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肝炎ウイルス新規受療患者の行動変容についての研究

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(1)

厚生労働科学研究費補助金(肝炎等克服政策研究事業)

令和2年度 分担研究報告書

肝炎ウイルス感染状況の把握及び肝炎ウイルス排除への方策に資する疫学研究

肝炎ウイルス新規受療患者の行動変容についての研究

研究協力者 池上 正 東京医科大学茨城医療センター 消化器内科 教授

研究要旨

(1) 入院前から患者に介入し、スムーズな入退院を支援するために用いられる「Patient Flow Management

(PFM)」システムに、入院前に行われる肝炎ウイルス検査結果を適確に患者と主治医に通知する仕組みを組 み込み、陽性者の専門医への受診に結び付くかどうかの検証を行った。(2) PFMシステムへの組み入れによ り、肝炎ウイルス陽性患者の未受診率が、41%から15%へ顕著に減少した。(3) 治療開始したHCV陽性者の 受診に至る経路のうち、「院内他科からの紹介(院内連携)」の割合は、肝疾患連携拠点病院(東京医科大学 茨城医療センター)で10%であったのに対し、県内市中基幹病院では約30%と多かった。(4) 同様のシステ ムを県内の病院に広く展開する事で、受療率の向上に結びつくと期待される。(5) 茨城県における肝炎治療 医療費助成金を受給されたHCV陽性者9、059名を、出生年齢別に集計した。(6) 受給者数は、昭和22年生 まれをピークに概ね昭和16〜37年生まれの間で200件を超えていた。(7) 昭和14〜28年生まれにおいて、

推定HCV陽性者数推定HCV陽性者数と受給件数が概ね一致していた。(8) 上記より若年層では、概ね、受給 件数が推定数を上回り、より高年齢層では、推定者数に対して受給件数が大きく下回った。(9) C型肝炎につ いては陽性率が高い50〜60歳代を中心に、院内・地域医療連携を活用しながら、治療に結び付ける取り組み が望まれる。

共同研究者 宮﨑 照雄

東京医科大学茨城医療センター共同研究センター 准教授

本多 彰

東京医科大学茨城医療センター共同研究センター 教授

A. 研究目的

検診等で自身の肝炎ウイルスへの感染を知ってい ながら、受診・受療していない陽性者に対する肝炎 ウイルス治療導入対策が課題となっている。

昨年の検討において、最近になってC型肝炎に対 する新規治療を開始した陽性者に対し、受療への行 動変容契機に関するアンケート調査を行った。患者 の感染認知時期別に見ると、最近になって自らの感

染を知った患者の多くは治療開始を専門医の説明を 聞いて決意しており、このことから陽性者を診断確 定後すぐに確実に治療できる医療者にリンクするこ とが重要であることが改めて明らかになった。一方 で、以前から自らの感染を知っているものに対して は、医療関係者や家族・友人などの他者からの勧め が行動変容の大きな要因である事が明らかとなっ た。

本研究では、医療機関入院時の検査で陽性が判明 した患者に対し、検査結果を速やかに且つ正確に伝 えて、専門医への受療に結び付ける事を目的に、入 院前から患者背景などについて把握し情報を共有す るし、入院患者のスムーズな入退院を支援する目的 で、近年多くの医療機関で取り入れられている

「Patient Flow Management (PFM)」システム に、肝炎ウイルス検査結果を的確に主治医及び患者 に伝達する仕組みを組み入れ、実際にアウトカムが 改善するかどうかを検証する事を目的とした。

(2)

また、近年、インターフェロンフリー治療が一気 に普及し、未治療者数の減少に貢献しているものと 推測されるが、地域のウイルス排除(elimination)

がどの程度進んでいるのかわかっていない。そこ で、肝炎ウイルス治療状況を評価するために、茨城 県におけるHCV陽性者数に対する肝炎治療費助成 金受給状況を評価し、茨城県内での肝炎治療普及と 助成金受給制度利用充足度の実態についても検証し た。

