の球であれば拾い上げること、また、自分の球で なければその球を拾い上げてもらうこと。

他の球が自分のプレーの妨げとなるかもしれないと考えた場 合、その球を拾い上げてもらうこと。

 他のプレーヤーを援助するために球をそのままの位置に残して

ゴルフ規則の簡易ガイド ゴルフ規則の簡易ガイド

(15)

24 25

ウォーターハザード(規則26

 あなたの球がウォーターハザード(黄色の杭および/または黄色 の線)内にある場合、その球をあるがままの状態でプレーするか、

1打の罰のもとに:

最後にショットをプレーした場所から球をプレーする、あるいは

ホールとあなたの球がそのウォーターハザードの限界を最後に横 切った地点とを結んだ線上で、そのウォーターハザードの後方(ど れだけ下がってもよい)に球をドロップすることができます。

 あなたの球がラテラル・ウォーターハザード(赤色の杭および /または赤色の線)内にある場合、ウォーターハザード内にある 球に対する選択肢(上記参照)に加えて、1打の罰のもとに、次 の地点からホールに近づかず、2クラブレングス以内に球をドロッ プすることができます:

その球がそのラテラル・ウォーターハザードの限界を最後に横 切った地点

その対岸の、ラテラル・ウォーターハザードの限界上でホール から同じ距離にある地点

掘り動物・爬虫類・鳥類による穴あるいはその穴からの放出物です。

 あなたの球がウォーターハザード内にある場合を除いて、その状 態が物理的に球のライやあなたのスタンスやスイングの妨げとなっ ている場合、動かせない障害物や異常なグラウンド状態からの罰な しの救済を受けることができます。あなたはその球を拾い上げ、救 済のニヤレストポイント(定義36「救済のニヤレストポイント」参照)

から1クラブレングス以内で、救済のニヤレストポイントからホー ルに近づかない所にその球をドロップすることができます(下記の 図を参照のこと)。球がパッティンググリーン上にある場合、球は 救済のニヤレストポイント(パッティンググリーン外になる場合も ある)にプレースしてください。

 あなたの球とその状態の両方がパッティンググリーン上にある場 合を除いて、プレーの線の介在に対しての救済はありません。

 追加的な選択肢として、あなたの球がバンカー内にある場合、1 打の罰のもとに、バンカーの外で、そのバンカーの後方に球をドロッ プすることでその状態からの救済を受けることができます。

 下記の図は右利きのプレーヤーの場合の規則24-2と規則25-1の「救 済のニヤレストポイント」という用語を図解したものです。

P1

P2 B1

道路や修理地

プレーの方向

(右利きのプレーヤー)

B2

B1  =  道路や修理地(GUR)の上にある球の位置 P1  =  救済のニヤレストポイント

P1 (網掛け部分) =  球をドロップする区域。

    P1から半径1クラブレングスの範囲     (どのクラブを使用してもよい)

B2  =  道路や修理地(GUR)の上にある球の位置

  = プレーヤーがストロークを行うときに使うことが見込まれるクラブ          を用いてP2でプレーするために必要な概念的なスタンス P2  =  救済のニヤレストポイント

P2 (網掛け部分) =  球をドロップする区域。P2から半径1クラブレングスの範囲     (どのクラブを使用してもよい)

  

P1

P2 B1

道路や修理地

プレーの方向

(右利きのプレーヤー)

B2

B1  =  道路や修理地(GUR)の上にある球の位置 P1  =  救済のニヤレストポイント

P1 (網掛け部分) =  球をドロップする区域。

    P1から半径1クラブレングスの範囲     (どのクラブを使用してもよい)

B2  =  道路や修理地(GUR)の上にある球の位置

  = プレーヤーがストロークを行うときに使うことが見込まれるクラブ          を用いてP2でプレーするために必要な概念的なスタンス P2  =  救済のニヤレストポイント

P2 (網掛け部分) =  球をドロップする区域。P2から半径1クラブレングスの範囲     (どのクラブを使用してもよい)

  

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ティーインググラウンド

ラテラル・ウォーターハザード A

D C

BE

ティーインググラウンド(A点)からプレーされた球がラテラル・ウォーターハザードの中の B点に止まり、そのハザードの限界を最後に横切った地点はC点であったとします。

プレーヤーの選択肢は次のとおりとなります。

 ・ 罰なしにB点からあるがままの状態で球をプレーする。

あるいは1打の罰を加えて:

