Excel のセルには様々な書式を設定することができます。
「セルの書式設定」とは、セルに入力されたデータの表示形式を変更したり、セル内の文字の配 置、フォントの種類やサイズ、罫線や塗りつぶしなどの設定を確認、変更できるツールです。
また、Excel でデータの入力に使う最も小さな単位が「セル」であり、入力データは数値や、日付、
文字列など様々で、それぞれに適した書式を設定したり表示形式を切り替えたりすることができ ます。
◆◆表作成の基本書式を設定しよう◆◆
データ入力後、対象のセル範囲に書式を設定し表を完成させます。
➊Excel を起動します
➋下図の表を参考にデータを入力しましょう(売上金額は数式を挿入して計算します)
❸タイトル部分の文字を強調します
(1) 「セル A1」を選択⇒「ホーム」タブの「フォントサイズ」の「▼」をクリック⇒「14」をクリック、
続いて「太字」クリックします。
※この数字の単位は「ポイント」(約 0.35mm)です
※「フォント」グループ⇒「フォントの拡大・縮小」でも 変更可能(1回クリックするごとに2ポイント増減 します)
※フォントサイズのボックス内に設定したいサイズ の数字を直接入力しても OK です。(この方法だと メニューの中に表示されないサイズも指定できま す。)
※「スタイル(フォントスタイル)」として、
「太字」や「斜体」などが設定できます。
(これらが設定されていない状態は
「標準」になっています)
※これらの設定を解除したい場合は、も う一度このボタンをクリックして「オフ」
にします。
又、「下線」は通常の
下線のほか、「▼」から「下二重線」を 設定することもできます。
※ある一定の規則を持ったデザインで統一された、文字のひと揃い(数字、英文字、ひらが な、カタカナ、漢字、記号のセット)を「フォント(fonts)」といいます。
※日本語のフォントには「ゴシック体」と「明朝体」という2つの代表的な系統があります。
● ゴシック体: 文字の線の太さがおおむね一定しています
● 明 朝 体 : 筆で書いたような「止め」や「跳ね」があり 横線が細いなど、線の太さも変化があります
➍データに応じたフォントを選択します
表の範囲の1行目は見出しになっていますので、その下の行とは書式を変えて目立たせる
(1)「セル A3~D3」を選択⇒「ホーム」タブの「フォント」の「▼」をクリック⇒「HGP 創英プレゼンス EB」をクリック
(2)選択状態を維持し、「ホーム」タブの「配置」グ ループの「中央揃え」をクリック、続いて「フォン ト」グループの「塗りつぶしの色」の▼から「青、
アクセント 1、白+基本色 80%」をクリックします
※この「塗りつぶしの色」では、「▼」をク リックして項目を選ぶと、選んだ色が ボタンのアイコン部分に表示されます。
別のセル(範囲)に同じ色を設定した い場合は、アイコン部分のクリックだけ
で設定できます。(別の色を設定する時は「▼」をクリックして色を選びます)
※アイコン部分の表示は、「塗りつぶしの色」から別の色を設定するとその色に変わり、また Excel を一度終了して起動し直すと初期状態に戻ります。(初期設定の色は「黄色」です)
(3)数値のフォントも変えてみよう
欧文用フォントを使って数値のフォントを変更してみましょう
「セル B4~D8」を選択⇒「ホーム」タブの「フォント」の「▼」をクリック⇒「Goudy Old Style」を 選択します
※ここまでの操作は「ホーム」タブの「フォ ント」グループのボタンなどを使用しまし たが、フォント関連の書式をまとめて設 定したい場合は、「ホーム」タブの「フォ ント」グループのダイアログボックス起 動ツールをクリックし、表示される「セル の書式設定」ダイアログボックスの「フォ ント」タブを利用することもできます。
この画面には、「ホーム」タブには表示 されない「取り消し線」「上付き」「下付き」
といった文字飾りも設定可能です。
また、選択できる下線の種類も「下線
(会計)」と「二重下線(会計)」が増えて います。
➎表に罫線を表示しよう
(1)「セル A3~D8」を選択⇒「ホーム」タブ「フォ ント」グループの「罫線」⇒「格子」をクリッ クすると一般的な実線の表にすることが できます。が、今回は少し凝った罫線を 引いてみましょう。この設定を「元に戻す」
ボタンで元に戻します。(選択状態に戻り ます)
(2)「罫線」の「▼」から「その他の罫線」をクリック します。
(3)「セルの書式設定」ダイアログボックスの「罫 線」タブが表示されます
③
②
①
①標準の太さの実線を確認
②「色」の「▼」⇒「青、アクセント 1」
③「罫線」のプレビュー枠で内側の 横線をクリックします。
④さらに、「線」の「スタイル」で中 太線を選択します。
⑤上辺と下辺をクリックして「OK」
ボタンをクリックします。
◆◆表の表示形式を設定しよう◆◆
セルにデータを入力すると、基本的にはデータが文字列なら左揃え、数値なら右揃え(日付け や時刻のデータも数値の一種)で表示されます。これらは初期状態で設定されているためで、
セルの「配置」や「表示形式」を設定することで変更できます。
➊セルの結合でレイアウトを調整する
「セル A1」に入力されている「メニュー別売上記録」のタイトルを表全体の左右中央に配置
