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浦安市地域防災計画(震災編)基本方針

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Academic year: 2018

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浦安市地域防災計画(震災編)修正の背景

1)浦安市地域防災計画(震災編)改定の経緯

浦安市地域防災計画(震災編)は、災害対策基本法第 42 条に基づき、浦安市防災会議

より策定されているもので、現行の計画は、平成 18 年度に修正されたものである。

平成 23 年3月 11 日に発生した東日本大震災は、マグニチュード 9.0 の大地震で、巨

大津波と多くの犠牲者の発生、行政機能の喪失、東日本全土に及ぶ広域的な被害、原子

力発電所の事故、長期かつ広域的な避難など、これまでの想定を超える被害と影響を及

ぼした。

本市においては、死者は発生しなかったものの、市域の 86%にも及ぶ範囲で地盤の液

状化現象が発生し、8千棟を超える住宅、道路・ライフライン等の都市基盤の被害など

により、市民生活へ多大な影響を及ぼした。

災害対策の中枢を担う市役所においても、平成 17 年度より全庁をあげての地域防災対

策マニュアルの作成や防災事業の推進を図ってきたが、市役所の初動対応や対策手法に

多くの課題がみられた。

現行計画は、浦安市直下に平成7年に発生した阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)

と同規模の震源を想定したものであるが、これは、その後に国で検討がなされた「東京

湾北部地震」(M7.3)と震源や規模がほぼ同様となっている。しかし、内閣府が設置した

「南海トラフの巨大地震モデル検討会」では、「あらゆる可能性を考慮した最大クラスの

巨大な地震・津波」、「想定地震、津波に基づき必要となる施設設備が現実的に困難とな

る場合であっても、ためらうことなく想定地震・津波を設定する」の考えに基づき、M

9クラスの巨大な地震を想定して、平成 24 年3月 31 日に「南海トラフの巨大地震」の

震度等を公表した。

一方、首都直下地震対策検討ワーキンググループでは、このような考え方を受けて首

都直下地震について最新の科学的知見に基づいて被害想定を行い、平成 25 年 12 月 19

日に「首都直下地震の被害想定と対策について」を公表した。この公表においては、首

都直下のマグニチュード7クラスの地震と相模トラフ沿いのマグニチュード8クラスの

地震を前提としている。

本市においては、これら首都直下地震の基礎調査の基礎データ等を勘案し、地域防災

計画の前提とする。

2)国・県の見直し

国は、東日本大震災の教訓を踏まえ災害対策基本法の改正、防災基本計画の改定等を

実施し、千葉県においても千葉県地域防災計画の改定を実施している。

浦安市地域防災計画(震災編)においては、これら上位機関の動向をふまえた修正を

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(1)中央防災会議

東日本大震災により国の中央防災会議では地震・津波等に関する専門調査が実施さ

れ、防災基本計画の大幅見直し(平成 23 年 12 月、平成 24 年9月、平成 26 年1月)、

災害対策基本法の改正(平成 24 年6月、平成 25 年6月)が行われた。

この中で、防災計画においては、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震への

備えや、最近の災害等を踏まえた防災対策の見直しが求められている。

○防災基本計画

●平成 23 年 12 月の修正

1.「津波災害対策編」の新設

2.東日本大震災を踏まえた地震・津波対策の抜本的強化

① あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波想定の実施 ② 二つのレベルの津波想定とそれぞれの対策

③ 津波に強いまちづくり(5分で避難可能なまちづくり)

④ 国民への防災知識の普及(自主避難、津波教育、津波ハザードマップ) ⑤ 地震・津波に関する研究及び観測体制の充実

⑥ 津波警報等の伝達及び避難体制確保 ⑦ 地震の揺れによる被害の軽減策

3.最近の災害等を踏まえた防災対策の見直しの反映

●平成 24 年9月の修正

1.災害対策基本法の改正による修正、大規模広域災害への対策の強化 2.原子力災害対策の強化

●平成 26 年1月の修正

1.災害対策基本法の改正により修正 等

○災害対策基本法改正 ●平成 24 年6月

1.大規模広域な災害に対する即応力の強化

2.大規模広域な災害時における被災者対応の改善

3.教訓伝承、防災教育の強化や多様な主体の参画による地域の防災力の向上 4.その他

・国、地方公共団体の防災会議と災害対策本部の役割の見直し

●平成 25 年6月

1.基本理念の明確化 2.地区防災計画の位置づけ 3.指定緊急避難場所、指定避難所の指定 4.避難行動要支援者名簿の作成 5.被災者台帳の作成 6.安否情報等の提供 等