 ・ ティーインググラウンドから別の球をプレーする。

 ・ そのハザードの後ろでD点から後方の点線上に球をドロップする。

 ・ C点の網掛け部分(C点からホールに近づかない2クラブレングス以内)に球をドロップする。

 ・ E点の網掛け部分(E点からホールに近づかない2クラブレングス以内)に球をドロップする。

(16)

26 27 まの状態でプレーしたくない場合、アンプレヤブルの球の規則は 適用されず、あなたはウォーターハザードの規則に基づいて処置 しなければなりません。

 ウォーターハザードを除くコース上のどこであっても、あなた が自分の球はアンプレヤブルであると考えた場合、1打の罰のもと に次の処置をすることができます:

最後のショットがプレーされた所から球をプレーする。

ホールと、球があった箇所を結んだ線上で、その箇所よりも後 方(どれだけ下がってもよい)に球をドロップ。

その球のあった箇所から2クラブレングス以内で、ホールに近 づかない所に球をドロップ。

 あなたの球がバンカー内にある場合、上記に従って処置するこ とができますが、後方線上や2クラブレングス以内にドロップする ときは、球はそのバンカー内にドロップしなければなりません。

ティーインググラウンド(A点)からプレーした球が茂みの中(B点)に止まりました。プ レーヤーがその球をアンプレヤブルとみなす場合、1打の罰のもとに次の選択をす ることができます。

 ・ ティーインググラウンドから球をプレーする。

 ・ B点の後方の点線上に球をドロップする。

 ・ 網掛け部分(B点からホールに近づかない2クラブレングス以内)に球をドロップする。

A

B 紛失球、アウトオブバウンズ、暫定球(規則27

 コースの境界を確認するためにスコアカードのローカルルール を参照してください。アウトオブバウンズは通常、柵、壁、白杭 や白線で定められています。

あなたの球がウォーターハザードの外で紛失したり、アウトオブ バウンズである場合には、最後のショットをプレーした場所から、

1打の罰のもとに、別の球をプレーしなければなりません(つまり ストロークと距離に基づく処置)。

 球の捜索のためには5分間が認められており、5分以内に球が見 つからない場合は紛失球となります。

 ショットをプレーした後、あなたの球がウォーターハザードの 外で紛失したり、アウトオブバウンズであるかもしれないと考え た場合、「暫定球」をプレーするべきでしょう。その際、あなたは それが暫定球であることを告げなければならず、初めの球を探し に出かける前に暫定球をプレーしなければなりません。

 (ウォーターハザード以外で)初めの球が紛失したか、アウトオブ バウンズであった場合、1打の罰のもとにその暫定球でプレーを続け なければなりません。初めの球がインバウンズで捜索の5分以内に見 つかった場合、あなたは初めの球でそのホールのプレーを続けなけ ればならず、暫定球をプレーすることを止めなければなりません。

アンプレヤブルの球(規則28

 あなたの球がウォーターハザード内にあり、その球をあるがま

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ティーインググラウンド

ラテラル・ウォーターハザード A

D C

BE

ティーインググラウンド(A点)からプレーされた球がラテラル・ウォーターハザードの中の B点に止まり、そのハザードの限界を最後に横切った地点はC点であったとします。

プレーヤーの選択肢は次のとおりとなります。

 ・ 罰なしにB点からあるがままの状態で球をプレーする。

あるいは1打の罰を加えて:

 ・ ティーインググラウンドから別の球をプレーする。

 ・ そのハザードの後ろでD点から後方の点線上に球をドロップする。

 ・ C点の網掛け部分(C点からホールに近づかない2クラブレングス以内)に球をドロップする。

 ・ E点の網掛け部分(E点からホールに近づかない2クラブレングス以内)に球をドロップする。

(17)

28 エチケット エチケット 29 た場合、プレーヤーはすぐに大声で危険を知らせるべきであ る。そのような場合に伝統的に使われてきている掛け声は

「フォー!!」である。

◎他のプレーヤーに対する心くばり

他のプレーヤーの邪魔にならないように

プレーヤーは常にコース上の他のプレーヤーたちにも心くばり を示すべきで、むやみに動いたり、話し合ったり不必要に音を 立てたりして他のプレーヤーのプレーの邪魔になるようなこと をしてはならない。