B. 研究方法

B1. PFMシステムへの肝炎ウイルス検査結果情報

提供の組み入れ

平成30年度の診療報酬加算の改定に伴い、手術 前医学管理料について、これに包括される肝炎ウイ ルス検査を行った場合は、結果が陰性であった場合 を含め検査結果について患者に適切な説明を行い、

文書により提供する事、という通知が追加された。

これを受けて東京医科大学茨城医療センターでは、

保険診療遵守の観点から、病院全体で取り組む安全 管理マターとして、ウイルス肝炎検査結果を適切に 伝える方法を、当院で採用しているPFMシステム に組み込むことにした(図1)。

この仕組みでは、手術前検査として肝炎ウイルス 検査がオーダーされた際に、検査結果を検査部が陰 性・陽性を把握する。結果が陰性の場合は、入院準 備センターのファイルに検査結果が挟み込まれ、患 者入院時に肝炎ウイルス結果(陰性)が病棟スタッ フから文書(図2)とともに患者に伝達される。図 2が実際に患者に配布される文書で、いずれかの項 目にチェックし、文面を渡しながら説明し患者にサ インをもらって保存している。

一方、検査結果が陽性の場合、検査部から、主 治医にフィードバックされると共に、院内の肝疾患

相談支援センター(肝疾患相談員)にも伝達され る。肝疾患相談員が主治医に働きかけ(連絡・助 言)を行う事で、患者入院時に患者、もしくは、患 者家族に対して検査結果の文書(図2)を渡して確 実に説明する仕組みを構築した。この際、未受診の 陽性者に対しては、受診勧奨を行う。本システムで は、肝疾患相談員の負担が大きくなるが、主治医へ の働きかけを行うスタッフを数名配置する事で、負 担の軽減を図った。

図1.Patient Flow Managementシステムへのウイルス肝炎検査結果情報提供の組み入れ

(3)

図2.肝炎ウイルス検査結果報告文書

B2. システム導入前後の肝炎治療受診状況の比較 東京医科大学茨城医療センターにおいて、2018 年4月から2019年3月までのPFMシステムへの肝 炎ウイルス検査結果情報提供の仕組み導入前と、

2019年4月から2019年8月までの導入後の間で、

肝炎ウイルス検査陽性患者の肝炎治療の受診率の変 化を比較した。

B3. HCV感染者の受診経路の評価

東京医科大学茨城医療センターにおいて、2019 年6月〜2020年6月までの約1年間にHCVに対す る治療を開始した患者の受診経路について、受診に 至った経路をまとめた。

さらに、茨城県内の市中基幹病院との比較を行う 為に、既報(荒木眞裕.専門医の直接介入によるC 型肝炎患者の院内拾い上げ.茨城県立病院医学雑 誌.37(1):17-20)におけるHCV治療を新規で受診 した患者の受診経路(2015〜2018年)のデータを 用いて、検討した。

B4. 茨城県におけるC型肝炎治療に対する治療費 助成数

平成21年度より開始された肝炎治療費助成事業 において、平成21年度〜令和元年度の期間に、

HCV陽性者を対象に受給した治療費助成件数(再治 療者の重複を除く)を、茨城県より提供されたデー タを、生年別、市町村別に解析した。

さらに、平成14〜18年度に老人保健事業に基づ いて、住民基本健診(一般住民健診)と併せて行わ

れた40〜70歳までの節目0,5歳を対象の肝炎節

目検診と同時期に行われた節目外検診、ならびに、

茨城県独自に平成19年度に茨城県衛生研究所にお いて行った肝炎検査、平成21〜30年に健康増進事 業にて行われた40歳節目検診において判明した HCV陽性者数を元に、国勢調査人口統計を用いて、