(1)「セル A1~D1」を選択⇒「ホーム」タ ブの「配置」グループ⇒「セルを結合 して中央揃え」をクリックします。
※結合前のセル範囲で1つのセルだけ にデータが入力されている場合、その データがそのまま結合セルのデータに なります。
※選択範囲の複数のセルにデータが入力されている場合は、確認のメッセージが表示され、
最も左上のセルのデータが結合セルのデータになります。
①
②
③
⑤
④
通常とは少し違った表が 作成されました
(2)複数行×複数列の長方形のセル範囲を選択⇒「ホーム」タブの「配置」グループ⇒「セルを 結合して中央揃え」の「▼」をクリック⇒「セルの結合」をクリック⇒選択範囲のすべてのセル が1つになります。
(3)複数行×複数列の長方形のセル範囲を選択⇒「ホーム」タブの「配置」グループ⇒「セルを 結合して中央揃え」の「▼」をクリック⇒「横方向に結合」をクリックすると、選択範囲内の各 行がそれぞれ結合されます。
➋自動的に設定される表示形式
Excel の日付や時刻の実態は、「シリアル値」と呼ばれる数値データの一種です。
セルの「表示形式」を「標準」にすると数値として表示されますが、「日付」や「時刻」の表示形 式が設定された状態では、日付や時刻のデータとして扱われます。
●①「セル C2」をアクティブセルにします。
(「ホーム」タブ⇒「数値」グループ⇒「表 示形式」が「標準」と表示)
②「2018/2/4」と入力し「Enter」キーを押す
⇒「表示形式」が「日付」
と表示されます。
●入力済みの日付を、和暦に変更します。
①「セル C3」をアクティブセルにします。
②「ホーム」タブの「数値」グループの右下ボタ ン(ダイアログボックス起動ツール)をクリッ クすると、「セルの書式設定」ダイアログボッ クスが表示されます。
③「表示形式」タブの「分類」欄で「日付」、「種 類」欄で「*2001/3/14」の形式が選ばれてい ます。(これを確認します)
④「カレンダーの種類」を「▼」をクリックして、
「和暦」に変更し、「種類」欄で「平成 13 年 3 月 14 日」をクリックし「OK」をクリックします。
⑤「セル C3」の日付が「平成30年2月4日」と 表示されます。
●①「セル B3」をアクティブセルにし、「10:30」のような形式のデータを入力します。
②Excel はこれを「時:分」とみなして、セルにこの時刻の表示形式が自動設定されますが、
これは基本的な時刻の表示形式とは少し異なっているので、「表示形式」には「ユーザー 定義」と表示されます。
●①「メニュー別売上記録」の表を開きます。
②「セル B4~D8」を範囲選択⇒「ホーム」タブの「数値」グループ⇒「表示形式」の「▼」をク リックし、「数値」を選びます。(Excel 2016 では「数値の書式」)
時刻の標準の書式は「時:分:秒」なので、
数式バーに表示されるデータは秒まで 表示されています
③ 範 囲 選 択 の 数 値 の 右側に少し空きが出 来ます。
※ 小 数 点 以 下 の 値 が ある場合、小数点以 下は表示されません が、「数式バー」には 表示されます。
※これは、縦に並んだセルで、桁をそろえて表示 する為です。
④「セル C4~C8」(売上金額の列)を範囲選択⇒「ホーム」タブの「数値」グループ⇒「表示 形式」の「▼」をクリックし、「通貨」を選びます。
※各セルの数値の右側に「¥」の通貨記号が付き、3桁ごとに「,」(半角のカンマ)で区切っ て表示されます。
※「表示形式の設定でセルの表示を変更しても、数式バーに表示される実際のデータは変 化しません。
➌縦に並ぶ文字の横幅をそろえる
「メニュー名」の列で、縦方向に並んでいるセルの文字列がすべて同じ幅で表示されるように 設定します。
①「セル A4~A8」を範囲選択⇒「ホーム」タブの「配置」グループの右下(ダイアログボック ス起動ツール)をクリックし、「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示します。
②「配置」タブで、「文字の配置」の「横位置」で「均等割り付け(インデント)」をクリックし、
「インデント」に「1」を指定⇒「OK」をクリックします。
※この設定は、全角の文字 列データのみに有効です。
※この設定でいう「インデント」とは、セル幅の左右の端からの間隔のことで、両側をより広 く開けたい場合は、この数字を大きくします。(整数を選ぶ)
※ただし、この数字を大きくすると文字が収まらなくなり、自動的に改行されますのでセル の幅を広げる必要があります。
※その他にも「横位置」を「左詰め(インデント)」や「右詰め(インデント)」を使用した場合も それぞれセルの左端、右端からの間隔を、同様に「インデント」で指定することができる。
※Word での「インデント」とは、文章の行頭に空白を挿入し、先頭の文字を右にずらす「字 下げ」のことです。または挿入された空白(スペース)を指すこともあります。
※Word では、ページを囲むように設定した「余白」と「段落」との間に設定した空きスペース のことを「(段落の)左インデント」「右インデント」と呼んでいます。
※さらにワードには同じ段落内で、先頭の文字の位置よりも二行目以降の左端の位置を右 にずらす「ぶら下げインデント」という設定もあります。