プレーヤーは、どのようなものであれコース内に持ち込んだ電 子機器が他のプレーヤーの集中を乱すことのないように留意す るべきである。

ティーインググラウンド上では、プレーヤーは自分の打順とな るまでティーアップしてはならない。

他のプレーヤーがプレーを始めようとしているときに、プレー ヤーはそのプレーヤーの球の近くや真後ろ、あるいはホールの 真後ろに立ったりしてはならない。

パッティンググリーン上

パッティンググリーン上では、プレーヤーは他のプレーヤーの パットの線上に立ったりしてはならない。また、他のプレーヤー がストロークをしているときに、そのプレーヤーのパットの線 上に影を落としたりしてはならない。

同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えるまで、

その組のプレーヤーはパッティンググリーン上かその近くで 待っているべきである。

スコアの記録

 ストロークプレーでは、マーカーに指名されているプレーヤー は、受け持ちのプレーヤーのスコアを、必要であれば、次のティー への移動中にそのプレーヤーとチェックした上で記録するべきで 第1章 エチケット

◎コース上での心得

はじめに

 この章ではゴルフゲームはどのようにプレーされるべきかとい うゴルフのマナーについてのガイドラインを規定しているが、こ れが守られれば、プレーヤーがみなゴルフを最大限に楽しむこと ができるだろう。この章全体に通じる基本的な考えは、コース上 にいる他の人に対しても常に心をくばるべきということである。

ゴルフの精神

 ゴルフはほとんどの場合レフェリーの立ち会いなしに行われ る。また、ゴルフゲームは、プレーヤーの一人ひとりが他のプレー ヤーに対しても心くばりをし、ゴルフ規則を守ってプレーすると いうその誠実さに頼っている。プレーヤーはみな、どのように競 い合っているときでもそのようなことに関係なく、礼儀正しさと スポーツマンシップを常に示しながら洗練されたマナーで立ちふ るまうべきである。これこそが正に、ゴルフの精神なのである。

安全の確認

プレーヤーは、ストロークや練習スイングをする場合、次のこ とを必ずよく確かめるようにするべきである。

⒜近くに誰も人が立っていないかどうか

⒝クラブや、球や石、砂利、木の小枝などが飛んでいって当た りそうな場所に誰も人が立っていないかどうか

プレーヤーは、前の組のプレーヤーたちが球の届く範囲外に出 るまではプレーを始めてはならない。

プレーヤーは、近くや前方にいるコース作業員に危険な思いを させる可能性のあるときは、ストロークを行おうとする前に必 ずその人たちに注意するよう声を掛けるべきである。

打った球が誰か人に当たる危険性のある方向に飛んで行っ

(18)

30 エチケット エチケット 31 せたら、その組のプレーヤーたちがパスして行って球の届く範囲 外に出るまで、プレーヤーはプレーしてはならない。

◎コース上の先行権

 委員会が別の取り決めをしている場合を除き、コース上の先行 権はその組のプレーのペース次第によって決まる。なお、1ラウ ンドをフルにプレーしている組はそれよりも少ないホール数をプ レーしている組をパスすることができる。「組」という語には1人 でプレーしているプレーヤーのことも含む。

◎コースの保護

バンカー

 バンカーから出る前に、プレーヤーは⒜自分が作ったバンカー 内の穴や足跡は勿論、⒝近くにある他のプレーヤーの作った穴や 足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである。レー キがバンカーの近くのそれほど遠くない所にあれば、砂ならし用 にレーキが使われるべきである。

ディボット跡やボールマーク、靴による損傷の修理

 プレーヤーは⒜自分たちの作ったディボット跡や、⒝球の衝撃 によってパッティンググリーン面にできたボールマーク(プレー ヤー自身の球によるものに限らない)を入念に直しておくべきで ある。靴によってパッティンググリーン面に作られた掻き傷など は、同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えた後で 直しておくべきである。

不必要なコース損傷の防止

 プレーヤーは、練習スイングでディボットを取ったり、クラブ ヘッドを地面に叩き付けて(怒ってであろうと他の理由であろう とを問わない)コースを傷つけたりすることのないようにするべ きである。

 プレーヤーは、バッグや旗竿を置くときに、パッティンググリー ある。

◎プレーのペース

前を空けずに適切なペースでプレー

 プレーヤーは適切なペースでプレーすべきである。委員会はす べてのプレーヤーが従わなければならないプレーのペースのガイ ドラインを制定することができる。

 前の組に遅れないようについて行くことはその組全体の責任で ある。もし前の組との間隔が完全に1ホール空き、後続の組をも待 たせているときは、後続の組が何人組であろうと、その組に先に プレーして行くように声を掛けるべきである。