生年毎のHCV陽性者の推定数を算出した(平成24 年度当班会議報告書参照)。生年別人口は、平成

12、17、22、27年国勢調査を元に,肝炎検査実施

年に該当する人口を割り出した。

C. 結果

C1. PFMシステムへの肝炎ウイルス検査結果情報提

供組み入れ前後の肝炎治療受診状況の比較

東京医科大学茨城医療センターにおいて、PMFへ の肝炎ウイルス検査結果情報提供システムの導入前 後における肝炎ウイルス検査陽性患者の専門医受診 率の変化を、図3に記載した。 PFMシステムへの 導入前(2018年4月〜2019年3月)と導入後

(2019年4〜8月)の期間中、該当者は、それぞれ 1972人と816人であった。

システム導入前の未受診率は41%であったが、導

入後は15%まで減少した。一方、受診率は、導入

前は28%であったのに対し、導入後には47%に増

加した。フォロー中の割合は、導入前後で大きな変 化はなく(導入前20%、導入後19%)、終診率(他 院を受診)は、導入前は11%、導入後は19%であ った。

(4)

図3. Patient Flow Managementシステム導入前後の 患者受診率の変化

C2. HCV感染者の受診経路の評価

肝疾患連携拠点病院である東京医科大学茨城医療 センターにて、2019年6月〜2020年6月の間で HCVに対する治療を開始した患者は、50名(平均 年齢62.3歳)であった(図4)。その患者の受診経 路について、「他医療機関からの紹介」は78%で、

PFMシステムへの組み込みにより受療に結び付いた

「院内他科からの紹介(院内連携)」は10%であっ た。その他、「通院中」が8%、「救急」が4%であ った。

一方、茨城県内の市中基幹病院におけるHCV治 療の新規受診者数は、2015年25名、2016年73 名、2017年56名、2018年29名であった(図 5)。その内、「他医療機関からの紹介」は、それぞ れ、56%、65%、63%、55%であり、肝疾患連携 拠点病院(東京医科大学茨城医療センター)と比較 し、やや低かった。一方、「院内他科からの紹介

(院内連携)」が約30%であり、肝疾患連携拠点病 院よりも多い傾向があった。「本人希望で受診」

は、7〜17%であった。

C3.茨城県における市町村別HCV治療費助成金受

給件数

茨城県におけるHCV感染者に対する肝炎治療医 療費助成金の受給件数を、市町村別に示した(図

6)。平成21年〜令和元年度の期間、茨城県にて肝

炎治療費の助成を受けたHCV陽性者は、9、059名

(IFN治療2回目、IFN治療からIFN-free治療の再 治療、IFN-free再治療の重複を除く)であった。

地域別では、県南地域(14市町村)で2、732 名、県央地域(9市町村)で1、958名、県西地域

(10市町村)で2、090名、鹿行地域(5市町村)

で1、133名、県北地域(6市町村)で1、144名で

あった。各市町村における受給件数は,図6に示す とおりである。

図4.東京医科大学茨城医療センター(肝

疾患連携拠点病院)のHCV治療受療患者の 受診経路(2019年6月〜2020年6月)

図5. 市中基幹病院での新規HCV受療患者の 受診経路

(5)

図7に、肝炎治療費助成の受給件数を、大正14 年生まれから平成30年生まれまで、出生年別に示 した。受給者数は、昭和22年生まれ(令和2年時 点で73歳)が最も多く、403名であった。また、

昭和10年代〜40年代にかけて、全体的に助成件数

が多く、昭和10年生まれから昭和46年(令和2年

時点で49〜85歳)の年齢層で、概ね生年あたり

100件を上回り、特に、昭和16年から昭和37年

(58〜79歳)の間が顕著で、概ね生年あたり200 件以上であった。

また、茨城県内の出生年毎の肝炎治療費助成の受 給件数を地域別にみると、県南・県西地域では、昭 和20年出生を中心に受給件数がピークであった

(図8)。一方、県央・県北地域では受給件数のピー

クが昭和20〜30年出生の間に広くまたがり、鹿行

地域では、ピークが昭和30年代前半出生層にみら れ、県内地域の違いでHCV肝炎治療を受療した年 齢層に若干の違いがあった。

図6.茨城県自治体別のHCV治療助成金申請件数

図7.茨城県における生年別のHCV治療助成金受給件数

(6)

