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学生、教職員が一線に並んで交流できる「英語でビブリオバトル」 提案と実践報告

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Academic year: 2022

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(1)

「英語でビブリオバトル」

京都産業大学・近畿大学・立命館大学合同

大学生大会

実践報告

近藤 雪絵(立命館大学)[email protected] 大賀まゆみ(京都産業大学)[email protected] 山下美朋(近畿大学)[email protected]

2013年11月9日 JACET関西支部 秋季大会

1

(2)

ビブリオバトルとは?

「人を通して本を知る/本を通して人を知る」書評ゲーム[1]

o

谷口忠大准教授(立命館大学情報理工学部)の考案

競技人口推計:約5,200名(2012年)

o

全国の大学、高校、小中学校、図書館、企業等で開催

開催数

230

2011年

483 回

2012年

ビブリオバトル開催数(2013)普及委員会事務局調べ[2] 2

(3)

ビブリオバトルの公式ルール

[2]

1/3

面白いと思った本を持って集まる。

一人5分間で本を紹介する。

発表後に参加者全員でその発表に関する ディスカッションを2~3分行う。

発表終了後に「どの本が一番読みたくなった か?」を基準とした投票を行う。

『チャンプ本』を決定する。

1

2

3

4

5

発表の動画をオンライン上で公開する。

公開された動画を視聴する。

6 7 推奨

3

(4)

ビブリオバトルの公式ルール

[2]

2/3

クローズド・コミュニティ

クローズド・コミュニティ

クローズド・コミュニティでのビブリオバトル

コミュニティの中で各自の価値観が外在化さ れ、相互理解が深まる[6]

動画を公開することにより、

コミュニティを超えた出会い

コンテンツの蓄積

が可能となる。 4

(5)

ビブリオバトルの公式ルール(補足)

[2]

3/3

発表

各発表参加者が自分で読んで面白いと思った本を持ってきて集まる。

順番に一人5分でカウントダウンタイマーをまわしながら本を紹介する。

o 5分が過ぎた時点でタイムアップとし発表を終了する。

o 原則レジュメやプレゼン資料の配布等はせず、できるだけライブ感をもって発表する。

o 発表者は必ず5分間を使い切る。

ディスカッション

紹介された本について2~3分のディスカッションを行う。

o 発表内容の揚げ足をとったり、批判をするようなことはせず,発表内容でわからなかった点の追加説 明や、どの本を一番読みたくなったか?」の判断を後でするための材料をきく。

o 全参加者がその場が楽しい場となるように配慮する。

チャンプ本の決定

全発表参加者に紹介された本の中で「どの本を一番読みたくなったか?」を基準に参 加者全員で投票を行い最多票を集めたものを チャンプ本 として決定する。

o 紳士協定として、自分の紹介した本には投票せず、紹介者も他の発表者の本に投票する。

o チャンプ本は参加者全員の民主的な投票で決定され、教員や司会者、審査員といった少数権 力者により決定されてはならない。

5

(6)

学生にとってのビブリオバトル

「言葉の力」再生プロジェクトによる広がり[3]

o

東京都では高校でのビブリオバトル実施が推奨された。

ビブリオバトル首都決戦 [4]

o 2012年10月21日実施

参加大学数:92大学*

予選参加者数:524名

o 2013年11月24日実施予定

現在、地区決戦開催中

o 11月17日に京都・滋賀ブロック地区予選開催予定

(会場:フェリエ南草津5階 市民交流プラザ)

---

*参加者の所属大学を、参加大学数としてカウント。

2012年首都決戦の様子

Retrieved from FNN News October 22, 2012

6

(7)

英語でビブリオバトルの実施状況

超交流会

*[5]

2011年

• 発表者:研究者等(日本人3名、留学生1名)

京都・滋賀で10回の開催

2013年

• 発表者:

パターンA:学生中心 4回実施 パターンB:教員中心 2回実施

パターンC:混合(学生+教職員+一般社会人)4回実施

---

*京都大学大学院情報学研究科の同窓会 7

(8)

京都産業大学・近畿大学・立命館大学合同 英語でビブリオバトル 1/2

日時 :2013年8月29日

参加者 :13名

バトラー(発表者) :8名(学生)

オーディエンス :5名(学生1名、教員4名)

• Facebookイベントページ

• https://www.facebook.com/events/223439737806013

• YouTubeチャンネル(発表動画のまとめ)

• http://www.youtube.com/playlist?list=PLDM7XChcNkb CZyw5H3UbPC0QnKkqmdMl2

8

(9)

京都産業大学・近畿大学・立命館大学共同 英語でビブリオバトル 2/2(バトラー)

発表者 学年 学部 英語力(自己申告) 紹介本(言語・ジャンル)

A 1 外国語 ◯◯◯ △△△△△

B 1 経営 ◯◯◯ △△△△△

C 1 経営 ◯◯◯ △△△△△

D 1 経営 ◯◯◯ △△△△△

E 1 経営 ◯◯◯ △△△△△

F 3 経済 ◯◯◯ △△△△△

G 4 生命

科学 ◯◯◯ △△△△△

H 4 国際

関係 △△△△△

9

(10)

アンケート概要

回収時期 :10月中旬

回収数 :7

質問内容

o

なぜ参加したのか?

o

何をどのくらい準備したのか?

o

何を得たのか?

o

必須英語授業導入について

10

(11)

アンケート結果 1/4

「なぜ参加したのか?」

先生に声をかけてもらい興味をもった(3)

英語力アップのため(2)

英語で自分の思いを伝えたかった(1)

他大学、違う領域の人と出会い、自己成長につなげる

(1)

前回のリベンジ(1)

11

(12)