 前の組との間隔が完全に1ホールは空いていないが、後続の組の 方が早くプレーできることが明らかな場合はその早い組に先にプ レーして行くように声を掛けるべきである。

プレーの準備

 プレーヤーは自分たちのプレーする順番になったらすぐにもプ レーできるようにしておくべきである。また、パッティンググリー ン上やその近くからプレーするときは、プレーヤーはそのパッ ティンググリーンから次のティーへ移るときに早く行ける手近な 所にキャディーバッグやカートを置いておくようにするべきであ る。そして、そのホールのプレーが終わり次第、プレーヤーはす ぐにパッティンググリーンを離れるべきである。

紛失球

 球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない、または アウトオブバウンズであるかもしれないと思った場合には、プ レーヤーは、時間節約のため、暫定球をプレーするべきである。

 球探しをしている組は、探している球がすぐには見つかりそう にないと思ったら、後続の組にプレーを続けて先に行くようすぐ に合図するべきである(球を5分間探した上、その後でプレース ルーの合図を出すようなことのないように)。後続の組を先に行か

(19)

32 エチケット 33 ン面を傷つけないように心掛けるべきである。

 ホールを傷つけないようにするためにも、プレーヤーやキャ ディーはあまりホールの近くに立ってはならないし、旗竿を抜い たり立てたりするときや球をホールから取り出すときは、特に ホールに注意しながら行うべきである。また、球をホールから取 り出すのにクラブのヘッドを使ったりしてはならない。

 プレーヤーはパッティンググリーン上にいるときは(特にホー ルから球を取り出すときは)パターに寄りかかったりなどしては ならない。

 旗竿は、その組のプレーヤーがパッティンググリーンを離れる 前に、ホールの中に正しく戻しておくべきである。

 ゴルフカートの走行についての注意事項は厳格に守るようにす るべきである。

◎むすび、違反の罰

 プレーヤーがみなこの章のガイドラインに従ってくれれば、す べての人にとってゴルフはもっと楽しいものになるだろう。プ レーヤーがラウンド中(またはある期間にわたって)このガイド ラインを無視して絶えず他のプレーヤーの迷惑になるようなこと をした場合、そのようなプレーヤーに対し委員会が懲戒といった 意味で然るべき措置、例えば一定期間コース内でのプレー禁止と か、いくつかの競技への出場停止などの措置をとることを検討す ることを勧めたい。そのような措置は、このガイドラインに従っ てプレーすることを望む大多数のプレーヤーの利益を守るという 見地からしても、正当なものとして認められると思われる。

 エチケットの重大な違反となる場合、委員会は規則33-7に基づ いてそのプレーヤーを競技失格とすることもあり得るだろう。

(20)

34 用語の定義 用語の定義 35

⒜球を紛失した場合

⒝球がアウトオブバウンズであった場合

⒞球が拾い上げられた場合

⒟球の取り替えが許されているかどうかにかかわらず、別の球に 取り替えられた場合。この場合には、取り替えられた球がインプ レーの球となる。

 マークされているが、拾い上げられていないインプレーの球は インプレーのままである。マークされて、拾い上げられ、そして リプレースされた球は、ボールマーカーが取り除かれたかどうか にかかわらず、インプレーに戻る。

 あるホールのスタートの時に、ティーインググラウンドの区域 外から球がプレーされた場合(または、ティーインググラウンド の区域外からプレーしたことの誤りを訂正しようとしていて再度 ティーインググラウンドの区域外から球がプレーされた場合)に は、その球はインプレーではなく規則11-4または規則11-5が適用 となる。それ以外の時は、インプレーの球には、プレーヤーが次 のストロークをティーインググラウンドからプレーすることを選 択した場合(またはそうすることを要する場合)にティーイング グラウンドの区域外からプレーした球を含む。

マッチプレーでの例外:インプレーの球には、あるホールのスター トの時に、プレーヤーがティーインググラウンドの区域外から球 をプレーしたものの、相手が規則11-4aに従ってそのストロークを 取り消すよう要求しなかった場合、ティーインググラウンドの区 域外からプレーされた球を含む。