図9に、出生年別のHCV肝炎治療費受給件数に 加えて、推定HCV陽性者数を示した。昭和14〜28 年生まれの期間において、推定HCV陽性者数と受 給件数が概ね一致していた。より高齢層の昭和7年 生まれまでは、推定HCV陽性者数は高齢に従い増 加する一方、受給件数は減少していたため、推定

HCV陽性者数に対する受給件数は大きく下回った。

一方、昭和29年以降生まれの年齢層では、推定 HCV陽性者数を算出した節目・節目外検診の陽性者 数が多くなかった事から、推定数に出生年毎に変動 がみられるが、概ね、受給件数が推定数を上回って いた。

図8.茨城県地域別HCV治療

助成金受給件数の出生年比較

図9.出生年別のHCV肝炎治療者数と推定HCV陽性者数の分

(7)

D. 考察

本研究では、肝炎ウイルス感染陽性者の治療導入 対策として、医療機関に入院する際に行う検査の結 果を、入院患者に的確に伝え、陽性者を専門医への 受療に結び付けるために、もともと病院が運用して いた「PFMシステム」内に情報提供の仕組みを構築 し、効果についての検証を行った。

PFMシステムへの導入により、導入前と比較し て、HCV陽性者の未受診率が41%から15%へ顕著 に減少し、受診率向上に非常に高い効果をもたらし ている事が確認された。この高い効果は、院内の肝 疾患相談支援センターの肝疾患相談員(肝炎医療コ ーディネーター)の肝臓非専門医に対する連絡や助 言などのナッジが大きく貢献している。昨年のアン ケート調査の結果、感染を認識しながらも受診して いなかった患者に対して、家族や知人・かかりつけ 医の勧めが後押しになる事がわかったが、以前から 自身の感染を知っている患者に対しても、入院の機 会に再度感染を認識し、人的介入を促進させ、コー ディネーターを受診・受療のきっかけとするために もこの仕組みが有用であると思われた。

HCV陽性者が受診に至る経路について、肝疾患連 携拠点病院である東京医科大学茨城医療センターで は、他医療機関からの紹介が約8割であった。本デ ータは、2019年6月〜2020年6月の期間に集計し たもので、PFMシステム導入後の解析に用いた期間

(2019年8月まで)よりも後であったが、HCVに ついてこのシステム経由で受療まで結び付いたもの は1割にとどまった。

一方、茨城県内の市中基幹病院では、他医療機関 からの紹介は約5〜6割であるのに対し、院内他科 からの紹介が約3割と多かった。これは、肝疾患連 携拠点病院である東京医科大学茨城医療センターと 市中基幹病院との役割の違いや肝臓非専門医が抱え る患者数の違いによるものと推測される。今回構築 したPFMシステムへの肝炎ウイルス検査結果の情 報提供を組み込むことが肝臓非専門医からの紹介

(院内連携)を強化するものである事を踏まえる と、本システムを市中基幹病院をはじめ、県内の多 くの病院に展開する事により、より多くの未治療陽 性者を受療に結びつける事ができると期待される。

また、HCV陽性者の地域における排除

(elimination)の状況を把握するため、茨城県にお

ける肝炎治療医療費助成金受給状況を、年齢別(出 生年別)、地域別に集計し、肝炎治療普及と利用充 足度の実態を検証した。

肝炎治療医療費助成制度が開始された平成21年 度から令和元年度までの茨城県におけるHCV感染 者に対する治療費助成金受給件数は、治療重複を除 き、9,059名であった。地域別では、都心に近い県 南地域が最も多く、より都心から離れている県北地 域や沿岸部の鹿行地域では少なかった。肝炎節目検 診事業において、茨城県ではHCV陽性者数が北部 より南部の方が多い事が明らかとなっているため、