アンケート結果 2/4

「何をどのくらい準備したか?」

本の選定 (6)

新たに本を読んだ(3)

原稿作り (6)

o “原稿を日本語と英語で作成”

(日7,8h/英4,5h 日3h/英1h)

o “原稿作りに3時間”

o “原稿作りに2日”

12

(13)

アンケート結果 2/4

「何をどのくらい準備したか?」

発表の練習(5)

o “1週間ほど話す練習”

o “読む練習1.5h”

o

音読して時間を計測

質疑応答の練習(1)

特に準備はしていない(1)

13

(14)

アンケート結果 3/4

「何を得たのか?」

限られた時間で情報を伝える難しさ(2)

英語力、表現力不足の自覚(2)

14

(15)

アンケート結果 3/4

「何を得たのか?」

人との出会い、アドバイス(1)

領域の狭さ、知識のなさ (1)

簡単な英語の方が伝わりやすい (1)

人前で発表する勇気(1)

質疑応答の答え方(1)

15

(16)

アンケート結果 4/4

「必須英語導入について」

賛成(6)

o

英語のアウトプットの良い機会 (3)

o

英語で何かを伝えることが大切 (1)

o

読書を促す(2)

o

プレゼンの練習・就活対策になる (1)

o

自分の言葉で意見を述べれるようになる (1)

反対(1)

o

意識の高い学生がやるから意味がある

3, 4回生

1回生

2回目

初参加

次回も参加したい

(全員)

16

(17)

参加者のスピーチ 1/6

「英語でビブリオバトル」参加者の1回目と2回目の比較

• X君の例:TOEIC

◯◯◯点、英検◯級

1回目(2013年3月8日)

「◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 」□ □ □ □ (△ △ △ ) 2回目(2013年8月29日)

「 ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ 」 □ □ □ □ ( △ △ △ )

参加動機

“前回参加したとき、うまくできなかったのでリベンジを兼ねて参加した”

“人前で発表する機会が少ないので、いい練習になる”

“就活対策、社会人になった時に役立つ”

17

(18)

参加者のスピーチ 2/6

「英語でビブリオバトル」参加者の1回目と2回目の比較

スピーチの評価項目

1)言語(Language Skill):

文法、語彙、発音、流暢性 2)内容(Contents):

内容の興味深さ、制限時間内での構成 3)態度・印象(Delivery):

声量、目線、身振り、全体的な印象

審査基準参考:全国高等学校英語スピーチコンテスト,ブリガム・ヤング大学ハワイ校全国高校生 英語スピーチコンテスト, 獨協大学全国高生英語スピーチコンテスト, IPC英語スピーチコンテスト, 全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト

18

(19)

参加者のスピーチ 3/6

1)言語: 使用語彙域(JACET8000)

1回目と2回目では大差はないが使用語彙85%が1K-3Kレベル →標準的な大学生の語彙知識で十分伝わる

76.65

5.29 1.32 1.32 0.44 6.61 8.37

71.43

6.08 5.17 0.91 0.3 0

16.11

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90

1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 Unknown

語彙分布(%)

1 2

19

(20)

参加者のスピーチ 4/6

1)言語:流暢性(Fluency)

1回目から2回目:顕著な伸び

227

329

12 41

0 50 100 150 200 250 300 350

1 2

5分間の総語数及び総文数の伸び

総語数 総文数

20

(21)

参加者のスピーチ 5/6

2)内容(構成)

1回目:内容の感想を述べるのみ、構成は特に

意識していない

I‘m very surprised, I’m impressed that~

2回目:聞き手への質問

Do you know? Do you know J… D…?

3点から良かった点を述べている

(2つ目までで時間終了→今後の課題)

I’m very interested in the contents. They are three good points in this book. First, …The second is….

1回目よりも2回目:制限時間内の構成を意識

21

(22)

参加者のスピーチ 6/6

3)態度・印象:目線、身振り、全体的な印象

1回目

o

目線:司会者を気にする、手元のノートや本を見る

o

身振り手振り:無駄な動き、頭を掻く

o

全体的な印象:自信のなさそうな印象

2回目

o

落着き、無駄な動きがない、聞き手を意識した会話

o

制限時間を有効に使う工夫が見られた

効果的な自己表現活動!!

22

(23)

まとめと課題

Let’s try and play Bibliobattle!

英語でビブリオバトルガイドブック配布中。

https://www.dropbox.com/s/gzug95n15mh7git/Bibliobattle_Eng_guide.pdf

英語でビブリオバトルFacebookページ

https://www.facebook.com/BibliobattleEnglish

• 気軽に参加可能。

• 全員が次回の参加を 希望。

大学生大会の アンケート

• スピーチの構成、態 度・印象が向上。

2回目参加者

のスピーチ

単発のイベントで はなく、繰り返し 行える仕組みを 作ることが課題。

23

(24)

References

1. 谷口忠大. (2013). ビブリオバトル:本を知り人を知る書評ゲーム. 東 京:文藝春秋.

2. 知的書評合戦ビブリオバトル公式ページ. Retrieved June 30, 2013, from http://www.bibliobattle.jp/

3. 「言葉の力」再生プロジェクト. Retrieved October 26, 2013, from http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/katsuji

4. ビブリオバトル首都決戦2012. Retrieved Jun 30, 2013, from https://sites.google.com/site/bibliobattlemetro12/

5. 超交流サイト. Retrieved June 30, 2013, from

http://www.johogaku.net/sn2011/program/bibfes2011en 6. 谷口忠大, 川上浩司, 片井修. ビブリオバトル:書評により媒介される社会

的相互作用場の設計. ヒューマンインタフェース学会誌, Vol.12 (4), pp.93-104 .(2010)

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参照

関連したドキュメント

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