8. ベストボール(Best Ball)  「マッチプレーの形式」(定義20)参照

9. バンカー(Bunker

 「バンカー」はハザードのひとつで、地面から芝や土を取り払い、

代わりに砂などを入れて作られた区域をいい、凹みになっている 場合が多い。

2章 用語の定義

 用語の定義をここではアルファベット順に並べて載せている。

規則条文中では、この「用語の定義」に載っている語はゴシック 体となっている。

1. 異常なグラウンド状態(Abnormal Ground Conditions

 「異常なグラウンド状態」とは⒜カジュアルウォーターや⒝修理 地、⒞穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出 したり掻き出した土・通り道をいう。

2. 球にアドレス(Addressing the Ball

 プレーヤーはスタンスをとっていたかどうかにかかわらず、球 の直前、または直後の地面にクラブを置いた時にそのプレーヤー は「球にアドレス」したことになる。

3. アドバイス(Advice

 「アドバイス」とは、プレーヤーの⒜プレー上の決断や、⒝クラ ブの選択、⒞ストロークの方法に影響を与えるような助言や示唆 をいう。

 規則や、距離、周知のこと(例えばハザードの位置や、パッティ ンググリーン上の旗竿の位置など)についての情報は、アドバイ スではない。

4. 動いたとみなされる球(Ball Deemed to Move

 「球が動く、球が動かされる」(定義35)参照

5. ホールに入った球(Ball Holed

 「ホールに入る」(定義27)参照

6. 球の紛失(Ball Lost

 「紛失球」(定義33)参照

7. インプレーの球(Ball in Play

 球はプレーヤーがティーインググラウンドでストロークを行っ た時にすぐに「インプレー」の球となり、その球はホールに入れ られるまでインプレーの状態を続ける。ただし、次の場合を除く。

(21)

36 用語の定義 用語の定義 37 える一時的な水溜りをいう。

 雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択でカジュアル ウォーターかルースインペディメントとして扱うことができる。

 人造の氷は障害物である。

 露と霜はカジュアルウォーターではない。

 球がカジュアルウォーター内にあるか一部でもカジュアル ウォーターに触れているときは、その球はカジュアルウォーター の中にある球である。

13. 委員会(Committee

 「委員会」とは競技を管理する委員会をいい、競技に関する問題 でない場合にはコースを管理する委員会をいう。

14. 競技者(Competitor

 「競技者」とはストローク競技のプレーヤーをいい、「同伴競技 者」とは競技者が一緒にプレーする人をいう。どちらも互いのパー トナーではない。

 フォアサムとフォアボールのストロークプレー競技では、文意 上許されれば、「競技者」や「同伴競技者」という語の中にそのパー トナーを含む。

15. コース(Course

 「コース」とは委員会が定めた境界の内側全域をいう(規則33-2 参照)。

16. 携帯品(Equipment

 「携帯品」とはプレーヤー、あるいはプレーヤーのキャディーが 使用している、身に着けている、持っている、あるいは運んでい るすべてのものをいう。ただし、次のものを除く。

⒜プレー中のホールでプレーしている球

⒝球の位置や球をドロップする場所の範囲をマークするために使 用中のコインやティーなど小さな物

 携帯品には、(動力付きであるかどうかにかかわらず)ゴルフ カートを含む。

 積み芝の面(草で被われているか土であるかどうかにかかわら ず)も含め、バンカーとの境となっている、またはバンカー内の 草で被われている場所は、バンカーの一部ではない。一方、草に 被われていないバンカーの壁やへりは、バンカーの一部である。

 バンカーの限界は垂直に下方に及ぶが上方には及ばない。球が バンカー内にあるか一部でもバンカーに触れているときは、その 球はバンカー内にある球である。

10. 穴掘り動物(Burrowing Animal

 「穴掘り動物」とは自分の住みかや隠れ場用に穴を作る動物(ミ ミズ、虫類その他類似のものを除く)、例えば兎やもぐら・もぐら ねずみ・地りす・さんしょううおなどをいう。