助成件数の地域差は、単純な陽性者数の違いに依る と推測されるが、肝炎治療についての啓発活動や医 療機関などにおける治療システムの地域差が影響し ている可能性も考えられる。

年齢別の治療費受給者数は、昭和22年生まれ

(令和2年時点で73歳)をピークに、昭和10年代

〜40年代(49〜85歳)が全体の大半を占め、特

に、昭和16〜37年生まれ(58〜79歳)の年齢層で

概ね200件を超えた。節目・節目外検診による陽性 者と人口統計数から割り出した推定HCV陽性者と の比較において、昭和14〜28年生まれの間では、

推定HCV陽性者数と受給件数が概ね一致してお り、この年齢層においては、陽性者に対する治療が 充足しているものと考えられる。また、より若い年 齢層においては、推定陽性者数に出生年毎でバラツ キがあるものの、概ね、推定陽性者数に対して受給 者数を満たしていた。陽性者の中には、医療費助成 制度を利用せずに治療している方がいる事もあり、

これらの年齢層においては、HCV陽性者の排除が進 んでいるものと考えられる。一方、昭和13年生ま れ以前の高年齢層においては、推定HCV陽性者数 が多いにもかかわらず、治療費受給件数が高齢にな るほど減少していた。この年齢層のHCV陽性者数 の推定は、平成14〜18年に行われた肝炎節目検診 事業の結果から算出しているため、算出時期から長 い期間が経過している現在では、死亡等によって実 際の陽性者数が少なくなっている可能性がある。し かしながら、この高年齢層にも一定数の未治療陽性 者がいる事は事実であろう。本検討において、高齢 者層を除く年齢層では、HCV陽性者の治療が進んで いると推測されるが、地域のHCV陽性者排除をよ り進める事が、肝がん撲滅に重要である。まずは、

(8)

医療機関へのアクセスが増える50-60歳代の患者を 見逃さず治療する事、次に若年齢の感染者を減少さ せていく事が、重要なステップになると考えられ る。

E. 結論

HCV陽性者を専門医への受療に結び付けるために

「PFMシステム」へ肝炎ウイルス検査結果情報提供 の仕組みを組み入れ、効果を検証した結果、システ ムの導入により入院する陽性者の肝炎受療率が顕著 に増加し、肝炎医療コーディネーター等による肝臓 非専門医への働きかけの貢献が大きい事が明らかと なった。本システムを多くの病院に展開する事で、

受療率向上に結びつく事が期待される。

また、茨城県内のHCV陽性者elimination状況を 把握するため、肝炎治療費助成金受給状況と推定 HCV陽性者数を年齢別に比較したところ、高齢者層 を除き、概ねeliminationが進んでいる事が明らか となった。今後は、陽性者が多い50〜60歳代を中 心に、院内・地域医療連携を活用しながら、治療に 結び付ける取り組みが望まれる。

F. 健康危険情報 特記すべきことなし G. 謝辞

アンケート調査にご協力頂いた回答者、ならび に、茨城県内専門医療機関の担当者に感謝申しあげ ます。

H. 研究発表 1. 著書

1. 池上正 .胆嚢結石症、総胆管結石症(内科).

今日の治療指針 私はこう治療している Today's therapy 2020.医学書院(持田智編).

567-568、 2019.