(2)千葉県地域防災計画の見直し

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○千葉県地域防災計画の修正概要

【3つの視点】

ア 東日本大震災の被害・対応・教訓を踏まえ、より実効性の高い計画への見直 し

イ あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を前提とした防災計画の 見直し

ウ 減災や多重防御の視点に重点を置き、ハード対策とソフト対策を組み合わせ た総合的な防災対策の推進

【見直しの重点項目】

ア 地域防災力の向上 イ 津波対策の強化・推進

ウ 液状化対策の推進 エ 支援物資の供給体制の見直し オ 災害時要援護者等の対策の推進 カ 帰宅困難者対策の推進

キ 庁内体制の強化 ク 放射性物質事故対策計画の見直し

3)計画の修正方針

東日本大震災で発生した被害に対応して、市では「浦安市液状化対策技術検討調査委員

会」による技術的検討、ふるさと復興市民会議の提言等の市民意見の集約、浦安市復興計

画の策定等がなされている。

一方で、国、県においても前記のとおり上位計画が見直され、新たな方針が示されてい

る。

これらを踏まえ、次の方針で地域防災計画(震災編)の見直しを行う。

(1)浦安市直下の最大クラスの地震想定

地震防災基礎調査により、現時点で本市に最も被害が及ぶことが想定される首都直

下地震の影響を踏まえて、最大クラスの地震に対応した計画とする。

(2)液状化に対する防災まちづくり

「浦安市復興計画」による液状化に強いまちづくりの対策や支援制度、「浦安市液状化

対策技術検討調査委員会」による液状化対策等を踏まえ、液状化対策を中心とした防

災まちづくりの視点を反映した計画とする。

(3)自助・共助・公助

現地域防災計画では、自助・共助については、理念としての表現や避難や食料物資

供給といった狭い範囲での活動を求めていた。しかし、大規模な災害が発生した際に、

被害の拡大を防ぐためには、公助だけでは限界があり、早期に実効性のある対策をと

ることが難しいため、「浦安市災害対策基本条例」に基づき、市民、事業者の「自助・

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(4)庁内体制の強化

東日本大震災での対応課題に加えて首都直下地震の想定を前提として、地域防災マ

ニュアル等の見直しを全庁的な体制で行い、行政としての機能強化を図る。

(5)津波対策の検討

現在までに発表されている津波予測からも最大津波高が護岸を越えることはなく、

津波による本市への被害の可能性は極めて低いものと推察され、それらを検証し市の

津波対策の方針を検討する。

(6)市民意見の反映

パブリックコメントのみならず、ふるさと復興市民会議の提言等の意見を集約、さ

らに、浦安市自治会自主防災組織連絡協議会(平成 24 年 11 月 10 日設立)からの意見

聴取などにより、市民の意見を反映させる。

(7)国、県の方針の反映

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4)検討の体制

浦安市の地域防災計画検討の特徴である庁内検討委員会を軸とした職員参加型の検討

方式により、地域防災対策マニュアル及び地域防災計画の修正を進める。

庁内検討委員会 浦安市防災会議

【委員長:総務部長、委員:各部次長】

○地域防災計画・地域防災対策マニュアル見直 し進捗状況の確認

【会長:市長】

・地域防災計画の作成(承認)

各部各課(検討部会)

【委員に指名された者】

○被害想定、検証資料等に基づき、対策を検討 し問題解決を図る。

○地域防災対策マニュアル、地域防災計画を見直す

事務局(防災課)

・地域防災計画見直修正案の作成 ・検討部会等への検討支援

・パブコメ、浦安市自治会自主防災組織連絡協 議会との意見交換会の実施

【関係機関・団体】 ・警察署

・医師会、歯科医師会、 薬剤師会

・社会福祉協議会等 ・ライフライン機関 ・交通機関

・浦安市自治会自主防災組 織連絡協議会

連絡 調整

検討指示・報告

検討体制のイメージ図

参照

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