注:穴掘り動物ではない動物、例えば犬によって作られた穴は、

修理地としての標示、あるいは宣言がされていなければ、異常な グラウンド状態ではない。

11. キャディー(Caddie

 「キャディー」とは規則にしたがってプレーヤーを助ける人をい い、「助ける」にはプレー中にプレーヤーのクラブを運んだりクラ ブを扱ったりすることを含む。

 1人のキャディーが複数のプレーヤーによって雇われている場 合、そのキャディーを共用しているプレーヤーの球(またはその プレーヤーのパートナーの球)が関連しているときは常にそのプ レーヤーのキャディーとみなされ、そのキャディーの持ち運んで いる携帯品はすべてそのプレーヤーの携帯品とみなされる。ただ し、そのキャディーがそのキャディーを共用している他のプレー ヤー(または他のプレーヤーのパートナー)の特定の指示にした がって行動していたときは、例外として、指示を与えたプレーヤー のキャディーとして扱われる。

12. カジュアルウォーター(Casual Water

 「カジュアルウォーター」とはウォーターハザード以外のコース 上で、プレーヤーがスタンスをとる前やスタンスをとった後に見

(22)

38 用語の定義 用語の定義 39 に、プレーの行われている間、委員会によって配置された人であっ て、フォアキャディーは局外者である。

20. マッチプレーの形式(Forms of Match Play

シングル:1人のプレーヤーが、他の1人のプレーヤーと競うマッ チをいう。

スリーサム:1人のプレーヤーが、他の2人のプレーヤーと競うマッ チをいう。両サイドともそれぞれ1つの球をプレーする。

フォアサム:2人のプレーヤーが、他の2人のプレーヤーと競うマッ チをいう。両サイドともそれぞれ1つの球をプレーする。

スリーボール:3人のプレーヤーが、それぞれ自分の球をプレーし、

互いにマッチをプレーする。各プレーヤーは2つの別のマッチを同 時に行うことになる。

ベストボール:1人のプレーヤーが、他の2人のプレーヤーの良い 方のスコアに対して、または他の3人のプレーヤーの最も良いスコ アに対して、競うマッチをいう。

フォアボール:2人のプレーヤーのうちの良い方のスコアに対し て、他の2人のプレーヤーのうちの良い方のスコアで競うマッチを いう。

21. ストロークプレーの形式(Forms of Stroke Play

個人競技:各競技者が個々にプレーする競技をいう。

フォアサム:2人の競技者がパートナーとして1つの球をプレーす る競技をいう。

フォアボール:2人の競技者がパートナーとしてそれぞれ自分の球 をプレーする。パートナーのうちの少ないスコアがそのホールの スコアとなる。パートナーのうちの1人がホールを終了しなくても 罰はない。

注:ボギー、パー競技およびステーブルフォード競技については 規則32-1参照。

22. フォアボール(Four-Ball

 「マッチプレーの形式」(定義20)および「ストロークプレーの 注1:プレー中のホールでプレーされている球であっても、拾い

上げられていてまだインプレーに戻されていないときは、その球 は携帯品である。

注2:レーキのようなコース保護のためにコース上に置かれているも ので、持たれていたり、運ばれているものは携帯品に含まれる。

注3:携帯品が複数のプレーヤーによって共有されている場合、

共有された携帯品は、それを共有しているプレーヤーのうちの一 人だけの携帯品とみなされる。

 共有されているゴルフカートがそれを共有しているプレーヤー

(またはパートナーか、どちらかのキャディー)の一人によって動 かされているときは、そのカートとそれに載っているすべてのも のはそのプレーヤーの携帯品とみなされる。それ以外の場合、そ のカートとそれに載っているすべてのものは、カートを共有して いるプレーヤーのうち、球(またはパートナーの球)が関連して いるプレーヤーの携帯品とみなされる。

 その他の共有されている携帯品は最後に使用した、身に付けた、

持った、あるいは運んだプレーヤーの携帯品とみなされる。その 携帯品は他のプレーヤー(またはパートナーかどちらかのキャ ディー)によって使用される、身に着けられる、持たれる、ある いは運ばれるまではそのプレーヤーの携帯品のままである。

17. 同伴競技者(Fellow-Competitor

 「競技者」(定義14)参照

18. 旗竿(Flagstick

 「旗竿」とは、ホールの位置を示すためにホールの中心に立てら れた動かせる垂直の標識をいい、旗などがそれに取り付けられて いるかどうかは問わない。旗竿の断面は円形でなければならない。

なお、球の動きに不当に影響を与える可能性のある詰め物や衝撃 吸収素材の使用は禁止される。

19. フォアキャディー(Forecaddie

 「フォアキャディー」とは球の位置をプレーヤーたちに示すため

参照

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