2. 論文発表

1. Yara S、 Ikegami T、 Miyazaki T、 Murakami M、

Iwamoto J、 Hirayama T、 Kohjima M、 Nakamuta M、 Honda A. Circulating bile acid profiles in Japanese patients with NASH. GastroHep. 1(6):

302-310、 2019

2. Toyoda H、 Atsukawa M、 Watanabe T、 Nakamuta M、 Uojima H、 Nozaki A、 Takaguchi K、 Fujioka S、 Iio E、 Shima T、 Akahane T、 Fukunishi S、

Asano T、 Michitaka K、 Tsuji K、 Abe H、 Mikami S、 Okubo H、 Okubo T、 Shimada N、 Ishikawa T、 Moriya A、 Tani J、 Morishita A、 Ogawa C、

Tachi Y、 Ikeda H、 Yamashita N、 Yasuda S、

Chuma M、 Tsutsui A、 Hiraoka A、 Ikegami T、

Genda T、 Tsubota A、 Masaki T、 Tanaka Y、

Iwakiri K、 Kumada T. Real-world experience of 12- week DAA regimen of glecaprevir and pibrentasvir in patients with chronic HCV infection. J Gastroenterol Hepatol. 35(5):855-861、 2020.

3. Honda A、 Miyazaki T、 Iwamoto J、 Hirayama T、

Morishita Y、 Ueda H、 Mizuno S、 Sugiyama F、

Takahashi S、 Ikegami T. Bile acid metabolism in a novel mouse model with humanized hydrophobic bile acid composition. J Lipid Res. 61(1):54-69、

2020.

4. Miyazaki T、 Sasaki S、 Toyoda A、 Wei FY、

Shirai M、 Morishita Y、 Ikegami T、 Tomizawa K、 Honda A. Impaired bile acid metabolism with defectives of mitochondrial tRNA taurine

modification and bile acid taurine conjugation in the taurine depleted cats. Sci Rep. 10:4915、

2020.

5. Takaoka Y, Miura K, Morimoto N, Ikegami T, Kakizaki S, Sato K, Ueno T, Naganuma A, Kosone T, Arai H, Hatanaka T, Tahara T, Tano S, Ohtake T, Murohisa T, Namikawa M, Asano T, Kamoshida T, Horiuchi K, Nihei T, Soeda A, Kurata H, Fujieda T, Ohtake T, Fukaya Y, Iijima M, Watanabe S, Isoda N, Yamamoto H; Liver Investigators in the Northern Kanto Study (LINKS) group.

Real-world efficacy and safety of 12-week

sofosbuvir/velpatasvir treatment for patients with decompensated liver cirrhosis caused by hepatitis C virus infection. Hepatol Res. 51(1):51-61, 2021 6. Sumida Y, Yoneda M, Toyoda H, Yasuda S, Tada T,

Hayashi H, Nishigaki Y, Suzuki Y, Naiki T, Morishita A, Tobita H, Sato S, Kawabe N, Fukunishi S, Ikegami T, Kessoku T, Ogawa Y, Honda Y, Nakahara T, Munekage K, Ochi T, Sawada K, Takahashi A, Arai T, Kogiso T, Kimoto S, Tomita K, Notsumata K, Nonaka M, Kawata K, Takami T, Kumada T, Tomita E, Okanoue T, Nakajima A, Japan Study Group Of Nafld Jsg-Nafld. Common Drug Pipelines for the Treatment of Diabeteic Nephropathy and Hepatopathy: Can We Kill Two Birds with One

(9)

Stone? (Review) Int J Mol Sci. 21(14): 4939, 2020 7. Iwamoto J, Murakami M, Monma T, Ueda H,

Tamamushi M, Konishi N, Yara SI, Hirayama T, Ikegami T, Honda A, Mizokami Y. Current states of prevention of drug-induced gastroduodenal ulcer in real clinical practice: a cross-sectional study. J Clin Biochem Nutr. 66(2): 158-162, 2020 3. 学会発表など

1. ○會田美恵子、石井明、鹿山道代、池上正 . PFMシステムを用いたウイルス肝炎の拾い上げ

〜肝炎医療コーディネーターの関わり〜.特別

企画2 メディカルスタッフセッション01、肝

炎コーディネーター・肝疾患連携メディカルス タッフの取り組み.第56回日本肝臓学会総会

(誌上発表).2020年5月21-2日.

2. 厚川正則、近藤千紗、安部宏、高口浩一、池上 正 、福西新弥、渡邊綱正、中馬誠、岩佐元 雄、谷丈二、大久保裕直、豊田秀徳、田中靖 人、岩切勝彦.トルバプタン投与中の肝性浮腫 患者における従来の利尿剤減量が予後に与える 影響.セッション13:肝硬変・慢性肝不全1.

LC/Chronic liver Failure 1.第56回日本肝臓学 会総会(誌上発表).2020年5月21日.

3. 宮﨑照雄、池上正 、本多彰.ヒト型胆汁酸マウ スを用いた胆汁酸のサルコペニア発症に及ぼす 影響の検討.ワークショップ2:肝臓を基軸と した臓器連関.第28回日本消化器関連学会週 間(神戸).2020年11月5日

4. ○池上正 .チームで目指すウイルス肝炎撲滅.

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5. ○上野敬史、森本直樹、柿崎暁、池上正 、飯島 誠、鴨志田敏郎、高岡良成、礒田憲夫.C型非 代償性肝硬変に対するソホスブビル/ベルパタ スビルの有効性と安全性-北関東肝疾患研究グ ループ多施設共同研究-.デジタルポスターセ ッション28:C型肝炎 治療1.第28回日本 消化器関連学会週間、第24回日本肝臓学会大 会(神戸).2020年11月6-7日.

6. ○高岡良成、森本直樹、三浦光一、礒田憲夫、

柿﨑暁、池上正 .C型非代償性肝硬変に対する ソフォスブビル/ベルパタスビル12週治療の有

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7. ○森山由貴、屋良昭一郎、中川俊一郎、玉虫 惇、上田元、門馬匡邦、小西直樹、平山剛、岩 本淳一、本多彰、池上正 .若手セッション2 B 型肝炎・C型肝炎.自然経過で急性増悪を起こ したC型慢性肝炎の1例.第43回日本肝臓学 会東部会(オンライン開催).2020年12月3- 17日.

I. 知的財産権の出願・登録状況 なし

(10)

図 3. Patient Flow Management システム導入前後の 患者受診率の変化  C2. HCV 感染者の受診経路の評価  肝疾患連携拠点病院である東京医科大学茨城医療 センターにて、2019 年 6 月〜2020 年 6 月の間で HCV に対する治療を開始した患者は、50 名(平均 年齢 62.3 歳)であった(図 4)。その患者の受診経 路について、「他医療機関からの紹介」は 78%で、 PFM システムへの組み込みにより受療に結び付いた 「院内他科からの紹介(院内連携)」は 10%で
図 7 に、肝炎治療費助成の受給件数を、大正 14 年生まれから平成 30 年生まれまで、出生年別に示 した。受給者数は、昭和 22 年生まれ(令和 2 年時 点で 73 歳)が最も多く、403 名であった。また、 昭和 10 年代〜40 年代にかけて、全体的に助成件数 が多く、昭和 10 年生まれから昭和 46 年(令和 2 年時点で49〜85歳)の年齢層で、概ね生年あたり100件を上回り、特に、昭和16年から昭和37年(58〜79歳)の間が顕著で、概ね生年あたり200件以上であった。 また、茨城県内の出
図 9 に、出生年別の HCV 肝炎治療費受給件数に 加えて、推定 HCV 陽性者数を示した。昭和 14〜28 年生まれの期間において、推定 HCV 陽性者数と受 給件数が概ね一致していた。より高齢層の昭和 7 年 生まれまでは、推定 HCV 陽性者数は高齢に従い増 加する一方、受給件数は減少していたため、推定 HCV 陽性者数に対する受給件数は大きく下回った。 一方、昭和29年以降生まれの年齢層では、推定HCV陽性者数を算出した節目・節目外検診の陽性者数が多くなかった事から、推定数に出生年毎に変動がみられ

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